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2015年10月10日(土) |  サイロの上はどうなっているの?

さて雨が本降りになってきた所で
お次は施設の見学へ-

佐々木
「目の前に大きな建物が見えておりますが」

井出さん
「あの部分が小麦を貯蔵している
サイロというものです。
あの1本の筒に750トン
小麦が貯蔵できます」

オホーツクエリアで収穫された小麦を
各地へ出荷する為の一時保管施設として、
去年、稼働がスタートした
網走市小麦集出荷施設。
直径7.5メートル高さおよそ27メートル
サイロが全部で24本あり、
1本あたり750トン
最大で1万8千トン
貯蔵が可能となっています。
そんな貯蔵サイロの最上部は-

エレベーターで6階へ。
佐々木
「色んな筒がありますけど…」

井出さん
「ここがちょうどサイロの上です」

佐々木
「つまり筒の真上のところにいる」

操作室と呼ばれる場所で
オホーツクエリアの各JAから
受け入れる小麦の量や、
サイロの貯蔵量などを集中管理しています。
年間およそ15万トンが生産される
オホーツクエリアの小麦。
国内トップクラスの小麦産地と呼ばれるには
確かな理由があるんです。

井出さん
「安定した品質を保っているということで
(オホーツクエリア)は高い評価を受けています」

森崎
「オホーツク産の小麦が高品質とは
 どういうことですか?」

井出さん
「麦の基準には1等麦2等麦規格外という
 分け方をしまして、
 1等麦の比率が高いということです」

森崎「どのくらい高いんですか?」

井出さん
「ここ3年間の1等麦の平均割合は96%」

森崎「ほぼ1等麦!すげー」

井出さん
「農協の職員が検査をするんですけど
 検査技術の全道一位!しかも
  3年連続一位という方が管内にいるんです!」

森崎
「小麦の目利きのプロがいるんですね」

ということであぐり一行は網走の出荷施設を離れ、
小麦の品質維持に欠かせないスペシャリストが
居るというJAこしみずのとある施設へ-

小麦の品質検査を行っているのは
古川慎也さん。
ものすご~く偉大な方なんですが
まずは一行が訪れた施設について伺うことに。

古川さん
「小清水町で収穫された小麦
受け入れて貯蔵・乾燥・調製をする
施設になっております」

河野
「調整という作業があるんですね」

JAこしみずの小麦乾燥調製貯蔵施設では
小麦の乾燥と貯蔵のほか、
品質を整える「調製」と呼ばれる
作業が行われます。
その大まかな流れを簡単に解説しましょう。

2015年10月10日(土) |  小麦の品質を見極める!
古川さん
「まずは収穫した小麦を粗選別します。
その後水分量を12.5%まで乾燥させ、
品質チェックを行います。
そして製品になったものを
農産物検査を受けて
1等2等ダメなものなのか?判定して
それから製粉会社へ出荷となります」

古川さん
「私もそうなんですが
農産物検査員という
資格を取得したものが
できた製品を鑑定して等級をつけ
そして成分によってランクもつけます

森崎
「1等とか2等とかは
古川さんのような方がつけているんだ」

小麦の品質を管理する農産物検査員は、
収穫した小麦のサンプルを取って、
見た目の色や形などで製品状態を判断したり、
成分データの分析、そして最も重要な役割を担う
品質等級の決定も下す、
まさに小麦のスペシャリスト!

なかでも古川さんは、
その検査技術の高さを競い合う
全道農産物鑑定研修会・小麦部門で、
3度も最優秀賞に輝いている方なんです。

森崎
「実際に目の前に並べてありますが…」

古川さん
「このなかに1等麦(上)、1等麦(下)、
 2等品、規格外があります」

森崎
「分かる?正直おんなじですよ!」

素人ではほとんど違いがわからないのですが、
農産物検査員はサンプルとなる
20グラムほどの小麦を見て、
その品質や等級を判断しているのです。

森崎
「こういう風に集合体として見る訳ですから
粒が良くないものが入っていたら
そこでランクが決まっちゃうってこと」

河野
「割合ですか?
 コレくらいの中に良いのがどれくらいあるか?
 で、ランクが決まってくる。全体で見るんだ」

森崎「チーム戦だ」
河野「ほかの作物とは違いますね」

ここで小麦のサンプルから、
形の悪い粒だけを抜き出すという作業を、
古川さんに見せていただくことに!

