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2020年11月28日(土) |
♯594 芽室町のゴボウ①
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2020年11月28日(土) |
♯594 芽室町のゴボウ①
和食に欠かすことのできない食材、ゴボウ。
キンピラをはじめ、漬物、煮物、汁物、鍋物と、
様々な料理に顔を出す名脇役。
ところでこのゴボウ!
アジアやヨーロッパが原産地とされていますが、
食用としているのは
日本とごくわずかな地域だけという、
世界的には珍しい野菜なんです!
ということで、今回のあぐり王国ネクストは、
芽室町のゴボウに注目します!
森結有花アナウンサー
「芽室町にやってきました」
森崎博之リーダー
「十勝ど真ん中ですよね。
それより十勝と言えば…森さん!」
森アナ
「あのですね…この度…
十勝観光大使に就任しました!!!
ありがとうございます」
リーダー
「素晴らしい!
実は私も故郷・東川町の観光大使を務めております」
森アナ「では大使同士の番組ですね!」
リーダー「確かにスゴくない?大使2人!!」
そんな観光大使2人が来ている芽室町。
スイートコーンの生産量が日本一であるなど、
農業が盛んなマチです。
森アナ
「芽室町でゴボウに注目します!」
リーダー
「ゴボウいいですねえ~
ゴボウっつうのはイヌリンですね。
イヌリンという食物繊維が豊富!
それからポリフェノールも多く含んでいて
酸化防止になり若返り効果にも期待できますね!」
芽室町は、北海道一のゴボウ生産地。
「めむろごぼう」として、ブランド化も進んでいます。
リーダー
「ゴボウと言えば忘れもしない!
森さんゴボウ事件ってありますよね?
洞爺湖町でのゴボウの穴に埋まった事件!」
~2017年5月6日放送 洞爺湖町ゴボウ編~より
ゴボウを収穫した穴に自分から落ちてしまいました…
リーダー
「今回残念ながら外は雨模様なので
圃(ほ)場もきっとドロだらけ…
おそらく…みなさんが喜ぶ画が撮れると思う!
期待しています!」
ゴボウ選別施設に潜入!
そんな森アナのゴボウ掘りリベンジは後に回しまして、
まずは集出荷施設におじゃまします。
お話を伺うのはJAめむろの森下勝斗さん
年間およそ2500トンものゴボウを扱っているこの施設。
まずは、倉庫を案内して頂きます。
リーダー 「うわっ大きな倉庫だ。土の香りがします」
森下さん
「まずは最初に原料…
畑から収穫したままのゴボウが入っている
倉庫にいきます」
リーダー
「はいっ開きました~~
すごい量!!」
森アナ
「コンテナがすごい積まれて…さむ~~い!!」
リーダー
「ちょっと待ってください。待って下さい!
閉めて閉めて!!!めっちゃ鳥肌立ってる。
寒い!!」
森アナ「寒い…何で教えてくれないんですか?」
森下さん
「ごめんなさい、ごめんなさい!
温度は2℃くらいになってます」
リーダー「2℃!!」
ということで、
防寒対策をしっかりしまして改めて倉庫へー
森アナ
「さむ~い!
コンテナがすごい積まれていますね~」
森下さん
「今ですとコンテナが600基くらいあります。
重さにして240~250トンくらいありますかね」
リーダー
「それでも全体の1/10くらいですか?」
森下さん「そうですね!」
リーダー「これ全部ゴボウなんですね」
リーダー
「まず収穫してすぐ冷蔵庫に入れる感じ??」
森下さん
「収穫後、生産者が持ってきてから
選別されるまでの間、ここで保管します」
森下さん
「(保管期間が)長いものだと
収穫から選別・出荷されるまで
半年くらい経つものもあります」
リーダー
「半年も出荷を順番待ちするゴボウもいるんですね」
森下さん「そうです」
リーダー
「それを2℃の倉庫だから劣化しないで
保管できるんですね!すごい」
芽室町では、春と秋にゴボウの収穫があるため、
この貯蔵庫は、ほぼ1年を通じて稼働します。
貯蔵されたゴボウは、出荷時期に合わせて、
順次、選別にかけられます。
森アナ
「ここからは選別の様子をみせてもらいましょう」
リーダー「すごい量だね…」
森アナ
「これだけの量だったら機械でザザザッて
やってもいいかなと思いますけど
まずは人が直接手で持って並べていくんですね」
森下さん
「並べたゴボウの頭(茎)を
カッターでカットしていきます」
リーダー「なんか赤い線がみえますが…?」
森下さん
「赤い線はレーザーポインターでして
切る位置を示しています」
森下さん
「切り過ぎると大事なゴボウがなくなるので
茎が残らない…かつゴボウがなくならない
微妙なラインで切ってます」
森下さん
「それが1本1本、機械に乗っていきます。
規格が11個あるんですが…」
リーダー「11?何で分かれるの?」
森下さん
「主に太さと長さに分けます」
森下さん
「規格分けをした後は
また人の手で袋や箱に入れます。
重さを計って10kg毎に詰めます。
10㎏になったら下に落とすんですよ」
リーダー
「確かに滑り台がありますよ…」
リーダー「行った~~」
袋かダンボールに10キロごとに詰められたゴボウは、
再び貯蔵庫に入れられ、
鮮度が保たれた状態で出荷されます。
細かなニーズに応える規格の多さ!
