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2021年02月20日(土) | ♯605 岩見沢農業高校編③ここは夢をかなえる場所!

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2020年07月11日(土) |  ハウスの中がもしゃもしゃの理由は…?
五十嵐智子さんは、15棟のハウスで
アスパラを生産しています。
森アナ
「ぱっと見ですよ…
 私の知ってるアスパラではない…
 以前、新ひだか町三石のアスパラを取材した時は
 あんなにうっそうとしてなかったんですけど…」

確かにハウスを外から見ると、
何かがうっそうと生い茂っている感じですね。
果たして中は、どうなっているのでしょう。
森アナ
「えっ?えっ?ええええええ(笑)
 アスパラだー!!
 (茎の部分を見て)ここ見てアスパラだあ」

リーダー
「そうです!つまりここのハウスは全部…」
森アナ「アスパラ~~~!!」

リーダー「そうです!!!」
森アナ
「根本を見るとアスパラ模様ですね」

リーダー
「アスパラがそのまま大きくなって成長していくと
 こんな木みたいになるんですよ」
五十嵐さん
「春に出てくるアスパラを
 30~35日ほど収穫したら…
 (1株から)5本くらい残して伸ばすんです!」    
五十嵐さん
「そして約40日経ったのが、この状態です!」

五十嵐さん
「本当はまだまだ伸びてるんです」

リーダー「切っているんですよね?」

五十嵐さん「そうです!」

リーダー
「切らないとどんどん伸びていくんですよね」
森アナ
「ただですよ…
 この状態にする必要はありますか?」

リーダー
「ねっ!もの知らずが、ちょっと言ってます。
 五十嵐さん!この栽培方法は何ていうんですか?」

五十嵐さん「立茎(りっけい)栽培です」

リーダー
「立茎栽培という栽培方法があるんです」
森アナ
「枝があるせいで
 養分を枝が吸い取ってしまうのではないかな?」
五十嵐さん
「だから枝を切っちゃう!
 あとは下枝とかもはらっていく(切っていく)。
 そして下から出てくる新芽を増やす」

森アナ「へ~」
リーダー
「茎をしっかり育てることが大切!」

五十嵐さん
「養分を根に蓄積させたり、光合成とか…
 あまり難しい事は、
 ちょっと言っても分かんないと思うから
 言わないけど!!!(笑)」

2020年07月11日(土) |  立茎栽培とは何ぞや?
ということで、リーダー!
森アナへの解説をお願いします。
リーダー
「森さんが言う通り、
 アスパラは伸びようとします。
 大きくなろうとします。
 それを五十嵐さんが切ります。
 成長点を切ると伸びなくなる。
 するとこの緑たち(葉)は
 光合成を初めて根に養分を蓄積します!」
リーダー
「植物はみんなそう…
 根っこに養分を蓄積することで
 新芽が次々と生えてくる!
 それをいただく…」
五十嵐さん「その通り!!」

パチパチパチパチ…(笑)

リーダー「立茎栽培ってこんな感じですよね」

五十嵐さん「その通りです!!」
さて、立茎(りっけい)栽培を、
最初からおさらいしますと…

アスパラは、1つの株から何本も芽が生えます。
立茎栽培では、
春に育った新芽を、
全ては収穫せずに残しておきます。
残った芽はやがて、茎が伸び葉が育ち、
活発な光合成を行います。
すると、光合成で作られた養分を得た株から、
次々と新芽が出てきます。

立茎栽培は、
その新芽を夏から秋にかけて収穫することで、
収穫期間が延びて収穫量が増す、
というメリットがあります。
リーダー
「なかなか面白くない?
 春に収穫終わって40日経ったら夏アスパラ!」

