佐々木 「お米作り企画第3弾ということで またまた美唄市にやってきました!」
早速いつものメンバーをご紹介。 お米シリーズと言えば、この4人! 美唄から参加の後藤海斗(カイト)君と スポーツ少年の6年生・山口航生(コウキ)君 地元美唄から参加の桑折侑寿(ユズ)ちゃん 農作業に興味津々・杉上水涼(ミスズ)ちゃん 以上の4名です。
森崎「何をするんだ今日は?」
カイト「“なんか”の体験!」
森崎「“何か”の体験!するどい!」
6月に田植えを終えたあぐり一行にとって、 今後待ち構えている、 ビックイベントと言えば…
河野 「9月ぐらいですか…?これじゃないですか! 9月5・6・7日に札幌で行われる ≪DAIオクラホマSHOW 2013≫ 僕らのお笑いライブのことですか?」
森崎「あの全然売れてないやつ?」
河野「そこそこですよ!」
佐々木「違います!」 ※DAIオクラホマSHOW2013に関しては オフィスキューまで(011-219-0939)
ユズ「稲刈り?」
佐々木 「それは大事な大事なイベントですね!」
森崎「大正解だよね」
佐々木 「しかし今は稲刈りの日ではないですね…」
森崎「まだ早~い!」
佐々木 「では今日は何をするか?と言うと 『稲刈りの日』を予想 しちゃいます!」
ということで今回もお世話になるのは 美唄市中村地区の伊藤範明さんです。
あぐり一行「伊藤さ~ん!」
伊藤さん「お久しぶり!」
河野 「伊藤さん田んぼから生えた! みたいになってますよ」
約2カ月ぶりに水田を訪ねたあぐり一行。 自分たちで田植えをした場所は どうなっているかな?
伊藤さん 「わかるかな?自分で植えた所?」
森崎 「ポッカリと空いてる所が 河野君がおぼれたところかな?」
伊藤さん 「本当は誰かが植えてくれるはずだった…」
河野 「こんなわかりやすく結果が出てしまうんだ」
ではどのぐらい大きくなったかな?
伊藤さん「根本に定規を当てて!」
森崎「カイト何センチある?」
カイト「80センチくらい!」
森崎「おお~成長したねえ!」
キーンコーンカーンコーン♪ 学校のチャイムが聞こえてきましたよ。
≪田んぼの学校 1時間目≫ ~お米の花って?~
森崎「起立!気を付け!礼!着席!」
佐々木 「ということで田んぼの学校開校しま~す!」
特別講師にお招きしたのは、 お米生産者さんから「先生」と呼ばれ お米の事ならなんでも知ってる JAびばいの粟崎弘利先生です。
粟崎先生 「お米の花についてお勉強していきましょう」
森崎「お米にも花が咲くんだって」 河野「見たことある?」 カイト「見たことない!」
佐々木「これがお米の花です」
森崎「どれだどれだ?」
粟崎先生 「1つ1つの籾(もみ)の中から “おしべ”が顔を出しています」
河野 「見えているのは花びらじゃないんだ。 おしべなんだ~!」
森崎 「稲は他の植物や野菜と同じように 花が咲いておしべとめしべが受粉して お米が成長していく!」
ここである映像を見てみましょう。
あぐり一行「うわ~~」 河野「ウニャウニャしてるう~」
籾がパカッと開いておしべが ウニャウニャっと出てきました!
実はこれ、 あぐり王国北海道がとらえた貴重映像! おぼろづきの花が咲く瞬間です。 天気が良い午前中、 およそ2時間だけしか咲かないお米の花ですが、 受粉はわずか30分で終わります。 受粉が行われると籾(もみ)は閉じるんです。
河野 「幻の2時間だけしか開店してない 名店みたいな!」
ユズ 「なんかちょっと…気持ち悪かった!」
森崎「正直だよね」
≪田んぼの学校 2時間目≫ ~稲穂からミルクが?~
佐々木 「2時間目!稲穂からミルクが出る?」
森崎 「先生!稲穂からミルクは出ませんよ」
この実験に使うのは水田に生えている稲。 穂はまだ青い状態です。
粟崎先生 「少し膨らんでいる所を指でぐっと押して!」
佐々木 「つぶしてみてください~」
穂をつぶしてみると…
カイト「鼻にブチュってついた」
確かに稲穂から白い液体のようなものが 出てきました。
ユズ「ブシュって出てきた!」
みんな真剣に稲穂を指で潰します。
ユズ「楽しい~なんか!」
このミルクのような白い液体。 一体何かというと…
≪田んぼの学校 3時間目≫ ~田んぼにいる生き物って?~
お米を育てる田んぼは、 色々な生物の住処(すみか)でもあります。 3時間目は水の中や稲の周りに どんな生き物がいるのか? 男子と女子チームに分かれて調べてみよう♪
森崎「コオロギ、ゲット~!」
コウキ「捕まえた~!」 河野「これ!青いトンボ、ゲット!」
大人も子供も虫取りに 夢中になっていたところ…
キャ~~~~~~~~~!
