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[+10] >>

2014年04月05日(土) |  この種&苗は何かな~~?

河野
「苗ばかり育てているんですよね。
 なんか…『作物まで育てたい!』
 という感情はないですか?」

新見さん「それはありますね!」
 
森崎
「あるんですね。最後まで育てたいんだ。
 これで半分なんですよ。
 あとの半分を農家さんにバトンタッチして
 半分ずつ立派な農作物を育てているんですね」

このセンターでは
1月上旬から7月まで
様々な作物の苗を育てています 。

新見さん
「最初は“トルコキキョウ”という
 切り花を作っています。
 あとで種を見せたいなと思いますが
 すごく小さな種なので、
 このカラーピーマンの100分の1ぐらい!」

森崎
「えっ!そんな小さい種があるんですか?」

それでは、ココでクイズ!
この種と苗はなんだろな~

それぞれのチームに種と苗を見せます。
その作物が何なのか選択肢から選んで
「これだ!」と思った作物の
被り物をかぶってもらいます!

リーダー―チームはトウコとノイ。
オクラホマチームはタキャとフウガ。
チーム内で相談して正解を導き出そう!

では出題①
この苗は何でしょうか?

選択肢は
トルコキキキョウ・アスパラ・ミニトマト
カボチャ・パセリです。

女子の苗は2枚葉が生えてます。

森崎
「こんなのね~色んな可能性あるよ」

新見さん「わかりづらいですね」

森崎「何のにおいする?」

ノイ「葉っぱ!」

なかなか答えが出ないリーダーチーム。

反面男子チームの苗は特徴的です。
タクヤ君が完全にわかったようで
迷わず「アスパラ」の被り物をチョイス!

タクヤ「くるるの杜で見た!」

フウガ「先の方がアスパラの形に似ていた!」

オクラホマチームは即決でアスパラ。
リーダーチームはかなり悩んで
ミニトマトにしました。

トウコ
「おじいちゃんが育てているのに似ている!」

ノイ
「苗を見たことがある気がして…
 普段見ていそうなものにした」

さて正解は…
新見さん「みなさん正解です!」

アスパラの苗は2月中旬に種をまき
1か月経った状態。
5月末には苗を生産者に引き渡します。

これはミニトマトの苗。
7月には鈴なりの実をつけ収穫出来るのです。

では出題②この種はそれぞれ何の種?

リーダーチームの種はものすごくちっちゃい!

森崎「これはもうですよ!砂! 」

ノイ「砂に混ざってもわからない!」

森崎
「これ…オレが朝そったヒゲじゃない?」

ワハハハハ(大爆笑)

両チームともよ~く考えて出した答えが-


2014年04月05日(土) |  こんな小さな種から美しい花が!

男子は「パセリ」を選択しました。

タクヤ
「消去法なんだけどトマトは学校で植えた時は
 こんな形じゃなかった。
 アスパラは正解でたらさすがにないかな…」

河野「で残るのが?」

タクヤ
「パセリとトルコキキョウなんだけど…
 トルコキキョウは…」
 
とここで挙動不審になるタクヤ!

タクヤ「ハハハ」

何も言わずにキョロキョロ。

リーダーの顔をチラッとみてニヤリ。

タクヤ
さすがにありえないかな…

河野「濁したね」

森崎「こっちはあり得ないと…」

では女子はどうかというか「パセリ!」

河野「あれ?かぶった!」

森崎「真っ向勝負だ」

それでは正解は…
新見さん
「パセリはオクラホマチームです!」

ヤッタ―

見たことがない人も多いはず
これがパセリの種。
7月には収穫を迎えると言う事です。

それでは、この種は???

新見さん「これがトルコキキョウです」

ノイ「ちっちゃい!」

森崎「そうさっき言ってたんだよ!

そうなんです。
実は新見さん、
先程口を滑らせていました。

森崎
「タクヤはそれを憶えていたんだよね。
 だからさっき何とも言いづらくしてた!」

佐々木
「小さい種はトルコキキョウですが
 一番大きい種はこちら!」

森崎「石?だ!」

新見さん「消毒をしているので青色です」

フウガ「ソラマメ?」

新見さん「正解です」

森崎
「フウガは晩酌で毎晩ソラ豆食べてるから

河野
おじさんじゃないですか!
 まだ小学生なんですか」

とここでリーダー
ちょっとした芸術性を発揮!

