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2021年02月06日(土) | ♯603 千歳市・あん編③あんこって簡単に作れる!
2021年01月30日(土) | ♯602 手稲区の豆腐編①
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2021年01月16日(土) | ♯600 農業の働き方の多様化・富良野編①
2021年01月16日(土) | ♯600 農業の働き方の多様化・富良野編②パワフルな女性たち登場
2021年01月16日(土) | ♯600 農業の働き方の多様化・富良野編③愛媛上陸!

[+10] >>

2020年01月18日(土) |  ♯553 鹿追町・ジャージー牛編
酪農王国北海道!
日本全体の乳牛のおよそ60%が
北海道で飼育されています。
その乳牛…みなさんはどんな牛を思い浮かべますか?

やはり白黒のホルスタインでしょうか?
ところが乳牛は、他にもいるんです。
褐色のその牛が生み出す牛乳は
人呼んで「ゴールデンミルク」!

今回のあぐり王国ネクストは、
鹿追町の希少な牛乳に注目します!
森結有花アナウンサー
「鹿追町にやってきました」

…少し間があって

森崎博之リーダー「寒いですね…」

森アナ
「てはははは(笑)
 リーダーそんなに優しい声でしたけ?」
森崎リーダー
「すみません。
 実はですね長くやってると色々あるもので
 こんな声です、しばらく…」

森アナ
「ちょっとね。
 体調があんまりよくないということで…」

リーダー
「体調は良いです!!!」

バキバキ体を動かすリーダー。

リーダー
「めっちゃ元気なんですけど
 ちょっと声だけが…」
森崎リーダー
「なんともないんだけど…ちょっと…」

フリップ「ごめんね♪」

森アナ
「あははは。ごめんね♪
 その分、ボディーランゲージで元気に行きましょう」
森アナ
「さて今回注目するのが鹿追町のある牛乳!
森アナ
「日本では珍しくって、少しお高い、
 ゴールデンミルクと呼ばれている牛乳だそうです」

何かを書き出すリーダー!

森アナ「ちょっと時間かかりますのでお待ちください」
フリップ「ほほう」

森アナ
「ほほう!あははは。
 なのでその牛乳がどのように珍しくて
 どうして値段が高いのかを
 探っていこうと思います。
 ではあぐりっこを呼ばせてもらいます!
 あぐりっこ~」
あぐりっこは明るくお調子者!
6年生の門田絢太(アヤタ)君と、
以前番組で酪農を取材した、
5年生の小澤萌桃(モモ)ちゃんです。

森アナ「牛乳は好きですか?」

モモ「好きです!」
アヤタ「大好きです」

森アナ
「牛乳を出す牛さんを見たことありますか?」

モモ
「あります。
 白と黒の牛で…大きい!」
森アナ
「その牛のことを何というか知ってますか?」

モモ「何だっけ…?」

森アナ「北大牛乳で勉強したよね」

モモ「ポル…ポル?ポ?」

リーダー「かわいいな」
 
モモ「ポルスタイン!」

惜しい!!
リーダー「もう一声」

モモ「ホルスタイン?」

森アナ「正解です!」
森アナ
「じゃあ高級な牛乳というと
 牛さんは違うと思う?」

アヤタ「かわいい牛!!」
森アナ
「なるほどね。まず高価な牛乳が
 ここAコープ鹿追店で販売されているということで
 どんな牛乳か探っていきましょう」

森崎リーダー
「のどあめも買っていい?」

森アナ「その状態なら買っておいて下さい!」

ということでAコープ鹿追店にお邪魔します。

■Aコープ鹿追店
住所)鹿追町新町4 ℡)0156-66-2250

2020年01月18日(土) |  濃厚で甘くてまったり!その秘密は…?
例の牛乳を紹介してくれるのは、
JA鹿追町の太田悟さんです。

森崎リーダー「お邪魔します」

森アナ「宜しくお願いします」

リーダー「おやつコーナーはどこですか?」

太田さん「牛乳はこちらになります」

森アナ
「(クスッ)えっと聞こえなかったと思うんですけど
 今“おやつコーナーはどこですか?”
 というボケを言いました」
太田さん
「なるほど。大変申し訳ございません」
 
大爆笑。

リーダー「太田さん。まっすぐですね」
リーダー
「すみません。ちょっと声がでませんで…
 声帯を痛めてまして…」
太田さん
「あっそうですか。
 わざわざそのような中、
 お越しいただいてありがとうございます」

深々と頭をさげる太田さん。
面白過ぎます!!

