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2020年09月05日(土) | 鮮やかな赤に感動!!
2020年09月05日(土) | 収穫体験!
2020年09月05日(土) | レッドビートをいただきます!
2020年08月29日(土) | ♯583 札幌市・大浜みやこカボチャ編
2020年08月29日(土) | 特徴その1…砂の熱!
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2020年08月29日(土) | 特徴その4…検査官の目が光る!
2020年08月29日(土) | ブランドを維持する努力とは…
2020年08月29日(土) | 大浜みやこのスイーツを食べよう!
2020年08月22日(土) | ♯582 美瑛町・農業景観編

[+10] >>

2017年08月26日(土) |  農研機構ってどんなところ?

あぐり一行「こんにちは~」

北海道農業研究センターの所長を務める、
勝田眞澄さん。
札幌ドームの隣に位置する広大な施設、
その全貌を教えていただきます。

リーダー
「いやいやいや…なにいいい???」

森「どこまでが敷地なんですか?」

勝田さん
「黄色い線が囲まれた所が北農研です」

「ドームが小さい!」

リーダー「札幌ドームの何倍?」

勝田さん「160倍ぐらい!」

森「面積で言うと??」

勝田さん「800ヘクタール以上です」

リーダー
「札幌にこういう場所があったんですね」

勝田さん
畜産園芸作物(野菜中心)、
 それからお米(水田)の研究をしてます。
 新しい農業技術を開発したり
 今までにない特徴を持った
 品種を作ったりする仕事をしています」

勝田さん
「“おぼろづき”はここで作られた品種です」

リーダー
「おぼろづき、ここ何ですか!!!
 うわああああ」

こちらは北海道農業研究センターで
誕生した新品種から、
各企業が開発した商品の一部。

米、小麦、そば、ジャガイモなど、
様々な分野で新しい品種が開発され、
その成果が間接的に、
消費者と結びついているんです。

勝田さん
「今日は研究の現場を見て頂こうと
 研究員がスタンバイしていますので
 ぜひ体験してみてきてください!」

研究センターの前身「北海道農事試験場」は、
明治時代に、
現在の北海道大学構内に設置されました。

大正時代に「琴似」、
昭和の中頃には現在の「羊ヶ丘」へと移転。

100年以上続く、国の研究機関の1つとして、
北海道農業に貢献し続けているんです。

まずは、畜産研究の現場を見せていただきます!

森アナウンサー
「まずは畜産について勉強していきましょう」
酪農研究の第一人者・大下友子さん。
ここで研究センターと、
羊ヶ丘にいる羊たちとの関わりが明らかに…!

2017年08月26日(土) |  観光じゃない!研究のための羊だった!

森アナウンサー
「どんな研究をされているんですか?」

大下さん「乳牛の研究ですね」

リーダー
「いや目の前にいるのはばっかりですけど!」

大下さん
「なぜ羊を飼うかというと…
 牛と羊に共通点があるんです。
 分かります?」

タクヤ「全然わからないです…」

リーダー
「あまねは毎日牛を見ているだろう?」

あまね
「家畜に向いているとか、そういう事ですか?」

大下さん
「それも共通点と言えなくもないんだけど…」

大下さん
「蹄(ヒヅメ)が2つに分かれている
 偶蹄目(ぐうていもく)の仲間!
 食べて噛み戻しをする“反すう動物”。
 そして貯め込む4つの胃袋がある!
 ということで
 牛のモデル動物として利用して
 研究を進めています」

現在80頭の乳牛60頭の羊を、
敷地内で飼育している酪農研究。

体重70キロの羊に対し、
その10倍ある、700キロの乳牛が食べる
エサの量はおよそ10倍。

もし、すべての研究を乳牛で行うと、
エサ代もかさみ多くの人手が必要となります。

効率よく研究を進めるために、
体の構造が似ている羊
栄養分の吸収率などのデータを取り
その成果を乳牛へと反映させているんです。
大下さん
「私達の目標は北海道で作れるエサを作って
 それでいいエサを食べさせることによって
 病気も少なくなるし繁殖も良くなるし 
 牛乳もたくさん出る…
 という高い所を目標にしています」
 