森アナ
「私達の前には11規格に分けられたゴボウがあります。
こういう風に見ると…
例えばですよ、Sと2Mで見ると
あんまり違いがないじゃないですか?」
リーダー
「そうだね…
この2袋だけに注目すると分からないね」
森アナ
「ものすごく細かく分かれてますよね」
リーダー
「そんな違わないですよ?」
森下さん
「出荷先のお客様のニーズもありまして
加工してみたりスーパーで売ってみたり…
と色々な用途がありますが
そういった細かなニーズにこたえるために
細かい規格分けをしています」
森アナ
「この規格分けされたゴボウは
この後はどこに行くんですか?」
森下さん
「道内にも出荷しますが
量も多くさばけないので
関西を中心に全国へ出荷しています!」
リーダー「やっぱり北海道のゴボウは人気でしょ?」
森下さん
「そうですね。十勝・芽室町産は人気はありますね」
森下さん
「今ゴボウの作付面積も若干減っていってる状況で
今のところは日本国内の需要に応えるのが
精一杯なんですが、
今後の展望として海外にも出荷していきたいと
思います!」
リーダー
「我々も海外ロケに行きますんでね、
ぜひお願いします!ありがとうございました」
2020年11月28日(土) |
②森アナ!立派なゴボウと格闘!?
森アナ「ゴボウ畑にやってきました」
リーダー
「森さん…なかなか過酷な状況ですね」
森アナ
「雨も降っていますし、
風も強い気温も低いですけど…
やっぱり私も汚名返上したいと思いまして」
リーダー「リベンジに燃えていますね」
森アナ
「風とか雨とか感じません!
やってやるぞという強い気持ちがあります」
リーダー
「もう1回みてみましょう。
昔はこうでした!」
ゴボウを収穫した穴に落ちる森アナ…
では森アナ、汚名返上しましょう。
森アナ
「寒い中お付き合いいただきます
生産者の鳥本和宏さんです」
寒空の下、
森アナのゴボウ掘りにお付き合い頂きます。
(なんかすみません…)
リーダー
「今はスコップで収穫することはあるんですか?」
鳥本さん
「今はほとんど機械で収穫しているので…」
ゴボウの収穫は、
チョッパーという機械で葉や茎を切ってから
トラクターで掘り上げる、という作業が一般的です。
おじゃましている畑は、チョッパーを入れた後の状態。
今回特別に手作業で掘らせてもらいます。
まずは鳥本さんが掘ってくださいます。
ヒゲがはえたゴボウが姿を見せます。
鳥本さん
「抜けるかな?ってところでリベンジして下さい!」
さあゴボウが見えたところで
森アナが抜いてみます!
森アナ「ふんがー」
リーダー「さあ森さん頑張れ!」
鳥本さん
「もうちょっと掘ってもいいかも。
雨が降ってるんで抜けやすと思うんですけど
土が柔らかくなるんで…」
リーダー
「土がやわらかいのは
ゴボウ栽培には大事ですね」
鳥本さん
「芽室町の畑は褐色火山灰土壌なので
やわらかくて、水はけもいいので生育しやすい!」
リーダー「ゴボウの適地ですよね」
森アナ「こりゃあ太いな」
さてゴボウと格闘すること数分…
ボンッ
森アナ「うわ~抜けました~」
さてリーダーが手伝って、もう1本!!
ボンッ
森アナ「抜けた~おっきい!長い!!」
リーダー「リベンジできましたか?」
森アナ
「果たせました!!
成長した姿をお見せできました」
リーダー「どこが成長したんだよっ!」
今回、見事にゴボウを抜き取り、リベンジ成功。
成長した姿を見せてくれました…とは思えない、
安定の転びっぷりでした!
ゴボウ栽培スケジュール
森アナ
「さあゴボウ掘りを終えまして
鳥本さんの倉庫にお邪魔しています」
リーダー「広い倉庫だねえ」
森アナ
「ここからはゴボウの栽培についてお聞きします」
鳥本さん
「まず4月から土おこし。
1メートルくらいツメで回転させて
土をやわらかくしてから、種まき!」
鳥本さん
「種まきは2回となっていますが、
早く収穫する用に1回目、
2回目が一般用のゴボウの種まきです」
種まきを終え発芽した後は、
収穫まで草取りなどの作業が延々と続きます。
こだわりの特別栽培とは?
