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2015年03月28日(土) | ♯331 酪農の仕事・乳牛の生活をシリーズで学ぶ編
2015年03月28日(土) | 酪農の知識をチェック!
2015年03月28日(土) | 乳牛と初対面♪
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2015年03月21日(土) |  ナガイモ料理に挑戦だ!

さっきみんなで食べた長いも団子を
光岳小学校のみんなで作ります!

※詳しい作り方はレシピコーナーをご覧ください

藤尾
「全校児童で家庭科の授業をすることある?」

子ども「ある~!」

子ども
「収穫祭は学校でとれた野菜を使って
 料理をするんだよ」

団子を作っていきます。

佐久間さん
「平らなほうがいいよ。
 ホットプレートで焼くからね」

森崎
「君らの手がカワイイ♪
 小さい手が作っているよ」

こね終わったら好きな大きさや形にします。

森崎
「見て~!ハロウィンみたい!」

佐々木「顔だあ」

今回みんなで作った「長いも団子」のほかにも、
女性部の長いもレシピはまだまだあります。
意外な組み合わせで驚くスイーツや、
ひと工夫加え大変身するメニューなど、
そのバラエティーにとんだラインナップは
長芋を知り尽くしている生産者だからこそです。

※詳しい作り方はレシピコーナーをご覧下さい!

ではみんなで「いただきま~す」
「うまい!」「おいしい」

長イモのチーズケーキも
ご用意くださいました。

「美味しい!」

佐々木
「地元でとれた小麦粉。
 長イモで作ったお料理を食べました。
 美味しかった人?」

全員手が上がりました。

やっぱり地元のものを美味しいよね♪

もんすけ週刊あぐりニュース!
今日は食べることと農業を考える
イベントのお知らせだよ♪

今月27日の午後1時から
札幌市中央区の北海道教育大学
札幌駅前サテライトで
「食と農をつなぐ教育フォーラム」が
開かれるよ。
これは食と農の大切さを子供たちに
伝えていくために
いくつかの事例を紹介しながら
参加者と共に考える催しです。
食育に興味がある人は北海道教育大学の
ホームページのトピックスのページから
応募ファームを開いて名前など
必要事項を書いて応募してね。
以上、もんすけの週刊あぐりニュースでした。


2015年03月14日(土) |  ♯329 生産量全道2位を誇るJAむかわのニラに注目編

突然ですが問題です!
次にあげる3つのキーワードから
連想する野菜は何でしょう?

炒め物や汁物などの料理に使われる、
香り豊かな緑色の野菜。

疲労回復や風邪予防の効果も
期待されるスタミナ食材。

βカロテンが多く含まれ、
その量はトマトのおよそ6倍とも
言われています。どうですか? 
皆さんはわかりましたか??

佐々木
「今回はむかわ町にやって来ました!」

森崎「春だなあ…」

佐々木
「まわりを見ても雪の量が札幌と
 全然違いますねえ」

森崎
「北海道の中でも雪が少ない場所ですよね。
 それを活かした農業も盛んに行われてます」

今回は生産量が道内2位のある野菜を
学んでいきます。

森崎
「これまで春レタスとかトマトとか
 温暖な気候を利用した野菜でしたよ。
 今回はどうなんでしょうか?」

佐々木
「今日の野菜は豊かな香り
  大人にはたまらなくて…
 食べた後のあの美味しさ…
 でも子供の中には苦手な子もいるかな?」

森崎「何だろう?」

ではあぐりっこご紹介!
今回は苫小牧から初参加の小4の2人。
ちょっと恥ずかしがり屋のイケメン!
池田色葉(イロハ)くん。
そして野菜が大好き笑顔が素敵な
秋元咲花(サクラ)ちゃんです。

森崎「好き嫌いはあるかな?」

サクラ「牛乳と貝類」

森崎「2人は野菜の好き嫌いはあるかな?」

サクラ・イロハ「ないです!」

森崎「何が来ても大丈夫だな?」

サクラ・イロハ「はい!」

香り豊かなスタミナ野菜を育てる、
生産者の佐々木保成さん。
「こんにちは~」

河野「ちょっと匂ってきましたね」

森崎
「うわっすごいなあ。
 オレは分かったぞ」

イロハ「なんかネギみたいな…」

その野菜がハウスにあるということで、
さっそく見せていただきました!