リーダー「こんな状態で申し訳ありません」

太田さん「とんでもございません」
森アナ
「じゃあその牛乳はどれですか?」

太田さん「こちらになります!」

あぐりっこ「ジャージー牛乳??」

リーダー
「お値段見ると…
 220mlで220円(税込み)
750mlで600円(税込み)!」

■絞りたて十勝ジャージー牛乳
販売先)Aコープ鹿追店・道の駅しかおいなど
リーダー
「控えめに言っても…高っ!!!」

森アナ
「あははは。控えめに言ってないですよね」
ジャージー牛乳はおなじみのホルスタイン種ではなく、
ジャージー種と呼ばれる牛から搾られています。
太田さん
「ジャージー種というのは日本の全体乳牛の中でも
 1~2%程度の少ない牛。
 この牛乳については非遺伝子組換飼料で飼育され、
 絞っているということで付加価値がついています」
リーダー「味の方も違うんですか?」

太田さん
「ジャージー牛の特徴としては
 乳脂肪分が5パーセント以上ということで
 通常の牛乳ですと4パーセント前後なので
 1パーセント以上高いということと、
 タンパク質・カルシウム・ミネラルなどが豊富で
 βカロテンという要素が多く含まれています」

リーダー「緑黄色野菜みたいな…」

太田さん
「そうですね。
 なので黄色みがかった牛乳という特徴があり、
 ゴールデンミルクという名前でも呼ばれています」
そんなゴールデンミルク、
「ジャージー牛乳」をいただきます。

リーダー「少し黄色っぽいかな…」
お味は?

アヤタ「濃厚ですねえ!」

モモ「いつも飲んでる牛乳より甘い!」

森アナ
「あーーー濃いね。
 なんかまったり感みたいなのもありますね。
 おいしいいいい」

リーダー
「おおおおお~おおおお~
 (喉が)治ったかもしれない」

森アナ「治ってないです」
リーダー
「これ自体がまるで美味しいスイーツのような
 甘さがありますね」

森アナ
「そんなジャージー牛というのが
 どんな牛なのか?
 生産者のもとにいってみましょう」

2020年01月18日(土) |  小さくて可愛いジャージー牛!どこにパワーが…?
森アナ
「あの牛乳を生産している生産者のもとに
 お邪魔しています!宜しくお願いします」

鹿追町でジャージー牛乳を
生産している高田泰輔さん。
高田牧場では、ホルスタイン種を215頭、
ジャージー種を40頭飼育しています。
牛のエサとなる牧草やコーンの畑を含め55ヘクタール、
札幌ドームが10個以上も入る、大きな牧場です。
リーダー
「今こちらにはホルスタインもいます。
 みんなが知ってる牛だね。
 大きさもよく見といてよ」

ホルスタインは大人になると、
体重が700から800キロくらいまで大きくなります。
果たしてジャージー牛は?
森アナ「見えてきましたね!」

アヤタ「小さい!!」

モモ「茶色!!」

森アナ「カワイイですねえ♪」
こちらは生後10か月くらいのジャージー牛。
ジャージー牛は、イギリスのジャージー島が原産地で、
主に乳牛として世界中で飼育されていますが、
日本では珍しい牛。
高田さんのジャージー牛との出会いは「共進会」という、
乳牛の見た目の美しさを競う品評会だったそうです。
高田さん
「共進会にジャージーのクラスがあって
 家族みんなで見に行った時に
 たまたまジャージークラスを見まして…」
高田さん
「家族みんなが
 ジャージー牛かわいいから飼おう!!
 ということで…」

リーダー「飼おう!?」
リーダー「ペットじゃん」

高田さん「ペットです(笑)」

リーダー「本当にそれがきっかけ?」

高田さん
「本当にそれで。
 カワイイから飼いたいなって」

森アナ「そこから始まってる!」

リーダー
「それがきっかけ?聞かなきゃよかった…」

森アナ「そんなことないですよ(笑)」
リーダー「で飼ってみたら…?」

高田さん
「脂肪も濃い!飲んでもおいしい!
 ということで頭数も増えてきたので
 それだったら別で絞ってみようと
 施設を作りました」
リーダー
「そもそもジャージー牛の牛乳を
 作ろうなんて思ってなかった??」

