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2009年10月24日(土) | #66放送分 190万都市・札幌で展開中!フードリサイクル編
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2009年10月24日(土) |  #66放送分 190万都市・札幌で展開中!フードリサイクル編

松坂
「あぐり王国です。 こんにちは~~!
  
森崎
「きょうもいい所来たな!!」

松坂
「ココは札幌です!!」

松坂
「今回は190万都市・札幌で取り組まれている
 エコロジーな活動をお伝えします!」
松坂
「こちらをご覧ください。」


森崎
「フードリサイクル??」
 
森崎
 「言葉から察するに… 
    食べ残しをまた食べるとか!」



河野
「違う!違う!そんなわけない!!」 

松坂
 「フードリサイクルというのは…
  正確にいいますと
  ”さっぽろ学校給食フードリサイクル”。
  札幌市の経済局や環境局、教育委員会、
  そしてJAさっぽろやたくさんの関係団体が
  連携して取り組んでいる活動です。

  大まかな仕組みは・・・
   ・学校給食で出る
    調理クズや食べ残しなどを
    リサイクル堆肥センターで堆肥化

   ・その堆肥を生産者が畑の土作りに利用し
    野菜を栽培

   ・その野菜を学校給食の食材として使用

  各地で様々な循環型農業が
  行われていますが
  給食を核とした循環農業が
           フードリサイクルといえます。」
松坂
 「この活動は、学校給食の
  リサイクルして生ゴミを減らそうという
  目的だけではなく
  食や環境を考えて物を大切にする
  子供の心を育てるのが目標なんです!」
松坂
「札幌のフードリサイクルでは
 トウモロコシ・玉ネギ・
 レタス・カボチャの4つの野菜を栽培し
 給食の食材として提供されているのですが、
 今回は中でも玉ネギに注目します。」


森崎
「ラーメン、ジンギスカン、スープカレーなどなど
 北海道グルメには
  たっぷり玉ネギ入っていますよね!」
松坂
 「実は、札幌市民は玉ネギが大好きなんです!
 総務省の調べによりますと、
 玉ネギ1世帯当たりの年間消費量は
 全国平均で15kgなんですが、
 札幌市ではナント20kg!!
 全国トップなんですよ!」


森崎
「玉ネギ食べてるな~オレたち!!」
じゃ~ん!もんすけです。
あらゆる料理に
大活躍の玉ネギですが、
実は、日本の玉ネギ栽培が
始まったのが札幌だって
みんな知ってた?
現在の札幌市東区が
栽培発祥の地と言われているんです。
さかのぼること明治時代!
“札幌黄”という品種が栽培されました。
古来の日本ネギとは異なり、
長期間の保存に耐えるタマネギは、
農家の皆さんに大人気となり
普及していったそうです。
100年以上たった現在も、
東区丘珠や北区篠路を
中心に栽培されていて、
札幌の主要作物となっているんです。

2009年10月24日(土) |  給食室→→放送室??

松坂
 「積極的にフードリサイクルに
  取り組んでいる学校のひとつに、
  山の手南小学校があるんですが、
  ちょうど今日の給食に
    フードリサイクルで
       栽培された玉ネギが
             出るそうなんです!」

ということで一行が訪れたのは、
札幌市西区の山の手南小学校です。
 

給食室では午前8時台から
給食の調理が始まっていました。
森崎
「ありました!ありました!
 フードリサイクルで
 栽培された玉ネギがいっぱい!」


栄養教諭・反橋さん
「60キロの玉ネギです。」

森崎
「さっきから見てると
 全部手でむいて切ってますね!
 何食分作るんですか??」
反橋先生
「ここでは2校分の給食を
 作っていますので
 合わせて1100食ぐらいです。」


一同
「1100食!?」
給食の調理が進む中、
授業を受ける生徒達。

熱心に勉強に
励んでいるようです。

一方そのころ、
生徒達には内緒で、
ある計画が
実行されようとしていたのです!

