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2019年12月21日(土) |
♯551 麩を学ぶ編
2019年12月21日(土) |
感動!焼麩ってフランスパン?
2019年12月21日(土) |
自社でグルテンを作るこだわり!
>>
2019年12月14日(土) |
現場に足を運び声を聴く…
栗中さん
「すみません、お忙しいところ。
今日はこの前融資させていただいた土地の
現地確認で伺わせていただきました。
この一面ですかね…」
続いて栗中さんが訪ねたのは、
離農された方の土地6ヘクタールを購入した、
竹薮浩祐さん。
現在、秋まき小麦を生産しています。
竹藪さん
「土地の形とか作物の作りやすさにもよるけど
25~30万円くらい…10アールあたり」
栗中さん「この面積で言うと…」
竹藪さん「(6ヘクタールで)1500万円」
竹藪さん
「農協さんだったら
生産者のことも分かってもらった上で話が出来るし」
竹藪さん
「栗沢支所はみんなやわらかくて
しゃべりやすい人が来るので
その辺は安心してます!」
栗中さん
「良かった…あはは。ありがとうございます」
今でこそ、こうした信頼関係を築いてきた栗中さんですが、
仕事を始めた当初は失敗したことも多かったそうです。
栗中さん
「雨が全然降ってなくて、やっと雨が降った時に
『良い雨ですね』と言ったら
雨をいま必要としていない生産者だったりして…
誰はどういうものを作っているのかを把握した上で
その人にあった話をしていかないとな…とは思います」
さて場面は変わって…
(森NA)
生産者を経済的にサポートする「農業融資」は、
全道各地で行われています。
道北・天塩町の、ある施設にお邪魔しました。
JAてしお 組合長
ミルクファーム天塩代表 佐藤博幸さん
「今ね…ここに約270頭の乳牛がいます。
生乳を1日7トン!
この調子でいけば今年は2000トン近く生産できそう。
1年目としては非常にスムーズにいってる方です」
こちらは今年4月に稼動したばかりのメガファーム、
「ミルクファーム天塩」。
自らも酪農家であるJAてしおの佐藤組合長を中心に、
7人で合同会社を設立して牧場を運営しているんです。
2019年12月14日(土) |
生産者の夢と挑戦に寄り添うJA
佐藤さん
「これがエサ寄せのロボット。
牛が散らかしたエサを寄せていく機械です」
佐藤さん
「これは牛のブラシです。
痒くなったら自分で来てこする!」
佐藤さん
「これは糞を除ふんする機械。
これも自動です。ほとんどが自動で動いてます」
佐藤さん
「手動なのは人間の頭だけ!あははは」
(リーダーNA)
佐藤組合長、うまいこと仰いましたね。
確かに、あまり人が見当たらないですし、
最新の牛舎だけあって、設備が整ってますね~。
そして、こちらは…自動搾乳機ですね!
佐藤さん
「自分でああやって待ってますからね。
戸が開いたら次の牛が入ってくるはずです」
この機械は、24時間稼動していて、
牛の好きな時間に搾乳してくれる優れものです。
1頭1頭の乳量や乳質もデータ管理しているので、
高品質の生乳生産ができるんです。
上に番号が書いてありますけど5、6…。
え…右側にも7、8って。
もしかして8台もあるんですか!?
(森NA)
「ミルクファーム天塩」は、なんと、
総事業費30億円をかけて作られました。
人手をかけずに、機械を主とする酪農。
そこに至ったのには、
地方が抱えるこんな問題があったんです。
佐藤さん
「地域の基幹産業である酪農だが
どんどん離農して生産量が減ってきている。」
佐藤さん
「このまま放っておいたら天塩町の酪農がなくなる…
だから『やろう!』と決めて取りかかった」
佐藤さん
「信連(JA北海道信連)さんが
『その考え方に僕たちも乗せて下さい』ということで…
こんな年寄りに融資できないべってくらいなのを
思いっきり融資してもらったんですからね。
それに背を向ける訳にはいかないから。
もうどんどん向かっていく!
と言う事なんです!あはは」
(リーダーNA)
天塩町に限らず、北海道の酪農は、
後継者不足や経営者の高齢化など
様々な問題を抱えています。
そんな中で誕生した「ミルクファーム天塩」は、
外部からの雇用や労働力の軽減が期待できると、
町の新たな希望となっているんです。
佐藤さん
「やはり若い人たちにも安心して
酪農ってこんな素晴らしい仕事があるんだって
感じながら仕事をして欲しいなあって」
佐藤さん
「最終的には『ミルクファーム天塩』で
3000頭の牛を搾りたい!
