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2012年03月31日(土) | あぐり「初」のゴールデン放送にテンション↑↑
2012年03月31日(土) | 初めてのファームステイに涙涙…
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2012年03月24日(土) |  レッツ ミルク クッキング~!

牛乳パックについて学んだあとは、
美味しいミルク料理を楽しもう!
まずは野菜やチーズがたっぷり♪
パンケーキをレッツクッキング!

※詳しい内容はレシピコーナーへ!

牛乳やチーズがたっぷり入った生地を
思い思いの形に焼いていきます。

ナツキ君が作ったパンケーキは…

森崎
「ナツキ自画像みたい!」

続いては-
森崎
「まぜまぜミルク~~」

佐々木
「牛乳と色んな物をまぜまぜして
 ドリンクを作ろうと思います」

森崎
「牛乳はそれだけでも美味しいけど
 混ぜてもオイシイ!」

カルピスやきなこ、チョコレート、
ブルーベリー黒酢など…
組み合わせは無限大です!
森崎
「まぜまぜミルク完成~」

もんすけ豆知識その②!

牛乳パックに使われている紙は、
主に北米の針葉樹を原料にしています。
建築材として使用できない枝や端の方を
有効利用しているんだよ。              
しかも計画的に植林を行って
森林を守っているんです。

使い終わった牛乳パックも大切な資源。
リサイクルしてトイレットペーパーなどに
生まれ変わるんだよ!
育てる資源、森林を大切にするためにも
牛乳パックのリサイクルに協力していきたいね!

さてまぜまぜミルクのお味は?
ユイちゃん(カルピスと牛乳)
「牛乳が苦手な人も飲めると思う」

アリサちゃん(白桃味カルピスと牛乳)
「初めてだったけど、
 ちょっとトロミがついてスゴイおいしい」

おやつにも食事にもピッタリのパンケーキ。
河野君はハート型のパンケーキを作ったよ~

森崎
「河野君がハート作るのって
 気持ち悪いから止めてくれる?」

たくさんの栄養が詰まっている牛乳!
そのまま飲むだけじゃなく、
いろいろな方法牛乳を楽しんでみてね!


2012年03月17日(土) |  ♯185 栄養抜群”行者ニンニク”の秘密に迫る編

森崎
「こんにちは!あぐり王国です!」

河野
「僕達がいるのはココで~す!」

佐々木
「札幌市南区の東海大学にきています!」

森崎
「東海大学~!」

佐々木
「今日取材する野菜と深い関わりがあるので
 やって来ました」

森崎
「大学と野菜??」

佐々木
「その野菜というのがコチラです!」

森崎
「目の前に来ただけで香りがスゴイ!
 香りだけでになれる!大好きです」

河野
「北海道では昔からある?」

森崎
「昔からあるねえ~」

ではそのパワフルになれる“野菜”
いただいてみましょう!

森崎・河野「いただきま~す」

ポリポリポリポリ…

と、突然震え上がる河野

河野「あ~~~

森崎「どうした?」

河野「あ~~~」

佐々木「どうしました?」

・・・・・・・

河野「辛い!」

森崎
「辛いでしょ、そりゃ!」

森崎
「生で食べるものではないです!」

河野
「えっ(リーダー)食べてないの??

森崎
「食べてないです!」

食べるフリをしてたリーダー。

こちらの野菜の正体は
「行者ニンニク」。
特徴はニンニクのような独特のにおい。
北海道に自生している、おなじみの山菜です。

河野「ふう~~」
思い切りリーダーに息をふきかける。

森崎
うあああ~コレかなりの…うああ

再び行者ニンニクを食べて

河野「ぶふああ~(息を吐く)」

佐々木
「うわうわ…きゃ~~

河野「(ニヤリ)」

もうすぐ山菜シーズン到来!
ということで今回は
北海道の山菜の王様「行者ニンニク」
勉強していきますよ~


2012年03月17日(土) |  北海道を代表する元気の源だ!
近年人気が高まっている
“行者ニンニク”。
そのブームの火付け役が
東海大学・生物理工学部の
西村弘行教授。
研究歴40年以上のパイオニアです。
まずは西村教授から色々教えてもらいましょう。

西村教授
「茎と葉っぱがありますね!
 この葉っぱの所を
 ちょっとちぎるとにおうんだよ」

ユリカちゃん「なんか臭い!」
ケイちゃん「ギョウザの臭いがする!」

森崎
「大人にとってはこのにおいが…」

西村教授・森崎
「たまらない!」

森崎
「そうなんです!美味しさの1つなんです!」

さてみなさん“行者ニンニク”の名前の由来って
知っていますか?

