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2011年07月02日(土) | ♯150 酪農の町 計根別の担い手育成 編
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2011年07月02日(土) |  ♯150 酪農の町 計根別の担い手育成 編

佐々木
「こんにちは!あぐり王国です!」

森崎
「なんだか霧の中の山に
 文字が見えるんだけど・・・牛!
 あれは自然現象?」

佐々木
「自然現象ではありません。
 ここは牛がいっぱいいる町だから
 町のアツい思いがあの山にも
 託されているんですよ」

佐々木
「ということで
 今回は中標津町の計根別(ケネベツ)地区に
 やって来ました」

森崎
「中標津町は人口よりも
 牛の飼育頭数のほうが多いですよね」

佐々木
「今こちらでは酪農をはじめ、
 牛乳を盛り上げていこうと
 若いチカラ
 パワーアップしているそうなんです」

今回訪れた中標津町の
計根別周辺は大酪農地帯。

ここで若者のパワーが
アップしているとは一体なにか?

若いチカラを調査する前に
まずはJA計根別が管理する
広大な放牧地を訪ねてみました。

JAけねべつ 桜井 昭治さん
400ヘクタールあるんですよね。
 そこに1000頭以上の乳牛
 放牧しています」

桜井さん
「うちの組合員から預かって
 約5ヵ月間飼育して組合員に返すんです」

広大な土地に放牧し、おいしい牧草を
おなかいっぱい食べさせることで
足腰の強い健康な牛に育つんです。

森崎
「こうやってノビノビ育ったら
 良い乳を出してくれると思う!」

佐々木
「ただ…だんだん牛さんに囲まれて・・・
 きちゃうんですね…」

森崎
「あの~~400ヘクタールあるので
 皆さん思い思いに過ごして頂いて!
 どうぞご自由に。
 三々五々で…あとは!」

まずは牛たちに挨拶を済ませた一行。

続いて向かったのは、
未来の酪農家たちの学び舎、
北海道中標津農業高等学校

長年にわたって多くの酪農家を
輩出している中標津町立の
農業専門校で在校生は約70人。
地域に根ざした実践的な
カリキュラムが特徴です。

森崎
「おはよう!」

学生
「おはようございま~す!」

森崎
「あぐり王国だ~~」

学生
「イエーイ!」 (大はしゃぎ♪)


2011年07月02日(土) |  授業に牛の調教??

どんなことを学んでいるのか
詳しく教えてもらいましょう。

生産技術科2年 鎌田 公貴くん
「農業に関するコトを学ぶ学校で
 生産技術科と食品ビジネス科の
 2学科があります」

こちらの学校には学科が二つ。
2年生になったら各学科内で
コースを選択できます。

【生産技術科】には、
家畜管理や経営に関する
知識と技術を学ぶコースと、
野菜・草花の栽培方法や
活用方法を学ぶコース。

【食品ビジネス科】には、
食品製造・衛生管理技術を
中心に学ぶコースと、
製品の流通・販売方法を学べる
コースがあるんです。

鎌田くん
「デイリーコースの実習を
 やっているんですが、
 良かったら見に行きませんか?」

森崎
「何の実習??」

鎌田くん
「牛の調教ですね」

森崎
「牛の調教???」

牛の調教?前代未聞の授業を見学するため、
まずは生産技術科にお邪魔すると-

森崎
「(牛に)光沢感があるねえ~」

佐々木
「すごいツヤツヤした毛並みで
 ピシッとそろっている感じがします」

森崎
「私こういう牛を取材した事があります!
 これって共進会??

生産技術科2年 小川 竜馬くん
「そうです!」

以前、番組でも紹介した
牛の美人コンテスト「共進会」。
スタイルの良さや牛乳の生産性の
高い牛かどうかを競う大会で、
JAけねべつでは毎年大会を開いています。

なんと先日行われたJAけねべつ主催の
「共進会」に小川君はじめ、
このコースの生徒が出場。
100頭以上参加の中、大健闘しました。

森崎
「牛の調教ってどんなコトするの?」

小川くん
首を下げないようにするコトと
 歩く速度を早くならないように
 ゆっくり歩かせるコトをやってます」

共進会で重要なのが
手綱をひく「リードマン」。
歩かせ方によって
スタイルが良くも悪くも見えてしまうので、
日頃からコミニュケーションをとって、
調教しているんです。

藤尾
「見てるとただ歩いているように
 みえるんだけど…」

森崎
大変なんだよ!
 ・・・やってみたら」

では藤尾がリードマンに挑戦です。

さて…牛は一歩も歩いてくれません!
それどころか
藤尾から逃げたがっているようです。

藤尾
「大丈夫だよ!怖くないよ!」
と言いながらも逃げる牛…

冷静な小川くん
「調教してない人がやると
 こうなっちゃうんです

森崎
「全然できる気がしないね。
 ハイ藤尾君、終了!!」

最後に生産技術科で
唯一の女子生徒さんがご登場!

