河野 「ハハハハハ… 何ですか!コレ!!」
佐々木 「すごい迫力!」
河野 「あっという間に 刈り取られている~~」
佐々木 「あれ?誰か乗っている…」
河野 「リーダー乗っている!!」
颯爽とハーベスターから登場したリーダー
森崎 「こんにちは、あぐり王国です。 今日は、この野菜を取材します」
佐々木 「さらに、この“とうもろこし”を使った 牛の給食センターに潜入します!」
さあ、あぐりっこもここから一緒にお勉強です。
一行が訪れたのは、 道内最大の湖・サロマ湖を望む湧別町。 目指すのは「牛の給食センター」 そこでは牛も人間もハッピーになるという ある画期的な取り組みが行われているのです。
まずは材料となる“とうもろこし”について 生産者の上田さんに教えていただきましょう。
佐々木 「とても背の高いモノが植えられていますね」
(有)アグリサポートばろう 上田 範幸さん 「これは牛のエサ用につくられている デントコーンという、とうもろこしですよ」
河野 「リーダーが完全におさまっちゃった!」
森崎 「背が高いし、なんだか赤い!」
上田さん 「もともとは緑色なんですけど 秋になるにしたがって色がついてくるんです。」
一本収穫させてもらうと-
森崎 「パッと見は、我々が食べる “とうもろこし”と変わりませんが…」
森崎 「カッチカチ!」
リク君 「ガッチガチやで!」
森崎 「なんで大阪弁?」
河野 「(可愛い大阪弁に)ハハハハハ…」
普通のとうもろこしと デントコーンを比べてみると-
佐々木 「大きさが違う」
あぐりっこ 「色の濃さとかも違う」
デントコーンはどんなお味なのか? リーダー恒例の-
森崎 「食べてみても大丈夫?」
上田さん 「大丈夫ですよ」
森崎 「ひと粒食べてみるね!なんか中が赤いね」
あぐりっこも試食してみると-
リク君 「ピーナッツの味がする!」
ナオキ君 「何とも言えない変な味!」
ワカナちゃん 「粉をなめているみたい。 あまりおいしくない!」
微妙な感想が続く中…
森崎 「あの…牛の方…?」
続いては巨大なマシン “ハーベスター”を使った収穫作業。
森崎 「先端で刈り取ったデントコーンが 細かくなって後ろから出てきている! すごい量だねえ~」
森崎 「トラックが並走して荷台に 全部入れているんだ!」
ものすごい早さで刈り取られるデントコーン。 ピーク時には3台のハ―ベスターで トラック300台分も収穫するほど パワフルなんです。
森崎 「トラックに積まれたデントコーンは このアト、どこに行くんですか?」
上田さん 「牛のエサを作る、 牛の給食センターのような所へ行きます」
森崎・佐々木・河野 「牛の給食センター???」
デントコーンが運ばれるのは、 TMRセンターと呼ばれる施設。 通称「牛の給食センター」です。 ここでは乳牛1600頭分のエサを 作っているといいますが・・・
森崎 「なんかここタイヤ工場? 給食センターっぽくない!」
あぐりっこ 「なんか酸っぱい臭いする」
タイヤの山・酸っぱいにおいの正体は? この施設の仕掛け人・菊池さんに 教えてもらいます。
(有)アグリサポートばろう 菊池 厚さん 「上に上がってください」
河野 「アスレチックジムみたい!」
頂上に到着! 森崎 「見晴らしがイイねえ~ 僕達は何の上にあがっているのでしょう?」
菊池さん 「牛のエサの上、 ご飯の上にあがっています!」
森崎 「なんてことを!あらら!すみません」
エサの臭いをかいでみると-
リク君 「発酵していて漬物のにおいがする」
森崎 「ホントだ!漬物!」
佐々木 「高菜みたい!おにぎりにできそう」
森崎 「コーンも入ってるし、クキも葉も 牛さんは全部たべるんだね」
佐々木 「6番には何の乾燥飼料が入っているのですか?」
菊池さん 「菜種粕(なたねかす)です。 重要なタンパク源ですね」
飼料を配合したら次の工程へ。 エサの主体となるサイレージを投入 していきます。
先ほどみんなで登っていたサイレージの山。 ビニールシートの下には 大量のサイレージが・・・・・。
森崎 「僕らが上がっていた基地のような所の 中身がこういう風になっていたんだね。 そして、ああやって持っていくんだね」
佐々木 「エサとは思えない! まるで工事現場のよう」
先ほど飼料を配合したミキサー車に サイレージが投入されていきます。
一斉に- 「スゲエ!」
ミキサーの中を覗いてみると-
ワカナちゃん 「すごいー」
森崎 「喜んでいる…」
ミキサーの中でおよそ5分ほど すべての飼料を混ぜ合わせます。
森崎 「すごい!混ざった!」
最後の工程へ- ブレンドされたエサはミキサー車から コンベアで梱包する機械へと運ばれます。
完成!栄養バランス抜群の飼料です。
森崎 「真空状態ですか?」
菊池さん 「圧縮して空気を抜いて 腐らないようにしているんです」
森崎 「酪農家の方々、 牛を育てながら牧草までつくるのは、 ちょっと大変すぎる!」
森崎 「牛さんが喜ぶ!酪農家さんも喜ぶ! そして我々消費者も喜ぶ! みんながハッピーになります!
