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2020年08月01日(土) | 地域の特性を生かしたブランド!
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2020年07月25日(土) | 1つ1つ丁寧にチェックしていく!
2020年07月25日(土) | 栽培スケジュールをみていこう
2020年07月25日(土) | ニンニクがメロン並みの甘さ?
2020年07月25日(土) | ニンニク収穫&選別作業

[+10] >>

2016年09月10日(土) |  実は消費量1位だったダイコン!

森崎「ダイコン好き?」

ココロ「うーん…」

森崎「あれ?おっと~!」

雲行きが怪しいですよ。

森崎「マナミはダイコン嫌いなの?」

マナミ
「嫌いってわけではないけど…
 好きまではいかない」

朋子さん
「家で食べる機会は少ないかもしれない…」

ダイコンの”辛み”が苦手だという
マナミちゃんですが、
そんなダイコンを、
まずは1本収穫してみることに!

マナミ
「どうやって抜くの??」

須藤さん
「葉をつかんで抜いてみましょう」

ぐっと引っ張るとスポンと抜けました。

マナミ
「ずっしりしていて
 ちょっと抜きづらかったけど…
 すんなり抜けて良かった!でも重たい!」

森崎「どれくらい重たい?」

マナミ
「えっ!?包丁3本くらい…」

森崎「そんなに重たくなさそう…」

ココロも持ってみると…

ココロ「重たい!」

森崎「どれくらい重たいかな?」

ココロ「包丁…」

森崎
「なんで包丁で数えるの(笑)」

笑いのループが起きましたよ。

須藤さん
「重さは1本1.2~1.3kgくらいの
 おおきさのダイコンだと思います」

須藤さん
「北海道では夏ダイコンという部類の
 ダイコンになるんですけど
 7月中旬から11月上旬
 まで収穫できます」

森崎「そんなに長く!」

北海道では主流の「夏ダイコン」。
その時期が終わると「秋冬ダイコン」、
その次には「春ダイコン」と、
ダイコンは1年中作られるほど、
日本人に愛される野菜でもあるんです。さらに…

須藤さん
「夏ダイコンの中でも
 9品種を使い分けているんですよ」

森崎「9品種??」

憧れ「ダイコンだけで9品種??」

須藤さん「ダイコンだけですね」

憧れ「へ~ココロ知ってた?」

ココロ
「知らない! 知らない!知らない!」

森崎
「すごい知らなそうだね!」

2016年09月10日(土) |  石狩の砂地に秘密が!

こちらのダイコンは「ツユバレ」。
みずみずしく、ほどよい辛みがあるんです。

そして石狩の土壌が生み出す、
さらなる特徴が…

須藤さん
「石狩市は砂地が多いんですよね。
 ダイコンって水が付いてしまうと
 シミができたり、
 色々と障害が起きてしまうんですけど
 水ハケがいい砂地であれば
 サラサラの泥なので
 肌もツヤツヤで素直に育つんです」
 
森崎
「へーなるほど。
 砂地だけに素直なんだって!」

やわらかく水ハケがいい
「砂地」で育つダイコンは、
根がまっすぐ伸び、
細かな土の摩擦で、
つややかな肌質になるのだとか。

須藤さん
「まずツユバレを収穫して、その後に
 面白い色のダイコンも収穫しましょう」

初めてダイコン抜きに挑戦するあぐりっこ。

スポンッ

ココロ「うわ~でかい!!」

お母さんの智子さんも
「思ったより重かったですね!
 でも抜ける瞬間がスポッて言う感じで 
 気持ち良いかんじ!」

引き抜くのは簡単ですが
1本1本が重たいので、
収穫はなかなかの重労働。
そして、こんなダイコンも…

マナミ「太い!」

憧れ「えっ?かわいい!」

須藤さん
「これは“味いちばん”という品種。
 おでんやダイコンサラダが美味しい!
 これを食べると止められないって方も
 いらっしゃるぐらいですよ!」

お次に抜いてみると…

スポッ

ココロ
「あっちょっと軽いかも…」

森崎
「軽いの前に驚くことない!?」

もう素直なリアクションに大爆笑。

ココロ「色!!」

憧れ「色だね~」

ココロ
紫色!薄紫色かな?」

マナミ「赤紫っぽい…」

もう紫がとまりません。
憧れアナウンサーはツボにはまったよう(笑)

