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2020年05月16日(土) | 白カブ生産者さんは「大変!」と言わない!
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2014年03月01日(土) |  ♯279 家庭から見直す和食と北海道食材編

2013年、和食ユネスコ世界無形文化遺産
登録され、日本の食文化が世界各国から
注目されました。そんな和食ブームの波に乗り、
世界で日本食を提供しているお店は、
アメリカでおよそ1万4000軒、
フランスやイギリスでは2000軒以上にまで増加。
外国人にとって和食は
魅力溢れる食文化となっています。

街頭インタビュー
オーストラリア出身男性「日本食はヘルシー

イラン出身男性
「きれいなアレンジをしていて
 日本の和食は見た目も美しい!

ポーランド出身男性
「スパイスを使わないので
 食べ物(本来)の味が感じられる

皆さんは、和食の魅力を感じていますか?
今こそ食材の宝庫「北海道」から
和食を見直すとき!
その歴史や調理法…
さらにはダシを使ったレシピなど、
和食の魅力に迫ります!

今回はあぐりっこ親子と学ぶ、
知っているようで知らない和食の心!

佐々木
「家庭から和食を見直してみようと
2組のあぐりファミリーにお越し頂きました」

初参加の小学5年生の中村絢千(アヤセ)ちゃんと
お母さんの加陽(カヨ)さん。
そして小学6年生の高木颯太(ソウタ)君と、
お母さんの晶恵(アキエ)さんです。

森崎
「ご家庭で和食の割合って
 どれぐらいありますか?」

カヨさん
「週に…半分あるかないかですね

森崎「もう半分はフレンチですか?」

カヨさん
「あの…洋食というか
 オムライスやスパゲティが多いです」

森崎「和食はどうですか?」

カヨさん
「(和食は)子どもたちの
箸が進まない感じ…」

森崎「そうか…」

佐々木
「アヤセちゃんはお母さんが作ってくれる
 料理で好きなものは何ですか?」

アヤセ「オムライスです!」

森崎「あ~オムライスねえ」

では高木家はどうでしょうか?

アキエさん
「朝はだいたい和食なんですね。 
 夜は…半々ぐらいですね」

森崎
「じゃあソウタは家で食べる料理の中で
 一番好きなものは何?」

ソウタ「目玉焼き!」

森崎「目玉焼き!ほお~~」

佐々木
「和食というとわからない部分も
 多いかなと思います」

森崎
「正直言って子供たちで和食が好きって
 めずらしいと思うよ」

佐々木
「ということで和食を知り尽くした
 スペシャリストをお呼びしています!」

去年5月、箸の使い方など
「食事のマナー」について教えて頂いた
料理研究家の東海林明子先生から
和食の素晴らしさを学びます。

2014年03月01日(土) |  和食ってどんなものかな?

まず和食とはいったいどんな意味を持つ
食文化なのでしょうか。

【和食とは】
『季節や食材、調理方、見た目の美しさ、
 もてなしの心と感謝の気持ちなど
 すべてがバランスよく調和した食文化』

東海林先生
春夏秋冬、それぞれの季節感を出すことと
 それをバランスよく食べることで
 体にも心にもいい!ステキですね、これ。
 体にも心にもいい!

森崎
「自分で言ったことに
 いちいち感動しないでください!」

和食はその季節ならではの
恵みをいただくのはもちろん、
生産者や料理人への感謝の心
持つことも大切な要素。

さらに和食には、
ひとつの数字が関連しているそうなんです。

佐々木
「実は和食には“五”の数字を持つ
 いろんな意味があるんですが、
 今日は代表的なものをご紹介します。
 『五法(ごほう)』 『五味(ごみ)』
 『五色(ごしょく)』 です」

『五法』は調理法の基本のこと。
切る・煮る・焼く・蒸す・揚げる

『五味』は酸味・苦味・甘味・辛味・塩味

『五色』は白(清潔感)、黒(引き締め)
黄・赤(食欲増進)、青もしくは緑(安心感)

