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2012年06月23日(土) |  ♯199 旭川農業高校で未来の農業人に出会う編

森崎
「キレイに旭岳が見えてるね~」

河野
「残雪もキレイです!」

森崎
「みなさん、こんにちは!
 今日はあぐりっこは二人で参加です」

佐々木
「というコトで我々がやって来たのは
 旭川市の旭川農業高校です!
 まずお話を聞くのは生徒会長の山川君です」

と話していると-

走る!
走る!
走る!

猛ダッシュであぐり一行に近づいてくる山川君。

山川君
こんにちは!お待ちしていました。
 ハア~
 森林科学科の山川芳樹です。
 (胸に手を当てて息を整える)

森崎
「山川君、良いキャラクターだなあ~」

さてまず案内されたのは校内にある多目的広場。

広場にはお揃いのジャケットを着て
ピッカピカの楽器を持った生徒たちがいます。

森崎
「なにか演奏する人たちですか?」

山川君
「うちの学校の吹奏楽部です!」

あぐり一行「うお~」

何かが始まる気配にあぐり一行も大興奮!

山川君
「では演奏スタート!」

♪カンパーイ感謝していーまーす!
 ごちそうさま ありがとう~♪

歌詞こそありませんが、
あぐり一行ならよく知っている、
あの曲が流れてきました!

森崎「この曲知ってるぞ!」
河野「すげえ~~」

そうなんです…

なんとこの日のために番組のテーマソング
練習してくれていた吹奏楽部!

実は70年以上もの歴史があるクラブなんです。

深い緑色のジャケット
農業高校らしさを表現しています。

今回はこの演奏をBGMに番組がスタート!

※実際の放送でもタイトル部分では
 吹奏楽部の演奏に効果音も重なり
 本格的なBGMになっていました!

森崎
「部長の那須さんに来てもらいました。
 素晴らしかった!

河野「素晴らしい!」

吹奏楽部3年 那須遥さん
「2週間ぐらい練習しました」

森崎
「いやあ~ありがとう!感動したよ。
 みんなありがとう!金賞だよ」

感動的な演奏で出迎えてくれた旭川農業高校。
一体どんな学校なのかな?


2012年06月23日(土) |  農業の未来を担う若者たち!農業科学科

旭川農業高校には四つの学科があります。
国語や数学など一般課目の他、
各学科によってそれぞれ専門の知識や
技術を身につけられる学校なのです。

森崎
「ここでは森林とかも学ぶの?」

山川君
「森林科学科では林業のことなど
 森林環境について学ぶことができます」

森崎「旭川は木工の町として有名だもんね」

河野「家具とか聞きますね」

山川君が胸にバッジをつけています。

山川君
「これは“ミズナラ”の木で作ったバッジ。
 皆さんにも作ってあるんです!」

森崎「やった~」

ヒカル君「ありがとうございます!」

手作りバッチをいただき上機嫌のあぐり一同。
さっそく授業中の農業科学科(2年)に
お邪魔しました。

農業科学科では
作物の栽培や家畜の飼育について学ぶほか、
農業経営に関する知識
身につけることが出来ます。
将来農業関係に進む生徒が
一番多い学科でもあります。

森崎
「家が農家だって人は?」

40人中17人の生徒さんが実家が農家さんでした。

森崎
「では将来農家を継ごうと思ってる人は?」

40人中10人の生徒さんが農家を継ぎたいと
考えているようですね。

森崎
「なんで農業高校の農業科学科に入ったの?」

角田祐樹君
「家が農家をやっているので手伝う時に
 楽になるかなって思って入りました」

佐藤範樹君
「中学生のときに親が病気になって…
 最初は継ぐ気はなかったんだけど
 継ごうかなと思って入りました」

森崎
「高校卒業したらすぐに?」

佐藤君
「いえ!もうちょっと勉強したいんで
 滋賀県に種苗会社の専門学校があるので
 そこに行きたいです」

農業科学科 荒井泰史先生
「短大や専門学校に入って仲間作りをしたり
 他の地域を見て勉強したりして
 戻ってくる生徒が増えています」

園田航稀君
「自分の家の田んぼとかを開放して
 幼稚園児に田植えをさせたりして
 農業経営者を増やして育成したいです!」

頼もしい未来の農業者にあぐり一行も感動です。

じゃ~ん もんすけです。 
コメ作りがとても盛んな旭川エリア。
旭川農業高校では「さすが米どころ」っていう
体験学習があるんだって!

