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2012年12月15日(土) | ♯222 商品開発! 食材を食品に変える苦労編
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2012年12月15日(土) |  ♯222 商品開発! 食材を食品に変える苦労編

2012年 4月
それは、リーダーのこの一言から始まった。

森崎
「今年みんなにやってほしいことがあります。
 それは…
 2012あぐりファーム始動!

そこで四人のあぐりっこは
種の勉強からスタート。
畑で使う道具を調達。
ビニールでトンネルをつくり、
いろんな作物の成長を見守ってきました。
しかし彼らに課せられた任務は
これだけではなかったことを
皆さん覚えていますか?

森崎
「ジャーン!みんなが考えたものを
 商品化しようってこと

そうなんです!
「ホクレンくるるの杜 農畜産物直売所」で
販売する商品をプロデュースする事
あぐりっこに課せられた任務!
6月の放送で既にアイディアを発表していました。

 

ユウト
「もんすけじゃがいもクッキーです」

ナツキ
「トマトとカラーピーマンのクッキー。
 トマトクッキーって聞いたことないから!」

ナナカ
「道産の大豆を使った味噌で豚汁うどん!」

ヒイナ
「野菜が苦手な人でも食べられるものを作りたい」

みんなのアイディアをみると、
クッキーなどのスイーツが多数!そこで、
あぐりっこがプロデュースする商品は
「スイーツ」に決定します。

じゃ~ん もんすけです。
今年の春にスタートした
「商品プロデュース」企画。
夏の間あぐりっこは作物の栽培を体験し、
アイディアを膨らませていました。
そこであぐりっこが体験した 
今年のあぐりファームをご覧ください!

8月9日。この日は真夏の炎天下!
畑ではオクラが豊作でした。

オクラがなっているのを初めてみたあぐりっこ。
「うわっ唐辛子みたい」
「いつも食べているのよりデカイ!」とビックリ。

さらにハウスの中ではトマトが鈴なり!
熱い熱いハウス!収穫は大変!額には汗~

だけど収穫したてのトマトの味は?
「甘い!」「甘いしか出ないかな~」

まさにアメとムチ?を知った夏の体験でした。

9月4日。ハウスのラーピー
収穫適期。
こちらもちゃ~んと実ってくれました。
しかし、この日のメインは《スイカ》!

お味は「甘い~」「ジューシー!」

10月28日。あぐりファームに訪れた秋。
まだまだ美味しい野菜を運んできてくれます。

この日はジャガイモを収穫しました。
「でっかい!」
「《さやあかね》より少ないね…」

~あぐり絵日記より~
今日はじゃがいもと玉ネギを収穫しました。
風が強くて寒かったし
土が目に入って痛かった!でも
立派に育ってくれてありがと~!!

作物には旬があり品種によっても
いろいろな違いがあることを
じっくり体験できた時間でした。
この経験を糧に美味しいスイーツのプロデュース、
頑張ってよね~!

森崎(もんすけの声を真似しています)
「ジャーン もんすけです!
 今回は春から取り組んでいる
 商品プロデュース企画!
 野菜を使った商品を彼らがプロデュースして
 くるるの杜で販売する…というもの!」
今回やってきたのは栗山町
野菜を使った人気のスイーツを作る
達人がいるということでお邪魔しました。

河野(どうもこちらももんすけの真似をしてます)
「デハ、ミンナ、コッチダヨ!
 もんすけデス!」

森崎
「今のなんですか?なんですか? 」

もんすけのモノマネで喉も体も温めて
達人のところにレッツゴー!


2012年12月15日(土) |  雪の中のゴボウ抜きでアクシデント発生?

早速お会いしたのは長ネギなどを栽培している
水上勝敏(かつとし)さん。
「畑で待ち合わせ」ということでしたが-

水上さん
「ゴボウ堀り手伝いにきたのかな?」

森崎「なに掘り?」

水上さん「ゴボウ掘りだよ!」

一同「ゴボウ掘り??」

森崎
「こんな寒い中、ゴボウ掘り!!」

雪の下の畑を掘り起こすと
みっしりゴボウが列になっています。

水上さん
「ゆっくり引っ張ると折れないでとれるよ」

商品開発のヒントを聞きに来たのに、
あれよあれよと
ゴボウの収穫をお手伝いする事に!

