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2019年07月27日(土) |  ポーラスターの始まりとは…
「おじゃましま~す」

JAさっぽろの川越裕司さんに、
ポーラスターを詳しく教えてもらいます。
リーダー「これだあ~見たことある?」

ソウタ「袋はあんま見たことない!」

アズミ「生はみたことあるけど!」
触ってみると…

ソウタ「ふわふわ!」

アズミ「生でもおいしそう」
森アナ「ポーラスターの特徴とは?」

川越さん
「ポーラスターはあま味が強くて、
 えぐみが少ない!葉肉が厚い!
 そして日持ちが良いホウレン草です」
森アナ
「ブランド野菜ということですけど
 いつからポーラスターの栽培をしてますか?」

川越さん
「1970年代に水田の転作作物として始まりました」  
清田区はもともと、水田が広がる農業地帯でした。
1970年代に入り、コメの減反政策が始まり、
稲作からの転作作物が必要になりました。
そこで始まったのが、ホウレン草の栽培でした。
森アナ
「始まったのが1970年代ですけど
 ポーラスターというブランド名はいつから?」

川越さん
「1979年に愛称をつけることになり募集をし
 北極星を意味するポーラスターになりました」
川越さん「今年で40周年を迎えます!」

森アナ
「おめでとうございます!
 それだけ愛されてきたってことですね」
ポーラスターの多くは札幌市場に出荷され、
消費者には「北海道産のホウレン草」として届きます。
「ポーラスター」として店頭に並ぶのは、
ご覧の4か所のみ。

一方で毎年一定の量が、学校給食など清田区の施設で
消費され続けています。
リーダー
「自分たちの住んでる場所で
 とれた作物を自分たちで食べている…
 これを何というんだ?」

ソウタ「地産地消!!」

リーダー「そうだ!」
ソウタ
「なんか…地元でとれて新鮮だし
 美味しいから、うれしい!!」

アズミ
「地元でとれたものは
 ほかの所でとれたものより、ありがたみが強い!」
森アナ
「確かに自分の所で採れたものって
 美味しさも一段と感じる気がしますね」

リーダー
「登校中とかバス乗ってる時とか
 ちょっと畑をみたりすると
 ひょっとしてあそこでとれたものかもって
 想いが畑や生産者へ向くのも良い事だね」

ということであぐり一行は、
地域密着のホウレン草ポーラスターが生産されている、
清田区の農場へ―

2019年07月27日(土) |  栽培スケジュールをチェック!
森アナ
「清田区にありますポーラスターの農場に
 お邪魔しています!
 ハウスがたくさん並んでいますね」

15歳で就農したという、
農業の大ベテランの吉田照一さん。
現在、家族5人で農場を運営。
ホウレン草は、22棟のハウスで、
年間およそ32トンを生産しています。

まずはその栽培スケジュールを教えて頂きます。
吉田さん
「4月から播種(はしゅ・種まき)して
 うちの場合は5月末からとりだして
 10月いっぱいで終わり!!」

リーダー
「5月から10月だから春夏秋ずっと取れてる感じ!
 種まいてから収穫まで何日くらいですか?」
吉田さん
「春は約45日くらいかかる。今は32~33日」

リーダー
「早い!一か月!何回種まくの?」
吉田さん「約70回かな」

リーダー
「すげー!まいてる~。
 22棟のハウスで70回まくってことは
 1つのハウスで何回かまわしてる?」

吉田さん「3回ちょっと…まわすかな」

リーダー
「じゃあ取ってまいて取ってまいてですか?」

吉田さん「そうです!」
種まきは、涼しい時期は3日おき、
暑い時期は1日おき。

それが成長するたびに収穫!というサイクルを、
1つのハウスで3回から4回繰り返します。
ではここからはポーラスター栽培を順を追って
みさせていただきましょう。

まずは種まきから1週間後のハウスにおじゃまします。

リーダー「ではオープン!!」

アズミ「かわいい芽が生えてる!」
森アナ「うわ~ちっちゃい!」

リーダー
「痛っ!痛っ!痛っ!
 ずっとぶつかってる!しかも濡れる!
 何ですか?さっきから頭ぶつかってる!」

吉田さん「頭冷やすために!(笑)」

リーダー「違うでしょっっ!」

吉田さん
「かん水の水です。これで水をまきます」
で、肝心のホウレン草は、
今はこのくらいの大きさ!

