森結有花アナウンサー 「道南の函館にやってきました」
森崎リーダー 「そうですね~♪ そして森さん…」
リーダー 「ずいぶん髪、切りましたね~」
森「あぐり王国に向けて気合を!」
リーダー 「似あうなあ。すてき。すてき。 …台本のように言ってすみません(笑)」
森「もう。わははは(笑ってツッコむ)」
森 「道南の名産と言えば何ですか?」
リーダー「いっぱいありすぎ!」
森 「私は海産物のイメージが強すぎて 農業のイメージがあまりなかったのです… ということで今回は 知内町が道内生産量NO.1の 食材を学びます」
リーダー 「それだけで分かります! 知内町でNO1といえば…もう…」
森 「さらに今回は東京から素敵なゲストを お招きしています!」
様々なゲストを招いて、北海道の農業や、 食の魅力に触れていただく「ゲスト企画」。 果たして今回、あぐり王国に参加してくれるのは?
森 「その方はお祖父さん・お父さんの時代から 3世代で有名なんです」
リーダー 「俺も親父が七之(しちゆき)、 祖父が七喜(しちき)って言うの。 七喜・七之・博之って有名なの!!」
森 「あの~もうちょっと世に知られている…」
リーダー 「知られているわ!!」
森 「そろそろいらっしゃるんですけど…」
リーダー 「あっ。来ましたね。 この時期の北海道では薄着の方?」
男性「こんにちは~」
男性「陳建太郎(チンケンタロウ)です」
リーダー「おじいちゃんは?」
陳さん「陳建民(チンケンミン)です」
リーダー「お父さんは?」
陳さん「陳建一(チンケンイチ)です!」
リーダー「うおおお~すごいっ!!」
中華料理のトップシェフ、 陳 建太郎(ちん けんたろう)。
東京・千代田区にお店を構える 赤坂四川飯店のオーナーを務め、 日本に麻婆豆腐を広めたと言われる、 祖父「陳 建民(ちん けんみん)」、 そして、中華の鉄人と称される 「陳 建一(ちん けんいち)」を父に持つ、 陳ファミリーの3代目。
代々受け継ぐ伝統の技と現代の食材を融合した、 新たな四川料理を提案し、国内外問わず 多くの中華料理ファンを魅了しています。
そんな中華料理のトップシェフに、 四川料理には欠かせない食材である、 ニラの生産に触れていただきます!
陳さん 「ニラって脇役な料理が多いじゃないですか。 でも脇役でも主役になれる万能野菜! 実際に生産現場に行ったことはないので 生産者の気持ちなどを知るのが楽しみです」
森 「では北海道のニラ事情について みていきましょう。 デデデンッ!!こちらです」
森崎「また恒例の効果音ですね」
森 「日本のニラ生産量ですが、 本州勢が強いんですけど そんな中、北海道は6位! 1年間に約3000トン収穫しています」
リーダー 「軽いニラを3000トンですからね」
陳さん「すごい量ですね」
リーダー 「どういうニラを使っていますか?」
陳さん 「店では栃木県のニラが多いですね」
リーダー 「有名ですね。ニラが厨房にない日はある?」
陳さん 「ないですね!365日あります!」
リーダー 「豆腐がない日もないでしょ?」
陳さん 「そうですね…豆腐なかったら… 事件ですね!!」
函館から車で移動すること、およそ1時間。 知内町内のニラ生産者のもとに到着です。
リーダー「どうですか?知内町」
陳さん 「広いですね。気持ちいいですね」
森さん「生産者さんの北島さんです」
宜しくお願いしま~す。 知内町に69戸いるニラ生産者のひとり 北島道男さんに、道内生産量NO.1を誇る ニラについて、詳しく教えていただきます!
リーダー「すごい人を連れてきました」
陳さん 「食べるの大好きです! ニラの生産現場に来たのが初めてなんで 本当に楽しみです!」
北島さん 「今日、収穫するハウスがここです」
リーダー 「うわ~ハウスは何棟あるんですか?」
北島さん「全部で30棟」
あぐり一行「うええええ」
北島さん 「特にこの葉幅があって厚みもある。 なおかつ、あま味も強いのが特徴です」 リーダー 「厚くて、広くて、甘い! いいことずくめですね」
甘みはもちろん、何より葉の厚みと大きさが 特徴的な知内町のニラ。 実は、手間暇をかけた栽培方法に 理由があったんです。
森 「ニラ栽培のスケジュールは?」
北島さん 「種をまいて小さい苗ができますが それを6月に移植して 1年間寝かせるんですよ。 じっくり株を育てて、太らせる!」
リーダー 「じゃあ今見ているニラは1年かかっている…」
リーダー 「雪が降る・寒い所で栽培する利点は?」
北島さん 「日中はハウスなので温かくなります。 夜は寒くなります。 この昼夜の温度差があま味を強くする!」
リーダー 「果物も野菜もそうですか 寒暖差によって、あま味が乗るんです」
ここで人生初となるニラの収穫作業に、 陳さんが挑戦!!
ザクザクザク…
陳さん 「あ~~すごく良い香りがする!! めっちゃいい香りがする! ニラの刺激臭はまったくない。 甘い優しいニラの香り…」
陳さん 「これ(切り口の水分が)… 飲めそうですね!!」
リーダー「ボクは以前飲みましたよ」
すると…ニラから滴る水分を口元に!
