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2018年09月08日(土) | ♯490 道内唯一の産地で伝統食材みょうがを学ぶ編
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2018年09月08日(土) |  ♯490 道内唯一の産地で伝統食材みょうがを学ぶ編

薬味…。
それは、独特の香りを持ち、肉や魚など、
幅広い料理の風味にアクセントを与える食材。

そんな薬味に代表されるのが香味野菜。
中でも、高知県を主産地とし、
北海道での栽培は珍しい野菜が、
道内唯一と言われるマチで、
生産されているんです!

今回のあぐり王国ネクストは、
道内で唯一生産される、
番組初登場の香味野菜に注目します。

森結有花アナウンサー
「道南の八雲町にやってきました!」

森崎博之「キレイだよね~」

森アナウンサー
「今回注目するのは
 道内ではここ
八雲町でしか生産されていない
 ものなんです」
 
森崎「思い当りません…」


「それもそのはず。
 番組初登場の野菜ですから!」

森崎
「番組初登場がまだあるんですね。
 今年このセリフ何回言ったか
 分かりません」

森崎
「今日取材する食材聞いているんですけど
 これ北海道で育っているの??って」


「北海道では八雲町でしか生産されていない!」

森崎
「聞きたいことがいっぱいある」

ではあぐりっこをよびましょう。

今回のあぐりっこは、
何でもチャレンジしたい! 
好奇心いっぱいの高谷涼々(スズちゃん)と、
大好物はハンバーグ!
食べることが大好きな工藤海翔(カイト)君、
小学5年生の2人です!

森崎「今日の野菜わかるかな?」

あぐりっこ「わかんない」

森崎「予想立てるとしたら…」

カイト「知らん!」

森崎
「知らん…ほっとするわカイト(笑)


「大人の野菜かもしれないですけど
 今日はその野菜に注目していきます」
ということで一行は、
その香味野菜を育てる八雲町の生産者のもとへ!


「香味野菜が生産されている畑に
 やってきました…生産者の梶田さんです」

生産者の梶田和夫さん。
八雲町名産の香味野菜のほか、
モチ米、ホウレン草、ニラを生産しています!

「よろしくお願いします!」

森崎
「あの野菜が北海道で栽培されているんですね」

梶田さん「そうです!」

森崎「何年くらい栽培していますか?」

梶田さん
40年くらいは経っていると思います」

森崎「ええええ~なぜ知らなかったんだ…」

森崎
「ではその野菜はどこになってるんですか?」

梶田さん「こちらの方に!」

森崎「やっぱりだ!」

目の前の畑一面に生い茂っている作物が、
その香味野菜ということで、
近づいてみると…

2018年09月08日(土) |  地面からたけのこのように顔を出すのは?

梶田さん
「かき分けてもらって…
 あ~ちょっと見えてますね~」

あぐりっこ「何?何?」

森崎
「あぐり王国でこんなに探し物を
 することなんてないですよ!」

森崎
「はっ!分かった!あった~!

スズ「何が~??」

森崎「こうなるんだ!」

「たけのこみたい!」

森崎「これ取っていいの?」

森「スズ取ってみたら?」

梶田さん「引っ張ってみたら?」

森崎
「何だか分からないまま引っ張ってみると…」

プチンッ!

スズ
「えっ?あああ~分かった~!
 あははは!ミョウガ?」
八雲町名産の香味野菜とは、
ミョウガだったんです!
育て方はもちろん、
ミョウガの特徴について生産者の梶田さんに
詳しく教えていただきます!

森崎
「実際のものを手にしたことは?」

スズ「ない!ない!ない!ない!」

森崎「なってるのを見た事は?」

スズ「な~~~い!!」

森崎
「これが北海道でなってるんだ。
 主な産地はどこなんでしょう?」

梶田さん
「一般的にスーパーで売ってるのは高知県。
 高知県はミョウガは有名ですね」

森崎
北海道のミョウガ初めてみました~♪
 うわ嬉しい~!!」

森崎
「この葉っぱにみょうががなるんじゃなく…
 未熟なものってことですか?」

梶田さん
「いや!これは…なんです!」

あぐり一行「えっ???花??」

森崎「どこが花なんですか?」

梶田さん「これが咲いてる状態」

森崎「咲いちゃった~!」


「花が咲く前の状態を収穫する?」

梶田さん
「そう!咲く前を食べてる!」

ちなみにミョウガを株ごと抜いてみると-

森崎「うわーすげー」

森「こんな風になってるんですか!?」

森崎
「俺にはカニにしか見えない!」

ホントだ!カニだあ!


2018年09月08日(土) |  ミョウガの収穫ってどうやるの?