なんとトルコキキョウの種を
サンドアートのようにして…

森崎「トルコキキョウ美人さん」

佐々木「何をしているんですか!」

種や苗について少し詳しくなったところで
苗作りの現場にお邪魔しました。

森崎「そろばんやってるの?」

新見さん
「ミニトマトの種まき作業をしています」

座りながら種まき???

種まきのイメージは
種を畑にパラパラパラ
まくイメージですが…

河野
「ちょっとこれはスゴイですね…」

森崎
「1粒1粒は大変だと思いますよ」

新見さん
「確かに大変です。
 みなさん熟練したパートさんです!」

ピンセットを使いながら、
1つのくぼみに
一粒づつ種を入れていきます。
もはや神業です!

2014年04月05日(土) |  息を止めて集中…種植えに挑戦!

森崎
「オレなんかは目がパチクリするんだけど…」

河野「何年目ですか?」

井貝典子さん「4年目です」

河野「最初からこの早さで出来ました?」

井貝さん
「いや!出来ませんでした!」

ということで河野君がチャレンジ!

新見さん
手が震えますよ最初は!」

森崎「そうなの?」

河野
「まず種を端に寄せるんですね。
 こっから1粒を…」

プルプル震えるピンセット。
この1粒がなかなか出てきません。

森崎「いや~~~」

やっと1個、くぼみに落としました。

森崎「やっと1個♪」

さて次もプルプル震えながら…

ポトン(くぼみに落ちる)

リーダー・河野
「いい(大満足)」

森崎
「よしっ飲みに行くか!」

全然、仕事してませんよ~~

河野「それぐらいの仕事した感じする!」

河野「種が土の中の小石とかに似ている」

井貝さん
「そうなんです、間違えます!」

新見さん
「お金を出せば高性能な機械が買えますが
 結局その分、農家さんの苗の単価
 負担がかかってしまうんです。
 なのでこのセンターは手作業でやってます」

ミニトマトの場合は種を植えた後
上から土をかぶせハウス内に並べます。
4日ほどで小さな芽が出てくるという事です。
じゃ~ん、もんすけです。
様々な苗を育てているこのハウス!
丈夫そう。ハウスの横には、
地元の温泉を利用した融雪溝があって
屋根から落ちた雪を溶かす仕組みに
なってるから除雪の手間が少ないくて
済むんだって!すごい

河野
「別のハウスに移動してきました。
 ここからは井貝さんのお手伝いをします。
 ここは何をしている所ですか?」

井貝さん「ピーマンの移植です」

5センチほどのピーマンの苗。
これを移植します。

井貝さん
「空いているポットに指で穴を開けて
 根っこを出ないように
 (くるくるっと苗をまわして)いれる!」

河野
「僕の指くらい土に入れる!」

河野
「これをどのぐらいやるんですか?」

井貝さん「全部ですね!」

振り返るあぐりっこ。

あぐりっこ
「ひえええ~~~」

タクヤ「めっちゃある!」

ノイとトウコ
「ムリ」「ムリ」

河野「やる前から無理って!」

あぐりっこチャレンジ!
移植作業を体験しよう!!


2014年04月05日(土) |  番組史上もっともハードなお手伝い…

ビッシリ敷き詰めてあるポット。

まずは自分が作業するスペース分、
ポットを移動させます。

苗を持ってスペースに移動。

井貝さん「では最初は配りから!」

河野
「空のポットの上に苗を配っていく」

その苗をポットに植えていきます。

河野「これガチで大変なやつだな」

河野「タク大丈夫?狭くない?」

タクヤ「狭くない!」

トウコ「体勢がきつい!」

作業する場所を作るのも一苦労。
ポットを一度枠から出し、
足場を空けなければいけません。
さらにしゃがんだ姿勢での作業は
とってもハード!