河野
 「どんな給食が出来るのか
          楽しみですね~」

松坂
 「まもなく給食の時間なんですが、
  給食の時間といえば
  お昼の校内放送!ということで我々、
        放送室にやって来ました。」

森崎
 「な、何するの?」

松坂
 「せっかくあぐり王国が
   お邪魔したんですから…
  お昼の校内放送をジャックして、
  ”あぐり王国特別版”を
         放送しちゃいます!
  題して、あぐり王国イン!!!」 


森崎・河野
「ちょっとちょっと!
      声が大きいって!
   バレたらどーするの!!」

松坂
 「あっ 小声で・・・
   ”あぐり王国イン
      山の手南小学校”
 」 


森崎

「イエーーイッ!!」



河野
「ちょっとぉーーーッ!!」

河野
「校内放送ということは・・・
  生??」

松坂
「はい。もちろんです。」

河野
「噛んだらダメだね!」


森崎
「大丈夫?」

河野
「めっちゃ緊張しているけど?」


松坂
「過去最大に
        緊張しています・・・」
フードリサイクルで
栽培された玉ネギを使った給食の
時間にドッキリ校内放送を敢行!

何も知らずに給食の準備を行う
生徒のみんな。
いったいどうなってしまうのか・・・?





ドッキリ校内放送
”あぐり王国イン山の手南小学校”




いよいよ放送スタート!















森崎
「山の手南小学校のみんな!
      
  こんにちは!! 」






児童のみんな
「エッ! 
 
  エッ!!

  放送室だ!!

  
     放送室だ!!

松坂
「今回のあぐり王国のテーマは
           フードリサイクル!
 いち早く重点校として取り組んでいる
  山の手南小のみんなには
      お馴染みだと思いますが、
         私達は始めて知りました。」

森崎
「で、きょうフードリサイクルで
  栽培された玉ネギが
  給食に出るっていう情報を
    聞いたのでその様子を
      見るために来たんですよ!

河野
  「では、これから3年生の
     みなさんのところへ
       行きますからね~~~!」


2009年10月24日(土) |  放送室→→→教室???
あぐりの3人が放送室を飛び出して
多目的教室で給食を食べる
3年生のところへ。

3年1組と2組のみんな
「キャーーーッ~~!」
  
 「有名人だ!!
      有名人だ!!」
森崎
「改めまして
  あぐり王国北海道です。
       こんにちは!!」
3年1組・2組のみんな
「こんにちは!!」
森崎
「担任の関根先生!
 山の手南小学校では
  いろいろな食についての
   取り組みをしているんですよね?」

関根先生
「はい。学校にある
 教材園という菜園では
  それぞれの学年で
   野菜を育てています。
 3年生は玉ネギを育てました。
  コレが山の手南小学校で育てた
         玉ネギなんですよ!」

森崎
「あらぁ~ 
   ずいぶん小ぶりですね!」

関根先生
「フードリサイクルでは
 食べるモノが
 作られて返ってくることを
 理解して欲しいです。

 またその取り組みには
 たくさんの人が
 たずさわっているということや
 自然の力というものを
 感じて欲しいと思っています。」
森崎
「みんな!
 フードリサイクルのこと
      よく分かった?」
3年1組・2組のみんな
「分かったー!」
  「分かってるーっ!!」

2009年10月24日(土) |  山の手南小のフードリサイクル現地学習
”さっぽろ学校給食
 フードリサイクル”とは、
ゴミの分別、資源化促進の
取り組みの一環として
平成18年にスタート!

食や環境を考え、
物を大切にする
子供の心を育てることを
目的とした活動で、
今年度は札幌市内、
275校もの小中学校で
行われているのです。

給食室から毎日出る
調理クズや食べ残しは
清掃会社の収集車で集められて
堆肥工場へ運ばれます。

山の手南小学校では、
フードリサイクルの学習として
6年生は、石狩にある堆肥工場、
ばんけいリサイクルセンターを
8月下旬に見学していました。

札幌市内から集められた生ゴミが
堆肥に変わっていく様子を学びました。

土などを混ぜ、
発酵して堆肥が
出来ていくことを知りました。

河野
「実は今からおよそ1か月前の8月下旬。
 ボクはココにいる3年生のみんなの
 玉ネギ現地学習に
      飛び入り参加しているんです。
 なっ!みんな 久しぶり~~~!!」
3年1組・2組のみんな

