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[+10] >>

2011年04月30日(土) |  肥料が無かったら・・・?

北海道農業を支える、
肥料の製品作りを見学したあぐりっこ隊は、
再びくるるの杜へ。

佐々木
「健康な土になるように、
 肥料を加えてやりましょう!」

森崎
「では土づくりスタートです!」

藤尾
「頑張るぞ~!」

ヨシキ君が肥料まきを体験!

藤尾
「奥の方も手前の方も均一にね!」

佐々木
「腰入っていますよ!」

森崎
「いいよ!いいよ!」

もんすけです!
美味しい野菜作りに大切な肥料。
広大な農地をもつ農家では
肥料やりもビッグスケール。
均一に撒く事ができる
専用の機械を使っています。
環境にも配慮して、
適正な量だけをまくことも大切なんだって。

森崎
「もし肥料が無かったら野菜は育たない?」

有村さん
「普通の雑草ぐらいにしか育たないんです」

森崎
「育つことは育つ?」

有村さん
「自然の中に色んな肥料成分…
 植物などが持ってたものが腐れて
 土の中に残っていますから。
 だから肥料をやらないけど
 雑草・木など育っていますよね」

有村さん
「けど作物というのは米も畑作物も野菜も、
 たくさんの量を収穫しなければならない。
 そのためには、自然の中にある
 肥料成分だけでは足りない。
 もし肥料をやらなかったら
 今地球に住んでいる人どれくらい、
 生き残れるでしょう…」

森崎
「えーじゃーめっちゃ重要だ」

有村さん
「それと美味しい野菜は
 肥料のバランスがよく取れてないと!
 作物が健康に育たなくなってしまうんですよ」

では肥料を与えて美味しく育った
野菜をみんなで食べてみることに!

蒸かしたメークイーンを食べると-

あぐりっこ
「甘~い!おいしい!」

森崎
「ノーザンルビーという品種が
 あるそうでございます!」

藤尾
「うわっルビー色じゃないですか」

さてお味は?

森崎
「おいしい!」

佐々木
「やわらかい!」

森崎
「じゃがいものシットリ感じゃないよ!!」

藤尾
「しっかりした肥料でしっかりした
 土をつくっているからこそ、
 ちゃんと美味しいモノが食べれる!
 しかも種まきをする前から
 農家の方々が土づくりをしているから、
 こうやって食べられるんだってコトを学べて
 これからもっとおいしく農産物を
 いただけそうな、キモチになりました」

佐々木佑花の週刊あぐりニュース!

きょうは滝川から、
いまが旬のあの野菜の生産者から
ビデオレターが届いています。

なばな生産者 中野義治さん
『あぐり王国をご覧のみなさん、こんにちは。
 今年もおいしい
(パリっ・・と一口)なばなができました。』

あの野菜とは…「なばな」。
滝川は日本一の菜の花の作付面積をほこり
「なたね油」の産地として有名です。
JA滝川では食用の菜の花の
『つぼみが付く前の若葉』を
「雪割りなばな」というブランド名で
この時期に出荷しています。

あぐり王国でも2年前、
中野さんのハウスを取材させていただきました。

【中野さん】
『いま地元で菜の花スイーツ、
 なばなを使ったパンを開発中です。
 今年はパン・スイーツも登場しますので
 楽しみにしてください。』

中野さん、ありがとうございました。
収穫は5月中旬まで行われるそうです。
生でも、炒めても、茹でてもおいしい。
いろんな料理にあう滝川の「雪割りなばな」。
スイーツも楽しみですね。

以上、週刊あぐりNEWSでした。


2011年04月23日(土) |  ♯140 子供の朝ご飯について考える 編
新生活がスタートする春。
生活のリズムが変わったみなさん、
体調管理は大丈夫?

森崎
「藤尾くんは
 “朝ごはん”きちんと食べてる?」

藤尾
「朝が早いお仕事が多いので
 もっぱら奥さんの愛妻弁当
 “朝ごはん”なんだよ(ニヤリ)

森崎
「(即答)キモチ悪いね!藤尾くん
 とバッサリ!

藤尾
どういうことやねん!
 