タクヤ
「あぐり王国でやった中で
 一番大変かもしれない

体勢はキツイ。
しかも苗は折れないよう
優しく植えなければならない…

ノイ「疲れた!」

淡々と作業を続けるフウガ

河野
「ベテランの雰囲気、出している!」

赤井川村の育苗施設で農作業を体験している
あぐりっこですが、こちらのセンターは、
新規就農者のための研修や 、
冬場の働く場所としても活用されているんです。

新規就農された原口ご夫妻にお話を伺います。

佐々木
「作業しながら知ることで農作業するときの
 気持ちが変わりましたか?」

原口一和夫(いわお)さん
「ここで(苗を)作っているときから
 見ているので、
 この苗はちょっとひねっちゃったから
 畑に植えてからはどうしようとか、 
 そういうことを考えるようになりました」

多喜子さん
「この時期から体を動かしているのは
 4月5月になっていきなり
 農作業をはじめるよりは良い!」

佐々木
「新規就農って色んな形があると思いますが
 こういうセンターで研修できるってどう?」

一和夫(いわお)さん
「新規就農の仲間や
 農業をやっていない人も来ていて
 赤井川村の方々とも知り合えます」

森崎「エールを送りますね!」

慣れない作業に戸惑いながらも、
一生懸命をお手伝いしているあぐりっこ。
作業を始めておよそ一時間経ちました。
森崎
ずっとやっていたの!?
 うわ~~」

森崎
「こっからず~~っとやったの?」

ポットの数、およそ1000個!

しゃがんだり、四つん這いになったり…
汗をダラダラ流しながら無事に終了しました。


2014年04月05日(土) |  苗もあぐりっこも大きく育て♪

森崎
「やってみてどうだった?」

ノイ
「学校の授業よりも楽しかった!
 でもヒザが痛くなった」

森崎
「こんなにタオルが似合う子だったっけ?」

みんなやり遂げた達成感なのか
とってもいい笑顔です。

河野
「だいたい何度ぐらいの中で作業するんですか」

井貝さん
「25度ぐらいですね」

河野
夏!しかもずっとしゃがみっぱなし」

森崎
「やってみてどうだった?疲れた?」

トウコ
「疲れた!腕とかがめってゃ痛い!」

タクヤ
「多少のことでは折れないような
 しっかりしたやつになって
 おいしいピーマンになって
 くれればと思う」

森崎
「小学校の卒業式の校長先生みたいだな」

体と頭を使って
育苗について学んだあぐりっこでした…

頑張ってくれたあぐりっこにご褒美!
赤井川村の女性部のみなさんに、
自慢の手作り味噌を使った料理を
用意していただきました!

教えてくださったのは
JA新おたる赤井川女性部の
二川信子さん、上枝文子さん、松澤秀子さん。

自慢の味噌とは?
二川さん
「地元の大豆や米など
 材料をほとんど地元のもので作ってます」

詳しい作り方はレシピコーナーを
ご覧くださいね。

森崎
「タクヤはねあぐり王国に何回も来てくれたね」

佐々木「そうですね」

森崎
「6年生で卒業だから
 今回が最後のあぐり王国!」

そうなんです。
タクヤ君とフウガくんは4月から中学生。
2人とも何度も出演してくれました。

佐々木
「色々ふん装もしたしね」

森崎「したな!ふん装!そうだ探偵!」

フウガ
「改めて食べる前には
 作ってくれている人がいること
 ちゃんと思って
 これからも食べたいと思います」 

森崎
「タクヤは中学校から北海道を離れる。
 たとえばスーパーに北海道の野菜や牛乳が
 並んでいたらどう思ってくれるだろう?」

タクヤ
「あぐり王国で学んだことを思い出すだろうし
 やっぱり北海道産を買いたくなると思う!」

森崎
「おれ北海道にいたんだけど
 北海道の農業酪農すごいんだぜって
 タクヤが伝えてよ!
 もうタクヤはあぐり王国東京支部だ!」

あぐりっこたちが移植した小さな小さな苗も
数か月後には立派な実を実らせるでしょう。

同じように小学校を卒業したあぐりっこも
今は細くて折れそうでも
たくさんの仲間や経験を積んで
立派な中学生になってくれるでしょう!

