佐々木 「今日は美唄市にやって来ました」
藤尾 「ちょくちょくお邪魔させて頂いてます!」
佐々木 「今日取材するあるものに関しては 知らない方が多いと思います」
佐々木「こちらをご覧ください!」
森崎「美唄焼き鳥の串???」
佐々木「ではないです!」
藤尾「えっ?これ?」
佐々木 「一体これが何なんでしょうか? これは心を和ませてくれるもの」
佐々木 「これは今日みんなで勉強するものですが 何だと思う?予想してみよう」
ヒナタ「やり?」
森崎「ひなた…俺より面白いなあ」
リン「赤いから植物だと思うから…」
佐々木 「今日取材するものは道内だけでなく ほとんどが本州に出荷されているんです」
一行はさっそく、 その作物を育てる生産者のもとへ―
藤尾「オシャレなお宅が!」
するとオシャレなお家の前に ハンチング帽を被ってパイプを持った とってもダンディーな生産者さんが!
今回あぐり一行がお世話になる 生産者の岸定(さだむ)さん。 いったい何を栽培しているのでしょうか…
畑にいってみると-
真っ赤な枝・枝・枝…
森崎「いっぱいあるじゃん!何だ?」
佐々木「異様なかんじも…」
藤尾「不気味な感じもするね…」
さて近づいてみると…
森崎「なんか海の中みたい」
藤尾「そうですね。サンゴっぽい」
森崎「どこ食べれるんですか?」
岸さん「食べれはしませんね!」
リン 「根っこの部分がショウガみたい」
藤尾「確かに!」
岸さん 「これはサンゴミズキという枝ものです」
森崎 「サンゴって名前になっているんだ」
では詳しく聞いていきましょう。
佐々木 「さて今日取材するものは…!」
森崎「技(わざ)もの??」
佐々木「枝(えだ)ものです!」
観賞用に栽培される植物は 「花き」と呼ばれ、 菊・バラ・枝ものといった「切り花」、 そしてチューリップやユリなどの「球根」、 さらには観葉植物などの 「鉢もの類」など様々な分類があるんです。
森崎 「枝を育てて出荷しているんだ」
藤尾「花と一緒に飾るもの?」
岸さん 「そうなんです。 テレビ番組とかでもスタジオの後ろとかに 飾ったりするときに ボリュームとかラインをだすのに使う!」
佐々木 「いろんな所で使われていますし 本州では高い評価を得ているんです」
ここで実際に「枝もの」を使って フラワーアレンジメントした サンプルを拝見。
藤尾 「こうやってみると 見たことある!ってなる」
藤尾くんのアレンジメントに入っている くねくねと曲がった枝ものは?
岸さん 「雲竜柳(うんりゅうやなぎ)という枝もの。 それもうちで作っています」
岸さんは現在20品目を超える「枝もの」や 「球根」などを栽培。 この時期の出荷は2種類だけですが、 初夏を迎える頃には、 畑一面色鮮やかな景色が広がります。
藤尾「枝ってそんなに種類あるんですか?」
岸さん 「季節ごとにいろんなものが出ています」
藤尾 「枝にも季節があるんだ。 青い葉っぱの状態だったり 一年を通して楽しめる木なんだ」
藤尾 「こんな広い所で枝もの育てていますけど もともと育てていたんですか?」
岸さん 「いえ30年前は水田でした。 ちょうど減反政策が始まって 普通の草・花を作り始めました。 その中で北海道らしい花作りがしたい… 何かいいものないか?って時に 『これだっ』と思って… 最終的にはお米を辞めて 花の生産に移行しました」
ではサンゴミズキの収穫を体験しましょう。
岸さん 「だいたい1m10~20cmの長さにします」
バッチンバッチンと枝を切っていきます。
森崎「収穫というか伐採?」 岸さん 「(笑)枝振りとか長さを確認しながら」
(出荷時期は4~5月と10~11月)
あぐりっこも体験です。
身体をサンゴミズキの中にぐいっと入れて 勢いよくハサミで切っていきます。
バチンバチン
ヒナタ「楽しい!」
藤尾 「これは機械での収穫は出来ないですよね」
岸さん 「それは無理ですねえ」
あぐり一行は続いて、 雲竜柳(うんりゅうやなぎ)の収穫も体験。
藤尾 「ちょっとちょっと… なにココ~~!」
さてこちらも収穫できるわけですが…
藤尾 「これの場合はどこをどう収穫していいのか 全くわからないんですけど…」
ということで岸さんが収穫!
佐々木「ものすごくからまっています!」
枝っぷりを見極めて数本を収穫。 枝を揃えると…
藤尾「かっこいい~!」
佐々木 「この不規則なかんじ!」
藤尾「カッコイイんだけど!」
森崎「見たことない!こんなん」
ということで佐々木アナも…
岸さんについて行きますが なかなか畑に入れません。
森崎「なんかよく見えませんよ」
枝に佐々木アナ自身もからまりつつ 佐々木 「これはもつれた関係です!」
さて岸さんは枝もの以外にも いろいろ栽培をされています。
岸さん 「球根の『カラー』や 『ヒメホオズキ』なども作っています」
藤尾 「美唄自体がお花を作っている方が 多いんですか?」
岸さん 「そうですね! いま咲いた花を出荷準備している 生産者さんもいます」
ということで一行は、もうすぐ最盛期を迎えるという 花き生産者のもとへ―
やって来たのは「河奥光華園」。 ハウスの中に入ってみると一面花畑♪
あぐり一行「うわ~~♪すごい!」 「美しい~」「キレイ~」
美唄で花きを栽培する生産者の 河奥(かわおく)静子さん。 鉢植えの花、およそ7種類を生産しています。
さて静子さんのお仕事を見せてもらうと 驚きの作業が!
