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2012年11月17日(土) |  リンゴ品種あてクイズ~♪

あぐりっこの前に並んだリンゴの山!
「うわ~色んな種類がある~」

佐々木
「‘JAよいち’で栽培している
 リンゴの数々なんですが…これも一部です!」

カオイ
“アルプス乙女”というのが
 ちっちゃくてカワイイなと思いました」

ユウセイ
「リンゴはリンゴでも種類が違うから
 全て食べてみたいというか… 」

森崎
「わかるわかる!同じこと考えていたぞ!」
 

余市産のリンゴが味わえるのは
9月から翌年の3月。
リンゴは収穫時期や貯蔵期間が
品種によって違います。
スーパーに行ったらリンゴの品種に大注目!

佐々木
「リンゴの品種当てクイズ~~!」

ルールは簡単!A~Dのお皿には
それぞれ品種の違うリンゴを用意しました。
この中からさっき食べた『ふじ』を当てます。
このゲームは“男子”“女子”“リーダー”の
チーム戦!正解目指して頑張ろう!

それぞれ食べてみては
チームごとに味を確認するあぐりっこ達。

タカシ「(Aは)シャリシャリした!」
ユウセイ「(Cは)他と比べて少し甘い気がした」
ミナミ「(CはBより)汁が多かった

そして最後に食べたDのリンゴは…
あぐりっこ一斉に「酸っぱい!」

試食終了!
チームごとに話し合って答えを決めます。
真剣勝負!さて答えは一斉に指さし~!

佐々木「せ~のっ!」

男子・女子チーム共に
Bのリンゴを指差しました。
「うわ~同じになった!」

これを見てリーダーチームもBに決定。
さて答えは-

佐々木
「ふじは…『B』です」

あぐりっこ「イエ~イ!」

みごと全員正解!
ちなみにAはハックナイン。
北海道で生まれた品種。
きめ細かな果肉でさっぱり系の味!

Cはレッドゴールド。
酸味が少なく、やわらかな食感。
蜜が入る品種。

Dはジュースに加工するための品種で
とっても酸っぱい!!!
E-1(イーワン)でした。

森崎
「子どもたちの舌の感覚スゴイですね。
 言ってる事がビシビシ、その通りです。
 大人はボケるしかないなってくらい!」

リンゴは実るまでに4・5年かかり、
20年もの間、
木の管理をし続けなければいけません。
根の張り方や枝の伸ばし方などで
実るリンゴに影響が出やすいので
将来を見越した栽培術が
必要とされているんです。

 

やっと実ったリンゴ。
JAよいちでは大事に出荷しています。
選果場では一つ一つ、
光センサーで熟度や色のつき具合をチェックし
大きさごとに箱詰め。全国へ発送しています。

 


2012年11月17日(土) |  リンゴの皮むき体験!さあ集中だ!
こちらは『リンゴ処理加工場』。
少し形の悪いなどの規格外品は
ジュースに加工しています。
およそ20年前から製造販売している
リンゴジュースは全国的な人気商品。
余市町自慢の逸品なんです。

リンゴといえば「リンゴの皮むき」
男子女子のそれぞれを代表して
皮むき競争をすることに!
チャレンジするのは皮むき初体験の
タケシとミナミ。
河野くんと佐々木アナが丁寧に教えながら
よ~い スタート!

ところが-

初めての皮むき体験。
大人の力を借りてチャレンジしましたが
なかなかうまくいきません…
ここからはゲームを忘れて
最後までやり遂げる事に!

時間をかけて焦らずに…

数ミリずつでも
着実に切れていってるよ…

そして上手になっていくミナミ!

途中で投げ出さないで
集中してリンゴに向き合うタケシ。

あぐりっこからも
「すごい!うまい!うまい」

いつもはひょうきんなタケシですが
見てください、この真剣な表情!

最後はみんなが1つになって
タケシを応援!ついに皮むきゴール!

