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[+10] >>

2012年05月12日(土) |  ♯193 ”越冬春長ねぎ”の人気の秘密とは編

佐々木
「みなさんこんにちは!
 今日は幕別町札内にやってきました」

今回参加するあぐりっこは
吉岡桃花ちゃん(小6)、松田空ちゃん(小6)
そして地元帯広からは
新谷信仁君(小4)、田中蒼亜(小3)です。

佐々木
「みんなコチラの写真を見てください。
 これは札内産の野菜なんですが
 春にとっても人気のある野菜です。
 みんな、わかりますか?」

ソウア君
「トウモロコシとか?」

藤尾
「そうか!けどなんか
 いつも取材している畑とは
 チョット雰囲気違くない?
 いっぱい溝が掘ってあるよ!」

佐々木
「一体これは何の野菜なのか?
 みんなで勉強していきましょう!」

佐々木
「だけど1人いません…」

藤尾
「いませんって…
 大黒柱が無いと言っていい!」

佐々木
「一足先にこの畑に行ってるので
 我々も向いましょう!」

藤尾
「リーダーを追いかけるぞ!」

あぐりっこ「おお~~~」

十勝の幕別町札内。
こちらには毎年春に出荷する
人気の野菜があるのです。
その野菜とは?

早速リーダーを追いかけ
畑にやってきましたよ。

 

佐々木
「畑の中にリーダーがいましたよ~」

生産者さんと畑に立つリーダー。
手には何か持っていますよ。
どうやらソレが今回の野菜のようです!

佐々木
「みんなで呼んで見ましょう。
 せいのっ リーダー

森崎
「お~みんな!」

森崎
「札内の越冬春長ねぎ
 採れたぞ~~~!」

幕別町札内の春限定の野菜とは…

“越冬春長ねぎ”

森崎
「意味わかるかな?」

ノブヒト君
「冬を越す春のねぎ」

森崎「すごいな~スゴイ!」

さあ越冬春長ねぎをお勉強していきますよ。


2012年05月12日(土) |  こんなに甘い長ねぎがあるなんて…

大規模農業が盛んな十勝では、
畑作4品と言われる
小麦・じゃがいも・てん菜・豆類の
栽培が盛んですが、
幕別町札内では春のこの時期に出荷する
長ネギの栽培も行なっています。

では生産者さんの横山孝さんから
お話を伺っていきましょう。

横山さん
雪の下にひと冬置いて
 この時期(春)に掘って出荷します。
 寝かしたことで
 “柔らかさ”“美味しさ”“あま味”が出て
 すごいおいしいネギになるんです」

森崎
「冬を越したほうが
 おいしいネギになる…
 みんなど思う?」

あぐりっこ「意外!」

横山さん曰く
「冬を越してすごく美味しくなる」
という越冬春長ねぎ。

では横山さんオススメの炭火焼きで 
そのお味を確かめてみましょう!

森崎
「なまら良い香りしてきたぞ~」

あぐりっこ「おいしそ~」

森崎
「これは贅沢な食べ方ですね~」

横山さん「そうですね」

こんがり表面が焼けて、
あま~いネギの香りが漂ってきました。

アッツアツを切ってみると-
森崎
「うわ~中からネギ汁が~!
 うまそ~けど熱い!!」

焼きたてをいただきま~す!

モモカちゃん
口の中に入れた途端
「ううっ~ おいしい~!」

ノブヒト君も「とろっとろ!」

ソラちゃん
「%♯☆∞♪~(おいしい)」

あぐりっこもビックリの美味しさ!

大人チームも… 

森崎
「うわっウマ~イ!何これ!果物!
 こんなに甘いんなら
 果物とのしてフルーツ盛り合わせの横に
 このネギがあっていい!
 めっちゃ甘いね。
 冬を越すことによって甘みが増すって
 横山さんが言ってましたが
 まさかここまでとは…」

果物並みの甘さを持つ“越冬春長ねぎ”。
ではどのように育てられているのでしょうか?