「上から何かかけてるんですか?」

梶田さん
もみ殻を…色が良いか悪いか…」

森崎「関係あるんですか?」

梶田さん
「関係あるんです。
 もみ殻から出ちゃうと黒い…」

森崎
「色が(もみ殻からでちゃうと)
 紫からみたいになっちゃってますね。
 日光を避けるためにもみ殻をかける?」

梶田さん「そうです!」

森崎
「毎年ここで作っているんですか?」

梶田さん
「そう!この株は10年くらい
 同じ場所で生育できる!」

森崎「10年ももつんだ!」

ミョウガの栽培はまず、
去年、収穫した株が畑に残る5月頃に、
発酵させた鶏糞を撒いて土作りを始めます。

そして6月ごろには株の上を
モミ殼で覆って生育させ、
開花する前の8月中旬には収穫となります。

ミョウガの栽培は、
このサイクルを毎年繰り返すのです。

森崎「まさにいま収穫最盛期!」


「1か月半でどれくらい収穫するんですか?」

梶田さん「え~と1トン半くらいかな」

森崎「これが1500㎏もですよ!」


「でも葉っぱをかき分けて
 収穫していたじゃないですか?
 そういう風に収穫するんですか?」

梶田さん「そうです。1個ずつ!」

ということで収穫作業を見させて頂くと-

森崎「あははは!」

「見えない!!」

森崎
「あそこに正座をして…下から見て…
 こうやって見つけるんだ…」

森崎
「何か探しているよね!」

あぐりっこ「あははは」

森崎
「どんな農産物も大変だけど
 なかでも大変そうですね」

スズ「なんかすごい…大変そう!!」

すると3分ほどで大量に収穫!

森「すご~~い!」

森崎「なんだこれ!!」

収穫はモミ殼で覆われているミョウガを
手で払い、
一つ一つ丁寧に手作業で行います。
この大変な作業を、
あぐりメンバーも体験させていただきました!


2018年09月08日(土) |  フレッシュなミョウガをいただきま~す!

カイト「あった…」

森崎「簡単?」

カイト「なんか…疲れる」

森崎「もう疲れたの!?」

続いてスズちゃんも!

スズ「簡単にとれた!」

森崎「この調子で何個とれそうだ?」

スズ「どうだろう…20個くらい?」

森崎「うおおおお」

ということで、
あぐりっこはもう少し梶田さんと一緒に
収穫のお手伝いを!

ミョウガの畑に埋もれながら、
わずか20分ほどの作業でしたが、
収穫したミョウガの量は…?

森崎「どうだった?」

スズ「大変~!!」

森崎&森「とったね~」

スズ「大変だけど楽しい!」

これまで数々の作物を収穫してきたリーダーも、
初めての作物ということで…

森崎
「収穫は簡単!
 どんどん取りたくなってくる!
 あったあった!楽しいなあ~」

畑で収穫して
すぐの新鮮なミョウガということで、
なかなか体験できない貴重なとれたてを
試食させていただくことに!
森崎
「いただきます!
 パクリッ…シャキシャッキ
 新鮮!すごい水分です!
 みずみずしいね。
 噛むごとにジュワっと出てきます。
 だいぶ噛んでるうちに…
 
 辛くなってきました~!辛いわ~」


「おいしい!確かに水分すごいですね。
 香りが爽やかですね」

梶田さん
「好きな人はそのまま味噌つけて食べる!」

香味野菜ということで、
あぐりっこも少しだけ試食を!すると…

スズ
「うわっ!おいしい!スズこの味好き!」

森崎「おおおお!そうなの♪」

カイト「あいひい!すごくおいしい」

ところが-

 

スズ「辛い…」

梶田「辛いしょ」

スズ「辛くなってきた…」

森崎「どんどん辛くなっていくね」

じゃじゃん、もんすけです!
シャキシャキの歯ごたえと、
スッキリした辛味が特徴のミョウガ!
一般的には、料理に添える薬味として
味わう食材だけど、
いったい、どんな栄養があるのか、
札幌保健医療大学の栄養学科の
荒川先生に聞いてみたよ。

荒川義人教授
「栄養に関係する成分としては
 ナトリウム排泄してくれるをカリウムや
 お腹の調子を整えてくれる食物繊維とか
 普通の野菜と同じように入っているんですが
 何と言ってもアルファピネンがあります。
 血行を良くしてくれたり
 食欲増進・ストレス緩和したり、
 夏バテ気味の体調を回復してくれる!
 そんな効果を期待できますね」
 
アルファピネンという成分を
効率的に摂取するには、
油や衣でしっかりコーティングして、
熱をかけることが大切なんだって!

北海道産のミョウガをたくさん食べて、
夏の疲れを吹き飛ばそ~!