やったー!すごいぞ、あぐりっこ♪

甘い香りが漂うリンゴ畑に
あぐりっこ達の達成感が
いっぱい広がりました。

森崎「どうだった?」

タケシ「思ったより難しかった

森崎
「そうなんだよ、難しかったんだよ~」

ミナミ
「すごく難しくて何回も
 指が切れそうになった!

森崎
「初めの1歩だからね!
 みんなスゴク立派だと思います。
 ここから何回も何回も挑戦したら
 みんな上手にむけるようになるから、
 頑張ってね」

夕日を浴びて真っ赤に輝くリンゴ。
いつか美味しく食べてね…と
微笑んでいるようでした。


2012年11月17日(土) |  日本のリンゴは余市から始まった!

河野
「余市町のリンゴの歴史を勉強しよう~」

ここからはチームに分かれます。
男子チームは農村活性化センター館長の
新谷孝俊さんからリンゴの歴史を学ぼう!

新谷さん
「1875年(明治8年)、
 開拓使庁よりリンゴの苗木800本が
 配布されました。それで余市町の
 果樹作りが始まりました」

河野
「リンゴとか他のフルーツの苗木が
 余市町にきた!」

新谷さん
「それから4年後…
 リンゴが初めて実をつける!

その時実った品種は二つ。
なんと未だに町内で栽培されているんです。

河野
「余市町で初めてって事?」

新谷「いえ!日本で初めてです!

ユウセイ「ワーオ!」

河野「ワーオって言ったな!」

日本のリンゴの歴史は
余市町から始まったものだったのです。
意外な事実を学びました。

さて男子チームがお勉強している間
女子チームは手作りスイーツ作りに
チャレンジしていました。
詳しい内容はレシピコーナーをご覧くださいね

さてここからはリンゴ料理をご紹介!
JAよいちの女性部・宮野秀子部長に
フルーツ王国余市ならではの
料理を作っていただきました!

メニューはフルーツカレーにチーズ焼き!
詳しくはレシピコーナーをご覧くださいね。

 

さてリンゴ料理を食べてみて-

ユウセイ
「あの~チーズとあわさったりとか、
 工夫するのを見て…
 あの~なんか今ボク…ビックリンゴ!

大人チーム、
一斉にずっこけ!そして大爆笑!

河野
「チョット待って!チョット待って!
 ユウセイ行く時、今見てたんですけど
 タケシがトントンって肩叩いて
 『今いけるぞ』ってやってました!」

森崎「まじ!」

森崎
「もうそんなコンビになってんの?
 いいコンビだなあ~」

いっぱいリンゴ料理を食べて
大満足のあぐりっこ達。
佐々木「今日一日どうだった?」

ユウセイ「楽しかった」
タケシ「楽しすぎた!」
ミナミ「リンゴの色んな事を知れて良かった

森崎「良かったね!う~ん♪」

するとつかさず
タケシ
「リンゴのことがいっぱい
 知ることができたから良かった

おとな「う~ん♪」

ミナミ
「接ぎ木とかするなんて知らなかった♪」

おとな「う~ん♪」

タケシ「リンゴの料理も美味しかったし」

おとな「う~ん♪」

ミナミ
「そんな料理あるんだ!って思ったよね♪」

タケシ「うん!」

大人「…」

河野
なになに?コレ?
 2人の会話を聞かせたい?
 挟んでいくタイミング、
 わからない正直!
 」

森崎
「いやそんなに盛り上がるんなら
 僕達そっと帰ろうかなって思った

リンゴの美味しい魔法にかかったのかな?
とっても元気なあぐりっこと真っ赤で
かわいいリンゴ!

みなさんも余市の美味しいリンゴ食べてみてね!

こんにちは、週刊あぐりニュースです。
美味しいお祭りが目白押しです。

上川管内産の新米をPRするイベント、
上川新米感謝祭では、
な、な、なんと、先着1000名様に
新米ゆめぴりかを無料配布しちゃうんです!

場所は旭川市内 アッシュアトリウム。
11月23日金曜日11時から行われます。

さらに旭川市のシンボルキャラクター、
あさっぴーとミス北海道米による
「餅まき」もあるんです!(500個限定)

お餅もお米も無料なんて
ふとっぱらやな~♪注目のイベントですね!