森崎「色々な紫色があるね~」

須藤さん
「こちらは先ほどあった
“味いちばん”の紫っていう品種になります」

森崎「同じかあ」

須藤さん
「色が紫ってことで酢のものにすると
 素晴らしい色になりますよ」

じゃじゃん!もんすけです。
日本人が一番食べている野菜ダイコン!
その栄養価について荒川先生に聞いてみたよ。

天使大学 看護栄養学部 荒川義人教授
「ダイコンにはビタミンCが豊富ですし
 食物繊維やミネラル・カリウムも豊富です。
 辛味成分は先端部分に多く含まれているので
 パンチや辛味を効かせたい時には
 先端部分をおろしにされるのが良い。
 また上に上がると辛味が少なくなるので
 煮物などにするのもいいですね。
 実は根だけではなく葉にも栄養があって
 葉っぱの部分は食物繊維も豊富ですし
 βカロテン(体内でビタミンAに変化)
 ビタミンCも豊富ですね。
 油で炒めると有効に活用できますので
 油炒めなんかにいいですね」 

余すところ無く使えるダイコン!
それぞれ上手に使い分けて食べようね!


2016年09月10日(土) |  生でバリッ!美味しい~♪

ではダイコン食べてみましょう!

ガブリッ

まず「ツユバレ」の葉っぱに近いほうを
食べてみますよ。

リーダー
甘い!!みずみずしい~!
 ちょっと辛くなってきた。
 でも辛味も含めて旨いねえ」

カリッ…

ココロ「あっおいしい!」

森崎「今、甘い?」

ココロ
「でも…甘いというより辛いかも…」

森崎「どんどん辛くなってきた?」

ココロ「あっ!辛い…美味しいけど辛い」

ではツユバレの先端部分の辛い方を試食!

するとリーダー

辛い!うわ~辛い辛い」

憧れ「全然違いますか?」

森崎「全然違いますね!」

森崎
「続いては“味いちばん”です!!」

ガブリッ

森崎
甘い!!ずっと甘い。残ります甘みが…
 あんまり辛くならない!」

朋子さん
「ひとくち目から辛味が全くこない」

そして“味いちばん紫”は?

智子さん
甘いです!でもちょっぴり辛味に後から…」

森崎「そうですね。紫は若干辛味ありますね」

森崎
「今回は手掘りで収穫しましたが…」

須藤さん
「そうです昔は全部手掘りでしたけど
 今はハーベスターという便利な機械で…」

数年前まで行われていた手掘り収穫の大変さを
体感したところで、現在の機械収穫の様子を
見せていただくことに!

森崎「動いた動いた~」

ココロ「すごーい!抜けている!」

憧れ
「1本1本ダイコンが吊られて行きますね」

ココロ「見てて気持ちいい!」

森崎
「エスカレーターのように
 上に登っていきます。上では葉っぱが…」

ココロ「切られている!」

森崎
「それでお母さんが並べているね。
 これは早いわ」

普段は、後ろに3~4人が乗り、
作業していきます。
こうして1日5000本から1万本もの
ダイコンが収穫されていくんです。

須藤さん
「収穫したダイコンは選果場に運ばれて洗われ
 キレイな形で規格ごとに箱詰めされます。
 札幌方面や石川県、愛知県、徳島県にも
 行ってるみたいですね」

須藤さん
「それ以外にはダイコンを利用して
 加工事業を行っています。
 漁師さんがよく食べていたという
 伝統を受け継いだ
 “あるもの”を作っているんです」

憧れ「あるもの?」

ダイコンを加工した漁師の味とは一体、
何なのか…。
早速、教えてもらった加工場へ-

2016年09月10日(土) |  伝統の味…石狩漬け

森崎「お邪魔します!」

あぐりっこ「サケ??」

森崎
「石狩といえばサケですね!
 そしてお母さん方が切ってるのは…

あぐりっこ「ダイコン!!」

JAいしかり 岡崎洋栄さん
「石狩のサケとダイコンを使った
“石狩漬け”という
 漬け物を作っています」

森崎「漬物だったんだねえ」

こちらがJAいしかりの直売所「とれのさと」で
販売している「石狩漬け」。
500gのパックが1日100パックも売れるほど、
大人気の加工品なんです。

●販売情報
JAいしかり地物市場 とれのさと
住所:石狩市樽川120-3
電話:0133-73-4500

岡崎さん
「年末には10リットル樽で予約販売してますが
 すぐに完売してしまう人気商品なんです!

