森崎 「ちょっとカメラさん! テンション上がるうう」
佐々木 「ここを何を作っている場所ですか?」
もりもと製造本部 森本吉徳本部長 「北海道のどら焼きという 大納言の小豆を使ったどら焼きを作ってます」
森崎「どの辺が北海道ですか?」
森本さん 「豆が北海道でとれたものです。 生地も北海道の素材をできるだけ 使っていますよ。 よかったら試食してみませんか?」
藤尾「いいんですか~♪」
パクリ… あぐりっこ湊林檎ちゃん(小5) 「うん!おいしい」
あぐりっこ 稲田百花ちゃん(小4) 「おいひい~!」
リンゴちゃんのお母さん由衣さん 「お店で買った時より生地がフカフカ!」
モモカちゃんのお母さん裕美さん 「温かくてフワフワして美味しい」
あぐり一同がお邪魔したのは もりもと第一工場。 こちらの工場では毎日30種類ほどの スイーツを作り、 全道の店舗に送っています。
そんなスイーツに欠かせない材料と言えば?
モモカ「砂糖?」 リンゴ「卵?」 由衣さん「小麦粉?」 裕美さん「…」
藤尾「後になればなるほど難しい!」
いろいろある中でも、 今回注目するのは“砂糖”なのですが…
佐々木 「スイーツを甘くするだけではないのが 砂糖なんですよね」
森本さん 「砂糖にはいろいろな力がありまして スイーツには絶対欠かせないものです!」
ということで今回は、 砂糖に隠された意外なパワーについて 詳しくなっちゃいましょう~!
ケーキに和菓子にパンなど数百種類もの 品揃えで人気のもりもと。 1949年の開店以来、北海道の良質な 原料・素材にこだわった商品展開をしています。
例えばこちらの商品は小麦粉・卵・砂糖など 使われている材料全てが北海道産。 しかも5種類の豆、 それぞれの美味しさを感じられるんです。 特に厳選された豆と砂糖を使った‘あん’は絶品!
そんなどら焼きもの欠かせない砂糖。 砂糖の特徴を上手に使い 様々な商品を作っている 森本吉徳さんに話を伺っていこう。
■もりもとホームページ http://www.haskapp.co.jp/index.php
佐々木 「まずはみなさん! お砂糖の原料は何かわかりますか?」
モモカ 「何かは分からないけど白っぽい野菜?」
由衣さん「サトウキビ?」
森崎 「サトウキビは確かに砂糖の原料です。 ただここは北海道なので 北海道の農産物も砂糖の原料になってる!」
さてみなさんは分かったかな?
砂糖の原料は何かな?
森崎 「てん菜という砂糖大根とも呼ばれているし ビートという名前もあります。 ちょっと切ってかじると甘みがある。 塩は海からやってくるけどさ 砂糖は畑からやってくる!」
砂糖は主に“ビート”、 別名“てん菜”からできる‘てん菜糖’と サトウキビからできる ‘サトウキビ糖’があります。 サトウキビは主に沖縄などで 生産されていますが、 ビートは100パーセント北海道で 生産されているんです!
そんな砂糖ですが甘いだけではなく、 いろいろなパワーを備えているんです。 ということで代表的なものを勉強していこう!
佐々木「まず1つ目は…」
あぐりっこ「防腐性??」
森崎「すげー」
モモカ「腐るのを防ぐ?」
森崎「そう!」
森本さん 「砂糖をたくさん使うと長持ちする! というのも砂糖の性質として カビや細菌を繁殖させる水分を吸収する 働きがあるので日持ちがするんです。 洋菓子や和菓子にはその特性を使ってます」
佐々木 「ほかに“泡の安定”もあります」
森本さん 「ケーキのスポンジに使う卵白に 砂糖を加えると泡がしっかりする。 泡立ってしっかり形を保つ!」
ということで「砂糖なし」と「砂糖あり」で 卵白を泡立てて比較してみましょう。
砂糖なしの泡は- 「すぐに落ちる感じがする…」 「フワフワして固まっている」
砂糖ありの泡は- 「トロトロしてなめらかな感じ…」
森崎 「(砂糖ありの泡は) すごいしっとりしていますが 同じ分量なのにボリューミーです」
佐々木 「時間が経っても泡が安定しています」
森本さん 「砂糖が卵白の水分を吸収するんですね」
森崎 「水分と砂糖が手を結んでくれてるから しっかりとした生地の元になる…すごい」
続いては砂糖の浸透性について!
