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2020年03月28日(土) | 最後はやぱり森アナ劇場♪
2020年03月21日(土) | ♯562 2019年度の総決算 クッキング祭り【前編】
2020年03月21日(土) | 森アナの印象に残ったロケは?
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2020年03月21日(土) | 北海道の農畜産物を料理しよう!
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2020年03月14日(土) | ♯561 芽室町・冷凍食品編
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2020年03月14日(土) | 冷凍工場にやってきた!

[+10] >>

2012年08月04日(土) |  重労働の旗立て作業!

カオリ
「黄色い花がメチャクチャきれい」

渡辺さん
「雌花(めばな)と雄花(おばな)があって
 雌花の下が大きくなるんです」

森崎
「花の下にちょっと丸いのがついてる!
 それ何かに似ていない?」

あぐりっこ「スイカ~!」
 
森崎
「そう!その部分がどんどんふくらんで
 スイカにになるんだよ」

めしべに花粉がついて受粉に成功したら、
雌花(めばな)の下に
赤ちゃんスイカが出来ます。
その部分が大きくなり、
やがて収穫されるのです。

渡辺さん
「受粉はミツバチに任せていますよ」

では受粉してどれぐらいで
出荷できるスイカになるのでしょうか?

渡辺さん「これですね…」と
ポケットから丸い石のようなものを出しました。

カオリ「卵みたい…」

渡辺さん
「この大きさになった
 30日後に収穫します!」

これは赤ちゃんスイカの大きさを測るもの。
これと同じ大きさになった状態を
「着花(ちゃっか=果物や野菜が実をつけること)」
と言います。そうしたら、
ある重要なことをしなければいけません。


それは…収穫の目安にする旗をさすこと。

河野
じゃないですか?違いは?」

渡辺さん
「旗は7種類あります。
それは曜日ごとに違います

佐々木
「つまりその大きさになった日によって
 旗の色を変えているんですね

森崎「ピンクは?」 渡辺さん「曜日」
森崎「は?」 渡辺さん「曜日」
森崎「は?」 渡辺さん「曜日」
森崎
「あぐり王国は?」

渡辺さん
「・・・・・(沈黙)」

森崎「土曜日!!」

渡辺さん大笑い!
「忘れた…」

さて話は戻って…。

森崎
「起点(スイカが実をつけたとき)を
 みつけるのが大変ですよね」

渡辺さん
「1人で奥からず~っと見ながら歩いてくる」

河野「それは何日かおきですか?」

渡辺さん「毎日です!」

タケシ「大変…」

渡辺さん「7棟分ぜんぶやります」

河野「このハウス。7棟もあるんですか?」

森崎
「見落としたらどうするんですか?」

渡辺さん
「もう捨てるしかない…」

旗立て作業は5月から8月の間、
休み無く行われ
朝4時から昼ごろまでかかる重労働です。

森崎「大変だあ~」

さてここで体をつかってスイカを勉強。
スイカのツルは何センチ!?
力を合わせてみんなで測ってみることに-

絡まるツルに悪戦苦闘しましたが
てんやわんやで計測終了!

カオリ「252.5cm…」

森崎「ってことは?」

タケシ「2m52cm」

スイカはツルを伸ばして、
葉っぱをたくさん茂らせることで
実に栄養を送っているんです。

ここでスイカを収穫させてもらうことに!

渡辺さん
「今日は白棒の赤旗が収穫適期ですよ」

あぐりっこ「ここにある」「ある!」

みんな仲良く1個ずつ収穫!「とったぞ~」


2012年08月04日(土) |  優しい肥料で土を健康に!

