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2020年07月11日(土) |
♯577 美唄市アスパラ編
>>
2020年07月11日(土) |
♯577 美唄市アスパラ編
アスパラガス。通称、アスパラ。
日本のアスパラ栽培は、
大正時代、ここ北海道で始まりました。
以降も、北海道が日本のアスパラ生産を牽引。
全国1位の生産量を誇っています。
今回のあぐり王国ネクストは、
美唄市のアスパラに注目していきます!
森結有花アナウンサー
「美唄市にやってきました」
森崎博之リーダー
「やーキレイ!列!稲列!」
森アナ
「美唄といえばお米も有名ですし…」
リーダー「超有名です!!!」
森アナ
「今回はアスパラ!!」
リーダー
「アスパラ大好き~~♪」
森アナ
「実はあぐり王国では10年前にも
美唄のアスパラを取材しているんです。
その時の様子がこちらです。
この時に春に出荷されるアスパラハウスに
お邪魔しました」
リーダー「春アスパラ!」
森アナ
「雪解け水で育つアスパラです。
具体的に見ていきますと…
アスパラの畑を除雪して、
そこにハウスを建てます。
その中の雪が解けて、
ニョキニョキニョキと顔を出す!
普通よりも一足早く出荷されます」
リーダー
「へ~そうでした!忘れもしません」
森アナ
「その時にリーダーアスパラ食べて…
こんな表情!!!」
リーダー「いります?この写真!」
森アナ
「そしてですね…こんな写真っ…
ちょっと待ってよ…」
???森アナに何が起こった?
急に乱れる森アナ!
リーダー
「森さん、どうしたんですか?
(フリップ)見せてくださいよ」
森アナ「これ~~~」
森アナ「おほほほほ…おほほほ…」
リーダー「どうしましたか?見せてください」
森アナ「おおおおおお」
森アナ、何かをひた隠し。
リーダー「見せてください」
リーダー
「これは何ですか?」
森アナ「やーだっもう!!!」
リーダー
「これはこれはアスパラ界からお越しいただいた
春野パーラーさんじゃないですか!」
森アナ「いやちょっと待って…」
春野パーラー
『どうも!私が春野パーラーです』
「春野パーラー」とは、
HBCの公式ユーチューブチャンネルで
森アナが取り組んでいる、
農業系コンテンツに登場する、
アスパラに扮したキャラクター。
ちなみに、企画・構成・演出・美術、
そして出演を森アナが一人でこなすという
チカラの入れっぷりですので、ぜひご覧ください。
【HBC公式YouTube】→【アナドキッ!】
『森結有花先生のあぐり授業』
リーダー
「どうしてこの写真を選ばれたんですか?」
春野パーラー
「アスパラと聞いて
黙っていられませんでした~♪」
リーダー「春野パーラーさんだ!本物だ」
春野パーラー
「ここは美唄市みたいですが
私の出身は新ひだか町三石!
でもアスパラはみんな好き~~♪」
春野さん降臨!そしてあっという間に退散(笑)
森アナ
「10年前は春に出荷されるアスパラを取材しましたが
今回は春以降、夏から秋にかけて
どのように美唄のアスパラが育っているのかを
学んでいきましょう」
リーダー
「確かに季節をまたいで
長い作物だなって印象があります」
森アナ
「どうして長い期間、
アスパラを育てることが出来るのか?
今日は学んでいきましょう」
ということで早速、アスパラの農場へー
2020年07月11日(土) |
ハウスの中がもしゃもしゃの理由は…?
五十嵐智子さんは、15棟のハウスで
アスパラを生産しています。
森アナ
「ぱっと見ですよ…
私の知ってるアスパラではない…
以前、新ひだか町三石のアスパラを取材した時は
あんなにうっそうとしてなかったんですけど…」
確かにハウスを外から見ると、
何かがうっそうと生い茂っている感じですね。
果たして中は、どうなっているのでしょう。
森アナ
「えっ?えっ?ええええええ(笑)
アスパラだー!!
