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2011年12月17日(土) | ♯173 「おやつ」の大切さを再認識!編
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2011年12月17日(土) |  ♯173 「おやつ」の大切さを再認識!編

「御八つ」「おやつ」

そのルーツは1日2食だった江戸時代、
現在の午後3時に当たる「八つ時」に
農民などが体力を維持するために
食べていた間食に由来しているのだとか-

現代でも「おやつ」は食後のお楽しみや
ストレス解消など色々あります。

でも「おやつ」には大切な働きがあるのです…

天使大学 看護栄養学部 荒川義人教授
「おやつは食事と食事の間に食べる間食
 子供にとっては健全な成長に必要な
 栄養素を補うというコトもあります。
 また勉強や運動で疲れた体を癒してくれます。
 大人にとってもリラックスして
 楽しい雰囲気を作る…そういう事もあります」

ということで、
今回のテーマは「おやつ」!
食べるだけじゃない、
様々な効用をお勉強していきます。

佐々木
「みなさんこんにちは~」

森崎
「さて今回は《おやつ》がテーマ。
 いつものあぐりっこのほかに
 お母さんにも来ていただきました」

宮下親子と塚原親子に
来ていただきました。

あぐり家族「こんにちは~」

森崎
「おやつってどんなイメージかな?」

ヒカリ君「美味しい!」

河野「好き?」

ヒカリ君「好き!」

森崎
「今日は畑ではなく大学で勉強しますよ」

札幌の天使大学。
看護栄養学部では看護や栄養学を学び、
卒業生は看護師・保健師・
助産師・管理栄養士など、
食や健康に関する分野で活躍しています。

こちらで教鞭を執られているのが
栄養の解説でおなじみの荒川教授です。

今回はおやつについてバッチリ
教えていただきます!

荒川教授
「おやつ!間食とも言いますけど
 その大切さについて勉強していきます。
 そもそも“おやつ”って
 本当に必要でしょうか?」

森崎
「ええっ!無いと寂しいです」

荒川教授
三度の食事。それが1番大切です。
 だけどお昼食べてから夜ごはんまでって
 けっこうお腹空いたりしないかな?

河野と森崎 声を合わせて…
「空きます~~」

荒川教授
「例えば運動するともっとお腹空くし…」

森崎「空きます」

荒川教授
「そういうときにちょっと
 栄養的に補給する。
 これがおやつの大事な役割ですね」

河野
「ボクのおやつはお菓子じゃなくて
 しっかりカツ丼とか食べてます!」

荒川教授
「食べるぎると良くないですね!
 基本は毎日の食事です。
 足りないものを補うのがおやつですよ」 

森崎「何を食べるかって事にもなりますね」

荒川教授
「そうです。年齢が低いとお腹も大きくないから
 食べられる量も少ないです。
 なかなかキチンと栄養的に取りきれない。
 その足りない栄養を充分に補って
 健全な成長につなげるのがおやつですね」

活動量の多い方や、
一度の食事で必要な栄養を取りきれない
育ちざかりの子供には、
おやつは大事な栄養補給なのです。


2011年12月17日(土) |  甘いおやつは脳のエネルギーになる!
ここで、おやつ事情をチェック!
みなさんは、何を食べていますか?

塚原ファミリーは
ドーナツ・チョコレート・みかん。

宮下ファミリーは
クッキー・ケーキ・チョコレート。

荒川教授
「だいたい定番ですね。
 どうしてもおやつって言うと甘い物で
 逆に甘い物は悪いんじゃないかという
 イメージを持っている子供も
 いるのかなって思うんですけど、
 決して甘い物が悪い訳ではありません」

荒川教授
「例えば脳が疲れているときに
 ガソリンとなってもう1回脳を動かしてくれる、
 そんな働きもあるので甘い物も
 良いと思います。
 ただ甘い物はどんどんどんどん
 取ってしまう可能性があるので
 上手に使っていく必要があると思います」
河野
「確かに…アリさんもそうですけど
 ケーキバイキングなんかでも
 すごい行列できますもんね」

荒川教授
「甘い物をとると安心したりリラックスして…」

河野
「幸せになりませんか?」

荒川教授
「なります!楽しくなります」

森崎
「そういう効果があるんですか?」

荒川教授
「あるんです」

荒川教授
「例えば脳を幸せにする
 セロトニン(神経伝達物質)が増えるとか
 科学的に研究されています」

河野
「科学的に理由があるんですね」

糖分は脳のエネルギーとなる
ブドウ糖を素早く供給し
記憶力の向上注意力や忍耐力の維持などが
期待できるのです。
そして特におススメなのが、
砂糖と小豆で作られる“あんこ”。