ここで一般的なスイカと“ひまわりすいか”を
数字で比較してみました。すると-
【ひまわりすいか】重さ:2.28kg、まわり51cm
【一般のすいか】 重さ:9.18kg、まわり79cm

森崎
「重さは一般的なスイカの約4分の1。
 周囲の長さは約3分の2ぐらいかな~」

森崎
「じゃあ勉強したね!
 勉強したらら、もういいかな。
 よしスイカを食べよう!!」

一同「やったー!」

食べきりサイズが特徴の
「ひまわりすいか」ですが、
名前の由来になったある事実が、
この小さな実の中にあります。
カットしていみると-

あぐりっこ
「黄色?」「赤くない?」

森崎「まさに?」

タカト
「ひまわり!」

タケシ
「ひまわり色だから“ひまわりすいか”
 って言うのかな」

渡辺さん「そうですよ!」

さてそのお味は?
カオリ「あま~い」
タケシ「普通のスイカよりみずみずしい!

水分が多くあっさりした甘味が特徴の
「ひまわりすいか」。
冷やしすぎは禁物!
食べる一時間前に冷蔵庫で冷やすと、
とっても美味しく食べられます!

渡辺さん
「組合ではひまわりすいかの糖度は
 11%以上と決めています。
 毎週金曜日になったら、
 糖度検査をして全戸のハウスを
 回ってるんですね。木の状態も見ながら
 「水を送ったほうが良いよ」とか
 指導もするんですよ」 

河野
「自分の仲間に見られるわけですから…
 手を抜けないですよね」

森崎
「オレ、今スイカ派だわ!!」

リーダーがスイカになびくほど
甘くてみずみずしい「ひまわりすいか」。
おいしいだけじゃない、あるヒミツが!

佐々木
「北竜町ではこの“ひまわりすいか”を
 作っている生産者が14戸あります。
 みなさん安全安心なひまわりすいかを
 出荷するための『ある認定』を受けてます」

渡辺さん
「それが【エコファーマー】です。
 化学肥料や農薬をなるべく使わないようにして
 環境に優しく作物を育てる生産者のことを
 いいますよ」

日々、自然環境との戦いである作物栽培。
《北竜ひまわりすいか組合》では
牛や馬のたい肥を使い、
土を健康に保つ工夫
をしています。

森崎「みんな今日バスから降りたら何て言った?」
タケシ「くさい!」
森崎
「だよね。それは牛や馬の糞を肥料に
 使っているからなんだ。
 牛や馬の糞はものすごく畑に良いんだ。
 環境に優しい畑作りをしてくれてるって
 ことなんだよ~」

タケシ「知らなかった!」

渡辺さん
「10年くらい前から
 組合では全員やっているんですよ」

安全安心の「ひまわりすいか」。
年間320トン出荷されています。


2012年08月04日(土) |  こだわりいっぱいのメロン!

ひまわりスイカを学んだあとは、
ひまわりメロンについて勉強しようと
選果場にやってきました。

するとメロンを積んだトラックが
選果場にやって来ました。

森崎「わ~いっぱい積んでる!」

JAきたそらち 斉藤利満さん
「1つ取って糖度検査をします。
 決められた基準に満たない場合は
 出荷できません。
 ひまわりメロンは糖度14%以内では
 出荷しませんです」

糖度・食味検査を通ったメロンは
いよいよ出荷作業へ!
長―いレーンの先にはたくさんの人が…
どんな仕事をしているのかな?

まず最初は?

森崎「何か入りましたよ!」

河野「何だ何だ?」

森崎
「ひまわりメロンのパンフレットです」

お次は…

森崎
「メロンにシールが貼られています」

河野「【龍の鈴】と書いてますが…」

斉藤さん
「【北竜ひまわりメロン 龍の鈴】という
 品名で売っています」

それが終わると-

検査員の方がメロンを見ながら規格を
箱にうちます。

ちなみにこのメロンは「秀」でした。

森崎「どこを見て《秀》にしたんですか」

男性「全体的に色もキレイで傷もないので!」
斉藤さん「形も整っていますしね」

最後にフタを閉じて感性!