そういう夢を持ってやっている!」
2019年12月14日(土) |
ワイン造りにかける!
(森NA)
再び、岩見沢市の栗沢地区。
フォークリフトを巧みに操作しているのは、
アメリカ人のブルース・ガットラブさん。
コンテナの中身はワインです。
ブルースさん
「良いと思います!
今年は暑くて雨も少なかったから
濃縮感のあるブドウができそうかな」
ブルースさん
「深みのあるワインになると思います」
ブルースさん
「750ミリリットルのワインの瓶で換算すると
5万本くらいをここで作っています。
(年々)増えています!徐々に上がりカーブ!」
ワインづくりに適した岩見沢に移住し、
2012年から醸造を始めた
「10R(トアール)ワイナリー」。
ブルースさんの高度な技術から、
自分達のワイン以外にも、
20軒ほどの生産者が持ち込んだブドウからつくる、
委託醸造にもチカラを入れています。
ブルースさん
「これは新樽であれば14~15万円くらい。
今は100個くらいあります」
ブルースさん
「これは醸造用のタンクです。
これは1キロ1000リットル用」
ブルースさん
「3000リットル用が一番大きくて100万円くらい」
ブルースさん
「色々な人が使える場所で技術指導もできて…
もしかしてこれから近所の
新しくワイナリーを始めたい人や
ブドウ栽培にチャレンジしたい若者も
使える場所だということで…」
「JAのみなさんが
『頑張りましょうよ』『なんとかなる!』と
言ってくれて立ち上げられた。
すごく感謝してます」
(リーダーNA)
北海道にも、数多くのワイナリーがありますが、
設備投資には、かなりの金額がかかるんですね。
2019年12月14日(土) |
時が熟し融資を受けて飛躍する!
ところで、さっきワインを移動していましたけど、
どこに移したんですか?
ブルースさん
「新しくできた貯蔵庫があるから
この辺の樽・瓶詰めしたワインは
新しい建物にしまっておいて、
そうするとこの部屋に携帯式タンクや
仕込み用の機械を置ける!
(広くなったことで)
今年はスムーズに作業が出来るし
冬に迎えてそんなに大変じゃない!」
(森NA)
年々生産量も伸び、もともとの施設だけでは、
手狭(てぜま)になってきたため、
新たに貯蔵庫を建てたブルースさん。
空知地方をワインの一大産地にしたいという思いに、
JAも融資という形で応援しているんです。
ブルースさん
「あまり早く大きくなると
それでまたお金を借りて…
そういうパターンだと
けっこう会社が潰れる可能性があるから…」
ブルースさん
「(貯蔵庫を)作りたくても我慢して
様子見る・様子見る・様子見る…ということで
今年はやっとできた!
本当にギリギリだったと思うけど、
コレがなければ今年は予定通りに
ワインが作れないと思う。
これで本当に自由にやりたいことが
やっと出来る気がする!」
さて場面は変わって…
栗中さん
「奥の方ですね…
前のやつと比べて効率って上がった?」
松本敏和さん
「変わらないんだけど、うちの古いから
オイルが漏れだしてきちゃって…」
栗中さん
「ああ…増税もありましたし…」
(森NA)
岩見沢の栗沢地区で、
お米の種「種もみ」を生産している松本さん。
田植え機を更新するということで、
融資担当の栗中さんが現地に足を運びました。
松本さん
「だいたい3年くらいで悪い所を取り換えて…
それが高いんだよなあ…
だいたい(返済が)終わった頃
ダメになるもんね…」
栗中さん「(笑)それが耐用年数なので…」
松本さん
「融資を受けることによって
一度に支払う訳じゃないから
生活は安定した形で経営できる」
(リーダーNA)
現代の農業は機械化が進んでいます。
機械自体はもちろん、維持やメンテナンス費も、
ばかにはなりません。
そんな生産者たちと間近で接する栗中さん。
この仕事を始めてから、
考えに変化があったようなんです。
2019年12月14日(土) |
マチを担う人々を支える喜び…
考えにどんな変化があったのでしょうか?
