河野 「さあ今年最初のテーマは何ですか?」
佐々木 「おいしく食べるために 大切なことを学んでいきます!」
森崎 「何だろう!」
河野 「気になる!」
新年最初のテーマを勉強しに 一行はとある場所へと移動してきました。
その場所とは…
森崎 「ドレスアップさせていただきました! あぐり王国ではかつてない格好です」
河野 「あぐりっこも可愛い」
森崎 「すごい場所に来ましたよ! コチラです、どうぞ!」
訪れたのは街の中心部に立つ 札幌プリンスホテル。 地上107メートルの最上階には、 360度の絶景が楽しめる 本格フレンチレストランもあるのです。
こちらで学ぶのは?
【札幌プリンスホテル】 住所:札幌市中央区南2条西11丁目 電話:011-241-1111
佐々木 「ズバリ、マナーです」
河野 「マナーを学ぶ!?」
ココからはマナー教室の講師も務める ソムリエの尾池さんに教えていただきます。
一番最初は「座るマナー」です。
森崎 「座るマナーって何? わからないな…」
尾池さん 「基本的には 左から入って左から出る、 というのが座り方になります」
さらにテーブルと体の距離は こぶし一つ分。 姿勢を正し、食事をこぼさないようにする 大切なポイントなのです。
マナー講座、まずは飲み物からスタートです。
尾池さん 「今後のあぐり王国のご発展を祈念しまして 乾杯したいと思います。 乾杯! 」
一同 「かんぱ~い」
カチンカチン!
みんな、グラスをお隣さんと 当てて乾杯・・。
ちなみにナプキンを広げるタイミングは、 飲み物や料理のサービスが始まる時。 こちらにも、正しい所作が-
森崎 「ナプキンは二つ折りにして “わ”になった側を手前に置く! 拭くときはナプキンを開いて 裏側で拭くんですって。 そうすると汚れも見えない! これがスマートなマナーなんですって」
佐々木 「合理的ですねえ」
お次はスープです。
尾池さん 「基本的には、並んでいるナイフとフォークの 外側から使っていただきます」
森崎 「みんな恐る恐る食べていますけど!」
ここで尾池さんからクイズが-
尾池さん 「取っ手のついた器に入ったスープを このまま口に運んで、器から直接飲んで イイと思いますか?」
ちょっと緊張気味なあぐりっこは 全員「飲んではダメ」という意見。ところが-
尾池さん 「これは持って飲んで かまいません!」
河野 「えぇ~~ちょっと意外!」
尾池さん 「取っ手のついている食器に関しては 持って飲んでいただいても マナー違反ではありません。 ただオススメはしません。 が、間違っているコトではありません」
安心したのか 直接持って飲みだす河野。
森崎 「こっちのほうが似合いますね!」
尾池さん 「もう一度言いますが オススメはしません!」
河野 「あっ!スミマセン、スミマセン…」
森崎 「正式な使い方ってあるのでしょうか?」
尾池さん 「ライスをフォークの外側に 乗せる方がいますが、 欧米の人に言わせると なんとアクロバット的な食べ方なんだと 非常にヒヤヒヤするんですね。 なのであまり良くないですね」
洋食の最後はお肉料理です。 今回ご用意いただいたのは 鶏モモ肉のソテー、ハニーマスタードソース! 美味しそうですが なんと骨付きなんです。
尾池さん 「ちょっと子供たちには難しいかな…」
尾池さん 「あとは骨にフォークを入れて 削ぐように切っていきます」
森崎 「えぐるような!」
佐々木 「すごい簡単でキレイ!」
尾池さん 「最後に表に返すと 見た目は変わらないですが 骨が抜けた状態になります」
早速みんなもチャレンジ! 上手に出来たところで ゆっくりお食事を楽しみました。
森崎 「こういうマナーってどうして 存在するんでしょうね?」
尾池さん 「マナーを覚えるということよりも 楽しく食事をするために 覚えるのがマナーですね」
森崎 「そうか楽しむためのものね! それを聞くと気持ちがちょっと楽になった」
じゃーん、もんすけです! ナイフとフォークには、 食事の進み具合を知らせる使い方もあるんです。 料理を食べている途中は、 ナイフとフォークはハの字に置きます。
食べ終わったらフォークを上向きにして、 ナイフと揃えて皿の右斜め下に。
こうすることでお店の方が スムーズに対応できるんだね。
佐々木 「さあ続いて我々は 着物と袴に着替えさせてもらいました」
森崎 「さあ次は和食です!すごいトコロに来たぜ」
訪れたのは、日本料理 花城(はなぎ)。 海や山の旬の幸を取り揃える人気のお店です。 先付け・椀物から始まる 美しい器で出される季節の食材。 この美しい和食の頂き方を教えていただくのは、 マナーのスペシャリスト、 椿 武愛子(つばきむつこ)先生です。
【日本料理 花城】 住所:札幌市豊平区豊平4条1丁目1-1 ルネッサンスサッポロホテル 3階 電話:011-814-8711
まずは和食の基本、お箸の扱い方です。
椿さん 「割り箸の折り方からお話します。 割り箸は上下でポンと割ります。 左右で割ってしまうと、両肘がお隣の方に ぶつかってしまうでしょう。 ですので上下に割りましょう」
次は箸置きにおかれたお箸を 持ってみましょう。
椿さん 「最後に右手で箸を持ち直します。 3つの動作で出来ますね」
佐々木 「とってもスマートですね」
しっかりお箸の持ち方も覚えましょう!