リーダー「何㎝くらい?」

ソウタ「5センチくらい?」

森アナ「2~3センチくらいのもありますね」
森アナ
「このちっちゃ芽があの大きいホウレン草に
 一か月もしないでなるって想像できる?」
あぐりっこ「いやできない!!」

即答です(笑)

森アナ「全然想像できないです!」
ホウレン草の成長に大切なのは、
適切な量の水やり、ということで…

2019年07月27日(土) |  水やりが重要!
森崎リーダー
「わたしたちがガンガン頭をぶつけたパイプ!
 パイプから水が出る!!どれくらいまく?」

吉田さん「5~10分です!」
吉田さん
「毎分350~400リットル出る!」

リーダー「10分だったら4000リットル!」

森アナ「えええええ」
リーダー「4トンの水が!!!」
と話していると…

リーダー
「降ってきた降ってきた!
 何かかかってるけど!!!
 随分こっちまで跳ねてきてます」
リーダー
「細かいのが気持ちのよさそうな雨が
 ハウス全体にいってます!
 アズミかかってるな」

アズミ「水かかりに行ってる!」

ソウタ「じゃあ、かかろうっ!!」

リーダー
「かかりたい?ソウタ行っておいでよ」
ということでソウタ君
決死の覚悟でハウスの中へ!!
ソウタ
「あああああああ!
 冷たい!きゃあああああ」
森アナ「おかえり~」

リーダー「ビショビショだよ~」
森アナ
「これだけ水をあげなければいけない?」

吉田さん
「そうです!水がなければホウレン草は
 成長しないんですよ」

森アナ「あげるぎるのもダメなんですか?」

吉田さん
「芯が腐ってくるんです。蒸れるというか…
 (水を)かけすぎてもダメ!
 かけなすぎれば伸びない…
 そこが科学的に机の上で計算できないですね」
普段の水やり作業は、早朝4時に始まります。
その時々の天気、ホウレン草や土の状態を見極めながら、
必要な量の水を与えます。

2019年07月27日(土) |  間引きが大きなホウレン草を作る!
森アナ
「続いては種をまいてから2週間後のハウスに来ました」

リーダー
「さっきから1週間たって、だいぶホウレン草ぽく
 なってきたんじゃない!?」
森アナ
「まだまだ小さいですけど
 葉っぱに幅が出てきましたね」

リーダー「ここでする作業は?」

吉田さん「間引きです」
リーダー
「こっから間引く。間引きってわかる?」

ソウタ「ブチッて抜くやつ!!」

リーダー
「そうそう(笑)言うなればそうだね」

その間引きをあぐりっこが体験させてもらうことに。

リーダー
「真ん中のを取っちゃいます」
アズミ
「ここまで育ったのに
 抜いちゃっていいのかな?みたいな…」

吉田さん
「抜かないとダメなんです!
 ホウレン草が細く育っちゃうんですよね。
 丈夫なホウレン草が出来ないんです」

吉田さん
「細いホウレン草は日持ちが悪い!」

リーダー
「ポーラスターの日持ちの良さが
 なくなっちゃうんですね」
間引きをすることで、
土の栄養を残した苗に集中させて、
太い茎の肉厚なホウレン草を育てます。
しかしここで、ある疑問が…
森アナ
「ここで抜いちゃうぐらいだったら
 最初から種をまく量を減らして
 育てたらいいんじゃないかって思うんですけど…
 やっぱり多めに播いて抜く作業を
 しなければいけないんですか?」
吉田さん
「少なくまいて発芽不良を起こしたら
 終わりなんです!!」
吉田さん
「発芽不良を起こしたら収穫量に響いてくる!」
 