五十嵐さん
「だけどその40日間も黙っているのではなくて
 全部に手作業で草取り・水やり・追肥など
 手間は本当にかかります」

リーダー
「それが15棟のハウスがあるんですものね…
 大変だあ」
リーダー

「伸びたら伸びたでアスパラは早いもんね。
 1日で何センチ伸びますか?」

五十嵐さん「何センチ伸びると思いますか?」

森アナ「2~3センチ??」

リーダー「1日10センチ伸びると思います!」

五十嵐さん「伸びる時は本当に伸びます!」
五十嵐さん
「朝、収穫して、午後にまた収穫したりします!」

森アナ「えっ!次の日じゃダメなんですか?」
五十嵐さん
「伸びて(先端が)開いちゃうと製品にならない…」

収穫量が増える一方、
生産者の努力や技術も求められる立茎栽培。
美唄は、北海道でいち早く立茎栽培に取り組み、
夏以降もアスパラを食卓へ届けてくれています。
アスパラ林から差し込む日差しが美しいことから、
美唄では、立茎栽培を「こもれび栽培」と名付け、
栽培方法のマニュアルを確立させています。

2020年07月11日(土) |  大地に感謝していただきます!
さてここでアスパラをいただくのですが…

リーダー
「私…モガズニストというのがあって
 アスパラはもぎたてが一番おいしい、
 でももっと美味しいのは
 もがずに食べる!!
 これを日本で初めて発見したのが私なんです!」

ということで五十嵐さんのご許可もいただき…

リーダー
「まず地球に土下座をするかんじで…
リーダー
「こうしていただきます!」

バリバリバリ…

リーダー
「う~~ん!みずみずしい」
リーダー
「サクサクとした歯触り。
 でもやっぱりみずみずしい水分が
 噛むとあがってくるんです!
 その水分が野性味あふるる濃厚!
 芳醇な味わい。うま味たっぷり!」
 
森アナ「味濃いんですか?」

リーダー「濃い!もう元気だもん!!」

そんな美味しいアスパラの収穫を
体験させてもらいます。
五十嵐さん
「こういう風に1株から4~5本の茎を立てているので
 それ以外を収穫します」

アスパラ用の鎌で根本からシュッと切ります。
五十嵐さん
「これで26~27センチ」

リーダー
「鎌に黒いテープが貼ってますよね。
 この長さが収穫の目安になているんですね」
森アナもチャレンジしてみます。

森アナ
「これは長さが大事なんですね」

五十嵐さん
「長さが大事です!
 長さが基準より短かったら
 選果場で除外されてしまうんです…」
森アナ、自分で探して収穫してみます。

森アナ「これはどうですか?」

五十嵐さん「ここの株とここの株があるので…」

森アナ「じゃあダメなんだ…」

ということで次のアスパラを探すと…
森アナ「これはどうですか?」

五十嵐さん
「手前は立てている茎だから
 億のアスパラを採ります!」

考えながら収穫しなきゃいけませんよ~
さて収穫してみました…

森アナ「大変!!」

リーダー「たった4本で??」

森アナ
「4本だけですけど
 まず探すのが大変ですし
 ずっとかがみながらの作業…
 しかもハウスは蒸し暑いしってなると
 体力も使いますよね」
リーダー「1日で何本くらい収穫しますか?」

五十嵐さん
「最盛期になると1ハウスで10キロ(約300本)」

リーダー「15棟で約4500本!!」

森アナ「いや~大変ですね」
 
五十嵐さん
「だからね若い人がなかなかアスパラを
 作ってくれない…後継者がいない…。
 やっぱりこれは大変な仕事って
 思われちゃうかな…」
リーダー
「アスパラって人気の作物だし
 若い人にもこれから取り組んで頂いて 
 若いチカラで頑張ってもらいたいさ。
 北海道で全国・海外の人に喜んでもらえるような
 アスパラづくりをしてもらえるといいなと思う」

2020年07月11日(土) |  いきなり冬到来?
そんな五十嵐さんの願いも込められたアスパラを、
炭火で焼いて頂きました。

リーダー
「なにこれ。いっつもこうやって食べてるの?」

五十嵐さん「そうです!!」
リーダー
「羨ましいなあ。ではいただきますね」
リーダー
「うわっ!ホクホクとしたあま味!
 みずみずしさに、
 さらに熱によって
 うま味がグンと増しましたね!!」
森アナ
「うわあああああ。あははは。
 おいしい!甘い!!」
マヨネーズとも酢味噌とも相性バッチリ!