これで完成。
この選果場では朝に収穫したメロンを
その日のうちに全道に出荷しています。
忙しい時期だと一日に
1500箱もの取扱があるんだとか…

続いてはメロンの栽培について-
メロンを作って30年!
北竜メロン生産組合・組合長の
高石和彦さんです。

スイカと同じ奥行き100mのハウス。
すでに大きなメロンが実ってます。

佐々木
「さっきみんなが見たスイカと
 何か違うところがあるかな?」

タカト「葉っぱが違う。大きい!

森崎
「あとスイカにはあった《あるモノ》が無い」

タカト「旗だ!旗が無い!」

森崎「そうだよね」

森崎
「メロンは何を見て収穫適期と
 判断するのでしょうか?」

高石さん
「メロンの玉の上の葉です。
 葉の栄養がだんだん玉のほうに行って
 枯れてくるんです

森崎「へえ~そうなんだあ」

佐々木
「みんな葉っぱを触ってみようか」

あぐりっこ
「痛い」「ザラザラする」「裏がチクチクする」
森崎「何でだろう?よく見てご覧」

タカト「針!針みたいのがある」
ユキハ「トゲだあ」

高石さん
「これはね葉を硬くして、
 虫や病気の侵入を防いでいる
 という気がしますね」


2012年08月04日(土) |  スイカもメロンどっちも大好きになった♪

森崎
「では美味しいメロンを食べよう!」

あま~い香りのするメロンを
いただきま~す!

タカト「うまい!」
タケシ「甘い!」

リーダー
甘い!!いや~俺メロン派

タケシ「さっきまでスイカ派だったのに!」

食べ応えのある食感と驚く甘みが特徴の
ひまわりメロン。
こちらも生産者45人全員が
環境にやさしい栽培の証、
エコファーマーの認定を受けているんです。

じゃ~ん、もんすけです。
今回お邪魔しているJAきたそらちは、
平成12年、8つのJAが合併して誕生しました。 
今回紹介している
「ひまわりすいか」と「ひまわりメロン」は
北竜町だけで生産されていますが、
他の地域でも色んなメロンやスイカを
栽培しているんだよ。

これはラグビーボールみたいなマダーボール。
深川市や雨竜町、
そして北竜町でも栽培しています。

そして「さわやかな味わい」、
芳醇な香りが自慢!
深川産の「北斗メロン」や、
雨竜町の特産品、果肉が軟らかくて
ジューシーな「暑寒メロン」。

JAきたそらちでは、
いろんなスイカやメロンを出荷しているんだね。
僕も食べた~い!

今回のロケを振りかえって…

タカト
「みんな僕達のために色々なことを
 いっぱいやってくれていることが分かった!」

タケシ
「収穫する人が朝早くから収穫するから
 すごく大変だなと思いました」

カオリ
「両方とも…お花の色が同じだった!」

佐々木
「黄色い花が咲いてたよね」

ユキハ
「いっぱい収穫して大変だと思いました」

では、今日一日を通して
スイカとメロンをどれだけ好きになったか
シールを貼ってみよう!

森崎
「みんな、振り返って!ジャーン!
 スイカスイカメロンメロン…」

河野
「どんだけ貼ってんねん!
 けどみんな両方になってるね」

スイカもメロンもどちらも美味しくって
勝負がつけられないことが分かりました~
そして美味しいものを食べちゃうと
ひまわりみたいな笑顔になっちゃうことも
分かりました。

みなさんもご自宅で北竜町の美味しい
「ひまわり対決」、
やってみてはいかがですか!