森崎「早いっ!」

あっという間に悪い粒を抜き出します。
さて一体どのくらいのスピードでしょうか。

佐々木
「最初の4粒を見つけた時点で8秒でした」

河野「2秒の1粒!?」

せっかくなので、あぐりっこも挑戦!
すると一同驚きの展開に…

アキラ「これでしょ…」

森崎「アキラ。ガンガンいくね」
河野「思い切りが良い」

あぐりっこが抜き出したのは9粒。
古川さんに見てもらうと…
古川さん「全て未熟な粒です」

森崎
「すごいなあ~アキラどうだった?」

少し悩んで…
アキラ
「えっなんか…
いけそうじゃない?って感じ!」

みんな大爆笑!!


2015年10月10日(土) |  生産者の努力あっての高品質維持!

毎年1頭麦のみを
安定出荷しているというJAこしみず。
284戸の生産者でおよそ2400ヘクタール
小麦を生産していますが、
厳正な品質検査のほか、
生産者との連携も高品質を支えている理由です。

古川さん
「収穫のときにJAこしみずでは特別に
 全ての畑に対してコンバインで少し刈って
 そのサンプルを見て刈り取りして良いか
 判定しているんです。そうしることによって
 均一に成熟したものが収穫されるんです」

古川さん
「そうすることで生産者自身も
 小麦をみれるようになるんです」

佐々木「とっても重要な仕事ですね」

古川さん
「でも悪いネタから美味しい寿司が
 作れないのと同じで
 生産者の努力があって
 良いものを出荷
 して下さるからして下さるから
 我々もやりがいのある仕事が
 できるんだと思います」

河野「素晴らしい」
森崎「あなたは永遠のチャンピオンです」

消費者はあまり目にすることのない
原料作物「小麦」。
北海道産の安全安心な小麦粉は、
オホーツクエリアをはじめとする、
全道各地の生産者と、
その出荷に携わる様々な人たちの
努力によって、
私たちの食卓へ安定的に
届けられているのです。

 

佐々木
「小麦で作った加工品を並べてみました。
 これらはオホーツクエリアの9つの
 JAさんで出している加工品です」

古川さん
「オホーツクエリアというのは
 道内の中でもトップクラスの
 品質と生産性を誇っておりますので
 JAこしみずも含めて地域全体で
 加工品を地産池消する取組みをしています」

森崎
「うどんやクッキー、餃子の皮、おまんじゅう。
 小麦から出来てる加工品なんだね」

佐々木
「日常的に小麦粉で作られたものを
食べているよね」

小麦粉は大きく3つの種類に分けられ、
タンパク質の量によって
粘りの強さが変わります。
私たちの食卓に欠かせない小麦粉は、
こうした特性を踏まえて活用されているのです。

 

森崎
「北海道で作られた小麦を選んで
 食べてくれたら嬉しいですよね」

古川さん
「地産池消で生産者にも食べてもらって
美味しい!と実感してもらいたいです」

森崎
「農家の方が作って出荷して
 それで終わり!ではなく
 作ったものがこうしたブランドになって
 様々な用途で食べることが出来る。
 すごく大事なことですよね」

JAこしみず産小麦100%の素麺を使った
女性部直伝のお手軽料理をいただきます!

※詳しいつくり方はレシピコーナーへ!

森崎
「小麦ってある程度加工品になっているから
 さっと簡単に美味しく食べられる。
 コレが小麦の良さであり美味しさだね。
 天ぷらにしても畑の美味しさってものを
 蓄えてくれていますね」

もんすけの週刊あぐりニュース!
農業に興味のある方必見!
「新・農業人フェア」のお知らせだよ。

農業をやってみたい。
けど何から始めたらいいんだろうとい人たちを
応援するためのイベント「新・農業人フェア」が
今月24日(土)に札幌市白石区の
札幌コンベンションセンターで開かれます。

先輩農業者や就農支援の窓口の方に
話をきける相談会や
農業の技術や知識を学ぶ進学相談コーナーなど
100ものブースやセミナーがあるんだって!
また農業高校生による物販や
森の仕事ガイダンスも
同時開催されるみたい!