森崎
「野菜を切ってサラダですって出すのは
 どこの国でもあるでしょうけど
 魚を切っただけで食べ物になるって
 和食文化ですよね」

東海林先生
「そうですよね~
 こういったものがバランスよく
 ひとつのお膳にあればいいってことですね」

森崎
「なかなか難しいことをおっしゃってますが
 これが我々日本人が大事にしている
 和食なんですよね」

そのほか視覚・聴覚・臭覚・触覚・味覚の
五覚を活用して、料理をじっくり味わうのも、
和食の大切な要素と言われています。

そしてさらに和食の基本とされる
料理の組合せが
『一汁三菜(いちじゅうさんさい)』。

森崎
「一汁三菜、お母さん方、出来てます?」

カヨさん「それがなかなか…」

森崎
「ねえ~出来ないですよね。
 お味噌汁とあと一品作ったら
 手いっぱいですよ。あと二皿は難しい」

東海林先生
「ごはんは私たちの体の素になるんですが
 粒で食べるので消化吸収が緩やかです。
 ですから腹持ちが良いって言いますよね」
東海林先生
主菜お魚お肉。
 ちょうどみんなが元気になるための
 筋肉や骨を作ってくれるタンパク質や
 ビタミンなどをしっかり取ってほしい!」
藤尾
「昔はタンパク質やビタミンなどの
 栄養成分は分からないですよね。
 でも日本人はこういう感覚で
 バランスよくしていたんですね~

二品が目安の副菜
簡単な野菜料理果物で、
不足しやすい栄養分を摂取します。

そして汁物野菜などの具材を沢山入れて、
主菜や副菜で足りない栄養素を補います。

『和食』は栄養面においても
非常に優れた食事なんです。


2014年03月01日(土) |  北海道産食材で和食を作ろう♪
東海林先生
「意外に言葉では普通に言ってるけど
 原点を知らないことがあるんです。
 たとえば…『おひたし』

佐々木
「お家ではどんな風に食べていますか?」

カヨさん
「しょう油をかけたりカツオ節や
 白ゴマをかけたり…」

アキエさん
「絞って切って(調味料)かけて食べる」

東海林先生
「本当は“おひたし”ですから
 冷ましたダシ汁茹でた野菜を入れて
 浸したもの『おひたし』と言います」

森崎
「これは“ダシに浸す”という工程を
 省略したものも『おひたし』と
 呼んでいるということらしいですね。
 でも大事な『おひたし』の
 名前の由来のところを省略しちゃってる!
 これは意外ですよね~」

じゃ~ん もんすけです。
日本が世界に誇る食文化・和食。
ダシの美味しさを表現するのに使われる
『旨味』という言葉、
実は世界共通の味覚なんだって~!

今からおよそ100年前、
東京帝国大学、現在の東京大学の
池田 菊苗(きくなえ)教授が、
古くから和食に使われていた
昆布ダシの美味しさに着目して、
その成分の研究を始めました。

そして昆布からグルタミン酸
取り出すことに成功。美味しさの主成分が
グルタミン酸であることを発見した教授は
その独特の味覚を『旨味』と名付けました。

それまで世界共通の味覚とされていた
甘味・塩味(しおあじ)・酸味・苦味に加えて
『旨味』も国際的に認められる味覚と
なったんだよ!和食って偉大だな~

では北海道食材を使った一汁三菜に挑戦!

作る料理は主菜となる豚肉と味噌を合わせた
『豚肉の味噌漬け焼き』。
そして副菜は、和食の基本!
『だし巻き玉子』と『小松菜のおひたし』。
全て北海道の新鮮で安全安心な食材を使います。

佐々木
「今日の食材は北海道中から集めました。
 豚肉は北海道産。卵は鹿追町“純卵”

森崎
「あぐり王国で鹿追町で学びました。
 卵を割ると黄身がぷっくら!
 その下の白身もぷっくらしていて
 ひし餅みたいな卵なの。
 爪楊枝で刺して実験したら立つの!
 鹿追町ではなるべく地場のものを使って
 カキ殻とかをいれた飼料でミネラルとかを
 摂取させて素晴らしい卵を作っている!」

佐々木
「小松菜はJA新はこだてエリアから
 届いています」

佐々木
「さて作っていく中で大事になるのは…」

東海林先生「ダシでしょっ!」

佐々木
「お母さんたちはダシからお料理を
 されていますか?」

カヨさん「やっていません!」

アキエさん
「普段はダシパックとか
 使っちゃってますね」

森崎
「なかなか難しいわよ~」

東海林先生
「意外とそんなんでも、ないんですよ!」

森崎「そうなの~?」

東海林先生「そうよ~!」

森崎「あら~」

ではダシをとってみましょうね。


2014年03月01日(土) |  だしをとってみよう!