(茎の部分を見て)ここ見てアスパラだあ」
リーダー
「そうです!つまりここのハウスは全部…」
森アナ「アスパラ~~~!!」
リーダー「そうです!!!」
森アナ
「根本を見るとアスパラ模様ですね」
リーダー
「アスパラがそのまま大きくなって成長していくと
こんな木みたいになるんですよ」
五十嵐さん
「春に出てくるアスパラを
30~35日ほど収穫したら…
(1株から)5本くらい残して伸ばすんです!」
五十嵐さん
「そして約40日経ったのが、この状態です!」
五十嵐さん
「本当はまだまだ伸びてるんです」
リーダー「切っているんですよね?」
五十嵐さん「そうです!」
リーダー
「切らないとどんどん伸びていくんですよね」
森アナ
「ただですよ…
この状態にする必要はありますか?」
リーダー
「ねっ!もの知らずが、ちょっと言ってます。
五十嵐さん!この栽培方法は何ていうんですか?」
五十嵐さん「立茎(りっけい)栽培です」
リーダー
「立茎栽培という栽培方法があるんです」
森アナ
「枝があるせいで
養分を枝が吸い取ってしまうのではないかな?」
五十嵐さん
「だから枝を切っちゃう!
あとは下枝とかもはらっていく(切っていく)。
そして下から出てくる新芽を増やす」
森アナ「へ~」
リーダー
「茎をしっかり育てることが大切!」
五十嵐さん
「養分を根に蓄積させたり、光合成とか…
あまり難しい事は、
ちょっと言っても分かんないと思うから
言わないけど!!!(笑)」
2020年07月11日(土) |
立茎栽培とは何ぞや?
ということで、リーダー!
森アナへの解説をお願いします。
リーダー
「森さんが言う通り、
アスパラは伸びようとします。
大きくなろうとします。
それを五十嵐さんが切ります。
成長点を切ると伸びなくなる。
するとこの緑たち(葉)は
光合成を初めて根に養分を蓄積します!」
リーダー
「植物はみんなそう…
根っこに養分を蓄積することで
新芽が次々と生えてくる!
それをいただく…」
五十嵐さん「その通り!!」
パチパチパチパチ…(笑)
リーダー「立茎栽培ってこんな感じですよね」
五十嵐さん「その通りです!!」
さて、立茎(りっけい)栽培を、
最初からおさらいしますと…
アスパラは、1つの株から何本も芽が生えます。
立茎栽培では、
春に育った新芽を、
全ては収穫せずに残しておきます。
残った芽はやがて、茎が伸び葉が育ち、
活発な光合成を行います。
すると、光合成で作られた養分を得た株から、
次々と新芽が出てきます。
立茎栽培は、
その新芽を夏から秋にかけて収穫することで、
収穫期間が延びて収穫量が増す、
というメリットがあります。
リーダー
「なかなか面白くない?
春に収穫終わって40日経ったら夏アスパラ!」
五十嵐さん
「だけどその40日間も黙っているのではなくて
全部に手作業で草取り・水やり・追肥など
手間は本当にかかります」
リーダー
「それが15棟のハウスがあるんですものね…
大変だあ」
リーダー
「伸びたら伸びたでアスパラは早いもんね。
1日で何センチ伸びますか?」
五十嵐さん「何センチ伸びると思いますか?」
森アナ「2~3センチ??」
リーダー「1日10センチ伸びると思います!」
五十嵐さん「伸びる時は本当に伸びます!」
五十嵐さん
「朝、収穫して、午後にまた収穫したりします!」
森アナ「えっ!次の日じゃダメなんですか?」
五十嵐さん
「伸びて(先端が)開いちゃうと製品にならない…」
収穫量が増える一方、
生産者の努力や技術も求められる立茎栽培。
美唄は、北海道でいち早く立茎栽培に取り組み、
夏以降もアスパラを食卓へ届けてくれています。
アスパラ林から差し込む日差しが美しいことから、
美唄では、立茎栽培を「こもれび栽培」と名付け、
栽培方法のマニュアルを確立させています。
2020年07月11日(土) |
大地に感謝していただきます!
さてここでアスパラをいただくのですが…
リーダー
「私…モガズニストというのがあって
アスパラはもぎたてが一番おいしい、
でももっと美味しいのは
もがずに食べる!!