そこで事前に河野君が取材に行ってきました。
するとゾロゾロと生徒さんが大移動中。

河野君「今から何すんの?」

農業科学科1年 森下拓海君
「1年生の全学科で田植えをします!」

河野「160人で今から田植えするの?」

旭川農業高校では
全学科の新入生全員が校内の田んぼで
一斉に田植えをする授業があるんです。
農業高校とはいえ学科によっては
作物の栽培を経験しない生徒も…
そこで「食と農」をより身近に感じてほしい
行われている実習なんだって。

河野
「160人が一列になって田植えって…
 この光景すごいな」

最初は慣れない作業で戸惑っていたけれど、
最後は楽しんで田植えをしてました。

荒井泰史先生
「田植えのときの温度だったり風だったり…
 その時にしか経験できないので
 それを覚えてもらって
 就職先でも農家の人と関わるので
 それらを活かしてもらいたいですね」

みんな植えたのは「もち米」は秋に収穫したら、
モチつきをして全校生徒で食べるんだって!
僕も食べた~~い!


2012年06月23日(土) |  心豊かに美しく…生活科学科

次にお邪魔したのは「生活化学科」。

生活科学科は、草花や植物を栽培し
専門知識・技術を身に付けたり、
園芸を用いた対人サービスや
福祉について学ぶ
学科です。

佐々木
「あの~とってもキレイな花が並んでますが
 コレは何ですか?」

生活化学科3年 川上真由さん
「札幌の大通公園で開催される
 “花フェスタ”に使う花です」

毎年この時期に開催される「花フェスタ」
そのなかで行われる
農業高校ガーデニングコンテスト。
全道の高校生がガーデニング力を競うこの大会で
旭川農業高校は2年連続大賞に輝いているんです。

 

川上さん
「この木の枠も自分達で組み立てたり
 色を塗ったりしてます。
 今回は緑色を初めて取り入れてみました」

佐々木
「メルヘンチックでとってもカワイイ!」

さてココであぐりっこのナツミちゃんが
体験学習で「寄せ植え」にチャレンジ!

ナツミちゃん
「やったこと無いから憧れる~

まずは好きな花をチョイス。
これらの花はもちろん
生徒の皆さんが栽培したもの!

花を入れるのは森林科学科お手製の「カゴ」
農業高校らしいコラボレーション!

では鉢からカゴに花を移していきます。

川上さん
「くっつけすぎたら花がヤダヤダって言うので
 チョット離します」

生徒さんとナツミちゃんのやり取りを
黙ってみていた佐々木アナ。

佐々木
「教え方が上手ですがどなたかに
 教える機会があるんですか?」

川上さん
「地域の方々に教えてあげる講習会があります」

佐々木
「じゃあ学校以外にも地域の人とかの
 交流があったりするんですね」

と話している間も3年生の金子沙良さんが
ナツミちゃんに教えてあげています。

佐々木
「この学科を選んだ理由は?」

金子さん
保育の勉強とかもあるので
 子供と触れ合うこともできるので
 そういう体験もしたいなと思って!」

川上さん
「他の学校では出来ないことを
 農業高校ではやっているので、
 すごく自分のためになるので
 農業高校に入って良かったです!」

佐々木
「ナツミちゃんセレクトの寄せ植え完成!」

ナツミちゃん
「植え付けるのは大変だったし
 慣れるまでに時間もかかったけど
 とってもかわいいので家でもやってみたい!」

川上さん
「これもぜひ“花フェスタ”で
 一緒に飾ろうと思います!」

佐々木
「じゃあナツミの作品も一緒に出展!
 良かったねえ~」

パチパチパチ~

花フェスタは今日から開催されています。
旭川農業高校の力作とナツミちゃんの作品、
ぜひ会場でご覧ください!