ソレを菊池さんは やりたかった!」
森崎 「菊池さ~~~ん」
抱きつくリーダー
河野 「暑苦しいな!」
菊地さんの想いが詰まったTMR飼料。 5年前から使ってるという酪農家の 越智(おち)さんの牛舎に伺いました。
およそ100頭の乳牛を育てている 酪農家の越智 宗晴さん。 早速、牛の食べっぷりを見せてもらう事に-
森崎 「大きな牛だねぇ~ みんなこんな近くで牛をみたコトあるかな?」
あぐりっこ 「なーい」
越智さん 「牛の前に飼料をおいてあげれば 食べるようになりますよ」
あぐりっこもエサやりに初挑戦です。
アヤネちゃん 「うー腰にくる…」
佐々木 「エサやりは一日に何回ですか?」
越智さん 「基本的には朝と晩です」
森崎 「牛が健康で安定してくると 乳量にも影響するんですか?」
越智さん 「そうですね。今までより出ます! このエサになると食べる量が違う」
越智さん 「以前は乳量が9000㎏ぐらいだったのが 現在で1万2000㎏ぐらいです」
森崎 「すごいじゃん! めちゃくちゃアップしてるじゃん!」
さあ搾りたての牛乳を頂きましょう。
あまりの美味しさにみんな一気飲み!
河野 「うまい!」
アヤネちゃん 「普段飲んでいる牛乳とは違って、 スゴク甘くて後味が・・・スゴクおいしかった!」
リク君 「ソフトクリームを食べていないのに 食べている味がして-」
河野 「牛乳そのモノの甘さがスゴイから!」
森崎 「ガボガボ飲みたいね」
河野 「タルでいただけませんかね?」
JAゆうべつ町女性部の 越智祥子さんから とってもカンタンな牛乳豆腐の作り方を 教えていただきました。
※詳しい内容はレシピコーナーへ! このほかにも湧別町の特産を使った お料理をたくさん教えてもらいましたよ。
藤尾仁志の週刊あぐりニュース。
きょうはキャベツ界の河野くん出現! 全国でも珍しい 超巨大野菜の話題です。
日高の新冠町で収穫されている野菜、 近くで見るとその大きさにビックリです。 これは「札幌大球(サッポロタイキュウ)」と 言うキャベツ。 両手で抱える様子がその大きさを表しています。 札幌大球は明治時代に栽培が始まり 北海道の伝統野菜と言われております。 柔らかく甘味が強いため 主に「いずし」や「ニシン漬け」などに 使われてきました。
今年は夏場の猛暑により 例年よりも小粒となったそうですが、 それでもひとつの重さは9kgを超えるそうです。 漬物だけでなく ロールキャベツにしても おいしいそうです。
続いては、 十勝の芽室町から届いたビデオレターです。 キュー!
