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2015年08月08日(土) |  畑で完熟できる理由も砂地だった!

雨上がりのカボチャ畑。
水滴に光が当たってキラキラしてます。

藤尾「気持ちいすね。キラキラ」

森崎「緑がみなぎっていますね」

遠目に見ると鮮やかな緑色が綺麗な葉ですが
よ~く見てみると…

松森さん
「カボチャの葉には
 小さなトゲがあるんですよ。
 それが刺さるんですよ」

森崎「よく見たらトゲがあるわ!」

松森さん
「トゲは虫などから身を守るために
 生えている!」

コウタ
「チクチクしてくっつきそうになる!」

森崎
「ザラザラして紙やすりみたいだな」

佐々木
「この中でみなさんは収穫作業をされる」

松森さん
「暑いのでTシャツになりたいんですが
 腕を囲うので汗ダラダラですね」

佐々木「このカボチャの種類は?」

松森さん
「種類は“みやこカボチャ”。
 産地名を付け加えて
 “大浜みやこ”という名前で売っています」

札幌市手稲区手稲山口で栽培される
「大浜みやこ」。その特徴の一つは糖度!

藤尾「どのくらい甘いんですか?」

松森さん「観測した中では19.6度」

あぐり一行「ええええ~」

佐々木
「野菜ですよね?
 果物を越えちゃっていますね

松森さん
「一番高い所で16度と見てたんですが
 たまたまうちの畑でこういうのが出ました」

それほどまでに高い糖度を誇る大浜みやこ。
その秘密はやはり‘砂地’にあります。

日中は太陽の熱を受け
一般的な畑の土よりも温度が高くなり、
夜はスーッと温度が
下がります。

その温度差がカボチャを甘くするのです。
しかし、それだけではないんです!

松森さん
「カボチャは完熟まで畑に置くと
 腐りやすいものなんです。
 ですからみなさん早く収穫するんですが
 ここは砂地なので表面が熱くて
 殺菌されるんです。
 歩けないくらい熱いですから。
 そのために完熟まで置いておけるんです。
 腐らないので…
 それで出荷しているので
 こんなカボチャあるんだと評価頂いてます」

藤尾
「ツルいついた状態で完熟を迎えるカボチャは
 おいしいんですか?」

松森さん
最大に甘くなっている状態ですから」

森崎「そりやあ旨そうだ」

松森さん
「ただ糖度で大浜みやこが
 有名になったかといえばそうではないんです。
 完熟まで置いておけるのと
 食べた食感が栗のようなんですね」

ホックホクでクリのような食感と、
驚くほどの甘み。
地の利を生かした栽培を行っているのです。

松森さん
「ちなみにボーリング調査では
 300メートル下まで砂地だと分かっています」

と今では「砂地」を生かし
ブランド作物の産地として有名になった
手稲山口地域ですが
ここに行きつくまでには
大変な道のりがありました。そこで-

ナレーション(以下Na)
「手稲山口地区の歴史。
 札幌市手稲区手稲山口はその昔
 農業を営むには大変困難な地域だったと
 言われていました。
 その理由の一つは日本海からの冷たい風。
 そしてもう一つは地力に乏しい
 「砂地」だったからなのであります」

Na
「それでも当時の人達は砂地に適した作物として
 スイカの栽培を行っていました。
 しかし当時のスイカ栽培
 ‘賭け’のようなものだったのであります。
 暑い夏には高値が付きますが、
 冷夏であれば元手すら回収出来ない
 厳しいものでありました」


そんな中、大冷害がこの地域を
襲うのであります-


2015年08月08日(土) |  こだわりの栽培方法

農民「今年は寒くてスイカが全然だめだよ」

農民「これからもスイカを作り続けるのは大変だ」

農民「そうだ!あの人に相談してみよう」

全員「よし!そうしよう!」

この地域で農業を営むことを
諦めなかった生産者。

様々な作物を知っている種苗メーカー
尋ねたのであります。

種苗メーカーの人
低温で強く、砂地で栽培できる
 作物って何だろう。
 どんな作物にしよう。
 どうしようかなああ~」

種苗メーカーの人
「そうだ!ひらめいた!