酪農研究では
濃厚飼料と呼ばれる牛のおかずとなるエサを、
輸入モノが多い現状から、
国産へシフトしていこうと取り組んでいます。
開発したのが、
トウモロコシの実・さや・を粉砕した、
国産濃厚飼料「イアコーンサイレージ」。
低コストで生産でき、
栄養価も高く、嗜好性もいいと、
生産技術の普及活動を行っているんです。
今回はそのエサを、羊に与えてみることに…。

リーダー「かわいいねえ~」

大下さん
「牧草サイレージとイアコーンを混ぜて
 やってください」

リーダー「イアコーンサイレージとは?」

タクヤ
「トウモロコシの全てを砕いて
 サイレージにしたもの!」

大下さん「はい正解です!!」

これは食べたエサの量
出したフンの量から、
配合したエサをどれだけ消化したのか
調査する試験。
事前にエサの重さを図り
こぼれないようにします。
それぞれ、全量を入れたのですが…?

リーダー「食べませんね…」

大下さん「困りましたね…」

リーダー「じゃあ遠巻きにね…」

するとすごい勢いで食べだしました!

リーダー
「食べましたね。お腹空いていましたね。
 イアコーン最高なんだけど!
 超うめえ~!!」

そして、ゲージの裏へ回ってみると…?


2017年08月26日(土) |  人の役に立つ品種改良!
リーダー
「このような…見た事ない!」

大下さん
「これでフンを全部集めます」 

こうして、一定期間ゲージで過ごし、
食べた量と、フンの量を正確に計り、
消化率を出します。

このデータが、
乳牛により効果的に栄養分を与える、
飼料設計の研究へ繋がっていくんです。
あまね
「ちょっとかわいそうかなって思ったけど
 それで酪農の経営とかに役立っていくなら
 すごく大切な事だなって思いました」
リーダー
「今度から牛乳を飲むときに
 牛の顔が浮かぶんじゃなくて
 羊の顔が浮かぶかもしれない!!」

続いては野菜研究について学びます!

森「ドームのすぐ横に畑があります」

リーダー
「これファイターズの選手も知らないよ」

札幌ドームのすぐ後ろで行われている野菜研究。
様々な野菜の品種開発に取り組む中で、
嘉見(かみ)大助さんが研究している作物とは。

嘉見さん
「テーマはカボチャの品種改良
 ここで日々研究や実験をしています」

リーダー「畑に広がっているわあ~」

森「ツルがねえ。すごい伸びてて…」

嘉見さん
「カボチャはツルが伸びる植物なので
 畑が森のような状態になるんです」

嘉見さん
「そして実があちこちについてしまうので
 収穫時に自分で探しながら収穫して
 コンテナに積んで…と大変なんです」

森「どこになるか?分からないって事」

リーダー
「なかなか予測できないものですよね」

嘉見さん
「予想できたら大儲けできますね!!」

カボチャは一般的にツルが伸びた先に実るため、
畑のあちこちに散らばってしまいます。
その状態で収穫することは
大変手間がかかる作業なんです。
そこで研究センターが開発した品種が…?

嘉見さん
「植えた所から50㎝以内に実がなるように
 設計した品種があります」

その品種とは??


2017年08月26日(土) |  品種改良にはユーモアも大事♪

嘉見さん
「この品種名が【ジェジェJ】

森「カワイイ」

リーダー「なんか懐かしいぞ」

嘉見さん
「驚くぐらい美味しい!
 実際見て頂くとわかるんですが
 植えた所からすぐの所に実がつくように
 設計されています」

リーダー
「私たちだけじゃない
 農家さんが非常にラクになると思いました」

嘉見さん「ありがとうございます!」

全部で50品種ほどが育成研究されている、
カボチャ畑。中には、こんなものも…。

リーダー
「なんかスイカ型というか美味しそう」

嘉見さん
「どんな特徴があるかというと
 オレンジ色で食べる部分が
 普通のカボチャと違うんですよね。
 ちなみにどこだと思います?」

タクヤ「種!!」

嘉見さん
「あ~なんかすぐ答えが出ちゃった…
 いや優秀だね。本当にねえ」
 
嘉見さん面白い♪♪

3年前に日本で初めて、
種を食べるカボチャとして、
品種登録された「ストライプペポ」。
お菓子のトッピングや、
おつまみとして食べられるカボチャの種ですが、
ほとんどが輸入品だったため、
国産を望む声が多かったんです。

普通の種と違い、殻をむく必要がなく、
軽く煎っただけで食べられるということですが、
その味は…?

