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2012年11月03日(土) |  風向きに注意せよ…脱穀スタート!

『はさがけ』して水分が十分抜けたら
続いて「脱穀」作業に入ります。

上島さん
「“はさ”から稲を下ろしてきて
 一束ずつ脱穀機に入れます。
 すると別なところから
 “もみ”と“わら”が出てきます」

ということで全員で力を合わせて
初めての脱穀作業に挑戦!

藤尾君が稲を“はさ”から下ろして
佐々木アナ→あぐりっこに手渡し。
最後にリーダーが脱穀機に稲を入れていきます。

さて順調に始まった脱穀作業。

とここで藤尾君から何やらサインが…

藤尾
「タカシマさん!タカシマさん!」

藤尾君、どうやら必死に
「タイム!タイム!(休憩!休憩!)」と
合図を送っていたようです。

藤尾
「タカシマさん!
 なんか…いっぱい…
 粉みたいなのが飛んできます!」

実はみんな風下で作業していたため
埃やもみ殻が飛んできていたのです!

佐々木
「これチョット風向きが悪すぎますね!

森崎
「風下にいるもんだから全部飛んできたね!」

風にも負けず脱穀した結果は-

森崎「“もみ”がこれだけ取れたよ~」

あぐりっこ「すごい~!」

藤尾
「白米の“もみ”より色が濃いですね!」

森崎
「ちょっと粒は小さめですかね?」

上島さん
「そうです。白米と違って粒が小さいんです」

森崎
「白米と比べて苦労が多くて、
 しかも取れたお米の粒が小さい!
 これもまた大変なところですね!」 

脱穀が終わったら、籾摺り(もみすり)。
専用の機械で籾殻(もみがら)を取り除いて
玄米にします。

では“もみすり”機に
“もみ”を入れてみましょう。

森崎
「お~中のローラーが回っているね」

もみがこすれて“もみがら”が取れ
何やら黒っぽくなんてきました。

あぐりっこ
「すご~い」「黒くなってきた~」

もみ殻が取れた黒米をよく見ると-
あぐりっこ
「真っ黒!!」
「こんなお米、初めて見る!」

みんな初めての経験に大興奮です。


2012年11月03日(土) |  みんなひとつになって黒米PR!

もみを取り除いて
やっと見ることのできた【黒米】の姿…

森崎「触ってみる?」

では黒米を触ってみるみましょう。

タケル「スゴイ!なんかしっとりした感じ」

リネ「感触はお米の感触になっている」

森崎
「ということで
 黒米のもみすりが終わりました。
 次は“精米”に入るんですか?」

上島さん
「いえ黒米は精米しないんですよ。
 これが出来上がりなんです」
 
森崎「つまり“磨かない”!

上島さん
「これを精米したら白いお米になるんです

森崎
「これを磨くと…」とツメで引っかいてみると…

タケル「黒いの取れた!」

表面の黒いのが出れてきました。

コウタ
「精米したらこうなるんだ…」

佐々木
「みんなが食べている白いご飯は
 もみすりをして玄米になって
 その玄米を精米して真っ白くなっている。
 だけど黒米は精米せずにこのままで終了!」

黒米が精米をしちゃいけないのは、
みんな知ってたかな~?
白米と違って黒米は、
「種皮」と呼ばれる外側の黒い皮で覆われた
玄米の状態で食べるんだけど、
その黒い部分にたっぷり栄養が
詰まっているんだって~

天使大学 看護栄養学部 荒川義人教授
「黒米は中のほうはデンプンで、
 白いお米と変わらないんですけど、
 外側に黒い“アントシアニン”という
 色素を持っている(ポリフェノールの一種)
 その他にビタミンB1・B2・ナイアシン、
 植物繊維などいっぱい含んでいて
 普通のお米に比べて栄養成分が
 タップリ入ったお米なんですね」