栗中さん
「(岩見沢は)農業主体の町なので
それを担っている方と接することで
地域に貢献できる仕事だと思います。
そこをサポートしていけるのであれば
頑張らなきゃっていう気持ちにはなります」
栗中さん
「扱っている商品が融資なので
なかなか皆さん、
行きづらいなって思う所もあると思いますが
『栗中にちょっと相談してみようかな』って
気軽に来てくれるようになれば
一番いいのかなと思います」
「あっ栗中です。お疲れ様です。今戻りました」
「栗中です。お疲れ様です」
「栗中です」…
(森NA)
栗沢支所へ戻ったあとも、
電話応対やデスクワークが続きます。
そんな中、再び生産者が来店。
米や小麦などを乾燥させる施設を、
新たに建てようという川幡拓也さんです。
栗中さん「着工してますよね?」
川幡さん
「今年中に上まで建っちゃうんだって…」
栗中さん「いや逆にそっちの方が…」
栗中さんはどのような方でしょうか?
川幡さん
「栗中君に関しては僕と年も近いし
いつお冗談言いながら話してますけど
本当に親切だし説明がすごい分かり易いので
とても信頼してます(笑)あはははっ」
栗中さん
「笑ってるじゃないですか!」
川幡さん
「ダメ?あははは(笑)
いや本当に!ホント!」
(リーダーNA)
栗中さんの人柄もあるとは思いますが、
生産者のみなさんと、
いい信頼関係が築けてるんですね!
改めて農業融資という仕事のやりがいを
教えてください!
栗中さん
「話していくなかで
『ありがとう』と言ってもらえたり、
あとは自分が外回りの時に、
融資した機械が
その人が乗って動いているのを見た時に
より実感するというか…
少しでも貢献できているのかなと
やりがいというか良かったなと思います。
農作業自体のことも考えなきゃいけない、
そして自分の経営のこともあるんで
お金の面だとか自分の生活の面もって
農業者の方はすごく苦労して
経営されていると思うので
少しでも緩和できるように
力になれるようなサポートをしたいなと思います」
(リーダーNA)
今回は農業界の金融マンにスポットを当てました。
私達の食は、生産者らによって支えられていますが、
その生産者もまた、様々な方に支えられています。
これからもあぐり王国は、
農業に携わる全ての人を応援していきますよ!
がんばれ!栗中さん!
あれ…。
今、まとめたつもりだったんですけど、
まだ続くんですか?
これは、栗中さんのご自宅?
もしかして、家で残業ですか?
家に帰ったら、お子さん2人の相手ですか!
大変そうだけど、かわいいね~!
さぁ、また明日からもがんばりましょう!
栗中さん!
(ディレクター)
「職場より疲れそうですね(笑)」
栗中さん
「そうですね…
ひとりの時間は職場の方が多いかもしれません…」
みなさん、こんにちは!
今日は大盛況だった酪農イベントのお知らせだよ。
先週、帯広で開催された「酪農女性サミット2019」!
全国各地から酪農に携わる350人の女性が集まって、
スキルアップやモチベーション向上のために
講演や交流会が行われたよ!
現場で働く女性たちが生き生きとしてくれたら
酪農全体が盛り上がるよね!
以上、もんすけの週刊あぐりニュースでした。
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12月7日のクイズ
「今回取材した砂糖の原料は、
カタカナでなんていったかな?」
正解は「ビート」でした。
2019年12月07日(土) |
♯549 芽室町で砂糖を学ぶ!砂糖と和菓子の深い関係 編
突然ですが問題です!
この漢字は何と読むでしょうか? 「舌」に「甘い」という字に野菜の「菜」…。
答えは「てんさい」!
「ビート」とも呼ばれる、
砂糖の原料となる北海道の特産品です。
今回のあぐり王国ネクストは芽室町のビートに注目!
畑から製糖工場まで砂糖が出来上がるまでを徹底追跡!
砂糖と和菓子の甘~く密接な関係をひも解きます。
森結有花アナウンサー
「芽室町にやってきました!
森崎博之リーダー
「芽室町も畑がたくさんありまして
色んな農産物がありますけど
スイートコーンなんて超有名ですね!」
森アナ「生産量日本一!」
森アナ
「そんな農業が盛んな芽室町でビートに注目します!」
森崎リーダー
「ビートですか!?