荒川教授
「小豆はタンパク質が非常に多いんですね。
 ご飯のタンパク質は栄養的に
 ちょっと弱いんです。
 それを小豆と一緒に食べると、
 ご飯の弱さを見事にフォローしてくれる。
 栄養価の高いタンパク質に変わります。
 お赤飯に小豆が入っているのは
 理にかなっている」

河野
「おはぎも良いですね」

荒川教授
「小豆はタンパク質も良くて、
 食物繊維もあって
 そしてポリフェノールも入っている。
 素晴らしい素材です。 
 食物繊維をお砂糖と一緒に
 食べることによって
 砂糖の吸収を抑えてくれて
 甘く食べながらエネルギーを抑えてくれる…
 という働きもあるんです」

森崎
「いいですね~
 そういうおやついいですね」


2011年12月17日(土) |  手作りおやつが食への関心を引き出す!

さてココで手作りおやつについて…

宮下さん
「ロールケーキやクッキーを手作りしてます」

佐々木
「リクエストとかするの?」

コウタ君
「たまに言います。ロールケーキ作ってとか」

荒川教授
「大変ですが出来るだけ手作りすることによって
 子供とのコミュニケーションにもなるし
 食に対する関心も出てきます。
 色んな効果が出てくると思います」
荒川教授
「コミュニケーションの題材として
 おやつを使っていただければなと思います」

森崎
「一緒におやつを作ることによって
 食材への興味にも繋がりますよね?」

荒川教授
「例えば卵は生卵で食べたり卵焼きにしています。
 それが小麦粉と一緒にホットケーキにすると
 ふわあっと膨らんで全く別のモノに変わる。
 この辺が食べ物に対する関心を呼び起こす、
 大きなキッカケになると思います」

森崎
「親子間で伝えられる楽しみですね」

荒川教授
「全部手伝わなくても
 最初か最後だけでも良いですよね。
 『ちょっとこういう風になるから見においで』
 と言って見てもらう。
 そんなので良いと思いますよ」

森崎
「楽しいよね」

河野
「ボクの母親がよくチーズケーキを
 作ってくれまして…
 それボクも作れるんですよね!
 そのとき習っていたことで…」

荒川教授
「河野さんの食に対する関心・ルーツは 
 お母さんの作ってくれたチーズケーキ。
 丈夫な骨!これもチーズケーキにあるかも!」

さてここでおやつにオススメの食材を
教えていただきましょう。

荒川教授
「果物には体の調子を整えるビタミン・ミネラル、
 お腹の調子を整える食物繊維が入ってます」
 野菜もだいたい同じモノが期待できます」

河野
「キャロットケーキとかパンプキンプリンとか…」

荒川教授
「それでも良いですし
 例えばジャガイモ・サツマイモだと《ふかす》。
 すり潰して違うモノに変えるだとか…
 色んな使い方がありますよね」

荒川教授
「なんと言っても1番は乳製品です。
 丈夫な骨や歯を作ってくれるカルシウム
 いっぱい入っているし、その吸収が1番良い。
 これをおやつとして活用していってほしいです」

森崎
「子供にとってカルシウムとは?」

荒川教授
「カルシウムは一生懸命食事をとっても
 なかなかちゃんと摂取できないんです。
 なので意識的におやつで補って頂ければ!」

森崎
「北海道は牛乳の宝庫ですからね。
 野菜も果物も北海道はおいしい物が
 いっぱいあるから、おやつは是非
 北海道のモノを食べてもらいたいね」

荒川教授
地産地消型のおやつ!
 というのはどうでしょうかね」


2011年12月17日(土) |  噛む“おやつ”で頭もスッキリ!

ここからは食べ物を噛む
「咀しゃく(そしゃく)」の大切さについて
教えていただきましょう。

藤川歯科・小児歯科医院院長 歯学博士
藤川 隆義さん
「最近のお子さんは噛む回数が少ないので
 あごの発育が良くないです。
 《そしゃく》することで、
 あごの発育が良くなります」

藤川さん
「それに頭への血流も増えるので
 思考力や記憶力がアップしますよ!」

そしゃく回数が多いということは、
あごの運動量が多いということ。
あごが丈夫
になるうえ、
たくさんの唾液が出るので消化にも良いのです。

藤川さん
「噛む回数が少ないと歯列不正と言って
 噛み合せがよくない状態になります」

森崎
「大事ですね!
 そしゃく 大事!」

藤川さん
「肥満防止ってのもありますよ」


河野
「肥満防止って言うとき
 ボクにしか向いてなかった!」

藤川さん
「噛むことが満腹中枢を刺激するので
 過食にならないんですね

さてココにミカンとミカンジュースが
並んでいます。

荒川教授
「ミカンの方はしっかり噛まなきゃいけない。
 ジュースはそのまま飲んで
 噛む必要がないから大きな違いがありますね。
 
 ビタミンCの差はほとんどないですけど
 ただ搾ったら搾りカスは除かれていますから
 食物繊維は期待できないですよね」

ちなみにこんなデータも…

現在、一度の食事でのそしゃく回数は
620回。

ところが干物や木の実など
硬い物が多かった弥生時代では、
3990回!

