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2019年10月26日(土) | ♯544 妹背牛・直播き米~最終章~
2019年10月26日(土) | おさらい直播き栽培とは?
2019年10月26日(土) | あぐりっこレポート発表~リンタロウ君~
>>

2019年10月26日(土) |  ♯544 妹背牛・直播き米~最終章~
森結有花アナウンサー
「うーーんうーーーん」

生産者の熊谷さん
「なんでそうなるのかな?」

森崎博之リーダー
「なんでこうなるか全然わかんないでしょ!?」

熊谷さん
「分かりました!
 まさしくカーリングのフォームです!」
今年の5月中旬。

あぐり一行は、妹背牛町の水田を訪れ、
モミを直接田んぼに播く、
直播(じかま)き栽培について学びました!
手でバラ播いたり…
道具を使って播いたり…
機械で播いたり…
農業の進化を実感しました!

そこで播いていたのは、
今年デビューの新品種「えみまる」!
稲刈りの季節を迎え、
あの「えみまる」は
果たしてどうなったのでしょうか?!

今回のあぐり王国ネクストは、
妹背牛町の直播き米「えみまる」の稲刈り編です。
森アナ
「妹背牛町に帰ってきました。
 5月中旬以来です!」

森崎リーダー
「しばらくぶりに季節も動いたし
 景色も随分変わりましたねえ」

森アナ「稲が色づいてますねえ」

リーダー「キレイだなあ」

森アナ「今日は稲刈りをさせてもらいます」
森アナ
「稲刈り後は…
 新品種“えみまる”を頂きましょう」
あぐりっこは種まきの回に引き続き、
小学5年生の大村凛太郎(リンタロウ)君と、
同じく5年生、穂苅奈保子(ナオコ)ちゃんです。

リーダー「何のお米か覚えてますか?」

あぐりっこ「えみまる!!」
ナオコ
「そんなに経ってないのに生長が早いと思った!」

リンタロウ
「ちっちゃかったやつが、こんなに大きくなった」
森アナ
「どうですか?二人は稲刈り体験ありますか?」

ナオホ「あります」
リンタロウ「ない…」

リーダー「あるの?いつ?」

ナオホ
「えっと~HBCラジオのイベントで!!」
リーダー「なんか…(笑)」

森アナ「ありがとございま~す!」

リーダー「お越し頂きありがとうございます」

森アナ
「稲刈り体験教室ってね…親子でね!」
森アナ「その時はどうでしたか?」

ナオホ
「すごい楽しくて
 刈る時にスッキリするから気持ちいい!」
森アナ「リンタロウは今回が初めて」

リーダー「できそうですか?」

リンタロウ「いやちょっと心配…自信が…」
リーダー
「森アナとどっちが上手にできると思う?」

よくよく考えるリンタロウ君ですが
サッと自分を指します(笑)。

みんな大爆笑♪(リンタロウは正直だ!)

森アナ
「今回はキレイなままで収録を終えたいと思います」

リーダー「フリに聞こえるんだよなあ」
2人とも「えみまる」のことや、
森アナの残念っぷりを
しっかりと覚えていてくれたようです。

2019年10月26日(土) |  おさらい直播き栽培とは?
ところで、モミを直接田んぼに播く「直播き栽培」。
これは苗を育ててから田んぼに植える移植栽培に比べ、
労働時間と設備経費などが削減されることから、
人手不足解消につながる栽培方法として、
注目されています。
そして、ここ妹背牛町は 
いち早く直播き栽培に取り組み、 
全国的にみても直播き栽培が盛んな地域なのです。
妹背牛町・直播(ちょくはん)研究会の
会長を務める熊谷勝さん。
稲刈り作業の真っ只中、
前回「えみまる」の種まきをした部分を、
特別に残しておいてくださいました。
森アナ
「今こちら収穫期を迎えていますが
 生長過程の様子を二人が6月に取材に
 来てくれているんです!」
6月、あぐりっこの2人は、
生育途中の田んぼを
熊谷さんに案内してもらいました。
その時の様子を、それぞれレポートに
まとめてもらっています。
リーダー「これどうやって作ったの?」