ゴボウが傷つかないように
ギリギリまで掘り起こし、
力いっぱい引き抜いていきます。

うあ~と雄たけびをあげながらゴボウを
引っ張るナナカ。

みんなで手助けすると
すると丸々と太ったこん棒のような
ゴボウが出てきましたよ。

ここでリーダーもゴボウ抜きに挑戦!
「ヌヌヌオ~~!!」

河野「負けないで~」

森崎「うわっ」

スルッと最後は抜けました。
これもビックリするほど立派なゴボウが2本!

と…もっとビックリすることが!

なんとリーダーまさかの青っぱな!
力みすぎちゃったのかしら…

河野
「ちょっと!40過ぎてるんですから!
 そんな小学生みたいな青っぱな、
 ありますか?!」

まさかのハプニングもあり、
ゴボウの収穫に夢中になってる
あぐり一同ですが、
今回の目的を思い出したようで…

河野
「水上さんはこの“ゴボウ”を使って
 何を作りのですか?」

水上さん
「それはね~
 あとは奥さんの仕事だから!」

河野
「奥様がゴボウを使って
 色々な物を作っている!」

水上さん「うち来る?」

ということで早速…

佐々木
「水上さんのお宅にお邪魔しています!」

森崎
「お邪魔してま~す!寒かったね~外ね!」

水上さん
「そうでしょう~ハハハ
 寒いし泥は汚いし大変だったしょっ」

森崎「おうちは暖まります!」

今回お邪魔している水上農園は、
ゴボウだけではなく、
自家製の作物を使って
あるスイーツ
を作っているんです。
それは…

水上さん「おか~さん!」

するとキッチンから「ハ~イ!」

登場したのは奥様の由美子さん。

手には何やら持っていますが
一体コレは何なんでしょうか?


2012年12月15日(土) |  こだわり抜いた野菜クッキー

森崎「コレは何だ?」

あぐりっこ「クッキー!!」

そう、水上農園では野菜を使った
手作りクッキーを製造し販売しているんです。
そのこだわりを由美子さんに聞いてみよう。

由美子さん「卵も自家製です」
 
河野「もともとニワトリは飼っていた?」

由美子さん
「イヤ、飼っていないです。
 クッキーを作るためにニワトリを飼ったんです

安心で安全なものを食べてもらいたい!
という気持ちは材料選びに表れています。

卵の他にもクッキーをきっかけに
ビーツの栽培にもチャレンジ。
できるかぎり自家製にこだわりっているんです。

森崎「100%メイドイン水上ですね」

由美子さん
「100%でもないんです。
 うちはお米農家ではないので
 “ゆきひかり”という低アレルギー米を
 作っている方が栗山にいて、
 お米はそこから分けてもらっています」

「なんでクッキーにお米が必要なんですか?」

由美子さん
「小麦が食べられない子にも
 低アレルギー米といわれている
 この“ゆきひかり”を使ってみたら
 どうかな~と思って…」

森崎
小麦アレルギーの子どものために!
 じゃあお米は米粉になるんですね。
 米粉にしてお米のクッキーを出しているんだ。
 思いやりクッキーですね」

一同「チョ~かわいい!」

では水上さん自慢の野菜クッキーを食べて
アイディアの参考にしよう!
レッツ、クッキーパーティー♪

まずはビーツの赤い色が鮮やかな
こちらのクッキーから!

森崎「素朴なおいしさ!」
ユウト「美味しい!」

由美子さん
「後に口に少し残るのは
 お米のひき方によるものです。
 細かくしてしまうと実が詰まるので…」

森崎
「サラサラっと無くなりながらも
 歯ごたえが出るようにしているんですね」

由美子さん
「そういう製粉の仕方で…自家製粉なんで!」

お皿に並んだ色々なクッキー。
このクッキーは何の野菜から出来ているのか?
当ててみると…

ナナカ「これ…玉ネギのにおいする!」
森崎「あっ玉ネギだ!甘い!」

森崎
「いろんな野菜をクッキーにしますよね。
 何でもかんでも同じ作り方じゃないですよね?」

由美子さん
「玉ネギは2年ぐらいかかって
 やっと作ったんです。
 どうやって玉ネギを入れようかって
 すごく考えて…」

素材によって食感や風味が
全く違うのもが出来る
という事を学んだあぐりっこ。
忘れないようにしっかりメモをとりながら
お話を伺います。

河野
「水上さんは長ねぎ農家さんですよね。
 だけど長ねぎのクッキーが無いですいよね?」

由美子さん
「焦げ目が多くなったりですとかあって
 どうしたもんかね?って考え中です」

森崎「何年考えてるんですか?」

由美子さん「2~3年考えています!」

一同「うわ~」
美味しさの裏にある
大変さもわかってきました。


2012年12月15日(土) |  ゴボウクッキー作りを体験!