会場は入場無料、予約不要。
どなたでも参加できます!
農業だけじゃなく田舎暮らしにも
興味のある方も是非会場へ!
以上週刊あぐりニュースでした。

--------------------------------------
日時:10月24日(土)10:30~16:30
場所:札幌コンベンションセンター
   札幌市白石区東札幌6条1丁目
問い合わせ:北海道農業担い手育成センター
      電話0570-044-055


2015年09月26日(土) |  ♯354 地域の生き残りをかけたライフライン維持とブランド確立編

札幌から265キロ。 
サロマ湖やオホーツク海の新鮮な海の幸、
そして春には色鮮やかなチューリップが
咲き誇る町…湧別町。

酪農業が盛んで、
トウモロコシやカボチャなど
ブランド作物も豊富な
JAゆうべつ町エリアですが―

1900世帯のうち
70歳以上の世帯がおよそ360と、
道内でも高齢者の割合が
高い町でもあるんです。


高齢化に伴い、町の過疎化は進みます。
昔は活気があった町並み。
今は多くの店がシャッターを閉め、
生鮮食料品を販売するのはAコープのみ…

Aコープから2.5キロ離れたところに住む
細川さんご夫婦はこう言います。
細川隆人さん
「年をとったから車の免許を返納したんです。
 そしたら不便でねえ~買い物が…」

いま細川さんご夫婦のような
買い物弱者が社会問題に―
そこでJAゆうべつ町では
ある画期的な取り組みを行っているんです!