種苗メーカー「これを!」

農民「これはカボチャの種??」

種苗メーカー
「うん!カボチャの種。
 君たちならきっと上手に作れるよ」

こうして始まったカボチャ栽培。
スイカの栽培技術を生かした
カボチャの栽培は大成功!
一年目からその美味しさは世間の注目を
浴びるのであります。
かくして誕生したのが‘大浜みやこ’なのです。

《終》

と当時の生産者達の諦めない気持ちがもらた 
‘大浜みやこ’ですが、現代の生産者も
美味しいカボチャを作るための努力を
惜しんではいません。

佐々木
「カボチャ栽培で1番大切な時期はいつですか?」

松森さん
「ビニールのトンネルで栽培している時期!」

松森さん
「これは5月5~6日ごろです」
この時期はカボチャが育つにはまだ寒いので
ビニールでトンネルを作り
トンネル内が40度を超えないように保ちます。

佐々木「次はこうなるんです」

モモ「穴がいっぱい開いている!」

佐々木「この温度管理が…」

松森さん「もっとも重要ですね」

トンネルに穴を開け温度管理を行います。
一度開けると閉じられないため、
朝と夜の温度差や天気を見ながら
カボチャにとって最適な環境を作ります。

さらに…

松森さん
「ずっとツルを横に這わせているんです!」

ツルがキレイに伸びるように
トゲのある葉に気をつけながら整えます。
その後、トンネルを外しますが
まだまだ目を光らせなくてはいけません。

松森さん
「とにかくキズをつけないように!
 ここは風が強いので回されちゃうんです。
 回されると自分でキズを付けちゃう」

森崎
「海に近いから砂地という利点もありながら
 風が強かったり温度が高くて大変だったり
 色々大変な想いをされて育った大浜みやこだ」

松森さん
「決して砂はいいことだけではない…」

手間をかけ栽培された‘大浜みやこ’
ブランドを維持するための努力はまだあります。


2015年08月08日(土) |  ブランドを守る努力

あぐり一行がやってきたのは納屋。

佐々木
「収穫されたカボチャがズラリと並んでます」

コウタ「なんか分けられてる」

佐々木
「そうなんです!収穫されたカボチャは
 4日間くらい納屋で乾燥させるんです。 
 そして選別をするんです」

そうなんです!収穫したカボチャは 
まずは生産者が3つの規格に分けます。

しかし、それだけじゃないんです。

専門の検査員が‘もう一度’
チェックをするんです。
ということで大浜みやこのチェックを
一手に引き受けている
池田利碩さんに話を伺っていきましょう。

池田さん
「生産者の方が自主的に選別して置いてあるが
 検査員が生産者の家を回って統一していく。
 バラつきがあったらいけないので」

ということでまずは、
それぞれの規格について知っていこう。

池田さん
「これが“秀”品のカボチャです。
 一番ランクが上。
 キズが何もないし形も良いですよね」

次のカボチャは…
コウタ「へこんでいる!」

これが一番下のランクの「A」品。
比べてみると、形の良さ、傷の大きさが
全然違います。
そして、その間が「優」品なんです。

森崎
「池田さんのような方が 
 大浜みやこというブランドを守っている」

池田さん
「みなさんの足並みを揃えて出してもらえれば」

藤尾
「キズをつけちゃいけないのは
 カボチャ自体だけではなく
 大浜みやこというブランドにも
 キズをつけないことなんですね

ではサッポロスイカと大浜みやこを
頂いていきましょう!

まずはサッポロスイカ!

アオイ「美味しい!」
モモ「甘い!」

森崎「なんでこんなに甘いんだっけ?」

アオイ「砂地で育てているから!」

続いては大浜みやこの素揚げ。

森崎「うまい!」

アオイ「けっこう甘い!」

コウタ「砂糖が入っているみたい」

佐々木
「素朴なカボチャのおいしさがあるんですね」

素揚げに夢中のあぐりっこ。
続いては ふかしただけのかぼちゃを
食べてみると…

モグモグモグ…すると

アオイ「ゴホッゴホッ!」

松森さん
いいですね。
 のど詰まりをしていますね!
 それが大浜みやこの特徴です!」

森崎「言ってた!」

松森さん「のど詰まりするよって!」

藤尾
「栗のようなって言ってました」

松森さん
「デンプン質が多いので 
どうしてものど詰まりしやすくなる」

森崎
「本当だ!栗みたい。
 (ただ…)しゃべりにくい!!」

昔は野菜の栽培には向かないと言われた
手稲山口地区。しかし、その逆境を逆手にとり
ブランド野菜の産地になりました。

大浜みやこの生産者は現在10名。
全員がエコファーマーを取得し
安全安心な作物の生産に励んでいます。

先人達の諦めない気持ちと、
現代の生産者の創意工夫が
私達の食卓を支えているのです。

松森さん「サンドパワーです!」

森崎「4回目でも?」

松森さん「サンドパワー

もんすけがお伝えする週刊あぐりニュース!
今日は「2015焼肉ガーデンフェスタ」の
お知らせだよ!

