さて野菜当てクイズです
この野菜の花カワイイですねぇ。 表面はゴツゴツしていてトゲがあります。 そして90%以上が水分でみずみずしい。
みんな分かったかな? この野菜の正体とは…
森崎 「想いのギュっとつまったキュウリです!」
とれました~~
今回注目したのは、夏野菜キュウリ! 実は暑さを乗り切るこんな働きも…
そのこだわりについて生産者の 奥山俊二さんに教えていただきましょう。
「こんにちは~」
奥山さんご夫婦「こんにちは~」
森崎 「今は何をしているんですか?」
奥山さん 「定植をしている最中ですね」
森崎 「みんな定植ってわかるかな? 食堂で頼むモノじゃないよ」
佐々木 「キュウリ定食ではないですよ」
ハウスの中にはキュウリの苗が並んでいます。
森崎 「花が咲いてるね~ 黄色いキレイな花ですね。 ここにキュウリがなるんですか?」
奥山さん 「そうですね。 雄花には実がつきませんね。 雌花の下にイボイボのついた 小さなキュウリがついてますね」
森崎 「うわ~かわいい!!」
藤尾 「わりと気持ち悪かったですよ」
森崎 「何言ってんだよ。 オレの子育てはこうだよ!」
定植とは苗をハウスの畑に移し変える、 引越しのようなもの。
マルチで覆われた畑の中に穴を開けて、 苗を植え替えていきます。
さてあぐりっこも定植に初チャレンジ。
一枝さん 「ヒザ曲げる!ヒザを使う! 腰を悪くするから!」
生育にとって大切な定植作業。 成長すると100本ほど収穫できるのです。
森崎 「どれぐらいで収穫時期を迎えるんですか?」
奥山さん 「定植してから30日ぐらいで…」
森崎 「1ヵ月で!!」
では収穫しているキュウリとは… 定植して60日のキュウリを見に行くと…
奥山さん 「ちょうど2ヶ月ですよ!」
さてハウスの中を覗いてみると…
一斉に「うわ~~~!」
あぐりっこ「ジャングルみたい!」
佐々木 「スゴイ!下のほうも大量になってる」
藤尾 「葉っぱとか大きくすぎて あぐりっ子とか見えないもん!」
よ~くキュウリをみてみると…
森崎 「トゲが立派に見えるよ」
奥山さん 「これが新鮮さの証拠です。 しかも成長が早くて1日でツルが 30cmぐらい伸びる時がありますよ」
一斉に「ええ~~」
さてキュウリの収穫方法を教えてもらいます。 ここでプロ専用の道具が登場。
親指にカミソリのような刃がついた 道具をセットしていきます。
これをキュウリの軸に当てて 切り落とします。
あぐりっこもチャレンジ!
奥山さん 「親指でグッと押してごらん!」
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さて取れたて新鮮のキュウリをいただきます!
シンノスケ君 「甘い!」
佐々木 「みずみずしい~すごい水分!」
奥山さん 「だいたい96%が水分になっています」
森崎 「残りの4%って、すごい歯ごたえですよね」
奥山さん 「自分らも収穫しながら 暑い時は水代わりに食べますね」
安全安心! 15戸の生産者からなる砂川キュウリ部会では、 9年前から化学農薬の使用量を減らした キュウリの栽培に取り組んでいるのです。
そのキーワードが…
「天敵農薬??」
森崎 「天敵ってどういう意味かわかる?」
リュウ君 「一番の敵…みたいなこと」
奥山さん 「天敵農薬っていうのは虫なんですね」
藤尾 「薬ではないんですね」
奥山さん 「虫を食べる虫なんです。 また虫に卵を産んで動かなくする… そういう虫を天敵農薬と言うんです。 薬ではありませんが 農薬の中の1つとして販売されてます」
天敵農薬とは 農薬の目的で利用される生物のこと。 作物に害になる生き物の天敵を放すことで、 害虫を食べたり、 寄生するなどして 害虫の数を減らすことが出来るのです。
奥山さん 「自分達が食べるものですから、 (虫を殺す)殺虫剤はできるだけ少ないほうが、 自分達も安心だし他の人も安心だというコトで やってみているんです」
早速「天敵農薬」の効果を見てみましょう。
右側が害虫のアブラムシ。 左側も同じアブラムシですが 色が金色に変化しています。
実は天敵農薬の「アブラバチ」が アブラムシに卵をうえつけ サナギがいる状態なのです。
奥山さん 「アブラバチが羽化して飛んでいって またアブラムシに卵を産む!」
藤尾 「すごいですね! アブラムシを殺すだけでなく 天敵農薬も増えていくんですね」
さて奥山ファミリーに集合頂きました!