2012年05月12日(土) |  土をかぶせて、またかぶせ…

森崎
「越冬春長ねぎの畑だ~広いぞ~」

ということで畑にやってきましたよ。

藤尾
「それにしても広いですね~」

横山さん
「奥行きは130メートルぐらいあります」

藤尾
「札幌ドームの両翼より長いですね」

横山さん
「130メートル×23列ありますので
 6万本ぐらいあります!」

藤尾「6万本!!」

佐々木「6万長ねぎ…スゴイ」

森崎
「よく見ると…土を盛ってるというか…」

横山さん
日が当たらないと白くなります。
 なので日が当たらないように
 土をかけているんです

藤尾
「ネギの白部分をつくるために
 デコボコした畑になっているんだ~」

横山さん
「成長するたびに土をかけていくんです。
 4~5回は土を盛っていきますよ」

藤尾
「え~メッチャめんどくさい!」

森崎
「伸びれば伸びるほど土を盛っていく…
 みんなわかった?
 太陽に当たっている部分は緑色、
 当たっていない部分は白。
 この2色はこうやって出来ているんだよ」

モモカちゃん
「大変なことをイッパイやって
 “おいしくなるんだな”って改めて感じた」

森崎
「そうだよね~」

土の中の部分は本当に白いのか?
リーダー体を張って掘っていきます。

森崎
「かなり掘りますよ~」

30cmほど掘っていくと白っぽい部分が
現われてきました。

森崎
「出てきたね。真っ白じゃないけど
 明らかに太陽の当たってるのと違うね」

ソラちゃん「全然違う!」

よーく観察すると…
モモカちゃん「根っこがたくさんある!」

藤尾
「栄養をいっぱい吸収しているから
 あんだけ美味しいんですね」

リーダー ネギを掘り起こすと…

ソウア君
「根っこがプチプチ言ってる!」

森崎「よいっしょ~~」

越冬春長ねぎが抜けました~

森崎
「うわ~おめでとう!

なんだかとっても嬉しくなっちゃいました。

春に出荷する“越冬春長ねぎ”。
では、その栽培スケジュールとは?


2012年05月12日(土) |  おいしいネギは良く眠る?!1年越しの栽培

佐々木
「まずは5月に
 “種まき”“育苗”という作業があります」

森崎
「みんな長ねぎの種、見たことある?」

あぐりっこ「な~い!」

森崎「どんなんなんだろう」

佐々木「お願いします!」

とここで横山さんが出してのは
ヒモのようなもの。

横山さん「これなんです」

森崎「えっどういうこと??」

横山さん
「これシーダーテープと言って
 種をまきやすくする物です。
 テープの中に種が入っているんです!」

森崎
「あ~なるほど。
 このヒモを一列ビヤーって埋めていけば
 種まきになるんだ~」

藤尾
「だけど…5月って収穫もやってませんか?」

横山さん
「ハイ!やってます。
 収穫しながら来年の種まき
 やってるんです」

森崎
「卒業式しながら入学式やっちゃうみたいだ」

5月に撒いた種をビニルハウスで育苗したあと、
畑に植え替えます。
その後7月からは成長に合わせて
土をかぶせる作業。

そして12月、寒さ厳しい冬を迎えるのです。

佐々木
「成長した状態で雪が降り、積もっていきます。
 その雪の中で我慢して我慢して…やっと4月。
 冬を越して収穫を迎えるのです」

森崎
「うわ~1年だ!大変だ~このネギは」

藤尾
「雪が降る前に食べられるんだけど
 わざわざやってるんですね」

畑をよく見てみると-

森崎
「2列だけビニールがかぶった
 トンネルがあるんですが」

横山さん
「春と言えども北海道はまだ寒いので
 3月末からこのトンネルをかけ始めます。
 こうすると温度が上がるので
 早く伸びるんです」

横山さん
「なおかつ…
 出荷はいっぺんに出来ないので
 時期をずらすためもあるんです」

森崎
「6万本もあるから
 一度に収穫は出来ないもんね」

トンネル状のハウスで
ぐんぐん成長した越冬春長ねぎ。

収穫時期になるとトンネルを外します。

越冬春長ねぎの収穫体験!
上手に収穫できたノブヒト君が
ソウア君を応援します。

ノブヒト君
「上にあげて、上にあげて…」

上手にソウア君も収穫できました。

森崎「カメラに向って~」

ノブヒト君も一緒にVサイン!