  新婚の時くらい、ええやろ!」

冗談はココまでに…

森崎
「我々はかなりガッツリ、
 “朝ごはん”を食べる派ですね」

佐々木
「基本的には食べますね」

森崎
「あぐりっこのみんなはどうだろうか?」

さくらちゃん
「食べてます!」

ヒカル君
「…食べて…ない

朝ごはんの「おいしそ~なニオイ」を嗅いだり、
食感の違ういろんなおかずを噛んで食べることで
脳や体が刺激され

パッチリと目覚めるが出来ます。
また、太りにくくなったり
便秘解消の効果がある言われる“朝ごはん”。

皆さんは正しく食べていますか?

ココで佐々木アナから重大な発表が-

佐々木
「実はね…
 あぐりっこのみんなの朝ごはんの様子
 秘密で
 カメラで撮らせてもらいました

あぐりっこ一同
「エエ~~~ッ!!」

佐々木
「では早速見てみましょう!」

まずはヒカル君の朝ごはんの様子。

ヒカル君(ビデオを見て-)
「うわーオレじゃん!」

朝ごはんはあまり食べないヒカル君。
この日はたまたま、
お腹が空いていたという事。

お次は朝からモリモリ食べるヒロマサ君。

森崎
もう40代でしょ!貫禄あるよ。
 しかも肉食ってる!
 朝から肉!」

藤尾
「朝からガッツリだなあ」

朝からしっかり食べる派のヒロマサ君。
スローペースながらも全て食べ終え、
麦茶でシメ!

次はさくらちゃんとかおりちゃん姉妹の
朝ごはんの様子。
テンションが低いながらも、
ちゃんと食べる姉のさくらちゃんと
おしゃべりに夢中でなかなか箸が進まない
妹のかおりちゃん。
いつもご飯を残してしまいます。

森崎
「みなさん、ありがとうございました。
 みんな、カワイかったよ~
 寝起きの姿カワイイね!」

藤尾
「ヒロマサはスゴイね!半分寝てるまま、
 おハシだけ動いてたね。
 スゴイ食べてた!」


2011年04月23日(土) |  朝ごはんの大切さを勉強するぞ!

じゃ~ん、もんすけです!
こちらは文科省が行った
朝食の欠食率に関する調査結果。
朝ごはんを食べていない人の割合が
最も多いのは20代

それに比べて小学生は9割の子
朝ごはんを食べているという事。

いったい、どんなものを食べているのかな?

渡辺 京子 小学校教諭
「正直言ってビックリしました。
 食べてる食べてるってよく調査では
 出るんですけど…
 主食のみとか、
 あと主食に何か飲み物を足している
 という食事の内容の子供たちが
 半分位いたのには、驚きました。

 カラダを大きくするとか
 カラダの調子を良くする部分の栄養が
 足りないのかなっ気がします」

なるほど~食べてる子は多いけど
内容が不十分ってことなのか~。
なんだか朝ごはんのこと知りたくなってきたぞ~!

藤尾
「今日は朝ごはんについて勉強するぜー!」

あぐりっこ
「オー!」

ということで一行が向かったのは
札幌市東区の天使大学。
栄養分野の高度な専門教育を行う大学です。

佐々木
「朝ごはんについてお勉強しましょう!
 教えていただくのは荒川先生です」

森崎
「うわーテレビに出ている人だよ~
 ホンモノだあ~~

あぐり王国ではおなじみ、荒川先生。  
食育活動に熱心な栄養学の専門家です。

荒川先生
「では今日は朝ごはんの大切さについて
 授業をします。しっかり聞いてくださいね」

森崎
「しっかり聞きます!
 Zzzz…(すぐにイビキをかくリーダー)」

藤尾
「リーダーしっかり!」

森崎
「教室だと、ついこうなってしまう…」

さて1時間目の授業は
【食べるコトの大切さ】。

荒川先生
「食べるコトは体の健康に
 大事だということは知っているかな。
 
 では食べたモノがドコに行くのか?
 というコトを考えてみたいと思います」

荒川先生
「最後は“細胞”という所に行きます。
 では“細胞”はどんな働きをする所か?

 ココはみんなが生きていく上で必要なモノを作る
 【工場】に例えることが出来ます。
 
 食べ物は、その工場がモノを作るための
 【材料】になります。
 ある時は、いっぱい入ったり、
 またある時は、入らなかったりすると
 工場はモノをキチンと作れないよね。

 ですから、
 必要な材料をちゃんと
 カラダの中に入れてあげましょう、
 というのが【食べる大切さ】ですよ」

2011年04月23日(土) |  あぐりっこの朝ごはんを診断!