《上川 新米感謝祭》
日時:11/23日(金)午前11時~午後1時 
場所:アッシュアトリウム 旭川市1条7丁目
□新米配布:11時~(先着1000名)
□餅まき :12時~(500個限定)
問い合わせ:
JA北海道中央会旭川支所(TEL 0166-25-2837) 

------------------------------------------
続いても美味しい収穫祭のお知らせです。

第31回めむろ収穫感謝祭が
11月23日金曜日に開催されます。
当日は今年の秋に収穫した
じゃがいもの詰め放題や
豚汁、未来めむろ牛の試食
じゃがバター・おしるこ・野菜の販売も
行われます。
なによりメインのイベントは大抽選会。
豪華な賞品が用意されているようです。
それではJAめむろから
視聴者のみなさんへのメッセージです!

実行委員会の皆さんのメッセージ
『みなさんこんにちは!
 このお祭りは農産物販売会や
 豚汁1000食、無料配布!
 めむろ特産馬鈴薯・マチルダ詰め放題!
 屋台・アトラクション・大抽選会と
 盛りだくさんの内容で開催いたします。
 11月23日、お待ちしておりま~す』

美味しそうですね~
お祭り、はしごしちゃいます?
以上、週刊あぐりニュースでした!

《第31回めむろ収穫感謝祭》
日時:11月23日(金)  
   午前9:40~午後2:30
場所:JAめむろ本部事務所 東側特設会場
   芽室町西4条南1丁目1-9
問合せ:
めむろ収穫感謝祭実行委員会事務局
TEL 0155-62-2313


2012年11月10日(土) |  ♯217 豊頃町の大型酪農を支えるアウトソーシング

さて今回のあぐり王国は
美味しい北海道のミルクを
ゴクゴク飲むところからスタート!

森崎
「あ~おいしい~!!」

ところが藤尾君のミルクの量が
リーダーの半分だったようで…

藤尾
「ボクの少なくないですか?
 量が少なくないですか?」

森崎「一応ボク2倍になりました」

藤尾「…?」

森崎「これには理由があるんですよ」

佐々木
「そうなんです!グラフをご覧下さい。
 過去10年間の出荷乳量と
 酪農家さんの戸数を推移グラフなんです」

森崎
「あれ…酪農家さんが減っているのに
 乳量はアップしている!」

藤尾「不思議」

森崎
「酪農家さん辺りの乳量が2倍になっている!」

藤尾「だからボク少なかったんだ」

佐々木
「どうして生乳量がアップしたのか
 その秘密を探りに行きましょう」

やって来たのは十勝管内にある
酪農と畑作が盛んな豊頃町。

生乳出荷量をアップさせる
新たな取り組みとは!?
今回は豊頃町の酪農システムに注目です!

まずあぐり一行がやって来たのは…
二宮金次郎の銅像の前??

