北海道が誇るカキの名産地として有名な厚岸町。 毎年開催される「あっけし桜・牡蠣まつり」では、 2万人を超える来場者が訪れる、 言わずと知れた牡蠣のまちです。
そんな厚岸町に2年前、牡蠣に次ぐ、 新たなブランド名産品が誕生していたんです!
今回のあぐり王国ネクストは、 牡蠣のまち厚岸町に誕生した、 新たな名産品に注目します!
森結有花アナウンサー 「厚岸町にやってきました」
森崎博之リーダー 「絶景ですね。気持ちがいいです! まだ寒いけどな…」
森「厚岸町と言えば…」
リーダー「牡蠣です!カキ!」
森 「あぐり王国なので牡蠣ではないです…」
リーダー 「厚岸町に来て カキを取材しない番組あります?」
森「この番組です!」
森 「実は、おととし農産物で ある名産品が誕生したんですよ」
リーダー 「今、頭の中、カキしかありません(笑)」
リーダー 「ハナネは釧路市在住だから 厚岸町のことは詳しい?」
ハナネ 「生まれたのは釧路市だけど 1~2歳までは厚岸町に住んでました」
ハナネ 「カキ美味しいです」
リーダー 「だよなあ~(笑)」
森 「さあ名産物の名前を見ていきましょう」
カエデ「牛乳?」
森「あっけし極(きわ)みるく65」
リーダー「65って何だと思う?」
ハナネ「65リットル?」
リーダー「カエデはどう思う?」
カエデ「65階で育てているミルク」
リーダー 「65階建ての建物が厚岸にあるか? カエデ当てる気ないだろう(笑)」
厚岸町で新たに誕生した名産品、 あっけし極みるく65 (あっけし きわみるく ろくじゅうご)とは、 いったい、どんなものなのか… 一行は、その名産品を販売している お店にお邪魔しました!
【Aコープ 釧路太田店】 住所)厚岸町太田5の通り19-1 電話)0153-52-7151
あぐり一行「こんにちは~」
厚岸町のブランド牛乳について、 その製造販売を行なっている、 JA釧路太田の遠田直史さんに 詳しく教えていただきます!
リーダー 「まずはこの建物は65階建てではないね…」
遠田さん 「ではないですね… まずはこちらに商品ありますので、どうぞ!」
リーダー「レジのすぐ横ですよ!」
ハナネ 「人気商品なんですか?」
遠田さん「はい!人気商品です!」
遠田さん 「こちらの商品はJA釧路太田で生産された 生乳だけを使ったブランド牛乳です」
リーダー 「見る限りは65リットルは入ってないね」
【あっけし極みるく65】 200ml/194円(税込) 900ml/302円(税込) 販売元)Aコープ釧路太田 道の駅厚岸グルメパーク 厚岸漁業協同組合直売所エーウロコ
※2018年5月15日から価格が変わります。
遠田さん 「一般の牛乳と極みるくを飲み比べて 違いを感じてもらいたいと思います」
一般的な牛乳との違いを感じて欲しいということで、 用意されたのは、 根釧地区で生産された生乳でつくられた牛乳と、 ブランド牛乳の「あっけし極みるく65」。 いったい味わいにどんな違いがあるのでしょうか?
リーダー「見るからに違う!」
ハナネ「色が違う!」
遠田さん「まずは一般的な牛乳の方から…」
リーダー 「一般的とはいえ、 根釧地区の牛乳ですからウマイですよ!」
では、いただきま~す
カエデ「あっ!普通に美味しい!」
リーダー「うわああ~めっちゃうまいっす」
森「うん!美味しい!」
リーダー「これで十分です」
遠田さん 「今飲んだ牛乳の味を記憶しておいて…」
続いてブランド牛乳の「あっけし極みるく65」を-
ハナネ 「さっきよりちょっと甘い感じがする!」
カエデ「なめらか!!」
森 「違いますね。自然な感じがします」
リーダー 「牛乳のうま味はもちろんありますけど 飲んだ後がさわやか!」
森「すごい美味しい!」
自然な甘みとスッキリとした味わいが 特徴のようですが、その美味しさには、 果たしてどんな秘密が隠されているでしょうか…
遠田さん 「あっけし極みるく65の数字なんですが…」
リーダー 「その数字が気になっているんですよ!」
遠田さん 「65という数字は 生乳を殺菌する時の温度です」
リーダー「温度だ~~」
遠田さん 「一般的な牛乳だと120℃の高温で 殺菌するんですが、 あっけし極みるく65は 65℃で30分間ゆっくり殺菌しています」
リーダー「低温殺菌乳ということですね」
そして、「あっけし極みるく65」の こだわり製法がもうひとつ。
ノンホモジナイズ製法を採用していること。
通常は、生乳に含まれる脂肪球を 砕いて均質化させ、 風味を一定に保つため、 ホモジナイズという処理が行われています。
しかし、「あっけし極みるく65」は、 この均質化の処理がされていないんです。
リーダー 「これはノンホモ牛乳という 生乳、本来の味を生かした牛乳」
遠田さん 「JA釧路太田の生産者の 素晴らしい乳質の生乳があっての商品です」
遠田さん 「工場があまり大きくないために… 牛乳を製造する量が限られてしまうんです」
リーダー「小っちゃいんだ」
遠田さん「小いさいんですよ…」
遠田さん 「ちなみになんですけど… この牛乳をビンに詰めているのは私です!」
リーダー「はっ??」
遠田さん「詰めているのは、私です!」
リーダー「そうなんですか??」
手作業で行われる製造とは?