こんにちは、週刊あぐりニュースです。
きょうは『旬のものをパクリ?』
道南での夏まつりとユニーク看板の話題です。

熱心に看板を作っている男たち。
JAきたひやま青年部の皆さんです。
看板のコンセプトはこちら。
『青年部の看板とかけまして・・、
 おいしい北檜山の農産物と解く。
 その心は…旬のものをパクリ?』
ちなみに看板の出来上がりは
こんな感じになりました。

このユニークな青年部の皆さんによる
「旬の農産物」の即売会が、今月12日、
「きたひやま夏まつり」の会場で行なわれます。
毎年大人気のイベントで
スイートコーンやブロッコリー、じゃがいも、
アスパラ、軟白ねぎ、ミニトマトなど
10種類ほどの新鮮野菜が販売されるそうです。

■きたひやま夏まつり JA青年部農産物即売会
日時: 8月12日(日) 午後2時~
会場:せたな町民ふれあいプラザ駐車場
問い合わせ:0137-84-5406
      せたな町商工会

続いては小麦の生産量日本一の町から
イベントのお知らせです。

十勝の音更町は小麦の生産量が全国一です。
その小麦のマチで去年スタートした
麦を楽しむためのイベント
「麦感祭(ばっかんさい)」が
今月19日に行なわれます。

収穫を終えた小麦畑を舞台にトラクターの試乗や、
「麦わらロールころがし競走」などのゲームのほか
新米ならぬ今年の「新麦」の小麦粉でつくった
パンやうどん、ユニークな麦料理など、
ここでしか味わえない
特別メニューのランチがついています。
是非この機会に味わってみたいですね。

お問い合わせ、参加申し込みは、
イベントを運営する
NPO「コミュニティシンクタンクあうるず」まで。

小麦畑の真ん中で、
私もトラクターに乗ってみたいです~
以上、週刊あぐりNEWSでした。

《麦感祭2012》 
日時: 8/19(日)10時~14時半(雨天決行)
会場:中橋農場(音更町)役場より送迎バスあり
参加費:大人2000円 小中学生500円(定員200名)
問い合わせ・申し込み
NPO「コミュニティシンクタンクあうるず」
℡080-3235-3017
*定員になり次第締め切り


2012年07月28日(土) |  ♯203 担い手育成と北海道農業の歴史編

森崎
「こんにちは~!あぐり王国です」

今回あぐり一行がやってきたのは
旭川市のなかでも東に位置する
豊田(とよた)・米原(よねはら)・瑞穂(みずほ)地区。

のどか~で、自然豊かなこのエリアを
昔から地元の人たちはこう呼んでいます。

米飯地区???こめめし??

あぐりっこ
「ペーパン地区?」

佐々木
「アイヌ語で言うと“米飯(ペーパン)地区”
 『水 甘い 川』という意味なんです」

森崎
「田んぼも畑も全て《水》《土》です。
 甘い川というのは美味しい水の流れが
 ある場所ですよ…という意味で
 そりゃ~食べ物も美味しいはずだよね!」
 
佐々木
「そうなんです。この地域は
 伝統的な文化や歴史が受け継がれている
 場所でもあるんです!」
今から120年以上前、
福島県から移住してきた人たちが
開拓したという
「米飯(ペーパン)地区」。

当時の暮らしを今に残すものがあるという事で、
一行は「養蚕(ようさん)民家」を訪れました。 

ずっしりとした藁葺き屋根に
あぐりっこも「カッコイイ!」

米原・瑞穂市民委員会
佐々木善紀会長
「ここは昔、絹を作るカイコという毛虫を
 飼っていた家なんですよ」

ここからは佐々木さんに案内してもらいましょう。

家の中に入ると
まず目に飛びこんできたのが「囲炉裏」。

佐々木さん
「仕事から帰ってきたら
 そのまま“暖を取る”ことができる。
 便利なようにできてますね」

佐々木
「これがカイコさんを入れたカゴ。
 これにカイコさんを入れて
 桑の葉をかぶせていれば葉っぱを食べます。
 そしてある程度すると“まゆ”を作ります」

森崎
「(まゆを)お湯で溶いて伸ばしていくと
 数10メートルになるんですね」

佐々木
「そうです。
 それを何本もつないで太い物にしていくんです」

絹の原料「生糸」は貴重な収入源だったので
多くの入植者はカイコを飼い、
生活をしていたのです。
この家はカイコが好む環境にするため、 
部屋の仕切りは全て引き戸
大きな囲炉裏で室温を保つ
工夫がされています。
(こちらは旭川市の指定文化財に
認定されています)

ゆったりと時間が流れ
古き良き面影がのこる米飯地区…

しかし

実は「大きな問題」を抱えていたのです。


2012年07月28日(土) |  生きがいとしての農業を提案!