佐々木「お二人はご存知ですか?」

藤尾
「薪を背負ってお仕事しながら勉強して
 “こんなふうになりなさい”って言われました」

佐々木
「二宮尊徳(たかのり)さん…
 そんとくさんとも言われていますけど、
 実はここ豊頃町は尊徳さんのお孫さんが
 切り開いた町でもあるんです」

森崎
「ゆかりの町なんだ~」

佐々木
「というコトで今回のあぐりっこと
 一緒に町のお勉強をしましょう」

小学5年生からはの
タクヤ君と初参加のチカルちゃん。
そして小学6年生からは
シンノスケ君とイツキちゃんです。

さてここでリーダーから質問。

森崎
「二宮金次郎ってどんな人かわかる?」

チカル「あんまり…知りません」

イツキ
「テレビとかで見たことあるだけで
 あんまり知りません」

森崎
「有名な人であって、その人のお孫さんが
 この町を開拓したのはビックリ!」

佐々木
「こちらがお孫さんの二宮尊親(たかちか)さん。
 畑も田んぼも何もなかった時に
 町の人と協力して切り開いていったんです」

二宮尊親さんは色んな教えを説いています。
その一部の教えの内容を児童や生徒に
分かりやすく伝えるためのものが
子ども報徳訓です。

藤尾
「人としての教えも、この町の人に広めた!」

森崎
「町の精神になっているわけですよね」

明治時代に入植が始まって以来、
二宮尊徳の「報徳の教え」を
代々受け継いでいるまち・豊頃町。
この町で酪農家の数が減っても
毎年、生乳出荷量が増え続けている
秘密を探るため
一行は二宮尊親が最初に開墾を始めたと言われる
二宮地区の生産者のもとへ向いました。

 


2012年11月10日(土) |  搾乳だけに特化するアウトソーシングとは?
お話を伺うのは軍司(グンジ)さん。
生乳出荷量を増やす取り組みを実践している
酪農家の一人です。

早速牛舎に案内してもらいました。

実はタクヤとチカルはこんなに近くで
牛さんを見るのは初めてです。

森崎
「どう?」

タクヤ
「すごい!迫力が!」

チカルは初めてエサやりにチャレンジ。

おとなしくエサを食べる乳牛に
チョット慣れてきたチカル。ところが-

ブウウ~~(ものすごい鼻息!)

鼻息の勢いとビックリでよろけるチカル。

森崎「何かかかった!大丈夫か?」

牛さんもあぐり一行に興味津々なんですね。

さてこちらの牛舎の中に
生乳量アップする秘密があるのでしょうか?

藤尾
「見た感じ今まで取材してきた牛舎と
 そんなに変わらない…と言いますか…」

森崎
「フリーストール牛舎ですよね。
 牛が自由にそれぞれの時間を過ごしている」

 

軍司さん
「実はうちはね…
 親牛しかいない!
 わかるかな?
 子牛は別なところに預かってもらって
 うちらは搾乳だけ専門にやっている。
 1つだけ一生懸命にやろうと!」

軍司さんの牧場のほか二宮地区大半の牧場では、
生まれた子牛を町内の
哺育専用の会社に預けて育成するほか、
牧草やデントコーンなど
飼料収穫も外部に委託して、
酪農家が搾乳に専念できる
経営スタイルを実践しているんです。

ここでリーダーがこの仕組みを簡単に解説!

 

森崎
「三軒の酪農家さんがいます。3つの仕事、
 “エサの収穫”“哺育・育成”“搾乳”を
 それぞれやっている…というのが
 本来の酪農家さんなんです」

藤尾「大変だよね~休み無く…」

森崎
「そうだよ。それで…仕事を分けたんだよね。
 Aさんは搾乳という仕事。
 Bさんは哺育・育成。Cさんはエサの収穫。
 こうなったらどうですか?」

タクヤ
「搾乳だけに集中できる!」

森崎
「そう!軍司さんは搾乳だけ集中している。
 その結果、乳量がアップする!」

森崎「飼育頭数は増えました?」

軍司さん「増えました!」

森崎「10年前は何頭ぐらい?」

軍司さん「今の半分以下です」

森崎
「じゃあ搾乳に集中することによって
 牛の飼育頭数が2倍以上になった!
 したらお乳の量はあがるわな~」

じゃ~ん もんすけです!
軍司さんを含め二宮地区ではおよそ8割、
豊頃町全体では3割ほどの酪農家が
町内の哺育施設に子牛を預けていて、
エサの収穫作業も町内のほとんどの酪農家が
外部にお願いしているんです。

ちなみに、この取り組みを
「アウトソーシング」って言います。

酪農家の負担を減らして
搾乳に専念してもらうことで、
牛の頭数が増やせて乳量もアップ!
それぞれの専門家が集中して作業してくれるので、
質の高い生乳が生産できるんだよ!
コレが生乳出荷量を増やし続けている
秘密だったんだね~!!


2012年11月10日(土) |  ハイテクが見守る子牛の幼稚園!?