リーダー
「これは止まらんぞ!
 美味しい農産物作ってますね。すごいですね。
 美味しかったです。ありがとうございました」
さて、あぐり一行がやってきたのは、
美唄市にある、アスパラの集出荷施設。
森アナ
「さあ先ほどのアスパラが…
 どうしました?」

リーダー
「なんて格好しているんですか?
 ちょっと夏ですよ!!
 私も渡されたんですよ!
 フリースとダウン!!いらないから」
こんな寒さ対策をして、何を見せて頂けるのか。
JAびばいの岡広祥さんに案内して頂きます。
岡さん
「今日の美唄市は気温18℃なんですが
 真冬に近い世界にご案内させていただきます」

リーダー「また大きいこと言うわあ」
岡さん「どうぞ~」

リーダー
「まあまあまあ涼しい!大丈夫ですよ!
 どこが真冬ですか??」
岡さん
「いいですか?では本番行きます!どうぞ!」
リーダー「寒い…殺す気か…」
リーダー「えっ何度あるんですか?」

岡さん「プラス2度ですね」

さあ厚着をしてお話を聞きましょう!

2020年07月11日(土) |  ブランドを支える美唄のチカラとは…
岡さん
「ここはアスパラの利雪型予冷庫
 『雪蔵美人』という場所です」

リーダー「これ雪なんですか?」

岡さん「全部雪です!!」
森アナ「うお雪だあ」

リーダー「7月に雪を触れるなんて…」

森アナ
「上までびっしり雪が積まれている!」
森アナ
「なんで私たちは雪を見せられてるんですか」

岡さん
「この雪がアスパラの予冷・保管に役立っています」

リーダー「あ~アスパラあるよ」  
岡さん
「今朝、生産者さんから持ち込まれたアスパラを
 選果作業が始まるまで、ここで保管することにより
 アスパラが芯までしっかり冷えて
 劣化防止になるんです!
 とくにこれから暑い時期になってきますが
 これからの時期、普通の冷蔵庫だと
 アスパラは乾燥しやすくなるが
 雪を用いることによって、溶けた時の水蒸気で
 アスパラの乾燥を防止できます」
この貯蔵庫の室温は2℃、湿度は85%。
そこに用いるエネルギーは、雪のチカラだけ。
豪雪地帯の美唄ならではの工夫で、
アスパラの貯蔵に適した環境を整えています。
リーダー
「あくまでも一時的になですよね」。
 どれくら保管するんですか?」

岡さん
「今日このあと13時から戦果をしますが
 一番早い方で8時に持ってこられたので
 約4~5時間です」

リーダー
「ほんの数時間でも鮮度を失われないように
 雪のチカラでやってる!」
アスパラは、芯までしっかり冷やされたあと、
選別にかけられます。
キズや曲がり具合などアスパラの状態、
そして重さによって仕分けられ、
それぞれを製品として梱包。

「雪蔵美人(ゆきぐらびじん)」という
ブランドアスパラとして、
私たちの食卓に届けられます。

岡さん
「生産者の方が丹精込めて
 何年も培ってきた技術のもと
 栽培されたアスパラなので
 それをしっかりとお預かりして
 ここで2重・3重のチェックをして
 1本でも多くみなさんに召し上がって
 頂きたいと思います」
岡さん
「この先も良いことは変えることなく
 頑張っていきたいと思います!」

リーダー
「ブランドというのは生産者の想いだけではなく
 こうして支える方々、箱詰めに至るまで
 みなさんの気持ちがちゃんと詰まっている。
 それでブランドが完成しますね。
 あとは食べた私たちが、
 これ本当に美味しいから食べてみてよって
 人から人に伝わっていくものかなって思います」
ではここからはアスパラお料理!