森本さん 「例えばこちらのかのこ豆なんですけども 砂糖の浸透性を利用して豆の生まで ミツを染み込ませているんですよ」
お次は発酵促進メイラード反応…??
森崎 「発酵促進メイラード反応! 私も全くわかりません!」
さてどんな特性でしょうか?
発酵促進メイラード反応とは?
森本さん 「(砂糖が)パンに使われるイースト菌の エサになるんです。 それで発酵を促進させて パンを膨らませる」
森崎 「イーストのエサになるのが砂糖。 より活発に動いてくれて発酵を促す。 ではメイラード反応は?」
森本さん 「お菓子やパンなどの焼き色を おいしそうにつける働きがあるんです」
森崎「茶色というかキツネ色!」
焼き色に変化が出るとは? メイラード反応を実験してみよう。
小麦粉・卵・水・重曹を混ぜた生地。 砂糖が入ってるのと入っていない2種類の 生地で焼き比べてみましょう。
さてひっくり返してみると… 砂糖が入った生地はこんがりと 美味しそうなキツネ色に焼き上がってます。
藤尾 「ふっくら具合も違いますねえ。 こんなにも違うんだあ」
お菓子に欠かせない砂糖は 甘みの他にもたくさんのパワーを 秘めたものなんです。
森崎 「もりもとさんでは北海道の農産物への応援も 手を尽くして頂いて嬉しいです」
森本さん 「今後とも北海道の野菜や果物などを 使っていきたいと思います!」
じゃ~ん、もんすけです! すごいパワーを持っている砂糖。 その原料のビートが砂糖になるまでを 勉強していこう!
まずビートを短冊状に切ります。 この状態のビートを煮だすと糖液ができます。 この糖液をひたすら煮詰めて煮詰めて…
これを繰り返してドンドン糖分を 濃縮させていくのです。
そしてこの糖液を装置の中で結晶化させます。 この段階ではまだ砂糖の結晶と蜜が 混合しているので、 今度はこれを遠心分離機で結晶をより分けます。!
それを乾燥させると砂糖が出来上がるん だって!すご~い!!
佐々木 「続いては砂糖はなんとスキンケアにも 使われているんです!」
藤尾「え~砂糖が手についちゃうと?」
モモカ「ベタベタする!」
ということで… 15年前から‘ビートを原料にした砂糖’に注目し 様々なスキンケア商品を製造・販売している アビサル・ジャパンの 幟立(のぼりたて)真理社長に 北海道産のてん菜糖の魅力について 伺っていきましょう。
幟立さん 「なのでアメリカから帰ってきました!」
森崎 「いやーそんなこと 誰も教えてくれない!」
幟立さん 「大きな声で言っていただきたい! てん菜糖は道民として 誇りだと思います」
森崎「うわ~嬉しい」 ※ロケーション※ ユニーブル大通アルファスクエア
幟立さんが虜になっているという 安心安全な北海道産のビートから作られる砂糖。 そんな砂糖のどんなパワーを利用して スキンケア商品をつくっているのかというと…
保湿や殺菌の力がある砂糖。 幟立さんはそこに注目し 商品を開発しましました。
佐々木 「これがシュガースクラブ」
藤尾「見た目は砂糖ですよね」
幟立さん 「湿ったお砂糖と言う感じで、 砂糖にオイルをコーティングしてある。 80%てん菜糖です!」
藤尾「洗顔するための商品ですか?」
幟立さん 「汚れを落として保湿をするものです」
それではこのシュガースクラブを使って 砂糖の力を体験してみよう!
