豆腐と油揚げの味噌汁 しょうゆを垂らした先にあるのは…納豆
私たちが良く見慣れた、食卓の風景。 そして、私たちが今見ているもの全て、 もともとは豆!
私たちの食卓に欠かせない農作物、豆類!
様々な料理やお菓子、調味料などの原料となり、 食生活に彩りを与えてくれています!
しょうゆや味噌、豆腐などの原料となる大豆。 あんなどの原料となる小豆。 煮豆や甘納豆など料理の材料となる インゲン豆類。
これらの生産量は、 北海道が断トツの全国1位!
そんな豆王国北海道に、 この秋、新たな豆の聖地が誕生しました。
大空町にある オホーツク・ビーンズ・ファクトリー!
オホーツク全域から、 豆を集約して製品化を一手に引き受ける、 豆産地としては画期的な施設! 一大産地、一大ブランドとして、 オホーツクの豆が、 ここから全国に羽ばたいていくのです!
今回のあぐり王国ネクストは、 今まさにアツい、オホーツクの豆に注目です。
森結有花アナウンサー 「オホーツク地方の大空町に来ました!」
森崎博之リーダー 「気持ちいいなあ~いいですねえ」
森アナ 「オホーツクというと どんな食べ物のイメージですか?」
リーダー 「ホタテ・カキとか北海シマエビとか?」
森「リーダーこの番組何年やってるんですか?」
リーダー「10年!!」
森 「あぐりで北海シマエビ出てきたことあります?」
リーダー「ないですねえ」
森「今回注目するのは豆!です」
リーダー 「豆というと十勝のイメージが強いですね。 もちろん北海道全域で生産をされていますが やっぱりピーンとくるのは十勝の豆…。 広大な豆畑ってイメージありますから オホーツクはあんまり… ピントきてません。今のところ」
森 「でも実はここオホーツク地方では 20種類以上の豆を生産を行っています。 しかもそれだけ沢山の豆を生産しているのは 北海道でもなかなかないことだそうです」
リーダー「へ~種類が多いんだ」
取り扱う品種の数、面積当たりの収穫量は、 全道トップクラス。
豆産地として、今後の期待が高まっているのです。
森「まずは豆の基本・大豆について学びます」
一緒に学んでくれるあぐりっこは- 札幌の小学6年、鎌田佳樹(ヨシキ)君と、 網走から参加の小学5年生、 高畑絢音(アヤネ)ちゃんの二人です!
リーダー「豆は好きですか?」
ヨシキ「はい…」 アヤネ「普通です」
リーダー 「豆を加工して出来ているものは?」
アヤネ「納豆!」 ヨシキ「しょうゆ!」
ここで挙手。
アヤネ「あっ!みそ!」
みんな挙手「はいっ!」
ヨシキ「豆腐!」
また挙手。
ヨシキ「はいっ!枝豆」
リーダー 「枝豆も大豆の未熟なものだ!」
さて、そんな大豆を学ぶため、 収穫時期の畑へおじゃまします!
森アナ 「今まさに収穫の時期をを迎える 大豆畑にまいりましょう」
リーダー 「キレイだねえ~すごい景色広がってる!」
森「生産者の仲西さんです」
リーダー 「いや~すみません。 中西さんよりも向こうの畑に 今…見惚れてましたあ~♪」
女満別大豆生産者営農集団代表、 仲西政克さんにオホーツクの大豆について 教えて頂きます!
さてあぐりっこ。豆畑を見て一言…
ヨシキ「何も言えない!」
あはは(笑)
リーダー 「学校のグラウンドとどっちが広い?」
アヤネ「こっち!」 ヨシキ「断然こっちの方が広い」
仲西さん 「だいたいこの畑で7ヘクタールくらい!」
リーダー 「札幌ドームの敷地より広いです!」
森 「この7ヘクタールでどれくらい 収穫量があるんですか?」
仲西さん「だいたい21トンくらいです!」
リーダー 「21トン!!! 今わたしたちが見ている風景から 21トンの大豆が収穫される!」
1房収穫してみると…
アヤネ「けっこう皮が硬い!」
仲西さん「乾燥しているからね」
リーダー 「パリパリと割れるのが枝豆と違うね」
ヨシキ 「あっ!でたでた」
リーダー 「これが枝豆だったって信じられる?」
アヤネ「いや…」
ヨシキ 「無理ですね。どうも繋がりません!」
オホーツクの大豆の 栽培スケジュールを見てみましょう。
5月下旬に種をまき、6月~9月が生育期間。 枝豆になるのは8月頃。 10月上旬に収穫を迎えます。
森 「生育期間に今年は台風ですとか 雨もたくさん降りましたよね」
仲西さん「そうですね6月に…」
リーダー 「長雨って豆にどう影響しましたか?」
仲西さん 「初期生育は悪かったですよね… ちょっと心配してたんですけど 最後は持ち直してくれた!」
まずは森アナから!
するとまさかの?!というか、やはり…。
ズボッ…。
鎌で刈るのに、なぜか抜いてしまう森アナ!
リーダー「抜いちゃった!根っこ!」
森 「いや全然(茎に)刃が入っていかない」
スボッ。
リーダー 「また抜いちゃった森さ~ん」」
さてお次はあぐりっこが挑戦。
ギコギコギコ…
アヤネちゃん「できた♪」
ヨシキ君も…
ザクッ!
リーダー「はいできた~」
リーダー 「小さな枡だったけど、 これを貯めるのに枝が4つ! これがこの畑で21トン!」
森 「枝4つでこれだけなんですよね。 それがこの畑でってなると ものすごい量だっていうのが分かる!」
2014年から2017年の3年間で、 生産量が1.5倍以上に増えているという、 オホーツクの大豆。
それではここで、本来行っている、 コンバインでの収穫を見せて頂きます!