今回は北海道産の真昆布とサケ節
ダシをとりますよ!

≪材料≫
水…4カップ
北海道産真昆布…7~8センチ×1枚
サケ節…5g

東海林先生
「まずは昆布です。
 昔は“切りこみを入れる”と言ったんですが
 たいして変わらないみたいなんです。
 なのでこのまま入れます!」

水を入れた鍋に昆布を入れました。

東海林先生
「入れたらすぐに火にかけるのではなく
 30分くらい置いといてほしいの」

佐々木
「じゃあいろんな料理をする前に
 入れておけばいいですね」

昆布を水に30分浸したものがコチラ!

森崎「ちょっとふやけた感じありますね」

アヤセ「濁った感じ…」

東海林先生
「ちょっと黄色っぽいよね。
 これだけで違うの!」

森崎「昆布エキスが出ているんだ」

東海林先生
「では火にかけます。
 最初はやや強火でいいです。
 そのうちふつふつが出てきます」

この時、沸騰する直前
昆布を取り出すのがポイント!

しばらく火にかけて沸騰し始めたところで、
サケ節を加えます。

そして弱火で1分ほど煮たら火を止めます。

東海林先生
「ここで火を止めます!
 サケ節がまだ浮いていますよね。
 これが申し越し下に沈むのを
 待ってほしいんですよ」

佐々木「いい香りがしてきましたよ」

サケ節が沈んできたら静かに濾します。

東海林先生
「ここでのポイントは
ケチって絞らない!」

森崎「ダメ?」

東海林先生「ダメ~!」

東海林先生
「静かに落ちるのを待ちます!
 さあ、これで完成です」

森崎「うわ~~!」

東海林先生
「あとは(ダシを)とった後の
 サケ節と昆布を細かく切って
 ふりかけとかにも出来るんですよ」

※詳しい作り方はレシピコーナーを
 ご覧ください!

もんすけです!
ダシをとったあとの昆布とサケ節。
まだまだ活用できるんだよ~

まずダシをとった昆布は
2ミリ程度の細切りにします。
そして鍋に砂糖・みりん・しょう油を
合わせて少し煮立たせたら、
ダシをとったあとのサケ節と
細切りにした昆布を加えて
中火で焦がさないように煮詰めていきます。

やがて汁気がなくなったところで火を止めて、
白ゴマを加えたら…
『昆布とサケ節のふりかけ』が完成!
炊きたてのご飯にかけたり、
毎日のお弁当に使ったり、
ヘルシーで旨味たっぷりのふりかけ! 
みんなも試してみてね


2014年03月01日(土) |  日本人だもん和食大事にしたいね♪

佐々木
「では主菜チームと副菜チームに分かれて
 調理をしていきたいと思います」

主菜はリーダーと高木ファミリー、
副菜は藤尾くんと中村ファミリーで作ります。
まずは副菜の『だし巻き玉子』から。

東海林先生
「アヤセちゃん。どうやって卵を割る?
 卵と卵をぶつけてみたら?」

えええ~ぶつけて大丈夫?
半信半疑でぶつけると…

ヒビが入ったのは片一方の卵。

東海林先生
「実は必ずどちらしか割れないの!」

みんな「ええ~~」

佐々木
「何でですか?」

東海林先生「卵に聞いてみて!」

※さて詳しいお料理の作り方は
レシピコーナーをご覧ください。
だし巻玉子だけでなくおひたしや
ブタ肉のみそ漬け焼、すまし汁など
いろいろUPされていますよ~

さあみんなが作った北海道食材を使った
一汁三菜が完成しました。
みんなでいただきましょう!

藤尾「おいしそう~」

東海林先生
「みなさん頑張りましたもんね」

東海林先生
「一番最初に取ったお出汁で作った
 おすましです」

森崎「ぜいたく~桜がのってる」

ではいただきま~す

カヨさん
ダシの香りがすごくよくて
 すごく美味しいです!」

お次はおひたし。

森崎
「しょう油のかかっていないおひたし。
 物足りないかい?」

ソウタ「別に!」

アキエさん
「塩分控えめですごく美味しいです。 
 ダシの香りがたっぷりで!」

ブタ肉のみそ漬け焼きは?

