一斉に-
「アーッッ!!」
森崎 「メッチャ泳いでる!
カムバック サーモン!!
サケがイッパイいる所に来ましたね」
佐々木 「というコトで今日私たちがやってきたのは 標津町というトコロです」
森崎 「標津町のカントリーサインがもう… サケ!」
佐々木 「標津町は海の幸に恵まれた場所なんですが、 大地の恵み【酪農】の一大産地なんですよ。 今日はJA標津管内で去年から、 新しく農業を始めたという ご家庭に会いにいきます」
森崎 「ほほーっ!ルーキーですな」
佐々木 「そうなんですよ。 そういうご家族を私達が “押しかけ応援”しちゃおうと思ってます」
森崎 「チョット迷惑じゃないですか?」
佐々木 「頑張っている人を応援するのが あぐり王国ですから!」
森崎 「それじゃあ、タップリ応援しましょう!」
というコトで早速牧場へ向うことに-
と何故か走る二人?
森崎 「何でボクたち走っているの?」
佐々木 「あぐりっこがもう、 去年新しく酪農を始めた方のところに 行っているんですよ」
森崎 「なんと!じゃあ急がないと! もっと急げ~~!」
《撮影場所》 ■標津サーモン科学館 住所:標津町北一条西6丁目1-1-1 標津サーモンパーク内 標津サーモン科学館 TEL:0153-82-1141
海の幸、山の幸。 訪れたのは自然の恵みにあふれた標津町。
そしてあぐりっこを追いかけ、 向かったのはJA標津エリア、 知床半島の付け根にある 羅臼町峰浜(みねはま)地区。 昨年から家族で酪農を始めたという 稗田(ひえだ)さんの牧場へ向いました。
森崎・佐々木 「こんにちは~!」
一足先に牛舎にやってきていた あぐりっこと藤尾。 ウシ小屋制作のお手伝いをしていました。
酪農家・稗田徹也さん 「手伝ってもらってありがとうございます」
藤尾 「ご紹介します!こちらが稗田さんです。 なんで僕らが手伝っているかというと 稗田さんが酪農を始められてまだ1年なんです。 今イロイオ忙しい時期なので、 今回応援しようと言うことで ウシ小屋作りを協力させてもらったんです」
稗田さんファミリーは奥様の麗(うらら)さんと 長男の空くん(3歳)と次男の光くん(1歳)の 四人家族です。
森崎 「稗田さん、お若いですよね。おいくつ?」
稗田さん 「27歳です!」
佐々木 「えっ!私も27歳なんです!」
稗田さん 「ウシはほとんど見たことがなくて、 こんなにデカイと思わなかったです」
森崎 「じゃあ酪農家になるぞって言って、 北海道来てみて…」
佐々木 「実は『ひえだ牧場』がある羅臼町で 新しく酪農を始めた人は、なんと 35年ぶりなんですよ!!」
森崎 「うえええーーー」
森崎 「35年ぶりの新規就農者! しばらくこの町に 新しく酪農を始める方って いらっしゃらなかった?」
稗田さん 「そうなんです。 35年ぶり…でボクでイイのかなって?」
じゃーん!もんすけです。 後継ぎがいないなどの理由から 年々減少してる日本の酪農家。 そんな中、酪農の魅力を伝えようと、 JA標津では様々な活動をしているんです。
JA標津 阿部徹さん 「元気に満ちた酪農の町にしたいという想いから JA標津では未来を担う後継者育成を支援、 就農相談・サポートを行っています」
「まず1つ目は閉鎖した牧場の有効活用です。 後継ぎがいなくて離農するなどして 使われなくなった牧場を ホームページなどでPR! 『新たに酪農を始めたい』という方へ紹介し 資金繰りや生産計画の実現に向けて 様々な角度から検討してサポートを行ってます。