リーダー
「それは取り戻せないですもんね。
 失敗して収量すくないのはダメだから
 多めにまいて間引いてあげる。
 それがたくさんの安定量を出荷することになる…」

森アナ「なるほど~」
リーダー
「でも生産者さんにとっては手間ですよ~
 腰曲げてさあ~暑い中、間引かなきゃなんない!」
最近のホウレン草栽培は、作業の軽減のため、
必要な分だけ種をまいて発芽させる方法が主流だそうです。
吉田さんの農場では、品質と収量を安定させるため、
昔ながらの多めに種をまいて、
発芽してから間引く栽培を続けています。

2019年07月27日(土) |  えぐみがない!!
森アナ
「種をまいてから33日。
 まさしく収穫適期のホウレン草ハウスです」

リーダー「なんか雰囲気変わったね…」

あぐりっこ「日陰!!」

この黒いシートは、ホウレン草のためでは無く、
人のための日よけシート。
ホウレン草の収穫は、
全て手作業で行い長時間におよぶので、
暑さ対策も重要なのです。
リーダー「すげー!こんな背が高くなるんだ」

森アナ「立派!!葉っぱがピンピンしてますね」
ソウタ
「さっき見たやつよりカッコイイ!!」

リーダー
「ポーラスターならではの
 しっかりとした葉っぱです!」
リーダー「これ生でかじるとエグイですか?」

吉田さん「たいてい食べません!生では」

リーダー「食べてみたい!」

吉田さん「…どうぞ…」

リーダー
「いただきます!すごい肉厚!えぐみがない!
 普通食べられませんよね。えぐみが強くて」

吉田さん「シュウ酸が強いからね…」
リーダー
「あま味があるよ!
 全くえぐみがないです!」

そんな甘くて肉厚なホウレン草、
ポーラスターの、収穫をさせて頂きます。
吉田さん「1~1.5センチ根を残す!」

リーダー「地面より下を切ってる感じ」

吉田さん「そして1枚2枚…」

リーダー「軸から生えた葉っぱを取ります」
さてソウタ君もやってみます。

ソウタ「あっヤバ…短すぎた…」

吉田さん「下を持ち過ぎだあ。危ないよお」

何度かチャレンジしました!

ソウタ
「根のどこを切ればいいのか分からなくて…」

リーダー「そうだよなあ」
この収穫作業。
多い時期は、1日に一人で2000株も受け持つそうです。

森アナ
「アズミどう?2000株だよ!」

アズミ「疲れる…」
リーダー
「今日こうやって体験してみたら…?」

ソウタ「もっと好きになった!」
森アナ「どのくらい好きになった?」

アズミ「100%だったのが…1000%以上!!」

リーダー「随分いっちゃったよ」

ソウタ
「メーターがバキッてぶっ壊れた!」
吉田さん
「いいことだねえ。
 もうちょっと作るかな~したら!!」
吉田さん「これは僕らの先輩方が残してくれた!」

リーダー「今のところ次の代は?」

吉田さん
「うちでは息子がやるって言ってやってる!」

リーダー
「次の代にどんどん引き継いでほしいですよね。
 札幌と名のついたブランドホウレン草!」
 
じゃじゃん!もんすけです!
札幌で生産されている
ブランドホウレン草、ポーラスター!

清田区では多くの小中学校が、
このホウレン草を使った給食メニューを提供しています!
ポーラスターの給食から何を学んでほしいのか、
北野小学校の山本先生に聞いてみたよ!