ピンポーン♪「Aコープで~す!」

今回は、買い物弱者を救うJAゆうべつ町の
人にやさしい取り組みに注目です。

佐々木
「今回はオホーツク海に面しています
 湧別町にやってきました」

あぐりっこは5年生の女の子。
澤田花ちゃんと岡田舞花ちゃんです。

佐々木
「私達が歩いているのが町の
 メインストリートになるんですが…」

森崎
「のどかというか…」

藤尾
「ちょっと寂しい感じがしますね」

森崎
「昔は賑やかだったんでしょうね」

藤尾「ここはスーパーだったのかな?」

森崎
「便利なスーパーだったんだろうね」

森崎
「スーパーが町からなくなったらどう思う?」

マイカ
「野菜や食料品が買えなくて
 すごい不便だと思う」

ハナ
「遠くのスーパーまで行かないといけない…」

森崎「大変だよね」

町のメインストリートには
飲食店や金物店など
営業しているお店もありますが、
シャッターが閉まって久しい様子が
多く見られます。

そこで、
Aコープゆうべつの副社長である
野田直人さんに話を聞いてみると…

森崎
「町のメイン通りを歩いてみたんですが
 言葉を選ぶと…ちょっと寂しいな…」

野田さん
「そうですね…
 今立っている向こう側は
 生鮮食料品を扱うお店が
 なくなってしまったんですよ

野田さん
「ここから向こう(反対側)には
 Aコープ店舗コンビニが2店舗あります」

森崎「どのくらいの距離ですか?」

野田さん「1キロちょっとあります」

森崎
「それでも1キロあるんだ」

藤尾
「メインストリートの1番奥から
 Aコープに向かうと、けっこう…」

野田さん
2キロ以上になってしまうことになります…
 なので高齢者の方には大変と思います」


2015年09月26日(土) |  タブレットで買い物を楽しもう♪

佐々木
「1キロちょっと行くとAコープがありますが
 そこで町民に優しい独自の取り組みを
 行っているそうなんです」

野田さん
「いろんな方に協力してもらって
 町民のみなさんに使ってもらえる
 優しいものを考えました」

ということで早速その「やさしいもの」を
ご利用されている方のお家を伺いました。

森崎
「湧別町の細川さんのお宅です。こんにちは」

細川さん御夫婦。
旦那さんの隆人(タカト)さんは89歳。
娘さん2人は道内に嫁がれていて
今は夫婦二人暮らしです。

さてどんなものか見てて頂くと…

隆人さん
「これがあると助かるんです」

森崎「これってタブレット?」

森崎
「使いこなしていますか?」

奥様の広子さん「はい!(ニコニコ)」

森崎「すごい!」

隆人さん
「車の免許証を返納したので…
 そしたらAコープでこの取り組みを
 やると聞いて、こりゃ助かるなと思った」

Aコープゆうべつで行っている
町民に優しいサービスとは、
‘買い物宅配サービス’。
このタブレットを使って注文をすると、
品物を自宅まで届けてくれるのです。

タブレットを立ち上げてみると…

森崎
「ご来店ありがとうございますだって!」

佐々木
「カテゴリー別になってますね」

隆人さん
「重いとか大きいものあるでしょ。
 トイレットペーパーとか。
 お米などを運んでもらわないと大変!」
買い物弱者である高齢者を対象に
始めたサービス。
利用条件は特別無く、
Aコープに申し出をすれば
利用できるということ。
タブレットは無料配布していて
利用者の負担は通信費2000円のうち
半額の1000円と買い物代だけなんです。

実際にどのように買い物をするのか
注文をしてみることに…

森崎
「トウモロコシかスイカないか?」

藤尾「流氷トウモロコシ?」

野田さん
「今が旬のトウモロコシで
 JAゆうべつ町のブランドして出荷してます」

流氷トウモロコシをタップすると
大きな画面になります。
写真も大きく見やすいです。

ここで値段を確認し注文個数を決定します。

藤尾
「簡単やね~。写真が出てるの楽しい!
 本当に買い物しているみたい」

野田さん
「なるべくアイコンを大きくしたいとなると
 商品の数を逆に限定させてもらっている」

タブレットに乗っている商品は300点ほど。
利用者に人気の物や地場産の作物などを
厳選することで、文字や写真を大きくし見やすく
選びやすい工夫をしています。
さらにタブレットに載っていない商品でも
リクエストが可能!
利用者に寄り添ったサービスです。

藤尾「値段はどうなんですか?」

野田さん
「特売とかには対応できないので
 平均して店頭価格より少し下げています

森崎「下げてるの~チョーお得ジャン!」

各タブレットから注文されたリストは、
Aコープ内のパソコンに送られます。
店員さんが内容を確認すると店内へ―
リストを確認しながら買い物をしてくれます。
いいものをしっかり選んでかごの中に…
こうして届けてくれるのです。

野田さん
「移動購買車を使うのも
 ひとつの手かもしれませんが、
 まわる地域が広くなると
 限定される部分もあるので
 タブレットですと各家庭にひとつ
 置いてもらえれば非常に便利になると思う」


2015年09月26日(土) |  道内最後に旬を迎える流氷とうもろこし

去年8月から始まったこのサービス。
スタート当初からタブレットでの買い物を
楽しんでいる細川さんは
週に一回は注文しているという事。
それは便利だからというだけでは無いそうです…

隆人さん
「配達してくれるAコープの人がね
 『お元気ですか?』
 声をかけてくれる。
 これが非常に助かる」

森崎
「人との温かいふれあいですよね」

隆人さん
「吹雪だとか浜がしけっているときに
 『気を付けてよ』『おじさん元気かい?』と
 そういう言葉をかけてもらうから大変助かる」

よりよく生活するための利便性と、
高齢者を孤立させないこの取り組み。 
現在、利用者は13名ですが
高齢者に限らず多くの人に
利用してもらいたいと野田さんは言います。

野田さん
「なんとか助けてあげたい!
 という想いだけであって
 採算ということを考えると
 決して合うものではないかもしれません」
 
森崎
「ちょっと機械的な気がするけど
 人の優しさに満ちているサービスですね」

先程タブレットの中を見ている時
気になる作物を発見していたあぐり一行。
その名は「流氷トウモロコシ」。
とうもろこしの旬としては
遅い気もしますが畑に伺ってみることに―

森崎「大きい畑ですねえ~」

では生産者さんの井上さんにを
お呼びしましょう。
井上さ~~~ん!