森崎「うわ~」

河野「何だこれ?」

サクラ「ニラです!」

佐々木さん「正解です!」


2015年03月14日(土) |  ニラ収穫までの流れ

佐々木「今は旬なんですか?」

ヤスナリさん
1月上旬からが旬です。
 今はちょうど<3番ニラ>
 1番・2番を刈って今伸びてるのが3番」

ニラは1年に複数回の刈り取りができる野菜。
むかわ町では1月2月3月の3回に分けて
収穫を行っています。

ヤスナリさん
「(他の生産地は)
 7回ぐらい刈るところもあるが
 だんだん細くなって味も落ちてしまうんです。
 それでむかわ町では3回までと決めて
 収穫をしているんです」

河野
「本当に品質の良い時期だけ出荷?」

ヤスナリさん「そうですね」

河野
「ところで冬に収穫するじゃないですか?
 生育の流れってどうなってる?」

ヤスナリさん
「ニラって球根から伸びる作物なので
 球根に栄養を蓄えるために
 約1年は収穫しないんですよ

いったいどういうことなのか…?

まず3月下旬に種まきをして苗を育てます。

そして5月中旬
その苗をハウスへ移植

7月には球根から次々とニラが成長しますが
そのニラを一度枯らせることで、
養分を球根に蓄えます。

そのあと根元から上の部分を全て刈り取り、
翌年の1月新たに成長してきたニラを
“1番ニラ”として収穫するのです。

森崎
「3月に種をまいて…一年計画ですね」

河野
「1番から3番まで収穫していって
 全然違うものなんですか?」

ヤスナリさん
「あっ全然違いますね!」

するとヤスナリさんが1番ニラ
ご用意下さいました。

触ってみると…

イロハ「硬い!」

森崎「確かにピンとしているね」

2番収穫のニラと比べてみると…

佐々木「1番収穫のほうが色が濃い…」

森崎「色が強いような気がするね」

ヤスナリさん
「少しずつ色が淡くなっていくんですね」

河野「お値段は?」

ヤスナリさん「若干1番ニラが高いですよ」

佐々木「むかわ町のニラの特徴は?」

ヤスナリさん
香りが強くあま味も強い!」

森崎
「いや~オレ本当に大好き♪
 枕元に入れておきたい!
 これを抱っこして寝たい~!」

2015年03月14日(土) |  生でも…とっても甘いんです♪

さてここでニラを収穫してみましょう!
ヤスナリさん
「まず片手でニラを全部持って、
 カマを土ギリギリに当てて刈るだけです」

河野「何センチで収穫ですか?」

ヤスナリさん「45センチぐらいです」
 
森崎「結構な高さですね」

ではリーダーが収穫してみます。

ザクッ…

ニラが大地から切り離された
その瞬間!

森崎
「見て見て見て見て! 
  ニラの雨だよ~~」

ニラから大量の水分放出です!

河野「すごいです」

森崎
「私このニラの雨を
 飲みたいと思います!」

ヤスナリさん「うわあ…」

生産者さんのヤスナリさんも
ちょっと腰が引けたニラの雨。

さてそのお味は?

森崎「甘いっ!」

河野「本当?」

ヤスナリさん「オレはそれできない!」

さてあぐりっこも収穫体験♪

すぐにニラの雨が出てきました。

森崎
「みずみずしくて水分を含んでるんだ」

河野「収穫してみてどうだった?」

イロハ「ギシギシしてる!」

サクラ「楽しかった」

森崎「朝は何時から作業されてますか?」

ヤスナリさん
「朝は5時半ぐらいからです。
 元気なうちに!朝はいちばんニラに
 水分が溜まっているから!」

元気の良いニラということで
大人チーム生でニラを食べてみると…

森崎
「シャッキシャキ…うん?甘い!」

モシャモシャモシャ…

と少し時間が経つと

森崎
「めっちゃ辛い!!から~い」

河野くんもやってみると…

河野「甘いっ!茎のほうとか」

モシャモシャモシャ…すると

河野
なああああ(悲鳴)~辛い!」

じゃーん もんすけです。
独特の香りが特徴のスタミナ食材・ニラ。
その栄養科についてみんなは知ってる?