2012年06月23日(土) |  校内の木の管理とシイタケ栽培?森林科学科

一方河野君とヒカル君は
校内で大きな太刀を持ったような
不思議な集団と遭遇!

河野
「みなさんは何科の生徒さんなんですか?」

3年生 大上慎二君
「僕達は森林化学科3年生です!」

河野
「あのバッジを作ってくれたのが
 森林科学科!」

河野
「何をしているんですか?」

大上君
“下枝払い”と言う作業で、
 必要の無い枝を切り落として
 木の成長を促進させるのと風通りを良くして
 虫の発生を抑えるためにやってます」

大上君
「校内の木は僕たち森林科学科が
 管理することになってます」

河野「ものすごい広いでしょ??」

大上君
「授業の中で管理することになっているので!」

河野「そうか、これも授業か!」

さてお次は…

森林科学科3年 南清志朗くん
「シイタケを作る植菌という作業をします!」

河野
「シイタケを作る植菌??」

ヒカル君「シイタケ??」

南くん
「コレがシイタケの種みたいな物です。
 ホダ木にドリルで穴を開けて
 これを入れていくとシイタケができます」

※これは『種駒(タネゴマ)』と言う
 椎茸菌が培養されている木片です。

ではあぐりっこ体験学習!
ホダ木に河野君が穴を開けて種駒を
さしていきます。最後にしっかり
トンカチで埋め込んでいきます。

大切なのは菌がまんべんなく広がること!
30個もの穴をあけ、植菌していきます。
出来上がったら…

ホダ木を運んでいくと-

河野
「スゴイ量!」

こうして植菌したホダ木は散水して日陰で保管。

今年の収穫はもう終わってしまいましたが
来年の春にはシイタケが実るそうです!

河野
「南くんの将来の夢は?」

南くん
「公務員で林業の分野で働こうと
 思ってます」

ほかの生徒さんも全員
「林業関係に進みたい」と意欲満々!
 
河野
「旭川は林業の町ですもんね。
 大切ですよね林業が!
 みなさんキレイな林を守ってください!」

旭川農業高校では生徒が製造した加工品や
作物の販売を行っています。
食品科学科の2年生が店員になって
売っているんだよ。
定期的に行われているこの販売実習。
毎回大大盛況なんだって!
28日木曜日に開催!ボクも行ってみたいな。

2012年06月23日(土) |  商品開発で全国へ!食品科学科

さて最後の授業紹介は
ステキな家具に囲まれた教室から…

佐々木
「ココに集まっている生徒さんですが…
 実は全国大会に出場
 決まっているんです!」

食品科学科 3年 渡辺萌美さん
「農業クラブの実績発表大会と言います」

森崎
「イエ~イ!では農業クラブとは何か?
 説明しよう!
 全国の農業高校の生徒達が集まって
 意見交換をしたりレポートを発表したりする
 いわば農業高校の甲子園みたいなものだ!」

河野
「何が評価されたんですか?」

渡辺さん
米粉黒大豆粉を使った
 パウンドケーキが評価されました」

全国大会へ出場するのは食品科学科の米粉班。
地元の米を使った米粉の研究を行っています。
今回は旭川産の黒大豆「いわいくろ」を使った
パウンドケーキの研究が
北海道代表に選ばれたのです。