これは北海道の牛肉をもっと身近に
味わってもらうための
バーベキュー形式のイベント!
北海道産の味付き牛肉200gに
ビール2杯が付いたお得券は1700円。
なんと9日までなら1500円で買えるんだって!
牛肉をもりもり食べて
熱い夏を乗り切るにはぴったりだよね!

「2015焼肉ガーデンフェスタ」は
今月10日(月)から13日(木)までの4日間、
札幌パークホテルの駐車場で開かれます。
雨天決行で開催します。
詳しくはご覧の電話番号まで
お問い合わせください。

以上もんすけの週刊あぐりニュースでした。

《2015焼肉ガーデンフェスタ》
日時:8月10日(月)~13日(木)
   16:00~20:30
場所:札幌パークホテル駐車場特設会場
   札幌市中央区南10西3
内容:牛肉200gとビール2杯がついたお得券
   ◆前売り券:1500円
   (大丸・道新プレイガイドで8/9まで販売)
   ◆当日券:1700円
問い合わせ:
焼肉ガーデンフェスタ事務局
℡011-241-6526

---------------------------------------------
来週の放送はお休みです!
次回の放送は8月22日です。
お間違えなく~!!


2015年08月01日(土) |  ♯348 クラインガルテン(滞在型市民農園)の楽しみ方編

佐々木
緑いっぱいの場所にやってきました!」

森崎
「この風景、スバラシイ♪」

佐々木
「岩見沢市栗沢にやってきました」

佐々木
「ところでお二人は
 老後のセカンドライフ
 どう考えていますか?」

河野
「急な質問ですね…
 ファーストライフもまだままならないので…
 正直考えたことない!

森崎
「将来は空を見ながら過ごしたい…」

という2人ですが、
皆さんはどの様に考えていますか?
街頭でインタビューをしてみると…

街頭インタビュー
「自分の趣味を生かしたレストランをやりたい」
「家でゆっくりパンでも作りながら
 好きな子とをして暮らしたいです」
「車やバイクで全国をまわる旅がしたい!」
「自然いっぱいの所でゆったりします」
と、

自分の時間をゆったり過ごしたい!
という意見が多数。
そこで悠々自適に時間を使いながら、
農業ライフを楽しむ。
‘プチ田舎暮らし’
‘別荘感覚で楽しめる’と今話題の
クラインガルテン
いかがですか!?

河野
「言葉的にドイツ語っぽいですね」

佐々木
「今日お邪魔しているのが
 まさに栗沢クラインガルテンなんです」

森崎「ここが?」

河野「クラインガルテン?」

クラインガルテンとは
滞在型の市民農園。 
自分で管理できる畑と、
‘ラウベ’という宿泊可能な建物
備わっているものなんです。

ということで今回は、
セカンドライフを充実させる
‘クラインガルテン’の魅力を紹介します!

森崎
「ちょっと何ここ~♪異国情緒!!」

河野
「かわいい家がいっぱい並んでいますね」

ということで施設長・高畠信雄さんに
クラインガルテンとは何なのか。
詳しい話を聞いていきましょう!