天使大学看護栄養学部 荒川義人教授
「ニラの独特な香りはアリシンという成分。
 これが例えば豚肉などに含まれている
 ビタミンB1と結合しやすくて、
 結合するとアリチアミンという成分に変わる。
 すると体内に吸収されやすくなって
 B1は身体の中でエネルギーを作り出す
 ビタミンなので、長い間エネルギーを作り出す
 効果が期待できます。
 そもそもアリシンは酸化を抑えてくれる成分。
 緑黄色野菜なのでベータカロテンも一緒に
 取れるので、ベータカロテンと香り成分が
 一緒になって酸化を抑える。そうなると
 様々な生活習慣病の予防に繋がり
 間接的ですが美肌効果や老化予防に
 期待できる」
 
料理で上手に活用することで栄養満点の
ニラパワーを効率よく吸収できるんだね~!

佐々木「好きな食べ方はありますか?」

ヤスナリさん
おひたしが一番好きなんだけど
 いろんな食べ方があるんだよね」

ヤスナリさん「天ぷら!」

森崎「ニラの天ぷら??」

河野「ニラの天ぷら食べたことない!」

ということで生産者オススメの
「ニラの天ぷら」を頂きましょう!

※詳しくはレシピコーナーをご覧ください!


2015年03月14日(土) |  強い香りは美味しさの証拠…

さてここからはニラの出荷作業を見学です。

ヤスナリさん
「なかなか体験できない環境なので!」

森崎「そうなんですか?」

河野「なんとなく想像できますよね」

森崎「まあニラの出荷なんで…」

河野「室内なんで香りがもってるんかな…」

一体どれだけニラの香りが強いのか?
河野くんが確認してみることに。

一瞬覗いて戻ってきた河野君。

森崎
「うわっ戻ってきた河野君が臭い!」

河野
これは行けるかな~?
 例えるなら…
 ニラの葉っぱの中に入った感じ!」

サクラ「ええ…??」

強烈なニラの香りが広がっている
という作業小屋。
全員で恐る恐る中へ入ってみると…

森崎
「おお~なかなか強い香り
 していますよ」

佐々木
「えええ~すごいにおいの塊が来ました」

サクラ「結構においがキツイ…」

森崎
「あのみなさん香りは大丈夫ですか~?」

作業中の女性陣
「クサイです!」

河野「今はどんな作業ですか?」

ヤスナリさん
「下葉をキレイにして100gにして結束。
 下をカットして整えてもらってます」

森崎
「箱詰めまでされるんですね。
 あんなに軽かったニラが重いです」

サクラが持ってみると…

サクラ
「あっ重いです!重いです!重いです」

佐々木
「出荷作業で気を付けていることは?」

ヤスナリさん
「根本の部分の小さな葉を取らないと
 気温が上がると痛んでくるんですよ」

森崎「1個1個やっているんですか」

ヤスナリさん
「ある程度、機械で取るんだけど
 取りきれなかった葉を手作業
 取ってもらっています」

森崎「へえ~大変」

箱詰めの前には、特殊な機械で
「根の部分の余分な皮」や「泥」などを
取り除きます。

しかし生産者の佐々木さんの話では、
この作業場所が
最も刺激的な空間なんだとか…

あぐりメンバーを代表して、
リーダーが体験してみることに。

すると…リーダ―に異変が!