『あぐり王国をご覧のみなさん、こんにちは! 今日は今月23日に芽室町で開催する 「収穫感謝祭」のご案内です。
芽室町は農業が基幹産業の町で、 スイートコーンの生産量が日本一。 そんな芽室町で自然の恵みに 感謝しようというお祭りが 「めむろ収穫感謝祭」です。
収穫祭では、 ここ芽室町でしか生産されていない ジャガイモ「マチルダ」の詰め放題、 「豚汁うどん」の1,000食無料配布、 そして芽室産農畜産物の即売会もあります。
そのほか、青年部・女性部などによる “おいしい屋台”や“楽しいアトラクション”、 さらに、豪華温泉旅行が当たる大抽選会など 盛りだくさんの内容です。
TVの前の皆さん、 11月23日の祝日は… 芽室町へ遊びに来てください。 お待ちしてま~~~す!』 藤尾 「たくさん…練習して いただいたんでしょうね… JA芽室のみなさん、 本当にありがとうございました。 みなさんも11月23日はメムロへGO! それでは…また来週!」
■第29回 めむろ収穫感謝祭 日時)11月23日(火・祝) 場所)JAめむろ東側特設会場 問い合わせ)JAめむろ TEL 0155-62-2313
森崎 「こんにちは!あぐり王国です」
佐々木 「今日もいい天気でお送りしますよ!」
佐々木 「正解!」
河野 「ちょっとーボク考える暇、 ひとつもなかったじゃないですか」
今回やって来たのは本別町。 一日の寒暖差が大きく日照時間が長い環境は、 豆の栽培にぴったり。 品質・旨さともに全国トップレベルを誇ります。
ここからはあぐりっこと一緒に豆のお勉強へ-
5種類の豆を育てる 山下正悟さんの畑にお邪魔しました。
一斉に 「山下さーーーん!!」
山下さん 「はーーい!」
森崎 「畑がものすごく広いですね!」
山下さん 「コレは小豆(しょうず)畑です。 一般的には“あずき”と言われるものです」
森崎 「目の前の小豆なんですが 枯れているようにも見えない?」
あぐりっこ 「枯れているみたい…」
収穫直前の小豆を持ってみると-
ナオキ君 「カッサカサ!軽い!」
サヤを振ってみると-
シャカシャカシャカシャカ…
まるで楽器のように豆の踊る音がします。 みんな「聞こえる!」
森崎 「空けてみるよ… わあ出てきた~10粒入ってました!」
河野 「サヤによって入っている数は違うんですか?」
山下さん 「そうなんですよ!」
さていつものリーダーの…
森崎 「山下さん、これ食べてみたい!」
山下さん 「このままでは食べませんけど… どうぞ!いいですよ」
カリッポリッ
森崎 「うーん!香ばしい!」
森崎 「これは正しい成長の仕方ではない!」
森崎 「大変だねえー」
河野 「天候の影響を受けやすい作物なんですね」
山下さん 「ダイレクトに受けるんです」
山下さん 「光黒大豆といって“黒大豆”と言われるモノです」
さあどんな豆なんでしょうか!
山下さん 「これが光黒大豆ですよ」
森崎 「わー真っ黒」
佐々木 「豆が大きい!」
佐々木 「小豆はサヤの中に10粒ぐらい。 こちらは2~3粒…」
あぐりっこ 「枝豆と同じだ!」
森崎 「そうだね。 完熟してない未熟なモノを いただくのが“枝豆”なんだね。 乾燥して食べるものが大豆なんですね」
健康ブームで大人気の黒豆。 ポリフェノールの一種アントシアニンを含み、 抗酸化作用などが注目されています。 中でも本別町で昔から作られているのが 「光黒大豆(ひかりくろだいず)」。 この豆を使い、 地元の専門店が商品化した《キレイマメ》は 全国各地から注文が入るほどの人気なのです。
《光黒大豆・加工品》のお問い合わせは- ■十勝本別「キレイマメの会」 本別町役場企画振興課内 TEL)0156-22-2141(代表) TEL)0156-22-8121(課直通)
山下さん 「実は黒大豆はもともとは こんな色(赤)なんですよ」
森崎 「手品みたい!」
山下さん 「乾燥していくとこういう黒い色になるんです」
森崎 「ところでみんな、大豆はなんに加工される?」
アヤネちゃん 「しょう油!」
ナオキ君 「豆腐!」
ワカナちゃん 「味噌!」
山下さん 「黒大豆納豆というのもあるんですよ」
大豆は日本の食卓に欠かせないものなんですね。 さあお次は-
佐々木 「本別町でとれる豆を集めてみました!」
森崎 「すごい数ですねえ」
佐々木 「左側がインゲン豆の仲間、 真ん中が大豆の仲間、 右側が小豆(しょうず)の仲間。 見るだけでなくて食べてみましょう!」
まずは、塩茹でした光黒大豆を試食。
森崎 「おいしい!いい歯ごたえ!」
河野 「中は黒くないんですね」
続いては豆好きに人気の「くり豆」。 あまり栽培されてない希少なお豆です。
森崎 「くりじゃない?!」
ナオキ君 「歯ごたえもくりみたい!」
他にイロイロ試食しましたよ-
《大袖振大豆》は粒が大きく、 甘味が強いのが特徴です。
河野 「紫花豆…皮は分厚いけど なかはホクホクしておいしい!」
森崎 「大豆って加工品で頂いているので 食べ慣れない感じかもしれないけど、 そのまま食べてもこんなに美味しいってことが よく分かりました」
じゃ~ん、もんすけです! 世界中に1万8千種類もあると いわれている“豆”。 それぞれの豆に含まれる栄養って 違いはあるのかな?
