今回のあぐり王国は 一風変わった場所からスタート!
森崎 「腰の位置、高いぞ~!しっかり! 今週からあぐり王国は大相撲を行います」
というコトで…もちろん取組みを!
森崎 「東 河野関! 西 山本山!」
ガンバー!ガンバー 野太い声が相撲部屋に響きます…
森崎 「構えっ!待ったなし!OKっ!」
山本山の胸に飛び込む河野関。
森崎「のこった!のこった!」
ペタン… (河野関 思いっきり突っ伏す)
赤ちゃんをあやすかのように 優しく河野関をねじ伏せた山本山。
そしてなぜかビックリ顔の河野関。 (笑いをこらえる高校生)
河野 「それはずるいわ~」
生活科学科3年 大山 大輝君 「本校は4学科を設けておりまして、 農業科・園芸科・食品科学科・生活科学科の 4つで間口を広げております」
森崎 「間口を広げる…」
佐々木 「なんか担当者の方になってきましたね」
園芸に関する知識と技術の習得、 そして果樹について学ぶ【園芸科】。
さらに校内で採れる農作物や肉・牛乳を利用した 加工品作りを学び、 衛生管理に関する知識を養う【食品科学科】。
大山君 「本校には果樹園がありまして… リンゴだったりナシだったりを育てています」
森崎 「学校の持ち物として果樹園がある?」
大山君 「本校の果樹園は道内の農業高校の中でも 1番大きく最大規模の果樹園となっています。 とても広いです…」
森崎 「どのくらい?」
と、ここで大山君が豹変…
大山君 「うううおおおあああ~~っと」 (と、両手をめいいっぱい広げる)
森崎 「ザックリきたな!」
大山君 「門があるんですけど、 その小屋みたいな所あけたら もう、ううおおあああ~ ! 木がダダダダッ…ああ~広い」
河野 「30分。大山君とトークでイイわ~」
ということで果樹園での実習があるという 【園芸科】2年生のクラスへ!
森崎 「では今日は正しい恋愛について語っていきます」
生徒「イエーイ!!」
森崎 「何コレ?果樹?」
河野 「果樹っていう教科書があるんだ」
森崎 「面白そう~」
早速みんなと一緒に授業を受けることに。
この日の授業は果樹栽培の基礎。 一体どんなことを学んでいるのかな。
教えてくれるのは中澤誠史教諭です。
と教室に現れたのは…ガリ勉リーダー!
河野 「なんで?」
河野 「ものすごいやる気満々じゃないですか?」
森崎 「お前達に負けないからな! 絶対負けないから…」
河野 「コイツ嫌なタイプの学生やな」
森崎 「つまり果樹というのはすべて 永年作物なんですか?」
中澤先生 「そうですね。果樹は木ですので。 長いので100年ですとか…」
森崎 「逆にスイカ・メロンはフルーツの分類ですけど 永年作物ではないので果樹ではないんですね」
続いては果樹を世話するときに 大切な作業についての問題です。
A「葉摘み」をする目的は?◎◎を埋めよう ------------------------------------ 赤く着色する品種では◎◎◎に行う、 ◎◎◎に密着した葉を主に除去し、 果実に◎が当たるようにする。 ------------------------------------ 早速ガリ勉リーダーが積極的に答えますが…
河野 「みんな見とけよ…うちのリーダー」
ところが学生達から笑いが…
河野 「先生チョット待ってください! これはアノ… 何を書いているんですか! 高校生の前で!」
リーダーの答えは、自粛! 変わりに河野が挑戦!
河野の答え ------------------------------------ 赤く着色する品種では『おごそか』に行う、 『しめやか』に密着した葉を主に除去し、 果実に『ロト6』が当たるようにする。 ------------------------------------
森崎 「なるほどね!コレは放送できる」
正解はこちら! ------------------------------------ 赤く着色する品種では『収穫前』に行う、 『果実』に密着した葉を主に除去し、 果実に『光』が当たるようにする。 ------------------------------------
中澤先生 「葉っぱがあると光が当たらないので リンゴとか果実に密着したところは葉を取る!」
森崎 「チャイムが鳴ったので以上で終わります。 起立!気をつけ~!絶叫!! わあああ~~」
河野 「聞いたコトない! 何人かノッテましたよ!」
園芸科3年生 川平 将斗君 「これはブランデーワインという洋梨の品種です。 収穫できるのですが 食べるまでに2週間ぐらいかかるんです」
森崎 「追熟が必要な品種ってことなんだ」
ブランデーワインはお預け…ということで 川平君が用意してくれたのは バートレットという品種。
そのお味は-
森崎「美味い!」 佐々木「みずみずしい。水分が滴り落ちるくらい」
森崎 「今年は台風がきたり大変だったけど 天気予報をみてナシの心配する?」
川平君 「落ちるんじゃないかと心配しますね」
他にも果物がなっているというので、 園内を歩いてみるとリーダー思い出の果物発見!