なんと6倍以上もの違いがあるのです。

森崎
「じゃあスルメを食べてみよう」

河野
「スゴイ硬いですよ。
 ただメッチャ味出ています」

森崎
「これは噛むわあ~」

宮下さん
「率先して使っていこうと思います」

森崎
「確かにココまで硬くなくても
 野菜とかも歯ごたえを楽しむ!と考えれば
 良いですよね」

藤川さん
「そうです。できたら地元の新鮮な野菜を
 あまり手を加えないでおいしくいただく!」

2011年12月17日(土) |  栄養を補うおやつを食べよう!

じゃーん もんすけです。
健全な発育に大切な“そしゃく”。
札幌の保育園ではどんなことをしているのかな?

西区保育・子育て支援センター
園長 鈴木明美さん
「当保育園では楽しく食べる事を第一にして
 栄養士や保育士などの職員が連携を取りながら
 栄養バランスを考慮したおやつや食事の
 提供につとめております」

鈴木さん
「そしゃくという意味ではお子さんの身体の発育や
 月齢・年齢に応じた噛み方を
 離乳食の時期から意識してお知らせしています。
 食材の切り方を工夫したり、煮干や昆布などの 
 噛みごたえ・歯ごたえのある食材なども
 おやつに取り入れて、
 色々な食材にふれる機会をつくっています」

鈴木さん
「また食育の一環としては
 北海道の食材を積極的に使用し
 保護者の方にも食材の産地名などを
 お知らせしています。みんなと一緒に
 食事やおやつの時間を楽しく過ごす中で
 「よく噛むこと」や「よく食べること」などを学び
 心も体も健全に成長してほしいと願っています」

発育に合わせた地産地消のメニューで
そしゃくもバッチリ!
これなら子供達の成長も安心だね。

さてコチラはスルメをまだ噛んでおりますが-

森崎
「噛むっつうか、ホント歯でね…
 グリグリ押し潰しているって感じです」

藤川さん
「子供たちの成長には非常に良いです。
 逆に我々年をとって
 好きになっちゃう頃にはね
 歯がグラグラしてきちゃっているんで…
 あんまり食べない方がいいですね!

河野
「そうなんですか~~!」

栄養バランスバッチリの
おやつを教えてもらいました!
教えてくれたのは
天使大学 看護栄養学部 栄養学科2年の
八島菜々美さんと小笠原有沙さん。
塩味のケーキ「ケークサレ」にチャレンジです。

おやつですが野菜もタップリ!
栄養満点のおやつです。

※詳しい内容はレシピコーナーへ!

さてお味はいかがでしょうか?

イツキちゃん
「甘いようなしょっぱいような…
 美味しいです!」

森崎
「お味どうですか?」

ヒカリ君
「モグモグモグモグ…」

河野
「よく“そしゃく”しているんじゃないですか?」

森崎
「そうか!」

佐々木
「今日学んだからね!」

イツキちゃん
「家でもやってみたいな」

宮下さん
「中身を一緒に知ることで
 食べる楽しみにもなるので良いなと思いました」

荒川教授
「おやつも栄養的に大事な役割を果たすってことは
 学んでいただけたかなと思います。
 ただ基本は食事です!
 これがおろそかにならないようにしながら、
 良いおやつを子供達にあげてくださいね」

こんにちは!週刊あぐりNEWSの時間です。
もうすぐクリスマスですね。
今日はクリスマスコンサートの話題です。

クリスマス気分を病院でも味わってもらおうと、
ホクレンの男声合唱団「グリーンコール」が
恒例のクリスマスコンサートをひらきます。

今年は特別ゲストにソプラノの平野則子さん、
ピアノは鎌倉亮太さんをお迎えしての
豪華なコンサート。
夕方のひとときに素敵なハーモニーが
楽しめそうですね。

以上、週刊あぐりNEWSでした。

【2011年厚生病院クリスマスコンサート】
日時:12月20日(火)夕方6時30分~
場所:札幌厚生病院 1階ロビー




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