佐々木
「実は人口の減少が著しいんです。
 この三年間で70戸ぐらい減っています」

森崎「え~何があったんですか?」

佐々木
高齢化ですね。
 子供さんの所に行って同居するとか…
 離れていってます」

森崎
「歯止めを利かせたいですよね」

佐々木
地域としても成り立たなくなる
 可能性もありますから」

農業で栄えた米飯地区にとって、
農業者の減少はとても深刻な問題。
そこでJA東旭川と行政が立ち上がりました。

佐々木
「そこでチャレンジファーマー制度という
 取り組みが立ち上がりました!」

米飯地区での新規就農を支援する取り組み
「チャレンジファーマー育成事業」。
詳しい内容を
旭川市農政部の唐渡愛さんに伺います。

唐渡(からと)さん
「小規模で生きがい的に趣味的な農業に
 取り組みたい!という方を支援するものです。
 現金収入があったり定年退職を迎えた方が
 趣味的に農地を使って小さな農業をすることを
 《生きがい農業》と言っています」

森崎
「どちらかというと高齢の方にむけた
 チャレンジファーマーなんですね」

じゃ~ん、もんすけです!
米飯地区の活性化を目的にはじまった
「チャレンジファーマー育成事業」。
JA東旭川ではどんなサポートを
しているのかな?

JA東旭川 吉原寿一さん
「JA東旭川では研修のために
 受け入れ農家の紹介や就農地の確保、
 手続きのサポートをはじめ、
 就農後の資材の確保や出荷のための
 フォローなど行っています」

応募条件はこちら!
旭川市東旭川 米原・瑞穂地区に就農すること。

農地を管理するために必要な生活費、
農業経費などの資金を確保できる方…などです。

平成23年からスタートした
チャレンジファーマー育成事業。
他の農業研修とは違い、仕事を辞めずに
土日での研修が可能なコースもあるのが
特徴なんです!

森崎
「これで生計を立てる…
 という訳ではないですけど
 年金受給者がこうして
 《生きがい》として農作業を続けていく…
 四季折々の生活をしていく…
 なんかちょっと憧れちゃうなあ~」

さっそく一行はチームに分かれて
米飯地区の魅力を探ることにしました。
まずは藤尾君とアヤカちゃんの二人。

都会ではなかなか出合うことができない
生き物にも遭遇し、二人は農村を大満喫!

そうしてハウスを発見。
地元の人にお話を伺ってみました。

アヤカ「こんにちは~」
突然の訪問にも関わらず
快く迎え入れてくれたのは中村肇さん。 
この地区でオクラなどを栽培している農家さん。

さてここでアヤカがインタビューを開始!

アヤカ「この町にどれくらいいるんですか?」

中村さん
59年間この地区で生まれて育っています」

アヤカ「ここの美味しい食べ物は?」

中村さん
清らかな水と美味しい空気の所で育った
 野菜とお米は最高だと思いますよ!」

打ち解けたところで
中村さんが見せてくれたのが、
大きなオクラ!

藤尾
「普通のオクラより大きいよ!」

中村さん
「イスラエル産のスターオブデイビット
 という品種です!」

アヤカ「カッコイイ!」

すると中村さん
「持っていってください!」

お土産までもらって
地元の人の「優しさ」に触れた
二人でした。


2012年07月28日(土) |  珍しいニンニク作りに取り組む!