高畠さん
「ドイツでは都会の人が週末に
 田舎に建てた小さな小屋を利用して
 農業を楽しむライフスタイルがあります」

森崎「市民農園とは違うんですか?」

高畠さん
小屋に住んで周りの畑の世話をする!」

高畠さん
「トイレも炊事も出来ますし
 シャワーも浴びれます!」

河野
「シャワー浴びれるんですか?
 シャワー浴びたいです!」

河野
「ちょっと贅沢な市民農園みたいな雰囲気?」

高畠さん「そうですね!」


2015年08月01日(土) |  みなさんの過ごし方を見てみよう♪
クラインガルテンという言葉。
初めて聞いた方も多いと思いますが
宿泊可能な建物と畑がセットになっていて
悠々自適に農業を楽しむ事が出来る
別荘のような場所。
現在北海道にはクラインガルテンが
3か所ありますが
ここは17年前にスタートしていて
北海道で一番歴史があるのです。

森崎
「ドイツにあるクラインガルテンが
 栗沢で始められたきっかけは?」

高畠さん
「当時の町長さんがドイツに研修に行きまして
 都会の人が田舎で暮らすというのがある…と
 知ったのです。
 札幌市などの都会の人に来てもらって
 そしてこの栗沢を知ってもらって
 この地域の人と交流
 結んでもらいたい。そういう狙いでした」

それでは、実際に利用されている方々に
クラインガルテンの魅力を伺っていきましょう!

寺田さんご夫婦とお孫さんの心希(ココネ)ちゃん。
寺田さんご夫婦は札幌市手稲区在住で
クラインガルテンを利用して2年目。
今の時期は週に一回は
野菜の状況を見に来ているという事です。

森崎
「食べられそうなのある?」

ココネちゃん「サラダカブ」

ココネちゃんが収穫してくれました。

森崎
「去年一年やってみてどうですか?」

寺田義光さん
畑の広さがちょうど良い。
 10メートル×10メートルで1アール」

佐々木
「1アールの畑とお隣にあるラウベという
 滞在できる小屋が寺田さんが借りている所」

河野
「使い心地はいかがですか?」

寺田さん
「良いですよ~別荘感覚ですね」

河野
「ここでおじいちゃんおばあちゃんと
 何をやっているの?」

ココネちゃん「トランプ!」

寺田さん
「孫用にココネ農園と称して
 野菜を作らせているんです!」

森崎「5歳の子に農園持たせてるんですか!」

ココネちゃんに案内してもらうと
立派なキュウリがなっていました。

寺田さん
「(ココネちゃんが)収穫をしてね
 喜びを味わえたら
良いかなっと思って」良いかなっと思って」

佐々木「自分で育ててどう思う?」

ココネ「すごいと思う」


2015年08月01日(土) |  農業指導員さんがいて安心!

寺田さんの畑の作物を色々見学させて
いただいているあぐり一行。

河野「農作業のご経験は?」

寺田さん「ないですね」

森崎
「自分だけじゃわかんないしさ、
 本やネットを駆使して
 頑張っていらっしゃるんじゃないですか?」

寺田さん
農業の指導者
 いらっしゃるので
 その方にお尋ねして…」

森崎
「指導者の人がいるの?」

佐々木
「そうなんです。
 ここには野菜作り初心者でも
 安心して作れるように
 農業博士の資格
 持った方がいるんです」

森崎「すごいじゃん。その人いたら」

クラインガルテンの農業指導員を務める
佐藤久泰さん道内の農業試験場で、
作物栽培の研究や農業改良普及員の指導に
携わってきた方なんです。

さきほどラディッシュを収穫した一行。
そのなり具合を見てもらうと…

佐藤さん
「収穫時期が過ぎている。
 肥大しすぎて空洞が出来て固い!」

ここで佐藤さんに教えてもらいたい事がある
という寺田さん。
キュウリを見てもらう事に-

森崎
「キュウリやトマトは広がって
 ワチャワチャになるの。
 ちょっとずつ落とさないといけない。
 けど素人が見てもわからない。
 そこで先生がマンツーマン
 切るものを教えてくれるとすごい助かる!」

佐藤さんの適格な指導が始まります。
これいいですよ。これです!」

寺田さん「ここからですか?」

佐藤さん「いやいや違う!」

森崎「それ主茎(しゅけい)でしょ?」

寺田さん
「どうもしっけい(主茎)…」

あらら一発ギャグも飛び出しましたよ♪

その後もナスの仕立て方など
寺田さんの質問は続きます!

河野
「カメラ無視してどんどん質問してますね」

とここで奥様の美枝子さんから
「ちょっと休憩しませんか?」とお誘いが!

