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2020年03月07日(土) | ♯560 パラグアイと北海道農業のつながり編
2020年03月07日(土) | イグアス移住地!
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[+10] >>

2012年02月11日(土) |  母の優しさから生まれた味噌

最後の工程に入ると井田さんは
まるで泥遊びでもするかのように
味噌を丸めて大きな団子を作りました。

井田さん
「こうやって丸めてね…」

と言ったと思った瞬間、
バシッ!
丸めた味噌を樽に投げ込みました。

井田さん
「こうやってポンっ樽に詰めるんです

藤尾
「結構乱暴なんですね」

井田さん
「最後は乱暴なんです!

あぐり一同も“味噌投げ”ならぬ
味噌の樽詰めを初体験!

部屋中にバシッバシッと
味噌を投げる音が響きます。

なんだかお行儀が良くないように見えますが
空気が入ってしまうと、
変色して品質が低下してしまうので
空気が入らないように投げつけて
樽に詰めていくんです。

森崎
「防腐剤を入れたり添加物を入れたり 
 してないんですね」

井田さん
「うちは一切絶対そういうことはしません」

樽に詰めたら熟成庫へ運びます。
夏でも涼しいこの倉庫。
この倉庫で2年物間
じっくり寝かせるんです。

森崎
「どうして味噌造りを始めたんですか?」

伊田さん
「昔、減反制度ができたんです。
 だけど水田の仕事をやっていた人には
 畑の仕事は難しいんです。
 機械も揃えなきゃいけないし…」

昭和46年から全国に発せられた
「減反制度」。
井田さん達はお米が作れなくなった
土地を利用し大豆の栽培を始めます。

地元で獲れるようになった「大豆と米」。
これらを使い味噌造りを始めたのは、
「子供に安心安全な物を食べさせたい」
という母親としての想いからでした。
平成元年には本格的に製造し
販売を始めた女性部のみなさん。
今では全国から注文が入り、
地元の学校給食でも使われているんです。

井田さん
「私はね…子どもが中学校に入学したら
 味噌造りの体験をさせてあげたいの。
 そして3年生になって卒業するときに、
 味噌を持って帰るの!それやりたいの」

森崎
素晴らしい!素晴らしい
 それ本当に良いと思う!素晴らしい」

今では各地の女性部が地域の作物で
加工品を作り販売していますが、
井田さん達はその先駆け。
こうした活動が認められ
「北海道産業貢献賞」を受賞しているんです。

また共和町の女性部には
味噌を作る食品加工グループ以外にも
面白い活動があるとか-

井田さん
「手芸・ペン習字・着付け・花きとか…」

夏場は休むことなく働く農家の方々。
一息つける冬の間は生産者同士で集まり、
様々な活動を行っています。

そこで、あぐり女子は他のグループに
お邪魔してみる事に!
あぐり男子は残って味噌の袋詰め体験です。

早速2年寝かせた味噌のフタを開けると-

森崎「うわ~すごい」

ハヤテ君
「すんごいドロドロしてる」

井田さん
「べっ甲色しているでしょ」

味噌を袋に入れて金具をとめたら完成!

やったー!


2012年02月11日(土) |  お母さんパワーで農業発信!

その頃あぐり女子はというと…
別の場所にお邪魔して何やら制作中。

ルカちゃん
「チョット難しいけど楽しい!」

あぐり女子がお邪魔したのは
JAきょうわ前田女性部・花きグループ。

こちらではメンバーの庭で栽培した
花を使ってリースやカゴなどを
作っているんです。
部員の山本由美子さんと工藤一枝さんに
レクチャーを受けながら
“まつぼっくりのリース作り”を体験!

30分ほどで作品が完成しました。
松ぼっくりを繋げる所から作った3人の力作!

かわいらしくまとめたマユちゃんのリース
大好きなピンクの花がたっくさん!(真ん中)

佐々木アナは花や麦を飾ってシックに(左)

ルカちゃんはブーケがアクセント
花の色にもこだわりました。(右)

ルカちゃん
「時間もあまりかけないで
 楽しくできてこんなキレイに仕上がると
 思わなかったのでビックリした」

じゃ~ん もんすけです!
北海道各地にいるJA女性部の皆さん、
日頃はどんな活動をしているのかな?