湧別町でトウモロコシをつくって34年!
井上豊さんに話を伺っていきましょう。

森崎「今はどういう時期ですか?」

井上さん「1番実が熟している状態です」

森崎
「ロケしているのが9月10日ですよね…
 (旬が)ちょっと遅くないですか?」

井上さん
「その『遅い』のが売りの
 トウモロコシです」

井上さん
「北海道で最後の収穫期を迎える
 トウモロコシなんです」

森崎
「そういわれるとキュンと
 センチメンタルになりました!」

冷涼な気候の湧別町では
8月下旬から9月中旬がトウモロコシの旬!

井上さんにトウモロコシの見分け方を
教えていただきました。
「毛(めしべ)が黒くなってチリチリに
 なっているもの!
 毛の1本1本が実に繋がっているので
 完熟していると毛が黒くチリチリになる!」

2つ目は-
「毛の付近に生えている葉が下を向いている。
 そして付け根がグラグラゆるんでいるのは 
 実が詰まっている印ですよ。
 あとは触ってふっくらしていること。
 この4つを確かめながら収穫すると
 おいしいのがたくさん取れるよ!」

ということであぐりっこもチャレンジ!

バキッバキッ

皮をむくと実がぎっしり詰まってます♪

さてお味はどうかなあ~


2015年09月26日(土) |  みずみずしくておいしい~♪
なんとこのまま生で食べられるということで
みんなで一斉にガブリ!!
ハナ
「すっごい甘くて美味しい!
 1粒1粒が甘いから
 口の中で噛むともっと甘くなる!」
マイカ
「1つの実の中にいっぱい水分が入っているから
 かんだときにブシャーってなる!」

森崎「今は忙しいんでしょ?」

井上さん「忙しいよ」

森崎「何時ぐらいから作業しているんですか?」

井上さん
「毎日5時から夜の6時まで」

藤尾「うわああ大変!」

井上さん「13時間作業している!」

森崎
「大変だああ」

ということで
森崎
「トウモロコシ100本収穫スタート!」

あぐりっこ「おおお~!!」

毎日収穫に大忙しという井上さんを
お手伝いすることに!

目標は2人あわせて100本。

「いえ~い」どんどん収穫していきます。

流氷トウモロコシとして出荷しているのは
‘サニーショコラ’という品種。
クセが少なく強い甘みが特徴。
JAゆうべつ町では8戸の生産者が
年間20万本を出荷しています。

藤尾さんにも運ぶのを手伝ってもらって…

そうこうするうちに

100本達成♪

ヤッター!!

ハナ
「すごい楽しかったのでもっとやりたい!」

2015年09月26日(土) |  甘くてビックリ!いただきま~す!

収穫を頑張ったあぐりっこに
ご褒美として井上さんが
お手製オムレツを
作ってくれました!

井上さん「トウモロコシ入れます!」

うわ~なんて大胆で贅沢。
生のまま包丁でそいで入れます。

井上さん
「これが今しか食べられないトウモロコシ」

ここにとろけるチーズと塩コショウを加えたら、
包んでいきます。
アルミホイルで包んで予熱で中に火を通します。

井上さん
「料理は見た目じゃない!味です!」

さてお皿に返して完成です!

さてお味はどうでしょうか?

ハナ「シャキシャキしている!」

森崎「うまい!あまいっ!」

佐々木「あっという間に食べきりました」

(※本当に本当に甘くておいしかった!)

さっすが生産者さん!
美味しい食べ方、知っているな~
湧別のトウモロコシは収穫した後、
予冷庫に運ばれるんだって。
鮮度を維持するためらしいんだけど、
詳しい話を伺っていこう。

JAゆうべつ町 大隅裕司さん
「収穫したままの状態ですと
 ホルモンを発散して
 せっかく保持した甘みが落ちてしまいます。
 新鮮さも失ってしまうので予冷しています」

一晩冷やしたトウモロコシはサイズごとに
選別し全国へ―
なかでも輸送に時間がかかる本州向けには
氷をいれて出荷してるんだって!