みんな頑張れ!

※今年卒業したあぐりっこ隊の作文を
近日ホームページにアップします。
こうご期待ください!


2014年03月22日(土) |  ♯282 十勝で小麦を学ぶ~シリーズ①流通 編

パン・うどん・ラーメン・パスタ…
様々な料理に使われる、
世界で最も生産量の多い作物…
それは…小麦!

現在日本で1年間に消費される小麦は
およそ670万トン。
そのうち、およそ9割を輸入品が占めるなか、
北海道は国産品の約7割を生産。
しかも道産小麦の半分近くが十勝で生産され、
全国へ届けられています。
そんな十勝産小麦の栽培・収穫・流通など、
シリーズで学びます!

森崎
「いや~いつまで北海道は寒いんだ」

佐々木
「今回は十勝の更別村にやって来ました!」

河野
「去年もトラクターBAMBAで来ましたが
 とにかく広い!更別は!」

佐々木
「何て言ったってトラクターの所有台数、
 日本ナンバーワン!」

森崎「大規模農業ですからね」

佐々木
「そして今回私たちが学ぶのは
 十勝の小麦が消費者へどのように届くか

森崎
「私たちは小麦畑に何度もお邪魔したり
 小麦粉の製粉工場にもお邪魔してます。
 だけどその間はなかなか知らないね。
 だからたくさんの量の北海道の小麦が
 どう流通しているのか興味があります」

佐々木
「では一緒に学んでくれる
 あぐりっこを呼びましょう。
 あぐりっこ~」

あぐりっこ
「よろしくお願いします」

とここでリーダー
森崎
「じゃああぐりっこ!
 明日に向かってダッシュだ~!
 いけ~~」

そんな無茶ぶりに…

答えちゃうあぐりっこ!

そして本気で転んじゃう…(笑)

しかもズボズボッと足を雪に取られて
埋まっていきます。

河野「ちょっと何なんですか!」

今回のあぐりっこは、
札幌から初参加の小学5年生
今西麻織(マオリ)ちゃんと、
石崎美詞(ミコト)ちゃん。
そして帯広から参加の
小学4年生田中蒼亜(ソウア)君と、
小学5年生の新谷信仁(ノブヒト)君。

札幌チームと帯広チームが一緒に
小麦を学んでいきますよ。

森崎「小麦と聞くとどんなイメージ?」

ミコト「パン!」

ノブヒト「ラーメン」

ソウア「そば?」

つっこむノブヒト
「それはそば粉ですね」

マオリ「うどん!」

ノブヒトが「ビール?」

森崎「あれは大麦か!あとケーキ!」

あぐりっこ「ああ~(納得)」

森崎
「私たちの食べるものに小麦は
 切っても切り離せません」

佐々木
「ここで小麦のことを教えてくれる方が
 いらっしゃるのですが…
 リーダー、チラチラ見ていますが…」

森崎
「なぜ雪原に1人で立っているのでしょうか」

 

雪原にスコップを持って立つ男性…
この方が十勝の小麦に詳しい方!
ホクレン帯広支所の杉谷孝征さんに
小麦のことを教えて頂きます。

2014年03月22日(土) |  この雪の下に秋まき小麦が!

佐々木
「一面銀世界なんですが
 ここに小麦はあるんですか?」

杉谷さん「あります!」

佐々木
「小麦があるって…どこにあると思う?」

ノブヒト「雪の下!」

札幌チームはどうかな?

森崎「雪の下にあるって、どう?」

ミコト「もう踏んじゃったし…」

森崎
「踏んじゃったな~潰れてんじゃないかと」

 

マオリ「潰れてると思う…」

森崎「しかもこれだけ寒いと…」

マオリ「凍る?」

ノブヒト「枯れる?」

森崎「枯れるんじゃないかと」

では雪原を掘ってみましょう。

サラサラした雪を15センチほど掘ると
何か出てきました。

森崎「見えてきましたよ」

あぐりっこ「葉っぱ?苗??」

杉谷さん
「これが秋まき小麦の“きたほなみ”
 という小麦です」

森崎
「出た~!ほなみちゃんだ~」

小麦の苗が凍ってもいないし
枯れてもいない…
あぐりっこ、ちょっとビックリ!