栄養たっぷりの黒米!
生産者達が手間ひまをかけて育てるのも、
納得しちゃうな~

森崎
「とにかく大変ですね!
 大変だからみんながみんな、
 出来ることでは無いと思います。
 大変なのに黒米を作り続ける理由は何ですか」

上島さん
「お客さんが“おいしいな”って言ってくれる
 そういうポイントが
 忘れられなくて…作る…。
 おいしいわって言ってくれたら、
 苦労も少し飛んでしまうというか…」

森崎
「ここまでお話聞いたら…食べてみたいね!
 食べに行こうか!よし行こう~!」

深川市で生まれた
北海道の新たな特産品「きたのむらさき」。
ごくわずかな生産量の貴重なお米だけど、
深川市ではその普及に向けた幅広い取り組みを
地域一丸となって行っています。
深川市経済・地域振興部 黄倉利昌さん
「『ふかがわ地域資源活用会議』という
 市民の皆さんで作る団体で、
 黒米サンプルを配布したり
 学校給食で出していただいたりしています。
 また商業者の方と協力して 
 商品化をしていただいてります」

深川市内の飲食店では黒米を使った
様々なメニューが開発されています。
黒米の粉を麺に練り込んだ、
モチモチ食感が特徴の“黒米ラーメン”。

そして黒米の粉と小麦粉を合わせたパンで
ジューシーなお肉を挟んだ“黒米バーガー”。

その他にも100品を超える
様々な商品が開発されています。
この“黒米プロジェクト”は、
北海道ならではの新しい特産品を
育てていこうという取り組み、
“食クラスター連携協議体”とも連携していて、
まさに“黒米の町”として
深川が注目されているんだよ。

深川市経済・地域振興部 黄倉利昌さん
「市としても生産者さんのみなさんや
 事業者のみなさん、市民のみなさん、
 大学と共同して、今後も全道・全国に
 広く普及できるように頑張っていきたいです」

幅広い活躍が期待できる深川の黒米!
今後が楽しみだね~


2012年11月03日(土) |  初めての黒米試食♪おいしい~!

佐々木
「それでは黒米の美味しい炊き方を
 教えてもらいましょう~」 「イエーイ」

藤尾
「イヤイヤ…
 同じお米なので白米と同じように炊けば
 おいしく炊けるでしょう?」

佐々木
「違うんですっ!」

ということで黒米の美味しい炊き方を
“あぐり工房まあぶ”で
料理インストラクターを務める
高橋真弓さんに教えて頂きます。

今回はあぐりっこにも
手伝ってもらいました。

※詳しい内容はレシピコーナーへ!
黒米の炊き方以外に「洋風ごはん」なども
掲載されていますよ。

さあ黒米ごはんが炊けましたよ~

「お~すごい」

あぐりっこ
むらさき色になっている~」
「すごい~」

さてそのお味は…

森崎
粘りがすごくて甘みがありますね」

タケル
「もちもちして美味しい!

森崎
「ご飯だけなのにバクバクいけちゃうね」

そしてもう一品の
洋風黒米ご飯も頂いちゃいます!

あぐりっこ、みんな同時に…
「いいにおい!」

森崎「いい顔するな~みんな」

さあ一口たべて…
タケル「美味しい!」
リネ「バターとコンソメ合う!」

もうみんな大絶賛!

藤尾「チョーうまい!」

今日1日黒米を学んだ感想は?

リネ
「生産者の人がすごい苦労して、
 そのお米だからこそ、色んなものとも合うし
 すっごく美味しかったです!」

タケル
「手作業でたくさん手間ひま時間をかけて
 やっていたから、
 最後に食べる時はすごく美味しかった!」
 
多くの人たちの情熱あふれる黒米。
あぐりっこの心にもズッシリ届いたようです。

みなさんもぜひ黒米チャレンジして下さいね!


2012年10月27日(土) |  ♯215  安全安心信頼への取り組み 編

突然ですがク~イズ! 
カンボジアの場所はどこでしょう!?