田んぼに響き渡る 佐々木アナウンサーの悲鳴。
いったい何が起こったのか??
虫かごを持ったまま のけ反って固まる 佐々木アナウンサー!
佐々木「キャ~~」
さて男子チームも着々と虫をゲット。
カイト「これツメある!」
手際よく虫かごに採取した虫を入れるカイト。
河野 「すごいな。間違いなくこの3人の中で リーダーはお前だぜ!カイト!」
とここで コウキ「逃げる逃げる!」
河野「えっ何が逃げるの?何?何」
コウキ 「早く早く…トンボ逃げた!」
河野 「えっトンボ逃げたの? えっ青いトンボ?幸せの青いトンボ?」
動揺してウロチョロする河野。
河野 「それ一番大事だったやつなのに! 逃げた?嘘?えっちょっと待って~」
(実はこの青いトンボを捕まえるのに 3人はものすご~く頑張ってたんです…)
みんな真剣にそして楽しみながら 虫を取ること30分…
どんな生き物をゲットしたか みんなで発表しましょう。
ユズ「カエルがいた!」
河野「カイトが詳しいの! 教えてあげて」
カイト 「このグニャグニャしているのが “ウマビル”。 動物の血は吸うけど 人間の血は吸わないヤツ。 こいつが…マルゲンゴロウかな…」
森崎「すごいね!詳しいね」
河野「全然知らん虫の名前教えてくれる!」
粟崎先生 「トンボは虫を食べてくれる良い昆虫です。 大事にしたいですねえ。 それと大きいタニシと小さいタニシは 藻を食べてくれて水田の表面を キレイにしてくれているんですね」
一同「へえ~」
森崎 「じゃあコレどうする?いっぱいとった虫…」
ユズ 「田んぼのためにもなるから逃がさなきゃ…」
森崎「そうだね!そうしよっ」
≪田んぼの学校 4時間目≫ ~収穫予定日を予想しよう~
佐々木 「収穫予定日をみんなで計算しよう!」
森崎 「我々は重大に稲刈りというイベントを 控えています。その稲刈りの日が いつになるか今日わかる!」
佐々木 「実は計算して≪その日≫を 決めることができるんです」
森崎「計算で???」
収穫予定日を出す時にとっても大事なのが 「出穂期(しゅっすい・しゅつぼ)」を 決める事。出穂とは葉の中に隠れている穂が 成長し外に出ること。 水田の50%の稲の穂が出たら その日を「出穂期」とします。
佐々木 「その“出穂期”の次の日からの 平均気温を全部足していって 943℃になった日、それが収穫日 ≪稲刈りの日≫となるんです」
森崎 「それはスゴイなあ~ じゃあ毎日(気温を)足していくんだ! としたら年によって 全く変わってきますよね!」
伊藤さん 「そうですね!1℃温度が違うだけで 2日くらい(収穫が)早まる可能性が ありますからね」
佐々木 「今年のおぼろづきの“出穂期”は 7月25日でした。 こちらの表は過去30年間の 1日の平均気温を書いてます」
河野「過去30年分!」
いざ計算スタート!