札幌市立北野小学校 山本香澄先生
「地元の食材をまずは知る!
 そして作っている人を近くに感じられる。
 子供にとって食の意識の関わりに
 繋がっていると思います」

地元の食材をおいしくいただくって、
なんか嬉しいし誇らしいよね~
ボクもポーラスター食べてみたいな~

2019年07月27日(土) |  ポーラスターをいただきます!
森アナ
「目の前にあるのは
 ポーラスターを使った学校給食のメニューです」

リーダー
「これ給食なんですか!すごいけど!」

森アナ
「ここからは北野小学校の栄養教諭
 三谷順子先生にお話しを伺います」
三谷先生は、給食の献立を考えたり、
食育指導をしている栄養教諭。
ポーラスターはじめ、
地域の食材のことも生徒に伝えています。

※詳しいレシピはこちら
ではホウレン草ピラフを頂きます!

ソウタ「うーん!うまいっ!!」
アズミ「おいしい!!」

リーダー「いい笑顔!!」
リーダー
「うん!うまい!
 これが給食かあ~羨ましいなあ」
森アナはホウレン草のグラタンを!

森アナ
「うん美味しい!
 ホウレン草の存在というのは
 しっかり残っていますね」
ホウレン草の蒸しパンは?

リーダー「美味しい!うま~い」

森アナ
「美味しい!これ給食ででてきたら
 おかわりじゃんけんしますね」
三谷先生
「ポーラスターは味が美味しいので
 いつもの給食がワンランクアップ
 するように思います」
ソウタ
「おいしいからありがたみを感じた!」
アズミ
「こうやって食べて
 “おいしい”って言ってくれる人がいるなら
 自分だったらもっと作ろうって頑張れると思う」

リーダー
「美味しいって言葉は大事だよね。
 美味しいって言ってもらえたら嬉しいし
 作り甲斐がありますよね」
今回、ポーラスターを作る人、
料理をする人、いろんな人の思いを学びました。
最後は、あの歌で締めます。

ポポポポポーラスター♪
ポポポポポーラちゃーん…???
(三谷先生の先輩たちが作詞したそうです!)

リーダー
「なんか途中な感じですね…
 なんか終わりきれなかったね(笑)
 でもこの歌のおかげで子供たちも盛り上がって
 ポーラスターに注目してくれると思います!
 今日はありがとうございました!」

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7月20日のクイズ
「北海道の生乳生産量は、
 全国で何位だったかな~?」

正解は「1位」でした。

2019年07月20日(土) |  ♯531 乳牛を学ぼう~酪農学園大学編
酪農王国・北海道!
このフレーズ、一度は聞いたことがあるでしょう
ところで、酪農王国にお住いの、道民の皆様!
乳牛やミルクについて、どれだけのことをご存知ですか?

北海道に乳牛は何頭いるの?
ミルクはどうやって出来るの?

酪農王国の住人として、牛やミルクのことを、
もっと知ろうではありませんか!

今回のあぐり王国ネクストは
酪農学園大学で、乳牛を学びます!
森結有花アナウンサー
「江別市の酪農学園大学にやってきました!」

森崎博之リーダー
「いいですね~!白樺並木!
 ここを通って大学生は行くんですねえ」
森アナ「その隣にはトウモロコシですとか…」

森崎リーダー
「はたけ~~♪いい場所だなあ~
 こんなところで学んでいるんだあ。
 酪農学園大学はこれまで何度かお邪魔して
 学ばせてもらってます」
酪農学園大学は、
1933年に「北海道酪農義塾」として創立。
以降、北海道の酪農を支える人材を
輩出し続けています。

現在、135ヘクタール、
札幌ドームが25個も収まる広大なキャンパスで、
およそ3500人の学生が、酪農をはじめ、
農業を広く学んでいます。
森アナ
「今回は酪農学園大学で乳牛について学びます。
 私たちは酪農王国に住んでいますから
 その名に恥じないように
 酪農の知識をしっかり身に着けましょう!
 では一緒に学ぶあぐりっこを呼びましょう」

森崎リーダー&森アナ森
 
「あぐりっこ~~!!」
あぐりっこは、大人っぽく堂々とした
辻野しおりちゃんと、
ふんわりマイペースな、
北條貴亜徠(キアラ)ちゃんです!
森崎リーダー
「牛乳好きですか?」