リーダー 「すごい刈ってます!刈ってます!」
森「けっこう早い!勢いあります」
リーダー「早いですねえ」
リーダー 「後ろから何か出ているんですよ。 ちょっと森さん!見てきて」
ということで近づいてみると…
粉のようなものがぶわああああ~
森「早くそっち行って~!早く~!!」
ダッシュして離れます。
リーダー 「何か飛んできた!! ちょっと後を見てみましょう」
リーダー 「コンバインが収穫した後です」
ヨシキ「全部キレイになってる!」
リーダー「抜けてませんよね」
ヨシキ「豆が全然残ってない!」
そして-
ヨシキ「全部カラ!」
森 「カラだけ残っている! さっき私たちが1個1個 パチンパチン、豆を抜いてたのを 一気にやって殻だけ落してるってこと?」
仲西さん「そうですそうです!」
リーダー 「もう枡に入れたのをやってるんです。 この一瞬で!すごくないですか!?」
森 「すごい… だからあれだけ激しい作業を あの中で行われているってことですよね」
リーダー 「枝とか粉々ですもん。 あとは全部粉砕されています!」
リーダー 「さあアームが上がったぞお」
アヤネ「あそこから出てくる?」
リーダー 「そう!このコンバインが通ってるだけど 粉砕されていたんだよ」
ブオオオオオオオオ
リーダー 「うわ~豆のシャワーだ! すごい!痛いっ!」
ヨシキ「気持ちいいっ!いや痛いっ!」
ヨシキ 「あんな手で1つ1つやっていたのが 機械だと一発で出来るから… バアアアアアっと出てくるから それが衝撃だった!!」
リーダー 「すごいスピードですよ。 さっきまで枝についていたんですよ。 あんだけ硬い鞘もあって それがこの一瞬で豆になっている!」
リーダー 「コンテナに乗せた豆はトラックに乗って どこに向かうんですか?」
仲西さん 「JAに行ってから オホーツクビーンズファクトリーに 行きます」
20種類以上の豆を生産しているオホーツク地方。 その中に高級菜豆(さいとう) と 呼ばれる豆があり、 白花豆(しろはなまめ)、 紫花豆(むらさきはなまめ)、 トラ豆などといった品種があります。
涼しい気候が栽培に向いていることから、 生産地は限られていて、 豆王国・北海道においても、 オホーツク地方での生産が特に盛ん。
森 「ここからはオホーツクの豆を使ったレシピを 訓子府町で高級菜豆を育てている 石川さんに教えていただきま」
ねじりはちまきがよく似合う豆生産者の、 石川修(おさむ)さんに、 アイデア料理を教えて頂きます!
石川さん 「みんなが大好きなカレーです!」
さてタマネギをスライスした石川さん。 スタタタタタタタとカットする姿をみて…
森「すご~い!」 リーダー「石川さん…何者なんですか?」
石川さん 「現在は農業をやっています。 昔、若かりし頃はコックをやってました」
詳しい作り方はレシピをご覧下さい!
http://www4.hbc.co.jp/agri_recipe/list.php?selectdayforcal=20181103&selectmonthforcal=201811
2品目は、白花豆のグラタン。
作っている途中でいろんな話が…
森 「コックを辞められてから農業を始められたと… 石川さんのご実家が農業をされている?」
石川さん 「そうです!じいちゃんの代から… ハッキリ言って農家なんて嫌いでした。 高校生のころはね…」
リーダー 「親がやっているのを見てオレは違うんだっ! あまりカッコよく見えなかった農業に入って 今はどう思っているんですか?」
さあ料理が完成しました。
森 「私たちの前にカレーとグラタンと… ちょっと品数が増えてませんか? オホーツクの大豆とよみづきを使った豆腐、 紫花豆煮豆の甘煮にヨーグルトをかけたもの」
リーダー 「それでは大地の恵みに感謝して いただきま~す」
では白花豆のグラタン!
アマネ 「あっつい… チーズがとろとろしていて そこに白花豆がのっかってて 食感はちゃんとしてホクホクです!」
お次はトラ豆カレー
ヨシキひと口食べて「ニンマリ」
ヨシキ 「めっちゃ美味しいです。 少ないです。これちょっと少ないですよ」
リーダー 「う~ん!おかわり!!うまい」
さてお豆腐は?
石川さん 「これ僕が作ってきました。 めちゃめちゃうまいです!」
リーダー 「う~ん!あまいわ~ とよみづき。めっちゃ甘いわ おいしい豆腐ですねえ」
石川さん 「ぼくもビックリしました。 ぜひオホーツクのとよみづき! 全国に豆腐として出回ってほしいです」
リーダー 「豆腐に何もつけずに これだけ甘みを感じられるなんてスゴイ」
森 「異色な感じがするデザートですが…」
森 「豆を噛んだ瞬間に甘みがはじける! ヨーグルトの酸味があう!」
アヤネ「パフェでも使えそう!」
リーダー&石川さん「ほおおおお」
リーダー「豆パフェ!?」
石川さん「子供の発想いいですよねえ」
リーダー 「修ちゃん、アイデアもらっちゃったね」
リーダー 「やっぱり豆ってすごいんだ。 カレー・グラタン・冷奴! デザートにもなる! この応用力はすさまじいですね。 毎回豆を取材する度に見直すんですけど 今回も打ちのめされる程に 見直しちゃいました。 すごいわ。豆すげー!!」
来週も豆の話が続きますよ~。 ---------------------------------- 10月27日のクイズ 「江別にある小麦がテーマの施設は、 なにテラスって言ったかな?」
正解は「ゆめちから」でした。