一方リーダーとリク君は
米飯地区を活性化させる取り組み
「チャレンジファーマー育成事業」で
就農した夫婦に出会いました。

森崎
「はうでゅうでゅ~
 ないすちゅーみーちゅー!」

旦那さんは海外からいらした方のようですが
さすがリーダー!動じません!

森崎
「リク、英語で挨拶できるかな?」

す…すると-

リク「Hello!」    男性「Hello!」
リク「Nice to meet  you too. my name is RIKU!」
男性「I'm rich!same name!」

森崎「…(キョトン)」

あれれれ・・・
リーダーなんだかカヤの外…

森崎
「リク…
 英語話せるの?

女性「とっても上手♪」

森崎
上手だったよね?立場ないんだけど… 」

意外に英語が得意だったリクと訪れたのは
一年間の研修を終えて、
今年、農業を始めたグラント夫婦。

ある珍しい作物を栽培しています。

敏子さん
ニンニクを育てているんです。
 全部で60種類ちかく育ててます」

日本では珍しいニンニクもあります。

昨年旅先で出会い、日本で結婚した二人。
敏子さんにとって
本格的な農業経験は初めてでした。
二人がチャレンジファーマー育成事業に
応募した理由は何でしょう?

敏子さん
「一般の地域で新規就農するのは
 ハードルが高くて
 年齢制限や土地の広さとかありまして
 難しいですけど、こちらは入りやすかった!
 それに環境が良い所が気に入りました

森崎
「普通に考えると農地や機材の購入とか
 大変ですよね~」

敏子さん
「今ハウスのフレームを建てているんですけど
 これJA東旭川さんが世話して入手できました。
 それにトラクターとか用意していないので
 畑を耕してくれたり…
 いろんな方に助けていただいています」

森崎
「米飯地区の生活はどうですか?」

リチャード
「50代60代の人に
 ぜひ農業をオススメしたいです。
 健康を取り戻せた気がします!」

日本では珍しい品種のニンニクを
たくさん栽培しているグラントさん夫婦。
将来はレストランへの提供や、
ニンニクの苗の販売を行いたいということです。

佐々木アナとソラちゃんが伺ったのは
望月勉さんの畑。
定年退職後、一年間の研修を受けて
今年の四月から就農しました。

望月さん
「こちらへどうぞ。
 これは北海道では非常に珍しい
 落花生です」

佐々木「落花生?」

望月さん
「花が散ってツルが地中に伸びて
 土の中に実をつけるんですよ」

佐々木
「なかなか北海道では見られないかも…」


2012年07月28日(土) |  作って売って…更なる喜びが湧いてくる!

お次に見せてくれたのは-
望月さん
「カボチャの仲間の《コリンキー》。
 生で食べられるんですよ」

ソラ
「見た目カボチャみたいなオレンジみたいな!」

コリンキーを切ってみると-

佐々木「カボチャみたい…」

では生で食べてみましょう!

ポリポリポリポリ…

ソラ「おいしい!」

ユニーク野菜をたくさん作っている望月さんも、
チャレンジファーマー育成事業に参加した一人。

望月さん
「農業で生活するんじゃなくて
 どちらかというとセカンドライフ的な…
 それで去年の6月に
 千葉県から旭川に来ました」

望月さんは畑で採れた野菜を
JAの直売所で販売しています。
就農後のフォローもしっかりしているのが、
チャレンジファーマー育成事業の特徴。

奥様の素代さん
「この前初めて通帳に
 売上金が入ったので
 『やった~』という感じで喜んで!
 苗代がついたとか種代が出来たとか
 今度は肥料代が入るか?
 とか楽しみにしてます」

望月さん
「春には(ご近所さんが)
 行者ニンニクを持ってきてくれて
 『これ食べな~』なんていわれる。
 名前もわからないのに、
 くれるんですよ!」

佐々木
温かいですね!
 ここ米飯地区の人たちは!」

米飯地区に溶け込み
充実した農業ライフを送っている
望月さんでした。

その頃、藤尾君とアヤカちゃんは、
さらなる魅力を探すべく米飯地区を散策中。

さあ地元の人を発見しました!