あぐりっこ「はい!」

リーダー「どれくらい好きですか?」

シオリ「大好きです!」
森アナ「キアラは?」

キアラ「…うん。大好き」

リーダー「そこまででもないみたい…」
森アナ
「リーダー牛乳についてクイズとかありますか?」

リーダー
「いいですね。じゃあ牛乳クイズ~!!
 北海道には乳牛が何頭いるでしょうか?」

キアラ「2000頭くらい」

シオリ「3500頭くらい」
リーダー
「結果は今日の取材中に分かります!
 その数字をしっかり頭に入れて
 乳牛の勉強をしましょう」

ということでここからは、
授業形式で乳牛を学んでいきます。

2019年07月20日(土) |  牛の体の仕組みを学ぼう!
森アナ
「それでは1時間目を始めます!
 はじめま~~すっ!!」
森アナ
「1時間目は基本中の基本ということで
 牛の体の仕組みについて学びましょう」
森アナ
「教えてくださるのは岩野先生です。
 宜しくお願いします。
 獣医学の教授ということですけども
 獣医さんって二人は知ってるかな?」
シオリ「動物の病気を治したり…」

キアラ「動物を治したり助けたりする仕事!」
リーダー
「あれ?将来の夢が獣医さんって子、
 いなかった?」

スーッと手を挙げるシオリ。

岩野教授
「おっ!すばらしい…
 簡単ですけど二人が今お話した通り
 まずは動物の病気を治す!」
獣医さんの仕事を、大きく2つに分けると、
1つは動物の病気を治すこと、
もう1つは、その病気の原因を研究すること。

対象となるのは、イヌやネコなどのペット、
牛や豚などの産業動物、
動物園や水族館にいる動物など、
とても多岐にわたります。

また、研究の内容は、人とも関わりが深く、
獣医さんは医学全般で重要な役割を、
担っているのです。
森アナ
「獣医さんについて学んだところで
 本題に行きましょう。
 牛の体の仕組みということでお願いします!」
 
岩野教授
「では問題を出していきましょう。
 牛の体重は何キロでしょうか?」

シオリ「300キロぐらい…?」

キアラ「360キロくらい!」

リーダー「小さく刻んできましたね」
岩野教授
「だいたい600キロ超えてきます!」

あぐり一行「ええええ!」

リーダー「すごい!」
岩野教授
「次に行きます!
 乳牛の体温はどれくらいでしょう?」

シオリ「39℃」

キアラ
「人間より体温が高いと思うから40℃くらい」
岩野教授
「みなさん、ほぼ正解ですね!
 正解は38.5℃~39.5℃くらい。
 みなさんがこれくらいの体温だったらフラフラ!」

リーダー「学校休みます!」

岩野教授
「インフルエンザですよね…
 ということは
 牛は暑いところが苦手なんですね。
 だから(涼しい)北海道は最高です」

森アナ「なるほど!」
涼しい北海道は、牛にとって暮らしやすい環境。
北海道は、広大な土地があることも含めて、
酪農に適しているのです。

2019年07月20日(土) |  体を支える仕組みとは?
岩野教授
「さて乳牛は1日に草をどれくらい食べるでしょう?」

シオリ「80キロ!」

キアラ「60キロぐらい」
岩野教授
「素晴らしい!正解です」

リーダー
「さっき体重が600~700kgって言ったしょ。
 10%以上食べるってことでしょ。
 僕たち大人だったら5~7kg食べること!
 すごい量じゃないですか!!」
ところで牛は4つの胃を持っています。
1つ目から3つ目の胃までの過程で、
胃の中の微生物が草を分解。
4つ目の胃が、人間の胃と同じような働きで、
胃液を分泌し栄養を消化
吸収する役割を果たしています。
岩野教授
「実際に触っていただきたいものがあります!」