森崎 「ボクが東川町にいたときに じいちゃんばあちゃんが作ってて… 『千両梨』って言うんです。 北海道にしかないんです。 1本の木から千両稼げるというコトで たくさん実がつく」
ブドウ棚の前で待っていたのは- 先ほど一緒に授業を受けた松浦 尚也君。
河野 「ボクの後ろにいたのが松浦君」
佐々木 「私の隣に座っていたのが松浦君」
河野 「リーダーの斜め後ろにいたのが松浦君」
森崎 「いたのか!松浦」
松浦君「いました松浦!」
彼の家は七飯町で果樹園を営んでいます。
松浦君 「リンゴを主に育てていて、 あとはプルーンと栗です。 (学校で学ぶメリットは) 家で育てていない ブドウ・サクランボがあるので 自分の知らない果樹があるので 勉強になります」
松浦君に学校の果樹園を案内してもらうと… ナイアガラにキャンベル…とまるでブドウ狩り!
ブドウやナシの他、リンゴ・マルメロなど 10種類もの果物を栽培しているコチラ! 中でもあぐり一行を驚かせたのは…
松浦君「コレです!」
森崎「くるみの木?」
河野 「くるみの木ってこんなに大きいの?」
デケ~~(絶叫)
果実を見てみると-
森崎 「小さめの梨に見えない?」
松浦君 「収穫時期になると自然に割れてくる。 殻のまま乾燥させると みなさんが見るようなクルミになる」
乾燥前のくるみを試食してみると-
森崎 「なまらウマイけど! これって毎年なるの?ってことはコレは 永年作物??」
松浦君「ハイ!そうです」
河野「習ったやつ!習ったやつ!」
農業科3年生 佐藤濯真君 「これは『はくちょうもち』もち米です」
森崎 「もち米以外は何を?」
佐藤君 「“ななつぼし”と“ふっくりんこ”を育てています」
道南で力を入れ栽培している「ふっくりんこ」。 平成18年発売の地域限定パッケージのイラストは 地元のJAと当時の大農生が連携して 考えられたものなんです。
佐藤君 「あとは長いもとジャガイモを掘ったり…」
このあとリーダーは手狩りをお手伝いし、 農業科の授業見学終了! 続いて農場長に案内されたのは-
森崎 「ご自慢の松並木ですね。 何か意味があったんですか」
農場長 山城 誠さん 「もともと松の並木があったところに 学校が建った!明治8年から、 今から130年以上前に植えられていた!」
河野「立派ですね~」
山城さん 「道内で黒松並木は珍しいと思います」
山城さん 「正義・剛健・明朗という 校訓があるんですけど それぞれを表す並木があるんです」
風雪に耐えながらも成長した 松並木には「剛健」を- 真っ直ぐ伸びた杉並木には「正義」を- 桜並木には「明朗」を表しています。
昭和16年、 地元から切望され開校した大野農業高校。
この並木は、 農業の担い手として学ぶ 1人1人を見守ってきたのです。
河野 「おっと…いるじゃないですか!山本君。 いつか倒してやるからな~」
★冒頭の相撲で負かされた山本大生君!
森崎 「大敗をきっしたからね」
食品科学科3年 斉藤涼太君 「ここではパウンドケーキ・トマトジュース、 イチゴジャムの製造などをしています」
河野 「山本君!いっぱい食べられるから この科に入ったやろ?」
山本君「ハイ!」
山本君 「これはくるみのパウンドケーキです。 うちの学校で採れたくるみです」
食べてみると- 森崎「うまいよ~」
ミルクも人気の商品! 農業科が搾乳し食品科学科が製品にしています。
河野 「メッチャうまいっすね」
森崎 「高校で学べてよかったことは?」
山本君 「モノを作る大切さや命の大事さを 教えてもらったので… そういうコトを大事にしたいです」
濱村 未央さん 「人と接することが苦手なので、 販売を通して人と接することの 大事さを学べたので それを生かして頑張っていきたいです」
森崎 「高校生のときのオレがここに並んでいたら- こいつダメだ~ってなると思う」
河野 「ほんとダメやと思いますわ」
森崎 「自分で言っている分にはイイんだよ」
こんにちは週刊あぐりニュースです。
みなさん、おいしいものは好きですか? 大地の実りに感謝! 来週末は北見にレッツらゴー!
オホーツク産の農畜産物、 そして加工品が一同に集結する催し物、 「オホーツク農業祭2011」が 来週末29日土曜日に開催されます。
オホーツクエリア15の青年部が協力し、 主催しているこのイベント。 地元で採れたじゃいも・ たまねぎ・キャベツにニンジンもちろん、 和牛や練りあん・ぜんざいなども販売予定!
さらに「食育」が学べるのも嬉しいところ。 牛乳についての解説があったり、 バター作りを体験出来たり、 農作物の育成過程の展示もあります。 トラクターの試乗もできるんです
なんと来場者の中から抽選で 地元の農産物や加工品が当たる チャンスもあるという事。 収穫の秋、食欲の秋を 大満喫出来るイベントですね。
以上、週刊あぐりNEWSでした。
《第2回 オホーツク農業祭2011》 日時:10月29日(土)10時~14時 場所:北見市東三輪5丁目1-10 お問合せは-TEL0157-23-6151 (オホーツク農協青年部協議会)