早速、子牛を預かっている
哺育・育成預託牧場の「シー・ブライト」に
おじゃましました。
お話を伺ったのは桐山明子さんです。

佐々木「子牛がいるんですよね」

桐山さん「700頭ぐらいいます!」

森崎「マンモス幼稚園みたいですよね」

桐山さん「カワイイですよ」

酪農家から預けられた子牛
700頭の哺育・育成を10ヶ月間、
4名のスタッフで管理するこの施設。

早速、飼育されている子牛達を拝見!

森崎「見える?」

あぐりっこ
「カワイイ~!」
「ちっちゃい!」
「あ~かわいい!!」

先ほど軍司さんの牛舎で見た
牛さんと比べると
小さくてフカフカしてみえます。

シンノスケ
「…すごいカワイイ♪」

藤尾「ホレちゃっているな!」

こちらの哺育舎には
生後3週間ぐらいの子牛が大集合!

桐山さん
「生まれた順番に飼っています」

森崎
「一手に担うというのは、
 どんだけ大変なんだろうと思うんですけど…」

 

桐山さん
自動的にお乳が作られて
 自動で飲むことができるんですよ。
 この建物がそうなんです」

白い建物のサイドには
子牛が入れるようなボックスがあります。

するとみんなの目の前が
子牛がそのボックスに入っていきました。

 

佐々木「子牛が入っていきましたね」

すると哺乳瓶の飲み口のような
ものが出てきて
子牛がチューチュー吸い出しました。

森崎「出てきた!」

桐山さん
「1回に500cc作られて
 2リットル飲めることになります」

シーブライトでは子牛の哺乳を
全てロボットで行っています。
子牛の首に付いた数字とセンサーで
哺乳の量や時間、回数など、
全て自動管理しているんです。

藤尾
「だけど、ここでおっぱいを飲むことを
 覚えさせるのも大変ですよね」

桐山さん
「そうですね。ここは狭いので
 最初は入るのすごい拒否しますね。
 なので追い込んで入れてあげます」

本日まだお乳を飲んでいない
子牛がいるとのこと…
そこであぐりっこが子牛の誘導のお手伝いを
してもらうことになりました。


2012年11月10日(土) |  支えあう精神が根底に…

まずは男子チームからスタート!
桐山さん
「そ~っと行くと怖くないので…
 ネック(首)を押えながら付いていくと…
 ほら、持ってごらん!

手が全くでない男子チーム(直立不動)

桐山さん「ホラ持ってごらん!」

なかなか勇気が出てこない男子チーム。

なんとか子牛に触れたタクヤ。
子牛を誘導しようとしますが
なぜか子牛と一緒にシンノスケを牛舎の
隅に追いやってしまうことに!

藤尾「シンノスケ!どうした?」

すると子牛からシンノスケに頭突き!

シンノスケ「ウギャー!」

子牛と戯れて終わってしまった男子チーム。
このあと桐山さんと一緒に
何とか無事に哺乳ロボットへ誘導。

続いては女の子チームが挑戦!
すると…

藤尾
「あらっイツキ意外と強引なのね!」

佐々木
「積極的ですね!」

女子は怖さ知らず!
どんどん子牛の中に入っていきます。

お乳を飲んでいない子牛を見つけて
優しくお尻をたたきながら
誘導していきます。

最後も2人で優しく誘導して大成功!

藤尾「上手上手!」

桐山さん
「イヤとっても上手でした!
 土日アルバイトに来てもらおうかしら」

お手伝いをしてみて
カワイイだけでなく
子牛を預かる大変さも知ることが出来ました。

森崎
「軍司さんも、おっしゃってましたけど
 (シーブライトさんに預けることで)
 『助かるんだ』って言ってましたよ」

桐山さん
「そういっていただける事が
 私達の励みです!」

お互い支えあっているのが
豊頃町の酪農システムの強み!
そしてもう1つの秘密を探りに行ったのが…

巨大な倉庫の前でした。

実はコチラは、
豊頃町の乳量アップに必要不可欠な
大型の飼料収穫マシンが収められている
農業組合法人 とよころ農業機械センター。
早速、その大型マシンを拝見!