2時間目の授業は【食べるコトと心の健康】。

まず荒川先生からクイズが出題。
問題)
《心》はどこにあるのでしょうか?
 a お腹  b 心臓  c 脳
 
荒川先生
「心はCのにあります。
 ドキドキしたり、お腹が痛くなるのも
 脳がそのように働くからなんです。
 結局《心》を仕切っているのは《脳》。
 
 そして《食べること》も脳に関わっている!」

食べ物には
脳を作る成分働かせる成分
入っているんです。
骨や筋肉と同じように、
心を成長させるには「食べること」が大切!

けど、もっと大切なことは…

荒川先生
「食べたモノおいしく感じるコト
 これが大事です。
 そのことが心を豊かにしてくれます」


3時間目は【朝ごはんの大切さ】。
 
荒川先生
「実は朝ごはんを食べることによって
 頭の働きがよくなります」

荒川先生
「朝ごはんの中に入っているデンプンは
 消化されるとブドウ糖に変わります。
 ブドウ糖が車でいうとガソリンのようなもの」

ガソリンがないと車が動かないように、
もし朝ごはんを抜いてしまうと、
お昼までのおよそ12時間以上
脳へエネルギーが届かないことに

これは一大事! 

荒川先生
「(朝ごはんをキチンと食べると)
 テストの点数も上がっちゃう可能性あるよ

森崎
「ヤッター!」

藤尾
「ホントに?」

文部科学省が行なっている調査によると
毎日朝ごはんを食べている生徒は
まったく食べていない生徒よりも
正解率が20%近く高い
というデータがでています。
朝食にパンやご飯を取り、
授業に集中できる環境づくりが大事。

朝食パワー恐るべし!

ヒカル君
「朝ごはん食べてなかったから…
 テストの点数が…」

藤尾
「かもしれないね!」

朝ごはんが、いかに大切か。 
真剣に学んでいるあぐりっこ。
続いては【あぐりっこの朝ゴハン診断】。
まずはヒカル君の食事判断から。

荒川先生
「なんとか食べるようにしたいね。
 野菜や果物がちょっと足りないね
 これが入ってくるとよりバランスの取れた
 朝ごはんになると思います」

ヒロマサくんの朝ごはんは…というと、
こってりしたメニューが目立つけど…

森崎
「食べすぎとか過食とか問題無いですか?」

荒川先生
「無いです。
 みんなのお腹ってあまり大きくないんです。
 三回に分けて食べることが大事ですね。
 一日に1回とか2回では食べきれないよね。
 それぞれ1回1回シッカリ食べていくことが
 大事だよね」

続いては パン派のさくらちゃんと、
ご飯派のかおりちゃんの朝ごはん。

荒川先生
「全体的には品数が多くて
 バランスとれていると思います」

森崎
「ご飯とパンだったら栄養成分は
 チョット違うんでしょうか?」

荒川先生
「デンプンを補うという意味では
 パンでもご飯でも差はないです」

荒川先生
「ただ、ご飯のほうが色んな種類のおかずが
 集まってきやすいですよね」

森崎
「よく“これ一本で朝ごはん十分”という
 手軽なモノが流行っていますが
 そういう朝ごはんはどうなんでしょうか」

荒川先生
「食べないよりは良いと思うんですけど、
 いろんな種類を食べて
 “オイシイ”と思わなきゃいけない
 なのでソレだけではダメだと思いますね」


2011年04月23日(土) |  美味しく朝食を食べるためには・・・?

こちらが朝ごはんを抜く人の理由のトップ2。
当てはまる人も多いのではないでしょうか?
そんな人は一日のスケジュールを
見直してみるといいかも!?

5時間目は【1日のスケジュール】。

ヒロマサ君のスケジュールを見ると-

佐々木
「7時30分に起床して45分には登校!」

森崎
「早くない??」

佐々木
「寝るのが11時30分」

荒川先生
「ちょっと寝る時間が少ないよね」

夜更かしをすると寝坊がちになって
朝ごはんを食べる時間がとりにくくなります。
また、夜遅くに何かを食べると、
次の日の朝、お腹が空きにくく
ご飯が食べられなくなるんです。

では、どんなスケジュールだと
朝ごはんをしっかり取れるのかな?