河野「カンボジア、知っているかな?」

本日参加している6年生のあぐりっこ、
ワカナちゃんと初参加のマシロちゃんは…
「名前は知っているけど、どこかわからない」

同じようにユウト君と初参加リョウマ君も
場所がわからないようです。

みんな、なんとな~くの予想で
答えた場所が…
各国に散らばっています!

河野
「さあ正解はあるのでしょうか?」

とここでリーダー「地球儀」を持って登場!

森崎
「みんな、こんにちは~!
 さてカンボジアはドコかな~

と地球儀を回して…
そしてリーダーも目を回す!

河野
目回った!目回った!
 それより知っているんでしょうね」

もちろんリーダーです
地球儀を使って解説しました。
「さあ日本はココだよ!
 ここからずーっと下がっていくと…
 ここがカンボジアだよ」

日本との時差は2時間。
国の面積はおよそ日本のおよそ半分、
カンボジア王国はインドシナ半島に位置する
東南アジアの国なのですが、
この国の名前が由来になった、
と言われる野菜があるんです。それは…

森崎
「カンボジアって5~6回言ってごらん!」

あぐりっこ
カンボジア、カンボジア、カンボジア
 カンボジア、カンボジア…」

リョウマ「カボチャ?」

森崎「何で?」

ユウト
「カンボジアって早く言ったら
 カボチャに聞こえてきたから…」

とその後ろで河野君が差し出したのが
ご名答! 「カボチャ」 です。

今から480年前。
ポルトガル人が「カンボジアの作物だ」と
伝えた事がきっかけで‘カボチャ’
呼ばれるようになったと言われているんですが、
今日みんなが学ぶのは、
ただのカボチャではなく…

先ほど登場したカボチャ。
実はヘタの部分が取っ手になって
フタになっていました。そのフタを開けると…

河野「ジャーン!!」

あぐりっこ「ギャップ??」

河野「洋服のメーカ?」

佐々木
「違うんです。今日取材するカボチャに
 非常に関係の深いものなんです

あぐり一行がやってきたのは道北の士別市。
今回はJA北ひびきエリアのカボチャに
注目していきます!

2012年10月27日(土) |  前代未聞!?カボチャ畑に入れない?

佐々木「カボチャの仲間を探そう~!」

一同「いえ~~い!」

みんなに前に並んだ野菜の数々。
この中でカボチャの仲間はどれでしょう?
みなさんも一緒に考えてみてね。

野菜
「ズッキーニ」「さつまいも」「ナス」
「キュウリ」「トマト」「じゃがいも」

ワカナ
「カボチャとズッキーニが仲間だと思う」

マシロ
「ズッキーニが仲間だと思う。
 ヘタの部分みたいなところが似ているし、
 ズッキーニかなあと思いました」

佐々木
「切ったところの断面、そっくり!」

森崎
「“ヘタ”というんでしょうか?
 似てますね~~」

リョウマ「ボクはジャガイモ…」

ユウト
「ジャガイモかサツマイモ。蒸したりしたら
 カボチャと同じ食感だったから!」
 
森崎
「なるほど~ホクホク感ねえ」

さて正解は…
茎の切り口が似ているズッキーニか?
食感が似ているイモの仲間なのか?

森崎
「カボチャの仲間はコチラです。
 ジャーン!
 正解はキュウリズッキーニだ!」

カボチャはウリ科の野菜。
キュウリやズッキーニと同じ仲間なんです。
ほかの野菜を分けると、

【ユリ科】…玉ねぎ
【ヒルガオ科】…サツマイモ
【ナス科】…ジャガイモ・トマト・ナス

こうなります。
食感が似てるジャガイモやサツマイモとは
同じ科ではないんです。 
カボチャって不思議!