室井 志織さん
「(1人だけ女子で)寂しいですよね・・・
 だけど動物と触れ合えるし。
 牛が優しい…かな!?」

藤尾
「牛が優しいなんて普通の女子高生
 絶対しない表現ですもんね」


2011年07月02日(土) |  のびーるデザートを研究・開発?

続いては町の特産品として
ユニークなスイーツを考案中という
食品ビジネス科の授業にお邪魔しました。

食品ビジネス科2年 河野麻衣佳さん
「今日はシュークリームを作ります」

森崎
「ケーキ屋さんにある
 あのシュークリーム?」

河野さん
「違うんです。
 伸びるシュークリームです」

森崎
「シュークリーーーーーーーーム??」
(のばしてみた)

藤尾
「ええ~言い方?」

河野さん
「違います、全然違います」

のび~るシュークリームとは一体?

まずは学校で絞った牛乳を使って
カスタードクリームを作ります。
そして、ここから・・・

河野さん
「では牛乳クリームを作っていきます!
 牛乳・砂糖と秘密の粉を入れます」

森崎
「秘密の粉ってズバリ何ですか?」

河野さん
「それは・・・言えないです

伸びるシュークリームとは、
クリームが伸びーるシュークリームの事。
一体どんなクリームができるのかな?

河野さん
「では火にかけます。
 とろみが出てくると思います」

リーダーがクリーム作りに挑戦!
その横で同じ学科の小栗翔太くんが
将来の夢を語ってくれました。

小栗くん
「牛乳などを使った料理を作って
 店をやりたいなと思ってます・・・」

と話している途中…

森崎
「一気一気にきた~~」

藤尾
「固まってきた~」

佐々木
「わ~伸びてる~!」

これがのびーるクリーム。
このクリームが誕生した理由とは?

中標津農業高校 青山茂美先生
「中標津町が全国で第3位
 生乳生産量を誇っていまして
 牛乳を使った製品を生徒と一緒に考えて
 “伸びたら面白いんじゃないか”と…」

藤尾
「色々試行錯誤があったんですか?」

青山先生
羅臼町出身の生徒がいまして
 昆布を入れてみたり・・・

 ただちょっと・・・昆布でしたね!

藤尾
「ダシ効きすぎね!」

森崎
「昆布風味のシュークリームはね・・・」

先ほど作ったカスタードクリームに
伸びる牛乳クリームをミックスして、
食品ビジネス科自慢のシュークリーム完成!

