松坂 「ミルモ君、フリップをどうぞ。 北海道のチーズは よつ葉乳業さんのような 乳業メーカーだけではなく、 こんなにたくさんのチーズ工房でも 作られているんです。
チーズをより手軽に 私たちに提供してくれる 乳業メーカーに対して、 こうした各地の工房での チーズづくりは どうなっているのか。 コレから行ってみたいと思います!」
宮嶋さん 「これは ラクレットチーズなんですが 3か月間、 この地下の熟成庫で眠らせます。 全部で800個あるんですが それを3日1回 全部磨くという 作業があるんです。」
松坂 「実は、そのバイオエタノールの 製造工場が十勝管内の 清水町に完成したんです。 北海道産の農産物を使って オール北海道の バイオエタノール燃料を 製造しているんです。」 森崎 「ということはサトウキビや トウモロコシではないですよね・・・」
松坂 「はい。北海道らしい ある物を原料に作っているんです」
藤尾 「北海道らしいって・・・」 森崎 「あぐりっこのみんなは何だと思う?」
森崎 「うおぉっ!」 松坂 「何に似てますか?」 森崎 「強い酒だね。」 松坂 「やっぱりアルコールだから!」
佐賀さん 「これは規格外の小麦と ビートが原料で 作られています。」 森崎 「おっ!しおり 正解!!」
佐賀さん 「これがビートから作られる糖蜜で、 これでバイオエタノールができます。」
佐賀さん 「最後にはエタノールと 残さ物に分けられます。 エタノールはクルマの燃料など として利用されますが 残さ物も、家畜の飼料として 使われるんです。」
森崎「すごい… 無駄がない! エコですね。」
松坂 「施設の外にやってきましたが・・・ バイオエタノール混合燃料給油所って 書いてありますけど、ここちらは?」
佐賀さん 「ココは、バイオエタノールを使った 燃料の給油所なんです。」 植物から作られるバイオエタノール! 日本では、主に自動車の燃料用として 開発が進められており こちら十勝産業振興センターでは、 ガソリンに3%か10%を混合して、 走行テストが行われているのです。
28000平方メートルの 広大な敷地面積をもつ 十勝清水バイオエタノール工場。 こちらには、 原料となるビートの糖液が 隣接するホクレン清水製糖工場から パイプで送られてくるのです。
森崎 「小麦は規格外ということで 有効活用というこということが 分かるんですが ビートの場合は砂糖に出来ますよね? バイオエタノールにしないで、 砂糖を作ったほうがイイんじゃない? と素朴に思うのですが・・・」
北海道バイオエタノール 松尾さん 「ビートからのバイオエタノール製造には 大きな2つの理由があるんです。 1つは砂糖は輸入品との兼ね合いで、 砂糖の年間の出荷量が制限されています。 そのため、ビートを砂糖にしきれずに 余ってしまうことがあるんです。」 森崎 「それならば ビートを作る量を減らしては?」 松尾さん 「実はそれも出来ません。」
松尾さん 「なぜならば ビートというのは北海道の 基幹作物でありますが、 輪作のために必ず 育てる必要がある 作物でもあるからです。」