森崎「何やっているんですか?」
静子さん 「こうやってね。 (咲いた)花を摘んでいるんです」
森崎 「せっかく咲いた花なのに~何で??」
静子さん 「栄養がお花に行かないで株にいくように 咲いた花を摘んじゃうの。 古い花もとって病気にならないように 手間かけて手入れをしているんですよ」 森崎 「花を摘むことがキレイな状態で 出荷するための手入れなんですね」
袋にはいっぱいの花・花・花…
森崎「これどうするの?」
静子さん「捨てちゃうの」
森崎「もったいない!」
ということで髪飾りにしてみましたよ。
ポキッと花を摘んでいきます。
ヒナタ「楽しい~!」
森崎 「なんか悪い事してる気にもなるけどね」
静子さん 「この花は来年まで楽しめます。 10度以上あれば冬も越せますし、 次の年も楽しむことが出来ます」
鉢植えするニューギニアインパチェンスは、 およそ20品種。丈夫な株を育てて、 5月から6月ごろに出荷のピークを迎えます。
この他まもなく出荷するという バラもあるということで、 見せていただきました。
藤尾「まだ“つぼみ”なのかな?」
河奥 堅一さん 「あと一週間ぐらいで出荷になります」
堅一さん 「消費者の所に行ったら満開になるので ここでは2分咲きぐらいが理想です」
藤尾 「いまがバラの出荷時期なんですか?」
堅一さん 「そうです。母の日のギフト用として 栽培しているんです」
じゃーん もんすけです! お米や野菜のほか 「花き栽培」も盛んなJAびばい。 手間暇がかかる苗作りをJAがサポートして、 安定した生産を実現しています。
JAびばい 山下敏弘さん 「JAびばい苗工房は2001年よりスタートして 切り花のほかに野菜の苗を中心に 年間約300万本ほど生産しております。 苗工房の育苗でコストの軽減と 労働作業力の軽減を目指しています。 安定した生産出荷体制で栽培面積の拡大を 可能にしております。 育苗メーカー数社と提携して 全国各地に苗を出荷して 苗の需要を深めていけたらと考えてます」 美唄の花きや野菜は生産者だけではなく、 様々な人たちが協力しながら 作っているんだね!
佐々木 「今日は枝もの、鉢植えを学びましたが 母の日も近いので学んだものを使って お母さんへのプレゼント作りをしません?」
藤尾「い~ね」
森崎「サプライズで!」
あぐりっこ「やります!」
ということで生産者の岸さんに 教えていただきながら地元産の「枝もの」と 「ドライフラワー」を使った 「母の日オリジナルリース」を作ります。
あぐりっこが作るリースはこちら!
あぐりっこ「かわいい~」
岸さん 「ベースになっているのが 雲竜柳(うんりゅうやなぎ)。 サンゴミズキで写真をとめます」
あぐりっこと一緒に 河野くんへのプレゼントということで、 相方思いの藤尾くんも挑戦します。
まず雲竜柳の枝をくるくる巻きこんで 輪を作ります。
みんな完成しました~♪
藤尾「楽しかったよ!」
ではみんなのリースを見てみましょう。 まずは藤尾君のリース。
藤尾 「テーマは“絶対に離さないよ 」
ジャーン 雲竜柳がぐるぐる巻きに!
藤尾 「雲竜柳でがんじがらめにして 絶対に離さないよって」
藤尾くんの作品はさておき… あぐりっこの二人が一生懸命作った 「母の日オリジナルリース」。 リンちゃんはお母さんの好きな オレンジ色をメインに飾り付け。
そしてヒナタちゃんは、 お母さんの好きなピンク色と小物を使って、 可愛らしい飾り付けに!
佐々木 「この後は実際に お母さんにへプレゼントしますよ」
藤尾 「今日朝出てくるときさ お母さんとそんな話してないもんね」
そうなんです! 本当にお母さんには内緒の企画なんです。
藤尾 「今日は素直にありがとうの気持ち伝えよう 俺も頑張って河野君に伝えるから!」
「母の日オリジナルリース」を、 サプライズでお母さんへプレゼント! まずはリンちゃんから。 突然の訪問に快く出迎えてくれた、 リンちゃんのお母さん。 お家の中へお邪魔して、 いよいよ手作りのプレゼントを―
のぞみさん「すご~い。ありがとう」
そしてさらに、 あぐりっこからもう一つのサプライズ。 リンちゃんからのお手紙です。
リン 「ママへ いつもおいしいごはんを作ってくれて ありがとう。ママといつといつも楽しいよ リンは今ダンスを頑張っています。 これからも応援してね。 リンはママの子供に生まれて 本当に良かったよ。今までありがとう」
続いてはヒナタちゃん。 両親が営むケーキ屋さんにお邪魔して、 プレゼントを渡します。
ヒナタ「ただいま~」
何もしらないお母さんは…
久美子さん 「えっ?えっ?えっ?」
サプライズのプレゼントにも
久美子さん 「え~くれるの??え~」
さてヒナタからお手紙が。 「ママへ いつもダンスのこととかで いろいろ迷惑かけたりしたけど いつも一緒にいてくれてありがとう ママみたいに元気で ほかのママとは違うママで良かったです いつもありがとう ヒナタ」
久美子さん 「ありがとう(ウルウル) 今年一番ビックリしました!」
サプライズ大成功。 想いを届けたステキなリース。 ちょっと照れくさくて ふだん言葉に出来ないことも 今回はお花や枝もののチカラを借りて 伝える事ができましたよ。
アレンジしだいでモダンにも 可愛らしくもなる枝もの。 みなさんの暮らしの中に取り入れて みてはいかがですか?