アヤカ「すみませ~ん!こんにちは~」

男性
「…?どちらさんですか?」

藤尾「そうですよね。ワタクシ藤尾と申します」

アヤカ「アヤカと申します。ところで…」

さあアヤカの交渉が始まりましたよ~

アヤカ
「今、何…されて…らっしゃるのですか?」

男性「草刈です!」

アヤカ
「あのオススメの所とか名とかありませんか?」

男性
北限の梅の木と言われている梅が
 旭川第一小学校の庭に1本残ってます」

アヤカ「見たい…れてって…

男性「行ってみますか?忙しいけど…」

アヤカ交渉成立!


2012年07月28日(土) |  心あたたまる米飯地区にウットリ♪
急きょ案内してくださるのは
農家の大橋亨さん。
大橋さん
「これが白梅なんですね。
 よく僕らが子供の頃、
 梅の木に登って先生に
 叱られたりしたことを思い出しますね」

大橋さん
「梅の花の咲く時期になると
 米飯にゆかりのある人たちとか
 かつて小学校に勤務されてた先生とかが
 懐かしがって見に来るんですよ」

この地区の歴史に触れることができた
貴重な時間でした。

ここで米飯地区の歴史について学ぼう!

明治31年、福島県からの移住者たちは、
慣れない自然環境で安定的に作物を
収穫することが出来ないうえ、
地主制度も色濃かったため、
生活が苦しかったんだって…

そこで自分たちの生活の向上を求めるため、
農民組合を作りました。
米飯地区には北海道で最初に農民組合を作り、
農民解放運動を起こしたことを記す碑が
建てられてます。

森崎
「さあ~みんなでバーベキューだ~

一斉に「イエ~イ!」

森崎
「みんなそれぞれお世話になったみなさんにも
 お越しいただきました~」

藤尾「ありがとうございました」

佐々木
「地元でとれた野菜です!
 こうやってみんなで食べるのって
 良いですよね!」

森崎
「内陸ですし盆地ですし
 季節の幅がスゴク激しいですから
 夏には夏の楽しみ方が出来ると思います」

リチャードさん
「とても素晴らしくステキな所です。
 美しい場所です!」

森崎
「リチャード、
 一番得意な日本語を教えてください!」

リチャードさん
「酒ください!」

みなさんと楽しいひと時を過ごしたあぐりっこに
絵日記を書いてもらいました。

ソラ
「佐々木アナと一緒にいろんな野菜を見て
 興奮しました。
 その中で一番コリンキーに興味をもちました。
 すっごくおいしかったです!」

リク
「田舎に住んでいる人の話を聞いたり
 景色を見ていると、都会よりいいところが
 たくさんあったんだなと思いました」

アヤカ
「東旭川の米飯はとても自然がいっぱいで
 住みたくなるほどいい所でした。
 オクラはほんとうに大きくてビックリ。
 梅の木は100年前から大事にされていたらしい。
 自然・人・食材の三拍子そろっていてサイコー」

「セカンドライフは農業をやりたい!」
「週末だけのプチ農家をやってみたい!」
それぞれの想いを実現する
米飯地区のチャレンジファーマー育成事業。
そこは、あぐりっこも暮らしてみたくなるほど
笑顔があふれる場所でした!