高橋明さん
「このファイルは研究内容を
 全てまとめた記録簿です」

佐々木
「やってきたことが全部ここに
 詰まっているです!あぐりっこも見て!」

森崎
「ものすごいレポート!」

佐々木
「写真があったり図があったり…」

河野
「全国大会にこれを持っていくんですか?」

高橋さん
「先に送って審査していただいて、
 大会当日はプレゼンテーションをします」

森崎
「そんなことをやってるの!
 企業が商品開発したり研究するときに
 やっていることを高校生でやってる!
 これは即戦力だなあ」

佐々木
「こちらがみんなが作ったパウンドケーキです」

森崎
「すごい良い香り!」

カットすると美しいマーブル模様が…

佐々木
「このマーブルが大変だったんですよね?」

高橋さん
「ハイ…
 まずボール内に白生地をキレイにしいて、
 真ん中に黒生地を丸めて入れて
 それを白生地で包み込んで
 切るように2回混ぜたらキレイな模様になる!」

森崎
「その研究成果がファイルに入っているんだ…
 良い思い出だし、高校の青春アルバムだよね」

およそ5か月かけ完成させたマーブルケーキ。
お豆が苦手なあぐりっこも
「美味しい!」と大絶賛でした。

佐々木
「生活科学科に入ってどうですか?」

高橋さん
「机に向って勉強するよりは体を動かしながら、
 みんなで作ったりする授業は
 とっても楽しいです」

森崎
「高校生のお話を聞いてあぐりっこはどうだった?」

ナツミちゃん
自分の夢はまだあいまいで
 色々やりたいこともあるけど…
 けど農業高校に来て、やることには
 1つ1つ意味があるんだなって思って
 お話を聞いていても
 見習わなきゃと思いました」

ヒカル君
1つのことに向って、
 あんな分厚いレポートを書いたり
 色々ひたむきに頑張ってみたいと思いました」

森崎
「歩く道が見えている…って最高だね!
 これからもみんなを応援しています!」

こんにちは週刊あぐりニュースです。
夏祭りの季節になりました!

7月1日(日)新ひだか町で行われる
「みついし 蓬莱山(ほうらいざん)まつり」。
今年で18回目を迎えるこのイベントは、
大しめ縄の披露や蓬莱みこしの川渡りなど、
祭り魂に火が付く催し物が盛りだくさん!

中でも注目なのが町の特産品である
「みついし和牛」の試食・販売!
さらに旬のアスパラや花の販売や
ポニーの乗馬体験も出来ちゃうんです

ご家族で友人で行ってみてはいかがでしょうか?
以上、週刊あぐりNEWSでした。

《第18回 みつし蓬莱山まつり》
日時:7月1日(土)9:30~15:30
会場:蓬莱山公園 新ひだか町三石東蓬莱128
問い合わせ:
みついし蓬莱山まつり実行委員会(0146-43-2111) 
      


2012年06月16日(土) |  ♯198道南ブランド米”ふっくりんこ”田植えにチャレンジ編

佐々木
「こんにちは~あぐり王国です。
 今回は函館市の隣・厚沢部町に来ました。
 そして、いつものあぐりっこです!」

森崎
「みんな久しぶりだな~
 2ヶ月前にお米について勉強したね。
 なんて言うお米だったか覚えているかな?」

あぐりっこ一斉に挙手
「ふっくりんこ!」

森崎「よ~く覚えているねえ!」

函館周辺など主に道南で栽培されている
北海道米「ふっくりんこ」。
春のタネ撒きから秋の収穫までを
函館から参加のあぐりっこアユとルリ、
札幌から参加のタクヤとハヤトの4人がリポート。
4月には最初の作業“タネ撒き”を学びました。