森アナのデビューがビートでしたね!」
森アナ「いいです!言わなくて!!」
リーダー「何でですか?」
森アナ「余計な話、言いそうになってますよね」
リーダー
「余計な事ってあれですか?
初恋の人がビート生産者だっていう…
あれ言っちゃダメなんですか?」
森アナ
「ダメです!でも私初回はビートでしたね」
リーダー「ではその時に模様みてみましょう」
~2017年4月1日放送~
初登場の森アナ
「HBCアナウンサーの森結有花と申します。
北海道帯広市出身のどさんこです!
趣味は餃子作りです。どうぞ宜しくお願いします」
森崎リーダー
「あん時でしょ言ってたのが。
初恋の人がビート生産者だったって…」
森アナ
「いいから言わなくて!いいですよ!」
リーダー「言っちゃだめだっけ?」
リーダー、このエピソード何回も話してます。
~2017年4月1日放送~
森崎リーダー 「なんてったって森結有花は
初恋の人がてん菜農家だったっていう…」
森アナ「ちょっとやめて下さい!!」
菓子工房「アントレ」のオーナーシェフ
高木康裕さん
「ずいぶん甘い話ですねえ」
森アナ
「そんなビートですが子供たちは知ってるでしょうか?」
リーダー
「ビートって何なのか?
そしてビートから何が出来るのか?」
ではあぐりっこ~~♪
あぐりっこは…
食レポ名人の高谷涼々(スズ)ちゃんと、
貫録のある草なぎ絆生(トモキ)君、
小学6先生の2人です。
森崎リーダー「ビート。見たことある?」
スズ「ない!」
トモキ「ある!」
リーダー「スズ見たことない?」
スズ「ないかも…」
リーダー「今見えているよ!」
スズ「えっ!?」
キョロキョロ…
スズちゃんの横にあるものを指さして
「えっ???えっ(これ??)??」
リーダー「そう!!」
リーダー
「こちらにあるのがビートです。
何だと思ってた?」
スズ「石…??」
リーダー
「あはは。上に天守閣があればここは城だ!
石垣に見えていたよね」
リーダー「ビートの他の言い方知ってる?」
トモキ「てん菜!」
リーダー
「そうです!そうです。他にもあるよ。
砂糖大根って言ったりします」
あぐりっこ「へええええ」
リーダー
「砂糖大根という名称。
さあビートから何が出来るでしょうか(笑)?」
あぐりっこ「砂糖!」
リーダー
「そうです!砂糖です。2人とも天才!」
あぐりっこ「あははは」
国内で作られている砂糖のおよそ8割は
ビートを原料としていて、
そのビートのなんと100%が北海道産です!
2019年12月07日(土) |
ビートって石みたい!さっそく抜いてみると…
森アナ
「さあさあさあ広い畑にやってきました!」
森崎リーダー「広いねえ」
森アナ
「あちらで生産者の廣江さんがお待ちです!」
あぐり一行「宜しくお願い致します!」
廣江(ひろえ)英幸さんに、
ビートの栽培について教えて頂きます。
廣江さんは12ヘクタールの畑で
およそ900トンのビートを生産しています。
ちなみに、この撮影時期は11月上旬。
ビートの収穫はほぼ終わっていましたが、
撮影のために少しだけ残しておいて頂きました。
早速ビートを手で抜いて頂きました!
森崎リーダー「よいしょー」
あぐりっこ「おおおおおお!立派」
森アナ「これから砂糖が出来ます」
リーダー「森さんやってみましょうか?」
森アナ
「いいですよ。ポンッて抜けましたよね!」
やってみますが…
森アナ「あれっ??」
森アナ
「あらあ!?全然びくともしない!!」
リーダー「でもグラグラしてますよ」
思い切り引っ張ると…
ゴロン♪
すっ転びました(笑)
あぐりっこ大爆笑!
リーダー「おめでとございます(笑)」
さてトモキ君もやってみますが
上手に抜けました!
リーダー「何の問題もなく抜けました」
スズちゃんもやってみますが…
スズ「よいしょ!」
リーダー「楽々と抜けましたね」
スズ「スポーンと抜けた!!」
リーダー
「そうだよね。これで尻もちつく人がいるんだよ。
どう思う?」
スズ「う~ん…」
優しいスズちゃんは言葉を濁す…
森アナ
「言葉詰まっちゃってるじゃないですか!!」
2019年12月07日(土) |
子どものように育て上げる!