河野
「さっき“餃子”みたいって
 言ったじゃないですか。
 だから“餃子ニンニク…餃子ニンニク…”
 行者ニンニク!

西村教授
「いや違います(即答)」

森崎「全然違うじゃん~」

西村教授
「“行者”とは修行僧のこと。
 修行僧は雪解けの頃に山野を駆け巡って
 修行をするんです。
 
 すると雪が割れた所からがコレが生えていて
 それをコッソリ食べて、
 体力をつけた…と言われています。
 なので“行者さんが食べた
 ちょっとニンニクに近いにおいのする食べ物”

 【行者ニンニク】という名前がついた!」

森崎
「そうかあ~ニンニクではないんだ」

西村教授
「コレは寒い地域に生える野草なんです。
 自然に生えている『草』ですね。
 特に北海道から北のほう
 東ロシアからカムチャッカ半島、サハリン、
 カナダにも自生している事が分かってます。
 寒い地域に自生するのが大きな特徴ですね。
 本州では山形県とか岩手県にも自生してます。
 5月の連休ぐらいになると
 野山にたくさん生えてきますね」

“行者ニンニク”の効能は?

西村教授
「食べるとまず《血流を改善》します。
 血液サラサラ。
 さらに体脂肪の燃焼効果
 あるんです!」

河野
「生で食べたから
 より効果が高いとかないですか?」

西村教授
「生で食べるのはできるだけ避けてください!」

河野
「それ聞いてからオープニング
 挑みたかったなあ~」

西村教授
「そして最近解明したのが…
 男性ホルモンを増やす 
 ことが分かりました。
 ということはパワーがつく!
 特に働いているお父さん方…
 ストレス社会を生きるお父さんに(オススメ)!」
 
森崎
「どうやって自分を回復していけば良いのか?
 我々世代の共通の悩みですよね」

西村教授
「おっしゃる通りです。
 コレは男性ホルモンを増やすだけでなく
 疲労回復効果が高いんですね。
 なのでこの行者ニンニクは
 北海道民にとっては…イイですね!」

森崎
「いや~オレすぐ採りに行きます!」


2012年03月17日(土) |  臭わない!驚きの調理法とは?

行者ニンニクのにおいが苦手…
という人のために
東海大学・西村教授が考案した
臭いを抑える画期的な調理方法
教えていただきましょう!
大学食堂のシェフ・郡山雄二さんが
調理してくれます!

西村教授
「今日は【行者ニンニク入り餃子】
 作ります!まずはそのコツを教えましょう」

西村教授
「まずは豚肉ですね。
 買ってきたままでは冷たすぎます。
 これに水を入れ、お酒を少々入れて
 手でこねて、しばらく置いて
 《室温にできるだけ近づける》ようにします」

西村教授
「そしてコツの2つ目…
 《行者ニンニクを凍らせておく》

一同「へえ~~」

西村教授
お肉は常温行者ニンニクは冷凍。
 コレが大切なんです」

では早速調理していきます。
西村教授
「行者ニンニクを切っていきますが、
 凍らした状態で切っています。
 もし行者ニンニクが常温になってたら
 アミノ酸と酵素反応が起きて
 <臭い成分>ができちゃうんです」