続いてはさくらちゃんのスケジュール。

荒川先生
規則正しいですよね。
 食事もキチっと余裕をもって
 食べれているのかなと思います」

森崎
「(朝ごはんを食べる時間が)
 30分ありますもんね」

荒川先生
「このリズムを続けていけば
 成績もドンドン上がる!」

森崎
「やったな~サクラ!」

荒川先生
早寝・早起き・朝ごはんっ
 言われているよね。
 できるだけ早く寝れるんだったら
 早めに寝ましょう。
 5時や6時に起きて体を動かすと
 とってもお腹が空いて、
 オイシイ朝ごはんが食べられると思います」

森崎
「僕なんかはご飯が大好きだから
 美味しく食べるために
 規則正しくしようっていうアプローチは
 いいかもしれないですね
 
「早寝 早起き 朝ごはん」が合言葉。
規則正しい生活を習慣にして
一日を元気に過ごそう!

さて続いてあぐり一行が向かったのは
東区民センター。
こちらである先生にお待ち頂いてます-

何度かご出演いただいている
料理研究家の
東海林明子(ショウジアキコ)先生。

栄養士でもある先生が考える
理想の朝ごはんとは?

東海林先生
「理想の朝食はコチラです」

あぐりっこ
「うわ~おいしそう~!」

森崎
「美味しそうだよね~」

東海林先生
「まずゴハン、炭水化物をしっかり取ることが
 大事です。そして味噌汁、大豆製品ですね。
 そして焼き魚、脂肪の少ない良質なタンパク質を 
 朝取ってほしいですね。
 タンパク質を取ったら野菜も取ってくださいね。
 油炒めでもなんでもいいので、季節の野菜を
 食べてください。
 フルーツヨーグルトは、ビタミン・カルシウムが
 いっぱい取れるのでこれも大事です」

では先生にとっておきの
簡単朝食レシピを教えていただきます!

東海林先生
「具だくさんのオープントーストを
 焼こうと思いますよ」

※詳しい内容はレシピコーナーへ


2011年04月23日(土) |  簡単!楽しい朝食を作ろう!

ところが具を見てみると-

森崎
納豆とか…ひじき・きんぴら…のりの佃煮??
 トーストのトッピングとは思えない…」

和の食材が意外にマッチするとのコト。
では好きなおかずを乗せて
お絵かきオープントーストを作ろう。
 
※詳しい内容はレシピコーナーへ。

こちらのお料理のポイントは?

東海林先生
「ベースにマヨネーズをしいておいて
 トッピングとの繋がりを良くするコト。
 あとは【色】なんです。
 彩り良く乗せるということは
 栄養のバランスにもなる!」

東海林先生
「赤・緑・黒・白っぽいモノという風に 
 乗せていくと、見た目もキレイで
 栄養もバランスよく取れるんです」

森崎
「朝10分早く起きれば
 できるワケですよね!」

藤尾
「こんな朝、メッチャ楽しい!」

※詳しい内容はレシピコーナーへ

お次は朝、
忙しいあなたにオススメのレシピ!

佐々木
「コチラのストップウォッチ
 いかに早く作れるかを
 計りながらやります」

東海林先生の太鼓判レシピ。
とっても簡単「ミルク雑炊」。

※詳しい内容はレシピコーナーへ!

早速時間を計ってみると
なんと完成までの時間は-

森崎
3分切りました!!
 2分54秒ですよ」

早速みんなで、いただきま~す!

和のトーストも…
佐々木
「タラコ、意外に合う!」

ミルク雑炊は-
ヒカル君
「ごはんと相性いい!」

森崎
「朝、このご飯だったら、どうかな?」

香りちゃん
「たぶん食欲もあると思う」

※詳しい内容はレシピコーナーへ!

※リーダーたちの作ったトーストは
 “あぐりエンタメ情報”で
 見ることができますよ!

サクラちゃん
「朝ごはんにあんなスゴイ秘密
 あったなんて知らなくって…
 楽しかった!
 家でも、もうちょっと調べたいなって思った」

ヒカル君
「(朝食を食べて…)
 テストの点を良くして、
 母さんにほめられたい!!」

森崎
「いいね~いいね~」

さて取材から数日後、
高野家にお邪魔してみると-

食べてる食べてる!
いつもご飯を残してしまうカオリちゃん。
この日はお茶碗一杯完食出来たんだって。

サクラちゃん・カオリちゃん
「ごちそうさまでした!」


2011年04月16日(土) |  ♯139 ようてい産 雪下にんじん 編
じゃ~ん もんすけです。
突然だけど、ここでクイズ!
原産地は中央アジアのアフガニスタン
日本には江戸時代後期に
ヨーロッパやアメリカから
伝来したと言われている
実はとってもカラフルな野菜。
黄色もあるけど、
一番ポピュラーなのはオレンジ色
そんな野菜って、な~んだ!?