JA北海道女性協議会会長
岩永かずえさん
「消費者の方に農業のことを知って頂いたり、
 農産物を使った料理を教えたりしてます。
 将来、農業の応援団になってくれる
 子ども達に色んな体験や農作物の説明をして
 理解してもらう…ことをやってきてます」

現在の部員数は1万8千人。
お母さんパワーで農業を発信しているんだね。

JAきょうわ 前田女性部お手製
味噌料理をいただきました!
味噌の甘みたっぷりの「ちゃんちゃん焼き」や
お手製みそだれでいただく「おでん」など。
是非チャレンジしてくださいね。

※詳しい内容はレシピコーナーへ!

「医者に金を払うよりも、みそ屋に払え」 
これは江戸時代のことわざ。
当時は健康のために
一日も味噌を欠かしてはいけない!って
言われていたんだって。 
そんな味噌ってどんないいところがあるの?

天使大学看護栄養学部
荒川義人教授
「味噌の原料は大豆ですが、 
 大豆には優れたタンパク質や食物繊維・
 オリゴ糖・イソフラボン、
 このような栄養素が入っています。
 発酵して熟成中にできるメラノイジンは
 体の中で酸化を抑えてくれて
 非常に役立つことがわかってきています」
 
へ~ すごい! 
これからはもっと味噌たべるぞ~!

さあ色々の味噌料理を食べてみて-

森崎
「今日全てのお料理が味噌でしたけど
 こちらの味噌はすべてマイルドで
 素材を優しく包んでくれるような味噌ですね」

井田さん
「素晴らしい表現ありがとうございました」

森崎
「いやいやなんの…女将また来るわ!

■《手づくり味噌》の問合せは-
 JAきょうわ TEL0135-73-2121

こんにちは週刊あぐりNEWSです。
今日は「新しいJAが誕生した」ニュースです。

あぐり王国でも紹介したことがある
「おこっぺアイス」。
このおこっぺアイスを
生産・販売している道東の「JAおこっぺ」と、
隣町の「JAおうむ」がこの度合併し
「JA北オホーツク」として、
新たなスタートを切りました。

酪農と畜産が主体で
経営形態が似ている2つのJA。
団結し合併することで、組合員の生活向上や
地域の発展により貢献していきたいということです。

JA北オホーツクの生乳生産量は
およそ8万6千トン。
オホーツク振興局管内のJAでは、
3番目の規模になります。
これからも安全安心な農畜産物を
私たちの食卓に届けてくださいね。

2つのJAの合併で
北海道のJAの数は109となりました。
新生JA北オホーツクにも、
是非取材に行きたいと思います。
以上週刊あぐりNEWSでした。

番組からお知らせです。
親子で料理教室を体験してみませんか?
農家のお母さんたちが、
直接コツを伝授してくれます。
参加者にはプレゼントもあるそうです!
是非ご参加くださいね。

“北の農業スペシャル2012 親子料理教室”
<日時>
2月25日(土)12:00~15:05

<会場>
修学院札幌調理師専門学校
札幌市中央区南18西10
市電「山鼻19条」又は「石山通」から徒歩5分

<募集人数>
親子40組
※応募多数の場合は抽選となります。

<参加料>
1人100円(1組200円)※当日申し受け。     

<募集締め切り>
2月17日(金)まで
※ハガキの場合は当日消印有効

<応募方法>
親子2人1組(お子様は小学4年~6年生)
※1家族複数の応募も可
※小学3年以下はお子様はご入場を
 お断りすることとなります。ご了承下さい

■ハガキの場合
参加希望者のお名前・性別・年齢(学年)・ご住所
電話番号を明記の上、事務局までお送りください。

■FAXの場合
「北の農業スペシャル2012
親子料理教室 参加希望」
と明記し、上記必要事項をご記入の上
011-261-6428までお送りください。

■メールの場合
上記必要事項をご記入の上
kitanougyou2012@prc.ne.jpまでお送りください。

=事務局=
北の農業スペシャル2012親子料理教室
〒060-0001
札幌市中央区北1西8-2-8
PRセンター事業部内
TEL011-222-6666(担当/多屋)