凍ったまま行者ニンニクを切ってると-
森崎
「あんまりにおわないです。
 さっき、葉っぱをちぎった時
 あんなににおいしたのにね」

ユリカちゃん「あんまりにおいしない!」

西村教授
「冷たい行者ニンニクと室温に近い豚肉を
 混ぜていきます。
 手でこねていくと手のぬくもりで
 温度が上がっていきます。
 
 すると凍った行者ニンニクが解けていきます。」

西村教授
「すると行者ニンニクの酵素が働いて
 辛味の成分<アリシン>ができます。
 この<アリシン>が豚肉に入っている
 ビタミンB1と反応を起こして
 《アリチアミン》という疲労回復ができます」

河野
「においが出る前の辛い段階で 
 豚肉とあわせることにより
 疲労回復の成分ができる。
 だから臭くなる前に成分が
 取られちゃうんですね」

よ~くこねたら
みじん切りしたキャベツとシイタケを
タップリいれて、また混ぜていきます。

ある程度混ざったら
「塩・コショウ・ごま油」で味付けし、
再び良く練ります。
そのあんをぎょうざの皮につめて
10分ほど焼いたら…

森崎
「さあ行者ニンニクのにおいはどうなのか?
 オープン!」

一同「???」

あぐりっこ
「えっ!全然においしない!

河野「ただただ香ばしいです」
森崎「すごい良い香り!」

さてそのお味は-

ユリカ「おいしい!」
シンノスケ「これ良いわ!」
ケイ「全然においしないし、普通に美味しい」
森崎「においは無いね。消えてるね」

西村教授のマジックのような
調理法方にビックリ!

※レシピコーナーにも掲載してます。


2012年03月17日(土) |  7年かけて栽培…

行者ニンニクを勉強しているあぐり一行。
札幌からちょっと足を伸ばして
ある場所にやってきました。

佐々木
「さて新得町にやってきました。
 実はココで“行者ニンニク”が
 栽培されているんですよ

河野
「えっ山に自生してるだけじゃないの?」

行者ニンニクは春先から出回る
天然物が一般的ですが、
待ちきれない消費者のために、
栽培して冬場に出荷している
生産者もいるのです。

行者ニンニクの栽培について
生産者の村田博さんにお話を伺います。

村田さん
「ハウスの中でつくっています。
 1月の末から3月の中頃まで出荷してます。
 んで山もん(天然物)が出てくる前に
 ある程度出荷を終わらせて…
 チョロッと小銭を稼ごうか…と」

一同大笑い!!

では早速ハウスの中を見せてもらいましょう。

河野
「うわあ~(ハウスの中)ニオイきた~

森崎
「香りがスゴイ」

村田さん
「種で植えると7年かかります

森崎「7年??」
河野「7年かかるんですか??」

村田さん
「7年かかってココまできたんだ」

7年ものの行者ニンニクを収穫しました。
河野
「根っこが立派!長くて太い!」

森崎
「(ニオイかいで)
 うお~元気が出てくる!腹へってきた」

村田さん
「鍋に入れるとか、すき焼きに入れるとか
 ジンギスカンに入れるとか…
 卵とじでパッパッってやるのも良い!
 あと、おひたしも良い」

河野「何種類、料理だすんですか!」

ケイちゃん
「7年かかるのはスゴイ大変だなと思ったけど
 雪解けを待たないで食べられるのは
 行者ニンニクが好きな人には嬉しいかな…」

森崎
「ハイ!嬉しいです!」

出荷できる大きさにするために、
タネを植えてから7年間、畑で根っこを育てます。
7年育てて大きくなった物は、
10月に箱に植え替えて雪の下で寝かせます。
そして12月から3月まで、
順番にビニルハウスで成長させ、出荷するのです。

ハウスの外、
雪の下に眠る“行者ニンニク”を
掘り起こしてみましょう。

森崎
「結構、雪深いよね~」

河野
「何か出てきましたよ~」

箱に入った行者ニンニクが出てきました。

河野
「コレめちゃくちゃ重いですよ」

村田さん「しばれているからね」

森崎
「これをハウスの中に運びます」

ハウスの中で凍った行者ニンニクを自然解凍。
その後18~20℃の温度に保たれた床暖房へ移動。
するとぐんぐん成長していくんです。

2012年03月17日(土) |  出荷作業のお手伝い!