タクヤ
「香ばしくてお菓子と一緒に食べたら
 おいしいかなと思います」

リーダー
「うまい。カリカリッと言い食感!
 ナッツみたいですね」

嘉見さん
「ビールでも用意すれば良かったですね」

さて最後のテーマは水稲研究!

リーダー
「稲もいい時期ですね。
 フッサフサですねえ~羨ましいです」

米の新品種開発へ向けた研究を行っている、
保田浩さん。具体的な内容とは…?

保田さん
「ここの田んぼは約3ヘクタールありますが
 新品種の候補
 約3000系統あります」
保田さん
「北海道の水稲農家の皆さんが
 喜んでもらえるような
 より沢山とれるお米、より美味しい、
 より病気や冷害に強い米
 目指して頑張っています」

リーダー
次世代の北海道米が…」

保田さん
「この田んぼの
 どこかにあるかもしれない!」

リーダー「なにいい!!」

タクヤ
があってすごく良い話だと思います」

リーダー
「将来彼はお米を研究したいんですよ」

保田さん
「ぜひ頑張って私達の組織に入って下さい!」

リーダー
福利厚生とか色々聞いておくか?
 初任給とかな?
 そういうところ大事だからさ(笑)」


2017年08月26日(土) |  真剣!米の人口授粉に挑戦!
ひとつの米の品種ができるのにかかる年数は、
10年ほどと言われています。
通常コメは自分の花粉で
自然受粉することで実ります。
それを、異なる特徴を持つ米の花粉を、
人工的に授粉するのが「品種改良」。
例えば、味はおいしいが病気に弱い米と、
病気には強いが、
あまりおいしくない米があった場合、
お互いを掛け合わせることで、
味もおいしく病気にも強い品種を
つくりあげていくんです。
そして、その方法とは…?

森「さて温室に移動してきました」

保田さん
温湯除雄法(おんとうじょゆうほう)
 という交配をします」

リーダー「オントウジョユウホウ?」

保田さん
43℃のお湯を用意してあります」

リーダー「丁度いいですね」

「温湯除雄法(おんとうじょゆうほう)」とは、
稲の穂をお湯につけて、
花粉の働きをストップさせること。
別の花粉をかけるために、
自然受粉できないようにしてしまうんです。

そこから咲いている稲の花だけを残し、
受粉しやすいように、
穂先をハサミで切り取ります。

この繊細な作業をあぐりっこOBの2人も、
挑戦してみますが…?

「目が怖い!」

タクヤ君真剣です。

リーダー「勉強中の目だねえ」

あまね「不器用なんで全然できない…」

リーダー「不器用にみえないよ」

これで、受粉の準備は完了。
別の花粉をかけ人工交配していきます!

保田さん
「この先を処理したものの上にもっていって
 トントントン…とすると…」

リーダー「なんか降った降った!」

保田さん
花粉がパラパラと…
 これで交配は終了ということです」

保田さん「ちゃんと種はできます!」


「その種を一から育てて結果を見ていく」

保田さん
「そこで評価をして選抜していく!!」


「種が分からなくなったりしないんですか?」

リーダー
森さん!もし分かんなくなったらさ~
 あれ?これうめーな!
 なんか知らんけどうめ~なあって。

 もしそんな人だったら
北海道の水稲は一個も進歩しない!」


2017年08月26日(土) |  10年後に役立つ技術を目指す

「水稲研究を見せてもらいました。
 今私たちの前に茶碗が2つありますが…」
 
松葉修一さん
「これから北海道農業研究センターで
 開発された米の品種のうち
 2つの品種を食べ比べをしてもらいます」

用意されたのは、ご存知「おぼろづき」と、
「北瑞穂(きたみずほ)」と呼ばれる米。
まずは、おぼろづきから試食してみます。

タクヤ
「とても粘り気があって美味しいです」

あまね「ふっくらしています」

リーダー「うまいね!」

森「甘いですね」

一方「北瑞穂」の味は?