椿さん 「薬指で下の箸をおさえます。 人差し指と中指で上の箸を挟んで 動かします」 続いては海や山の旬の素材を 盛り合わせたお料理が登場。
さて美しい食べ方とは?
椿さん 「左手は必ず器に添えてください。 片手で食べるのは犬食いです。 姿勢が悪くなり、ちょっと格好悪いですね。 左手を添えるだけで、 とてもキレイにみえますよ」
続いては、椀盛。 実はふたの開け方にもマナーがあるんです。
椿さん 「左手を器に添えます。 右手でフタの上を持ちましょう。 そして、フタを開けてチョット立てます。 これで汁が器の中に流れますね! 決してフタを振ってはいけませんよ」
続いては上級編、焼き魚を食べ方です。
椿さん 「頭を押えてお魚を3枚おろしにするように・・。 まずは骨の上の部分から 召し上がります。 まずは、こうしてお魚の半身を キレイにいただきます」
さてお魚の裏側はどうするのか?
椿さん 「お魚は裏返しにしてはいけません。 骨の下に箸を入れて、 骨を身から切り離しますよ」
一同 「わーキレイキレイ!」
リーダーもチャレンジ! 背骨だけキレイに取れました!
森崎 「イエーイ! 先生でもこんなコトしたらダメでしょ?」
椿さん 「ハイ!それはダメです」
最後に出てきたのは お吸い物とゴハンとお漬物です。
椿さん 「これは専門用語では 【留椀(とめわん)】と言います。 今までお酒を飲んでいた方に 《いよいよお食事になりますよ》なので 《お酒は止めますよ》という 意味なんですね」
このお食事をいただくときにも マナーがありますよ。
椿さん 「お漬物を食べるとき、 お箸にとって直接、口に運びますね。 そうではなく 必ずワンクッション置いてください。 1度チョットご飯の上にのせましょう」
森崎 「キレイですねえ~」
椿さん 「食事の立ち振る舞いがキレイでしょ。 漬物も見てください!キレイですね。 農家の人がいなかったら、 私達はご飯を食べられない。 何ヶ月もかかってやっと出来たものですね。 だから感謝を込めていただかないと いけないですね」
ヒビキ君 「自分のお皿の持ち方とか 間違っているトコロがあったので これからは気をつけていこうと思います」
河野 「ヒビキは小学3年生であってるよね? シッカリしているなあ」
森崎 「中学3年生なんじゃないか?」
森崎 「家でもお母さんが焼いたサンマを あんなにキレイに食べたら絶対喜ぶぞ!」
椿さん 「うれしいですよね。 今度はタイにしようかな?なんて!」
森崎 「やったね!お母さんってねえ~~」
藤尾仁志の週刊あぐりニュース。
こんにちは! 週刊あぐりニュースの時間です! 今日は子供たちが商品開発に挑戦、 という話題です。
こちらは去年オープンした 「くるるの杜」の調理加工体験室。 集まった親子8組は、 北海道米を使った冷凍ご飯の商品開発に 参加しています。 これまでに商品化を目指す ホクレンの担当者と一緒に 使用する北海道産の素材を決め、 実際に調理をしながら メニューを考案してきました。 今回は、そのメニューを工場で作った 試作品のテスト。 塾や習い事の前に 手軽に美味しくモリモリ食べたくなる、 というコンセプトだけに 子供たちの考えが大切なのです。
映像の中の子供達の意見 「チーズがゴロンと入ってて良かったです」 「卵がおいしそうだなと思いました」 この日は商品化するメニューを1つに決めました。 次はパッケージや商品名、発売価格などを 検討するそうです。
自分の考えた商品がお店に並んでたら うれしいでしょうねぇ。 それではまた来週! 【ホクレン 食と農のふれあいファーム くるるの杜】 住所:北広島市大曲377-1 電話:011-377-8700