緑豊かな大地に放牧される乳牛… 黄金色の小麦畑と まっすぐにのびる畝。
北海道を感じられる農村風景の数々。
実はこれ絵ではなく クッキーなんです!
今週のあぐり王国ネクストは、 農村風景をクッキーに描く、 スゴ腕菓子アーティストに注目! 十勝の景色を十勝の食材で作る、 その熱い思いとは!? さらに高校生もアートクッキー作りに挑戦! 感動の一枚を描きます!
憧れアナ 「今回は十勝にやって来ました」
森崎「いつきても良いねっ!」
憧れ 「今回のあぐり王国北海道は 農作業はありません!」
森崎 「なんでっ!お疲れ様でした!」
憧れ「ちょっと待って…」
森崎 「農作業なかったら何するんだオレ?」
憧れ「ジャジャーン」
森崎 「素敵な絵ですね… でも紙に絵を書いたわかではないですよね」
憧れ「実はクッキーなんです」
森崎 「クッキーなんですか!細かいねえ~」
森崎 「ホルスタインの黒と白の模様! おっぱいのピンク…リアルだねえ~」
憧れ 「今日は美術に興味があるあぐりっこを 呼んでいますよ~」
森崎 「うわーーーお。スゲー!」
アヤカ 「生命というテーマで 鹿からツノじゃなくて 木が生えてるイメージです」
森崎 「鹿から木は生えない生えない…」
お次はテルミ!
森崎&憧れ「うわああああ」
テルミ 「テーマはムカデ。 ここにムカデがいて…(笑)」
森崎 「実は金井さんもとても絵がお好きで…」
憧れ 「大変お恥ずかしいんですけど あぐり王国でお世話になった農家さんに 絵葉書を書いてお礼状を 送っているんです」
森崎 「うわっラクチュコピコリン… レタスから出ている白い粘性の液体! これは…(解説が続きます…)」
森崎「お邪魔しま~す!」
こちらが農村風景のクッキーを作っている、 菓子アーティストの甲賀静香さん。 《十勝菓子工房 菓音-KANON-》 ホームページ http://www.kita-kanon.jp/kanon/
さて工房には心ときめく作品の数々が…
憧れ「これこれこれ(トキめいてます)」
あぐりっこ「へええ~」
森崎「すごい…」
憧れ 「これ全て甲賀さんが…?」
甲賀さん 「はい!作りました。 これはアイシングクッキーと言いまして クッキーの上に卵白と粉砂糖に色を混ぜたものを 乗せてコーティングして作っています」
森崎「アイシングって言うんだ…」
甲賀さん 「氷のツルツルって所から由来しているよう…」
憧れ 「甲賀さんは十勝出身なんですか?」
甲賀さん 「東京出身なんです」
森崎 「クッキー作りはされていたんですか?」
甲賀さん 「ほぼやっていないです! ゼロから6年くらいでここまできました」
じゃじゃん!もんすけです。 十勝の景色が描かれたアイシングクッキー!
以前は関西の通販会社でバイヤーとして 働いていた甲賀さん。全国を回った中でも、 十勝の自然と食材に感動して 9年前に移住。 ゼロからお菓子作りを始めて、 今では東京の百貨店などの イベント限定で出店して、 十勝の魅力をお菓子を通して 発信しているんだよ。 食べずに飾っておきたいぐらいカワイイよね!
甲賀さん 「まずは食べて頂いて その感想を聞いてみたいんですけど…」
森崎「これ?」
憧れ「モッタイナーイ!」
森崎「食べられないね…勿体なくて…」
テルミ 「ポケットにしまってあとで大事に!」
あまりにステキで食べるのに躊躇しますが みんなで「いただきま~す」
あぐりっこ、ひと口でいきます。
アヤカ 「味がひとつにまとまっていて美味しい」
森崎「おいしい!」
てん菜糖の粉砂糖や小麦・卵・バターのみで 作られるクッキーは やさしい自然な味わいに…
そして、 そのクッキーに農村風景を描く理由とは?
クッキーに農村風景を描く理由は?