アヤセ
「味付けとお肉が合っていて美味しい!」

森崎
「自分で作ってみてどうだい?」

ソウタ
「ちょっと食べるのもったいない!」

東海林先生「でも嬉しいですね」

佐々木
「アキエさん、これからの食生活は
 かわりそうですか?」

アキエさん
「そうですね…
 ダシはちゃんと取ろうと思います!」

アヤセ
「和食っていうのは
 日本人しか知らないことだから
 もっと大事にしていきたいと思いました」

東海林先生
「そうですね。これからも北海道は
 いろんな食材がでてくるので
 いろんな料理ができる事が楽しみ!
 今日みたくちょっと手をかけるとか
 ダシをきかせるとかひと手間を
 かけてみてほしいなと思いますね」
 
森崎
「最初の一歩から少しずつ
 広げていきたいですね!」

こんにちは週刊あぐりNEWSの時間です。

北海道の農業高校を舞台に
酪農と青春を描いた大ヒットマンガ、
「銀の匙Silver Spoon」が映画化され、
まもなく公開されます。

札幌の進学校で挫折した、
主人公の八軒勇吾(はちけん・ゆうご)は、
「寮があるから」という理由だけで、
逃げるように十勝の農業高校に入学。

将来の目標も夢もないまま、
実習や部活、寮生活に悪戦苦闘しますが、
ブタ・牛・馬・個性豊かな仲間たちと
関わる生活の中で、悩み戸惑いながらも、
次第に自分なりの答えを見つけ始めます。

そんな八軒に新たな難題が立ちはだかり、
物語は急展開…。

八軒を演じるのは
「Sexy Zone (セクシーゾーン」の
中島健人(なかじま・けんと)さん。
ヒロインの同級生・御影(みかげ)アキ役は、
広瀬(ひろせ)アリスさんです。

映画は全て十勝で撮影され、
北海道の自然と動物たち、
そして酪農の現場を丁寧に
映し撮った作品です。
映画「銀の匙 Silver Spoon」は、
今月7日公開です。

=映画「銀の匙 Silver Spoon」=
3月7日(金)全国ロードショー
(札幌シネマフロンティア、
 ユナイテッドシネマ札幌ほか)

--------------------------------------
来週(3月8日)は特別番組放送のため、
16時30分からの
放送となります!お間違いなく~!


2014年02月15日(土) |  ♯278 家畜糞尿・食べ物残渣でバイオガス編
今回やってきたのは士幌町山岸牧場。
こちらでは、およそ300頭もの牛を飼っていて
なんと搾乳はこんな大きな機械を使っています。
そんな大規模な山岸牧場では
北海道でもまだ新しい、
そして「とっても画期的な取り組み」
行っているということなんです!
佐々木
「この真冬の北海道で一緒に頑張ってくれる
 あぐりっこを呼びましょう」
 
今回のあぐりっこは女子は帯広市から参加!
家が酪農家の加藤舞桜(マオ)ちゃんと
牛が大好き竹市愛華(アイカ)ちゃん。
そして札幌から参加の初登場!
青木鴻志(コウシ)君と好奇心旺盛な
丹野創一郎(ソウイチロウ)くんの4名です。