リンタロウ「パソコン!」

森アナ「ええええっっ!」
リーダー
「すごいじゃん!1個ずつ色変えて~!
 じゃあ発表してください!」

2019年10月26日(土) |  あぐりっこレポート発表~リンタロウ君~
リンタロウ
「調査結果は…
 黒田式タコ足播種器でまいた所は
 種まきをした時と同じく、
 均等に生えていました」

リーダー「ふむふむ6月こうだったんだ!」
リンタロウ
「手でまいた所は
 予想通りバラバラに生えてました」

リーダー
「うんうんそうかそうか…」
リンタロウ「それで森アナが転んだ所は…」

リーダー「そこピックアップするの?」

リンタロウ
「やはり大きな穴が開いていて…
 こんな感じ!!」

リーダー
「ああ~生えてないね。ここ!
 それより、これ何て書いてあるの?」

リンタロウ「森アナ穴!」

みんな大爆笑♪♪
リンタロウ
「それで感想は…
 前回から約1か月しか経ってないのに
 こんなに育っていてビックリした!
 収穫するときには、 
 色・長さ、そして森アナの穴が
 どうなっているか見たいです」
リーダー
「もうリンタロウは
 森アナ穴への興味がすごいですね」

森アナ「(笑)そこはいいの…」

リーダー「このイラストはなあに?」
リンタロウ
「森アナが転んだシーン!!」

リーダー「あははははは(笑)」

森アナ「いいーの!もうそれはー!!」

※子供にいじられる森アナ…
ということでリンタロウ君が気になる、
森アナ穴(あな)を確認することに。
リーダー
「さあ歩いてきました。森アナ穴は?」

熊谷さん「株がないところです」

リーダー
「あれ全く株がないです!何も生えてこない…」
リーダー
「ここが…森アナ穴!!」

森アナ
「いいんですよ!強調しなくていいんですよ」
リーダー「ちょっとどんな感じだったんですか?」

さっそく、その場に立ってみると…

森アナ「ピッタリだ…」

と、何気に当時の再現をしていただけだったのですが…
リーダー「どうしたの?」

森アナ開脚したまま戻れません!

リーダー
「何が始まってるの?森アナ!!」

熊谷さん「汚れちゃうよ」

森アナ「今日は…汚れない…」

リーダー「何してんすか!!」

森アナ「何でこんな…」

なんでこうなるのか逆に聞きたい…
完璧な無駄足を踏んだ森アナでした。
リーダー
「リンタロウ見たかった
 森アナ穴みれたけど、どうでした?」

リンタロウ
「いや…あの~~あっちから見た時、
 何もないように見えたけど
 やっぱり大きな穴が開いてた!」

リーダー「これは大きな穴だ」
ナオコ
「何で土硬いのに転ぶんだろう…?」

リーダー「あはははは…思うよね?」

2019年10月26日(土) |  あぐりっこレポート発表~ナオコちゃん~
さて、気を取り直して、
続いてはナオコちゃんのレポートです。

ナオコ
「私は直播(じかま)きの生長と
 移植栽培の違いを調べました」

リーダー「すごいね…」
リーダー「これ何?」

ナオコ
「私が考えたキャラクターです。
 米(こめ)よちゃんです」

リーダー&森アナ「かわいい~♪」
ナオコ
「直播き栽培の場合!
 これが6月23日の様子です。
 一番長いので26センチ!
 田植えから1か月、
 種からこんなに伸びました!」
ナオコ
「土は少し硬くなっていて
 森アナもきっと転ばないはずです!」

リーダー
「ナオコもそれ書いてくれてるね」  
ナオコ
「水も前回より少なくなっていました!」

リーダー「ほおおお」
ナオコ
「移植栽培の場合は、直播きと全然違って
 約35センチでした!」
ナオコ
「一度苗まで生長させてから植えているので
 直播きより大きく生長しています」