高田さん
「まったく思ってなかったです!」

リーダー
「へえええ。うまいこといきましたねえ」

高田さん「おかげさまで~♪」
高田さんの牧場では、
2011年に3頭のジャージー牛を導入。
その後、頭数を増やし設備を整え、
2017年からホルスタインの生乳と区別。
ジャージー牛の生乳としてブランド化を進めています。

2020年01月18日(土) |  良い牛乳は良い土づくりから始まる!
さて、そのジャージーとホルスタイン、
牛としてどのような違いがあるのでしょう。

高田さん「これが3歳のホルスタインです」
高田さん
「赤いもくしを着けているジャージー牛が3歳」
モモ「普通に大きさが全然違う!!」

リーダー
「同じ3歳なのに随分と大きさが違います」
高田さん
「1.5~2倍くらいの体重の違いがあります」

森アナ
「大きさがそこまで違うと
 出てくる生乳の量とかも違うんですか?」

高田さん
「違いますね。 
 半分から2/3くらいのひらきがあります」

森アナ
「半分から2/3くらいしかジャージーは出てこない!」
森アナ「飼育方法とかも変えているんですか?」

高田さん
「乳量に見合った濃厚飼料の量とかエサを
 ホルスタインの場合はあげているんですけど、
 ジャージーはホルスタインより乳量が少ないので
 濃厚飼料を少なくしています」

今お話に出てきた濃厚飼料(のうこうしりょう)とは、
エサの種類のこと。
エサについて、詳しく教えて頂きます。
高田さん
「こちらが粗飼料。
 牧草のサイレージとデントコーンのサイレージが
 混ざったものを粗飼料と言います。
 こちらが濃厚飼料。
 トモロコシ・大豆などが入ってます。
 エネルギーやカロリーの高いエサです」

リーダー
「すーんごいざっくばらんに言うと
 人間でいうと
 粗飼料がご飯、濃厚飼料がおかず」

粗飼料(そしりょう)の多くは、高田牧場自前のもの。
高田さんは、エサ作りから強いこだわりを持っています。
高田さん
「良い牛乳を出すためには
 良い牛をつくらなければいけない。
 良い牛を作るためには
 粗飼料がよくなければいけない。
 粗飼料を良くするためには
 土をよくしないと良い作物が育たない!」
高田さん
「そういう一連の流れを気にしながら
 良い牛乳を生産するために
 土づくりからこだわっています!」

リーダー
「牛乳をよくするために、まずは土だって!
 土をよくするんだって。
 すごい所から酪農家さんは考えて
 色んなお仕事をして下さっているんだよね」
高田牧場では土壌分析に基づいた
適正な肥料を使うなど、
土のバランスを整え良質な牧草を育てています。
そして濃厚飼料も、非遺伝子組み換えのものを使い、
牛が健康に育つ食生活に徹底して取り組んでいます。
リーダー
「なるべくコストがかからないようにして
 それで品質の良い生乳を出荷したい。
 でもそこにこだわりを持っちゃうと
 色々お金をかけねばならない。
 それって牧場の負担になっていくじゃないですか」

高田さん
「皆さんに飲んで頂く牛乳を生産しているという事で
 生産現場としても安全安心な牛乳を
 生産していきたい!」

2020年01月18日(土) |  乳しぼり体験!
さてここからは、
ジャージー牛のお世話の手伝いをさせて頂きます。
まずはエサやりから!

高田さん「上手だよ」

リーダー
「すごい美味しそうにみんな食べてるよ」
高田さん
「こればっかりがエサではないんですけど、
 濃厚飼料とかを混ぜたりするのは
 自動給餌機でやっています」

リーダー「自動給餌機もあるの?」
高田さん
「濃厚飼料と粗飼料を機械が自動で作って混ぜて
 牛の所まで運ぶのを1日4回やっています!」

リーダー「すげえ」

森アナ
「時間になったらスイッチとか押したら動く?」

高田さん
「もうタイマーがついているので
 時間になったら勝手に動いて、勝手に積んで
 勝手にやってくれます!」  
こういった機械による作業の自動化は、
作業負担の軽減、
人手不足の解消につながるのはもちろん、
牛の健康や発育の状態を管理できる時間が増え、
より良質な生乳の生産にもつながっているようです。
搾乳も普段は機械で行っていますが、
今回特別に、手搾りを体験させて頂きます。
まずは、経験者のモモちゃんから。

森アナ
「北大牛乳の時に乳しぼりをやってます」

モモ「触るよ~触ります!」
やってみると…

ピューピュー

手馴れたもんです!