佐々木
「さあ立派なカボチャが並んでいますが
 今日お邪魔しているJA北ひびきは
 全道一のカボチャの生産地なんです。
 こちらでは15種類のカボチャを作っていて、
 そのうちの4種類を持ってきて頂きました。
 深緑色の“こふき”はコチラでは2番目に多く
 作っているカボチャです。
 この他にも形は似ているけど色は全然違う
 “雪化粧”、ちょっと変わった
 “九重栗”などありますよ」

あぐりっこ「駒みたい~」

(ちなみにJA北ひびきの
 「カボチャ生産量上位4位」は
 1位えびす、2位こふき、3位くりゆたか 
 4位味平となりますよ)

ではさっそくカボチャ畑に行って見ましょう!

森崎「スゴイなってるよ~いっぱいある~」
そう言いながら畑に入っていこうとするリーダー

そこに佐々木アナが出てきて
「ストップ、ストップ!ストップです

リーダーの手を引いて
畑に入るのを阻止しました。

森崎
「あぐり王国、畑に取材に来て
 何が悪いの??」

河野
「違いますって。何か書いていますって

森崎「何ソレ?」

河野
「立入禁止なんですよ」

前代未聞の大ピンチ!
畑の前になんと《立入禁止》の看板
掲げてあるじゃないですか。

その看板にあるキーワードが
書いてありました。それは…
ユウト
ギャップ!
カボチャの中身に書いてあった」

森崎
「そうだね。ギャップって何だろうって
 クエスチョンのままだったね」

立ち入り禁止の理由は‘ギャップ’に
関係していそう。
早速カボチャ生産者の泉田良仁さんにお話を
聞いてみましょう。


2012年10月27日(土) |  世界基準のグローバルギャップとは?

お話を伺うのは

生産者の泉田さんです。

森崎
「畑に入っちゃダメ!みたいな看板が立っていて
 我々仕事にならないんですけど…」

河野「苦情みたいに言うの止めて下さい」

佐々木
「まず《ギャップ》という言葉なんですが
 どんな意味か?と言いますと
 “農業生産工程管理”と言います」

森崎
「なんだあ~農業生産工程管理かあ~」

河野「明らかに知らない!!」

ギャップとは英語の
Good Agricultural Practice
グッドアグリカルチュラルプラクティス’の略。
その頭文字をとってギャップと呼ばれています。
作物を作るために必要なものや
作業内容を書面にして、
記録したり、点検・評価をしながら、
より良い方法を探して行く事
。例えば…
泉田さん
「カボチャを作るにあたって
 農薬や肥料など、
 それをいつどれだけの量を使ったかを
 明記しながら栽培していくことになるんです。
 これらは我々生産者が作った農産物を
 安全安心にお客様に届けるためにやってます」

いろんな種類があるギャップ。
記録したり点検する項目や数が違い、
‘基準’が決められているんです。
それをクリアすると‘認証’を得る事ができます。
なかでも一番厳しいと言われているのが…、

グローバルギャップ!
国際的なギャップというものです。

泉田さん
「これがグローバルギャップのリストです」

森崎
「違うしょ。コレ土地権利書か何かでしょ」

中をあけてもらうと
カボチャの種の袋が貼ってありました。

泉田さん
「こういう種を使ったという証明書んなんです」

 

佐々木
「その他にも天塩川水系関係書類ってあります」

森崎「なんだ~こりゃ」

佐々木
「水質検査になるんでしょうか?」

泉田さん
「安全だよって証明がいるって事なんです」

安全安心が世界基準の‘グローバルギャップ’。
項目数は、およそ300もあるといいます。

JA北ひびきでは、平成19年から専門の部会を
立ち上げ取り組みをスタートしました。

 

平成22年には10名の生産者が認証を取得。
とっても厳しいルールなので
国内でも認証を受けている人は少ないんです。

泉田さん
「加工にしろ食べるにしろ、 
 やっぱり私達生産者が末端にいるので
 気をつけなければいけないと思っています」

厳しいだけじゃない!
頑張って取得するだけの価値があるんです。

ここでリーダーがあぐりっこを
《スーパー》に置き換えて解説してくれました。
それぞれのあぐりっこスーパーで
カボチャを売ろうとしていますが…

森崎
「ユウトスーパーは
“優れた水”を使ったカボチャを売ります。
 リョウマスーパーは
“土にこだわったカボチャ”です。
 ワカナスーパーは大きいカボチャ
 こだわっています。
 マシロスーパーは、特にこだわりません。
 というようにそれぞれのスーパーに
 カボチャの基準『量販店ギャップ』 
 というものがあったとします」