リーダー「そうだねえ」
ナオコ
「土はやわらかいので
 ずっと同じ場所に立っていると
 すぐ埋まり抜けなくなります」
リーダー
「あら!じゃあ森アナだと…」

ナオコ「抜けないです!」

即答!!(大爆笑)

森アナ「抜けるよおお」

※あぐりっこの鋭い突っ込みが入ります
ナオコ
「次は米よちゃんが教える
 “米コメ豆知識”です♪」

リーダー&森アナ「かわいい♪」

ナオコ
「直播栽培と移植栽培では根の形が違います!」

リーダー「えええ?何それ?」

ナオコ
「移植栽培では根が下に伸びて、
 直播栽培では根が横に伸びます!」

森アナ「へえ」

リーダー「そうなんですか?」
熊谷さん
「そうですね。
   直播きの場合は、土の表面播きなんです。
 移植栽培は刺して植えますよね。
 そうすると下に伸びていくんですけど、
 表面播き(直播き)の種からは、
 横に伸びる性質の方が強いんです」

リーダー
「ええええ!しっかりと地面との接合が
 ちょっと甘めなんだね…」
熊谷さん
「そうなんです。
 そのために田んぼを硬くする…
 干すという作業が必要なんです」

リーダー
「なるほど!確かに直播きは手軽だけど
 テクニックも必要だと前回習いました。
 こういうこともその1つなんですね」
リーダー
「二人とも素晴らしかったよ!
 リンタロウ、さっきのページ見せて」

早速、森アナ穴のページを開くリンタロウ。

森アナ「このページじゃなくていいんだよ!」

リーダー「あはははは」

森アナ「もっといいページがあります」

あぐりっこ二人とも
素晴らしいレポートでした!ありがとう!

2019年10月26日(土) |  稲刈り体験スタート!
森アナ
「いよいよ稲刈りを体験させて頂きましょう」

さて、いよいよ稲刈り。まずは熊谷さんに、
お手本を見せて頂きます。
熊谷さん
「この棒から“黒田式”と“手播き”に
 分かれています」  
熊谷さん
「黒田式の場合は、
 株になっているので非常に刈りやすい!
 株を持って刈る…」

シャキシャキ

リーダー「いい音だあ」

熊谷さん
「バラ播きの場合は、
 バラバラなので目標を決めて…」
 
ということで、
黒田式タコ足播種器で種まきした部分から、
稲刈りスタート!!
シャキシャキ…

ナオコ
「すごいバサッて刈れて 
 すごく気持ちいい!!」

リンタロウ「すごい気持ちいい!」

リーダー「すごい上手にできたよ」

熊谷さん「やっぱり男の子!チカラありますね」

森アナ「すごい!」

リーダー
「稲刈りをするために生まれた
 【稲刈リンタロウ】!!スゲー上手!」
リーダー「森さんもやってみます?」

森アナ「自信があります!稲刈りはできます」

熊谷さん
「気を付けて下さいよ…
 ここで手を切ったなんていうと…」

リーダー「そうなんです!」

と話しているうちに
勝手に刈り始める森アナ!!

リーダー
「森さん…森さん??
 黙って始めるのヤメテ!!」
森アナ「あははははは!」

リーダー
「何か言いましょうよ。
 カメラさんも慌てて行きましたよ」

森アナ
「全然番組のこと考えてなかった!
 【うまくやりたい!】その一心でした!」

リーダー「レポーターとしてあり得ないですよ」

あぐり王国はこう見えて10年以上続いてきた、
由緒ある農業番組なんです。ということで…
リーダー「じゃあ刈るよ…」

ザザザザザー(一気に刈る!!)