正解は…ニンジン!

みんなわかったかな~?
緑黄色野菜の代表格“ニンジン”。
北海道では夏から秋が収穫の最盛期。
しかし雪の残るこの時期に旬を迎え、
地元に春を告げる
“絶品ニンジン”があるというのです。

森崎
「春が来たぞ~!!
 スプリング ハズ カム
今回一行が訪れたのは
羊蹄(ようてい)山麓。
こちらに春を告げる“ニンジン”が
あるとのことですが…

森崎・河野
ヨイショ!ヨイショ!」

まずは畑の雪かきからスタート!

道内屈指の豪雪地帯である羊蹄山麓は、
3月下旬でも畑には1メートルもの残雪。

まずは雪の下の土に出会うため、
あぐりっこも全力で雪を掘ります!

やっと土も見えてきたところで-

佐々木
「コチラの下に眠っているモノ
 ズバリ何でしょうか?」

生産者
石村 嘉彦さん
「雪下にんじん!!」

北海道に春を呼ぶと言われる
“雪下にんじん”とは
一体どんなモノなのでしょう?

JAようてい
大西 一仁さん
「ようていエリアでは北海道では珍しい
 春ニンジン秋ニンジンという
 2種類をつくっています」

雪下にんじんは
夏に種をまき成長したニンジンを
秋に収穫せずに雪の下で寝かせ
翌年の春に収穫したもの。
3月下旬から1カ月の短い期間、
北海道に出回るニンジンなんです。

2011年04月16日(土) |  雪をとかす黒い秘密

一生懸命、畑の雪を掘った一行。

森崎
「こういう風に(雪を掘って)
 収穫するもんなんですか?」

石村さん
融雪剤をまいてニンジンを掘る!」

森崎
「そうだよね、コレ大変すぎるもん…」

融雪剤を見せてもらうと-

石村さん
なんです」

河野
「炭が雪をとかすチカラがある?」

石村さん
「あるそうです!」

石村さん
「色が黒いんで熱を吸収しますよね。
 それで周りの雪が解けていくというコト」

佐々木
「融雪剤って害は無いんですか?」

石村さん
「ほとんどないと思いますね!」

森崎
「黒いトコロ、確かにチョット
 下がっていますね

河野
「安心しますね」

森崎
「炭なんですって!」

雪下にんじんの収穫に欠かせない「融雪剤」。
ショベルカーで70センチほど雪をよけた
畑に散布していきます。
この黒い噴煙がまさに融雪剤。
雪どけを10日ほど早める効果が
あるんだとか…

森崎
「つまり…」と言って
猛烈にダッシュするリーダー

森崎
「これが融雪剤をまいた
 黒い道です~~」

ザックリ解説して
再び走って戻ってくるリーダー

河野
「テレビ上は線入れときますんで
 そんな走らなくても大丈夫ですよ~」

森崎
「あっそうですか…」

河野
「ありがとうございます」

雪掘りをして収穫に欠かせない
「融雪剤」を学んだ一行。

続いて向ったのが雪がとけた畑。

河野
「雪をどかした上に融雪剤ですか?」

石村さん
「そうです!!」

森崎
「スゴイですね!融雪剤というのはね~!!」

河野
「ちょっと、すいません…
 ドコで話聞いているんですか?

いつの間にか雪山から畑を見下ろすリーダー

河野
「アッチコッチ行って
 聞いてイイんですか?話って!
 みんなになっちゃいますよ!」


2011年04月16日(土) |  雪下ニンジンは抜かない収穫??
融雪剤の力で収穫の準備万端。
いよいよ“雪下にんじん”とご対面です。

リフターという機械でニンジンを
収穫していきます。

佐々木
「一気に(土を)持ち上げていますね」

森崎
「持ち上げるということでリフター!
 中からニンジンが出てきている

森崎
「すごいよ、コレ!立派!!」

 