ヒイナ「他に工夫しているところはありますか」

由美子さん
「そうですね…
 素材の味を変えないこと!
 いつも同じ味にすること!
 一番難しいことだけど…」

ナツキ
「どうしてクッキーを作ろうと思ったんですか」

由美子さん
「農家と一緒に平行してやると
 農家の方がおろそかになるので、
 それで長持ちするのは何だろうと考えた時に
 クッキーが一番長持ちするんじゃないかと思い
 クッキーにしました!」
 

由美子さんがクッキーの製造販売を
始めたのは10年前。
栽培していた小麦を加工し、
付加価値をつけたものを販売出来ないか?
と思ったことがきっかけでした。
今では「くるるの杜の直売所」でも人気の商品!
毎日送られてくる売上をもとに、
JAそらち南経由で納品しています。
商品開発のヒントになるかも!
ゴボウクッキーを作ってみよう!
まずはゴボウの下ごしらえ。

由美子さん
「ちょっと大きめのみじん切りにしてください」

さてあぐりっこがお手伝い!

ごぼうの切り方も水上さんが
試行錯誤してたどり着いたもの。
風味や食感を生かせるサイズなんです。

男子チームは小麦を粉にする作業を体験!

水上さんは自家製の小麦を自分で製粉しています。
どんな風にするのかというと…

製粉機に小麦を入れてスイッチオン!

粗めに砕かれた小麦は一つ目の網に落ちます。
ここで粉になったものは下の容器に。
ならなかった方はもう一度ふるいにかけます。

森崎「2回ふるいにかけるんですね」

由美子さん「これをもう2回かけるんです」

森崎「まだやるんだ!」

製粉した小麦粉を触ってみると…
「うわ~~~!」

ユウト「ツブツブだったのがこうなるんだ…」
ナツキ「ずっと触っていたい!」

さあこれで準備完了です。


2012年12月15日(土) |  商品プロデュースに力強い味方が参加!

ではクッキーを作っていきましょう。
まずは卵を割りますが
あぐり一同、卵の色にビックリ!
「レモンイエロー!」

水上さん自家製の卵は
野菜の色を生かしたクッキーにするため
黄身の色が薄いんです。

それでは生地づくりスタート!
バターと砂糖を良く混ぜたものに、
卵を数回に分けて加えます。

ひたすら混ぜます…
しかも手早く混ぜます…

とココでナナカの力強い泡立て器使いに
命名されたのが「ナナカにこん棒!」

とにかく混ぜます!

次に小麦粉を加えて混ぜます。

出来た生地にゴボウを加え
さらによ~~く混ぜます。
その後、冷凍庫で2時間寝かせたらスライス。

最後にオーブンに入れて20分!

由美子さん
「焼きあがりました~~」

あぐり一同
「うわ~スゴイ!」
「ゴボウの匂いする!」「
良い匂い」

ではみんなで「いただきま~す」

「うわ~うまい!」
「おいしい!」

森崎
「言われなきゃわからない物じゃないよね。
 香りと食感・味。
 バッチリ“ゴボウ”だと判りますよね。
 野菜でクッキー作りだとしたら
 やっぱり…こうであってほしいなあ~」

素材の風味や特徴を上手く引き出している
水上農園のクッキーを食べて、
あぐり一行からあるお願いを…

森崎
「あのですね~お話した通り彼らは
 自分達で商品開発を!
 と思いながらもですね
 小学生だけでは難しいところもあります…
 色々とお手伝いいただけないでしょうか?

由美子さん「う~ん、どうしよう…」

あぐりっこ「お願いします!」

由美子さん
「どうしましょう。
お願いされますか!
 みんなで一生懸命
 一歩から考えながら作ってみようか?

河野「うわ~良かった!!」

パチパチパチパチ

さあ心強い大先輩と一緒に
小学生のあぐりっこが
商品開発に挑戦していきます。
さて一体どんな物ができるのか??

次回まで乞うご期待下さい!

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