主催 
北海道農協青年部協議会
JA北海道女性協議会


2012年02月04日(土) |  ♯179 新規就農者へ期待!田舎暮らしは?編

森崎
いですね~
 この時期、北海道はどこも寒いですけど
 特に寒いですよ~」

佐々木
「今日は札幌から北に300キロの
 中頓別町にやってきました!
 宜しくお願いいたします~」

森崎
「さあ寒い中でも元気なあぐりっこを
 早速呼んでみましょう~
 
 あぐりっこ~~!!」

一気に坂を駆け上るあぐりっこ&藤尾君。

※後日この坂は「しばれ祭り」恒例の
 すべり台になりました。
 当然かなりの傾斜があるんです…

佐々木「みんな、こんにちは~」

あぐりっこ「ハア~ハア~(無言)」

一気に坂を上ってヒザがガクガクのあぐりっこ。

さて息を整えて…

藤尾
「今日はなんで中頓別町なんですか?」

佐々木
「実は…ある重大な事が起きたんです」

森崎
「またあ~大げさなあ~

佐々木
「本当に中頓別町にとってスゴイ事!

森崎
「じゃあ、みんなで取材に行こう!」

人口2000人、酪農のまち中頓別町。
ここで起こった重大な出来事とは?

そのナゾを解きに中頓別町役場にやって来ました。

佐々木
「さあこちらに町長が待っています!」

森崎
「町長がいるの?
 オレ町長 大好き!! 」

中頓別町 野邑智雄町長
「遠くまで、よくお越しくださいました!
 歓迎いたします」

森崎
「宜しくお願いいたします」

さて本題へ-

藤尾
「中頓別町で重大な出来事が起きたと
 お聞きしましたが…」

野邑町長
「昨年、人口2000人のまちに
 農業をやりたい!という新規参入者
 東京から若い5人家族がやって来たんです」

藤尾
「それってスゴイ重大なんですか?」

野邑町長
「今、農業をやろうとしている人は
 ものすごく減っているんです。
 そんな中、農業をやったことが無い人が
 農業をやりたい!と。
 しかも農業の中でも1番大変な
 酪農をやりたい!と言う人が
 浜頓別町にやって来られたんです
 これは中頓別町の新規参入者としては
 第一号なんですね」

森崎
「長い歴史の中で初めてやって来られた!
 それはチョットした事件ですね」

ケンゾウ君
「東京からわざわざやって来てくれた事は
 北海道で生まれた人(側)としては
 嬉しいと思います」

森崎
「北海道民として嬉しい…」

藤尾
「小学生でも北海道を背負ったコメント
 できるんやなあ~」


2012年02月04日(土) |  新人だけど期待大!初の新規就農者

東京からやってきた新人農業者さんは
一体どんな想いでココ中頓別町に
来られたのでしょうか?
聞きたいことがたくさんありますよ!

一同「こんにちは~」

やって来たのは村田牧場。
去年11月に酪農家として独立したばかりの
村田克明さん。

どのような牧場なのでしょう?