雪下にんじんの収穫は
「抜く」のではなく、
土の中のニンジンよりも
深い場所にリフターを入れ、
土と一緒に持ちあげる方法。
こうすることでニンジンを傷つけずに
収穫出来るんです!
森崎
「“雪下にんじん”というのは
 秋に収穫せずに雪の中で
 越冬させるっていうコトですけど、
 どうして、こういうコトに
 なったんですか?」

石村さん
「秋に収穫できなくて、
 たまたま春まで置いたニンジンが
 食べてみると意外と甘かったんですね。
 それで市場の評価も良かったので、
 “雪下にんじん”ができるようになったんです」

森崎
「ええ~~“偶然ニンジン”だよ!」

※甘さを感じる科学的理由は研究中です※

森崎
「雪の下で貯蔵するっていうのは
 北海道が誇る収穫方法かもしれないですね」

石村さん
「誇れる作物のひとつだと思います」

佐々木
「私が知っている通常のニンジンよりも
 かなり立派なモノがとれるんですね。
 冬の間に大きくなったりするんですか 

石村さん
「雪が降る前までは、もうチョット
 葉っぱは青いんです。
 その葉っぱの栄養を吸って
 少しは成長していますね雪の下で」

雪下にんじんの収穫体験!!

リフターで掘り起こしたニンジンの中から
形の良い状態のモノを選んでいきます。
そして一本一本、葉っぱの芯を
ナイフで切り落としていきます。

森崎
畑でそんな作業するの?マジですか!
 寒い日もあるでしょ?雪降る日も!」

石村さん
「寒い日もやっています!」

石村さんのご指導の下、収穫スタート!

森崎
「土をイジっていると
 手がガンガンに冷えますね。冷たい!
 この時期普通に考えたら、
 北海道産のニンジンなんか
 食べられないワケですよね。
 でも雪のエネルギー、融雪剤のおかげで
 春に食べられるという、ありがたさ!!
 コレは本当にうれしいコトですね」

あぐり一行にとって
5ヶ月ぶりの畑での収穫体験。

久々に嗅ぐ土の香りや
野菜を掘り起こす時の感動は
みんなを元気にしていきました。

2011年04月16日(土) |  驚きの甘さ!ようていシャワーで大変身?

収穫後にはいつものお楽しみ!
取れたてニンジンを生のまま
食べてみることに…そのお味は?

ワカナちゃん ルカちゃん
「甘い!」

森崎
甘味が増しているような
 気分になりますよね」

石村さん
「そうですね!」

ミズキ君
「ニンジンを丸かじりしたこと無いから!
 おいしい!」

ワカナちゃん
「中身がカラカラになっているかと思ったら
 こんなに水分がイッパイ
 とても甘くなっている!

佐々木
「お次は蒸しニンジンを用意して
 いただきました~!!」

食べてみて-そのお味にビックリ
「甘い!!」と一斉に絶叫。

ユウ君
「砂糖入ってないのに、
 砂糖入れたみたいに甘かった」

森崎
「糖分スゴイ!」

もんすけのニンジン豆知識!
美味しいニンジンの見分け方、知ってる?
目安になるのはこの「芯」
ニンジンは
真ん中の繊維質が多くて堅い部分
栄養価も糖度も高い、
外側の柔らかい部分
に分かれてるんだよ。

この芯が細いのは“中心部も細い”ってこと。
参考にしてみてね♪

次に一行がやって来たのは
「JAようてい人参洗浄選別施設」。
収穫された雪下ニンジンが
全て集まるトコロです。

まずは迫力満点の洗浄施設について
JAようてい真狩支所の
西山亮さんに教えて頂きましょう。

運ばれてきたニンジンは
コンテナごと傾いて水の中へ!

河野
「すごい衝撃ですね!!」

運ばれてきたニンジンは
まず土を落とすため、
大きな浴槽のようなところにダイブ!

その後コロコロと回りながら
シャワーを浴びて、
7割ほど土を落としていきます。
ベルトコンベアで運ばれる先に
待ち構えるのはブラシ洗浄機。
より丁寧に洗うため、
まずは固めのブラシで洗い、
その後より多くのニンジンを入れて
洗って行きます。
ニンジン同士が擦れあって、
やさしく土が落ちるんです。

森崎
「この洗っている水は
 ようていの水なんでしょ?」

西山さん
羊蹄山の伏流水です」

森崎
「ゼイタクだねえ!」

河野
「羊蹄シャワーだね」




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