2018年09月08日(土) |  ミョウガの出荷作業を手伝おう

ミョウガの畑を離れ、
納屋に移動してきたあぐりメンバー。
これからミョウガの出荷作業を
見せていただきます。

森崎
「キレイに洗われていますね」

梶田さん
「昨日とってきて一晩置いたものです」


「収穫してすぐ洗って
 ちょっと乾かすってこと?」

梶田さん「はい!そうです」

収穫したミョウガは、
モミ殼や汚れを水洗いで落としたあと、
翌日まで乾燥させてから選別。

LサイズやMサイズ、規格外など、
大きさによって分け出荷用パックに詰めます。

梶田さん
「見た目をキレイに入れて55~60gの間で…」

森崎「大変~」

梶田さん
「自分の頭の中でイメージしてやると…」

森崎
「59グラム!何それ!」

森「すご~~い!そんなピタッときます?」

梶田さん「ピタッときますよ!」

出荷基準の55~60gにするため、
大きさによって本数を変え、
パック詰めするのです。
その熟練技をあぐりっこも体験!

カイト君は…54g!

スズ「うわ~惜しい~!!」

わずか1gの誤差!! 
果たして、スズちゃんは?

なんと…57g!!

森崎「うおおお~すごい!」

森崎「どうですか梶田さん」

梶田さん「いや。これはすごいわ」

スズ「ヤッター♪」

森崎
「ミョウガキッズですよ、この子!」

こうして生産者の手で丁寧に
パック詰めされた八雲町のミョウガは、
道内はもとより、本州にも出荷され、
多くの消費者から高い評価を得ているのです。

「ミョウガってお料理に添える…しか
 調理法が思いつかないんですが
 農家のみなさんはどうしているんですか?」
梶田さん
「よく○○○に入れるとか…」

ということでミョウガを使った
アイデアレシピを
地元女性部で梶田さんの奥様
梶田節子さんに教えていただきます。

しかも今回は料理の脇役ではなく、
主役として使えるミョウガレシピです。


2018年09月08日(土) |  ミョウガが主役の料理を食べよう!

森崎
「今日は何を作ってくれますか?」

節子さん
「ミョウガのドライカレーを作ります」

森崎
「この暑い炎天下でドライカレー!
 最高じゃない!?」

森「ですね~」

森崎「食いたいわ~」

1品目は子供でも楽しめる、
ミョウガをふんだんに取り入れた、
ドライカレーです!

※詳しい作り方はレシピコーナーへ!
http://www4.hbc.co.jp/agri_recipe/list.php?selectdayforcal=20180908&selectmonthforcal=201809


「息子さんはミョウガ好きですか?」

節子さん
「残念ながら大嫌いです

あぐり一行「え~~!ビックリ」

だから生まれるアイデアレシピ!

ミョウガをたっぷり使って完成!

節子さん
「いいかな?はい!完成です!」

そしてもう1品。簡単調理ですぐできる! 
ミョウガのマヨネーズ和え。

節子さん
「私あのミョウガが苦手でして…」

あぐりっこ「えええええ」

節子さん
「嫁ぐまで!食べたことがなかった…
 他の農家さんに教えて頂いて
 それで食べられるようになったんです!」

森崎「へえ」

節子さん
「なおかつそれをご飯の上にかけて食べる!
 それをしてから夏バテがないですね」

ミョウガのアイデアレシピが完成!

ではいただきま~す!

まずはミョウガのドライカレー。

スズ「おいしい!」

森崎
「シャッキシャキだ~うまい!
 カレーにあいますね」


「噛んでいくごとに
 ミョウガの爽やかな香りが出てきますね」

森崎
「食べるごとに食欲そそられて
 食い進めてもお腹がすきます!
これは夏バテ知らずだわ~」

続いてミョウガのマヨネーズ和えも…

カイト「おいしい!」

森崎
「ミョウガとハンバーグどっちが好き?」

カイト「同じくらい!」


「香りも生だから強いんですけど
 辛味もなくマヨネーズとかつお節で
 マイルドになって食べやすい!」

森崎
「私はご飯とやってみたい!
 おいしい~!僕人生最後のご飯は
 納豆ごはんが良いって
 言ってたんですけど
 ミョウガご飯かもしれません!
 これうま~い♪」

道内唯一の産地である八雲町で、
ミョウガ生産にふれたあぐりメンバー。
生産者の梶田さんも交え、
それぞれ感じた思いを伺います。

スズ
「お刺身とかに添えたりしかしてなかったけど
 こういう風にお料理にして食べてみて
 すっごいおいしくてビックリした」


「変わりますよねミョウガのイメージが。
 添え物から主役にもなる!」

森崎
「北海道全域での
 メジャーな野菜ではないかもしれないが
 どういう思いで作っていますか?」

梶田さん
「皆さんに食べて頂きたくて作っているので
 刻んで入れるとかだけじゃなくと
 色々な食べ方があって
 おいしいということを知ってもらって
 みなさんに買ってもらって
 食べてもらえれば幸いです」

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9月1日のクイズ
「札幌で栽培されている、
 水分豊富な葉物野菜は何だったかな?」
 
正解は「レタス」でした。




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