憧れ「すごいですね」

岡崎さん
「おかげさまで!ありがとうございます」

岡崎さん
「もともと地元の漁師さん
 作っていた漬物で
 高齢で体力的にもキツイってことで…
 漬物も生産されないってことになったんです」

岡崎さん
「こんな美味しい漬け物を絶やすのは
 もったいない!
 という思いから
 農協の命を受けまして
 作り方を教えて頂いて!」

森崎「受け継いだわけだ!」

岡崎さん「はい!」

森崎
素晴らしいじゃないですか!」

漁師の味を受け継いだ
石狩ならではの漬け物「石狩漬け」。

まずは塩漬けされてある
鮭とダイコンを塩抜きし、
漬けた時に味が染み込むよう、
適度な大きさにカットしていきます。

ではお母さんたちの石狩漬け作りを
みてみましょう!

森崎
「なんかショータイムが始まるよう。
 たくさんのドラムを叩く人みたい!」

森崎
「キャベツがざくざくと入りました。
 次にサケが入りました」

岡崎さん
「麹と塩と砂糖と鷹の爪を加えます」

分量は企業秘密ですよ~♪

憧れ
「そして石狩のダイコン!」

全部入れたらギュッギュッギュと
押しておきます。

森崎
「ほらお二人、揃うの!なんで?」

もう息ピッタリですよ♪

ザクザクザクザク(2人ピッタリ!)

森崎
「これ韓国とかでショーに
 できるんじゃない?」

石狩の特産品「鮭」と「ダイコン」を使った
漬け物「石狩漬け」!
ダイコンの加工品を作ることは、
産地として大切な役割を果たしているんだって!

JAいしかり 小野裕之さん
「地場農産物で加工品を作ることによって
 石狩産ブランド力がアップ!
 それがヒットすることによりまして
 作付面積の拡大を図ることが期待できます。
 おかげさまで大好評で
 今年からとれのさとで通年販売しています。
 常時販売しておりますので
 ぜひお越しください!」

ご飯のお供にオススメの「石狩漬け」!
ボクも食べてみたいな~


2016年09月10日(土) |  ダイコン料理をいただきま~す

森崎
「せっかく親子できていますから
 石狩漬けを調理体験して頂きます!」

あぐりっこのお母さん達に自宅で作れるよう、
今回特別に石狩漬けの調理体験に挑戦です!

森崎
「漬物作りって家族で出来ますもんね」

岡崎さん
「本来、漬物って家庭の味ですもんね」

森崎
「日本では昔からある光景なんでしょうね」

材料を順番に重ねていき、
中蓋をして重しを載せれば、仕込みは終了。
20日間ほど漬け込めば完成です!

森崎「どうだった?」

マナミ
「楽しかったけど、ずっと低い体勢だったから
 腰とかが痛くなるのがすごく分かった!」

森崎
「どんなやわな腰しているんだ~!
 さっきのお母さんの動き見ただろう(笑)」

憧れ
「須藤さんの畑に戻ってきました。
 目の前には大根料理が並んでます」

森崎
「素晴らしい!今日は1日抜いたり漬けたり
 大変だったですけど
 お腹いっぱい食べて下さい!いただきます」

石狩漬けを食べてみましょう!
ダイコンの辛みが苦手なマナミちゃん。
漬け物はどうかな?

マナミ
「すごく味が染みていて美味しい!
 辛味とか全然感じない!」

朋子さん
「美味しいです!
 塩味もちょうどよくてまろやか!」

智子さん
「サケのうま味がおいしい」

ココロ
「やわらかいし苦くないし
 辛くもないし美味しい!」

続いてじっくりと煮込んだ「ふろふき大根」も。

朋子さん
「う~ん!噛まなくても…!
 歯がなくても大丈夫です!おいしい」

森崎
「ダイコン汁広がるわ。
 生の時バリバリって音したのに
 煮込むとこんなに柔らかくなるって
 大根の特徴だよね」

大根と鮭が入った北海道の郷土料理・三平汁は?
憧れ「濃い!色んなうま味が出ていて
しっかりとしたダシで美味しい!」

マナミ
すごいおいしい!
 大根にもサケのうま味が染みてる」

森崎
「ようやくマナミのすっごく美味しいが
 聞けたね~♪」

憧れ
「すっごい安心しました」

古くから石狩に根付くダイコン、
そして石狩漬け…。
改めて生産者が感じる
「この先」への思いとは…?