森アナ「上手ですねえ」

高田さん
「上手ですねえ~うちで就職しない?」
両手でも出来ちゃうモモ!

森アナ「素晴らしい」

リーダー
「すごいねモモ!
 いますぐ履歴書を書きますから!」

高田さん「お待ちしております」
さて初めて乳しぼりするアヤタ。

アヤタ「失礼します」

挨拶は良い感じですが…
あれ?全然出てこない!

アヤタ「難しい…」

森アナ「あら?」

アヤタ「出ない…です」

森アナ「頑張れ頑張れ!」
するとモモ先輩がアドバイス!

モモ
「最初のところ…付け根をしっかり…」

リーダー
「上をしっかり止めちゃって
 下の指三本で絞る感じ」
アヤタ「出た!!」

高田さん「出たじゃん!!」
アヤタ「めっちゃなんか気持ちいい!」

森アナ
「二人ともうまくいきましたね!」
森アナももちろんやりますよ!

「私、得意なんです」との言葉通り
たしかに絞れるんですが
なぜか全身に生乳がかかってしまう(笑)

ハプニングを起こすのは想定内。
しかし、どんなハプニングを起こすかは、
常に想定外。
森アナ、2020年も安定の不器用っぷりです。

2020年01月18日(土) |  ジャージー牛乳をいただこう!
さてここで搾りたての生乳をいただきます。
ジャージーとホルスタインの生乳、
それぞれを用意して頂きました。

リーダー
「こうみたら違いが分からない?」

モモ「黄色い!」

リーダー「黄色味があるよね」

森アナ
「まずはホルスタインから飲んでみましょう」

リーダー
「うまい!まろーんとする。
 いつもの牛乳ですけど美味しいですよお」
森アナ
「ではジャージー牛の絞りたてをいただきましょう」

リーダー「この乳膜すごいですねえ」

高田さん「(乳脂肪分が)濃いので…」

モモ「味濃い!」

アヤタ「ホルスタインより濃い!濃くて甘い!」

森アナ
「美味しい!さっきの普通の牛乳も美味しくて
 絞りたてなんで、あっさり感がある。
 ジャージー牛乳はすごい濃くて、
 まったりとした牛乳だなあ」

リーダー
「これ何か入ってると間違えるくらい甘い!!」
さてここからはジャージー牛乳を使った
お料理をいただきましょう。

作っていただいたのは
鹿追町の「カフェマハロ」の
ご主人吉田早人さんです!

リーダー
「ここがカフェなんですね。
 すてきー。シャレオツ。
 本当に素敵なカフェ。
 ゆっくりと時間が流れそうですよね」
普段のお店のメニューにはありませんが、
今回特別にジャージー牛乳を使った
プリン、ヨーグルト、牛乳豆腐を用意して頂きました。

ではプリンいただきます。
モモ「甘くて牛乳の甘さがあって美味しい」

リーダー
「うーん幸せ。やだもお~♪
 うまーい。
 さっき飲ませて頂いたジャージー牛乳を
 そのまま冷蔵庫で固めましたよって感じ!
 もうゴールデン!!」
お次はジャージー牛のヨーグルト!