佐々木
「私たちの生活に必要なのが…電気

森崎
「絶対電気使っているよね。
 ないと音楽も聞けないパソコンもつかない。
 電気は大切ですね」

佐々木
「ここでクイズです。
 ここの牧場では電気を作っていますが
 どのような方法で作っているのでしょうか?」

森崎
「電気を作る?
 牧場で電気を作るって想像できる?」

あぐりっこ「できな~い!」

佐々木
「三択です。
 ①牛が歩くことで電気を作る
 ②牛乳を使って電気を作る
 ③ふん尿を使って電気を作る」

さあ、みなさんも分かりますか?
あぐりっこの意見は-
②の牛乳がマオちゃん。
残りの三人が③のふん尿を選択しました。

森崎
「うんちとおしっこで
 電気ができますか~~???」

アイカ
「お父さんから聞いたんですけど…
 ふんや尿は野菜とかで肥料にも
 使われていると聞いたことがあるんで!」

コウシ
「(ふん尿に)いっぱい栄養があると思うから
 電気も作れるとと思う!」

佐々木
「それでは正解は…あちらです!」

…ちょっと離れたところから…

「呼んだかい?」

森崎「あれ何だ?」

佐々木「あれ~藤尾さん??」

森崎
「なんかヤバイなんかヤバイ!」

変な歩き方をしながら近寄ってきたのは…
「そうです!私がふんじおです!」

森崎「あぐり王国出演者のふんじお仁志?」

ふんじおさん「そうです!ふんじおです」

佐々木「改めまして藤尾さん。正解は?」

ふんじお「3番!」

佐々木
「正解は3番のふん尿を使って電気を作る!」

森崎
「ふん尿を使って電気を作ってるんですか?
 ふんじおさん??」

ふんじお
「そうです!わたしがふんじおです!」

森崎
もうちょっと考えて来い!
 その1ネタだけで
  乗り切ろうとするな!」

うんちで電気が!?
とってもエコな発電システムの仕組みを
ふんじお先生(?)と学んでいきましょう!


2014年02月15日(土) |  牛さんの体を学ぼう♪

早速、山岸牧場の牛舎にやってきました。
実はソウイチロウ君は牛を見たことが無い…

ソウイチロウ「見たことないです…」

森崎「初めてか~」

佐々木
「さあ、牛さんも見てますよ~」

佐々木「近づいてみましょう」

ソウイチロウ
「ちょっとだけ怖いです…
 顔がガチガチしている…」

森崎
「そうか!けど牛さんも
 ソウイチロウに興味を持ってきたよ。
 さて女の子ふたりは?」

マオ「いっつも触っている」

森崎「そうなんだよね。おうちが…」

マオ「酪農!」

佐々木
「以前 私と藤尾さんもお邪魔したんですが」

藤尾
マオ姉さんと呼ばせてもらいました。
 とにかく牧場の仕事をさせるとね
 上手に姉さん、しはるんです!」

2012年6月30日のスペシャル放送に
マオちゃんとアイカちゃんには出演して
もらいましたよ。

2人とも牛さんには慣れっこ!
山岸牧場の牛さんも、なでなでなで…

森崎「なんの問題なく…懐いてます!」

山岸牧場で搾乳している牛はおよそ140頭。
その牛たちの世話をしている山岸利明さんに
いろいろ聞いていこう!

森崎
「牛がみんな穏やかで好奇心旺盛ですね」

山岸さん
「私と同じですね~!
 この牛舎はフリーストール牛舎といって
 牛が自由に食べたり水を飲んだり寝たり
 出来るということで
 牛もリラックスできるんじゃないか
 と思います」

佐々木
「ではここで牛さんについて
 もっと詳しくなっていきましょう。
 まず牛さんの体重、何キロだろう?」

アイカ「200キロ?」
マオ「500キロとか…行き過ぎかな?」
森崎「どうだろう?」

佐々木
「牛の体重は…700キロ!
 もっと多かった!
 では1日にどのくらいエサを食べる?」

ソウイチロウ
「じゃあ思い切って5キロ!」

森崎「思いきったねえ~」

佐々木「正解は…30キロ!」

ソウイチロウ「えええ~!」

森崎「予想をはるかに上回ったな」

佐々木
「700キロの牛さんが30キロのエサを食べて
 出すミルクの量は…30キロ! 」

山岸さん
「食べる牛は50キロぐらい食べてます。
 そしてたくさん出る牛は60キロ以上
 搾乳しています」

30キロものミルクを出すために
牛は乾燥した牧草や
デントコーンを発酵させたサイレージ、
それに大豆粕(カス)やビートパルプなど
濃厚飼料(のうこうしりょう)を食べています。

 

さてここで再びふんじお登場!
ふんじおさん
「牛は1日にどれぐらいの
 ふんとおしっこをしますか?」

あぐりっこ「10キロ」「20キロ」
「6キロか5キロぐらい」「25キロぐらい」

ふんじおさん
「じゃあ正解から1番遠かったやつに
 つけっからな!

森崎「ひで~罰ゲームだ!つけるって何だ」

ふんじお
「牛さんは1日にうんちを45キロします!
 アイカ一番とおい~とおい~」

逃げるアイカに近づくふんじおさん!

森崎「戻ってこ~い!」

さて.ふんの量を知って…
アイカ「ビックリしました!」

さておしっこの量は…1日に14キロ。
あぐりっこ「うわ~」「キャ~」

山岸さん
「年間では…3800トンくらいかな」

森崎
3800トンのふん尿?わ~トキメク!」

ふんじお「パラダイスだ」


2014年02月15日(土) |  ボコボコボコ…ガスが発生したよ!