甲賀さん 「十勝の小麦とバターとてん菜糖とか 本当にここにある食材っておいしくて 食べてもらえたら分かると思うんですけど 見た目にもこだわった方が人目につくし…」
甲賀さん 「首都圏の方に十勝の良さを伝えたくて こういう形にして 何か変わったものがある!って 手に取ってもらって食べてもらって…」 森崎 「そうか! 食べて完成するアートなんですね」
甲賀さん 「そうです!食べて完成です!」
テルミ 「ひと口で食べたのがもったいない…」
アヤカ「勿体なかったね…」
甲賀さんの”十勝愛”が詰まった アイシングクッキー! 実際どのように作っているのか、 見せていただきます。
甲賀さん 「アイシングっていうのは 粉砂糖と卵白を混ぜ合わせた ものです。 これが絵の元になります」
ミキサーで10分ほどかき混ぜたら、 ベースとなるアイシングの生地が 出来上がり! 使っているのは粉砂糖と卵白だけ なのですが…
森崎 「おいしい!これだけでおいしい! 本当にてん菜糖の美味しさ! クリーミー」
こうしてできたアイシングに、 天然色素だけを使って着色していきます。
牧草の緑には クチナシや熊笹の色素などを 組み合わせて作るんです。
甲賀さん 「こんな感じで乗せていって ならしていくと 表面がツヤツヤになります。 このあと7~8時間くらい乾燥させます」
森崎「時間かかるんだ!」
甲賀さん 「そうなんです。 乾燥させ乾燥させ…っていくので 盛り付けが多いと 一週間かかったりとか もっと時間がかかったりとか…」
森崎「手間もかかるし時間もかかる!」
ベースとなるアイシングが乾いた後、 乳牛、雲、木の影など、 さらに細かくデコレーションしていきます。
その工程はまさに絵画のよう!
森崎 「これはさあ俺は見てるだけで 充分なんだけど 2人はどういう目でみてるの?」
森崎 「2人の話を聞いて金井さんは?」
憧れ 「もちろんやってみたいです」
森崎「くい気味だねえ」
憧れ 「甲賀さんは作品を作る時は どのように構図を決めているんですか?」
甲賀さん 「生産者の方の畑や牧場を写真で撮って それをもとに描いています」
憧れ 「どこかおススメの場所とかありますか?」
甲賀さん 「十勝に農村風景写真コンテストがありまして そこでグランプルをとった生産者さんで 写真好きの方がいるんです!」
森崎 「つまり農家さんなんですか?」
…ということでクッキーに描く 農村風景を探すため、 教えてもらったその生産者のもとへ―
「こんにちは~」
こちらが芽室町で小麦やてん菜などを 生産する粟野秀明さん。 農作業の傍ら撮影しているというその写真とは?
憧れ 「写真コンテストでグランプリを とったとお聞きしました」
森崎「すげートップじゃん!」
粟野さん 「え~と…これが私が最初に応募して グランプリをとった…」
あぐり一行 「うわああ~すごい」
粟野さん 「ちょうど朝日がでる瞬間… いい色加減だったんで トラクターから降りて撮影しました」
森崎「カッコイイ!」
粟野さん 「これは秋…初冠雪だったんですけど 収穫間際の大豆。そしてビートです」
森崎「これが十勝だ!すごいね」
四季折々の農村風景を写真に収めている 粟野さん。 そんな粟野さんも毎年応募している 「とかち農業・農村フォトコンテスト」は、 十勝の魅力を写真で発信するイベント!
今年で6回目を迎え、 プロ・アマ問わずに参加できるから、 いろんな写真が送られてくるんだって~
こんな景色、ボクも撮ってみたいな…
森崎 「畑って毎年風景が変わりますよね?」
粟野さん 「輪作っていう農業技術なんですけど 同じ畑に同じ作物を作り続けると 病気になってしまうんです。 それで病気を回避するために 我が家の場合でしたら 4作物ビート・豆類・ジャガイモ・小麦を 4年をローテーションでまわして 作付けをしているんです。 私だけじゃなくて十勝・北海道の 畑作農家の人はみんなやっています」 森崎 「だから毎年同じ風景じゃないんだよ」
憧れ 「今の季節、粟野さんのオススメポイントは ありますか?」
粟野さん 「ビュースポット地図です! 我が家から半径2キロのスポットです」
…ということでクッキーに描くモチーフを探しに、 リーダーとテルミちゃん、 金井アナとアヤカちゃんのペアに分かれ、 粟野さんおすすめのビューポイントを 自転車で巡ることに…
森崎 「じゃあステキなビュースポットを探そう! したっけ!行こうぜ」
憧れ「いってきま~す」
見渡す限りの農村風景。 普段、札幌で暮らしている 高校生あぐりっこにはどう映るのかな?