森崎
「なんでノブ入ったの!
 なんかオイシイなあ、ノブヒト」

藤尾
「全部、自分の手柄にしたがるな~」

さて女子チームの収穫。
モモカちゃんも上手に取れました。

森崎
「モモカ~カメラに向って…」と言いつつ、
ノブヒト君のマネをして
カメラに映ろうとするリーダー!

みんな大笑い!
楽しい収穫体験になりました。


2012年05月12日(土) |  長ねぎファンになりました!

収穫した越冬春春長ねぎの選果作業を
お手伝いしましょう!
実はすべて丁寧に手作業で行われているんです。

まずは根っこと上の枯れた葉を切ります。

ソラちゃんがお手伝い。

横山さん
「上手ですね~」

森崎
「もうココの人みたいになってきたよ」

次の工程へいくと泥のついた皮部分をむき
真っ白になっています。

藤尾
「うわ~キレイ」

森崎
「何で皮を剥いているのかな?」

佐々木
「タオルかな?」

横山さん
「汚れたりもするので拭きながらやります」

ここは男子チームがお手伝いします。

汚れた皮をスーっとむいていくと、
真っ白な部分が出てきました。。

ソウア君
「むきやすかった」

ノブヒト君
「これで焼いて食べたいくらい!」

その後、ひと袋200gで袋詰めして完成です。

森崎
「アレ?200gより多いですね…」

横山さん
「まあサービスして…
 みなさんに喜んでもらおうと思って…」

森崎
「結構なサービスですよ。
 244gはやり過ぎじゃないですか!」

じゃーん もんすけです。
40年以上の歴史がある札内の長ねぎ栽培。
実は供給が追い付かないほどの人気なんだって。

JAさつない 佐藤文彦さん
「1年間のもの歳月をかけて育てた
 札内産の越冬春長ねぎは市場での需要も高く
 比較的“高値”で取引されています。
 出荷は5月中旬までで、主な出荷先は
 地元の帯広市場・札幌市場、
 さらに一部宅配などにもでます。
 最盛期にはJAさつないが管理する
 選果施設から出荷するなど
 生産者の負担を軽減し、より高品質な状態の
 出荷体制を整えています。
 春の息吹を感じる風味豊かな“越冬春長ねぎ”。
 今年度は作付面積を拡大し、
 さらなる増産体制をひいております」

期間限定のおいしさ越冬春長ねぎは
生産者の春先の収入源としても大切なんだって!

この手間のかかる越冬春長ねぎを
作り続ける横山さんの想いとは?

横山さん
「私が農家を継ぐ前からやってまして、
 その伝統を消すわけにもいかない。
 それに柔らかくて美味しくて…
 自分だけが思ってるかもしれないんだけど
 他にはない!と思って作ってるんです。
 なので、なくさない!
 それに楽しみに待ってくださる方もいるので
 作業は大変ですけど作ってます」

森崎
「ファンのみんながいるから
 作り続けてるんだって。
 みんな今日まるまんま食べて
 ファンになったよね?」

あぐりっこ「なった!!」

森崎
「僕らもこのネギが春に毎年食べられるって
 ありがたいです!」

大好評の越冬春長ねぎ。
実は栄養パワーもバッチリなんです。

天使大学看護栄養学部 荒川義人教授
「長ねぎは成分的にカリウム・食物繊維が
 含まれていますが、なんと言っても特徴は
 辛味・香りに関係する硫黄化合物。
 この硫黄化合物は辛味があって
 食欲を促進させて消化を助けたりします。
 またウィルスをやっつけたりして
 病原菌から体を守ってくれたりします。

 それに越冬すると前の年に作った
 養分をかなり蓄えていて、
 それをベースに成長します。
 なので成分がかなり濃い状態が期待できます!」

なるほど~越冬することで、
イイことがいっぱいあるんだね! 

最後に越冬春長ねぎの料理をいただきました。
教えてくださったのはJAさつない女性部の
小竹さん・池野さん・松浦さん。
天ぷらに肉巻き・ポタージュなどなど。

もうあぐりっこも大興奮の美味しさ!
詳しい内容はレシピコーナーをご覧ください。

一日越冬春長ねぎを勉強して…
森崎
「まだまだ知らないものがあるんだな~」

佐々木
「今日は新発見しましたよね~。
 改めてネギの魅力を勉強させてもらいました」

これからも北海道の魅力ある農産物を
みなさんにお届けしますよ~!