森崎
「ところがね…
 4種類それぞれのスーパーに卸すために
 それぞれのカボチャを生産者さんが作るのは
 大変だろう。水のこだわり・土のこだわり・
 大きさのこだわり…それら全部を網羅した
 《グローバルギャップ》というものを
 持っていれば、間違いなく優先的に
 受け入れて、お客さんに販売しますよ~って
 ことなんです。
 安全安心を追求していくと…
 最高峰にあるものですかね?」
 
泉田さん「そうですね!」

森崎「安心安全の頂点だ!」

では世界基準を体験してみよう~


2012年10月27日(土) |  畑に入るためには…

安心安全の最高峰! 
グローバルギャップについて学んでいる
あぐり一行。
一体、どうしたら畑に入れるのかな?

佐々木
「畑に入るためにはこれらをチェックします」

泉田さん
「異物混入や汚染などを防ぐために
 手は消毒してもらって手袋してもらいます。
 アクセサリー・時計も外してもらいます」

森崎
「あぐり王国、史上初めて
 あぐりっこが名札を外します

では畑に入る準備をしていきましょう。

まずは名札を外します。
外で出来る消毒薬で手を消毒します。

森崎「しっかりと消毒出来ました~」

さらに、準備を進めて…

森崎
完ペキ!!
 これでもう間違いないしょ!」

手袋をはめてキャップも被り、
いよいよ畑の中へ-

森崎
「ありがたい気持ちになりますね。
 わ~なってる、なってる。
 大きいのあるよ~!」

森崎
「見て大きいよ~(ヘタ部分が)太い!」

佐々木
「それはいっぱい栄養もらっていますね」

とここで河野君「どこから始まってるんだ?」

ということでカボチャのツルをたどって
どこまで伸びているのか確認することに!

河野「ここから始まって…」
森崎「ここまで来ました!」

カボチャのツルはおよそ5~10mあり、
通常は一本のツルに2~3個の実をつけます。
しかしJA北ひびきでは
1個しかつかないようにします。
栄養が集中し美味しいカボチャになると
言われているんです。

ではこの立派なカボチャの収穫を
お手伝いしましょう!
まずは泉田さんにお手本を見せて頂きます。

泉田さん
「ここ(ヘタ部分)はコルクって言うんですけど 
 長めに切って、それからキレイに整えて・・・
 1cmくらい残してもらえばいいです」

さてここでまたまた河野君
「今使っていたハサミ。めっちゃキレイ!」

泉田さん
「毎日使う前に消毒したり、
 使い終わった後も洗ったりしています

佐々木「グローバルギャップだから!」

森崎
「こういったところもギャップなんだね」

では早速、カボチャの収穫体験~!!

畑でカボチャを収穫して、
みんなで手渡ししながら
トラックに積み込んでいきました。

ユウト
「(コルクは)硬いけど…
 切った後の爽快感がスゴイ!

森崎
「カボチャの収穫は機械では出来ない!
 全部手作業なんですよね。
 重量あるからゆるくないですよ」

重労働のカボチャの収穫終了~!!


2012年10月27日(土) |  グローバルギャップに取り組む人々!