森崎
「みんなはもっと立派な小麦の穂が
 出てくると思ったんだね」

あぐりっこ「うんうんうんうん」


小麦は秋に種を撒く「秋まき小麦」
春に種を撒く「春まき小麦」の2つに
大きく分類され、
厳しい冬を耐えて育つ「秋まき小麦」は、
長い栽培期間をかけて収穫します。

佐々木
「これは小麦の栽培カレンダーです」

森崎
「(秋まき小麦は)
秋(9月~10月)に種を蒔きます、
(冬を越して)春になって夏(7月)に収穫。
1年がかりですよ!」

杉谷さん
「秋まき小麦は冬の寒さを経験させないと
 穂が出ても実をつけないんです」

杉谷さん
「またこの雪の重みで強くなって
 たくさんの穂をつけてくれる種類なんで
 この『冬を越す』というのが
 非常に大事なんです」
十勝では3種類の「秋まき小麦」と
2種類の「春まき小麦」を主に栽培。
小麦の一大産地「北海道」の中で、
圧倒的な生産量を誇ります。

2014年03月22日(土) |  うどん12億杯の小麦を貯蔵?

佐々木
「小麦の生産量についてですが
 北海道で作られている45%が十勝!」

森崎
「でた~半分近く十勝です!」

ミコト「すごい…十勝!」

河野「キャッチフレーズみたいだな」

杉谷さん「日本一の生産量はこの十勝です」

森崎
「どうやってね、こんなに大量の小麦が
 どこに行くんですか?」

杉谷さん
「十勝に大きな港があって
 そこに小麦の貯蔵・出荷施設があります」

とここで帯広あぐりっこが…

ノブヒト「広尾町??」

森崎「広尾町?」

ノブヒト
「広尾町によく釣りに行くから
 そこら辺に港がある!」

佐々木・森崎「すごいね~」

森崎「どうなんですか?」

杉谷さん
正解です!
 普通の方は見たことがないと思いますので
 ぜひ皆さんで勉強して頂ければと思います」

森崎
「普通の人は見たことないところを
 ノブヒトはすでに見てるかもしれない!」

みんな大爆笑!

ということで一行は広尾町へ―

先ほどの広大な雪原が広がる更別から
約1時間移動して港町のある広尾町に
やって来ました。

佐々木
「すごい場所にやって来ました!」

杉谷さん
「先ほどご説明した広尾町にある
 小麦の貯蔵施設『農協サイロ』です」

森崎「これ???」

河野
「これが小麦の貯蔵施設?
 大きさがわかりますかね?」

どのくらい大きいかを表すために
河野君とあぐりっこが農協サイロに
近づいてみると…

佐々木「ウソ!?」

森崎「ウソだろ~!?」

※わかりますか?
 サイロの下に5人並んでいるんですよ!

広尾町の港に建てられた、
小麦の巨大貯蔵施設『農協サイロ』。
高さ33.1メートル、直径7.8メートル
円筒サイロが117基、
11万7000トンの小麦を収容できる
国内最大級の貯蔵施設です。

杉谷さん
「だいたいビルの10階建ての高さです」

顔をあげて首がこってきたあぐりっこ。

杉谷さん
「十勝の小麦を全エリアから
 ここに持ってきて出荷しています。
 もしここにある小麦でうどんを作ったら
 12億杯ぐらいは作ることが出来ます」

あぐりっこ「え~~」

森崎「すごいな」

農協サイロには十勝エリアで収穫された
小麦のおよそ半分を貯蔵。
各JAの貯蔵サイロから
トレーラーで定期的に小麦を受け入れます。

2014年03月22日(土) |  サイロに潜入!

ではトレーラーでの受け入れ作業を
みてみましょう。

小麦を積んだトレーラーがやってくると
なんとなんと…

あぐり一行「う

トレーラーごと傾いて
荷台の横から大量の小麦が流れ出した!!