森崎 「トラックが一列に入って… ここはビートだと思うんだけど…」
テルミ「畑をバックに撮りますか?」
森崎 「そうだな! なんとなく俺も撮っておくか…」
パシャ
テルミ「OKで~す」
森崎 「何とってるのよ?! クッキーに森崎がいるってのは 斬新かもしれないな…」
サイクリングを続ける2人。
テルミ「うわ~広い!!」
※みなさん2人がどこにいるか分かりますか? 画面右上にちっこくいるんですよ…
森崎 「柔らかな小麦の穂…うおおおお」
テルミ「じゃあいきます。パシャ」
森崎「何やってるんだ…」
テルミ 「これはもうすごく良いですよ… 素晴らしい!」
その後も広大な景色となぜかリーダーも 一緒に写真に収めるテルミちゃん。
一方その頃、金井アナとアヤカちゃんは?
白樺並木を写真に収めては…
憧れ 「いいじゃん。でもここの部分 どうやってアイシングで表現するよ?」
2人で自転車を走らせては…
憧れ「あの曲線がキレイじゃない?」
アヤカ 「グラデーションがかかっててスゴイ!」
すると2人道路に座って…
アヤカ「靴を入れる…」 憧れ「可愛くない?」 アヤカ「なんか青春っぽい…」
こちらも独特の感性で写真を撮る、 アヤカちゃんと金井アナ。 十勝の農村を自転車で巡るという、 初めての体験を終えた一行は?
アヤカ 「行きはキレイな広い景色が 見えるんですけど 帰りはまた違う景色に見える! 360度に目を付けたいな」
テルミ 「見るだけじゃなくて匂いとか… 自転車に乗っている感覚が伝わってきた時に 今を生きてるんだ! と感じました」
森崎 「甲賀さん、ただいま! 自転車でぐるぐる回ったんだよ」
甲賀さん 「坂道とか大丈夫でしたか?」
森崎 「ボクは電動自転車だったんで!」
まずは描きたい色を天然色素を組み合わせて、 アイシングに混ぜていきます。
そして、そのままクッキーへ…
テルミは大胆に乗せていきます。
森崎「おービックリ!いいんじゃない!」
テルミ 「こんな感じでやってみたかったんで!」
アヤカは優しくゆっくりと…
作業に没頭する3人。 それぞれの個性が 一体どんなクッキーとなるのか…。
爪楊枝や筆、指を使って 自由に描いていきます。
森崎 「なんだろう… さっきの先生の見本を 誰も忠実に守っていない! みんなとんでもない オリジナリティですね」
甲賀さん 「だから良いんじゃないですかね! すごく良いと思います」
こうしてベースの絵を描き終え1日目が終了。
しっかりと乾燥させ アイシングが固まるのを待ちます。
そして翌日…、 この日も淡々とデコレーション作業を 進めていきます。
憧れ 「すごい悩んでいるんです…」
テルミ 「魔界チックになってきてしまってる…」
アヤカ 「ここに明るい色を入れたいなって」
そして、
ついに…。
森崎 「アイシングクッキー完成したんですね。 僕見ていないんで楽しみです! 誰からいきますか?」
憧れ 「はい!いいですか?」
森崎「随分前のめりですけど…」
憧れ 「じゃん!金井憧れ作『続く』」
森崎「すげー」
憧れ 「この赤いトラクターのわだちですね。 十勝の農村風景の魅力が ゴールがないとの一緒で アイシングクッキーの工夫の仕方も 無限大だと思ったので 『続く』にしました」
森崎「ちょっと…」
甲賀さん 「どうしましょう… すごい言葉が出てきました」
森崎「十勝が止まらない!」
続いてアヤカちゃんの作品は?