陳さん「ニラの味がする!」
リーダー「ニラの雨は?」
陳さん 「ニラの味がする!苦くない!」
今回が番組初めての収穫体験となる森アナは…?
ザクザクッ
切り口を鼻にくっつけすぎて…
森 「あああ~苦いっ! うわ~すごいですね。 ニラってこんなに水分を含むものなんですか?」
リーダー 「そうです。水でピンピンしているんです」
最盛期の収穫作業は、朝5時半から始まり、 鎌を使って、一つ一つ丁寧に行われます。
こうした生産者の苦労があって、 立派でおいしいニラが 私たちに届けられているのです。
さてここで… 陳さん「食べてみたいなあ」
ということで、収穫してすぐのニラを試食! 中華のトップシェフが感じる、 そのおいしさとは?
陳さん 「あま味と香りが良くて、 すごいジューシー! 脇役とか言っていたのが失礼! ニラは主役ですね…」
北島さん 「ありがとうございます」
森「本当だ!!甘い!」
さてここからの表情の変化にご注目。
森「はああああ~~」
リーダー「甘い…甘いが…?」
森アナウンサー、口がパックリ!
リーダー 「口の中が丸見えだ!どうした?」
北島さん「閉じて!閉じて!」
森「きゃああ」
リーダー「そうだよな」
そうです。後から辛さが来るんです…
陳さん「そんなに辛いの?」
お次はリーダー 「甘い!!うま~~い」
すると… リーダー 「辛い辛い辛い辛い…」
リーダー 「辛いけど、さわやか~!」
森「辛味があとに残らない!!」
森「収穫したニラはどうするんですか?」
北島さん 「このまま出荷する訳ではなく… ひと手間かけてから出荷します」
リーダー 「その作業がおもしろいです。 キュン!!します」
陳さん「キュン??」
キュン!とするひと手間とは、 いったい何なのか? 一行は、その作業が行われるという納屋へ-
北島さん 「このままだと出荷できないので ニラの茎に付いている葉や土をとる作業です」
リーダー 「どうやってとるのか?見せて頂きます」
機械の前に座った北島さん。 「根本を揃えて、広げるような感じで…」
プシュウウウウウウウ~~
リーダー「うおおおお」
陳さん「そうきた?そうきた!」
陳さんもやってみます。
プシュウウウウウ~
陳さん 「落ちたっ!違う違う! なんだろう。ありがとキュン!!」
ひと手間をかけたニラは、 各生産者が町内にある選果施設へ運び、 予冷庫と呼ばれる場所で冷やして、一時的に貯蔵。
その際、ニラの入った箱を縦積みにすることで、 品質の劣化を防ぐという工夫も。
リーダー 「北海道で馴染のニラですし 冬はほとんど北海道産の野菜がない。 春のお便りなんですよね。 なので私達道民にとっても “道南のニラだ!”“北海道産だ!”と 嬉しくなる!そういう特別な意味合いある」
北島さん 「そう言って頂けて本当にありがたい」
森さん 「これだけニラをみてきたら ニラ料理を作りたくなりませんか?」
陳さん 「もう…頭の中、大変ですよ。ニラ料理で!! 妄想ですよ!!」
陳さん、面白いですね♪
陳さん 「刺身に使えるニラのソースです。 そこに中国料理ならではの お家でも真似できるテクニックを加えるだけで ニラの風味がブワッと立ちます」
さてキーワードは「200℃」です。
詳しい作り方はレシピコーナーをご覧ください!
中華料理のトップシェフが作る、 ニラを使った絶品料理。 まずは「白身魚の刺身ニラソース」から いただきます。
北島さん 「和風のしょうゆと全く違う!美味しい」
リーダー 「タイのあま味が強く感じますね。 しょうゆつけるより3ステージ上がった」
陳さん 「冷蔵庫で保存がききますので 時間が経つとニラの香りに奥行きが増す!」
森 「油をたくさん使ったのにあっさりしてる」
陳さん 「200℃まで上げないとベチャベチャに…」
続いては、「ニラ入り麻婆豆腐」。 食欲をそそる麻婆豆腐は、 ごはんにのせていただきます!
北島さん 「ニラがたっぷりで香りがすごい! おいしい~!!」
リーダー「うまいっ!ニラうめえ」
森「ニラと辛味がよく合う!」
陳さん 「知内町の【北の華】ならでは! しっかり火を通しても サッと炒めても食感が活きる」
リーダー 「【北の華】を今後使います?」
陳さん 「そのつもりですね。 このあと…(ご相談を…)笑」
リーダー「嬉しい話だ」
リーダー 「ニラを見る時に変りそうですか?」
陳さん 「いや変わりましたね。 完全にニラびいきになるかも…笑」
陳さん 「厨房でニラの根本なんか捨てようとしたら… おい!待て! お前 今、何した!?って(笑)」
陳さんの知内町ニラ「北の華」の 素晴らしいコラボが誕生しそう♪ 楽しみですね~! ------------------------- 4月1日のクイズ 「斜里町で生産される、 砂糖の原料となる作物は何だったかな?」
正解は「てん菜」でした