森崎「横から~!小麦の滝!」

あぐりっこ「下に落ちてる!」

小麦はそのまま受け入れホッパーに投入。

20トントラックに満載の小麦は
わずか数分で全て降ろされ、
各JAごとにサイロで貯蔵します。

森崎
「こんなにを何十台・何百台の
 トラックから降ろして
 11万7000トンになるんだ」

河野
「だけど今って収穫時期じゃないですよね」

杉谷さん
「半分は各地域に残っています!
 出荷するために
 一旦(農協サイロに)貯蔵して
 そして港から出荷されます」

森崎「すごい」

佐々木「これが十勝の小麦です」

杉谷さん
「水分は125%以下でかなり乾燥させて
 保管しています」

河野「かなりギュッとなっていますね」

佐々木「みんな見てどうだった?」

ノブヒト「すごい感動しました!」

ソウア「おもしろい!」

河野「おもしろいよね~コレは!」

小麦の受け入れを見学した一行は、
続いてサイロの最上部へ-

あぐりっこ「うわ~高い!」

農協サイロ 十勝港事業所
広田 一美所長
「今日は特別にサイロの中を
 見せたいと思います!」

森崎「中が見られるの!?」

広田所長
「ではちょっと開けてみましょう」

サイロの最上部にある蓋を開けると…

あぐりっこ
「ああ~小麦だあ!」
「すご~い!」

森崎
小麦の香りがしていますね~
 ここまで来てるってことは…
 つまりこのビルの上まできてるっ!
 千トン近く小麦が入ってる?」

杉谷さん
「これは千トンビッシリ入ってる!」

受け入れた小麦は
異物の混入をチェックする機械に通した後、
一定の温度と湿度を保って貯蔵します。
収穫された大量の小麦の品質を落とさないよう
品質管理も行っているんです。

森崎
「いや~ビックリ!これが117本

※みんながいる最上階の奥行きは
 140メートルもあるんですよ~
 本当に広いんです※

森崎「すごいものを作ったんだね…」

ミコト
あり得ない!
 ありえているけど…あり得ない!」

マオリ「信じられない…」

そしてここから小麦は船に乗せて
全国へと届けられるんです!


2014年03月22日(土) |  十勝パンを作って小麦の違いを知ろう♪

じゃーん、もんすけです。
サイロに貯蔵された小麦は
港まで続く巨大なベルトコンベアで
専用の運搬船に積み込みます。

1回に船積みする量は1500トン!
積み終わるまでおよそ4時間
かかるんだって!
こうして毎月定期的に
全国各地へ出荷されます。

農協サイロ 十勝港営業所
広田一美所長
「ここに運ばれてくる小麦は
十勝の生産者が一生懸命育てて
検査を合格したものが運ばれてきます。
品質を落とさないように努力してます。
安心して食べて頂くことが一番大事なので
品質管理には十分気をつけています」

生産者が丹精込めて作る
十勝の安全安心な小麦は
様々な人たちの思いも乗せて
届けられているんだね~

お次にあぐり一行がやって来たのは
十勝産小麦にこだわったパンを提供する
『ますやパン 麦音(むぎおと)店』。
パン職人の天方(あまがた)慎治さんに、
十勝産小麦を使ったパン作りを
教えて頂きます!

『ますやパン 麦音(むぎおと)店』
住所:帯広市稲田町南8線西16-43
電話:0155-67-4659
営業時間:6:55~20:00

佐々木
「私たちが作るパンはどんなパンですか?」

天方さん
「今日はみなさんに『十勝パン』候補の
“チャバタ”というパンを作ってもらいます」

河野「十勝パンって何ですか?」

天方さん
「フランスパンやドイツパンとか
そういうパンのジャンルとして
十勝のパンで『十勝パン』!!」

森崎「すごい!」

十勝産小麦100%で十勝オリジナルの
パンを目指す『十勝パン』。
ますやパンを含めた地域のベーカリーで
結成する『十勝パンを創る会』によって
これまで様々なパンを試作。

その中から今回は小麦の豊かな風味を
しっかり感じられる
イタリア発祥のパン『チャバタ』に挑戦!