森アナ「うわははははは」

リンタロウ「すごっ!」

リーダー「まだまだやるよ」

ザザザザザー
リーダー
「よいしょ~~!
 今年も豊作です!!」

森アナ「ミスターコンバイン!」

リーダー「いえええ~い!!」

さすがのミスターコンバインです。

リーダー「まあこんなもんだ!」
このあと刈りやすい部分は
あぐりっこと森アナ、
刈りにくい部分は、
熊谷さんとリーダーという風に手分けをして、
ひたすら刈ること、およそ30分―
なんとか無事に刈り終えました。
リーダー「終わりました!」

ナオコ「疲れた…」

リーダー
「ここから大事な大事な
 刈り落としたのを拾っていきます」
リーダー
「こういう落穂を拾うのは
 僕は…東川町で米農家だったから
 じいちゃんばあちゃんが刈った後、
 落穂を拾うのが私の役割…」
リーダー
「って誰か聞いてます?私の話!!!」

熊谷さん「わっはっはっは」

リーダー「誰も聞いてない!!」

2019年10月26日(土) |  昔と今の違いを体験してみて…
こうして、丁寧に落穂も拾い終え…

リーダー
「ざーっと刈って、ここまでやりました」
ナオコ
「刈る時にガリッという感覚がスッキリして
 1つ1つのお米の大切さも
 最後に落穂を拾って思いました」

リーダー「そうだよね」
リンタロウ
「何本もやっていくと大変で
 昔の人はこういうやり方…
 今みたいな機械がないから
 手刈りですごい大変だったんだなと思った」
リーダー
「横で見ていて森さんの稲刈りはどうだった?」

リンタロウ
「こんなに簡単にできるのに
 何でできないの…??」

リーダー「わははははは」
このあと千歯扱き(せんばこき)という道具を使って、
昔ながらの脱穀を体験させてもらいました。
千歯扱きは、江戸時代に発明され、
昭和まで使われていたという、
長きにわたり、日本の農業を支えてきた道具です。
そんな、あぐりメンバーが手作業で体験した、
稲刈りと脱穀は
今は機械で同時に行っています。

ナオコ「すっごい!」
森アナ「はやい!」

リーダー「スピードが全然違うもんね」
リンタロウ
「手でやるより何倍も早くて
 機械ができて良かったなって思う」
ナオコ
「一気にできて全然ラクだなと思いました!」
リーダー
「刈るだけじゃない!
 千歯扱きの作業も中でやっているんだよ!」

リンタロウ「すごい…」

熊谷さん
「規模が大きくなって
 生産者も機械を買うのは高くて大変…」
熊谷さん
「機械設備に投資しなければいけないのが
 なかなか大変ですね…」
じゃじゃん、もんすけです!
今、北海道では、就農人口が減りながらも、
農地全体の面積を減らさないように、
生産者1戸あたりの営農規模が
大きくなる傾向にあります。

そんな中、
妹背牛町では生産者の負担を減らすために、
水田1枚あたりの面積を広くしたんだって!
どういうことなのか、もせうし町土地改良センターの
佐々木さんにお話を聞いてみたよ!

もせうし町土地改良センター
事務局長 佐々木新一さん
「やはり規模を大きくすることによって
 機械の効率が非常に上がっていく。
 長方形に長い田んぼになりますから
 ターンが少なくなって効率が良いということと
 水管理も草刈りもラクになったと言えます」

水田1枚ずつの面積を広くしたことで、
およそ25%も生産費用が削減されたんだって~
これからも、たくさんお米を作ってほしいし、
お米を作る人が新しく増えるといいな!