佐々木
「そして今回はみんなで田植えをします!」

森崎「いえ~い!」

やってきたのは道南の厚沢部町。
今回は育苗&田植えを学んじゃいます。

ふっくりんこについて教えてくださるのは
山田智稔(ちとし)さんです。

森崎
「山田さん田植え前は
 どんな状態なんでしょうか」

山田さん
「育苗の最終段階です!」
 
道南の人気品種ふっくりんこ。
まずは田植えをする前に育った苗を見学。

ハウスの中に入ると-

タクヤ君「メッチャはえてる!」
河野「キレイにビッシリ!」
森崎
「伸びた伸びたフッサフサ。
 うちのカーペットみたい!」

山田さん
「これで種をまいて29日目です」

黒いオリ(トレーのようなもの)の中で
ふっくりんこの苗がビッシリ育ってます。

このケースを地面から持ち上げると…
「ビリビリビリ…」

森崎
「なんかいい音した~♪」

ケースからはみ出した根っこが
地面に張り付いていました。

前回種まきをした時は
軽々と持つことが出来たオリも-
タクヤ君「ううっ重い!予想以上に重い」
ハヤト君「腕しびれる~」

森崎「そうでしょ。ビッシリだもんね」

森崎
「今気をつけることは何ですか?」

山田さん
「一番大切なのはやはり温度管理です」

愛情込めて育てる育苗のポイントとは?


2012年06月16日(土) |  苗の大移動!

山田さん
「最初はビニルハウスの中を
 30℃くらいにして育てます」

森崎「真夏じゃないですか!」

山田さん
「そうです。そして芽を出させて
 20℃前後で育てていきます。
 太陽ができると30℃40℃すぐに上がるんで
 気を使いますね…

育苗作業は古くから“苗半作”と言われ、
 “育苗の良し悪しで
品質の5割は決まってしまう”

と言われるほど重要なのです。

森崎
「いよいよ田植えです。
 苗を水田に運びます。どんな想いですか」

山田さん
「格好つけると我が子を《大人になれよ》…
 みたいな感じです」

では苗を水田に運びます。
トラックの荷台にケースラックが設置され
そこに苗をセットしていきます。

あぐりっこもお手伝い!
おも~い苗を地面からはがして
トラックに積んでいきます。

ルリちゃん「重たい~けど楽しい!

タクヤ君
「う~ヨイッショ!」

最初は元気だったあぐりっこも
ヘトヘト気味です…

トラック一台分、ハウスの苗約1/4を
セットしました。

森崎「みんなスゴイ!頑張りましたね~」

アユちゃん
「すんごい手が疲れちゃって
 もう…も…持てないぐらい…足も…」

森崎「全身疲労だな」

森崎
「よ~し、みんなで頑張って
 田植えをするぞ~」

タクヤ君だけ「お~~~」

ほかの3人は声もでません…

河野
「言葉なく、チカラなく終わりましたよ!」

森崎
「タクヤのカラ元気一発で終わっちゃった!」


2012年06月16日(土) |  田植えスタート!ヌルヌルしてるぞ~

田植えを始める前にどうやって
水田ができるのか教えてもらいました。

山田さん
「まずは畑に肥料をまきます。
 そしてトラクターで耕します。
 耕してから水をひきます」

山田さん
「それから“水田ロータリー”で
 土をトロトロにします。
 そうして苗を植えやすくします。
 そして3~4日、土を落ち着かせてから
 水をひくと、今の状況です」

河野
「層としては水が上にあって
 トロトロの土の部分があって
 その下がゴロゴロなんですね」

トロットロの水田に田植えをするための
ガイドラインを引いていきます。

《田植え枠》のような機械を引っ張って
水田に苗を植えるための印をつけていきます。

チャレンジするのはタクヤ君。
いきなり泥に足をとられて手をつきましたが…

タクヤ君「メッチャ埋まる。けど気持ち良い!

タクヤ君の頑張りで田んぼに印ができました。

では早速、苗を植えていきます。

山田さん
「手に持てるだけ苗を持ってください。
 ここから植えるのは3本くらいです」

山田さん
「さっきやったコロコロで土が盛り上がった部分に
 苗を植えていきます。
 人差し指と中指でグッと差し込みます」

ではあぐりっこ人生初の手植えにチャレンジです!

 

森崎
「気をつけろよ。ズブズブッて行くぞ!」

恐る恐る水田に入るあぐりっこ達。

あぐりっこ「なんか気持ち悪い!」

とすでに4歩目で動けないルリちゃん!