続いては行者ニンニクの出荷作業を体験!
まずは、根っこを切り取ります。

根っこのギリギリを切り落とします。
その時、包丁をスッとひっぱると
行者ニンニクの表面を覆っている
薄皮も一緒に取れます。

森崎
「気持ちよさそうだな~」

あぐりっこも徐々に上手になってきました。

ユリカちゃん
「抜ける瞬間が楽しい!」

お次は【水洗い】。
土を落とし薄皮を取り除き
キレイにしていきます。

村田さん
「手でひたすらドロを取っていく!
 ヌルヌルや薄皮があるので、
 それも取ります」

ユリカ「スゴイ冷たい」

村田さん
コレが一番大変かなあ。出荷する時に。
 キレイに洗ってヌルヌル取らなければ
 ならないから…」

キレイになったら計量して束ねていきます。

やっと完成しました~

シンノスケ「ふふふ(笑顔)」

河野「喜んでる~」

森崎「良い笑顔なんだよなあ~」

では行者ニンニクをいただきましょう!

訪れたのは「手打ちそば 道」。
こちらは地産地消にこだわるご主人が
日曜日限定でオープン。
新得町の地元食材が味わえる
人気のお店なのです。

■手打ちそば 道
住所:新得町2条南1丁目(ふらっと内)
電話:0156-64-6613
※営業は日曜のみ。11時~15時

ご存知のとおり新得は“そば”が有名です。
行者ニンニク天ぷらと新得そばもいただきます。

手打ちそば道 ご主人
佐々木正人さん
「そば・行者ニンニク・ゆり根、
 全て村田さんが生産した物なんですよ」

村田さん
「行者ニンニクの天ぷらを
 ソバに乗せて食べたら最高だよ」

森崎
「それは美味しそう!」

さて行者ニンニク天ぷらそばのお味は?

森崎
「なまら元気出てきた~!」

あぐりっこも…
シンノスケ君「最高!(突然パワフルに!)」

みなさんも一足早く
行者ニンニクパワーをご体験ください!


2012年03月10日(土) |  ♯184 北の大地で再起を目指すいちご農家編

怪しい男性の声で
「こんにちは~
 あぐり王国でございます…」

藤尾
「いやリーダー…
 訳わかんないですから!
 ここ番組の冒頭ですからね」

森崎
「みんなどう?甲冑っていうんだよ。
 侍がこういうのを着て戦場で戦ってたんだ」

あぐりっこ「カッコイイ!」

佐々木
「今日は胆振の伊達市にやって来ました。
 伊達市は明治3年に仙台藩の
 亘理(わたり)伊達家が海を渡って
 開拓した町なんです!」

佐々木
「宮城県と繋がりの深い町なんですが、
 この町に去年の夏から移り住んで
 イチゴ栽培をしている生産者がいるんです」

森崎
「伊達でイチゴですか?!」

佐々木
「今日はその生産者さんに会いに行きます!」

森崎
「やったぜ!今日はイチゴだあ!」

さてイチゴ生産者さんにお会いする前に
伊達市の町の成り立ちをお勉強しましょう。

佐々木
「ここ伊達市と宮城県亘理(わたり)町との
 繋がりについて、
 伊達さんにお話を伺います。
 宜しくお願いします」

伊達市開拓記念館の学芸員
伊達元成(だて もとしげ)さん。
伊達市のの伊達さん…??
ということは…

伊達元成さん
「この町を開拓した亘理伊達家。
 その一番最初に移住してきた人が
 伊達邦成(くにしげ)。
 その直系の子孫です!」

森崎
「ええ~スゴイ人だ…たぶん…」

森崎
「ここを作られた方?
 十五代亘理領主…と書いてありますよね。
 じゃあ伊達さんは何代目になるんですか?」

伊達元成さん
「ボクで20代目になります」

伊達さん
「亘理から伊達に移ってきた時は
 伊達家だけが移ったんじゃないんです。
 伊達家とその家臣と家族と町の人全員…
 2600人以上が一気に町ごと
 北海道の伊達市に移住してきたんです」