須藤さん
「漁師さんの伝統の味を受け継いでいき
 残された生産者としても
 どんどん広めていきたいと思います」

森崎
「いまや石狩と言えばサケとダイコン!
 ふたつが一緒になったのが石狩漬け!
 ありがとうございました!」
 
来週は放送400回!
スペシャルな企画をお送りいたしますよ~

みなさんこんにちは!
今日は来週末に各地で開催される
様々なイベントを紹介するよ!

来週17日(土)、
音更町の「よつ葉乳業・十勝主管工場」で
開催される「よつ葉 ミルクフェスタ2016」!
牛乳やバターの工場見学や釜焼きピザの販売、
乳しぼり体験コーナーなど、
大人も子どもも楽しめるイベントが盛りだくさん!
JAや商工会が農作物や飲食販売をする
ブースもあるんだって!

さらに18日(日)と19日(月・祝)には、
JR岩見沢駅横の駅東市民広場と
イベントホール赤れんがで、
「2016いわみざわ情熱フェスティバル」も開催!
JAいわみざわ産のお米『ななつぼし』と
『牛乳』の消費拡大タイムセールや
野菜の詰め放題など
お得なイベントが目白押し!
どっちのイベントも楽しそうだね!

以上もんすけの週刊あぐりニュースでした!

【よつ葉 ミルクフェスタ2016】
日時:9月17日(土)10:00~15:00
場所:よつ葉乳業 十勝主管工場(小雨決行)
   音更町新通20丁目3番地
電話:0155-42-2121

【2016いわみざわ情熱フェスティバル】
日時:9月18日(日)~19日(月・祝)
場所:JA岩見沢駅東市民広場
    イベントホール赤れんが
電話:0126-23-4111(岩見沢市観光物産振興課)

お・ま・け!

さて大根畑でダイコン早抜きに挑戦する
あぐりっこのココロちゃん。

はいっはいっと合いの手が入り
リズムにのって大根を抜いていきます。

森崎・憧れ「はいっはいっ!」

スポンスポン

森崎「いいじゃん。はい次」

憧れ「ほれ!次、はいっ次、」

ふらふらしだすココロ。
すると突然振り返り、冷静に一言。

ココロ「もう無理だ」

みんな大爆笑♪

ココロ
「ダイコンが重たいからさあ~」

森崎「重たいからさあ~」

もうココロちゃん疲れすぎて
ため口になっちゃいました(笑)。

そのぐらい頑張った一日でしたよ!

9月1日のクイズ
「札幌伝統野菜に選定されている、
 あま~い枝豆の名前は何だったかな?」

正解は「サッポロミドリ」でした


2016年09月03日(土) |  ♯398 札幌生まれ札幌育ちの野菜!札幌伝統野菜編

北海道を代表する最大の観光地であり、
190万人が暮らす街・札幌

明治時代に開拓が始まり、
今や日本有数の大都市に…

そんな札幌の「特産野菜」と聞いて、
思い浮かぶ野菜はありますか?

街頭インタビュー
「幻の玉ネギ“札幌黄”じゃない?」
「札幌黄という玉ネギはよく食べてます」
「キャベツの大きいやつで札幌大王??」
「札幌大球(たいきゅう)!
 キャベツの大きいの。漬物用」

このように札幌市民には馴染みのある
「札幌黄(さっぽろき)」や、
日本一大きなキャベツとして知られる
「札幌大球(たいきゅう)」など、
札幌でも古くから生産されている特産野菜。

実はこの他にもまだまだ、
札幌ブランドの野菜があるんです!

それは…札幌伝統野菜!