タクヤ
「おぼろづきよりパラパラしていて
 こっちも美味しいです」

あまね「噛み応えがあるかな」

「持った感じが全然違う!」

リーダー
「持てないですね。パラパラと…
 粘りがない!!
 あれ?粘りって大事なんだな」

松葉さん
「これはチャーハンや米粉麺にすると
 非常においしい品種になります」

リーダー「米粉麺??」

普通に食べるのではなく、
米粉として活用する新品種「北瑞穂」。

米の消費拡大を目的に、形を変えることで、
新たな可能性を広げようと開発されたものです!
麺にすると、おいしさが伝わるということで、
冷麺仕立てで食べてみることに…

リーダー
「歯で噛もうとしたら
 押し戻すくらいの弾力があるよ。
 しっかりと味わい深くて
 噛むほどに甘みが出てくるよ」

タクヤ
「冷麺よりも弾力が増していて
 僕は米粉麺の方が好きです!!」

新たな品種や技術の開発によって、
生産現場を影でサポートしている、
北海道農業研究センター。
改めて、研究を続ける上での信念とは…?

勝田さん
「農研機構は…
 10年後に役立つ技術をつくる!」

リーダー「常に10年先!」

勝田さん
「将来役に立つものが
 どんどん出せるように頑張っています!」

リーダー
「10年後はもう25歳。
 ひょっとすると家庭を持ってるかもしれない」

あまね
「自分の将来の仕事になるかもしれない技術を
 学べたのでとても楽しかったです」

タクヤ
自分の進路の夢としている仕事を
 見る事ができたので
 今回学んだ事を思い浮かべながら
 一生懸命勉強して
 次にここに来る時は
 職員として働けるような人になって
 戻ってこられればいいかなって思います」

リーダー
「今日この出会いがあったことでね
 変わるかもしれないし
 もっと膨らむかもしれないし
 ひょっとしたら全然違う方向に
 進むかもしれないし…」

森「なんでネガティブなこと言うの?」

リーダー
「もっと羊のフンについて調べたい!とか」

お・ま・け

カボチャのシーンで…

リーダー
「種を食べるカボチャしってた?」

あぐりっこ「知らなかったです」

嘉見さん
「ちょっと優位になったね。
 オレの方が知ってるんだ!って…
 えへへへ♪」

リーダー
「嘉見さん。ちっちゃいですね!」

嘉見さん
「意外とね…心狭いんですよ。あはは」

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8月19日のクイズ
「主に加工用のキャベツを生産している
 町の名前は何だったかな?」

正解は「鹿追町」でした。


2017年08月19日(土) |  ♯441 十勝の最先端キャベツ生産に注目編

こちらのグラフをご覧ください!
これは、野菜の需要における
家庭での消費と、
加工・業務用として
コンビニや外食産業などで使われる
消費の割合を示したグラフです。

共働き世帯の増加や、
ライフスタイルの変化により、家庭よりも
加工・業務用での需要年々増えています。

切る手間が省け、
すぐに使える「カット野菜」など、
手軽で便利な加工用野菜。

しかし栄養分や鮮度は落ちているのでは…?
そんなイメージを持つ方も多いかもしれません!
ところが…!?

札幌保健医療大学栄養学科 荒川義人教授
「加工や貯蔵の技術も進歩しているので
 生に近く栄養分も変らない状態での
 流通が可能になっています」

今週のあぐり王国ネクストは
現代の食生活をいち早く見越した、
十勝にある加工用キャベツの産地へ-!

森結有花アナウンサー
「十勝の鹿追町にやってきました。
 今回注目するのはキャベツです!
 普段はどうしてます?
 1玉そのまま買いますか?」
森崎リーダー
「うちは4人家族だから1玉買いますね。
 お好み焼きとかに使いますね。
 森アナウンサーはひとり暮らしでしょ?」

1/2玉や1/4玉だったりカット野菜を買います。
 鹿追町ではそういったカットキャベツなどの
 加工・業務用を主に栽培していて
 生産システムが全国的に注目を浴びてる!」

ではあぐりっこをご紹介!