歴史的に深い関係がある
伊達市と宮城県亘理町。
1981年には姉妹都市提携を結び、
様々な交流を行ってきました。
そんな亘理町は東北随一のイチゴ産地。
なんと冬場の道内で消費されるイチゴの
およそ60%は亘理町周辺のものだったのです。

しかし-

去年の3月11日、

東日本を襲った大地震が

町を一変させました…


2012年03月10日(土) |  夢と希望が持てる支援を!
ほとんどのイチゴハウス、
そして住む家までもが、
津波で流されてしまったのです。
60ヘクタール近かったイチゴの畑は
その9割以上が津波によって塩水につかり、
栽培農家のほとんどが生活の糧を失いました。

森崎
「みんな1年前のことだよ。
 忘れられないよね。
 衝撃的な映像をみんなも幼いながらも
 目に焼きついたんじゃないかな。
 この町の人は繋がりが深い分だけ
 悲しみも強かったんじゃないでしょうか」

伊達さん
「そうですね…
 伊達市では震災が発生した直後に
 職員を派遣して
 まず町の行政のシステムを支援しました」

姉妹都市として様々な形で支援を行った伊達市。
その一つが宮城県亘理町のイチゴ生産者に、
伊達市に移り住んで、
「イチゴを栽培してもらおう」
というアイディアだったんです。
伊達市役所農務課
松井知行課長
「被災されたイチゴ生産者が
 希望を持って生活ができるように…。
 まず最初に生産に対する夢
 持ってもらいたい…と受け入れました」
松井さん
「市としては生活支援をやってますが同時に
 伊達市でイチゴ栽培の技術
 普及してもらいたい!
 そしてイチゴ栽培が本格的になって
 農家の皆さんが収益を上げる
 農業に移っていきたいという展望を持ってます」
伊達市東関内にある20棟のビニルハウス。
ここで移住してきた生産者達が、
協働でイチゴ栽培の準備をしているという事。
一行は早速会いに行きました。

ツーンとくるような外の空気と違って
まるで小春日のようなハウスの中。

森崎
「亘理町からいらっしゃった皆さんです。
 こんにちは~~!」

伊達市に移住してきたのは全部で6家族。
様々な葛藤のなか、
新たな決意を胸に海を渡って来ました。

2012年03月10日(土) |  覚悟を決めゼロからの出発!

独身で一番若いのは
小野彰吾さん(22歳)。

森崎
「自信満々に独身!って手を上げてますね」

藤尾
「ここは嫁探しの番組じゃあないですよ!」

逆に一番ご年配でひょうきんなのは
鈴木秋衛さん、68歳です。

森崎「お歳はいくつですか?」
鈴木さん「100歳です!」

リーダー的存在の佐藤長一さん。
亘理町ではイチゴとお米を作っていました。
去年、単身で来ましたが
もうすぐ奥さんも移住してくる事になっています。

森崎
「皆さん、楽しくお話されてますけど
 1年前には大変な状況だったんですよね…」

佐藤さん
「もうすぐ来ますね、3月11日。
 そん時はイチゴの収穫の最盛期
 入ったところで…まず大変でした

ワカナちゃん
「みんな…泣いてる映像がいっぱいで…」

森崎
「悲しいニュース、いっぱい見たよね」

カエデちゃん
「家に1人だったから…なおさら怖かった

森崎
「全てが変わったと思うんですけど」

佐藤さん
ハウスも無いし自宅の2階が残ったくらい。
 だから…2mちょいかな…
 建物は残ったけど、私は…
 けど基礎だけ残って、
 他は全部流された人もいるので…」

森崎
「北海道に渡ってくるって
 かなり勇気がいると思うですけど」

鈴木志野さん
「移住をしないと…
 その先を見つけることができないくらいの
 状況だったのかな~って冷静になると思います。

 (来てみると)伊達市は野菜がとてもおいしくて。
 夏は暑くなるし今年は雪が多くてビックリ!
 けど子ども達が雪で遊んで楽しんでいるんで
 そういう姿を見ると良かったなあって思います」

(鈴木さんは父・夫・子ども、家族5人で移住。
 亘理町では観光農園を営んでいました)

昨年の7月、佐藤さん達は、
伊達市でのイチゴの生産を成功させるための
テスト栽培を伊達市大滝区で行いました。

宮城県とは気候や栽培方法が大きく違うため、
数種類の苗を育て、
伊達市の栽培に合う品種を調べました。

ほぼゼロからのスタートではありましたが、
亘理町で培った技術や知識を出しあい、
10月には立派な実を付けました!