安全安心なキュウリを届けたい! そんな想いを継承するべく、 5年前から長男の一俊さん夫婦と一緒に 栽培しているのです。
一俊さん 「24歳までは札幌で調理師をしてました。 食材に興味が出てきて、 食材を作ってもう一回料理が出来たら…って。 これからは私たちみたいな若い人が率先して 安全なことに取り組んで、 若い人みんなで発言していって 安全でおいしいモノを消費者の方に 届けていきたいです」
森崎 「見た目チャライですけど、 言うコト、アツい!!」
じゃーん、もんすけです。 安全安心な野菜づくりがモットーの JA新すながわではキュウリだけではなく、 トマト、ミニトマト、カボチャ、メロン、 ブロッコリー、タマネギの7種類が YES!cleanを取得しています。
さらにブランド米「ゆめぴりか」については、 味が良いとされる“低蛋白米”の出荷率が 全道で2年連続一位! これは「収穫量を抑えてでも良質なお米を育てよう」 という生産者の皆さんの 頑張りがあっての実績なんだね!
砂川キュウリ部会の取り組み。 続いては1日3万本のキュウリを 選別する選果場へ。
ご説明いただくのは JA新すながわの山田厚さん。
まずはキュウリのお花をとる作業を見学。
山田さん 「選別する前にお花を取る作業をしていきます」
藤尾 「お花がついたまま運ばれて来るんだ」
山田さん 「お花に水分が残っているので カビが生える原因になったり 病気がついているかもしれないんです」
お次の場所では お母さんたち手際よく作業してます。
山田さん 「ここでは長さ・曲がり具合・太さを見分けて 8種類の規格に分けていきます」
森崎 「一番良いとされるキュウリってどんなの?」
山田さん 「曲がりが少なくて、真っ直ぐなモノですね」
手作業で選別していくお母さん達。
佐々木 「すごい早いんですよ。見た瞬間パパパッて!」
森崎 「1日3万本ですからね。 すごいスピードなんですけど ちゃんとまんべんなく見ているんですよ」
藤尾 「砂川の赤外線ですね!」
こん包後はトレーサビリティのスタンプ。 これは、いつ・どこで・だれが・どのように生産し、 流通したのかが出荷後も特定出来る、 安全安心への取り組みなのです。
さあお楽しみの時間がやって来ました。
元シェフでキュウリ生産者の 奥山一俊さんから砂川産の野菜をタップリ使った 「冷製パスタ」レシピを教えてもらいました。
※詳しい内容はレシピコーナーへ!
キュウリとトマトがたっぷりのパスタを食べて…
ナツキちゃん 「お店で売っているパスタみたいにおいしい!」
シホちゃん 「キュウリとトマトがパスタに すごく合ってオイシイ!」
森崎 「な~んと!な~んと! そのようなキャラには思えなかったぞ!」
藤尾 「リュウ!! オレらの仕事とるなや!」
《あぐりファームリポート》 番組の農園【あぐりファーム】で育てている 野菜やお米の成長過程をあぐりリポーターが 身をもってお伝えします。 最終目標は4人のリポーターが考えた オリジナル料理をくるるの杜にある 農村レストランでメニュー化すること!
さて今回のリポーターは ユリカちゃんとカズト君です。
今回はハウス内の 野菜のお世話と畑・水田の状況報告です。
田植えから47日が経った水田をみてみると-
カズト君 「デカイ!もっと小さくて大きくなるのに 時間かかるのかなあと思っていた」
くるるの杜 高橋ルミ子さん 「今は【深水】という作業をしています。 田植えの時は水を張っていません。 それだと稲が寒くなっちゃうので 水を張って温かくします。 稲を寒さから守って、穂が出るようにします」
高橋さん 「小さい穂が入ってますよ。 見てみましょう」
ユリカちゃん 「お米の子供みたい」
カズト君 「なんか、かわいい」
さてこの日は雨が降っていましたが 作物にとっては恵みの雨。 畑の野菜達はとっても気持ちよさそう!
他の作物はどうでしょうか?
幹がしっかりしてきたトウキビ。
トマトはあぐりっこよりも大きく成長してました。
高橋さん 「トマトは8月に入ったら食べられますよ」
ちょっと変わったピーマンも、 立派に実をつけています。 この後 何色に変化するのか楽しみ!
さらにナスは収穫間近ですよ。
あぐりっこ報告! カズト君 「ハウスでは全ての野菜のいらない葉を 切るのはとても大変だったけど、 最後は慣れてきて速くできて 嬉しかったし楽しかったです」
ユリカちゃん 「今日は水田といねの成長を見に行きました。 米もよく見るとかわの中に小さい米が入っていた。 すごく小さかったし、やわらかった。 ビックリした。 雨の中リポートするのは大変でした。 次くるときは晴れてほしいです」