2019年10月26日(土) |  えみまるをいただきま~す♪
森アナ
「私達の前にはつやつやと輝く
 えみまるのおにぎりが!」

リーダー「いただきます」

森アナ「まだです!」
作っていただいたのは
JA北いぶき女性部妹背牛支部の栗原明美さんです。
「よろしくお願いします!」
栗原さん
「塩おにぎりなのでお米の味がすると思います!」

リーダー
「田植えから稲刈り、脱穀まで体験しました。
 お米にはたくさんの手間がかかっているのが
 分かりました。その分、感謝もこもりますね。
 しっかりいただきましょう!」

いただきま~す!
ナオコ
「おいしい!」
ナオコ
「なんかすごいモッチリしてて美味しい♪」
 
リンタロウ
「すごい!おいしい」

リーダー
「早い!口に入れた瞬間に感想がでますね」

リンタロウ
「普通のお米よりモチモチしてて
 すごい美味しい!」
リーダー
「今年デビューのえみまる!いただきます…
 ななな…なまらうまい!
 すごい!粘りと同時にあまみが芳醇に広がる!
 うまいわあ~~」

森アナ「モチモチですね!おいしい~」
じゃじゃん、またまたもんすけです!
あぐりメンバー大絶賛の新品種、えみまる!
ボクたち消費者は、いつ食べられるのかな?
ホクレンの熊谷さんに聞いてみたよ!

ホクレン 米殻事業本部 熊谷和也さん
「まだまだ今年出てきた新品種ですので
 現状市販用でどこかで販売する…
 という話にはなっておりませんが、
 いずれにしても今年の食味を踏まえて
 この先、市販用や業務用も含めて
 幅広い需要を確保できるように
 可能性を探っていきたいと思っています」
えみまるの種まきから稲刈りを体験して…

リンタロウ
「いつも普通に食べられると思っていたお米が
 昔は苦労していて、今も機械が開発されていて
 苦労とか努力があって、
 お米が食べられていると知って…
 感謝しなきゃなと思った!」

ナオコ
「1つ1つ植える移植栽培と直播きを学んで
 高齢化とか働く人の減少対策に
 直播き栽培をもっと全国に増やしてほしいと思った」
栗原さん
「ぜひ色んな所に広めていただいて
 【えみまる】を北海道一の米にしてもらいたい!」
リーダー
「今年デビューのえみまるは
 間違いなくエース級の食味までいってる!
 直播き米に早く取り組んだ妹背牛町が
 北海道米をリードしていくんじゃないかと思う」
熊谷さん
「北海道は特に規模が大きいので
 省力化を取り入れていかなければ
 水稲の規模拡大ができないという
 壁にぶつかっていますので、
 どんどん直播きの栽培を確立した
 つくり方にしていかなければと思います」
 
リーダー
「ぜひ妹背牛町の技術をどんどん北海道に広めて
 この【えみまる】という新品種を
 みんなにPRしていってほしいなと思います。
 ありがとうございました!」
みなさん、こんにちは!
今日は、農業を始めたい人に向けた
イベントのお知らせだよ

明日27日(日)に、北海道自治労会館で、
「北海道新規就農フェア」が開催されます。

農業を仕事にしたい!という人への相談会で、
道内46市町村から農業関係者が集まり、
それぞれのブースで、
新規就農のアドバイスをしてくれるよ~
入場無料だから興味のある人は行ってみてね!

【北海道新規就農フェア】
日時:10月27日(日)10:00~16:00
場所:北海道自治労会館5階
問い合わせ:℡011-271-2255

---------------------------------- 
10月19日のクイズ
「今回取材した日本一のタマネギ産地は、
 どこだったかな?!」

正解は「北見市」でした。

2019年10月19日(土) |  ♯543 北見市・玉ねぎ編
火を通した時の甘みと、とろけるような口触り。
生で食べる時の程よい辛みとシャキシャキの食感…。
隠し味として使う時の旨みやコクは、
もはや隠し切れない…。
国内生産量の6割を北海道が占める、
美味しすぎる野菜「タマネギ」!