2012年05月05日(土) |  ♯192 食品表示から安全安心を考える編

私たちが毎日口にする、
さまざまな食品が並ぶスーパー。
食べ物や飲み物など、
こちらで扱っているのは、
なんと約8000アイテム。
納豆だけでも30種類、
そして豆腐は35種類。
ところで皆さんが
商品を選ぶ時のポイントって何でしょうか?

お客さまの声
値段を見ます」
「食べ盛りの子供がいるので質より量!」
「安くておいしければ何でもいいです!」

多かったのは“価格”と“内容量”。 
とっても重要なポイントですよね。
その他にもこのような回答も…

品物だね!量が食べられないから…」
「小さな子供がいるので
 添加物が入ってないもの
「内容成分はけっこうみます」
「新鮮でおいしい北海道産!」

年代や家族構成などの違いからか
“品質や産地”を気にする方も…
これら内容量や価格・
原料原産地・賞味期限
など、
大切な情報を伝えているのが
「食品表示」 。

食品表示は「どのような商品なのか」知るため、
そして納得したお買い物のために
不可欠な存在なのです。

ということで
今回は安全安心なお買い物に
なくてはならない
食品表示を徹底調査!

今回はあぐり親子が参加、
菅原親子(麻美ママとカヤちゃん)と
清野親子(利恵子ママとユウナちゃん)です。

森崎
「みなさん食品表示、気にしてますか?」

麻美ママ「してません!」
利恵子「あまりしてません…」

カヤちゃん
「たまに見るけど気にしてない」
ユウナちゃん
「あまり見てない」

河野
「お母さん方、食品表示を
 見てないって言ってますが、
 ボク絶対見ていると思います!
 同じものを…
 カロリーみてません??」

お母さん「あ~あ(うなずく)」

河野
「カロリーも食品表示です!」

森崎
「君カロリー見てるの?
 カロリー見て、この体型??

河野
「気にしてはいるんです!」

さてさてまずは
どんな商品があるのかスーパーへ潜入!

と言うことでやって来たのは
札幌市東区のホクレンショップ49条店。
ココからは食品表示のスペシャリスト、
谷孝明さんに教えていただきます。
実は谷さんある重要な資格をお持ちなのです。 

谷さん
食品表示管理士という資格を
 58歳の時に取って今の仕事をしてます」

森崎
「食品表示管理士?」

佐々木
「食品表示管理士さんは
 ホクレンショップ内を見回って
 “表示が正しいかどうか”
 チェックをしているんです!」

河野
「スーパーって、とんでもない
 商品の数がありますよ」

森崎
「大変だよね~」

消費者にとって重要な情報源となる
「食品表示」。
食品表示管理士の谷さんは、
全道各地のホクレンショップを巡回し、
不適切な表示・誤りなどが無いか…を
チェックしているのです。

森崎
「チェックして、どうするんですか?」

谷さん
「正しく表示できるように指導します。
 また講習会などを開いて現場の方々に
 分かってもらうようにしてます」
 
あぐり親子「へえ~知らなかった」


2012年05月05日(土) |  食品表示のチェックポイント!

商品の情報源“食品表示”。
売り場でチェックするべきポイントについて
教えていただきます。

河野
「1つの野菜でもスゴイ種類ありますよね」

森崎
「ネギ、スゴイ何種類もある…
 “埼玉の長ネギ”や“茨城の土付き長ネギ”。
 北海道の越冬ネギもありますよ。
 しかもはだかで売ってるものや
 袋に入ったものなど色々あるよ…」

谷さん
「はだか売りの場合は
 POP(ポップ)
 産地・名称を書きます」

河野
「産地と名所を絶対に表示するんだ」

表示見てを参考にするのは…
麻美ママ「安いの…」

森崎
「ボクは産地注目ですね。
 北海道産を応援してるので
 無条件に買っちゃいます」

野菜や果物などの生鮮食品の場合、
国産品は「都道府県名」「市町村名」、
輸入品には「原産国名」などの表示が
義務付けられています。

お次はトマトコーナーへ移動。

森崎
「トマトもすごい種類だね~
 ユウナ何種類ある?」

ユウナちゃん「15種類!」

森崎「はえ~な」

河野
「トマトも産地が色々あるね」

森崎
「たくさんの種類があるのは
 主婦としていかがですか?」

麻美ママ
「いっぱい選べて楽しくて
 食卓もにぎわうんじゃないかしら

森崎
産地値段量…
 選択の幅が広がってお買い物が楽しいですね」

続いては鮮魚コーナーにやってきました。

谷さん
「こちらは“ばちまぐろ”です。
 大西洋と書いてありますが
 台湾の船が大西洋へ行って獲ってきた魚。
 しかもすぐ冷凍して
 それをお店で解答したモノ…
 ということが表示されています」