大隅さん
「トウモロコシそのものは幹に直立に
 立っています。その状態を保つことで
 おいしさを保持する狙いがあります」

美味しさを届けるために
出荷の方法にもこだわっているんだね。

ではトウモロコシ料理をいただこう!

JAゆうべつ町女性部の越智祥子さんに
流氷トウモロコシを使った料理を
作っていただきました。

森崎
「あぐりっこと私たちでちょっと
 違いますね」

越智さん
「そうです!
 あぐりっこの方は私達が作っている
 牛乳うどんの中にカボチャ
 パウダーを入れた
 黄色い方のパスタを…
 パスタっていうかうどんね…」

越智さん「通じてないね??」
 
森崎「結局何なんですか?」

藤尾
「失礼を承知でまとめてみると
 牛乳うどんというのがあって
 その牛乳うどんにはカボチャが入った
 バージョンもあると。
 そのカボチャが入った牛乳うどんで
 パスタを作ったってことですね
 
そのほか流氷トウモロコシとお米を
一緒に炊いたおにぎりと、
濃厚なスープも用意していただきました!

※詳しい作り方はレシピコーナーへ!
ビックリするほど絶品でございました…

パスタを食べて―
ハナ「美味しい!モチモチしている!」

あぐりメンバーが更に驚いたのはこのスープ!

藤尾「甘いっ!」

ハナちゃんビックリ顔ですよ!
「甘かった!」

佐々木
「甘さが凝縮されてる。
 ホワイトチョコレートみたい!」

森崎
「北海道で最後に旬を迎えるトウモロコシ。
 本当に最後のデザートのような
 そんな甘さがあるトウモロコシですね。
 ツブツブで甘くておいしかったああ」

もんすけがお伝えする「週刊あぐりニュース」。
北海道の食を世界に発信する取り組みの紹介だよ。

食をテーマに今年5月からイタリアのミラノで
開催されている「ミラノ万博」。
このミラノ万博で北海道の食の魅力を
世界中の人たちに知ってもらうための
イベント「北海道の日」が
来月6日から8日にかけて行われるよ。
会場には以前「あぐり王国」にも出演して頂いた
貫田桂一シェフが登場。
貫田シェフが作った北海道ビーフのローストや
秋サケの三平汁などが振る舞われ、
世界の人たちに北海道の食べ物を
味わってもらうみたい!

北海道には美味しいもがいっぱいあることを
みんなに知ってもらいたいよね~
以上もんすけの週刊あぐりニュースでした。

~お知らせ~
来週の放送は特別番組放送のため
お休みさせていただきます。
次回の放送は
10月10日午後5時からです。
お間違えなく~!


2015年09月19日(土) |  ♯353 徹底した収穫システムと品質管理で生産されるJA中札内村の枝豆編

突然ですが二つの皿に盛られた枝豆。
実は収穫してすぐのものと
1年間冷凍保存したものなんです。
街行く人に、食べ比べてもらうと…
「分からない!違いあります?」
「違いが分からない!」
「変らない気がする」

実はAは1年前に収穫したもの、
Bは昨日の朝に収穫したもの。

正解を伝えると
ええええ~そうなの」と驚きの声。

ということで今回のあぐり王国は、
とれたての鮮度を守る
徹底した生産体制で、
国内はもちろん、
世界にも出荷されているという
十勝の名産地に注目!
枝豆に秘められた驚きの栄養価。
さらには日本伝統の食べ合わせの秘密など、
枝豆の魅力に迫ります!