ということで、畑のすぐ近くにある
ラウベにお邪魔する事に-

森崎
「うわ~可愛らしい」

河野「お風呂!」

森崎「嬉しいね」

河野「しかもロフト付き?」

佐々木
「かなり荷物がおけますよね」

寺田さんが利用しているのはロフト付きのラウベ。
キッチン、湯沸かし器、お風呂、
そして水道と電気も備え付けなんです。

佐々木
「ちゃんと生活が出来そうなスペース!」

森崎「だってキレイだもん!」

佐々木
「今日みたいにカンカン照りで
 シャワー浴びたい日なんかは…」

河野「すぐに水浴びしたいよ」

寺田さん
「どうぞ!どうぞ!」

ということで本当に
シャワーをお借りすることに-


2015年08月01日(土) |  自分らしく生きる場所!

さて河野君がシャワーの水圧をチェックする間-

佐々木
「寺田農園でとれたキュウリとカブ!」

森崎「甘いっ!」

さて入浴中の河野くんは-

(声のみの出演)「水圧すごい!」

野菜の美味しいこと…

佐々木「ジューシー。すごい水分たっぷり」

森崎
「ご自分たちで種から育てて
 新鮮なものをとってきて
 やっぱり違いますよね?」

美枝子さん
「種から育てて大きくなって口にした時に
 美味しさに感動ですよね」

寺田さん
「最初は別荘替わりというのが強かったんですが
 実際に作ってみるとね。野菜を作りながら、
 土地に馴染みながら、自然と遊びながら
 そして交流しながら
 今までの社会人の時には考えられないような
 心の豊かさと安定感がありますよね」
  
森崎
「将来そういうもので
 楽しく暮らせたらいいなって
 憧れが出てきました!」

じゃ~んもんすけです! 
滞在型の市民農園 栗沢クラインガルテン。
自分専用の畑に宿泊可能な小屋も
ついているなんて、
札幌など都市に住む人にとっては嬉しいよね。
広い敷地の中には学習田があって
地元の小学生が田植え体験をしたり、
体験農園ではイモ掘り体験やヤーコン祭りを
行っているんだって!
地域の人が農作業を楽しむ場所でもあるんだね!

お次にお邪魔したのは
奈良県在住の西口信悟さん。
春と夏の間はここで生活しているという事。
なんとクラインガルテン歴4年!

森崎「一緒にやっている奥様は?」

西口さん
「奈良県に今は帰っています。
 ぼくはひと月いて、ちょっと帰って
 またひと月いて…ってやっています」

河野「そんなにこちらに…」

西口さん「ええ!ほぼいるんです」

森崎
「向こうが暑くてジメッとしてるときは
 カラッとした北海道にいらして
 寒くなったら、あちらに戻る」

西口さん
「雪で動けなくなったら帰る!」

森崎
良い人生ですねええ。
 尊敬を込めて…自由ですね!」

元々はキャンピングカーで
全国を回っていた西口さんご夫婦。
岩見沢市に住んでいる娘さんから誘われて
利用する事にしたそうでが、
当時は温泉回りなど道内旅行のベースとして
利用出来ればと思っていました。
しかし…

西口さん
「こっち訪ねたときに見て
 これはオレに合うなと思った!」

西口さん
「家内がお花や農業が好きなもので
 それにつられてやり出したら
 初年度にイモが沢山とれてたんですよね。
 これでおもしろいと思って…
 ハマっちゃいました!!」
 