森アナ
「JAびばい女性部のみなさんが
 アスパラ料理を作ってくれました」

リーダー「ありがとうございました」
森アナ「代表して谷村さんです!」

JAびばい女性部 谷村清美さん
「今日はアスパラの炊き込みごはんと
 アスパラのすりごまマヨネーズ和え、
 あとはポタージュにしました」

※詳しいレシピはこちら

谷村さん 「春は濃厚で夏はみずみずしく!
 すっきりした味わいの中にも甘さも感じられる
 夏にもピッタリな野菜だと思います!」

リーダー
「本当に季節を越えて楽しめる!
 これからもすごく楽しみになりました。
 ごちそうさまでした!」
みなさん、こんにちは!
もんすけの週刊あぐりニュースです。

今日はお知らせが2つ! 
まずは、北海道スイーツ応援キャンペーン!

天下糖一プロジェクトでは、
ホクレングリーンネットショップの特設ページで、
砂糖を使った北海道各地のスイーツを
たっくさん紹介しているよ~
通信販売で購入できるから是非チェックしてみてね!

■詳しくは「ホクレングリーンネットショップ」検索
続いては、和牛プレゼントのお知らせ!

オホーツクのJAグループでは、
オホーツク管内の小・中学生を対象に、
来年の干支、丑(うし)をモチーフにした、
年賀状のデザインを募集しているよ~

採用された29名は、
オホーツクの美味しい牛肉がもらえるんだって~
詳しくはホームページをチェック!!

以上、もんすけの週刊あぐりニュースでした!

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7月4日のクイズ
「今回取材したカラーの生産地は、
 なんてマチだったかな~?」

正解は「当別町」でした。


2020年07月04日(土) |  ♯576 当別町カラー編
日々の暮らしに彩りを添えてくれる『花』。
その姿は、可憐で、華やかで、凛として…
花も、立派な農産物。
生産者たちの努力が実を結んで美しく花開くのです。

ということで今回のあぐり王国ネクストは、
当別町自慢の花、カラーに注目します。
森結有花アナウンサー
「当別町にやってきました」

森崎博之リーダー
「いいですねえ~しっかりと苗が育っていますねえ」
森アナ
「当別町と言えば【米どころ】としても有名ですが
 もう1つ有名なものは…お花です!
 リーダー、お花の取材で何回か当別町来てますよね?」
森崎リーダー
「数えきれないほど2~3回来てますね」

森アナ「何のお花でしたっけ?」

リーダー「えっ?植物です…」

森アナ「植物は植物でも、当別町の何のお花の取材?」

リーダー
「…(回答できず)ちゃんと台本通りにやりませんか!」

あはははは(笑)
当別町は、知る人ぞ知る花のマチ。

様々な種類の花を生産し、
その多くは、全道トップクラスの生産量と品質を
誇っています。
番組でも、2009年にユリ、2016年にチューリップを
取材させてもらっています。
また、残念ながら今年は中止になりましたが、
例年7月には「北海道亜麻まつり」が開催されています。
広大な亜麻畑で可憐な花が咲き誇る風景は、
当別町、夏の風物詩となっています。
そんな花のマチで今回取材するのは…?
森アナ「カラーという花に注目していきます!」

リーダー
「さっき聞いたんですけど…(笑)
 なんかウエディングに使われるんですって!」

森アナ「そうですね」

リーダー
「ウエディングに使われるって…
 人生最大の見せ場!
 花のある場所じゃないですか?
 そこに使われるお花っていうのは
 神聖だし…美しくなければいけない!
 なんか今日はトキメキが
 用意されていると思っています」
さてカラーという花、
みなさんは馴染みがあったでしょうか?