アヤタ
「うん!もうヨーグルトがTHE牛乳ですね」

森アナ
「濃厚!!牛乳の味がしっかりしてます。
 酸味よりも牛乳のおいしさ。
 口当たりがまろやかです!」
と言ってると…

リーダー
「めっちゃうまい!牛乳豆腐!
 これ牛乳で作ったとは思えない!
 すっごい美味しい!めっちゃ上手ですねえ」

吉田さん
「上手というか…昔から酪農家さんは
 作ってましたからねえ」

リーダー
「こんな美味しいもの食べてたんだ」

森アナ
「もっちりしてる!鶏肉みたい。
 あっさり食べられるかもしれないです!
 美味しい~♪」
さて今日一日を振り返ってみて…
モモ
「作業をやってみたら大変だったし
 土から良くしていってるのがスゴイと思った!」
アヤタ
「牛乳をつくるのに
 こんなに手間がかかるんだなと改めて思った」
アヤタ
「酪農家さんに感謝して牛乳を飲みたい!」
高田牧場のジャージー牛のような、
非遺伝子組み換え飼料を与えるなど、
特別な飼育をしている牛の生乳は、
「プレミアム乳価」という
農業団体がが高く買い取るシステムで
生産者を下支えしています。
太田さん
「鹿追町は農畜産物の産地としては
 肉もあって野菜もあって、
 ジャージー牛乳もあるという点では
 PRするところが増えて
 産地としてすごく良いことだと思います」
高田さん
「規模拡大をジャージー牛乳の方で
 やって行けたらなと思ってます。 
 そしてもっと皆様に飲んでいただけるような
 牛乳を生産していきたいと思ってます」

リーダー
「こんなに自然本来のものが
 甘くてとろみがあって美味しんだなって
 子供たちもよく分かったと思います。
 これからのジャージー牛も楽しみにしてます。
 ありがとうございます」

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1月11日のクイズ
「酒米の里、と呼ばれているのは、
 なんてマチだったかな~?」

正解は「新十津川町」でした。

 

2020年01月11日(土) |  ♯552 酒米の里 新十津川編
日本を代表するお酒、日本酒。
その原料が、お米だということは、
おそらくみなさん、ご存知のことでしょう。

ところでそのお米、
普段私たちが食べているものだけではなく、
日本酒のためのお米、
酒米(さかまい)と呼ばれるお米もあること…
知っていました?

今回のあぐり王国ネクストは、
日本酒と酒米の関係に注目します!
森結有花アナウンサー
「あけましておめでとうございます!
 2020年、最初のあぐり王国です!」

森崎博之リーダー
「本年もよろしくお願いします。
 いや~明けましたね。どうお過ごしでした??」

森アナ
「今年はですね実家に帰りまして
 美味しくお料理とお酒を楽しみました」

森崎リーダー「お酒と言えば…」

森アナ「今週は日本酒に注目します!」
森崎リーダー
「まだ正月気分が少し残っている時期に
 日本酒の取材!
 相当年末年始、飲まれたんじゃないですか?」

森アナ「ガブガブいきましたね…」

リーダー「そうですかあ」

森アナ「リーダーはどうでしたか?」
森崎リーダー
「まだ…言ってしまえば11月なんで!」

森アナ「止めてください!」

リーダー「まだ全然…!」

森アナ「今は2020年です!!」

リーダー
「森さん、よく言えますね。ぬけぬけと…」
森アナ「私がウソつきみたじゃないですか!」

リーダー
「よく言えますよ。未来の話(笑)」

森アナ「来年も宜しくお願いします(笑)」
森アナ
「さて私たちが来ているのは
 ホクレンパールライス砂川工場。
 北海道内外の酒造メーカーの酒米(さかまい)が
 精米されている場所なんです!」
森アナ
「こちらでまずは日本酒造りに必要なお米、
 酒米(さかまい)について学びましょう!」
森崎リーダー
「分かりました。
 新年一発目ということで
 (ぐいぐい)行けそうな感じですかね?」

森アナ「行けますかねえ~~」

リーダー「あぐりっこの前で申し訳ないなあ」

森アナ「お酒なので今日はあぐりっこいません!」

リーダー
「あぐりっこがいないってことは自由だな!」
森アナ「飲み放題ですよ!」

リーダー「よーしよしよし…」

あははははは(2人大爆笑)

必要以上に「おめでたい感じ」で
始まってしまいましたが、
2人は早速ホクレンパールライス砂川工場へ…

2020年01月11日(土) |  お酒を作るお米って?
森アナ
「日本酒の原料となるお米について
 工場長の添田さんにお話を伺いましょう」
 
添田広司さんに、まずは基本中の基本、
お米の種類から教えて頂きます。
添田さん
「お米の種類には
 “うるち米”“もち米”“酒米”があります。

 【うるち米】というのは、
 “ゆめぴりか”“ななつぼし”といった
 主にご飯として食べるお米のことを言います」
添田さん
「【もち米】は、お餅や赤飯に使用されるお米で
 実は北海道産もち米が生産量日本一でございます」