そして2つめは若き酪農家の勉強会。 デイリースクールを週に1度開催。 経験の浅い後継者などを対象に 経営や運営などの専門の講師が 指導しています」
なるほど~~~。 JA標津のこうした活動によって、 未来の酪農家が育っているんだね。 さすが酪農の町だね。
■就農相談・サポートなどのお問い合わせは- JA標津 TEL: 0153-85-2121 H P: http//ja-shibetsu.com
あぐりっこのウシ小屋が ついに完成しました-
森崎・佐々木 「わあーすごい!」
藤尾 「あぐりっこがみんなの顔を書きたいって、 書いてくれたんですよ」
稗田さん 「すごいカラフルで楽しく仕事がきそうです!」
お次は牛舎でお手伝いに挑戦! エサを寄せる力仕事ですが-
キョウカちゃん 「難しい!」
藤尾 「重たいんだね。 みんなコレを365日、毎日やりたいですか?」
あぐりっこ 「ムリ!ムリ!!」
森崎 「もうすぐ1年ですが目標は?」
稗田さん 「子供が楽しく暮らしていけるような牧場と こういう生活がしたいような人の お手伝いもしてみたいですね」
森崎 「ココロから応援します!」
森崎 「頑張ってください!!!」
藤尾 「十分伝わっていますから! 悪いクセ出てますよ! 熱すぎますって!」
森崎 「応援し足りない!」
森崎 「みなさんは一体何者なんですか?」
ナゾの集団 「ボクたちは酪農畜産業の発展を目指す集団、 (せ~の) JA標津 青年部!」
森崎 「やーナイス“せーの”!」
藤尾 「テレビをご覧のみなさんは、 まさかテイク3とは知らないでしょうね」
JA標津青年部。 酪農家の跡取りが中心となって 結成されたグループで 町を活性化するべく様々な取り組みを おこなっているのです。
青年部 「先ほどのはロールパックメッセージといって、 ここは酪農の町だとPRするために 僕たちがつくっていますよ」
森崎 「いろんな絵もかけるんだよ」
あぐりっこ 「かわいい!やってみたい!」
青年部 「せっかく標津までやってきてくれたので あぐりっこ隊のみんなにも、 つくってもらいたいです!」
あぐりっこ 「やったあ~~」
場所を移動してみんなで ロールパックメッセージを作ることに-
藤尾 「あれ?リーダーは?」
森崎 「牧草ロール!」
森崎 「牧草ロールパックの上にいる… 森崎だ!」
藤尾 「いいですからっ」
森崎 「ウシさんが食べる牧草をパック詰めしたのが 牧草ロールパックだ」
森崎 「さあ、みんなは何を書きたいかな? 考えておいてね!」
キョウカちゃん 「(リーダーの顔を見ながら-) オジサンの顔を書く!」
森崎 「オジサンねえ…先週までは “リーダー”って呼ばれてたんだけどね… 今週いきなり “オジサン”になってしまいました」
作業スタート! テープでお絵かき…の前にまずは下書きです。 ヒロマサ君はリーダーをモデルに- ところが…
藤尾 「そっくり!そっくり! すごいソックリ! やっぱモデル見ながら描くと 上手に描けるね!」
さあヒロマサ君の描いた絵を リーダーが見ることに…
森崎 「さあ私の絵だそうです!ドン!」
振り返って絵を見るリーダー
森崎 「ガハハハ…」
大爆笑!
藤尾 「特徴とらえているでしょ!」
森崎 「悪意がある ここには! 悪意を感じる!!」
ヒロマサ君も大笑い!