森「工房の中に移動してきました」
リーダー 「私これまで10年間あぐり王国で 色んな加工場を見学してますけど 最少です!」
森「あははは」
牛乳の製造はまず、町内の酪農家から ミルクローリーで運ばれて来た生乳を殺菌する為、 タンクに受け入れます。
そして、およそ65度の温度で30分ほどかけて、 低温殺菌するのです。
殺菌された生乳を見せてもらうと-
あぐり一行「うわああ~」
森「キレイな色ですね」
リーダー 「ほぼ品質に変化はない状態ですもんね。 牛から搾りたてっていう色と風味ですね」
低温殺菌を終えた後の牛乳は、 専用のボトルに詰めていきます。
遠田さん 「ここで瓶詰め作業を行います」
台に瓶をセットします。
遠田さん 「瓶をセットしてバーを倒すと牛乳が出て 満杯になると止まります。 キャップを乗せてバーを倒すと フタがしまって牛乳ができます!」
ココで、あぐりっこにも体験させて いただけるということで、 ハナネちゃんとカエデちゃんが協力して、 挑戦してみることに!
ハナネ「楽しい!」
カエデ「すごい楽しい!」
リーダー「あんなに出来ました!」
遠田さん「20本くらいできました」
リーダー 「すごいじゃん! あぐりっこ置いていきますか? こんなに楽しんでやってくれるんなら」
遠田さん「あははは(笑)ぜひ!!」
「みるく工房」で、 ブランド牛乳の製造を学んだ一行は、 その原料が生産されている牧場のひとつである、 1軒の酪農家のもとへ向かいました!
JA釧路太田女性部の部長も務める酪農家、 小澤 香里さん。 小澤牧場では、およそ100頭の搾乳牛を飼育して、 生乳を生産しています。
リーダー 「牛がこっちを見ています」
ハナネ「おっきい~!」
小澤さん 「この子たちが良い生乳を出してくれる 牛さんたちですよ!」
リーダー 「牛さんの大きさ、どうですか?」
ハナネ 「ハナネ2人以上いる!」
小澤さん「そだね~(笑)」
森「近くでみてお顔どうだった?」
ハナネ「目がクリクリしてた!」
森 「何か特別なことをされているんですか?」
小澤さん 「砂のベットを使っているんです。 お乳が下についているんで、 砂のベットに寝ることによって お乳の周りがすごくキレイな状態!」
さらに飼育環境と同じくらい大切なのが エサ!です。
リーダー「うん!お漬け物だ!」
小澤さん 「サイレージを乳酸発酵させたものを 食べさせています。 毎日品質の変わらない安定したものを 食べさせています」
リーダー「良い乳酸菌が牛の体に入る」
小澤さん 「そうすることで毎日 美味しい牛乳を出してくれる!」
JA釧路太田エリアでは、 小澤牧場を含めて85軒の酪農家が、 徹底した衛生管理のもと、 それぞれの飼育方法によって、 高品質な生乳の安定生産を行なっています。
“こだわりの原料”と “こだわりの製法”でつくられる 「あっけし極みるく65」ですが、 実は原料を提供する酪農家たちの、 “ある思い”から誕生した商品だったのです。
リーダー 「忙しいとは思うけど もうちょっと搾ってもらわないとなあ~」
森「誰よりね~」
リーダー 「誰よりね~ 遠田さんに頑張ってもらわないとね~」
小澤さん「大変なんで…彼も…」
じゃじゃん もんすけです! 酪農家の思いから生まれたブランド牛乳 「あっけし極みるく65」! 2013年に商品化へ向けた動きが始まって、 製法や販売方法について試行錯誤を繰り返しながら、 3年後の2016年に、念願の販売が始まりました! 限られた数量での製造にはなっているんだけど、 そこには地域への思いも込められているんだよ。