ここでお祭りのご紹介!
《第35回 JA東旭川農業まつり》
日程:8/5(日)
場所:JA東旭川事務所南側周辺
問合せ:JA東旭川 ℡0166-36-2111

こんにちは週刊あぐりニュースです。
今日はバーベキューで
『おいしい北海道産牛肉を
 おなかいっぱい食べよう』

という嬉しいイベントのお知らせです。

その名も「焼肉ガーデンフェスタ」。
札幌パークホテルの駐車場特設会場で
8月6~9日までの4日間開催されます。

北海道産の味付け牛肉230グラムに、
ビールかソフトドリンクが2杯ついた
お得な前売り券が1500円で販売中です。

また会場では追加用の牛肉はもちろん、
数量限定販売の
「炭火焼き牛バラチャーシュー」の他
単品メニューもあるそうですよ。

仕事帰りのバーベキュー。たまりませんね…
ぜひ会場でお会いしましょう!
以上、週刊あぐりNEWSでした。

【2012 焼肉ガーデンフェスタ】
日時: 8/6(月)~9(木) 16時~21時
場所:札幌パークホテル駐車場特設会場
    【雨天決行】

前売券:1500円(お得券・税込み)
(大丸プレイガイド・道新プレイガイドで
 8/5まで販売中)
当日券:1700円(税込み)会場にて販売
主催:ホクレン
問い合わせ:焼肉ガーデンフェスタ事務局
            ℡ 011-241-6526


2012年07月21日(土) |  ♯202 北海道の酪農を支える草地資源について

森崎
いや~広大な北海道!
 みんな気持ち良いか~~!」

あぐりっこ「気持ちいい~」

森崎「よーしスピードあげるぞ~」

なんと今回のあぐり一行のスタートは
とある場所でのサイクリングです!

見渡す限りどこまでも続くひろ~い大地。
そして真っ直ぐな一本道…
鳥のさえずりが優しくあぐり一行を
出迎えてくれた、この場所とは…

森崎
「あらめてこんにちは~!」

佐々木
「札幌から400キロ離れた
 別海町にやってきました!!」

藤尾「気持ち良いぞ~」

道東の酪農地帯にある別海町。
この町では人口のおよそ7倍もの乳牛
飼育されています。
別海町を含むJA道東あさひエリアは
生乳の生産量、
全国第1位を誇っています。

森崎
「今日、紹介するのは…牧草です!」

藤尾「牧草??」

森崎「みんなアレ??反応は?」

みなさん牛がどんな食事をしているか、
気にしたことありますか?
ミルクの元にもなる牛さんのエサ、
牧草を今日は勉強していきますよ。

さっそくあぐり一行は
橋本明雄さんの牧場にやってきました。

まずは牛さんのエサやりをお手伝いです。

橋本さん
「食べやすいように牛の口が届くところまで
 エサを押してちょうだい!」

牛さんが一日に食べるエサの量は
およそ60キロ
1日2回のエサやりは
とても重要なお仕事なんです。

森崎
「みんなお疲れ様~!」

ここで今回参加のあぐりっこを紹介。

地元別海町から参加のケイタツ。
酪農家の息子ですが
「お手伝いはあまりしない…」とのこと。

同じく釧路から参加したマユ。
酪農業に触れるのは初めてです。

札幌からは初参加のタクトと
体力には自信あり!ユウナです。

では具体的に牛さんのエサを見て行きましょう。

森崎
「目の前に牛の食べる物をのせています。
 今、みんなが牛舎であげた物はどれかな?」

ケイタツ
「よくわかんない…」

橋本さん
「まず1つが<濃厚飼料>
 栄養価の高い穀物を食べやすいように
 加工した物です。
 しかしこれだけでは牛さんの健康や
 体のバランスを整えられません」

橋本さん
「そこで粗飼料(ソシリョウ)という
 <牧草>を与えます。
 これは今は栄養価も高く、
 質も良くなっているので基礎飼料と言ってます。
 これをメインの基礎として足りない部分を
 他の物で補いながら牛に与えてます。
 これがエサの基本中の基本ですね」

藤尾
「(この牧草で出来た基礎飼料は)
 人間で言えば白いごはんみたいな

橋本さん「そうですね!」




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