ウシの絵を描いているモモカちゃんを見て-
森崎 「モモカに描いてほしかった!オレ!」
さてJA標津 青年部では ロールパックメッセージの他に イロイロな活動をしています。
渡部英徳さん 「お祭りとかイベントとかに 自分達で牛乳を使った料理とかを 出したりしています」
町の活性化!を合言葉に、 活躍するJA標津青年部。 牛乳の消費拡大PRはもちろん、 自然環境の保全を目的とした 植樹を行うなど、 その活動は多岐にわたります。 ところが、そんな地元を愛する彼らには 切実な悩みが…
渡部さん 「独身の人~(呼びかける)」
藤尾 「独身の人 呼ばれてますよ!」
森崎 「彼女いないの?」
小山内 裕章さん 「いないです… 標津町の広大な大地で一緒に働いてくれる方 大募集です。よろしくお願いします」
大迫 雅実さん 「動物好きでまじめな方、募集してます。 よろしくお願いいたします!」
なかなか出会いがない… とのことですが、 実は出合って、結婚して、 酪農家として幸せにやっている方もいます!
そんな奥様方に佐々木アナが お話を聞きに行きました。
道内外から標津に嫁いだ皆さんに 酪農業の良さについて教えていただきました。
加藤房子さん 「私は大阪出身です。 短大の頃から酪農に憧れていて、 やりたかったんです。 仕事を止めて酪農研修がきっかけで こっちにきたら…あら~って」
山中晴子さん 「家に帰ったときに家族がいるのは 子供にとっていいな、って思います」
桜井淑子さん 「旦那と一緒に仕事できることが一番! そしてソレを子供に見せられる!」
佐々木 「みなさんの話聞いてたら…いいですね!」
もんすけです! 365日、毎日休まずにミルクを生産する酪農業。 JA標津ではそんな酪農家の皆さんを サポートする取り組みを行っているんです。
JA標津 高橋秀樹さん 「毎日ウシなどの動物の世話をする酪農家ですが、 病気・ケガ・出産・育児などで、 長期間仕事ができなくなる場合があります。 そんなときに手助けができるように JA標津では酪農家の働き手を確保するための サポートを行っています。 ソレがこの酪農スタッフ宿泊研修施設 《つど~る》です。 ココは募集で集まったヘルパースタッフが 環境の整備された部屋で生活し、 お手伝いが必要な酪農家へ通勤してもらう ための施設です。 こうした酪農ヘルパーの人材を確保しやすい 体制をつくることにより、 酪農ヘルパー・酪農家とともに より良い環境を提供することができています」
酪農ヘルパーのお問い合わせは ■JA標津 TEL: 0153-85-2121 H P: http//ja-shibetsu.com
あぐりっこ作、 個性豊かなロールパックメッセージが完成! 来年の春まで、道行く人を楽しませます。 そんな中、異彩を放つのはやはり…
マサヒロ画伯作「森崎リーダー」!
森崎 「ヒロマサ的にはどうなの?」
ヒロマサ君 「ムッチャ似ていると思う!」
森崎 「オレ気をつけるわ! 小学生にこう見られているんだもん!!」
最後にJA標津女性部、 小場 友子さんから スペシャル料理を教えてもらいました!
※詳しい内容はレシピコーナーへ!
藤尾仁志の週刊あぐりニュース。
こんにちは週刊あぐりニュースの時間です。 今週は、道行く人がついつい見てしまうという 珍しい風景のご紹介です。 北見市近郊に広がるこちらの風景。 稲刈りが終了した“たんぼ”に、 奇妙なワラ帽子が並んでいます。 これは「島立(しまだて)」と言われる、 昔ながらの稲の天日干しです。 こちらの農家はおよそ2.5haの田んぼで 「ほしのゆめ」と「はくちょうもち」を 栽培しています。
「島立」で乾燥させるため、 古い機械で稲を刈り、 手作業で積み上げていきます。 この方法にこだわるのは、 80歳になるご主人と奥様。 理由はお米が「一番おいしくなる」から!
実際「米本来のうまみが味わえる」と こちらのお米を毎年、 心待ちにしている人も多いそうです。
JAきたみらいによると、 北見市とその近郊で、 今も「島立」をおこなっているのは、 この農家だけではないかというコトです。
やはり強い信念が、 本物を生み出すんですね。 わたしも、天日干しで、 笑いの味を深めたい・・・・・ 次回は日焼けで真っ黒に なっているかもしれません。 それでは、また来週!