今回のあぐり王国ネクストは、
北見のタマネギに注目!
森結有花アナウンサー
「北見市にやってきました」

森崎博之リーダー
「すごいな~笑っちゃうような畑!
 毎週毎週みてますけどね、
 ここにくる道すがらもねスゴカッタ!
 とにかくタマネギです!」
森崎リーダー「全国のタマネギの20%が北見産!」

森アナ「すごい!!」

リーダー
「すごいでしょ。しかも北見には
 色んな作物ありますけど
 そのうち49%…ほぼ半分が…」
リーダー「タマネギです!!」

森アナ「あははは!決まりました」

リーダー
「こうやって見えてても
 半分くらいは玉ネギ畑になりますね。
 いま収穫適期ですから景色がタマネギ!」  
森アナ
「主力品種が収穫を迎えたということもあり
 たくさんのタマネギが集まる
 国内最大級の選果場が稼働を始めたそうです!」  
では一緒に学ぶあぐりっこです!

あぐりっこは元気ハツラツな小学6年、
宮田詠子(エイコ)ちゃんと、
お姉さんキャラの同じく6年生、
菱谷彩純(アズミ)ちゃんの2人です。
リーダー「どうやって食べるのが好き?」

エイコ
「スープにしたりスパイスカレーに
 入れるのが好き!」

リーダー
「スパイスカレー作ったことあるの?」

エイコ「はい!」

リーダー
「すんごいタマネギ切ったしょ!泣いた?」

エイコ「泣きました…」
リーダー
「何でスパイスカレー作ろうと思ったの?」

エイコ
「お母さんがスパイスが好きだから
 夏休みの自由研究に作った!」

森アナ「すご~い」
アズミ
「バーベキューや焼き肉の時に食べたり
 あとお漬物で食べたりしました!」

リーダー「タマネギの漬物?」

アズミ
「タマネギを丸々漬けてるのを買ってきて
 すごい美味しかった」
リーダー
「アズミもみじん切りしたことある?」

アズミ「ある…泣いた…(笑)」

リーダー
「泣くよなあ。  でも元気なタマネギの証しなんです」

森アナ「そのタマネギを学んでいきましょう」

ということで、早速、タマネギ畑へ―

2019年10月19日(土) |  タマネギの栽培スケジュール
森アナ
「生産者の加藤さんです。宜しくお願いします」

加藤英樹さんに北見のタマネギを
詳しく教えて頂きます。
リーダー「見て…畑!!」

アズミ「すごい量が植えてある…」
リーダー「どうなってる?」

エイコ「土の上に出てる」

リーダー「上の葉っぱとかどうなってる?」

エイコ「枯れてるのかな?」
リーダー
「枯れてしおれて倒れているね。
 今はどういう状況ですか?」

加藤さん
「収穫する段階に入っています」
加藤さん
「根切りという作業が終わっています。
 土の中に刃をくぐらせて
 タマネギの根っこを切ってしまうんですね」

リーダー
「土ごとカッター入れて切っちゃうの!」

あぐりっこ「えっ?すごい!」  
加藤さん
「(根を切ると)葉が枯れてきます。
 食べる部分は最初は白っぽい色だけど
 だんだん茶色っぽい色がついてきます。
 それと同時に首が本当は太いんだけど
 根っこを切ると首がだんだん締まってくる!
 それが収穫できるサインなんです!」
森アナ「わざわざ根を切るのはどうして?」

加藤さん
「収穫するタイミングを均一にするのと
 品質を均一にするためが1番です」

リーダー
「一定の生長にするための
 農家さんのひと手間ふた手間!
 農家さんの努力ですよ!これは」
この畑のタマネギ「北もみじ2000」という品種の
栽培スケジュールはこちら。
まだまだ寒い2月にビニールハウスでの
種まきと育苗が始まります。

加藤さん
「種まきが終わって発芽してから
 水をかけたり適正な温度管理をして
 苗ができます」
リーダー
「ここが大変な作業ですよね。
 赤ちゃんを大事に育てているイメージ」

加藤さん
「1日も手を抜くことができない。
 管理を怠ると温度が高すぎて
 苗が焼けてしまうこともあるので
 気をつかいながら管理してます」
森アナ「そして4月に定植です!」