森崎リーダー
「ありがとうございます!
 北海道を代表してお礼申し上げます」
森アナ「そして酒米ですね」

添田さん
「日本酒の原料となるお米ということで
 酒造好適米(しゅぞうこうてきまい)と言います」
森アナ
「でもリーダー!
 私たちが普段食べている“うるち米”と“酒米”、
 何が違うか分かりますか?」

リーダー
「何が違うか…?
 ご飯になるか、お酒になるか…」

森アナ
「あの…分からないと思いまして、
 私が去年の秋に酒米生産が盛んな
 新十津川町に行きまして、
 その違いを探ってきました!」

ということで、森アナが去年の秋、
酒米産地、新十津川町を取材したVTRを
ご覧いただきます。
森アナ
「きれいに色づいた田んぼが広がっています。
 米の収穫シーズンを迎えた
 新十津川町にやってきました」
森アナ
「《酒米の里しんとつかわ町》。
 うるち米の生産も盛んな町なんですが
 こうして田んぼを見たかんじだと
 酒米なのか?うるち米なのか?
 区別はつきませんよね…」

リーダー「全然分からないねえ」
森アナ
「酒米生産組合の組合長・新井隆之さんに
 詳しく教えて頂きます!」
新井さん
「これは酒米の吟風(ぎんぷう)という品種の
 酒造好適米というやつですね!」
森アナ
「こういう風に見ると…
 うるち米の田んぼと見た目が変わらないですね」

新井さん
「これが酒米だよって言われても
 分からないのが本当かな…」
新井さん
「いろんな品種がある中のひとつ!」

森アナ
「なるほど!
 “ゆめぴりか”“ななつぼし”とかの中に
 【吟風】という品種があって、
 これがお酒を作るのに適している!」
森アナ
「この吟風は、見た目はわりと同じにみえますが
 栽培方法は変わるんですか?」
新井さん
「ゆめぴりかにしてもななつぼしにしても、
 この酒米についても(品種ごとに)特徴があるので、
 若干の違いはあるけど、
 根本的な技術は変わらないと思う!」
 
森アナ

「酒米とうるち米は見た目も栽培方法も
 ほぼ一緒です。では収穫は?と言いますと…」

2020年01月11日(土) |  酒米とうるち米の違いは…?
新井さん
「どうやって刈るのか知ってます?
 刈ったことはある?」

森アナ「ありますよ!!(なぜか強め)」

新井さん「ああ~したら…」

森アナ「いやちょっと…」
リーダー
「“ない”って言った方がいいよ!
 あなたは!!!」
早速やってみますが…
森アナぜんぜん出来ない…。

ご親切な新井さんは
「そのカマ!そんなに切れない??」と気遣う。

リーダー
「どんなカマとか関係ないんですよ。この人は」

新井さん「ほら、ぐっと!!一気に!!」

森アナ「う~ん、う~ん」と引っ張る…
リーダー
「あ~あ。よく見るなこの風景。
 土、切ってるでしょ!土!!!」

新井さん
「稲刈りというか泥刈りやってますね」

リーダー
「そうなんです!おっしゃる通り!新井さん的確!」

新井さん「あの…お手本、見せますか?」

リーダー「こうなりますよね…」
森アナ「こういうはずじゃなかったんだけどな…」

新井さん
「いやそうでなくて。
 こうやって!(引っ張る)」

リーダー
「そうそう!刈るんですよ!
 あんなギリギリのこぎりじゃないんだから」
森アナ
「ということで収穫方法もうるち米と一緒です。
 いつもはこのようにコンバインで収穫しています。
 さて今度は収穫後の稲を見比べてみます」
森アナ
「酒米を収穫しました!
 私がもっているのが酒米の稲。
 新井さんがもっているのは…」

新井さん「ゆめぴりかという品種の稲です」
森アナ
「(自身が)酒米、
 こっち(新井さん)がゆめぴりか…
 と言う風になるんですけども
 全然わかんない!違いが全然分からない」
森アナ
「結果的に稲の段階で大きな違いというのは
 見つかりませんでした!あははは」