今週のあぐり王国ネクストは、
意外と身近な存在だった!
大都市・札幌で作られる伝統野菜に注目です。

憧れアナ
「今日は札幌市南区滝野にやってきました」

森崎「札幌って言われても…」

憧れ
「今日は札幌の農業に注目します」

憧れ
「みなさん札幌伝統野菜ってご存知ですか?」

森崎
「過去に札幌で色々な取材をしています。
 札幌黄とか小松菜とかレタスとか…」

森崎
「知ってます?
 北海道内で小松菜の生産量No.1
 札幌市」

北川「札幌市なんだあ」

森崎
「札幌が生産量ナンバー1なんですよ!
 だから農業のまちなんです。
 ここ札幌は!」

では一緒に学んでくれるあぐりっこです♪

今回のあぐりっこは6年生の2人。
農作業を体験したいという
斉藤しずくちゃんと、
食べることが大好きな
登坂亮祐(リョウスケ)君のコンビです。

憧れ「札幌伝統野菜って聞いたことある?」

しずく・リョウスケ「無いです…」

憧れ「どんな野菜かイメージつくかな?」

しずく「昔からある野菜!」

リョウスケ
「なんか和風に近い野菜」

森崎「例えばそれって何だ?」

???

リョウスケ「レタスとか…」

北川「レタス?ちょっとリョウスケ君?」

憧れ「完全に洋風!(大爆笑)」

果たして「札幌伝統野菜」とは、
どんな野菜なのか。
生産者のもとへ向かい始めたのですが…。

森崎
「雨降ってきたもんな…」

北川「珍しい!晴れ男ですもんね…」

憧れ「生産者さんですよ~こんにちは!」

札幌伝統野菜をつくっているという、
女性生産者の吉川(キッカワ)千春さん。

早速、その正体に迫ります!


2016年09月03日(土) |  実は札幌農業は歴史が古い!

森崎「キレイな畑だね」

憧れ
「札幌伝統野菜を栽培されている?」

吉川さん
“札幌大長ナンバン”
 枝豆の“サッポロミドリ”です」

森崎「何なに?何なに??」

吉川さん
「札幌大長(おおなが)ナンバンです」

森崎
「札幌大長~?すんごい立派!」

吉川「こちらがサッポロミドリ」

森崎
「サッポロキでなくてサッポロミドリ!
 聞いたことある?」

あぐりっこ「ない!」

森崎「実は私もないです…」

あまり馴染みのない名前の
「札幌大長ナンバン」と「サッポロミドリ」。
どちらも札幌伝統野菜ということなのですが、
そもそも札幌伝統野菜とは一体、
どんな野菜なのでしょうか?

吉川さん
札幌で古くから作られていること!

 “札幌”という名前が付く(又は由来)!

 種が今でも手に入る!栽培可能なもの。
 というのが札幌伝統野菜に定義してます」

森崎
「ということは札幌黄は入ります。
 サッポロミドリ札幌大長ナンバン

吉川さん
「あとは札幌大球。
 あとは札幌白ぼごうがあります」

森崎「白ごぼう!黄色・緑・白!」

憧れ「カラフルですね」

札幌黄を始めとする「札幌伝統野菜」。
その歴史は古く、明治初期までさかのぼります。

当時、北海道大学の前身である、
札幌農学校に着任したブルックス博士が、
アメリカから持ってきた品種を改良して、
札幌黄が生まれました。

日本のタマネギ栽培は札幌から始まったんです。

その後、札幌大球・札幌白ゴボウ、
札幌大長ナンバン・サッポロミドリ、
それぞれの栽培も始まり、
1960年・昭和35年に、
札幌の耕地面積と農家軒数はピークに達します。

しかし、昭和40年代に入り、
急速に都市化が進むと、徐々に農地は減少し、
札幌の野菜が一時存続の危機に陥ります。

それでも…
札幌の農業を途絶えさせてはいけないという、
生産者たちの強い思いによって、
今日の札幌伝統野菜が受け継がれてきたんです。

憧れ
「札幌伝統野菜を育てる想いは?」

吉川さん
「そうですね…
 私はまだ農業を始めて2年目で…」

森崎
「えっ!2年目なの?
 まだまだ成りたてじゃないですか?」

吉川さん
「札幌伝統野菜の取り組みも
 まだ始まって3年なので
 少しずつ上達して
 野菜の魅力を届けられたらいいなと思います」

じゃじゃん!もんすけです!
古くから栽培されてきた札幌の伝統野菜!
改めてその価値を見直そうとJAさっぽろが
2014年に「札幌伝統野菜」という名のもと、
取り組みをスタートしたんだよ!