加藤さん
「4月20日以降です。
 肥料をまいた後に苗を畑にもってきて
 移植機にセットしながら植えていきます」
春から夏にかけて植えた苗が
スクスクと育っていきます。
やがて一定の大きさになると茎が倒れ始めます。
その倒れ具合や天候を見計らって、 
根を切る作業を行い、収穫に至ります。

2019年10月19日(土) |  タマネギうんちく炸裂!
ではタマネギを手に取ってみよう。

エイコ「重い…」

リーダー「なんか収穫っていうより…」

エイコ「とるだけ!(笑)」

リーダー「立派だね。パンパン!」

アズミ「ちぎれそう!」

そんな丸々と実ったタマネギの断面を
見せて頂くことに…
シャキッ!!

リーダー「しっかりしてる!美しい!」

とここで…
知って自慢しよう!タマネギうんちく♪
リーダー
「タマネギって植物のどの部分を食べているか、
 分かりますか?」

エイコ「根??」

アズミ「茎(クキ)?」

リーダー
「残念!実は“葉っぱ”なんですよ。
“葉鞘(ようしょう)”と言うんですけど、
 葉っぱの肥大化した一部を食べてます」
リーダー
「ちなみにジャガイモは根っこじゃなくて、 
 あれは茎(クキ)なんです。
 塊茎(カイケイ)といって、
 茎が肥大化したものを食べてます」

エイコ「知らなかった…」
森アナ「リーダー楽しそうですねえ」

リーダー
「ほいじゃまなたな~!」

森アナ
「うんちくおじさん。
 ありがとう~さようなら~」

リーダー「また呼んでくれな」 
さて根を切ってから、およそ1週間から10日後。
天気が良く、畑が乾燥した日に
オニオンピッカーという機械で
タマネギの収穫が行われます。
さっそくあぐり一行乗ってみます!

リーダー「でっかい!」

エイコ「めちゃでかい!」

森アナ
「後ろにコンテナがあって積まれていく!」

加藤さん
「(これ一杯で)
 コンテナの重さも込みで
 約1トン300キロあります」
エイコ「すごい!もう溢れそう」

アズミ「こんな短時間で…」

リーダー「もういっぱいです!」

森アナ「山盛りですよコンテナに!」
加藤さんの畑は、タマネギだけで14ヘクタール。
札幌ドームおよそ3個分の広さ。
1日でコンテナ50基分くらいの収穫が行われます。
アズミ
「短い距離なのにコンテナに満杯まで
 タマネギが入るってすごい!」

エイコ
「こんな大きいコンテナにたくさん入るなんて
 知らなかった!」

リーダー
「これまで大規模農業見てきてますが
 中でも大規模だよね」

森アナ
「北海道1、日本1のタマネギ産地ならでは!」
収穫したタマネギは
機械で茎などを落としてから、
再びコンテナに詰め、
その状態で3週間ほど自然乾燥させます。
リーダー
「タマネギは乾かすとどうなるんですか?」

加藤さん
「タマネギの外側の皮…
 私たちは“鬼皮”って言ってますが、
 この川が触っただけでパラパラ落ちるようになる。
 そこまで乾燥させるのを目標にしてます」

森アナ
「タマネギって手間のかかる作物なんだなあ」

リーダー
「日本最大の産地でありますが
 それゆえに手間がかかるなあ」
加藤さん
「我々タマネギ生産者、思いは1つ。
 消費者にどこの産地よりも
 JAきたみらいのタマネギを手に取ってもらえるような
 品質にこだわったタマネギ作りを第一に考え、
 まだまだ全国のトップレベルの品質に
 達していない…と我々は思ってますので
 さらに邁進して、もっと良品質になるように
 頑張っていくつもりです」

リーダー
「産地にあぐらをかかず
 次の目標をかかげ
 みんなで一丸となって進んでいる…
 消費者みんなでお礼を言いたいですね」



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