森崎
「気持ちがいいなあ~
 何もないのが宝の山に見える」

佐々木
「中札内村にやってきました」

森崎
「中札内村の枝豆
 取材したことあります!」

※2009年10月10日に放送しましたよ♪

佐々木
「こちらは枝豆の2014年度の収穫量」

森崎
「僅差ですね。知ってるか?
 十勝だけで北海道の
 5010トンの半分以上!
 3000トン以上
  十勝の枝豆です」

河野「さすが知ってますね」

佐々木
「中札内村は道内トップクラスの
 枝豆産地なんですが
 この枝豆が道内・国内…
 そして世界からも注目される
 高品質の生産システムがあるんです」

では早速あぐりっこをご紹介。
今回参加してくれるあぐりっこは6年生。
作物や土に触れて北海道農業を知りたい!
酒井悠祐(ユウスケ)君と、
将来の夢は政治家!勉強することが
大好きな吉原滉人(ヒロト)君です。

佐々木
「こちらのモノは枝豆と深い関わりがある
 ものなんだけど…分かるかな?」

ユウスケ「大豆!」 さすが大正解!

森崎「じゃあ枝豆と大豆の関係わかる?」

ユウスケ
分かります。
 枝豆は夏に取れるけど
 大豆はその枝豆を冬や秋の遅い時期
 収穫すると大豆になる…」

河野「つまり同じもの?」

ユウスケ
同じだけど
 違う時期に収穫することによって
 色や固さが変わってくる!」

河野
「もう今日は帰って良し!」

大豆の生育途中の段階で収穫される枝豆。
古くは奈良時代から食べられていた
日本発祥の作物と言われ、
2000年頃の日本食ブームを機に、
今では世界中で食べられています。

森崎
「一番分かり易い枝豆と大豆の違いは…
 大豆はマメ科ですよ。
 でも枝豆は野菜になるんです!」

あぐりっこ「へ~知らなかった」

河野「分類変わるんだ」

森崎
「おっ!ユウスケ知らなかったか…?」

森崎
「そうかそうか…」

ニヤニヤしてポンポン肩を叩く

森崎
「大人になったら
 もっと色んな事知れるから」

 


2015年09月19日(土) |  中札内村の徹底したこだわり!

枝豆について、
ちょっとだけ詳しくなったところで
一行はさっそく生産者のもとへ―

森崎
やまもとさ~~~ん
 おひさしぶりです~~6年ぶり!」

JA中札内村の組合長も務める
生産者の山本勝博さんに、
中札内村の枝豆について詳しく伺います。

森崎
「改めて本当に広いね」

山本さん
「ここだけで3.5ヘクタール。
 (中札内全体では)約480ヘクタール」

山本さん
「6年間と比べて約120ヘクタール増えた!」

森崎「あれからまた増えたんだ~」

中札内村では100軒の生産者で480ヘクタール、
札幌ドームおよそ100個分という
広大な畑で枝豆を栽培。
8月中旬から9月中旬までが収穫時期となります。

山本さん
「(1株に)平均すると60房とれます。
 普通は2粒が多いですけど
 今年は5~6割が3粒」

森崎「なんでそうなるの?」

山本さん
「気候によって違います。
 花が咲いてから気温が25~30度になると
 きわめて良いモノが取れます。
 そして50日目に取ると
 非常に美味しいものがとれます。
 ところが60日をたってしまうと
 ちょっと味が悪くなる」
中札内村の枝豆生産は、
種まきから収穫まで、
徹底した日数管理のもと行われ、
100軒すべての生産者が、
最良の環境で枝豆を収穫しているのです。

さてここでリーダーいつもの
生で食べてみたいコーナー♪

さっそく生のままいただくと…
甘い~
 あま味がすごく強い」

森崎
「これが50日目じゃなくて
 60日を過ぎちゃうと…」

山本さん
「固くなってあま味がなくなります」

森崎「50日だから美味しんだ」

そのほか枝豆を含めて
5つの作物の畑を
1年ごとに替えて、
より良い生育環境を整える
輪作体系を徹底したり、
枝豆畑の周りにえん麦と言われる
緑肥作物を植えて
農薬の飛散を防ぐ
額縁(がくぶち)栽培という
方法を取り入れるなど、
品質を守る為の様々な取り組みが
行われています。



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