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2010年07月10日(土) | ♯102 元気野菜ブロッコリーは収穫出荷も大変!
>>

2010年07月10日(土) |  ♯102 元気野菜ブロッコリーは収穫出荷も大変!

森崎
「こんにちは~あぐり王国です!」

佐々木
「キレイな花時計…」

森崎
「音更の花時計有名ですね!
 今日は帯広のお隣、
 十勝地方の音更町にきました!」

佐々木
「今日の野菜ですが…
 キャベツが親(先祖が同じ)の野菜です」

さて今回取材する野菜とは?
ヒントはコチラ!原産地はヨーロッパ。
ビタミン・カロテンが豊富で、
キャベツや青汁で有名な
ケールと先祖が同じと言われてます。
平成の急上昇人気野菜で
実でも葉でもない
ある珍しい部分を食べているんですが
みんなわかったかな?

あぐりっこ
「レタス?ニンニク?」

森崎
「うーん近い!
 ちょっとマヨネーズを
 つけたりしてね!」

しんのすけ君
「多分なんだけど…
 
 ブロッ…… 」 

タランタッタッタッ
タランタッタッ タン

タラララランラン ラララン…

森崎
わー花時計、鳴った~!!
 これ正解なんじゃない??
 しんのすけ、
 何て言おうとしたの?」

しんのすけ君
「多分だけど…
 ブロッコリー?」
森崎
「正解~~!!」
正解は栄養たっぷりの
緑黄色野菜「ブロッコリー」。
こちら音更町では30年ほど前から
栽培が盛んに行われているのです。

森崎
「では今日はみんなで
 ブロッコリーをがんばって
 取材しよう!お~~」

一同「お~~!」

森崎
「あれ?」

森崎
「河野くんは?いないね」

佐々木
「まあ、あぐりっこ隊もいますし…」

森崎
イイッか!!
 じゃあ畑に行きましょう!」


2010年07月10日(土) |  朝4時からも?早朝収穫に一同びっくり!
一行が訪れた音更町木野地区は
昼夜の温度差が大きく
ブロッコリーが美味しく
育つのに適した気候。 
一体どのように育てられているのでしょうか!
そして河野はどこにいるのかな~?

ブロッコリー生産者の
大塚さんの畑に行って見ると…

一同「こんにちは~」

謎の男
「テレビが来ましたね!」

森崎
「みなさん休憩なさってる?」

謎の男
「今日暑くて全然作業進まないから…」

森崎
「あれ?
  
 河野くん??」
河野
「わかるでしょ!
   
  だいぶ早くに!」
実は河野、
早朝6時にひと足早く
大塚さんの畑にお邪魔して
収穫のお手伝いをしてたんです。

…というのも
ブロッコリーの収穫は
気温が上がらないうちに
行わないといけないのです!

森崎
「なんでそんなに朝早いんですか?」

ブロッコリー生産者
大塚 善徳さん
「気温が上がってくると
 しおれてしまうんです。
 それで朝早い時間から
 収穫をするんです。これ基本!
 量が多いときは…
 朝4時ぐらいから6~7時間
 作業しているんですよ」

あぐりっこ
「すご~い。大変」

森崎
「どうなったら収穫適期なんですか?」

大塚さん
「一升瓶の底と同じ大きさになれば
 収穫適期ですね。
 10.5~11cmをメドにして収穫します」

実はブロッコリーの
この部分は「花蕾(からい)」と
言って花のつぼみ。
一房におよそ3万個もあると
言われています。
ちなみに収穫せずに成長すると
このような黄色い花が咲くんです。

2010年07月10日(土) |  スピードが命!鮮度を保つ冷たい秘密!