2015年03月14日(土) |  ニラ料理をいただきましょう♪

目をパチクリさせてるリーダー。

すでに香りは部屋の外にも漏れだし…

河野「これは目にくるわ」

顔をくちゃくちゃにして…
森崎「美味しい香りです」

とても刺激的な空間なんですね。

河野
「これはいつも扉を閉めてやってる?」

ヤスナリさん
「締めなかったら
 そっちから批判うけます!」

河野「閉めてほしいですか?」

「閉めてほしいです!」

ヤスナリさん
「作業の後は風呂にガッツリ
入らないと入らないと
 どこにも行けないから!」

森崎
「私このあと色々あるんですけれど…」

むかわ町で手間暇をかけて作られるニラ。
安全安心な美味しさはもちろん生産者にとっても
メリットがある野菜なんだって~

JAむかわ 皆澤選矢さん
「温暖で降雪の少ない気候を利用した
 施設園芸に取り組んでいるJAむかわでは
 ニラ・ホウレン草・レタス・トマト・花卉などの
 農産物をハウス栽培し通年出荷することで
 生産者の安定収入の実現に向けた
 バックアップを行っています。
 なかでもニラは《Yes!clean》という
 生産集団登録を受けており
 化学肥料・化学農薬の使用を押さえた
 安全安心なニラを生産しています。
 また収穫を冬期の3回にすることで
 高品質なニラを生産し、毎週出荷者全員が
 集まる「目揃え会」を行うことで
 品質の維持に努めています。
 JAむかわでは今後もみなさまに
 高品質で安全安心なニラを提供できるように
 努力してまいります」
 
むかわ町のニラは道内だけに出荷されています。
北海道産の栄養満点なニラ。
たくさん食べてニラパワーをチャージするぞ!

さて最後に…
森崎
「どういう想いでニラを育ててますか?」

ヤスナリさん
香りが良くて味がおいしくて…
 むかわ町のニラをなるべく安く
 提供したいという想いで育ててます」

森崎
「時間もかかる・手作業・匂い…
 なかなか大変ですよ。
 それでも春から我々北海道民の
 健康を支えてくれる野菜ですから!」

佐々木
「でも正直、この部屋に入っていて
 あぐりっこは本当に大丈夫なの??」

サクラ
「いや大丈夫じゃありません!」

河野「そうなんだ(笑)」

よく頑張ったあぐりっこ!
では地元のニラ部会婦人部の佐々木峰子さんに、
生産者ならではの料理をふるまっていただきます。
佐々木さんはヤスナリさんの奥様ですよ~

※詳しい作り方はレシピコーナーをご覧ください。

峰子さんが作る絶品料理にみんな大満足!
そんな時になぜか河野君
トンチンカンな事を言いだしました…

河野
「ジンギスカンやるときは必ず
 お肉入れるんですか?」

峰子さん
「あっ!入れま…入れま…?」

峰子さん「えっ!!」

峰子さんもビックリ。

森崎「ウソでしょ?」

佐々木
ヒツジの肉が入らない
 ジンギスカンってあるんですか??」

森崎「ただのニラ焼き」

河野
「ちょっと間違えただけで
 よく2人できますねっ!」

みなさんもニラパワーもらってくださいね。


2015年03月07日(土) |  ♯328 牛乳の新たな可能性~乳和食編

森崎「突撃!酪農家の牛乳料理!」

佐々木「早速お宅に伺いましょう」

ということでお邪魔したのは
厚岸町で酪農を営む米澤朋子さんのお宅。
一体どんな牛乳料理を食べているのかな?

朋子さん
チキンと白菜のミルク煮を作りました。
 冬の寒い季節に温かい味かなと思います」

森崎「温まります~」

佐々木「牛乳はそのまま飲みますか?」

朋子さん
「毎日飲んでいます!
 やっぱり子供にも良いかなと思って」

栄養満点!積極的に取りたい牛乳ですが
料理となると洋食やスイーツなど、
レパートリーが限られてしまう気がしませんか?
ところが、その考えを一掃する
新しいジャンルの料理があるんです。
それは…
乳和食(にゅうわしょく)!