村田さん
「広さはですね…26ヘクタール」

森崎
「札幌ドームでいうと…」

村田さん「4~5個ぐらい!」

藤尾
ええ~スゴクない?
 東京から出てきて、
 いきなり札幌ドーム4~5個分任されるって
 江戸時代やったらものすごい優秀な大名

村田さんご家族は5人家族、牛は50頭。

森崎
「5人と50頭で…」

村田さん
「26ヘクタール!わかりずらいと思いますが
 今この周りに見えているだけで20ヘクタール

森崎
「ええっ全部これ村田さんの土地??」

村田さん「そうなんです」

生まれも育ちも東京。
4年前までの医療事務の仕事から酪農へ。
サラリーマン生活からガラリと変りました…

村田さん
「東京では通勤は1時間半かかってました…
 今は…10秒ですかね、同じ敷地なんで!」

森崎
「来て良かった?」

村田さん
「良かった!正解です」

続いて牛舎の中を見学。

どのようなスケジュールでお仕事を
されているのか教えてもらいました。

村田さん
「朝は5時に起きてさく乳です。
 牛乳を搾るのだけは朝と晩、
 必ずやらなければいけないので…」

村田さん
「その後は掃除をしたりエサをあげたり…
 夜も見回りがあって…
 今はちょうど牛の出産の時期なんでね」

森崎
「出産ですか…全部自分になるんですよね」

村田さん「そうですね」

森崎
「東京の時より大変になっていませんか?」

村田さん
「ハハハ体力的には大変かもしれません。
 けど慣れれば大丈夫!
 まあなんせ上司からしかられるとか
 お客様に対して緊張するとか無いので…」

佐々木
「大人の世界の話ですね」

村田さん
「あっゴメンね~」

村田牧場でしぼった生乳を集める
トラックがやってきました。

あっという間に低温に保たれた生乳のタンク
“バルククーラー”からトラックへ-。

安全安心を守るため衛生的な管理がなされています。

村田さん
「衛生管理をキチンとしなければ
 いけないと思ってます!」


2012年02月04日(土) |  奥さんの夢だった?!家族一緒がイイね

酪農のまち中頓別町で昨年11月から
新たに牧場経営者となった村田さん。
やっちゃった…
失敗エピソードを聞いちゃいましょう。

エピソード1 『屋根を破壊』

村田さん
「屋根に雪が積もっていて…
 これをトラクターで取れないかな?
 と思いまして…」

村田さん
「やってみたら雪が屋根につっくいてて
 かたまりごと屋根がゴッと上がっちゃいました」

藤尾
「なんかめくれた跡があるよ!」

森崎
「奥さんに怒られなかった?」

村田さん
「知らないと思います!」

いやいやこの時点で奥様にバレテしまいました…

エピソード2 
『携帯電話が牧草ロールに』

村田さん
「草の収穫の時に携帯電話を落としてしまい、
 多分この牧草ロールのどこかに
 携帯電話が入っていると思います!」

失礼なんだけど笑っちゃう失敗談の数々…
村田さんの人柄にすっかり魅了された
あぐり一行はご自宅にお邪魔させてもらいました。

森崎
みんなシィー。まだ寝てるから…」

なんと生まれて1ヵ月の赤ちゃんがいました!

村田さん宅は奥様の華奈子さん、
長女の宙音(そらね)ちゃん、
長男の地広(ちひろ)君、
そして次女の晴風(はるか)ちゃんの5人家族。

森崎
「北海道で酪農やるってどう思いました?」

華奈子さん
「私も小さい頃から
 自然の中で暮らしたかったので…
 実は結婚前に中標津町酪農実習生として
 働かせてもらってましたので、
 むしろ夢を叶えてもらった感じがあります」
 
村田さん
「逆に私はやろうとは全然思ってませんでした。
 まさかなあ~と思ってたんですが
 結婚前に色々話してだんだん私も
 経営をしてみたいと思うようになりました」

東京でのサラリーマン生活に別れを告げ、
北海道に来たのは4年前。
中標津町で2年間、夫婦で酪農研修を行った後、
中頓別町で酪農のお手伝いを続けてきました。
そして去年、離農した牧場を引き継ぎ、
経営者になったのです。

森崎
「来てみて実際はどうでしたか?」

華奈子さん
家族が一緒にいつもいられるので
 良かったなと思います」

森崎
「家族が一緒にいられる仕事かあ~ステキだな」

森崎
「中頓別を選んだ理由は?」

村田さん
「景色がスゴク良いのと
 農協さんをはじめ、地域のみなさんが
 親身になっていただきまして
 協力があるからこそ、
 この中頓別町がいい!と思いました」