JAさっぽろ 堀口憲一さん
「“札幌”と名前のつく野菜に改めて光を当て
 脈々と続いてきた札幌の伝統というものを
 知って頂くきっかけを作りたい!と
 スタートしました。
 生産者が作った伝統野菜は
 全て農協が預かって販売をして
 安定して生産できる体制を作りたいと考えてます。

 ホクレンショップや八紘学園学園直売所ほか
 季節によって変りますが販売してます。
 札幌伝統野菜とわかるラベルも貼ってます。
 伝統野菜をはじめ190万都市に
 まだまだ農業あるんだぞ!と
 景観的にも農村風景あるんだぞと
 こういうものを大切にしながら
 札幌を将来的にも農業を続けられる
 街にしたいと思っております」

大都市・札幌で育まれてきた札幌伝統野菜。
どんなおいしさなのか収穫して食べてみよ~♪


2016年09月03日(土) |  札幌伝統野菜を収穫するぞ!

では札幌大長ナンバンの収穫に挑戦!

吉川さん
「付け根のところを持ち上げると取れます」

しずく「あっとれた!」

憧れ「かわいい形!」

森崎
「ひん曲がってんなあ~~
 子どもたちは食べられると思う?」

吉川さん
「ものによっては結構辛い!!」

森崎
「どうする?結構辛いよ。辛いの大丈夫?」

リョウスケ「大丈夫な方!」

森崎
「本当!スープカレー何番ぐらい?(笑)」

続いて枝豆「サッポロミドリ」も収穫します!

吉川さん
「枝豆は枝のまま出荷するので
 根本からハサミで切ります」

森崎「すごい大胆な収穫!」

リョウスケ君が挑戦しますが…

リョウスケ
「あっ!!無理だ…
 すっごい硬い」

悪戦苦闘しますが

パチンッ

森崎「おおお~取れたあ」

リョウスケ
「とれましたああ」

森崎「硬かった?」

リョウスケ「硬かった…」

収穫した札幌伝統野菜
「札幌大長ナンバン」と「サッポロミドリ」。
それぞれ一体どんな味なのか、
本来は調理してから食べるナンバンですが、
とれたて新鮮ということで、
まずは大人から丸かじりしてみます!

森崎
「せーのっ!いただきま~す」

パリッ

森崎「あま~い!」

憧れ
ピーマンみたい!
 辛味はこない!」

森崎「すんごいみずみずしい」

北川「うん…うん…」

森崎「まだ甘いぞ」

憧れ「まだ辛味ない」

と、ここで
北川さんに変化が!


2016年09月03日(土) |  辛さに悶絶…
北川「あれ!?」

北川
「いやっわたし…
 ピリピリきてるよ!」

憧れ「えっウソ??」

北川「個体差あります?」

吉川さん「あると思います…」

憧れ「私の全然辛くない」

北川さんのナンバンだけ辛いのか?

そこでリーダーが北川さんのナンバンを
一口たべてみると…

ポリポリポリ…

森崎「辛い…」

北川「辛いよね」

どうやら北川さんのナンバンは
辛さ大当たり~~~!

森崎
「すごいからーい!からーい。
 何これええええ!
 うわああああああ」

リーダーあまりの辛さに踊ってます(笑)

吉川さん
曲がっている方が辛い
 聞いたことがあります…」

あぐり一行「えええええ」

しずくのナンバンは
曲がってるどころではありません。
ぐにゃっときてます。

しずく「交換しよう?」

リョウスケ「いいよ!!」

北川「優しい~♪」

あぐりっこも挑戦!本当に大丈夫…?

ポリッ…

しずく「う!?ん?

ジャンプしだすしずく「辛い辛い…」

あれ?しずくのナンバン大当たりだ。

リョウスケは?「あんまり辛くない…」

森崎
「辛くないのを交換したんじゃないのか??」

森崎
「そして…
 曲がっているのが辛い 
 っていう情報は??」

吉川さん「すみません…」

森崎「ち…ちがいましたね(笑)」

曲がっていても真っ直ぐでも辛いみたいね。

続いて軽く茹でただけの枝豆サッポロミドリは?

森崎
「甘い!!うわっあまい!うまい!」

憧れ
「本当だ!甘い。美味しい!」

憧れ
「吉川さんはいつもどのように食べている?」

吉川さん
「普通に茹でて、枝豆ごはんにしたり…」

森崎
「ああ~いいですねえ
 でも…それくらいですよね…」

憧れ
「そこでですね
 とある方に札幌伝統野菜を使って
 調理をしてもらいます」

森崎
「おっ!出来るかなあ~
 今頃青くなって待っているんじゃないかな」

さてその料理人とは??