まずは手を濡らしてシュガースクラブを 適量とります。 少量のお湯を加えて溶かしながら 全体に広げていきます。
裕美さん 「(砂糖の粒が)溶けていく感じです」
肌になじんだら軽くお湯で洗い流します。
では手をみてみましょう。
裕美さん 「違いますね!ツルッとスベッとします!」 ※個人の感想です
由衣さん 「プルっとしてます」 ※個人の感想です
幟立さん 「オイルで保湿しているんじゃなくて 砂糖のチカラで保湿しているので モチモチ感があっても ベタベタしないと思います」
森崎 「この時期は乾燥が激しいから指が痛いの。 ハンドクリームを塗ると洗い物できないし、 ご飯も作れないから… (シュガースクラブは)いいですね!」 【アビサルジャパンの商品については…】 ■直営店 さっぽろ東急百貨店10階 ■ホームページ http://www.abyssal.jp/index.html
では実際にご家庭にあるもので出来る シュガースクラブを作っていきましょう。 まずはどんな砂糖が向いているのでしょうか。
幟立さん 「健康志向の方は色のついた黒糖を 良く食べられると思うんですけど 微生物がまだ生きているので キズなどに入ってしまうと 悪化することがあるので 必ず精製された白い砂糖を使って下さい」
佐々木「どのご家庭にもありますね」
ではシュガースクラブを作りましょう。
■手作りシュガースクラブ 材料)上白糖50g、サラダオイル(食用)50g
幟立さん 「基本的にボディー。 お顔はちょっと痛いと思うので 使わないでいただきたいと思います」
【使用上の注意】 ・顔や赤ちゃんには使用できません。 ・市販の製品と異なり油分が残るため 昼間に使用した場合は日焼けします。
では作っていきましょう。 まずは上白糖とオイルを混ぜ合わせます。
砂糖とオイルは少しづつ混ぜていきましょう。 お好みの硬さになるように それぞれの量を調整してもOKです。
幟立さん「これで完成です!」
佐々木「これで完成??」
幟立さん 「体に塗るのにちょうどよい!」
続いて台所にある材料で作れる シュガーパックを作って行こう!
■手作りシュガーパック 材料) 粉糖 大2、小麦粉 大2、水 大1
【使用上の注意】 ・小麦アレルギーの方はご遠慮下さい! ・使用前にパッチテストを行いましょう。
小麦粉に同量の砂糖、 そしてぬるま湯を加えたら 良く混ぜ合わせます。
トロトロになるように お湯を追加していきます。
藤尾「カスタードクリームみただね」
パックを塗る顔や体は石鹸で良く洗い 余分な皮脂や汚れを落としておきましょう! パックはたっぷり使うのがオススメ!
リンゴちゃん「すごいトロトロしている」
このまま五分ほどおきます。
藤尾くんはお顔にパックしていきますよ~ どう変化するかなあ~
5分経ちました。 お湯でパックを洗い流しましょう。
由衣さん 「ふっくらします!」 ※個人の感想です
リンゴちゃん「めっちゃ気持ちいい!」
藤尾君のお顔も… 森崎「手に(お肌が)ついてくる!」
先程作ったスクラブは 「最近、乾燥気味だ」という 佐々木さんはカカトに使ってみました。
幟立さん 「(お湯に)入れた段階で 少しかかとに水分が吸収されているので この水分を皮膚の中に閉じ込めたいと 思います」
幟立さん 「かかとにしっかに塗り込むように 砂糖を角質層まで持っていく感じ!」
くるくるくるくる… さて洗い流すと…
佐々木 「もうツルツル!気持ちいい!」 ※個人の感想です
見比べてみると驚くほどツルツルに!