「久しぶり~~~!!」
3年生は
北区上篠路の
玉ネギ農家・大萱生さんを訪ね、
玉ネギ栽培について勉強しました。
玉ネギの栽培スケジュールは
2月中旬の種まきからスタート。

ハウスの中で
およそ60日間かけて苗を育てます。

そして4月末ごろ畑に定植(移植)。

6月からは雑草取りや病害虫を防ぐ作業などを行い、
8月頃には70~90センチまで成長。

その後、葉が枯れたら、
「根切り」と呼ばれる
株を土から引き抜く作業を行います。
「根切り」は玉ネギの色つきを促したり、
貯蔵性を高める効果があるのです。

こうして収穫まで6か月間、
大切に育てられているのです。
3年生の男子生徒
「どうして玉ネギを
  育てることになったんですか?」


大萱生さん
「札幌産の玉ネギを
 守っていかなきゃいけないと思ってね。
 でも、その前に玉ネギ作りが
 好きだったからだと思います。」


2009年10月24日(土) |  河野飛び入り 玉ネギ学習
玉ネギ栽培の仕組みを勉強したあと
いまの玉ネギの状態を見に行こうと
全員で畑に移動!!
そこには大都会・札幌らしからぬ
広大な玉ネギ畑が広がっていました!
3年生のみんなは
質問したいことや
大萱生さんが教えてくれたことを
細か~~く書き留めていました!
いまどきの小学生は忙しい!!
玉ネギ学習も時間いっぱい。
次の現地学習の
    場所へ移動開始です。

河野
「さようなら~」


3年生のみんな
「バイバ~~イ!!」

児童のみんなが
畑から帰ったあと
オクラホマ河野、
玉ネギ収穫作業に挑戦!!

収穫機が動き出し、
玉ネギが畑から拾い上げられ
上がっていきます!!


そして茎が長く残っている
玉ネギを素早く選び出し
ハサミでチョッキン!
素早くまた戻します。



河野
「ちょっと!ちょっと!
 早いなコレ!!
  全部やるの?
   絶対ムリでしょ!!」
河野
「ちょっと食べてみますか。
  おっ! 甘みがある・・・・・
            辛っ!!」

大萱生さん
「この品種の玉ネギはね
 生まで食べるよりも
  炒めて食べるとかが
      美味しいんだよね。」

河野
「それ 早く言ってぇ~」

2009年10月24日(土) |  JAさっぽろのフードリサイクルへの関わり
190万都市・札幌でも
農業が盛んに行われています。

野菜や花、稲作や養豚など
さまざまな農畜産物が
生産されているのです。

JAさっぽろ・堀口さん
「JAさっぽろでは
 地元札幌産野菜を
 もっと皆様に
 食べて欲しいという思いから
 平成17年にフードリサイクルの
 取り組みを始めました。」
JAさっぽろ・堀口さん
「現在、札幌市内約300の学校に-」
 
JAさっぽろ・堀口さん
「フードリサイクル堆肥を
  使って育てたトウキビや-」
 
JAさっぽろ・堀口さん
「たまねぎ・さつおうを供給しており-」
 
JAさっぽろ・堀口さん
「次代を担う子ども達が
  食について考える
     きっかけになっています。」

2009年10月24日(土) |  おかわりはジャンケンで争奪戦

山の手南小学校の
この日の給食はコチラ。

反橋先生
「フードリサイクル玉ネギと
 サーモンの入ったピラフと
 オニオンチップサラダ。
 そして十勝大豆コロッケです。」

「いただきます!」
日直さんの元気な号令で、

あぐりの3人も
給食をいただくことに!

河野
「美味しい!」
 
松坂
「ボリューム満点!!」


森崎
「サラダみずみずしい!!」


河野
「栄養のバランスも
  考えられているんですよね?」


反橋先生
「はい。子どもたちは食べる量が少ないので
 少ない量でも栄養がしっかりとれるような
 メニューになっています。」



河野
「あっ! 
 おかわりに
   たくさん行ってますよ!」
    

3年生のみんな
「ジャンケン ポイッ!」


松坂
「争奪戦ですね~」



3年生のみんな
「あいこでホイ!!」


給食、大人気!
山の手南小のみんな、
       とても元気でした!!






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