収穫のお手本を見せてもらいましょう。

大塚さん
「普通の包丁を使いますよ。
 まずは茎を切ります。
 そして余分な枝を切り落として、
 最後に残した枝の頭を
 切りそろえます。」

佐々木
「すばやい!」

大塚さん
「このぐらい早くやらないと時間かかってね…」

森崎
「間に合わないんだ!」

河野
「スゴイ技でしょ!」

河野
「師匠は切り落としながら
 次に収穫するモノを
 すでに見つけているんです」

大塚さん
「枝を払いながら次のを(チラッ)」

森崎
「チラッと!見たよ!次見たよ」

河野
「これぐらい収穫を早くしなければ
 いけないんですね」

大塚さんがブロッコリーを
収穫するのにかかる時間は、
一つたったの6秒!  
まさに達人!!
スピーディーな収穫の理由、
それは日光を当てたくないからなんです。
日光が当てると
ブロッコリーは光合成をし
「成長しよう!」と熱を発してしまうのです。
つまり鮮度を保つためには、
日光があまり長い時間当たっていない
早朝から収穫することが重要だったのです。

大塚さん
「多いときは家族3~4人で
 3600から4000個を収穫しますよ」

じゃ~ん! もんすけです!
音更町木野地区は
ブロッコリーの一大産地!
年間の収穫量はなんと1400トン。
全道でもトップクラスなんだって!
鮮度が命のブロッコリーは
どうやって出荷されているのかな?

JA木野
清水 善教さん
「JA木野では昭和50年代ごろから
 涼しい気候を活かした
 ブロッコリー栽培を進めてきました。
 
 JA木野のブロッコリー選果場では
 JAおとふけ・JA士幌町・JA木野の
 3JAでおいしさを保つための
 ルールをつくり出荷しています。
 朝とれたブロッコリーは
 コチラの予冷庫で冷やします。
 夏場のブロッコリーは
 特に痛みやいので鮮度を保つため
 一度冷やすんです。
 
 その後、選果場に運び
 クキの長さをそろえたり
 余分な葉を落とし
 形を整えたりしながら
 発泡スチロールに詰めます。
 ブロッコリーは鮮度劣化を少しでも
 少なくするために
 フレーク状の氷を詰め、
 温度を下げた状態で輸送します。
 こうすることで
 美味しい状態が保たれるのです」

こうして氷詰めされた
ブロッコリーは主に本州に出荷!
地元のスーパー「ハピオ木野」でも
販売されていて、
とっても人気なんだって!

■ハピオ木野
 住所:音更町木野大通西7丁目1
 電話:0155-31-2141


2010年07月10日(土) |  ブロッコリーの色白兄弟とは…?

早速あぐりっこ隊も
ブロッコリー収穫に初挑戦!

イツキちゃん
「サクッて音がイイし
 楽しかった!」

佐々木
「収穫までどのくらいの日数ですか?」

大塚さん
「まずハウスの中で苗を
 約1ヵ月間育苗します。
 それから畑に苗を定植して約2カ月。
 なので種をまいてから
 約3カ月かかります」

森崎
「愛おしい…(ジーン)」

河野
「今日はブロッコリーの
 勉強をしましたけど、
 大塚さんはブロッコリーだけでは
 ありません!
 ブロッコリーの兄弟分も育てています」

アヤナちゃん
「わかった!カリフラワー!」

森崎
「正解!!」

ブロッコリーを学んだ一行。
続いてはブロッコリーの
兄弟ともいえる野菜「カリフラワー」を
見学に行きました。
ところがみんな
葉っぱに覆われていました。

森崎
「朝寝坊をして布団をかぶっている
 子供みたいだね」

佐々木
「ちょっと開いてみようか!」

 

葉を広げてみると…

一同「真っ白~~!」

河野
「守られて守られてこの色ですね」

佐々木
「メレンゲみたい!」

大塚さん
「わざと葉っぱを折って
 隠しているんですよ。
 日光が当たると変色して
 黄色く色がついてしまうんです。
 (右側が日光の当たったカリフラワー)」

カリフワラーは水分や気候条件に
とてもデリケート。
全体の7割程度しか出荷できない
栽培が難しい野菜なのです。

せっかくなので
茹でたブロッコリーとカリフラワーを
試食させていただきました!

あぐりっこ
「おいしい!」「オイシイ!」

あぐりっこも大絶賛!

じゃーーん、もんすけです!
日光をたっぷり浴びて育ったブロッコリーと
日光をさえぎって育てたカリフラワー。
栄養に違いはあるのかな?