佐々木
「色んな種類の小麦を用意してもらいました」


天方さん
「4種類の小麦で同じ作り方をして
 小麦の味を味わってもらいたい!」

小麦粉はもちろん全て十勝産。
秋まき小麦の「きたほなみ」「ゆめちから」
「キタノカオリ」と
春まき小麦の「はるきらり」を使って、
パン作りスタート!

※詳しい作り方はレシピオーナーを
 ご覧ください!

パンが焼き上がりました!
焼きたての香ばしい香りが広がる、
あぐりっこ手作りのパン。
まずはソウア君が作った
「きたほなみ」から頂きます。

アツアツのパンをガブッ!

ミコト「おいしいっ!」

森崎
「いい口になってる~打ち粉だらけ!

もうみんな美味しいし楽しいしニッコリ

大人チームも「小麦の香り♪うま~い」

河野
「まわりはカリッとして中は水分感じる!」

ノブヒト君が作った「キタノカオリ」のパン。

ノブヒト
「“きたほなみ”と比べて柔らかくて
 とっても美味しいです」

天方さん
「このもっちり感は
 “キタノカオリ”特有の食感!」

佐々木
ムギュッとしている感じですね」

森崎「この食感はすごいね。ムッチムチ

そしてマオリちゃんが作った
「ゆめちから」のパンです。
こちらは超強力粉です。

河野「噛み切る感じが全然違う!」

森崎
「粘るというよりは
 ガチガチ噛んで甘みを出す

マオリ「モチモチして美味しい」

天方さん
「ギューンって伸ばしたいパンには
 “ゆめちから”は適しています」

最後はミコトちゃんが作った
「はるきらり」のパンです。

森崎「美味しい!パリッとくるね」

佐々木
「非常にあっさりしていますね」

天方さん
「パンは基本的に小麦粉をブレンドして
 作っているので、そういう意味では
 “はるきらり”を一部使って混ぜていく!」

河野
「実際に作って食べてみてどうだった?」

ミコト
「すごい美味しくて
 さっきまで大満足だったけど
 今は大大大大大満足!」

森崎
「みんな今は何も入ってない
 小麦の味を知ってくれたと思うんだ!
 どう思ったかな?」

ノブヒト
「もうちょっと十勝を大事にしたい!
 この十勝に住んでいることが
 名誉あることだと思いました」

天方さん
「本当…このためにやっているというか…
 実際に作ったものを食べてもらって
 『おいしかったね』と言ってくれるので
 『また頑張って作ろう』と思えます。
 本当に良かったです。
 ありがとうございます」

佐々木
「せっかく十勝の小麦の美味しさを
 知ったわけですから
 小麦の秘密をシリーズでみんなで
 学んでいきましょう!」

こんにちは週刊あぐりNEWSの時間です。
個性豊かなパンが集結!
アルティザンブーランジェコンクール
北海道2014のお知らせです。


3月26日(水に札幌スイーツ&カフェ専門学校で
アルティザンブーランジェコンクールが
開かれます。

このイベントはパン職人を目指す人が
全国のパン職人の人たちと
交流することを通じて
パン作りのレベルアップと
人材育成を目指すためのものです。

会場では全国の代表3名と
道内在住の3名の合わせて6人のパン職人が
優勝をめざし技を競いあいます。

このほか道産小麦のPRコーナーや、
国内でトップレベルの技術を持っている
審査員が作るパンが販売されます。

詳しくはHPをチェックしてください!
 
どんなパンが栄冠を勝ち取るのか
楽しみですね!
 
以上週刊あぐりニュースでした!!

≪アルティザンブーランジェコンクール
北海道2014≫
日時:3月26日(水) 9:30~18:00
場所:学校法人三幸学園
   札幌スイーツ&カフェ専門学校
   札幌市中央区南1西8-11-2
ホームページ http://www.bcn43.org/

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来週は都合により、
お休みさせていただきます。

次回放送は
4月5日17時からです。

お間違いなく~!




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