ここで生活しているという西口さん。
雨が降って畑作業ができない時などは、
何をしているのかというと…

西口さん
「ボクはリサイクルが好きなので
 近所のリサイクルショップを訪ね歩くんですよ。
 それでオーディオの機械とかを直して遊ぶ!」

大好きな機械いじりをしたり、
ドライブに出かけたり
趣味の時間としてゆったりと過ごしています。
さらに…

西口さん
「裏でとれた苺のジャムです」

森崎「うまいっ!」
河野「美味しい!酸味が良いですね」

西口さん
「酸味の隠し味にレモンが入っているんです」


2015年08月01日(土) |  より豊かなセカンドライフを…

森崎
「定年までシッカリ勤め上げた方が
 その分余暇をシッカリ遊ぶ!というのは
 すごく羨ましいことだと思う」

西口さん
やりたい!と思う人はたくさんいるけど
 一歩を踏み出すのが…なかなかね・・
 一歩を踏み出してしまえば
 次次ってなっていくんだけど」

クラインガルテンでの生活を
楽しんでいる西口さん。
きっかけを作ってくれた娘さんご夫婦に
お話しを聞いてみると-

美乃さん
「(北海道の)冬は関西育ちには
 ちょっと大変な部分もあるので
 良いところだけを使える利点がある」
 
河野
「奈良にいたらお孫さんと全然会えないでしょ。 
 けど夏の間ここにいたら頻繁にね…」

西口さん
「土日とか一緒にご飯食べようとか、
 温泉行こうか~とか
 そういうことで交流できるんだよね」

美乃さんの旦那さん 雅彦さん
「細かい工夫をいっぱいしているんですよね。
 それが面白いんですよ」

河野
「農業にも凝り性の所が出てきているんですね」

ということで畑を見せて頂くことに。
西口さんはラウベに隣接している畑で
京野菜の伏見トウガラシなどを
栽培しているのですが、
1アールの畑だけでは足りず…

佐々木
市民農園にも畑を持っている!」

こちらでは滞在型の市民農園の他にも
日帰り型の市民農園
‘ふれあい農園’もあるんです。
農機具の貸出はもちろん、
散水設備も備わっていて
家族連れで楽しんでいる方が大勢います。

こちらが西口さんの畑です。

佐々木「借りてますねえ」

西口さん
イモを植えると場所が取られるからね」

佐々木
「珍しい野菜もあるとお聞きしましが…」

西口さん
「これが“紅あずま”というんですけど
 奈良から持ってきたんです。
 斜めにさすと根がよくでるんです」

佐々木
「全部で何種類の野菜を作っているの?」

西口さん「今年は10種類ぐらいかな」

佐々木「もっとありそう」

河野
「1種類の量が多いんだ。
 1区画ぜんぶイモだ。
 どんだけのイモをとるつもりですか?」

西口さん
「娘が2人いますからね。
 一年間ここで食わないと。
 年金生活ですからね」
 
河野
「完全に自分で食べる分はここで作っている?」

西口さん
「イモとか玉ネギは出来る限り…
 今年これやったから来年はこれやって…
 なんかやらないとね。楽しくないからね。 
 同じことじゃね」

自然が豊かな場所で農作業を楽しむ。
家族で貴重な時間と思い出が作れます。
都会と農村をつなぐクラインガルテン。
週末の田舎生活、楽しんでみてはいかがですか。

佐々木
「私達色々見せて頂きました」

高畠さん
「ぜひ都会の人はここに来て!
 ここの辺に住んでいる人は
 みんなプロフェッショナルな農家ですから。
 そういう人たちと交流を深めて
 そういうクラインガルテンに
 なっていったらいいなと思います」

河野
「セカンドライフをみなさんが
 楽しんでいるのを見て
 こういうセカンドライフを送るために
 今ファーストライフも頑張ろうと思いました」

もんすけがお伝えする週刊間あぐりニュース!
今月23日に行われる音更町
「麦感祭(ばっかんさい) 2015」のお知らせだよ。

収穫したばかりの小麦畑で行われる
この「麦感祭」は、
みんなで大きな麦わらのロールを転がしたり、
麦わらを使った日本初の小麦アートが見られたり、
特別な小麦料理も食べられるんだって~!

小麦の生産量日本一!
音更町ならではのイベントだよね。

「麦感祭 2015」は、今月23日日曜日、
音更町西中音更(にしなかおとふけ)の
たけなかファームの小麦畑で行われます。
参加費は大人2000円、小中学生は500円、
定員は300人、
事前申込みをしたほうが良さそうだよ~

そしてイベント前に小麦アート作りの
お手伝いをしてくれる制作サポーターも募集中!
詳しくはご覧の電話番号まで
お問い合わせください。

以上、もんすけの週刊間あぐりニュースでした。

《麦感祭2015》
日時:8月23日(日)10:00~14:00
場所:たけなかファーム小麦畑
   音更町西中音更北14-15
お問い合わせ&申し込み
NPOコミュニティシンクタンクあうるず
℡0155-67-6305


2015年07月25日(土) |  ♯347 酪農の仕事・乳牛をシリーズで学ぶ第2弾

森崎
「一年を通して酪農を学ぼう!」

みんなで(ギュー)