森アナ「なに~??骨?」

岩野教授「本物です!」
森アナ「牛骨(ぎゅうこつ)ってことですか?」

リーダー
「牛骨…なんか美味しそうになったな。
 ラーメン食べたい!!」
この巨大な骨、どこの骨か、想像がつきますか?
岩野教授「人でいうと…ここ!」

リーダー「二の腕!!」
岩野教授「ではこれは?」

リーダー「これ何だよ~鎖骨??」

岩野教授「肩甲骨!」
岩野教授
「これは組み合わせることができます。
 どう組み合わせるでしょうか?」

リーダー「知恵の輪みたい!」

頭の形おとなチーム…
なんだかうまく出来ません(笑)
岩野教授
「はい!あぐりっこチームが正解です」
この骨が、どのように組み合わさるのか?
お二人の先生に手伝ってもらい、
左前足の完成形を見せて頂くことに。
藤木助教授
「溝にキレイにジョイントします!」

あぐり一行「ほんとだあ」

藤木助教授
「上から順番に肩甲骨・上腕骨・前腕骨!」
リーダー
「やっぱり1つ1つのパーツがでっかい!」

藤木助教授「これが左の前足になってます」

リーダー
「700kgある牛ですからね。骨もごついわあ」

牛の体の仕組みや大きさを学んだ、
1時間目の授業でした。

2019年07月20日(土) |  ミルクはなぜ白い?
森アナ
「では2時間目の授業をはじめま~す。
 樋口豪紀先生です!」
樋口教授
「いま日本に乳牛が何頭いるか?」 

リーダー
「北海道に何頭いるって予想したっけ。
 2000頭と3500頭だっけ?」

日本では現在
およそ130万頭の乳牛が飼われています。
では、北海道だけだと?
樋口教授
「北海道は全体の60%が飼われています!」

森アナ「北海道ってこんなにいるんですか?」

リーダー
「79万頭いるんですか!!2000頭どころじゃないよ」
樋口教授
「そういうことで
 北海道は日本一の酪農王国なんです!!」
 
樋口教授
「では牛乳の話です。
 乳牛1頭が1年間につくるミルクの量は?
 三択です。
 ①85キロ(牛乳1リットルパック85本分)
 ②850キロ(牛乳1リットルパック850本分)
 ③8500キロ(牛乳1リットルパック8500本分)」

シオリ「2番!」

キアラ「3番!」
樋口教授
「答えは③の8500キロ!
 多い牛だと1万キロ以上のミルクを出します。
 平均で8500キロくらいです」

リーダー
「1頭の牛が1年間で
 1リットルパックを8500本も作ってくれる!
 すごい働きですねえ」
その、たくさんのミルクを作るのに、
重要な働きをするのが、胃。

4つある胃のうち、一番大きいのは
「ルーメン」と呼ばれる1番目の胃。その大きさは?
樋口教授
「ルーメンの大きさは約150リットル!
 バスタブ1個分くらいのものが入る!」

リーダー「すげー入る」

樋口教授
「人の胃の約100倍!
 人が約1.5リットルくらいですよね」

リーダー
「だいたい牛の体重は成人男性の10倍くらいだけど
 胃は100倍というのは
 胃の占める割合がほとんどなんですね」

樋口教授
「たくさんの草を食べないといけない!ということで
 胃がすごく発達しているんですね。
 草を食べる動物ならではの仕組みですね」
樋口教授
「第一胃の中で草から栄養をしっかり取り出す!
 その栄養というのは最終的にルーメン(第一胃)から
 血液を通って乳房に運ばれます」
樋口教授
「そして乳房の中で栄養かたミルクが作られる!
 だから最初入ってくる時は緑色ですけど
 胃の中で消化されているうちに
 緑色はほとんど消えてしまうんです。
 そして栄養素だけが流れてきて
 白いミルクが作られるんです」
牛乳に含まれる栄養は、
タンパク質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラル。
タンパク質と脂質に光が反射して白く見えています。
それらを取り出すと、完全に透明な水になるそうです!



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