さてここで昔使われていたという、
ビートを収穫する道具を見せて頂きました。
森アナ「これって名前とかあるんですか?」
廣江さん
「自分もよく分からない。
『抜くやつ持ってきて』ってよく言って…」
森崎リーダー「えっそうなの!」
使い方を見せてもらうと…
ザクッツザクッ
あぐりっこ「えええええ」
廣江さん
「こうやって刺して抜いていきます」
リーダー
「原料野菜はあくまでも収穫は…おおざっぱ…」
廣江さん「そうだね」
森アナがやってみますが…
森アナ
「トントンってやっていいんですよね?」
って言いながらなぜか空振り!
リーダー
「まず空振りやめてください!
ビート農家に嫁入りしなくて良かったな…」
森アナ
「あー楽しいですよ!スポスポ行けます!
でも重いです…」
森崎リーダー
「俺これ初めてやるかもしれない…」
ザクザクザクザクザク
廣江さん「あ~うまいうまい」
スズ「はやい!」
森アナ「え~すごい」
リーダー
「簡単だ!永遠に出来る気がする!」
森アナ
「(先にやった)
私達の見てるからじゃないですか…」
リーダー「なに?なに?」
森アナ「私たちの見ているから…」
リーダー「嫌な先輩だなあ」
ビートの収穫は、
掘った後に葉や茎を切り落とす作業もあります。
現在はハーベスターという機械で一気に作業しています。
芽室町では、一度に6列のウネを収穫できる、
超大型ハーベスターを導入。
ビート収穫の効率化が進められています。
秋が深まった頃に収穫を迎えるビート。
ここまで、どのように育つのでしょうか。
廣江さん「3月初めに種まきをします」
リーダー「3月!雪あるしょ」
廣江さん
「雪があるのでビニールハウスで種まきをします。
一週間ぐらいしたら発芽をします。
その後、4月下旬まで育苗という
小さな苗を育てる作業をします。
その後、定植という苗を畑にもってきて
植える作業をします。移植って言います」
スズ「それは手でやるんですか?」
廣江さん「機械でやります!」
森アナ「その後、長い管理作業がありますね」
廣江さん
「草が生えてくるので除草をしたり
虫がつかないように薬をかける…
そういう作業がずっと続きます」
リーダー
「3月から始まって11月だから
けっこう長い栽培期間の作業と言えますね」
森アナ
「全ての作業が重要だと思いますが
ここが気を使っているという所ありますか?」
廣江さん
「そりゃあやっぱり育苗ですね。
苗が小さい時に大事に育てたいけど
大事にしすぎないようにするのが…」
リーダー「子育てですね!」
廣江さん
「本当に子育てです。一番気を使いますね」
リーダー
「親世代にはグサッと刺さりますね…」
森アナ
「それが後々おとなになった時に響いてきますから」
廣江さん「大きな収穫になるんですよ!」
リーダー
「そうだよなああああ…
甘やかしすぎかもしれないなあ…」
2019年12月07日(土) |
生産者さんも初めて食べる生ビートの味は?
こうして愛情たっぷりに育てられたビート。
ゆくゆくは砂糖になるのですが、
掘りたてはどのような味がするのでしょう。
森アナ「うわあああああ~真っ白!!」
リーダー「パイナップルの芯みたい!」
森アナ張り切って切り分けていきます。
森アナ「はい~はい~」
リーダー
「アジアでこういう店ありそう!」
森アナ
「ハイ!クバルヨー」
森アナ「廣江さん食べたことあります?」
廣江さん
「(食べてこと)ありません!」
リーダー「えっないの?食べましょうよ」
ということで「いただきます」
トモキ
「あっ甘い!
すごい砂糖みたいなお菓子みたいな味がする」
スズ「うん!甘い!予想していたよりも甘い!」
森アナ「甘い!」
リーダー
「あま~い!クリーミー!
なんか乳製品みたいな味もするぞ」
食べたことのない廣江さんは…
廣江さん
「意外と…美味しい!