どんな花なのか、早速農場へー
リーダー
「ご時勢がら、ここからはしっかりとマスクをして
 生産者さんのお話をうかがいましょう」

森アナ
「ビニルハウスが結構ありますね~」

リーダー
「普通の生産物の農家さんと同じですよ」
大江正人さんはカラー生産歴25年の大ベテラン。
農場では、主に花と米を生産しています。

2020年07月04日(土) |  清楚さでひときわ人気の当別町のカラー
森アナ「これがカラーです」

森崎リーダー
「花がなかったら長ネギのように見える(笑)」
リーダー
「シンプルだけど高貴でちょっとピンク色があって
 かわいらしい女性的な花という印象ですね」

森アナ
「いわれてみれば結婚式場とかで
 見たことあるな~っているお花ですね」

リーダー
「どのあたりがウエディングに使われる特徴ですか?」

大江さん
「白くて清楚なところ…
 そこに尽きるんじゃないでしょうかね」
清楚で凛として、なおかつエレガントな佇まい。
カラーという名前は、
ギリシャ語で「美しい」という意味の言葉、
「カロス」に由来するという説もあり、
それも納得の美しさです。
森アナ「当別町はカラーの栽培が有名なんですか?」

大江さん
「全道・全国的にも評価をいただいています!
 2018年に大田という花の市場で賞をもらった!
 励みになりますねえ」

当別町のカラーの出荷先は、道内が3割、道外が7割。
東京都大田区にある、
花の取扱い量が日本一の市場でも高い評価を得ています。
森アナ「品種とかあるんですか?」

大江さん「これは『サッポロ』という品種です」

リーダー「えっ?サッポロ?」

大江さん
「オランダの方が作られたんですけど
 この白がご自身がイメージしている
 札幌のイメージとピッタリだってことで
 『サッポロ』という名前を付けられた」

リーダー「雪景色みたいな感じですかね?」

大江さん「そうですね」
森アナ
「でもなんか悔しいですよね…
 なんか当別で花を作っているし、雪も降るのに
 札幌に持っていかれたなっみたいな…」
大江さん
「これが本州に行って
 札幌のイメージで使われると思うと
 かえって北海道の代表みたいで嬉しい!」
リーダー
「気持ちが大きいですね!
 森アナは気持ちが小さかった…」

森アナ「恥ずかしいです…」
森アナ
「じゃあこのサッポロが
 全国各地のウエディングの場を
 彩っているってことですか?」

大江さん
「そうですね。
 とくに秋はこの『サッポロ』が欲しいと
 色んな各市場から声がかかっています」

リーダー「名指しで!すげー」

大江さん
「当別のサッポロ!と名指しできます」
そんな当別町のカラーは、
どのように栽培されているのでしょうか。
大江さん
「4月から7月の間に植えていきます」

リーダー「種からですか?」

大江さん
「球根ですね。
 植えてから2か月後に咲くという
 ローテーションです。
 なので4月に植えたら6月(収穫)、
 5月に植えたら7月(収穫)…」

2020年07月04日(土) |  徹底管理で何度も咲かせる!
ということで、植えた時期の違うカラーを、
ハウスごとに見せて頂くことに…。

森崎リーダー「こちらは?」

大江さん「昨日植えたハウスです」

リーダー
「ということはもちろん何の芽も出てきてません」
リーダー
「これ…すごい高うねじゃないですか?
 根菜を植えるような“畝(うね」)”ですね。
 何か意味があるんですか?」
大江さん
「球根に水がつくと腐るので
 腐らないように高い位置に植えています。
 あと球根の上に土が必要なんで、
 なおさら土もかけなきゃならないので
 こういう高さになるんです」
リーダー
「高いと水はけがいんです。
 低いと水が溜まっちゃうんですけど
 高くすることで水はけをよくして
 中の球根を生育をよくしてあげる!」
そんな丁重に植えられるカラーの球根は、
どんな球根かというと…