さて収穫の感想は?
リョウマ
「硬くて両手を使わないと切れなかったから
 ちょっと大変でした」

ワカナ
「農家さんの大変なことが
 よくわかったような気がした」

森崎
「農薬にこだわる、水にこだわる、土にこだわる。
 これらは全道全国の農家さんが配慮して
 くださっていることだとは思うんです。
 でもそれを、わざわざ文書化して
 1個1個項目別にチェックをつけて
 今年はどうだった来年はどうしようって
 考えることって、すごく重要なことでも
 ありますよね」

泉田さん
「そうですね。大切なことでもありますよね」

森崎
「当たり前のことをキチンと当たり前にやる。
 こうやって安心安全は守られている…
 ということが、よく判りました」

じゃ~ん もんすけです!
グローバルギャップ認定のカボチャは
士別市内にある選果場へ運ばれるんだって。
なんと選果場もグローバルギャップの認証を
もらってるんだよ!ここからはJA北ひびきの
高橋昌司さんに案内してもらおっと♪

高橋さん
「(後ろに)警告の標識ということで
 貼ってありますけど、
 異物混入のリスクを減らすという意味で
 必要の無い物は持ち込みをして頂かない
 ようにしています」

なるほど なるほど~ 
畑と同じようなルールがあるんだね。

あと後ろにある緑のネットも気になるな~

高橋さん
「こちらのネットは鳥類の侵入を防ぐために
 設置しています。
 生産物がフンなどに汚染されないこと
 目的として、防鳥ネットを設置してます」

JA北ひびき多寄野菜集出荷施設では
1日およそ30トンのカボチャを選別し
出荷しています。
施設内は出荷基準や怪我を防止するための
注意喚起のパネルが張られています。
高橋さん
「こちらは選果場ないに設置されている
 蛍光灯です。割れた際に飛び散ることがない
 “飛散防止型蛍光灯”と言いまして、
 異物混入のリスクを軽減する
 ひとつの良い方法なんですよ」
 
選果場・貯蔵庫に用いられている蛍光灯は
全て飛散防止型蛍光灯。両建物合わせて
400本が設置されています。

選果場や貯蔵庫でグローバルギャップの認定を
もらっているのは全国的にもまだ少ないんだよ。
全道一位の生産量を誇るJA北ひびきのカボチャ。
道内はもちろん南は鹿児島県まで
出荷してるんだって!
最後にグローバルギャップの認定を取得して
良かった事は何でしょうか?

高橋さん
「やりはじめて思うんですけど
 当たり前の事を今までなかなか
 出来ていなかった部分もあると思いますし、
 実際こういった取り組みをやることによって
 自信を持った商品を消費者のみなさまに
 届けることが出来る様になったと思っています」

 

その日の夜、
仕事が終わった選果場を覗いたら…
キレイに掃除されていて、
整理整頓が徹底されていました。
グローバルギャップもすごいいけど、
守っている人たちもすごいよね!

ここでカボチャの栄養について!
カボチャってキレイな色をしているよね。
実はこの色にも秘密があるんですよ。

天使大学 看護栄養学部
荒川義人教授
「カボチャは一般的な野菜と同じような
 栄養成分はもっているんですが
 なんと言っても特徴は『黄色い色』。
 カロテノイドと総称される色素です。
 カロテノイドは体内で皮膚や粘膜の
 健康維持を助けるビタミンAに変わります。
 これはカボチャをしまっておいても減らず
 むしろ増えるくらいで、秋から冬にかけて
 緑黄色野菜がだんだん少なくなる時期の
 強い味方なんです」

言いこと聞いたぞ。
これからモリモリ食べよう!

カボチャを食べましょう!
お料理を教えてくれるのは
泉田さんの奥様和代さんです。
マーボーカボチャやシフォンケーキなど
教えてもらいました。
詳しい内容はレシピコーナーを見てね!

2012年10月20日(土) |  ♯214 北海道の新顔作物・落花生 編

本日のあぐり王国のテーマは“落花生”。
ではみなさん、
この作物がどのように実るか知っていますか?

街頭インタビュー
「全然わからない!」
「ぶどうじゃないけどクキにぶら下がっている?」
「スイカみたいにツルについている?」
「枝豆みたいな感じ?」「木になっている?」

インタビューの結果、
半数以上の人が不正解!
しかし、そんな回答結果には
大きな理由があるんです。
実は落花生という作物、
国内での消費量の
およそ9割が海外からの輸入品。

わずかな国産品も
千葉県産などの関東圏が主な産地
北海道での栽培実績はほとんどありません。

そんな落花生が近年、
様々な観点で注目を集めています!