現われたのは
モンスター級の収穫マシン!

あぐり一行
「うわ~すご~い!」

颯爽とマシンから登場したのは
とよころ農業機械センター代表の
井下陸男さん。

藤尾
「めっちゃカッコイイ登場っすね!」

鉄道ファンのタクヤはもう目がハートです!

さてこのマシンの大きさを
実感してみましょう!
イツキにタイヤの前に
立ってもらうことに。

森崎「なんだこのタイヤの大きさ!」

イツキ「デカイ!」


2012年11月10日(土) |  スピードアップで乳量もアップ!
井下さん
「これは牧草を収穫する機械です。
 牧草を刈りながら、
 牛が食べやすいように細かく切って
 トラックに積んで農家さんの所まで
 運搬したりします」

井下さん
「5台!この機械があります」

森崎
「え~っ!合体したりするんですか?」

井下さん「合体はしません!」

機械センターに5台あるという
超大型の収穫機。

刈り取る部分は「牧草用」と
「デントコーン用」のものに取り替えられ
通常1ヶ月かかっていた作業を
わずか2週間ほどで行えるんです。

井下さん
一番美味しい時期に牧草を刈って
 それを牛に食べさせることによって、
 おいしい牛乳がたくさん生産される!」

森崎
「北海道の牛は幸せだな~と思ってましたが
 豊頃町の牛は特に幸せかもしれないね。
 エサが一番美味しい時期に
 まとめて全部収穫する!
 それを1年かけて食べましょうってこと。
 すごいですよね~」

さてココで乗り物大好きのタクヤが
巨大収穫マシンに乗りこんで
その迫力を体験することに!

隣にはインストラクターさんが付いて
ほんの少し操作をさせてもらいました!

タクヤがボタンを押すと…
デントコーン用の大型カッターが
音を立てて回り出しました。

あぐり一行「すご~い!」

操作も体験したタクヤ「楽しかったです!」

 

今日一日豊頃町の酪農システムを学んでみて…

森崎
システム化することによって
 少しでも負担が軽減されて
 酪農家のみなさんに優しいシステム
 ドンドン取り入れられていくのは
 北海道の酪農の未来は明るいなって思う!」

井下さん
「酪農家戸数が減っている中で
 ある程度の規模を町でも
 維持していかなければならないし、
 個々の規模を大きくするなどしてね…
 酪農業 頑張ります!」

森崎「お願いします!」

独自のシステムで酪農の進化と
発展を続ける豊頃町は、
開拓者の二宮尊親が町を切り開いてから
およそ100年を迎えます。
町内には二宮金次郎の銅像が数多く
設置されていて、その「報徳の教えや」
精神が今なお受け継がれているんだよ!

牛首別報徳会(うししゅべつほうとくかい)
佐藤 安会長
「『子ども報徳訓』というのを制定しまして
小学校・中学校の頃から
それを教えようという動きになっていますし
親が子どもに対して
『困っている人を助けよう』とか生き方とか
報徳訓の教えを通じて息づいているのか、
今に伝えられている感じがします」

助け合う心って大切だよね~
町の人同士の繋がりで育てられた牛さんの牛乳。
美味しいだろ~な~!

ミルクを使って簡単スイーツを作ろう♪

町内でスイーツショップ
「パティスリープレール~そら。」
オーナーパティシエ井村侑里香さんに、
子供から大人まで楽しめる
お手軽スイーツを教えて頂きました。

※詳しい内容はレシピコーナーへ!

こんにちは週刊あぐりニュースです。

早速、耳より情報です!
こだわりの野菜や果物を使った絶品メニューが
お手頃価格で楽しめる
ホテルランチバイキングがあるんです。

ホテルの一流シェフによって調理された
料理やスイーツ!これらの料理、
使われている食材は全て
後志産の農産物なんです。

これは「後志をもっと知るべし!フェア2012」の
催し。ホテルニューオータニin札幌にある
レストラン「フォーシーズン」で
ランチバイキングとして食べられるんです。

ランチバイキングは、
19日月曜日から21日水曜日の
3日間限定で行われます。

後志の味覚をお腹いっぱい味わってみては!