札幌の女子高生を迎えた「酪農シリーズ企画」。
釧路市で大規模経営を展開する
「仁成(じんせい)ファーム」を舞台に、
前回はまず「エサやり」や「搾乳」など、
酪農の基本となる仕事を学びました。

「エサやり」のあとは、
出産直後の母牛の搾乳と、
産まれたばかりの子牛への哺乳も体験。

子牛の成長を見守る約束をしてから3ヶ月。
“ユナ”は、いったいどれだけ
大きくなっているのでしょうか。

佐々木
「三か月ぶりになります。
 酪農シリーズ第2弾です」

森崎
「季節が変わって新緑の夏到来…」

佐々木
「え~と実は10度行ってませんね!」

何とこの日(6月28日)の気温は7度!

藤尾
「見ていらっしゃる方は7月ですから…
 みなさんが見ている状況は違いますから」

森崎
「分かっています…
 テレビではなかなか伝わらないんですけど
 気温1ケタ!

ではあぐり女子高生ご登場!

シリーズで学んでいるのは、
札幌大谷高校2年生のふたり。
食べることが大好きな
砂押祐貴子(ユキコ)さんと、
夢はデザイナーという
藤村七海(ナナミ)さん。
酪農に興味津々の女子高生です。

佐々木
「3か月前のユナが
 どれくらい大きくなっているのか?」

森崎「どれくらいだと思う?」

するとジェスチャーで…
ユキコ
これぐらい(チョーでっかい)」

森崎「でかいでかい!」

ユキコもナナミも体全体を使って
ユナの大きさを表します。

さて一体どうなっているかな?

みんなで牛舎へと目指します。

ナナミ「早く会いたい!」

森崎「覚えているかな?」

まずは場長にご挨拶。

シリーズでお世話になっている
「仁成ファーム 第2牧場」の佐藤昌芳場長。
今回も酪農について詳しく教えていただきます。

森崎
「三か月ぶりの場長です!」

みんな大笑い♪

藤尾
「場長にもお会いしたいんですけど
 ユナにも会いたいなと思って…」

ということで前回、
出会った場所へ移動します。

久々の再会に心躍らせるあぐり一行。
すると…

森崎
「感動の再会が…おっと!カワイイ♪

別な赤ちゃん牛がいましたよ~

藤尾「あれ?ユナはどこですか?」

佐藤場長「実は…遠い…」

森崎「ええええええ~っ」

まだ何も言っていません。

佐藤場長
第1牧場の方に移動しています」

藤尾
「それってここの第2牧場の敷地内?」

佐藤場長
「違います」

藤尾「出て行った?」

佐藤場長
「第1牧場と第2牧場で生まれた子牛が
 1か所に集まる場所があるんです。
 そこで今は飼われています」


2015年07月25日(土) |  ユナの今の姿は…?
ということで一行は第2牧場を離れ、
仁成ファームで産まれた全ての子牛たちを
飼育しているという「第1牧場」へ―

森崎「いっぱいいる~」

藤尾
「ちっさな牛さんがたくさんいる」

あぐりっこ「カワイイ~♪」

佐藤場長
生後20日~3ヶ月ぐらいの
 子牛がいます!
 あそこにいる『1717』という牛がユナですよ」

佐々木「いた!」

ユキコ「え~大きい!

森崎
「カワイイ♪あれがそうだったんだ」

ユキコ
「しっかり大人になっている気がする」

森崎
「たった三ヶ月だったのにねえ」

藤尾
「2人でミルクもあげたでしょ」

前回訪れたときは

体重38キロだったユナも
3ヶ月が経過すると
130キロにまで成長。
仁成ファームでは
牛舎だけではなく
成長段階ごとに管理する
スタッフも分けています。
大規模農場でありながらも、
細やかな飼育管理のもと、
健康で丈夫な乳牛が育てられているのです。

佐藤場長
「前回つけていただいた“ユナ”の名前を
 血統登録しました」

ユキコ・ナナミ
「ユナ・アグリ・キングダム!」

森崎「つまりユナあぐり王国

ユキコ・ナナミ「うわ~嬉しい!」

森崎「ありがとう」

佐藤場長
「人で言うと戸籍のようなもので
 この10ケタの登録番号で全て管理されてます」

森崎
「08629 17171…
 オーハロー(086)ニク(29)
 イイナイイナ1番(17171)」

みんな大爆笑です!



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