料理や実験に興味がある、
矢口碧(アオイ)ちゃんと
食べることが大好き!マイペースな
吉尾睦稀(ムツキ)君の小学5ペアです!

リーダー「キャベツ好きですか?」

アオイ「大好きです!」
ムツキ「あっ…はい!」

リーダー「ムツキ何ていおうとした?」

ムツキ「まあ…好きですね」


「お母さん、どういう風に買って来る?」

ムツキ「カットみたいなやつ」
アオイ「半分ぐらいが多い」

リーダー「どうやって食べる?」

ムツキ「サラダとか」
アオイ「サラダしか…」

リーダー
「例えば…サラダとか…他に何ある」

「みそ汁ですかね?」

ムツキ「えっ?」
アオイ「えっ?」

リーダー「あっおもしろい!!」

リーダー「キャベツみそ汁ですか?」

森「入れないですか?」

ムツキ「入れない!」

リーダー
「い…入れないですよね…
 あんま入れないですよね」

森「ヤダなあ」 

それぞれの家庭で様々な使い方があるキャベツ!
まずは鹿追町のキャベツ生産について学ぶため、
畑ではなく、コチラの施設へ…


2017年08月19日(土) |  育苗センターで63万本の苗を作る!!


「JA鹿追町野菜育苗センターにきました。
 JA鹿追の今田さんにお話しを聞きましょう」

キャベツの生産から流通までを支える、
JA鹿追町の今田さん。
その取り組みについて教えていただきます。

今田さん
「鹿追町では加工・業務用のキャベツ
 全体の約9割を占めています」

リーダー
「9割が加工用?
 加工用って言うとカットキャベツ?」

今田さん
スーパー・コンビニなどの
 カットキャベツが主力で最近多くなってます」


「それを全部ここで作っているんですか」

今田さん
70ヘクタール分のキャベツの苗を
 ここで作っています」

リーダー「70ヘクタール!!分かる?」

ムツキ「わかんない!」

リーダー
札幌ドームが15個くらいの広さ!」

ムツキ「こえ~」

リーダー
「怖いの理由が分かんないけども…」

30年ほど前からスタートした、
鹿追町のキャベツ生産。
当時は生食用がほとんどだったそうですが、
食生活の変化など、
消費者のニーズが変わってきたことで、
加工用にシフトチェンジ。
その先駆けとしてつくられたのが、
この育苗センターなんです。

中に入ってみると…

リーダー
「うわ~広いっ!
 生ってる!!苗だらけ~~すごい!!」

今田さん「全長108mあります」

リーダー「うわ~すごい」

今田さん
「ハウス4棟で約63万本の苗を作れます」

リーダー「わっはっは…すごい」

リーダー
「これがキャベツの苗。赤ちゃんだね」

ムツキ「小っちゃいっ!」

アオイ
「これがあんなに大きくなるなんて…」

リーダー「そうだね」

リーダー
「土の苗を植えたら根が増えていく!」

2017年08月19日(土) |  均一に安定供給する使命感
早いもので7月中旬から始まり、
10月下旬まで行われるキャベツの収穫。
そのための種まきや育苗は、
3月中旬から7月下旬にかけて、
育苗センターで行われます。
センターで一貫して苗を育てるのには、
加工用キャベツを生産する上で欠かせない、
ある理由が…。
今田さん
「加工・業務用をやるという事は
 一定量をキチンと供給するという
 使命があります。
 そのためには計画的に苗を育てて
 定植して作ってもらう必要があるんですね」
リーダー
均一に育てる事って非常に大切なこと。
 そうじゃないと色んな農家さんから
 できたキャベツが集まっても 
 不揃いになるわけです。
 鹿追町ブランドにするためには
 ちゃんと苗から管理しなければいけない!」
ひと玉単位で売られる生食用とは違い、
加工用に求められるのは、
同じ品質で、一定量のキャベツを、
安定して出荷すること…。