さてどのようにふん尿から電気ができるのか
その仕組みを学んでいきましょう。
まずはある場所にやって来ましたよ。

森崎
「あの…ここ臭いです!みんなどう?」

ソウイチロウ「すごいにおう!」

マオ「慣れてるから大丈夫!」

森崎「えっ!」

マオ「慣れてるから大丈夫!」

森崎「かっこいい~コウシは?」

コウシ「慣れてないから…(苦笑)」

そうだよね!みんな大笑い!

牛の排泄物を使って
電気を作っている山岸牧場。
毎日出るおよそ10トンものふん尿
ショベルカーを使い
ダーっと原料槽(げんりょうそう)
集められます。

その原料槽の前にみんながいるんです。

森崎
「ここに(ふん尿を)どれぐらいの量を
 貯めておけるんですか?」

山岸さん
85トンぐらいは溜まるようになってます」

森崎
「ここに?ひょっとしてすごい深い?」

山岸さん
「4メートルぐらい!」

森崎
「こん中、入ったら大変ですね」

牛舎にある原料槽から
電気を作るエリア、
発酵槽(はっこうそう)までは
およそ100メートル。
地下のパイプを通って運ばれます。

運ばれたふん尿はタンクへ―

そしてタンクを35℃に温めます。

するとふん尿にもともといる
「メタン菌」という微生物が活発に動き出し
「発酵」が始まるんです。

どんな様子かというと―

タンクの中身が見える小窓を覗くリーダー

森崎
えっ!えっ!えっ!
 何これ?うわ~すげ~~」

森崎「ポッコポコ!」
 
そうなんです。
発酵が始まってポッコポコ!

さてあぐりっこも覗いてみると-

アイカ「すご~い!」

藤尾
「なんか宝石屋で宝石を見たような
 リアクションしましたよ」

普段はなかなか見られない光景に
あぐりっこもテンションアップ!

森崎
「ずいぶん首を突っ込んだけど…」

ソウイチロウ君もビックリ!

佐々木「すごいね…」

チラ見するソウイチロウ。

佐々木「何度も見返してる」

森崎「何度見しているんだよ!」

さてここからどうやって電気になるのかな?


2014年02月15日(土) |  まさか…牛さんからエネルギーが誕生した!
ふん尿を35日間温め発酵させると
「メタンガス」というガスが発生します。

そのメタンガスがあるマシンを通ると
バイオガスに変わります。

このバイオガスが発電機を動かして
電気を作る
という流れなのです。

そのガスが集まっている場所が、
みんなが覗いた発酵槽の上、
つまり屋根の上なんです!

そのガスが集まったガスパックを
見てみましょう。

藤尾「開けますよ~オープン!」

部屋の中にはオレンジの大きな
フワフワドームのようなものが
ありました。

藤尾「なんかにおう!」

森崎「ガスっぽいにおいですね」

山岸さん
「ここ(ガスパック)に溜まって
 発電機のエンジンの所まで行きます」

佐々木
「このオレンジ色の袋の中に
 バイオガス
 溜まっているということ!」

一連の流れをおさらいすると、
牛の「ふん尿」を温め発酵させると
「メタンガス」ができます。

それを専用のマシンで
「バイオガス」に変え、
電気を作る発電機を動かす
燃料にするんです。

このように「牛のふん尿」は
形を変えて電気になっています。

それではバイオガスから生まれた
電気を使って温めた
ホットミルクをいただきま~す!

佐々木
「けさ山岸牧場の牛さんから絞った牛乳!」

いただきま~す!

森崎
「う~ん!超ハッピー!
 こうやって実際に電気エネルギーにして
 加熱することが出来ると
 ようやくエネルギーが出来ているという
 実感が生まれました」

じゃ~ん もんすけです!
士幌町では2003年から家畜ふん尿を使った
バイオガスの事業が始まりました。

2013年にはJA士幌町を中心に、
7戸の酪農家が取り組んでいます。

さらに町内のJA士幌町食品工場では、
残りカスなどをバイオガスにして
工場を動かすための蒸気や温水に
使っているんだって!すごいね~

森崎
「ふん尿というのは一般的には
 堆肥になるイメージですが
 ここ(山岸牧場)も
 電気エネルギーを取り入れる前は
 全部肥料にしていたんですか?」
山岸さん
「もちろん肥料にしていたんですが
 発酵させるまでにはいかない!
 水分が多すぎて…」

2014年02月15日(土) |  要らないものは何もない!