河野「全然動けないじゃん!」
森崎「動けないでいるよ!」

なんとかみんなスタートラインに立てました。

森崎
「なるべくキレイに一列、植えてください。
 では田植えスタートです!
 がんばれ~」

スタートしましたが、なかなかコツがつかめず
前に進むことができません。

ルリちゃん「んん~~キツイ!」

1歩また1歩…
腰をぐっと曲げての作業。
しばらくあぐりっこ達だけの作業が続きます…。


2012年06月16日(土) |  ふっくりんこ蔵部とは?

佐々木
「道南のみなさんが愛する“ふっくりんこ”。
 実はある取り組みをやっております。
 それがコチラ【ふっくりんこ蔵部(くらぶ)】

森崎
「どういうクラブなんですか?」

山田さん
「みんな同じやり方で
 キチッとした物を出そうじゃないか
 ってコトからスタートしたクラブなんです」

ふっくりんこ蔵部とは、
JAと14の市と町の生産者、
約900人のメンバーが連携して
結成された組織で、
地産地消を合言葉に
美味しくて安全安心な米づくりを進めているのです。

佐々木
「なかでも山田さんはふっくりんこ蔵部の
 副部会長さんなんです」

森崎
「山田さん、偉い人だったんですね~」

平成16年に誕生したふっくりんこ蔵部。
定期的に会合を開き、
栽培技術の情報交換を行うなど、
すべての生産者が高品質なブランド米を
提供するために様々な活動を行っているのです。

 

様々な取り組みの中の1つが《土壌診断》

河野
「いろんな成分の分量が載っているんですか?」

山田さん
「そうです!個々の農家さんが自分の土壌が
 どういう状態なのか、キチンと頭に入れて
 肥料をまくんです

山田さん
「3年に1回ですけども
 全部の農家がやることになってます」

森崎「全戸?」

山田さん
「そうです!名前が売れるようになるには
 何十年もかかるので、道南ではぜひ
 この“ふっくりんこ”を大事にして
 美味しくみんなに食べてもらいたいと
 思ってます」

森崎
「高い志に守られている!」

じゃーん、もんすけです。
JA新はこだてでは「ふっくりんこ蔵部」と共に、
品質向上に向けて頑張っているんです。

JA新はこだて 伊藤慶晋さん
「JA新はこだてでは美味しくて安心安全な
 ふっくりんこを消費者に届けるため
 様々な取り組みを行っています。
 その1つが薬品を使わずに
 種もみを殺菌消毒する《温湯種子消毒》。
 そのシステムにより農薬の散布回数を
 削減しています。
 ふっくりんこ蔵部のマークは
 おいしさ・品質・安心安全の証です。
 JA新はこだてでは農業者・農業関連団体と
 協力して道南の広域にわたる生産者の
 稲作栽培技術の統一をはかり
 より高い栽培技術を広めていきます」

道南のこだわり、ふっくりんこ! 
美味しくて安全安心なお米ってうれしいよね!

約40分ほど田植えをしたあぐりっこ。
もうヘトヘトのはずです。

森崎
「みんな~お疲れさん。終了!
 戻ってきていいよ
佐々木・河野「お疲れさま~」

あぐりっこ「・・・(無視)」

すると-タクヤ君「もっとやる!」

随分「やりたい!」と粘ったのですが
戻ってきてもらうことに!
すると劇的な変化が!

森崎
「田んぼ歩くの上手になってる!」

河野
「ちょっと待って!忍者みたくなってる!」 

佐々木「ハハハ(もう大爆笑)」

森崎
なんでそんな早いの?なんでなんで?
 さっきまで歩けなかったんだよ!」

さあ丘に上がって感想を聞いてみましょう。

最初は全く動けなかったルリちゃん
「最初はキツかったけど
 コツをつかめばどんどん
 早くできたから…(ハア)楽しかった!