22歳の小野さん
「ベテランの人から三十代の人まで…
 本当に教わることばっかりで…」

とここでチャチャを入れる佐藤さん
「今度、お酒教えるから!」

小野さん
「それは遠慮します!(笑)」

小野さん
「亘理にいたら自分のやり方しか知らないんで
 こちらに来たら色んな農家のやり方も分かるし
 大変勉強になりますね」

2012年03月10日(土) |  再起をかけるイチゴ…その味は?

震災から一年。
北海道伊達市で再起を図る
宮城県亘理町のイチゴ生産者。
その中の1人、丸子裕人さん(33歳)は、
おじいさんの代からのイチゴ農家。
イチゴの栽培から離れてはいけない
と思い移住を決断しました。

丸子さん
気温・気候が亘理と全然違います。
 また亘理では土に直接植える栽培方法で
 こちらでは高設栽培なので
 管理方法が違ってくるので
 勉強していかないといけないですが
 そこが頑張りどころだと思います!」

テスト栽培したイチゴを初収穫したときは
どんな気持ちだったのでしょうか?

丸子さん
嬉しかったです。
 触ったこともない品種だし
 環境も違いますから…
 本当に栽培できるかなって
 気持ちもあったんですけど、良かったです」

試行錯誤の末、実を付けた
その真っ赤なイチゴを
試食させてもらう事に…

収穫したばかり!
テスト栽培したイチゴをいただきます。

鈴木さん
“すずあかね”というイチゴです」

森崎「すごい真っ赤」
カエデ「匂いがスゴイ!」
藤尾「ビックリするほど良い匂いする」

さて食べようとしていたら-
鈴木さんとあぐりっこのレン君がヒソヒソ話。

鈴木さん
ヘタのほうから食べる。そして最後に甘い所。
 一番美味いところは最後に食べる!」

森崎
「出ました!
 イチゴ農家のワンポイントアドバイス

レン君
「ヘタの方から食べたら
 だんだん甘くなるんだって」

それではみんなでいただきま~す。

レン君「甘っ!」

森崎「みずみずしい」

藤尾「イチゴジュースみたい」

コウノスケ君「全部甘い」

カエデちゃん
「このイチゴ100個あったら全部持って帰りたい」

鈴木博之さん(40歳)
「以前自分達が作っていた品種と比べると
 酸味が強いイチゴなんですけど…
 すごい甘く感じました!」 

(鈴木さんは家族5人で移住。
 亘理町では観光イチゴ農園を営んでいました)

丸子みどりさん
「去年まではイチゴ農家をやってきて、
 周りに当たり前にイチゴがあって
 好きなだけ食べてきたんですけど
 震災があって
 『もしかしたら二度と自分で作ったイチゴを
  食べられない…』
と思っていたのが
 ここ(伊達市)に来て食べられたので
 とても嬉しかった!おいしかった!」
 
(夫と子ども、家族3人で移住。
 夫の両親は亘理町でイチゴ栽培を再開)

森崎
「北海道でこれまで出来なかった
 イチゴができるようになる…って
 【伊達のブランドイチゴ】
 誕生するかもしれない!スゴイ事だ!」

佐藤さん
「良いモノを作って伊達の人に食べさせる…
 地産地消で地元のイチゴは
 地元で消費するのがいいと思って!」

あの日から一年。

移住してきた皆さんのふるさと
宮城県亘理町の今は…

JAみやぎ亘理中部営農センターを
伺いました。

JAみやぎ亘理
土生 利仁(はぶ としひと)さん
「こちらが亘理の地図です。
 右側が海になります。
 ここが(赤く丸で囲った地域)
 イチゴハウスが並んでいた地域です」




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