多くの酪農家は牛の「ふん尿」を発酵させ
「堆肥」として使っています。

しかし山岸さんの牧場のように
フリーストール牛舎の場合、
発酵に必要な藁(ワラ)を使わないので
堆肥になりにくいという問題がありました。

しかしこのシステムを取り入れると、
電気だけじゃなく、なんと…
とっても良い肥料もできてしまうんです!

佐々木
「こちらなんです。
 コウシ君、匂い嗅いでくれる_」

コウシ
「ああ~~においはするけど…
 来た時よりも臭くない!」

これはメタンガスを発生させた後に残る
「液体」。実はとっても即効性がある
有能な肥料なのです。

山岸さん
「肥料代が抑えられるということで
 経費が軽減される!」

森崎
「牛のうんちはこれまでは
 畑にまく肥料にしかならなかったものが
 そこを守りつつ
 貴重なエネルギーを生成する」

山岸さん
「電気が無かったら何も出来ない…
 人間が必要とするものを
 牛が生み出せるということは
 それは素晴らしいこと!
 要らないものは何もない!ということは
 この職業(酪農)をやっていて
 より誇りに思えるかなって!」

森崎「そうですよね」

士幌町では年間200万キロワット時の電気が
バイオガス発電で作られています。
そのすべては北海道電力に売電されています。
これは400世帯分の電気を賄えるだけの
電力なんです。

森崎
「安心でエコでクリーンなエネルギー。
 そして未来にずっと残していける
 エネルギーというものを
 みんなこれから考えてなければならない。
 本気でちゃんと見つめ直さなきゃいけない
 時代だと思います。
 君たちのものなんだこれは!
 君たちが将来生活していく上で
 そういうエネルギーで生活していきたいか
 という課題なんだよ!」

牛さんから生まれる優しいエネルギー。
未来への期待も高まりますね。

さてここからはクッキングコーナー!

いつもお世話になっている
道の駅ピア21しほろの式見貴光シェフに
カレーの作り方を教えてもらいました。

式見シェフ
「ヨーグルトを使ったカレーです!」

佐々木
「ポイントがヨーグルト!
 どんなヨーグルトかというと…
 このヨーグルトです」

『生乳100%ヨーグルト』!

先ほどお邪魔した山岸牧場の奥さんの
厚子さんと娘の愛さんは
自分の家で絞った生乳を使って
ヨーグルトを販売しているんです!

これが町の特産品として大人気!

こちらを使って調理していきます。

≪生乳100%ヨーグルト 450g 580円≫
詳しい内容はコチラまで
http://www.sakura-koubou.jp/

※カレーの作り方はレシピコーナーを
 ご覧くださいね。

さてヨーグルトたっぷりの
モロモロカレーが完成しました。
そのお味は??

アイカ
「美味しい!普通のカレーより甘い!」

森崎
「発酵から生まれる酸味が生きてますよ」

ソウイチロウ「んん~♪」

森崎
「ソウイチロウは風格が出てきたね」

マオ
「いつも食べてるのと違って美味しい」

藤尾
「玉ねぎのこのシャキシャキした感じ。
 すごくいいですね」

※このほかにも厚子さんと愛さんから
 ヨーグルトラテも作ってもらいました。
 レシピコーナーにアップしてますよ。

こんにちは 週刊あぐりNEWSの時間です。
道産小麦の未来を話し合うイベント
「麦チェン!北海道フェスタ」が
今月3日(月)札幌で開催されました。

「麦チェン」とは北海道で使われる小麦を
輸入小麦から道産小麦に変えていこう!
という取り組みで2009年から
様々な活動が行われています。

今年度の「麦チェン!北海道フェスタ」では、
全国の先進的な取り組みについて
勉強しようということで、
ラーメン向けの小麦「ラー麦(むぎ)」、
香川県から讃岐うどんに適した小麦
「さぬきの夢」の取り組みが
それぞれ紹介されました。
このほか北海道からは道産小麦を主原料とした
ご当地グルメ「オホーツク北見塩やきそば」や
札幌味噌ラーメン・パンや
お菓子などの試食があり、
参加者は興味深く味わっていました。

これからも北海道産の小麦から
目が離せないですね~

以上、週刊あぐりニュースでした!!
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来週は都合により、お休みさせていただきます。

次回放送は
3月1日17時からです。

お間違いなく~!




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