アユちゃん
「ヌメヌメして気持ち悪かったけど
 慣れてきて楽しくなってきて…
 もっとやりたかった!」

森崎
「そうか~みんなふっくりんこ蔵部だよね

森崎
「今回はみんな上手だなあ。
 真っ直ぐに出来てるよ」

おおよそ40分ほどで1人2列ずつ
完成することができました。
しかしコレを機械でやるとどうなるのでしょう?


2012年06月16日(土) |  ふっくりんこをいただきま~す

さて田植え機の登場です!

あぐりっこ
「ヒエ~早い!」「えええ~~」

森崎
「一気に6列!ありえなくない??」

タクヤ君「考えられない…」

森崎
「どうどう?みんな?」

ハヤト君
「…なんも言えない!!」

森崎
「さあ田植えが終わりました。
 今度は稲刈りも体験しましょう!
 そしておいしいごはんを食べましょう。
 さあ、ふっくりんこの旗をさしましょう」

みんなでふっくりんこの旗をさして
本日の田植え終了です!

たくさんお手伝いをして
お腹がペコペコのあぐりっこに
厚沢部の特産品を使ったお料理を
ご用意してくれました!作って下さったのは
JA新はこだて厚沢部支店女性部の
佐藤美登子さんです。

※詳しい内容はレシピコーナーをご覧ください。

厚沢部町の甘納豆を使った「炊き込みご飯」や
黒豆と白豆を使った「豆腐の冷奴」などなど。

おいしくってみんなに笑顔いっぱい!

森崎
「どういう想いでふっくりんこを育ててますか?」

佐藤さん
「みんなに喜ばれて笑顔がこぼれるような
 美味しく出来上がることを、
 毎年祈りながら作ってます」

厚沢部町は「メークイン」発祥の地。
ご自慢のメークインをいただきました!
タクヤ君「甘い!」
森崎「水分量がスゴイ!」

とココに現われたのが
厚沢部町イメージキャラ
「おらいもファミリー」!

厚沢部の美味しいおイモをPRすべく
各地を飛び回っていますよ。
もし見かけたら声をかけてくださいね~!

こんにちは週刊あぐりニュースです。

今日はJAグループ北海道と
北海道フットボールクラブが取り組んでいる
食育活動についての話題です。

これはホクレンくるるの杜で行われた
コンサ・ド・ファームでの農業体験の様子です。
コンサ・ド・ファームはJAグループ北海道と、
北海道フットボールクラブが平成19年度から
取り組んでいる「食育活動」の一つ。
身体を作る食材の生産を自ら体験することで
「食と農」について共に考えるということを
目的に行われています。
今年はJ1での活躍を期待し、
馬鈴薯やスイートコーンなどの種植えを
体験しました。慣れない作業に苦労した様子。

MF前貴之選手
「農業をやっている人達に感謝の思いをもって
 いっぱい食べて、もっとい大きくなりたいです」

DF櫛引一紀選手
「去年も美味しいジャガイモなどが
 収穫できたので今年も楽しみです」

石崎信弘監督
「野菜もそうだと思うですけど
 うちのチームも秋にいい収穫が
 できればいいと思います!」
 
さらに地元で採れる野菜や
その地域のことを考えるイベント、
「みんなの良い食JA親善大使」も行われました。
全道十か所で開催されたこのイベントは、
各地域を選手が訪問し
「食べることの大切さ」についてのトークショーや
持ち寄ったお弁当で「地産地消」について考えたり、
地域農業についてのクイズがあったりと、
内容盛りだくさん!大盛況だったという事です。

そんなコンサドーレ札幌は6月23日に
札幌ドームでガンバ大阪と対戦します。
この試合はコンサドーレ札幌と
JAグループ北海道がオフィシャルパートナーの
権益として開催される
サンクスマッチとなっています。
当日はドーム内のお楽しみブースなど
イベントが盛りだくさん。
6月23日はコンサドーレを応援して、
盛り上がっちゃいましょう!

実はコンサ・土・ファームは
あぐりファームのすぐそば!
今年こそ一緒に収穫体験したいです♪
以上、週刊あぐりNEWSでした。




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