アヤカ「ちょっとベタなんですけど…」
タイトルは『青春』です。
森崎「カワイイ!」
アヤカ 「コンクリートだけじゃなくて 靴があることによって 会話が聞こえてくるような感じに…」
甲賀さん 「2人の話が聞こえてきそう。 可愛らしく見てて心地いい♪」
森崎「テルミどうですか?」
テルミ 「いや~羨ましいですね。 わたしもこの中の一人になりたかった…」
憧れ「そうだよね!」
森崎 「いや…テルミはほら… オレと一緒に楽しく…」
テルミ 「わたしも一緒にいたかったなあ」
森崎「あれ??」
そんなテルミちゃんですが…
森崎 「じゃん!うわ~でた! テルミと言えばムカデ!」
憧れ 「リーダーもちゃんと書いていますよ」
テルミ 「実はこの絵の中に2匹のムカデがいるんです」
憧れ「分かったかも!」
憧れ「リーダーの背中にムカデが!」
森崎「背中にムカデついてたの?」
テルミ 「気づいていらっしゃらないですけど 実は背中にムカデがついていました!」
森崎「ウソを言うなって!」
三者三様に仕上がったアイシングクッキーに、 菓子アーティストの甲賀さんは?
甲賀さん 「十勝にいて十勝を絵にしているんですが 長年住んでいると だんだん非日常の景色が日常になって…」
甲賀さん 「こんな風に(みんなに)すごい色を だしてくれたように 十勝にはまだ色があるのに 私はそこを見なくなっていたかもしれないと すごく気づかせてくれたので めちゃくちゃ良い機会になりました」
憧れ 「甲賀さんがこの農村風景を アイシングクッキーで表現する ということを生み出してくれて ありがとうございますと伝えたい!」
甲賀さん「ありがとうございます」
森崎 「一緒になんだ!」
テルミ 「一緒に広げていきたいなって!」
甲賀さん 「行きます!はい!」
あぐり一行 「うわああああすごい!!」
森崎「すごい~」
憧れ「おいしそう!」
森崎「食べたいねえ」
甲賀さん 「いいですよ! ガシッ!行ってみましょう!」
森崎 「そうだよな。 食べて完結だからな!」
森崎 「それではアイシングクッキー いただきます!」
バリバリバリ…
ちょっと勿体ない…という空気も流れましたが 食べて完結するアートです。
みんなで仲良くいただきます♪
口いっぱいに頬張ったテルミ。
話ができなくて アヤカの耳元でボショボショと伝言ゲーム。
テルミ「…●△■…」
アヤカ 「おいしい!だそうです!」
----------------------- 十勝アートクッキー感動の2日間。 甲賀さんの「十勝愛」が その作品に凝縮されていました。 カワイイ・ステキ・ずっと眺めていたい… 誰もが引き込まれ、 そして心癒されました。
そして素晴らしい作品を作り上げた 高校生あぐりっこ! 自由な感性で、ここまでの作品に仕上がるとは 誰も思っていませんでした。 あなたたちだから 「見られる」「感じられる」「描ける」 十勝があるんだとスタッフも感動しました。 一緒に学ぶことができて良かったです。
甲賀さん、そして女子高校生あぐりっこ。 どうもありがとうございました。
~週刊あぐりニュース~ みなさんこんにちは! 今日はホクレンが主催する 「北海道牛肉王国2016焼肉ガーデンフェスタ」の お知らせだよ!
7月19日~22日までの4日間、 札幌パークホテル駐車場の特設会場で 「北海道牛肉王国2016 焼肉ガーデンフェスタが 開催されるんだって。
開催初日には「道産牛肉応援PR大使」の アンジェラ佐藤さんが来場して、 焼肉丼の大食い対決を開催。
お得な前売り券は札幌市内の道新プレイガイド、 大丸プレイガイドで発売中だよ。 ボクも行ってみよっ~
以上もんすけの週刊あぐりニュースでした。
【北海道牛肉王国2016焼肉ガーデンフェスタ】 日時:7月19(火)~22(金)16:00~20:30 場所:札幌パークホテル 駐車場特設会場 問い合わせ: 焼肉ガーデンフェスタ事務局 ℡011-241-6526
お・ま・け
実はオープニングではこんなことが…
テルミ 「1ついいですか? 実はもう1枚絵があるんです…」
なんとリーダーの似顔絵!
まずはアヤカの絵を見て…
森崎 「爽やかな好青年じゃないですか! 嬉しいです。ありがとう…で??」
森崎 「(こっちは)どうした??」
とても個性的なリーダーに仕上げたテルミ。
テルミ 「元気のあるリーダーです!」
森崎 「俺の顔どうなってるの?」
とても芸術的なリーダーだったのでした! ----------------------------------- 来週7月16日の放送はお休みです! 次回の放送は23日午後5時です! お間違いなく~♪
正解は「田んぼアート」