森崎
おいしい!プルプル感すごい」

藤尾
「ちょっとを感じる。お餅みたい。
 新しい!これひょっとしたら・・・
 ひょっとしますよね!」

青山先生「そうですか!!」

森崎
「商品開発・企画会議など
 企業がやるようなコトを
 高校生にして体験できるんだね」 

食品ビジネス科2年 林 明日香さん
「せっかく高校でこういうコトを学んでるので
 将来は栄養士とかそういう仕事が
 できればいいなって思っています」

中標津農業高校では
地元のJAなどと連携して、
地域を盛り上げる様々な取り組みを
行っています。

5月には学校で作った加工品の販売や
PRを行う【スプリングフェア】。

秋には収穫祭や乳製品・お肉の販売など、
地元のJAとともに行っています。

さらに地元の酪農家の子供たちの集まり
【Jrホルスタインクラブ】には、
構内の畑で花や野菜を育てたり
一緒に牛と触れ合う機会を
設けたりしているんです。


2011年07月02日(土) |  希望がたくさん!中標津農業高校

続いては「食育学校」という取り組みを体験。

生産技術科1年 
小野尚輝くん 高見隆太くん
「計根別小学校の4年生と一緒に
 農業体験をしています」

藤尾
「高校生が小学生に教えているんだ」

これは高校生が授業で習った知識を
地元の小学生に教え‘農’と‘命’
学んでもらおう!という取り組み。

今回はカボチャの定植を教えていました。

参加した小学生は-「楽しかった!!」

さてお次は中標津農業高校OBと
現役高校生の座談会です。

生産者 中村正博さん
「平成7年なので16年前の卒業生です」

高校生
「生まれた年~~!」

森崎
「ひぇー生まれた年ですって!」

森崎
「平成生まれか??」

高校生
「はい!」

森崎
「信じられない!!」

中村さんは現役の酪農家。 
およそ80ヘクタールもの広い牧場で
220頭もの牛を飼っています。
大先輩にお話を伺ってみましょう。

男子学生
「結婚しているんですか?」

森崎
そこかよ!牛のコトあるだろ」

佐々木
「大事ですからね。聞いてみましょう」

中村さん
「してます!子どもは
 0歳・1歳・3歳・4歳です!
 (酪農は)厳しいと言われますけど
 努力と工夫でまだまだ
 やっていけるんじゃないかと思っています。 
 新しい技術もドンドン出てきていますし!」

最後に学校の商品を用意してもらいました!
なかでも気になるのが…マヨネーズ?

味見をしてみると-
藤尾
「ああっこれは・・・」

森崎
「酸味があってスゴク良いねえ」

さてマヨネーズの中身は何かな?

全員一斉に「ヨーグルト!」

生徒
「子供たちが楽しく食べられる
 学校の製品があまり
 無いんじゃないかってコトで
 見た目も面白く
 食べやすい商品という事から
 吸うヨーグルトを作りました」

森崎
「中標津農業高校に入って
 良かったと思う人?」

生徒全員「はい!」と挙手

藤尾
「全員??
 これってスゴイことじゃないですか」

若者パワーあふれる中標津農業高校。
みんなの夢が叶うように・・・
あぐり一行も応援しています。


2011年07月02日(土) |  あぐりファームリポート
ファリポート

ケイちゃん
「こんにちは。
 あぐりファームリポーターのケイです」

コウノスケ君
「コウノスケです」

ケイちゃん
「今日は頑張ってリポートを
 していきたいと思います」

二人で「頑張るぞ!お~~~!!」

このコーナーでは番組の農園
【あぐりファーム】で育てている
野菜やお米の成長過程を
あぐりリポーターが身をもってお伝えします。

最終目標は4人のリポーターが考えた
オリジナル料理をくるるの杜にある
農村レストランでメニュー化すること!

第1回目のこの日は
先日植えた苗や稲の状況報告。
まずは水田へ!

ケイちゃん「すごい成長してるじゃん!」

くるるの杜 高橋ルミ子さん
「最初は三本植えたよね。今は増えてるよね。
 これは《分げつ》と言って1本の苗から
 次々と新しい茎が生えてくるんです」

分げつは植えた苗がしっかり根を張った証拠。
田植えからおよそ1ヵ月、
苗は三倍にも成長していました。

コウノスケ君
「米の成長力なめちゃいけませんね

ケイちゃん
「ええ。なめてはいけない!」

続いてはハウス。
みんなで植えたトマトもこんなに大きく
育っていました。
しかも小さな実までついていました。

コウノスケ君
「緑色だけど実がある~」

さてキュウリの苗は?

高橋さん
「まだまだ伸びるので
 最初は取ってしまいます。
 この上から伸びたモノが
 食べられるキュウリに育っていきます。
 こうしないと大きくならないので、
 最初のうちは取ってしまいます」

その他、夏野菜の定番ナスや
ピーマンも順調そのもの。
畑で育てている枝豆やジャガイモは、
芽を出し立派な葉っぱを茂らせていました。

お互いの根で支え合い
競争するように三粒づつ植えたトウモロコシは、
一番強そうなもの以外は抜く、
「間引き」をするまでに成長していました。
~ケイちゃんの報告書より~
 今日はたんぼをみにいったあと
 トマトなどの野菜をみにいったよ。
 びっくりしたのが予想以上に成長してた事。
 トマトはもう実がなっていた事。
 今度来たときには、どうなんているか
 すごく楽しみ!とりあえず安心した
~コウノスケ君の報告書より~
 今日はまず田んぼを見にいった。
 植えた時よりも見とれるほど
 大きくなっていた。
 ほかの野菜も同じように
 そだっていて安心した。
 次の時はじゅんちょうにそだっていれば
 いいなっと思った。
 りょうりはまだこうあん中



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