料理家・管理栄養士
小山浩子さん
牛乳ダシ・水の代わりにした
 新しい和食です!
 和食は実は欠点が1つあります。
 それは塩分を取りすぎになってしまうこと。
 でも乳和食は塩分を抑えることが出来る、 
 そして和食でなかなか補えきれないカルシウムを
 手軽に取ることができます」

ということで今回のあぐり王国は
牛乳消費拡大のニューウェーブ! 
乳和食に迫ります。

今回あぐり一行が伺ったのは
北海道でも有数の大規模酪農地帯・厚岸町。
続いては向かったふるだて牧場では
およそ140頭の牛を飼育し毎日搾乳しています。

そんな酪農家である古舘ふくみさんの
お宅の牛乳料理は?

ふくみさん
牛乳が入ったちぎりパンです」

佐々木
「牛乳の香りがします…
 結構牛乳は使うんですか?」

ふくみさん
「使います。子供にはカルシウムを
 とってほしいので
 どんな料理にでも牛乳をいれちゃえって
 感じですね」

ふくみさん
「でも家の牛乳は使っていないです。
 自分も消費者になります

森崎「ええええ~」


ふくみさん
「買っていただくのに
 自分の牛乳を飲むってのが気が引けて…」

朋子さん
「うちもそうですね!
 消費拡大のために牛乳は買ってます。
 酪農家に嫁いできて仔牛が生まれて
 また大きくなってお乳を出して
 命を頂いているという感覚になって…
 それでうちで育てている牛の証しを
 たくさんの人に届けたいなという想いです」

 

酪農家として牛乳の
消費量アップは切なる願い。
牛乳を水やダシの変わりに使うという
乳和食に興味津々ということ。
それでは乳和食について知って行こう!
と、その前に…いつものあぐりっこは?

牛舎にいました!

さて今回のあぐりこは
初めて牛さんを見るそうで…

「ちょっと怖い!!」
「めっちゃでかい…」

乳和食に必要不可欠な
牛乳の生産現場に
あぐり親子がお邪魔しました。
札幌から参加の川出愛依(アイ)ちゃんと
お母さんの千晶さん、
牛を生で見るのは初めて!
中谷莉子(リコ)ちゃんと
お母さんの美奈さんです。

2015年03月07日(土) |  牛舎でお手伝い!

それでは米澤牧場の米澤佳洋さんに
酪農家の仕事について話を伺っていきましょう。

まずはあぐりっこから質問!

リコ
「牛は一日にどれぐらいエさを食べるんですか?」

米澤さん
「今うちの牛は1日にだいたい55キロぐらい」

 

美奈さん
「えっ!リコ(の体重)ぐらい?」

リコ一瞬沈黙して…
「そんなにないよ!」

河野「お母さん、女の子ですよ!」

河野「朝は何時からお仕事されてますか?」

米澤さん
朝5時から搾乳ですね!
 そして夕方4時からまた搾乳して
 夜の7時くらいまで仕事をしてます」

搾乳以外にもエサを作ったり、
エサを与えたり、
牛の健康状態を確認するなど、
酪農家は1日中様々な仕事をしています。
そこで…

河野「何かお手伝いできますか?」

米澤さん
「ではエサ寄せをしてもらいたい!」

エサを食べているうちに
鼻で押してどんどん離れてしまったエサを
牛さんの近くに寄せてあげる作業です。

では酪農家の仕事を体験してみよう!

スコップを使ってエサを寄せます。

見た目と違ってずっしりと湿り気を帯びて
重たくなっているエサ。
雪かきの要領でエサを寄せようとしても
重さでフラフラしてしまいます。

アイ「もうダメ…」

河野「もうダメじゃないよっ!」

あぐりっこ、息があがっています。

美奈さん「こっちも空いてるよ」

母から容赦ない指導が…

リコ「腰が痛い…」

河野「疲れた?」

アイ・リコ
ハアハア(うん)
※疲れて声になりません」

河野「もう1回やれる?」

アイ「ヤダッ!」

続いてお母さん達がやってみますが…

美奈さん
「あれ?寄せるは出来るけど
 持ち上げるのが大変です!」

アイ「ほら~!」 リコ「ねっ!」

さてお母さんたちもやってみて…

美奈さん「すごい重かったです」

牛乳を生産する事の大変さを少しだけ体験した
あぐり親子でした。


2015年03月07日(土) |  乳和食とはなんぞや???