リーダー「柔らかいところだねえ」

森アナ「ほんとだ~」

リーダー「出てきた出てきた!」
リーダー
「うわ~!にんにくの太った版みたいな…
 でっかいよ、これ。
 1個1個しっかりしたものがゴロゴロついてる感じ?」

大江さん
「いまこの小さい球根が大きなって
 使い続けることができる!」
リーダー
「球根ってうちは庭で埋めっぱなしなんですけど
 こうやって1回1回、埋めるものなんですか?」

大江さん
「これは水や寒さに弱くて腐りやすい!
 水分に弱いんですよね」

球根は花の収穫を終え、
葉が枯れた後、掘り起こされます。
その球根を保存して、翌年また植えるのですが、
腐りやすいので管理が難しいのだとか
森アナ
「保管とかは大江さんご自身でやっているんですか?」

大江さん
「昔は自分で保管していましたが
 今は農協の冷蔵庫に預けています」
森アナ
「弱りやすく腐りやすい球根なので
 湿度・温度管理は大変ですよね」

大江さん「ええ大変です」

森アナ
「それを1つの場所でまとめて管理してもらうことで
 安定して質のいいカラーを生産できる!」
以前は、生産者それぞれが試行錯誤しながら、
球根を保存していましたが、
5年ほど前、JAの施設の冷蔵庫での共同保管を始めました。
それでもなお、球根の管理は難しいそうですが、
最近ようやくノウハウを確立しつつあるそうです。
森アナ
「この球根がこのあと
 どんな風にそだっていくのか
 見せてもらいましょう」

リーダー「次はどれくらい経ったハウスですか?」

大江さん「苗を植えてから1か月!」

リーダー「どれくらい伸びてると予想しますか?」

森アナ
「さっきのカラーがこんくらいだったから
 これくらい?」
森アナ
「なんかくるぶし…いや膝くらい!」

リーダー
「お前のくるぶしどこになのよ!」

さて、植えてからひと月後のカラーの背丈は、
くるぶしくらいなのか、
ひざくらいなのか?次のハウスへー

2020年07月04日(土) |  一か月かかってやっと芽がでる!
リーダー
「植えてから1か月のハウスですね。
 えっっ…??
 ぱっと見、見栄えがかなり変わりました。」

  
大江さん
「この伸びてるのがカラーです」

リーダー
「えっちょっと待って!
 膝までって言いましたよね?」

森アナ
「私はもうちょっといくんじゃないかと思ってました…」
リーダー「くるぶしくらいですね」

森アナ「まさかの正解だった!あはは」

大江さん
「1か月でやっと芽が出るんですけど
 これからが早いんです!
 これからの1か月で
 先ほどのような花が咲きます!」
リーダー
「さっきの植えたばかりのハウスと
 全く見違えてますよね。
 この芽はわかりますよ!
 なんか上にもしゃ~ってあって…」

大江さん「これは稲わらですね」

リーダー「稲わらは何のために?」

大江さん
「乾かないようにするために、
 常に濡れた状態がベストだと思って
 これを敷くようにしました」
リーダー
「稲わらってだって…
 大江さんの家、いっぱいありますもんね。
 お米農家さんだから稲わらあるんだ。
 自分のところのですか?」

大江さん「そうです!リサイクルです!」

リーダー&森「あはははは」
 
リーダー
「これは去年の稲ですよね。
 脱穀が終わっても
 こうやって翌年に役に立ってくれるって素晴らしい」

稲わらを利用するのは、
米も手掛ける大江さんならではの手法。
稲わらにしっかりと水分を含ませ、
乾燥を防いでいます。
森アナ
「この時期のカラーは水やりなど
 乾燥させない事が一番大事なんですか?」