魚・貝・海藻などの水産物では、
名称・原産地のほか、
「養殖」や「解凍」の場合は
その表示が義務付けられています。
切り身やむき身の場合だと、
消費期限や保存方法なども表示されています。

森崎
「コチラには
 “刺身用本まぐろ中トロ・マルタ産:地中海”
 と書いてありますよ」

谷さん
「こちらは地中海のマルタという場所で
 養殖されたものを漁獲して冷凍して
 日本へ持ってきたものです」

森崎
「表示が無かったら見ただけじゃ
 わかんないよね~」

河野
「何が本マグロなのか?
 しかもドコ産なのかなんて分からない」


2012年05月05日(土) |  正しい表示で信頼を得る!

谷さん
「流通業全体で正しい表示を
 していかないと
 お客様に信頼を得られないと思います」

森崎
「勿論そうですね」

森崎
「賞味期限もそうですけど
 我々消費者は
 信用して買っている訳だから…
 厳しく谷さんチェックをしている!
 安心安全で信頼できる買い物が
 できるということですよね」

ちなみに食肉の場合だと、
牛肉・豚肉・鶏肉など食肉の種類、
そして部位を表示。

そして国産牛の場合は10桁の個体識別番号も。

これはトレーサビリティという仕組みで、
飼育の履歴などを確認することが出来るのです。

森崎
「生産者の方にとってみれば年々厳しくなる… 
 消費者にしてみれば年々安心というものが
 成長している…
 ありがたいコトですよね!」

続いては加工品についてみてみましょう。
加工食品でチェックするべきポイントとは?

お豆腐を見てみると…

河野
「すごいイッパイの事が書かれていますね」

森崎
「こんなふうに豆腐のパッケージを
 見たことある??」

森崎
「名称・原材料名・内容量…
 いろいろあるけど
 どこに注目したらいいですかね?」
谷さん
原材料ですね。
 大豆がどこの国でとれた物か?
 その辺りを見ていただければ…」

森崎
「こちらには
 “とよまさり大豆”と書かれています。
 道産大豆ですか?」

谷さん
「特に北海道で多く作られている大豆です」


2012年05月05日(土) |  表示は安全安心を伝えるラブレター!

加工食品の表示に関してみてみましょう。

佐々木
「これが表示事項の一覧です」
森崎
「いっぱい書くんですね~」

谷さん
名称は一般的に知られている呼び名、
 原材料名は多く使われているものから
 順番に書きます。
 その次に食品添加物を書く。
 さらにアレルギー物質があったら
 それらも書くようになってます」

谷さん
「期限表示に関しては、まずは《消費期限》。
 その期間を過ぎたら食べないほうがいい
 となっています。
 《賞味期限》はその期限を過ぎたら
 食べられるけど、
 多少おいしくないかもしれない…ということ。
 期限表示をするために
 《保存方法》も書いてます。
 常温保存とか○℃以下など書いてます」

河野
「お母さん達は何が気になりますか?」

麻美ママ
「やっぱり賞味期限が気になります」

利恵子ママ
「そうですね…内容量ですね」

河野「わかりますよ!わかります」

森崎
「納豆でも豆腐でもそうですが
 “遺伝子組み換え大豆では
 ありません”
という
 表記が最近増えてきていますが…」

谷さん
「まず“遺伝子組み換え”ですが
 《害虫に強い作物》あるいは
 雑草を取るために除草剤をまきますが
 その《除草剤に強い作物》…
 こういった物を作るために
 遺伝子を操作することがあります。
 これを遺伝子組み換え食品と言ってます」
 
---------------------------------------
■遺伝子組み換え食品とは-
 DNA配列を並び替えたりし、
 新たな性質が加えられた農産物のこと。
---------------------------------------