釧路太田集落委員長 木原晃さん 「JA釧路太田の牛乳は どこの牛乳よりも美味しいということを まずは地元の人達に味わって頂きたい! とにかく地元の人たちに 味わって頂きたいというのが 最初の主旨・目的だったので 施設の拡充や要望に応えられない… という現実もありますが 地元の人たちに飲んで頂けるような 値段にしているのもあるので、 みなさんからもっと作って欲しいという 要望もありますけども もう少し今の状況でやらせて頂きたいです」 地域への思いから、小規模な製造で始まった ブランド牛乳の販売だけど、同じ原料を使った、 アイスクリームやソフトクリームの製造も 行っているんだって! しかも今では販売制限をするほどの人気! 地域に根ざした名産品がある厚岸町!羨ましい♪
【あっけし極みるくあいす 270円(税込)】 販売元)Aコープ釧路太田 道の駅厚岸グルメパーク 厚岸漁業協同組合直売所エーウロコ
JA釧路太田女性部の皆さん (小澤香里さん、石澤さやかさん、 佐々木宏美さん)に 厚岸町のブランド牛乳、 「あっけし極みるく65」を使った、 お手軽料理を作っていただきました!
※パスタやグラタンスープなど絶品料理! 詳しい作り方はレシピコーナーをご覧下さい。
http://www4.hbc.co.jp/agri_recipe/list.php?selectdayforcal=20180428&selectmonthforcal=201804
佐々木さん 「パスタは厚岸さんのカキと 極みるくをたっぷり使った クリーミーなパスタです!」
リーダー「牡蠣!やっと会えました」
ではいただきま~す。
ハナネ「おいしい~~♪」
石澤さん 「こちらが極みるく白玉です」
白玉にも極みるくが たっぷり使われていますよ。
カエデ 「美味しい~!本当に美味しい♪」
オニオンスープグラタンは…
森 「おいしい! タマネギのあま味とベーコンの香りがすごい! 極みるくはクセがあまり強くないから 素材のうま味がしっかり溶け出ている!」
リーダー 「牛乳から出る 素晴らしいダシのうまさがある!」
森 「いつも給食とかで飲んでる牛乳と 違ったかな?」
カエデ 「(給食で)いつも極みるくが飲みたい!」
小澤さんが説明を続けますが…
ハナネ「い~な~」
ハナネは羨ましい限りです(笑)
リーダー 「厚岸町民が地元の牛乳を 飲めていなかったということですよね」
小澤さん 「そういうことですね。 これだけ酪農家がたくさん町内に あるにも関わらず 町民の口に入っていなかったというのが 私たちも絞ってる側も なんとしても町民に飲んで欲しかった!」
森「これからは?」
小澤さん 「極みるくもおいしいですけども 他の牛乳もたくさん飲んでもらえると とっても絞ってる側としては有り難いです」
リーダー 「北海道の牛乳の良さ、 そして良さの上にある、極の良さ。 これを実感させて頂きました。 どういただいても美味しかったです」
みなさん、こんにちは! 今日は、くるるの杜から、 ゴールデンウィークのイベント情報の お知らせだよ~!! 5月3~6日までの4日間、直売所では日替わりで、 様々な地域の農畜産物や加工品の対面販売が あるんだよ!
収穫したいちごを使った、 クレープやパフェ作り体験もあって、 レストランでは、旬の野菜を使った料理も 食べられるんだって。 体験は事前の予約が必要だよー! ゴールデンウィークは、 家族でくるるの杜へレッツゴ~♪
以上、もんすけの週刊あぐりニュースでした!
【ゴールデンウイークはくるるの杜へ】 日程:5月3日(祝木)~6日(日) 問い合わせ:011-377-8700 ---------------------------------- 4月21日のクイズ 「真狩村で春に収穫されるニンジンの名前は、 何だったかな?」
正解は「雪下ニンジン」でした。