これを日本で初めて発見したのが私なんです!」
ということで五十嵐さんのご許可もいただき…
リーダー
「まず地球に土下座をするかんじで…
リーダー
「こうしていただきます!」
バリバリバリ…
リーダー
「う~~ん!みずみずしい」
リーダー
「サクサクとした歯触り。
でもやっぱりみずみずしい水分が
噛むとあがってくるんです!
その水分が野性味あふるる濃厚!
芳醇な味わい。うま味たっぷり!」
森アナ「味濃いんですか?」
リーダー「濃い!もう元気だもん!!」
そんな美味しいアスパラの収穫を
体験させてもらいます。
五十嵐さん
「こういう風に1株から4~5本の茎を立てているので
それ以外を収穫します」
アスパラ用の鎌で根本からシュッと切ります。
五十嵐さん
「これで26~27センチ」
リーダー
「鎌に黒いテープが貼ってますよね。
この長さが収穫の目安になているんですね」
森アナもチャレンジしてみます。
森アナ
「これは長さが大事なんですね」
五十嵐さん
「長さが大事です!
長さが基準より短かったら
選果場で除外されてしまうんです…」
森アナ、自分で探して収穫してみます。
森アナ「これはどうですか?」
五十嵐さん「ここの株とここの株があるので…」
森アナ「じゃあダメなんだ…」
ということで次のアスパラを探すと…
森アナ「これはどうですか?」
五十嵐さん
「手前は立てている茎だから
億のアスパラを採ります!」
考えながら収穫しなきゃいけませんよ~
さて収穫してみました…
森アナ「大変!!」
リーダー「たった4本で??」
森アナ
「4本だけですけど
まず探すのが大変ですし
ずっとかがみながらの作業…
しかもハウスは蒸し暑いしってなると
体力も使いますよね」
リーダー「1日で何本くらい収穫しますか?」
五十嵐さん
「最盛期になると1ハウスで10キロ(約300本)」
リーダー「15棟で約4500本!!」
森アナ「いや~大変ですね」
五十嵐さん
「だからね若い人がなかなかアスパラを
作ってくれない…後継者がいない…。
やっぱりこれは大変な仕事って
思われちゃうかな…」
リーダー
「アスパラって人気の作物だし
若い人にもこれから取り組んで頂いて
若いチカラで頑張ってもらいたいさ。
北海道で全国・海外の人に喜んでもらえるような
アスパラづくりをしてもらえるといいなと思う」
2020年07月11日(土) |
いきなり冬到来?
そんな五十嵐さんの願いも込められたアスパラを、
炭火で焼いて頂きました。
リーダー
「なにこれ。いっつもこうやって食べてるの?」
五十嵐さん「そうです!!」
リーダー
「羨ましいなあ。ではいただきますね」
リーダー
「うわっ!ホクホクとしたあま味!
みずみずしさに、
さらに熱によって
うま味がグンと増しましたね!!」
森アナ
「うわあああああ。あははは。
おいしい!甘い!!」
マヨネーズとも酢味噌とも相性バッチリ!
リーダー
「これは止まらんぞ!
美味しい農産物作ってますね。すごいですね。
美味しかったです。ありがとうございました」
さて、あぐり一行がやってきたのは、
美唄市にある、アスパラの集出荷施設。
森アナ
「さあ先ほどのアスパラが…
どうしました?」
リーダー
「なんて格好しているんですか?
ちょっと夏ですよ!!
私も渡されたんですよ!
フリースとダウン!!いらないから」
こんな寒さ対策をして、何を見せて頂けるのか。
JAびばいの岡広祥さんに案内して頂きます。
岡さん
「今日の美唄市は気温18℃なんですが
真冬に近い世界にご案内させていただきます」
リーダー「また大きいこと言うわあ」
岡さん「どうぞ~」
リーダー
「まあまあまあ涼しい!大丈夫ですよ!
どこが真冬ですか??」
岡さん
「いいですか?では本番行きます!どうぞ!」
リーダー「寒い…殺す気か…」
リーダー「えっ何度あるんですか?」
岡さん「プラス2度ですね」
さあ厚着をしてお話を聞きましょう!