天使大学 看護栄養学部
荒川 義人教授
「ともにビタミンCが多いです。
 ブロッコリーは緑の部分に
 カロテンを多く含みます。」

なるほど~!
緑黄色野菜のブロッコリーは
抗酸化作用が期待できる
ベータカロテンが豊富なんだね!


2010年07月10日(土) |  ブロッコリーを丸々食べちゃうレシピ!

ブロッコリーとカリフラワーを使った
美味しい料理を作ろう!
ということで、
訪れたのは地元の人気直売所
「きのっ子ファーマーズ」。
とれたて新鮮野菜がいっぱいのこちらで
ジャガイモと卵をゲット!
一体どんな料理を作るのかな~?

■きのっ子ファーマーズ
 住所:音更町木野大通西6丁目1
             ハピオガーデン内
 電話:0155-31-1889

教えてもらうのは
ブロッコリーとカリフラワーを
たっぷり使った女性部特製
「変わりオムレツ」!
ジャガイモが入る
具だくさんオムレツです!!

JA木野女性部 増田さん
「クキが意外においしいんです」

※詳しい内容はレシピコーナーへ

材料を混ぜて
熱したフライパンに投入!

森崎
「ナイス〝ジュー〟!」

おいしい音に期待が膨らむ!
とその時…

増田さん
「クキ混ぜるの…忘れました!」

森崎
忘れた?ブロッコリー?」

お三方声を合わせて・・・
「ハイ…」

思わぬアクシデント発生!

卵液にクキを混ぜておく
予定のはずでしたが、
ここで急きょクキを投入することに!

森崎
「ココに忘れていたブロッコリー入れます!」

※詳しい内容はレシピコーナーへ!

両面をこんがり焼いて
出来上がりましたが…

森崎
「コレは・・・どうなんですか?」

貞広さん
「これは… 
 美人じゃないですね~~」

ところが切って
お皿に盛り付けてみると…

森崎
「結果、超うまそう!」

早速頂いてみると・・・

しんのすけ君
「スゴクうまい!」

イツキちゃん
「おいしすぎて言葉がでない!」

河野
「お三方これ以上ないってぐらい笑顔!」

※この他にもブロッコリーの酢味噌和えを
 ご紹介頂きました。詳しい内容はレシピコーナーへ。

佐々木祐花の週刊あぐりNEWS!

こんにちは!
週刊あぐりNEWSの時間です。

まずはJAたきかわから
そばの体験学習の話題です。

先月16日、
滝川市内の江部乙小学校
5年生の児童たちが
空知地方の特産品
「そば」の栽培体験学習に
取り組みました。
この日はJAたきかわ青年部の指導のもと
そばの種まき作業を実施。
児童たちはクワを使った
昔ながらの農作業に悪戦苦闘しながらも
初めての体験に夢中になったようです。
その後、青年部が機械を使った
種まきを実演した所、
機械の大きさや作業の早際に
驚いた様子で見学していました。
 
秋には収穫、
そして冬にはそば打ちや試食会も
予定されているそうなので
豊作になるといいですね!

続いてはコチラ。
JA根室地区青年部連絡協議会から
大迫力の収穫の映像が届きました。

道東・JA計根別(けねべつ)の
鈴木直良さんの牧場では
いま、今年最初の牧草「一番牧草」の
収穫が最盛期を迎えています。

牛のエサとなる牧草は
年に2~3回収穫しますが
この時期の牧草が
最も栄養価が高いんだそうです。

今年は春先の気温が低く
生育が遅れていましたが
6月に入り天候が回復したため
無事栄養満点の牧草を
収穫することができました。

収穫した牧草は秋からエサとして
牛に与えられますが
鈴木さんは
「安心安全な生乳生産が出来そうだ」と
微笑んでいました。

良い一番牧草が取れて
牛さんたちも大喜びでしょうね。
根室地方もこの夏は
暑い日が多いようですが
酪農家のみなさん!
私たちにおいしいミルクを
届けてくださいね!それではまた来週!




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