天使大学 看護栄養学部
荒川義人教授
「この作物は子どもから大人まで
 そして特に女性にとっても
 役に立ってくれる成分がたっぷり入っている」

さらに落花生の栽培・加工・販売まで
行っている地域が
ココ北海道にあるんです。

佐々木
「というコトで我々がやってきたのは
 北海道では珍しい落花生を生産している
 岩見沢市の北村豊正(ほうせい)地区です」
今回のあぐり王国は、
岩見沢の新たな名産品
「落花生」に注目!
その魅力に迫ります!

森崎
「めずらしくあぐり王国、雨の中ですが
 すっごく今日楽しみなの!
 落花生って多くは海外産でしょ。
 あとは千葉産でしょ?」

藤尾
「学校でも社会の時間に
 落花生といえば千葉って習いました」

佐々木
「ということで、今日ここで落花生を…」

森崎
「佐々木さん!顔で雨を受けているんですよ」

藤尾「めっちゃ汗かいているよ」
 
佐々木「汗じゃないです雨ですよ!」

今回参加してくれたあぐりっこ隊は、
全員初参加!
小学6年生のアリサちゃん、
同じく小学6年生のサラちゃん。
そして小学6年生のハルキ君と
小学5年生のユウタ君。以上の4名です。
あぐり一行が伺ったのは
北海道では珍しい作物・落花生の
栽培から加工販売まで行っている
生産者の横山勝彦さん。
まずは横山さんと一緒に落花生の知識について
一同確認です!

佐々木
「“ラッカセイ”ってどういう漢字を書くか
 みなさん、わかりますか?」

アリサ
ちる!?それと…きる!」

佐々木
「正解です!さすが6年生です!
 じゃあ落花生がどうなっているか、
 わかる人?」

森崎
「お~落花生はどうなるんだ??」

あぐりっこ「う~ん?」


2012年10月20日(土) |  落花生ってどう実をつけるの??

さて落花生はどこに実をつけるのでしょう。

アリサ
「クキ?地面の上?」

藤尾
「豆が地面の下ってことは無いでしょ。 
 落下(花)でしょ?ものすごい
 高い所になっているんじゃないですか?」

佐々木
「栗みたいですか?熟したら落ちてくる!」

様々な回答が出ていますが…
テレビをご覧の皆さんは、
お分かりですか?
早速、その答えを確認するため、
一行は横山さんが栽培する
落花生畑へと向かいます。

目の前に現われた“落花生畑”。
ところが…落花生が実ってません。

森崎「落花生、どこにあるんですか?」

あぐりっこ「地面の下??」

藤尾「うそだ~~!」

森崎
「じゃあ、よ~く見てみましょう」

森崎
「葉をかき分けても…
何も出てきません」

森崎
「ただ…細い物が垂れ下がっていますよね。
 なんだか…モシャモシャしているんです」

と、このモシャモシャを触っていると…

あぐりっこ「なんか出てきた!」

あぐり一同、一瞬パニック!
 
「ちっちゃいの!」「ヒョコッと!」

森崎
「出てきた!これなんだ!?」

あぐりっこ「落花生!!」

森崎「これ落花生ですか?」

横山さん「そうです!」

藤尾「土の中??」

引っ張っていくと、
落花生がズルズルッと出てきました。

一同「うわ~すごい~~!」

森崎
「とにかくあぐりっこのみんなが
 かぶりつきです!
 興味津々です!」

さらに落花生を収穫してみると…

横山さん
「抜いてみますよ。
 クキの所をつかまえてグッと引っ張る!」

すると…土の中から
ドッサリ落花生が!

もうあぐり一行、大興奮です!

森崎
「めっちゃ なっている!」

佐々木「何個なっているんだ?」

アリサ「数え切れない!」




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