幟立さん 「砂糖は浸透していくので こういった形でカバーして頂くと 変っていくと思います」
森崎「全然ちがうよ」
佐々木 「これで人前に出せるカカトになりました」
砂糖の持っている保湿の力は スキンケアを続ける事で、 より期待出来るという事なんです。
幟立さん 「てん菜糖は輪作をするためにも 大事なものなので おいしいジャガイモを作るためにも ビートを取り入れないと出来ないですから… みなさんにはたくさん砂糖を消費して もらいたいと思います!」
森崎 「北海道になくちゃならないビートなんですね。 こんどつなぎを着て一緒に 畑に行きましょう! 素晴らしいです」
もんすけがお伝えする週刊あぐりニュース。 ホクレンともりもとのコラボ商品、 『北海道 珠玉の果実ゼリー』 新発売のお知らせだよ~!
北海道産小麦『きたほなみ』と 『春よ恋』のクッキー、 『北海道のどら焼き』に続く ホクレンともりもとのコラボ第3弾の 商品が新発売されるよ~
今回は北海道の豊かな自然が生み出した みずみずしい果実をそのままゼリーに したんだって!
しかも12種類もあるみたい! どれを食べようか迷っちゃうなあ~
『北海道 珠玉の果実ゼリー 12個入り』は Aコープ店やホクレンショップの一部、 ホクレンくるるの杜、もりもと全27店舗にて 絶賛発売中! 数量限定商品だから早く買いに行かないと なくなっちゃうかも!
以上もんすけの週刊あぐりニュースでした。
あぐり一行「場長!おひさしぶりです!」
乳牛の飼育頭数600頭、 そして従業員は20人という 大規模農場で生乳生産を行っている、 「仁成(じんせい)ファーム」。 6月に訪れて以来、およそ半年ぶりの 再会となる佐藤場長に、 今回も酪農について教えていただきます。
森崎 「女子高生2人が名付け親になった ユナちゃんという 子牛ですけど変わりありましたか?」
佐藤場長 「だいぶ大きくなりましたね… いま220~230キロぐらいです」
森崎「うわ~大きくなったねえ」
ということで一行は、 その成長を確かめるため、 ユナが飼育されている牛舎へ。
ナナミ 「(耳標の番号が) 17(イイナ)17(イイナ)でしたよね」
すると…
ユナちゃんいました!
ナナミ 「毛が前よりフサフサになってる!」
森崎「覚えてるかなあ??」
ユキコ「ユナちゃん!」
ちょっと怖がっています
藤尾「初めまして感が強いんだけど…」
佐藤場長 「人との距離をとるようになったのは 体調を崩した時期があって 点滴や注射などをされるって時期があって 人が近寄ると警戒する性格になった…」
森崎「そうか…今は?」
佐藤場長「元気です」
藤尾 「いまユナだけが繋がれていますが…」
佐藤場長 「これから削蹄(さくてい)という作業が 行われます…」
森崎「削蹄ってわかる?」
ユキコ・ナナミ「??」
佐藤場長 「ツメの形を整える という作業を定期的にします」
森崎 「人間でいうと爪切りだよね。 病気から守ったり大事なことになるんです」
この日はユナにとって初めての削蹄(さくてい)。 生後8ヶ月ということで 爪の表面を少し削る程度の 簡単な作業を行うそうなんですが…。
機械でツメを削っていきますよ…
ギュイイイイーン
丁寧に丁寧に削っていきます…
森崎「削ったところが白くなってる」
佐々木「これは技術がいりそう」
森崎「ナナは爪が伸びてないか?」
ナナミ「さっき切りました」
森崎「整えてもらわなくていいか?」
ナナミ「大丈夫です!」
佐々木「怖いですよ!」
削蹄を見学したあとは酪農シリーズの 恒例作業となっているエサやり!