2016年09月03日(土) |  札幌伝統野菜を食べよう♪

憧れ
「フードプロデューサー青ちゃんこと
 青山則靖さんと一緒に札幌伝統野菜を
 調理していこうと思います」

これまで番組でも数々のアイデアレシピを
見せてくれたフードプロデューサーの青ちゃん!
今回の伝統野菜はどんな料理が飛び出すのか?

【Kitchen Support 青】
http://supportao.exblog.jp/

森崎
「今日は伝統野菜なんですけど
 札幌伝統野菜という言葉はご存知ですか?」

青ちゃん
「僕も札幌在住ですけど…
 札幌の名前がついた野菜がまだあるとは
 札幌黄はよく使ってたんですけど、
 知らなかったですね。
 今日はスタンダードな伝統食!
 札幌伝統野菜ですから
 古くからある料理法で調理します」

青ちゃん
「まずは札幌大長ナンバンは焼き漬けです!
 けっこう北海道独特なんですけど
 魚や野菜を焼いてから醤油に付ける調理法。
 保存食なんですよ」
 
※この他にも「おこわ」や
 おいしい枝豆の茹で方も教えてもらいました。
 詳しい内容はレシピコーナーをご覧ください。
 札幌伝統野菜で検索すると出てきますよ♪

…ということで、札幌伝統野菜でつくる、
昔ながらの料理が完成!早速試食してみます!

さておこわが上手に炊けましたよ~

しずく「おいしい!!」

リョウスケ
「すごいコーンのあま味が出ていて
 枝豆の食感もあってすごいおいしい!」

吉川さん
「おいしいです!
 トウモロコシと一緒だと甘さが出て良い!」

続いて
「札幌大長ナンバンと生揚げの焼き漬け」を…

森崎
「しっかりシャキシャキ感が残っていて
 辛味もまろやかになっている!」

森崎「種のことろ行ってみる」

リョウスケ君パクリッ…

リョウスケ「…辛っ!」

憧れ「好きな辛さ?」

リョウスケ
「…より…ちょっと上!!」

北川「正直!」

みんな大爆笑です。

森崎「そうだよな」

さて枝豆もたべてみますが

森崎「これうめえ」

北川
「ゆで加減と塩加減でずいぶん違うんですね」

森崎
「やっぱり素材のことをよく知っている
 料理人なんですねえ…」

青ちゃん「やっとほめていただいた…」

大都市・札幌で古くから
生産されてきた伝統野菜。
改めて新規就農者である吉川さんが抱く、
伝統野菜に対する思いとは?

吉川さん
「作り続けていくこともそうですけど…
 料理をして食べ続けてもらって
 はじめて伝統も続いていくのかなって
 ちょっと思うので
 みなさんに食べ続けてもらうっていうのが
 重要かなってちょっと思います」
 
森崎
「作り続ける、食べ続ける、
 守り続けるってことで伝統というのは
 ずっと長く続いていくもんですものね」

青ちゃん
「自分の足元にこんなにおいしい野菜が
 あることを見えてなかった…
 その野菜に自分が住んでいる
 “札幌”という名前が付いていて
 すごくうれしいことで
 もっともっと使っていきたいですね」

憧れ
「札幌=農業のイメージつかなかったけど
 ぜひブランド力を伸ばして
 道外とか海外の人に
 札幌もこんな農作物があるんだよってことを
 分かってもらいたいですよね」

森崎
「たしかにそうだよね…イメージだよね。
 ニューヨーク野菜みたいな!」

大都市の札幌にもしっかり農業根付いてます!
札幌伝統野菜をみかけたら手に取ってみてね。

□販売情報
札幌市内南区石山、北区篠路の生産者直売所、
さとらんど市場、くるるの杜、
八紘学園直売所など…

みなさんこんにちは!
今日は森崎リーダーが書いたエッセイ本の、
サイン会の模様を紹介するよ~♪

北海道農業への思いが詰まったエッセイ、
『生きることは食べること 
 ~森崎博之の熱血あぐり魂~』。

先日札幌の書店で発売を記念した
サイン会とトークイベントが開かれたんだよ!
ホクレンの広報誌に連載しているコラムを中心に、
有名シェフとの対談や、料理のレシピなど、
内容も盛りだくさん!
各書店や、ローソンなどで販売しているから、
みんなも読んでみてね!




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