華奈子さん
「本当にまわりの人が優しいので
 思い切って一歩踏み入れたら
 あっこんなに受け入れてもらえるんだって!
 その一歩が大事かなと思います」

2012年02月04日(土) |  サポート体制があります

森崎
「だけど全て自分で用意するのは大変ですよね?」

村田さん
「農業リースというのを使ってます。
 私みたいな未熟なものでも
 5年間ちゃんとやれたらお金を返してくれる
 システムなんで、
 なんか失敗しても安心して経営できます」
 

村田さん
「私は三十半ばでサラリーマンを辞めて
 北海道に来てまだ4年しか経ってません。
 酪農のことを勉強したこともない人間が
 4年経ってこうやって仕事ができている…と。
 農業やるってムリなんじゃないかって
 思っている人がたくさんいると思いますが
 私でさえ第一歩を踏み出せたので…
 今の特に若い人!
 農業に興味ある方は一歩を踏み出して
 ほしいなあと思いますね」
 

北海道で農業を始めたい!
そんな方をサポートしてくれるのが
”北海道農業担い手育成センター”。
こちらでは、就農研修、体験実習の
受け入れ先の紹介をはじめ、
農地取得・資金面のことなど
様々なアドバイスを行っています。
北海道の農業に興味がある方は
こちらにご相談を!

■北海道農業担い手育成センター
 札幌市中央区北5西6 北海道通信ビル6F
 電話)011-271-2255

じゃーん、もんすけです。
酪農のまち中頓別町には、
酪農家の負担を減らす様々な仕組みがあります。
そのひとつがTMRセンター。
JA中頓別町 営農部長
佐藤文一さん
「中頓別町では牛の給食センターともいえる
 TMRセンターが去年の10月に設立され
 飼料の供給を開始しています。
 ここでは栄養価を考えた
 安心安全な飼料供給を目的に
 酪農家の労働力軽減や栄養のバランスが取れた 
 飼料をつくっております。
 これらの飼料の供給先では乳量も伸びており
 より高品質な生乳づくりに役立ってます」
 
TMRセンターのおかげで、 
酪農家が自分でエサを作る負担が
軽減されているんだね。

ココで突然とあるコトが…

森崎
「これは予定外のことなんだけど、
 今日生まれるかもしれないよって
 言われていた牛が
 今まさに前脚が出てきているの。
 みんな静かに見守りましょう」

なんと突然お母さん牛の
出産が始まったというのです。

あぐり一同が牛舎に入っていくと
すでにお母さん牛は横たわり
赤ちゃんの足が見えていました。

森崎
「足をにベルトを巻いて引っ張って
 手伝ってあげるんだって」

村田さんは今回で21頭目の出産立会い。

とココで村田さんから
「よろしかったら
 引っ張ってもらえますか?

リーダーと藤尾君、
一瞬体が固まり、
いつもの笑顔が消えました。

村田さん「お願いします」

さあ牛の出産が始まりました。
牛がイキムのと同時に足を引っ張ります。

村田さん
「ハイっ引っ張ってください!