森アナ
「鳥本さんは農薬の量を減らすなど
こだわっている栽培方法があるんですよね?」
鳥本さん
「特別栽培で今年で3年目になります」
鳥本さん
「特別栽培とは北海道で決められた
窒素を半分、防除の回数を半分に決められているので
それに伴って栽培しています」
リーダー
「そうか…特別栽培をしているから
なおさら草との闘いがある訳ですね」
鳥本さん
「安心して食べてもらえればと思い始めました」
鳥本さん
「作物はちゃんと生きているので
作り手の気持ちが反映される。
その想いが消費者にも伝わってくれると思うので…
それでいいかなって思います」
リーダー
「芽室町のゴボウはやっぱ美味しいわって
しっかり愛情込めて作られているから
美味しいわって言う評判が見返りなんですね」
とっても素敵なお話でした!!
鳥本家 一番のおすすめレシピは!?
ではここからはゴボウ料理を作っていただきます!
鳥本さんの奥様、加奈子さんに、
お手軽ゴボウレシピを教えて頂きます。
加奈子さん
「一番我が家の大人気なんですけど
ゴボウスティックです!」
加奈子さん
「揚げるだけなんですけど、
我が家は少し柔らかめが好きなので
最初に茹でてから味付けをして茹でます。
しょうゆ・白だしなどで味付けをして
少し甘くしたい場合はオリゴ糖を入れます!」
森アナ「これだけでも美味しそうですね」
加奈子さん
「片栗粉をつけるとサクサク感が出ます。
では揚げていきます!」
軽くキツネ色になるまで揚げたら完成です。
森アナ「美味しそう」
※詳しいレシピは
こちらです
!
リーダー
「うまい!サクサク!!」
リーダー
「中までおだしが染み込んでいて美味しい」
森アナ
「ああ~おいしい!
シャキシャキのホクホクですね!甘いっ!
これ止まらないですね…」
加奈子さん「止まらないですよね」
リーダー
「うん止まらない…もっと揚げて!!」
加奈子さん「あっはい!」
森アナ「命令しないでくださいよ!」
リーダー「おねだりですよ」
2020年11月28日(土) |
③こだわりのゴボウ…想いは消費者に届く!
ということで改めて、
このゴボウスティックのほかにも、
奥様自慢のゴボウ料理を用意して頂きました!
リーダー
「すごいすごい!これゴボウってのもある」
加奈子さん
「こちらはゴボウつくね!」
加奈子さん
「ゴボウたっぷりいもだんご汁です」
※詳しいレシピは
こちらです
!
リーダー
「この肥沃な大地に感謝して
いただきま~~す!」
ゴボウたっぷりいもだんご汁!
リーダー
「出てる~ゴボウはだしが出ますね!
うまい!!」
リーダー
「おだしの中のゴボウは最高ですよ!」
リーダー
「おだしを飲んだ時以上に
ゴボウを食べた時におだしを連れてきてくれます」
森アナ「イモだんごもいきますか?」
鳥本さんの畑でとれたイモを使ったイモ団子!
さてそのお味は?
リーダー
「うわ~プルンプルンだあ!うまい!」
加奈子さん「ジャガイモと片栗粉だけです!」
森アナ
「いただきます!!うわおいしい~
汁が美味しい。あったまる。
ゴボウのいい香りがしてますね~」
お次はゴボウつくね。
リーダー
「肉のうまみとだしを吸い込んだゴボウ
うまいったら!!」
森アナ
「うお~ゴボウ主張してきますね。
ジャッキジャキ!
柔らかいお肉との相性がまたいい!
アクセントになってますね」
リーダー
「最後にゴボウスティックを…」
リーダー
「うーん!これ大好きだなあ」
※詳しいレシピは
こちら
!
リーダー
「鳥本さん!
これは胃袋をつかまれちゃいましたね」
鳥本さん「間違いないですね!」
これからの展望…
さて最後に北海道一のゴボウ産地として
今後の目指すものをお聞きしました。
鳥本さん
「この土でしか
この味は出せないという所までいけば
おのずとお客さんはついてくれると思う」
森アナ「到達点的にはどれくらいですか?」
鳥本さん
「到達しないように
ずっと追いかけていきたいなと思います。
そこまでいっちゃうと、
これでいいやっ!になっちゃうので…」
鳥本さん
「何かチャレンジしながら
やっていきたいと思います」
森アナ
「これから私達のもとには
芽室町のゴボウはどんどん届きますから
今年も美味しく楽しく食べたいですね」
リーダー
「食べたいです!
今日は美味しいレシピも教えて頂きました。
ありがとうございました」
週刊あぐりニュース
みなさんこんにちは!
今日は、よつ葉乳業のニュースだよ!
よつ葉乳業は、イスラム教を信仰している人が、
安心して牛乳や乳飲料を飲めるように、
「ハラール認証」のロゴを表示した商品を、
販売しているんだよ~
その取り組みが評価されて、
マレーシア政府機関のハラール開発公社から、
2020年では日本で唯一、
よつ葉乳業が表彰をされたんだって!
北海道の乳業の取り組みが、
海外でも評価されるのは誇らしいことだよね~!
以上、もんすけの週刊あぐりニュースでした!
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11月21日のクイズ
「今回取材した、お寿司などの薬味になる野菜は、
なんていったかな~?」
正解は「ワサビ」でした。
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