それではいよいよ
今回のテーマ‘乳和食’
ついて学んでいきましょう。

教えてくださるのは
ミルク料理のレシピ開発に携わる事20年以上!
その経験をもとに考案したのが乳和食。
テレビや雑誌で話題の小山浩子さんに
乳和食について伺っていきます。

小山さん
「乳和食の乳は牛乳の乳。
 牛乳ダシや水代わりに
使った新しい和食。使った新しい和食。
 乳和食のポイントを押さえていけば
 全ての和食に牛乳が使えます」

森崎
「パンやカレーにミルクを使った料理を 
 ご紹介いただきましたが、どう思いますか?」
 
ふくみさん
「ダシっていうのがすごいな~
 どうなのかな~って思いました…」

アイ「牛乳を入れて作るのはビックリ!」 

小山さん
「今日は生サバを牛乳で煮ますから!」

森崎
「えええ~本当に美味しいの~???」

小山さん「美味しいんですよ」

牛乳をダシや水代わりに使う乳和食ですが
どんな良いところがあるのか、
詳しい話を伺っていきましょう。

小山さん
「和食ってヘルシーだったり栄養バランスが
 よかったり、世界中の方が憧れています。
 でも唯一欠点もあります。
 和食には塩分が多いです…」

小山さん
「牛乳はコクがあって甘いじゃないですか」

森崎「うま味がありますよね」

小山さん「それが補ってくれるんです」

森崎
「牛乳が塩分の役割も担当してくれることで
 減塩に繋がる!」

小山さん
「お塩やお味噌を減らしても
 味が薄くならない」

小山さん
「それと和食ではカルシウムって
 なかなか取れないんです。
 1日に必要な600~650mg、
 成長期には800mg以上、
 コップ4杯分以上必要…」

森崎
「そんなには飲めないね~
 苦しいねえ」

小山さん
「そこで乳和食!
 食べる牛乳という習慣を身に付ける!
 1日の食事の中で1食~2食を
 乳和食にしていただくだけで
 1日に必要なカルシウムの
 1/3~半分をとることができる」

減塩とカルシウムの摂取が期待できるという
乳和食ですが、
牛乳の使い方にポイントがあります。

今回番組では2つに絞って紹介していきます。
1つは水の変わりに使う。
そしてもう一つが…


2015年03月07日(土) |  さっそく調理していきましょう♪

さてもう1つの使い方とは?
佐々木「ホエイにして使う!」

森崎「えええ~っ」
河野「家で??」

森崎「ホエイって分かります?」

美奈さん
「ヨーグルトとかにある
 分離した透明な部分??」

小山さん「そうですそうです!」

小山さん
「和食の基本である米をホエイで炊きます

森崎「ホエイで炊くの??」

森崎・河野「えええ~っ!!」

リコ「…ちょっとだ…」


森崎「嫌でしょう」

知れば知るほど興味がわいてくる乳和食。
それでは新しい扉を開きましょう!
1品目は「サバのミルク味噌煮」

※詳しい作り方はレシピコーナーをご覧下さい。

水分をとったサバに調味料を加え、
味噌をめがけてゆっくりと牛乳を入れます。

森崎
「これが自分の知っている料理になるとは
 思えないです…」

小山さん
「フタをしないで蒸気を通すクッキングシートで
 煮て行きます。火加減は思いっきり強火で!
 生の魚に牛乳を注いでますよね。 
 生同士なので強火で加熱すると…
 ミルクマジックがこの中で起こるんです!」

そのミルクマジックが起こったのは
4分後でした。

朋子さん
固まっています!
 何の物体か分からないんですけど…」

河野「白が抜けた!」

小山さん
「そうですそうです!
 分離してきたら中火にします」

森崎「白い色はどこに行ったの?」

小山さん
「分離してブツブツになったんです」

固まっているのは牛乳に含まれるタンパク質!
この変化によって旨みや栄養が凝縮された
煮汁になります!

森崎「ミルクっぽさが無くなりました」

河野「味噌汁っぽい」

小山さん「そう!これが乳和食なんです!」




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