《「後志をもっと知るべし!」フェア2012》
日時:11/19(月)~21(水) 3日間限定!
場所:ホテルニューオータニin札幌B1 
    「フォーシーズン」
     札幌市中央区北2西1-1 電話011-222-1111

【ランチバイキング】
大人1500円/シニア(65歳以上)1260円 
小学生以下 500円 (全て税込)

【農産物プレゼント】
ランチバイキング会場入り口にて
毎日先着50人に馬鈴薯などの
農産物を無料配布。

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続いては、農業や田舎暮らしに興味がある人への
お知らせです。

農業に関係する「働く」「暮らす」「学ぶ」
「食べる」をキーワードに
農業などへの新規参入や法人就職、
田舎暮らしをバックアップするイベント
「新・農業人フェア2012」が開催されます。

会場では農業に関する何でも相談や
家族で楽しめる農畜産物の直売会、
ステージイベントも予定されています。

さらに来場者やブース訪問者には
牛乳やお米などのプレゼントもあるそうです
入場は無料。入退場は自由なので、
お気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか。

《新・農業人フェア2012》
日時:11/17(土)10:30~16:00
場所:札幌コンベンションセンター・大ホール
   札幌市白石区東札幌6-1-1-1
問合せ:
公益財団法人 北海道農業公社
電話)0570-044-055
★詳しくは「新・農業人フェア2012のHPへ!


2012年11月03日(土) |  ♯216 道内唯一の黒米品種“きたのむらさき”編

黒く光り輝くお米
「黒米(くろまい)」。

稲作文化発祥の地である
中国や東南アジアから伝来した作物と言われ、
日本では本州を中心に古くから
祝い事などに用いられる神聖な食べ物として
細々と作り継がれてきました。

そんな黒米ですが、
近年改めてその秘められたパワー
注目されているんです。

天使大学看護栄養学部 荒川義人教授
「黒米は栄養成分がいっぱい詰まったお米です」

栄養価にとても優れているお米「黒米」は、
もともと温暖な気候で育つ作物。
寒冷な北海道ではその栽培が困難と言われ、
国内流通のほとんどを
本州産に頼っているのが現状でした。
しか~し!
そんな黒米が
何とココ北の大地
誕生していたんです!

佐々木
「さて今回のあぐり王国は
 “黒米(くろまい)”に注目していきます」

藤尾「黒い…お米??」

森崎
「お米っていうと白いもんだと思ってますが…
 今、話題の黒米ですよね」
 
藤尾「話題になっているんですね~」

ということであぐり一行がやって来たのは
道内屈指の米どころ深川市です。
実は深川市は北海道産の
黒米の発祥の地と言われているんです。

森崎
「ここ深川から道内黒米が始まったんだ!」

ということで今回のあぐり王国は、
北海道唯一の黒米に注目。
そのルーツと魅力に迫りますよ。

まずはいつものあぐりっこ紹介。
初参加はタケル君(小5)ヒナコちゃん(小5)。
そして小学校6年のコウタ君とリネちゃん。
以上の4名で~す!
ところでみんな黒米って知っているかな?
あぐりっこ
「みたことな~い」
「聞いたコトな~い」

リネ「イメージがよくわからない!」

森崎
「そうだよね。みんな聞いたコトも
 見たコトもないお米だよね」

佐々木
「ここ深川市で2001年に“もち米”の新品種
 として誕生した黒米があって、
 その黒米の名前が【きたのむらさき】という
 品種なんです」
 
森崎「むらさきなんだね」
ヒナコ「【きたの“くろ”】 じゃないの?」

森崎「なんでだろう?疑問が出てくるね」
 
~私達が普段食べている白いご飯(お米)は
“うるち米(まい)”と言いますよ~

では【黒米】について簡単にお勉強しましょう。

佐々木
「中国・東南アジアが発祥といわれています。
 また《お赤飯》のルーツといわれています」

森崎「黒米がお赤飯のルーツなんだ」

 