藤尾「ううう…」
森崎「…全力なんです…」

大人の男二人が本気で引っ張りますが
なかなか出てくる気配はありません。

見守るあぐりっこからも
小声で「頑張って…」と言葉があふれます。


2012年02月04日(土) |  感動!命の誕生に立ち会う

森崎「よいしょっ…」
藤尾「頑張れ…」

村田さん「頑張れよ~」

佐々木
「ちょっと出てきてる…」

あぐりっこ「…」

村田さん
「もうちょっとですね…」

さあ牛も人間も一緒に
チカラを振り絞ります。

森崎「ヨイショ…」

少し顔が出てきました。

村田さん
「良いですよ、良いですよ」

森崎
「出てきたね…」

村田さん
「ココまで出てくれれば大丈夫です

お母さん牛と赤ちゃん牛、
そして村田さんの必死な姿に
佐々木アナも自然に涙が…

村田さん
「頑張れよ~よいしょっ
 あともう少しだ、頑張れ頑張れ! 」

ゴロン~
赤ちゃん牛が誕生しました。

小声で「やった~」「でた~」

ホッとしたのか
あまりの力作業で疲れたのか
少し放心状態のリーダーと藤尾君。

そして
森崎「…なんか…ありがとうございます」

村田さん
「いや~スゴイですね。ちょうど…
 コチラこそありがとうございます。
 私1人では引っ張れなかったので…

生まれた子牛を舐めるお母さん牛。

寒い牛舎の中、
子牛から立ち上る湯気…
力強い生命を感じます。

佐々木
「私メチャクチャ感動しました」

モエリちゃん
「すごい感動したし
 お母さんもスゴイと思いました」

ユウカちゃん
「大変だったけどすごいなって思った」


2012年02月04日(土) |  キクイモって何だあ~?
JA中頓別町女性部直伝のお料理!
今回の食材は「菊芋(キクイモ)」??
教えてくれたのは
十倉由美子さん、渡辺美喜子さん、
門野レイ子さんです。

森崎
「これがキクイモです」

藤尾「ショウガみたい…」
佐々木「ホヤみたい」

十倉さん
「これはキク科になります」

森崎
「ジャガイモって普通はナス科です。
 我々の考えているイモとは違うんですね」

十倉さん
「食感は大根みたいかなあ」

教えてもらったのは
キクイモのジャーマンポテト、サラダにプリン。
シャキシャキなのに火を通すとモチッ。

※詳しい内容はレシピコーナーへ

ではキクイモ料理を食べる前に牛乳でカンパイ!

森崎
「すっごく濃厚!」

モエリちゃん
「牛の出産みて…
 牛乳って大切なんだと思いました」

さてキクイモのお味は?

森崎「チョー美味しい!」

佐々木「クセ感じられない」

なんとあぐりっこ、あっという間に完食でした。

《キクイモに関しては》
JA中頓別町 女性部事務局
TEL)01634-6-1231
(数に限りがあります。ご了承ください)

中頓別町では地域の活性化を合言葉に、 
JA中頓別町など4つの組織が協力して
農産物の生産・加工・販売に
取り組んでいるんです。 
その名も「給食プロジェクト」。
宗谷農業改良普及センター
竹岡裕之さん
「“給食プロジェクト”とは地元で育てた
 農産物を販売・流通などの仕組みを作ることで
 地産地消による地域活性化を目指しています。
 町内では有力な農産物の試験栽培を行い
 地域に適した品目の選定を行っております。
 昨年10月には中頓別野菜の日と題して
 カレーの具材のジャガイモを地元の
 小中学校・認定こども園・厚生園・長寿園など
 400名に供給し好評を得ました」
地元の美味しい農産物が食べられるなんて
うらやましい~ 
頑張ってほしいね!

2012年01月28日(土) |  ♯178 豚肉文化の北海道で流通を学ぶ 編

じゃーん もんすけです!

しゃぶしゃぶ すき焼き 肉じゃが…
これらの料理、
北海道では豚肉を使う事が多いですが、
本州では牛肉を使うのが一般的!

北海道をはじめとする東日本は、
肉を食べるようになった明治時代に
豚の飼育が急速に広まったことで
豚肉をよく食べるようになった
と言われているんです。

森崎
「こんにちは あぐり王国です。
 さて今日は早速なんですがコレ!」

あぐりっこ「豚肉だ~」

森崎「みんな好き?」

あぐりっこ「好きです」

森崎「アレ?そんなもんですか?」

森崎
「河野君、豚肉好きですか?」

河野
す・す・好きです~ハハハハ」

満面の笑顔の河野君

森崎
「今日は豚肉の流通のお勉強をします…
 が!ちょこちょこクイズを出していきます。
 みんなで豚肉キングを目指そう!」

あぐりっこ「おおお~~」

安心で安全な北海道の豚肉。
一体どのように食卓に上がるのか?
本日は勉強していきます。

では早速移動しながらクイズに挑戦です。

=Q1=
牛は1度に赤ちゃんを1~2頭産みます。
豚の赤ちゃんは1度に何頭産みますか?