そのためには、同じ条件のもと、
苗の段階から均一に育て、
定植する必要があります。
発芽しなかったものや、
成長が遅い苗は取り除くなど、
徹底した管理が行われているんです。

特別に育苗前の種まきの作業を
見せていただくことに…


「種まき作業の見学ですが
 “種まき”って感じがしないんですが…」

今田さん
「この種まきトレイって言うんですが
 128個の穴があって
 ここに種をまいていく。 
 それを自動でやる機械なんです」

育苗センター内にある「自動種まき機」。
リーダー以外は初めての光景。
そこには、驚きの連続が…!

リーダー「ここで土が入ります」

今田さん
「次に種をまく所の穴を開けます」

ムツキ「穴開いてる!!」
アオイ「種ある~!」

今田さん
「次は上から土をかけてあげる」

リーダー「水やりもだ!!」

森「すご~い」

ムツキ「全自動!!」
このあとも、湿度90%の発芽室へと
自動で運ばれ2日間かけて発芽させます。
こうして種まきから、
ほぼすべての作業を機械化することで、
初期段階からキャベツの
品質を均一化できるんです。

リーダー
「これを手仕事でやるとしたら
 時間がかかりますよね」

今田さん「そうですね」

リーダー
「128個の穴に種を1個ずつ入れるとしたら?」

ムツキ「いや~1時間かかりそう…」


2017年08月19日(土) |  重いキャベツを一気に収穫!!

育苗センターの次に向かったのは、
収穫を迎えたキャベツ畑!

リーダー
「すげーどこまであんの?」

森「広い!!生産者の上村さんです」

鹿追町のキャベツ生産者・上村さん。
広大な敷地で生産される、
加工用キャベツについて教えていただきます!

リーダー「改めて広いなあ」

森「面積はどのくらいですか?」

上村さん「24ヘクタール!!」

上村さん
11万玉くらいキャベツがあります」

あぐり一行「うわあああ」

上村さん
「これは“おきな”と言う品種で
 寒玉系のキャベツで
 甘みもありますし
 サラダにも炒め物にも煮物にも
 お好み焼にも使える!!」

リーダー「お好み焼きたべたーい」

キャベツの種類は、大きく3つに分かれます。
ボール系は、形が小さく、
葉がやわらかい特徴があり、
サワー系は、葉の巻きがゆるく、
やわらかいのが特徴。

一方の寒玉系は、葉がしっかりしていて、
巻きもきつく、みっしりと詰まっています。
加工しやすく、量も多くとれることから、
鹿追町では、この寒玉系を主に生産しています。

ここで収穫をさせていただく事に…

ムツキ
「あれ?かったいっ!かたい!」

諦めるムツキ君。
「あれ諦めた(笑)??」

上村さんに手伝ってもらって
包丁でなんとか収穫します。

ムツキ「結構重い!」

碧ちゃんも収穫しますが…
ちょっと切り過ぎちゃいました!

森「1日何個収穫出来る?」

ムツキ「5個かな…」

寒玉系の中でも大きく育つ品種「おきな」は、
ひと玉およそ25キロ。
市販されているキャベツは、
15キロほどなので重さはおよそ2倍!
その分、1玉からとれる量が多くなり、
加工用に最適な品種ではあるものの、
手作業での収穫となると大変な労力を伴います。

そこで、5年ほど前から、
収穫にも機械を導入した鹿追町。
その処理能力とは…?


早い!キャベツがどんどん上がっていく」

キャベツを根ごと巻き込んで取り上げ
途中で根を切り落とします。

リーダー
「余分は葉っぱをとって
 コンテナに並べています」

森「驚きの速さですね」

リーダー
夢のキャベツ収穫!便利になったよ」

機械で収穫するキャベツの量は、
1日およそ4千玉!
手作業で収穫していた当時は、
ひとり100玉ほどだったそうで、
その差は歴然。

こうしてキャベツ生産で最も大変な
収穫作業を機械化したことで、
作業時間も1/3に減り、
効率よく生産することが
できるようになったんです。




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