佐々木
「お邪魔している深川市をはじめ、
 北海道のいくつかの市町村で黒米を
 作っているんですが…
 ここ深川市では3軒の生産者さんしか
 作っていないんです」

藤尾
少なっ!米どころやから、もっといっぱい
 作ってると思ったのにな~」

森崎
「発祥の地ですからもっと作っているのかと…
 色々と聞きたいことが増えてきたな」

深川市内で僅か3軒の農家しか栽培していない
黒米「きたのむらさき」。
その秘密を探るため一行は生産者のもとへ…


2012年11月03日(土) |  全てが手作業…黒米に情熱を注ぐ!

お話を伺うのは黒米生産者の
上島孝治(タカシマ・コウジ)さん。
深川市内で“きたのむらさき”を
大切に育てている生産者の一人です。

森崎
「【きたのむらさき】を探し求めに来ましたが
 今はどういう状態でしょうか?」

上島さん
「バインダーで稲刈りを終えて、
 それ(稲)を“はさがけ”している状態。
 そこにあるのが“はさがけ”です」

上島さん
「天日干しをして水分を抜いているんです!」

森崎
「今ではこういうふうにやる農家さんは
 なかなかいないですよね」

では近づいて観察してみると…

藤尾
「遠くから見たら普通の稲とそんなに
 変わらないと思ったんですけど、
 先っぽちょっと黒いですね」

藤尾「濃い茶色というか…」

あぐりっこ「本当だ!」「濃い!」

藤尾
「これ全部【黒米】でしょ?
 はさがけを全部するのに
 どれくらい時間がかかるんですか?」

上島さん「2日ぐらいかかります」
 
機械での乾燥が主流となっている白米とは違い、
全て手作業での乾燥となる黒米。
(機械だと一昼夜、はさがけではおよそ2週間)

ちなみに収穫もコンバインは使わず、
人の手で押しながら刈り取る
「バインダー」という機械を使います。
そしてさらに、
その栽培方法にも特徴があるんです。

上島さん
「黒米は発芽率(はつがりつ)が非常に悪くて
 普通のお米の半分ぐらいしか発芽しないんです。
 田んぼに植える時は、機械で植えるんですけど
 その後、植えられていないところを
 腰を曲げて手で植えるんですよ。
 そこらへんが手間ひまがかかるんです」

森崎「大変だあ」

リネ
「機械を使っても時間とか苦労がかかるんだ」

森崎
「なんか3軒しか農家さんがいないのも
 わかる気がします…」

藤尾
「なんでそこまでして黒米を作るんですか?」

上島さん
「この黒米は拓殖大学の石村先生が研究して
 10年以上かけてつくったお米なんです。
 私も拓殖大学をでてますからね…
 PRの一貫として作っているんです」

じゃ~ん、もんすけです!
深川市が発祥の黒米「きたのむらさき」。
この品種は、市内にキャンパスを構える
拓殖大学北海道短期大学で開発されたんだよ。
開発者の石村名誉教授に
研究開発のきっかけを聞いてみました。

石村櫻名誉教授
「1980年代に中国に行った先生が雲南省で
“お赤飯のルーツと言われているかもしれない”
 という黒米を買ってきたんですよ。
 それで行って来た先生に
 『北海道でこういうのを作ろうよ』と言われて
 私もそうだなって思ったし、
 日本ではお米の品種改良は農業試験場とかしか
 やっていないし、大勢の人が関わっていて
 対抗できないけど、黒米を作るぐらいなら
 コツコツやればできるかな…ということで
 スタートしました」

品種開発は特徴の違うお米の細胞を
組み合わせて
新しい種を作ります。
“きたのむらさき”は、
黒米が誕生したと言われる東南アジアの品種と
日本のもち米品種を組み合わせて
できたお米なんだけど、
海外から100種類以上の黒米を取り寄せたり
開発には10年以上もかかったんだって~
石村先生や大学の地道な努力で
誕生した品種だからこそ、
生産者の人達も大切に育てているんだよ!



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