大江さん「そうです!」

リーダー
「皮肉ですねえ。
 球根の時は水分がダメでさ
 芽が出てくると今度は乾燥させてはダメ!!
 難しい~管理が他の花よりちょっと…
 ひと手間ふた手間多いですね。
 結構難しいなあと思いました」
ではいよいよ収穫適期を迎えたハウスへー
リーダー「うわ~キレイだあ」

森アナ
「たくさん咲いてますねえ。凛としてますねえ」
森アナ
「さっきの1か月のところから
 こんなに育つんですね!
 1本1本が太くて立派!!」
球根を植えてからおよそ2か月。
見事に咲き誇るカラーですが、
ここで驚きの事実が…

2020年07月04日(土) |  花と思っていた部分は、実は…
森アナ
「リーダーちょっと気になりませんか?
 今まで花き農家さんをお邪魔すると
 収穫前ってあまり花が咲いてなかったですよね?
 つぼみの状態が多くなかったですか?」

リーダー
「そうです!なんでか分かってますか?」

森アナ
「消費者に届く時に見ごろを迎えるように
 つぼみの段階で収穫してる…ってことですよね」

リーダー
「そうです。皮肉なことに花き農家さんは
 その花が満開になった姿を見られない!
 という皮肉があるんですけど… 
 あれ?見てますね…どういうこと?」  
大江さん
「これはですね…カラーというのは
 花の部分に見えるのは“がく”というものなんです」

森アナ
「この周りの白いのは花じゃない?」

大江さん「そうです花じゃない!」
森アナ「だとしたら花はどこなんですか?」

大江さん「中の芯ですね!」

森アナ「黄色い部分が花!」
リーダー「なに?」

森アナ
「お花咲いてるじゃないですか!
 その下で支えている緑の部分!
 顔が花だとしたら、
 花を支えてい“がく”の部分!」

リーダー
「私たちはガクを見てるってこと?
 花だと思って??」

大江さん「そうです!!」
たしかに茎が上に行くほど
徐々に白くなっている様子で、
白い部分は、花びらというわけではなさそうですね。

リーダー
「確かに花じゃない…茎だ!
 お前…茎かっ!!」
森アナ
「じゃあこれが“がく”だとしたら枯れないんですか?」

大江さん
「(花じゃないので)日持ちはします!」
大江さん
「あとたくさん肥料をあげちゃうと化けてしまう」

リーダー「化けちゃう??」

大江さん
「花にならず、花か葉っぱか…みたいな。
 それは葉花になろうか、葉っぱになろうか…」

森アナ
「確かにちょっと白くなろうとしてるけど
 あ~緑だった…みたいな」

リーダー「そっか~これ花にならなかったんだ…」
ではここからは収穫のお手伝いをしましょう!

大江さん
「カラーはハサミを使いません。
 抜くだけです!」

リーダー「ハサミ使わない?抜くの?」

大江さん「抜きます!」

森アナ「球根でてきませんか?」

大江さん
「根がしっかり張っていれば出てきません」

リーダー
「森アナにやらせたら
 とんでもないものが抜けちゃいますよ…」

大江さん
「ちょっと楽しみです、それも(笑)」
実際に大江さんがやってみます…

リーダー「簡単に抜けた~」

森アナ「おおおお」
さあ森アナも挑戦してみますよ。

ポン
森アナ「やったー!来ました来ました」

大江さん「いいです!」
森アナ「あ~取れました取れました」

大江さん「バッチリ!馴れましたね」

森アナ「えいっ!とれたー」

大江さん「うまいっすね!!」

森アナ「やったー」
森アナ「ほい~」

大江さん「上手ですねえ」

森アナ
「あははは。大江さん隣にいると気持ちいい!
 1つ1つ合いの手入れてくれる!!」

リーダー「すごい褒めてくださる!!」

森アナが、そつなく収穫するという、
ある意味まさかの展開。
尚、森アナは何事も一生懸命取り組んだ結果、
いろいろな事態が発生する確率が高い…
というだけですので、
毎回ハプニングが起きるわけでは無いこと、
何卒ご了承ください。



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