カイト 「8月7日…219℃…13日、216℃」
森崎「そこで小計!」
あぐりっこ「4108℃」
さてひたすら足し算をしていきます。
あぐりっこ「934.5℃!」
森崎 「おおお~近いよコレ!なんかどんどん 風船が膨らんでいくゲームみたいな!」
1つ1つ足して行くと…
あぐりっこ 「9525℃!超えた~」
河野「超えました!」
米どころ美唄市のJA女性部に、 土鍋を使った簡単で おいしいご飯の炊き方に 夏野菜たっぷりカレーの作り方を 教えてもらいました! 教えてくださったのは大江千嘉子さん、 川田照子さん、山口靖子さんです。
※詳しい作り方はレシピコーナーを ご覧くださいね。
あぐり一行「いただきま~す!」
ユズ「すっごい美味しい!」
河野「甘い!うまい!」
コウキ 「お米がとってもふっくらしていて とっても美味しいです!」
大江さん 「雪蔵工房から出した米です!」
森崎 「みんなで行ったもんな!」
河野 「ふとっちょが大阪に帰ってきたで~」
毎度~、もんすけです! 河野君の出身でもある大阪。 美唄市とお隣の岩見沢市で収穫された 「おぼろづき」はJAグループを通じて 大阪府の学校給食に提供されているんです。 【訂正】 番組内で「今年”おぼろづき”を採用している3市」に 交野市が入っていますが、正しくは摂津市の誤りでした。 お詫びいたします。
河野 「枚方市立山田東小学校にやってきました!」
河野君がお邪魔したのは ちょうど4時間目の後半。 5年生のクラスでは外国語の授業中でした。
12時15分…4時間目が終了! ということは… みんなが大好きな給食の時間~
この日のメニューは みんなが大好きなシチューカレー。 あった!あった! 「おぼろづき」 ご飯のメニューは週3回なんだって!
枚方市立山田東小学校のみんなは、 給食のご飯について どのぐらい知っているのかな!?
河野「みんな こんにちは!」
生徒「こんにちは~」
河野 「みんな美味しそうな給食ですが そのご飯やねんけど どこでとれたものか知ってますか?」
生徒「北海道!」
河野「すごい!じゃあ品種知ってる?」
生徒「おぼろづき!」
河野「そう!おぼろづき!嬉しいわあ~」
驚くことにみんなと知っていました。 嬉しくなった河野君、 あぐりメンバーで体験した田植えの話を 披露しました。
またこの日は特別に河野君も一緒に いっただきま~す!
生徒「おぼろづき、まいう~」
大阪の子供たちが食べている給食のお米は どのような基準で選ばれているのかな?
大阪府学校給食会、 河村慎介さんに聞いてみたよ!
河村さん 「ひとつは安心で安全なお米であること!」 その裏付けとして生産地が限定されていて、 JAが特定できるお米しか選びません。 そして適切な品質管理のもとに 栽培されたお米であること。 また産地の生産者さんが食育活動に協力的で、 お米が不作の年などでも優先的に 提供できるかなどか条件なんだって~
河村さん 「去年の9月にJAびばいに直接行きまして 生産者の方にお会いしました。 自分たちの子供や孫にでも 食べさせている気持ちで生産していると聞き 大変安心しました」
大阪府内で学校給食に使う お米の量は年間3500トン。 そのうちの1400トン、およそ40%は 「おぼろづき」なんだって! 山田東小学校のみんなには 「おぼろづき」が大人気! ご飯をおかわりするのに こんなに並んでいました! モリモリ食べて大きくなってね~!
河野「ほら~スゴイでしょ!」
森崎「大阪でだよ~!」
大江さん「嬉しいですね!」
カイト 「おいしいって言ってくれるのは嬉しい! とても嬉しい!」
森崎「自慢できるよね」
大阪でも食べられているおぼろづき。 いよいよ9月9日に収穫です。 それまで元気に育てよ~~!
こんにちは週刊あぐりNEWSの時間です。
後志地区の食を満喫してみませんか? ランチバイキングのお知らせです。
今月26日から来月22日まで、 札幌のホテルニューオータニイン札幌で 「後志をもっと知るべしフェア2013」が 開催されます。
このイベントは後志の農産物を 多くの人に知ってもらうためのイベントです。
期間中ランチバイキングで JAようてい産の馬鈴薯を使った料理や JAきょうわ・JAよいち産のスイカやブドウ、 「ななつぼし」や「ゆめぴりか」の塩むすびを 提供します。 ご家族やお友達と後志の食を食べに 足を運んでみてはどうですか?
以上、週刊あぐりニュースでした!!
さてみんなで取った虫さんたち。 最後に逃がしてあげました。
カイト・ユズ 「よろしくね~」
カイト 「おおっ ウマビルついた!」 佐々木アナウンサーは ウマビルがちょっと苦手でしたが あぐりっこはもう大丈夫! さあみんな 美味しいお米を守ってあげてね~