ナオキ君「7頭くらいかな?」
森崎「ブブ~不正解!」

ユメちゃん「5頭?」
森崎「ブブ~残念!」

ミオちゃん「10頭?」

森崎
「・・・正解です!すごいね」

さてここで豚肉を愛してやまない河野君が
豚肉について真剣に講釈させてもらいます。

河野
「お母さん豚のおっぱいの数…
 なんと14もあります!
 対になって2列に7つずつ!」

あぐりっこ「へええ~」

河野くんの豚肉講釈を聞きながら、
一行が到着したのは
北海道畜産公社・早来工場。
生産者が大切に育てた豚や牛を
と畜解体処理し、
加工・保管を行っているところです。

まず工場に入るために大事なコトがあります…

森崎
徹底した衛生管理です!
 白衣に着替え小さなチリのようなゴミまで取って
 そしてキレイに手を洗います」

さあ準備完了!いよいよ内部に潜入です。

森崎
「うわ~スゴイ。ここはどんな場所ですか?」

北海道畜産公社 早来工場 
遠藤 成輝工場長
「ここは枝肉保管庫です。
 このような大きな枝肉を保管する
 大きな冷蔵庫のようなものです」

森崎
「枝肉とは何ですか?」

遠藤工場長
「枝肉とは精肉になる前の
 1番大きい状態のお肉です」

森崎
「この“枝肉”が我々がスーパーで買う
 豚肉になっていくのを学んでいこう!」


2012年01月28日(土) |  徹底した衛生管理。無駄なく命をいただく

遠藤工場長
「ここでは等級を管理してます。
 肉の特色によって
 極上・上・中・並・等外の5つに分かれます」

等級は販売価格を左右する重要なもの。
専門の日本食肉格付け協会の人達が
基準にそって決めているんです。

そのポイントはというと?

遠藤工場長
「まずは重量です。これで73.5kgです。
 豚肉は6ヵ月で110kgぐらいに成長します。
 それを解体してこのような枝肉にします」

遠藤工場長
「この背脂肪の厚さで等級が決まります。
 それと“ももの張り”です」
 
と、ここで-
ユウト君「えっと…枝肉を触ってみたい!

遠藤工場長「良いですよ!」

滅多に見ることもできない枝肉を
実際に今回触ってみました。

遠藤工場長「ココがバラ肉だよ」

ユウト君「あっ硬い!」

遠藤工場長
「肉芯温度が2℃くらいまで下がっているので
 当然表面も硬くなっています」

こちらに運ばれてきた豚は
様々な検査を受けます。
検査を行うのは
獣医師の資格を持った「と畜検査員」。

病気を持っていないかなど
厳しい検査を通った肉は、
冷却庫で一日保存されます。

しっかりと冷やすことで品質を保ち、
菌の繁殖を防ぐのです。

森崎
「みんな見たことの無い光景だと思うけど
 どう思ったかな?」

ユメちゃん
「入ってきた時、最初は怖かったけど…
 これから食べると思うと
 ありがたい感じになる

森崎「大事だよ、その気持ちね」

さてお次に移動してきた場所では
たくさんの人が作業しています。

遠藤工場長
「ここでは先ほどの枝肉を
 骨を外したり、部位ごとに分割して
 食肉として流通する形態にしていきます」

体全体を使い、手早く丁寧に作業しています。

森崎
「チカラいるんですね」

包丁を使うだけでなく
“ミスターテンダー”という機械を使って
大きなあばら骨を取ったりしています。

遠藤工場長
「豚はほとんど捨てる部分がありません!
 皮も脂も全て用途があるんです。
 骨もラーメンのスープに使います」

河野「とんこつスープだ」

コチラの工場で一日に加工する枝肉は、
およそ1100本!
そのほとんどが手作業
骨や余分な脂を取り除いていきます。

部位ごとにカットされた肉は一塊りずつ袋に入れ、
金属探知機を通り、段ボールに詰められます。

そして冷蔵庫で保管され
札幌にある食肉流通センターへ-
そこから全道のお店へ発送されるのです。

遠藤工場長
「生産者の方々が丹精込めて育てた豚を
 おいしく消費者の方々に食べてもらうために
 衛生管理を徹底して安全安心に心がけています」




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