2020年07月11日(土) |
ブランドを支える美唄のチカラとは…
岡さん
「ここはアスパラの利雪型予冷庫
『雪蔵美人』という場所です」
リーダー「これ雪なんですか?」
岡さん「全部雪です!!」
森アナ「うお雪だあ」
リーダー「7月に雪を触れるなんて…」
森アナ
「上までびっしり雪が積まれている!」
森アナ
「なんで私たちは雪を見せられてるんですか」
岡さん
「この雪がアスパラの予冷・保管に役立っています」
リーダー「あ~アスパラあるよ」
岡さん
「今朝、生産者さんから持ち込まれたアスパラを
選果作業が始まるまで、ここで保管することにより
アスパラが芯までしっかり冷えて
劣化防止になるんです!
とくにこれから暑い時期になってきますが
これからの時期、普通の冷蔵庫だと
アスパラは乾燥しやすくなるが
雪を用いることによって、溶けた時の水蒸気で
アスパラの乾燥を防止できます」
この貯蔵庫の室温は2℃、湿度は85%。
そこに用いるエネルギーは、雪のチカラだけ。
豪雪地帯の美唄ならではの工夫で、
アスパラの貯蔵に適した環境を整えています。
リーダー
「あくまでも一時的になですよね」。
どれくら保管するんですか?」
岡さん
「今日このあと13時から戦果をしますが
一番早い方で8時に持ってこられたので
約4~5時間です」
リーダー
「ほんの数時間でも鮮度を失われないように
雪のチカラでやってる!」
アスパラは、芯までしっかり冷やされたあと、
選別にかけられます。
キズや曲がり具合などアスパラの状態、
そして重さによって仕分けられ、
それぞれを製品として梱包。
「雪蔵美人(ゆきぐらびじん)」という
ブランドアスパラとして、
私たちの食卓に届けられます。
岡さん
「生産者の方が丹精込めて
何年も培ってきた技術のもと
栽培されたアスパラなので
それをしっかりとお預かりして
ここで2重・3重のチェックをして
1本でも多くみなさんに召し上がって
頂きたいと思います」
岡さん
「この先も良いことは変えることなく
頑張っていきたいと思います!」
リーダー
「ブランドというのは生産者の想いだけではなく
こうして支える方々、箱詰めに至るまで
みなさんの気持ちがちゃんと詰まっている。
それでブランドが完成しますね。
あとは食べた私たちが、
これ本当に美味しいから食べてみてよって
人から人に伝わっていくものかなって思います」
ではここからはアスパラお料理!
森アナ
「JAびばい女性部のみなさんが
アスパラ料理を作ってくれました」
リーダー「ありがとうございました」
森アナ「代表して谷村さんです!」
JAびばい女性部 谷村清美さん
「今日はアスパラの炊き込みごはんと
アスパラのすりごまマヨネーズ和え、
あとはポタージュにしました」
※詳しいレシピは
こちら
!
谷村さん 「春は濃厚で夏はみずみずしく!
すっきりした味わいの中にも甘さも感じられる
夏にもピッタリな野菜だと思います!」
リーダー
「本当に季節を越えて楽しめる!
これからもすごく楽しみになりました。
ごちそうさまでした!」
みなさん、こんにちは!
もんすけの週刊あぐりニュースです。
今日はお知らせが2つ!
まずは、北海道スイーツ応援キャンペーン!
天下糖一プロジェクトでは、
ホクレングリーンネットショップの特設ページで、
砂糖を使った北海道各地のスイーツを
たっくさん紹介しているよ~
通信販売で購入できるから是非チェックしてみてね!
■詳しくは「ホクレングリーンネットショップ」検索
続いては、和牛プレゼントのお知らせ!
オホーツクのJAグループでは、
オホーツク管内の小・中学生を対象に、
来年の干支、丑(うし)をモチーフにした、
年賀状のデザインを募集しているよ~
採用された29名は、
オホーツクの美味しい牛肉がもらえるんだって~
詳しくはホームページをチェック!!
以上、もんすけの週刊あぐりニュースでした!
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7月4日のクイズ
「今回取材したカラーの生産地は、
なんてマチだったかな~?」
正解は「当別町」でした。
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