突然ですが問題です!! 日本の野菜生産量ナンバーワンはダイコン。 では、第2位の野菜とは一体何でしょうか?
日本の野菜生産量第2位の野菜! それは、キャベツなんです! ただし!ダイコンは4割近くが加工用になるので、 青果として出回る量はだんぜんトップ!
松坂「今回私たちは、旭川から北へ36キロにあります 和寒町へやってきましたよ!」
森崎「う~ん。名前の通り、さむ~~~!! 辺り一面真っ白だし、農業してないでしょ・・・」
松坂「いえいえ真冬でも和寒の畑は大忙しなのです。 フードマイスターのリーダーはご存じのはず!」
森崎「実は知っております。えっとーーーーーキャベツ!」
体をはった派手なアクションを披露・・・
緑色にうっすら雪・・・ 森崎「これ ちょっと 越冬キャベツっぽくない!?」
松坂「実はですねぇ、今回は生産者を訪ねる前に 和寒の小学校へ行きます!! 和寒小学校では3年生になると、 越冬キャベツの農業体験実習を行うそうです。 そして今日、そのまとめの授業が行われるということで 私たちもお邪魔して、教えてもらいましょう!」
3年生の担任・柞山(ほうさやま)先生 「それではみなさん、拍手で迎えてください。 あぐり王国のみなさんです!!」
森崎 「ボクがあぐり王国北海道というテレビ番組のリーダー、 森崎博之です!!!」
パチパチパチ~
和寒小学校は札幌の小学校より1週間も早く 3学期が始まっていました! そのため札幌の小学生が 和寒の小学生のみなさんの授業を見学するという とても珍しいシチュエーションになったのです。
柞山先生「はい。和寒小ではJAや農村塾の方の協力のもと 3年生になると種植えから収穫までの 一連の流れを体験する学習を行っているのです。」
森崎「それは素晴らしい取り組みですね。」
キーンコーン♪ カーンコーン♪ 和寒小3年生による
”キャベツ博” 開催です!! あぐりっこたちは緊張の面持ち・・・
発表は班ごと。 写真や模型を使って 分かりやすく説明してくれました。
河野「この2つは似たような写真ですね?」
11月にキャベツを収穫。 その上に雪が降り積もり、 雪の下から掘り出すことで 越冬キャベツが完成することが分かりました。
じゃ~ん!もんすけです!! 日本にキャベツが伝わったのは江戸時代!
でも、この時は観賞用として育てられ、現在のように 食用になったのは明治時代に入ってからなんだよ!!
古代ギリシャでは薬草して使われるなどキャベツは 栄養価も優れています!!
天使大学 荒川先生 「キャベツは独特の風味がありますが これは硫化化合物によるものです。
「その他にアミノ酸!これは越冬すると増えます。 辛みが減って甘みが増すことになるのです。」
もんすけ 「ビタミンを失わせないタメには生で食べるのが一番! 加熱調理する場合は煮汁もいただけるロールキャベツなどが おすすめ!ぜひ試して見てね!!」
和寒小の皆さんの 学習発表が続きます!
キャベツの種に栄養分がコーティングされて 白い粒になっています。
そして道具が登場! その名もペリカン。
河野「グワァ グワァ♪ グワァ グワァ♪」
松坂「それではこれから和寒小学校3年生のみんなと一緒に 越冬キャベツの収穫体験にいきますよ~~!」
森崎「いいぞ~!」
こうして小学校を出発した一行は 一路、生産者のもとへ!
森崎「和寒の小学生には負けないぞ~~」
あぐりっこ「お~~~ッ」
気合い十分です。
森崎 「うわぁ~!真っ白・・・畑はどこですか?」
キャベツ部会長 荒井さん 「こんにちは!たぶんココが畑です」
森崎 「北海道ならどこでも越冬キャベツを作れますか?」
荒井さん 「いえいえ そうはいきません。和寒で成功したのは この雪のおかげです。」
森崎 「フワフワだ~。」
荒井さん 「空気をたっぷり含んだ軽くてフワフワの雪が キャベツを包む断熱材になってくれんですよ。 たぶん札幌の雪では難しいでしょうね~。」
まずは重機で積もった雪を取り除きます。
荒井さん 「おそらくこの辺にあるはずですよ。 いいですか~」
一同「あっ~~~あった!あった!」
森崎「ほんとだ 凍ってないですね!」
河野「ほんまや」
もんすけ 「昭和43年。野菜の値段が暴落!
「ところが春になり雪の下から出てきたキャベツは 青々としていました!!
和寒の越冬キャベツには特徴の違う2品種あるそうです。 湖月(こげつ)と冬駒(ふゆこま)
そして いよいよ 全員での掘り出し体験開始!!
和寒小の皆さんは12月にも一度体験をしていますが その時は、まだ雪が少なくキャベツの頭が見えている状態での 収穫作業だったそうです。
なので、みんな本当に楽しそうに キャベツ探しをしていました。
和寒小学校のみんなと別れ、 一行が向かったのは町内で創作和食を提供する店、 「冬音(とうね)」さん。
=お店情報= 北海道上川郡和寒町字西町 TEL:0165-32-6505 営業時間:17:00~24:00 (ラストオーダー 23:30) 定休:月曜日
森崎 「どれどれ・・・キャベツだ・・・」
店主 窪田さん 「粉にしたキャベツを混ぜ込んでいるんですよ。」
こうだい君「 ふしぎ 」
そしてもう1品!冬音さんの窪田さんに簡単料理! 「越冬キャベツのキッシュ風」を教えてもらいました!!
(1)キャベツは大きめのざく切りにし、 葉と芯を太目の千切りにします。
(3)ボウルに卵を割り、生クリーム、牛乳、 塩を加えて泡だて器で混ぜ合わせます。
(4) (3)を(2)のキャベツの皿に流し入れ、
(5) (4)の上に大きめのキャベツの葉をのせます。
(6) そして最後に、180度のオーブンで40分ほど焼き上げると・・・
超カンタン! 「越冬キャベツのキャッシュ風」が完成~~~!