このエサは? 佐藤場長 「前回の撮影時に作業していた サイレージです!」
さあエサの準備です。すると…
藤尾 「すごい牛が急に鳴きはじめた!」
重労働の“エサやり”を 難なくこなしていく女子高生。
そのあと牛の口元にエサを近付ける “エサ押し”も行って作業終了。
するとここで作業を終えた二人に、 今回どうしても見てもらいたい 映像があるというお話が…
実は牛の出産を撮影できたのです! さて映像を見てみると…
佐藤場長 「ちょっとお産が長かったので 手を貸して引っ張ります」
ナナミ「ここまでで何時間くらい?」
佐藤場長 「1時間ぐらい陣痛があったんですよね」
藤尾「あ~出てきた!」
やっと生まれました… するとすぐに首をあげました。
ユキコ「すごい!」
森崎「立とうとしてるね」
藤尾「ユナもこうだったんですよね…」
佐々木 「仁成ファームでは日々こういう出産に 立ち会っているってことですよね」
一般的な乳牛は次の出産に 備える60日間程度を除き、 ほぼ休まず搾乳され 出産後2ヶ月程度で 次の人工授精が行われます。 こうして乳牛は、絶えず私たち消費者に ミルクを供給してくれているのです。
そしてさらに、リーダーから…
ということであぐり一行が訪れたのは、 ホクレン釧路地区家畜市場と呼ばれる場所。 ココでは何が行われているのでしょうか…
ユキコ「うわ~小さい!!」
森崎「賑やかだねえ」
ここででは主に肉牛農家の方々が集まり、 生後2~3週間程度のオス牛のほか、 乳牛として役目を終えた牛の売買も行われます。
藤尾 「牧場で牛は産れて、 その牧場で搾乳される所を見てきたから 買うという方法もあるんですね」
奥山さん 「牛乳生産にはそういった側面も 現実にあることを知って欲しい…」
森崎 「北海道は一大酪農産地。 搾乳をする乳牛がたくさんいます。 でもその裏でオスとして生まれてきた場合は 競りにかけて肉牛農家に買われる。 酪農産地ならではの現実ですよね」
ナナミ 「これから生きていく中でも こんなに見れること絶対ないから すごくいい経験になったと思うし、知識も。 自分がこれから牛肉を食べたり ミルクを飲むことに関しても すごく大切なことだと思いました」
ユキコ 「ありがとうという気持ちを持つことは 誰もがわかっているけど みんなは(家畜市場を)見た人は少ないので 私は見られたので心からありがとうって思うし 高校生のうちに見られて良かった思いました」
じゃ~ん、もんすけです! 酪農シリーズでお世話になっている 仁成ファームを含めた、 釧路市周辺の生乳が集められる 「よつ葉乳業根釧工場」。 僕たち消費者に届けられる牛乳が、 どのように加工されているのか、 佐々木アナウンサーと女子高生の二人が 見学してきました!
佐々木「いま時間?」
よつ葉乳業 根釧工場 長谷川裕高さん 「深夜1時30分くらいですね…」
ナナミ「普段寝てます!」
佐々木「この時間も動いているんですね」
長谷川さん 「24時間必ず人がいる工場です。 この時間は牛乳製造の準備をしている時間帯。 機械の立ち上げや前殺菌などの準備をして これからの製造に備えております」
よつ葉根釧工場では 昼間に各牧場で搾られた生乳を受け入れて、 計量や品質の検査を行います。
その検査に合格した生乳は、 不純物を取り除く作業や殺菌処理などを経て、 牛乳パックに詰められるんだよ。
佐々木 「どんどん流れていますけど 1日にどれくらいの量の牛乳が 作られているんですか?」
長谷川さん 「牛乳全体では1日5万本ぐらい。 北海道の他に東京都・大阪府・愛知県や 東北などに供給させて頂いています」
佐々木「牛乳だけ作っているんですか?」
長谷川さん 「生クリームや粉乳という粉にした ミルクを作っています。 牛乳が2割、それ以外の製品が8割です」
佐々木「牛乳が2割ですか??」