40年農家やって初めて食べました!!」
リーダー「勿体なかったね」
リーダー
「これを食べて改めて感じますけど
砂糖というのものは農産物なんですね。
砂糖というのが時代的に
ちょっと毛嫌いされていて
“砂糖は太る”“砂糖はどうのこうの”とか言われ
だんだん砂糖不使用とか
シュガーレス・シュガーフリーなものが
どんどん増えてきている。
どうご覧になっていますか?」
廣江さん
「寂しいなあと思うんだけど
健康にも体にもとても良いんだけど…」
廣江さん
「何でも取り過ぎたらダメってことなのかなって
思ってはいるんですよね」
廣江さん
「だから体に良いのは間違いないから
ぜひ食べてほしいなって思います」
リーダー
「そうですよね。ありがとうございました。
来年から出荷量が減りますよ!」
廣江さん「食べちゃうから!」
リーダー「これだけ美味しいから!」
2019年12月07日(土) |
日本最大の製糖工場に潜入!
さて、あぐり一行がやってきたのは、
国内最大級の製糖工場、
「日本甜菜製糖 芽室製糖所」。
小山昇さんに案内して頂きます。
小山さん
「ここの工場は10月12日からスタートしております。
一度スタートしますと24時間、
工場を止めることなく5月上旬くらいまで!!」
森アナ
「半年以上!休むことなく24時間稼働している!」
リーダー
「見ました?ここに来るまで道すがら
工事現場みたいに見えるもの…
それら全部ビートです!
あっちにチラっと見えてる!」
森アナ
「あっ…あれ…ですか?
白い布かかってる山ですよね??」
リーダー「あれ」
森アナ「えっ!嘘ですよね?」
小山さん
「ここには100万トンのビートが送られるんですが
そのうち約4割の40万トンのビートを
貯めておく場所があるんです。
あれはビートを貯めておく場所です。
ビートパイルといいます」
リーダー
「これが秋から冬の芽室の景色です!」
森アナ「すごーい」
1シーズンに100万トンのビートから、
17万トンの砂糖を作るという、この工場。
荷受けから物凄いスケールです。
リーダー「ここは?うわあああああ」
ある場所に移動してきたあぐり一行。
するとみんな一斉に悲鳴に近い叫びが!
あぐり一行
「うわあああ~えええええ」
「すご~~~い」
「なに~~~~」「ぎょえええええ」
リーダー「何でスズ、手を叩いてるの?」
スズ「す…すごい量が!」
スズ
「す…すごい量が!ビートの山だ!」
森アナ「これ全部ビートですか?」
スズ「きゃああ」
森アナ「すごい勢いで水が出てる!」
リーダー「何が行われてるかわかる?」
スズ&トモキ「洗ってる?」
小山さん
「この水はビートの山を水圧を利用して崩しながら
ピットの中に決まった量だけを流しながら
ゆっくりと工場内に運んでいるんです!」
リーダー
「崩しながら…運びながら…ですね」
工場に運ばれたビートは、
洗ってから細かく裁断されます。
それをお湯に浸してビートから糖分を抜き取り、
その液体から、様々な工程を経て、
砂糖の結晶を取り出します。
そうして出来上がった砂糖を、ひとつまみ頂きます。
トモキ
「この砂糖が出来るまでの工程が
すごく大変だって知って食べると
なんかいつもの砂糖よりもっと味が濃く感じます」
スズ
「ビートの時とは違う美味しさが出ていて
すごく感謝の気持ちがでてきます」
リーダー「これが農産物なんだからすごいよなあ」
森アナ「畑から生まれてるってことですよね」
リーダー「そうです!本物は畑から来ている!」
小山さん
「お砂糖は脳のエネルギー源にもなります!」
小山さん
「いま食料自給率が非常に低い中で
それを向上させる意味では
ビートの役割がとても大きいと思います」
じゃじゃん!もんすけです!
砂糖が肥満や糖尿病の原因であるかのような
誤ったイメージが広がったこともあり、
近年、砂糖の消費量が減ってきています!
そんな状況を打破するべく、ある取り組みが始まりました!
その名も「天下糖一(てんかとういつ)」プロジェクト!
JA北海道中央会 脇坂勇亮さん
「JAグループ北海道では
道内のてん菜(ビート)作付生産者と協力して
3年間かけて正しい砂糖の知識を
しっかり発信していこうということで
今年から天下糖一プロジェクトを実施しています。
砂糖に対する誤解を解いていただき
正しい理解のもと、
消費者にもっと召し上がって頂きたいと思ってます」
「天下糖一(てんかとういつ)」で検索すると、
砂糖に関する正しい知識などが解るので、
よかったら覗いてみてね~!
■天下糖一プレジェクト■https://tenkatoitu-project.jp/
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