谷さん
「加工食品の納豆や豆腐では
 遺伝子組み換えの大豆を使っている場合
 あるいは分別をしないでやっている場合は
 キチッと表示しなさいとなってます。
 反対に遺伝子組み換え大豆を
 使用してない場合
 書かなくてもいいという
 ルールになってます。

 ここに書いてあるのは
 消費者が気になることをメーカーで
 親切に『遺伝子組み換え大豆でない』と
 書いてあるんですね」

森崎
「メーカーで自主的に
 組み換えじゃない…と表記しているんですね」

森崎
「原材料名に大豆(アメリカまたはカナダ産)と
 書かれていますが、
 これは明記する必要あるの?」

谷さん
「法的には必要ないんですが
 ガイドラインとして
 自主ルールとして書いてあげてほうが
 消費者のみなさんが買うときの
 目安になる…ということで
 書いてるところが多いです。
 ほとんど書いていますね」

利恵子ママ
「今まで産地ぐらいしか
 見ていなかったんですけど、
 すごくたくさんのことが
 書いてあるんだなって
 改めて分かりました」

麻美ママ
「当たり前に安全だと思って
 食べていたものが
 そういう方々のバックアップがあったから
 だったんですね」

お次は…
豆腐だけでも60種類!
大豆を原料とする食品の製造を得意とする
マルカワ食品にやって来ました。
安全安心がモットーの老舗メーカーです。

佐々木
「こちらで作っているものを並べて頂きました」

森崎
「すご~いお豆腐~!」

川面邦治(カワツラ クニハル)社長に
お話を伺っていきますよ。

河野
「大豆はどれぐらいの量を使うんですか?」

川面社長
「一日に平均して5トンは使います」

森崎
「そんな作っているんですか?」

川面社長
「豆腐だけでも1日に6万丁
 作っています」

森崎
「6万丁!」


2012年05月05日(土) |  豆腐工場に潜入!

こちらでは「国内産」と「輸入品」、
原料となる大豆をニーズに合わせて
使い分けています。
そんな食品メーカーの
食品表示に対する取り組みとは?

川面社長
「大豆の産地に関しては
 表示義務はないんですけど
 お客様が選ぶ時に参考になると思うので
 北海道産やアメリカ・カナダ産と
 自主的に書いています」

森崎
「例えばスーパーに2つ豆腐が並んでいて
 値段が違うとします。
 その値段の違いをお客様にとって
 わかるようになっているのは
 とても親切だと思います」

川面社長
「正しいことを分かりやすく
 表示することを心がけています」

食品表示を勉強したところで
今度は豆腐作りの現場を見学させてもらう
ことになりました!

佐々木
「豆腐を作る工場にやって来ました。
 ここは豆乳を作っている場所なんですね?」

川面社長
「一晩水で膨らませた大豆を
 臼(うす)ですり潰して
 その後、加熱します。
 それをおからと豆乳に分けていきます」

河野
「目の前の“管”に豆が通ってますが…」

川面社長
「空気で豆がこの管を通って運ばれてます」

佐々木
「管が何本もありますが
 豆の種類が違うんですか?」

川面社長
「北海道産大豆とアメリカ産大豆を使ってるので
 混ざらないように、
 それぞれ専用のホースを使っています」

森崎
「豆の種類の数だけホースがあるんですね」

木綿豆腐を作る機械の前に来ました。

豆乳とニガリを入れてキレイに固まったものを
あえて崩しています。

川面社長
「水を絞るために一回崩します」

次のラインに行くと
ながーい豆腐が完成してます。

森崎「もう出来ている!」

川面社長
「大きな木綿豆腐ができています」

これをカットしていくんです。

森崎
「うわ~すごーい。長い!
 なが~~~い!
森崎
「長い豆腐のまま
 丸ごと食べたい…!

河野
「安全安心だってことを食品表示で
 打ち出してくれる。
 社長の想いは?」

川面社長
「口に入る物ですから、
 原料の調達から製造・社員の教育、
 万全を尽くして安心して食べられる物を
 毎日作っています!」

河野
「安心安全の自信は?」

川面社長「100パーセントです!」

みなさんもじっくり
食品表示を見てみてくださいね。
これは安心安全を伝える
ラブレターかもしれないですね…




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