天使大学 看護栄養学部 荒川義人教授 「豆は皮ごとたべるので食物繊維が非常に豊富。 どんな種類の豆も ビタミンB1(炭水化物をエネルギーに変える)が 豊富に含まれています。
《大豆》のグループは タンパク質が多く栄養価も非常に高いです。 また大豆オリゴ糖が含まれていて、 コレを食べると腸内細菌のエサとなって 腸内環境が整えられますね。
《小豆》のグループは エネルギー源になるデンプンが 多く含まれています。 へえー体に良いことばっかり。 これからはボクももっと食べよっと!
お次はあずきの収穫見学です!
森崎 「すごい根こそぎ収穫してますよ」
佐々木 「バリカンみたいに刈り取ってる」
集中力が必要な最終チェック、 あぐりっこ隊も挑戦することに!
森崎 「目疲れない?」
真剣なあぐりっこ
ワカナちゃん 「目回ってきた…!」
森崎 「もっとゆっくりやってくださーい!」
豆の町・本別で豆腐作りを行う生産者のグループ 「豆ではりきる母さんの会」 会長の山田さん。 自慢の豆を使った豆腐作りを 教えていただきましょう。
まずは、 作って頂いた豆乳に にがりをまぜてお豆腐を固めます。
佐々木 「本別のおいしいお豆もつかった 豆乳がこちらですよ」
あぐりっこ 「イイにおい!」
お手伝いスタート! 大豆をすりつぶし、 煮詰めてこした「豆乳」に、 少しずつニガリを加えていきます。 このとき均一に混ざるよう、 ゆっくりとかきまわすのがポイント。
混ぜ終えたら、 20分ほど待ちます。 すると・・・
一斉に「うわー、おいしそう!」
森崎 「お豆腐の前段階ですよね」
佐々木 「ちょっとみんなでいただいてみましょう! この状態のお豆腐が絶品だそうですよ」
森崎 「お豆!優しい」
河野 「おいしい!」 ワカナちゃん 「おいしい!」
お次は山田三重子さんから豆料理を 教えてもらいました。 最初にご紹介いただいたのは 《ポークビーンズ》。
※詳しい内容はレシピコーナーへ 他にもいろんなレシピを教わりましたよ!
最後は光黒大豆のお豆腐も頂きました。
河野 「フワフワにほどけてしまう…」
ナオキ君 「クチに入れたらトロッととろける! こういう豆腐 大好き」
《本別発・豆ではりきる母さんの会》のお豆腐は- ■本別町観光物産センター・本別町 道の駅などで 購入可能です。
詳しくは- 十勝本別「キレイマメの会」 本別町役場企画振興課内 TEL)0156-22-2141(代表)
佐々木 「いやあ、豆は偉大なり!」
河野 「今日のラストこれでイイんじゃない?」
森崎 「豆は偉大なり!」
河野 「復唱して自分のモノにするの止めて!」
佐々木佑花の週刊あぐりニュース。
今週は日本で最も古いハーブともいわれ、 私たちの体と心を癒してくれる コチラの話題です。 直径2.5mの大きな釜で 作業している人たち。 何をしているかわかりますか? これは「シソ油の抽出作業」なんです。 独特の甘い香り・・・ 伝わってきそうですよね・
網走管内サロマ町の 仁倉(にくら)地区では、 かつてハッカを栽培していた畑 およそ60ヘクタールを利用して シソを栽培しています。 シソの収穫は9月上旬から始まり、 刈り取ったあと、 3週間ほど天日で乾燥させます。
大きな釜には、 乾燥させたシソおよそ 400キログラムが入ります。 1時間ほど蒸すと、 透き通ったあめ色のシソ油を 取出すことができるんです。 作業は11月上旬まで続き、 香水やドレッシングの原料になるそうです!
今日はおいしい話題をもうひとつ!
空知の新十津川高校の生徒が 考案したインゲン豆のプリンが 全道のコンビニで発売されるんです。
「いんプリ!」と名づけられたこのプリン、 新十津川町特産のインゲン豆をペーストして 生クリーム、牛乳、レモンを加えたもの。 甘みを抑え、 豆の風味を生かしているのが特徴です。 開発を担当したのは6人の女子生徒。 コンテストに入賞するなど評判が良く サークルKサンクスが 商品化することになりました。 発売は11月9日から。 生徒たちは 「町と学校の活性化につながれば」 と期待を寄せています。
新十津川のインゲン豆は、 ほとんどが関西方面に 出荷されている貴重品。 今回のプリンも限定ということなので、 食べたい方はお早めに! それではまた来週~
《いんプリ!》145円(税込) 11月9日(火)より 全道のサークルKサンクスにて 発売開始。数量限定、なくなり次第終了です