新井さん「以上です!あはは」
森アナ
「これってどの段階で違いって出てくるんですか?」

新井さん
「玄米っていう、もみ殻をむいた状態で見れば…
 だいたいというか分かり易いかな…
 この状態では分からないですね」

森アナ「いや~難問でした」
森アナ
「まあ違いはあまりない!
 ということがわかりました!!
 あははは…
 リーダーにお返しします!」

新井さん「お返ししま~す」

あははは。
スタジオ戻って…

森崎リーダー
「何!?このロケ!!??
 これ必要あったかな? 
 恐ろしいロケですね…」
リーダー
「ただ本当に分からないもんですか?」

添田さん
「見た目では分かりずらいと思います」

リーダー「玄米にした状態だったらどうですか?」

添田さん
「玄米にした状態だと若干違いが分かってきます」

2020年01月11日(土) |  酒米に磨きをかけると…小っちゃくなった!
さてリーダーと森アナが訪れている、
ホクレンパールライス砂川工場。
ここでは、酒米とうるち米の精米が
行われているということで、
それぞれの玄米のサンプルを用意して頂きました。

添田さん「こちらは吟風です」
森崎リーダー「はは~ん」
 
森アナ「何かわかるんですか?」

リーダー
「これはね…アラフィフにはツライですね」

森アナ「あははは(大爆笑)」
リーダー「メガネ!メガネください!!」
添田さん「こちらは道産ななつぼしです」

リーダー
「なんか色味が違わない?
 うるち米はやっぱり透明感ある気がする」

森アナ「酒米の方が色が濃い気がします」  
添田さん
「酒米は真ん中に白い【心白(しんぱく)】という
 部分があります。しろっぽい部分が見えると思います」

森アナ
「中にちょっとみえますよ!
 でもその心白っていうのは
 お酒を作るのに何か関係があるんですか?」

添田さん
「日本酒をつくるために必要な菌を繁殖させる!
 麹菌を繁殖させる大事な役目を担っています!」

リーダー
「発酵するために必要なところ…!!」

添田さん
「そういうこともありまして
 通常のうるち米よりかは酒米のほうが
 この心白が多いというのが特性です」

リーダー「なるほどおおおお」
この玄米が精米になると、
それぞれの特徴が、よりハッキリしてきます。
添田さん
「まずはいつも食べているななつぼし」

リーダー「うわっ美味しそう」

添田さん
「皮をむくとだいたいこれくらい!」
添田さん
「次は吟風なんですけど
 70%の歩留まりのお米をみてもらいます」

リーダー「色の違いが一目瞭然!」
リーダー「それとちょっと丸っこいですかね…」

添田さん「その通りです」

リーダー
「角が無いというか…
 普通のお米は楕円ですよね!」

酒米は例えば本醸造や吟醸などといった、
日本酒の種類によって、
「歩留まり」と言われる、
米の削り具合が変わってきます。
添田さん「こちらが35%の吟風になります」

リーダー
「うわ~ちっちゃい!1/3の大きさになりました。
 35%に磨かれたこれはどんなお酒になるの?」

添田さん
「一般的には大吟醸だとか…!

リーダー
「いや~ん高価なやつ!お正月に飲むやつ!
 そうか磨けば磨くほど
 芳醇であまくて香りよいお酒になり…
 でもその分、高い訳ですよね?」
添田さん
「お値段はよくわかってませんが…
 酒蔵さまのほうから、
 希望の歩留まりでのオーダーが入ってくるので
 それに基づいて、
 今言ったような歩留まりの精米をします。
 なので詳しくは酒蔵さんに聞いて頂くと
 専門の方がいらしてますので!」

リーダー
「でも普通に考えて、
 同じ量、一俵を納入するにしても、
 こっちのほうが磨く手間もかかるし時間もかかる!
 大吟醸になる原料のお米が高くなるのは納得です!」  
添田さん
「お酒を通して…
 北海道で作られた酒米が
 地元の酒蔵で作られたお酒として 
 全道・全国…さらには世界に
 つながっていくという思いで
 我々従業員一同、酒蔵さんが望む
 精米方法に応えるように努めています」

森アナ
「そんな酒米を学んできましたので
 いよいよ酒蔵に行きまして、
 このお米がどう日本酒になっていくのか?
 学んでいきたいと思います」



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