ユキコ「意外ですね!」
年間9万9千トンもの生乳を 加工している根釧工場。 その大きなウェイトを占める、 脱脂粉乳の製造方法もスゴイんだよ~
ユキコ「うわっでかい!!」
佐々木「大きいですね」
長谷川さん 「チャンバーと言いまして 牛乳を濃縮したものを上から 霧吹きのようなもので吹き込むんですが 中に熱い風がまわっていて その中を霧状の牛乳が落ちていくまでに 乾いて粉乳にする装置です」
森崎 「ユナももうすぐ働いてもらうんだよね」
佐藤場長 「再来年の1月~2月ごろから 搾乳の仕事をしてもらう予定です」
森崎 「早いね。あっという間だね まずはそこの向けてユナには 頑張ってもらいたい…」
最後のお手伝いは牛舎の寝床作り。 感謝の気持ちと、 これからの活躍を願い、 心を込めて作業します。
森崎「ふわふわだ。喜ぶよ」
牛たちが気持ちよく暮らせる快適なベッドを作り、 女子高生二人の最後のお手伝いが了。
牛が流れこんできましたよ! 飛び跳ねて喜んでいます。
森崎「うれしいんだなあ」
ユキコ「ずっと寝床にいたら仲良くなれそう」 ナナミ「頭撫でられた!」
ユキコ 「すごい居心地がいいですよね。 家のリビングより居心地が良い!」
シリーズを通して 乳牛との距離もだいぶ近づいた二人。 初めてユナに出会ってから8ヶ月という歳月が、 普段の生活では決して得ることのできない、 宝物となったようです。
さあお別れです。 ユナにメッセージを伝えます。
ナナミ 「最後までユナの姿を見届けることは できなかったけど 元気に育って搾乳する立派な牛になって みんなに幸せを届けるような存在になってね」
ユキコ 「ユナ!会えてうれしかったです! いつまでも元気でいてね~」
最後にみんなで「ユナありがとう!」
最後にお世話になった佐藤場長へ あぐり娘がシチューを作りました。
仁成ファームで搾られた牛乳と、 地元産「阿寒丹頂黒和牛」や 野菜をじっくり煮込んだ 女子高生特製のホワイトシチュー。 隠し味の黒胡椒が決め手の スパイシーな大人の味に仕上げています。 感謝の気持ちを込めた料理に 佐藤場長の感想は?
佐藤場長 「おいしいです!クリーミーで!」
さて女子高生たちは?
ナナミ 「わたしもともと牛乳が嫌いだったけれど 根釧牛乳はむしろ好き! これも新鮮な牛乳だからかもしれないけど 家で食べるのと全然違って美味しい!」
見るものすべてが驚きの連続だった、 女子高生達の酪農シリーズ企画。 大規模経営を展開する仁成ファームの 佐藤場長にとっては、 どのような時間だったのでしょう。
佐藤場長 「普段はどうしても作業に追われて 忘れてしまうことに 改めて気づかされたというか… 牛乳を生産しているんですけど その先に食卓という部分までは なかなかイメージするのがつかない… 彼女たちが気づかせてくれた。 その先があるんだよ…と」
森崎 「いろんな方が携わって 北海道の農畜産物って スケールがでかいし たくさんの人が従事して 私達の食卓に届いてるって どの農産物もそうなんだけど 北海道は一大酪農産地なんだから これは伝えていきたいですよね」
最後のあぐり娘の体験ノートから… 砂押祐貴子 「私が今まで何も考えずに飲んでいた牛乳に こんなドラマがあったなんて 初めて知りました。これから全く知らない 大人も大勢いると思うので しっかり後世に伝えていくのが大切だと 思いました」
藤村七海 「エサやり、牛舎の掃除、お世話、 それだけにとどまらず、 もっともっと広いネットワークで 私達においしい牛乳を届けてくれて いるんだということが1番印象的でした。 私たちの生活に必要な現場を知ったことは 一生の宝にしたいです」
8か月にわたり 仁成ファームのみなさん 本当にお世話になりました。 牛乳がもっともっと好きになりました。 ありがとうございました!