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2013年10月26日(土) |  ドラマティックな品種改良!

菅原さん
「いもち病に対する農薬を
 普通の栽培ならまかなくても
 被害は最小限に抑えることができます!」

森崎「そっか~」

藤尾
「1ついいところが引き出ると
 なんかへっこむ(悪いこともあり)みたいな。
 ちょっと味が落ちたりするとか…」

菅原さん
「味のほうもななつぼしと同じくらい、
 もしくは少し優る!と言われています」

今年デビューしたきたくりん。
いいお米が実りにくくなる『いもち病』の薬を
減らして栽培できる!
という特徴を持っているのですが
一体どのように開発されたのでしょうか…

菅原さん
「品種開発をする場合は
 まずどういう品種にしたいかを決めます。
 このきたくりんの場合は
 病気に強くおいしいお米! 
 これをコンセプトにしました」

そこで親として選ばれたのは
この3つの品種。
病気に強く味が良いとされる「ふ系187号」
「空育(くういく)162号」を掛け合わせ
さらに寒さに強く味が良いとされる
「渡育(といく)240号」いわゆる「ふっくりんこ」
掛け合わせてできました。

菅原さん
「親となるのは全部、番号の状態。
 これは品種になる前のものなんです。
 品種になる前のものを選んでくると
 それこそ日本全国で数百~千の
 候補が出てきます」

森崎
「つまり1000×1000の組み合わせが
 考えられる…100万!?」

菅原さん
「場合によっては
 それ以上のものになってきますね」

あぐり一同「へえ~」

菅原さん
「実はこの番号がつく…ここまで
 辿り着くまでも大変なんです!」

藤尾
「この“ふ系187号”だった色んなものから
 勝ち抜いた1つですもんね」

コウタロウ
「この2つがかわいそう…」

佐々木「惜しいところまで行ってね」

菅原さん
「実は空育162号と言うのは
 ななつぼしの同期生なんですよ。
 言ってみればオーデションの
 最終審査まで残ったいた!
 ただちょっと収量が足りなかった。
 で空育163号が後の
 ななつぼしなんです」
森崎
「ドラマティックですね~
 オレはダメだったが…
 お前は育ってくれ!」

菅原さん
「のちの子供が空育172号(きたくりん)として
 デビューしたということですね」

森崎
「ななつぼしよりも食味が優れている!
 子供(きたくりん)がオヤジ(空育162号)の
 無念を晴らしましたね


2013年10月26日(土) |  品種改良の道のりを舌で感じる!

ここで興味津々のコウタロウが質問!

コウタロウ「食べられる?」

菅原さん
「試験をしているときは食べていたので
 美味しいのは分かっていたんです。
 ただちょっと収量が足りなかったなどで
 品種にならなかったんですね」

コウタロウ
「この2つが無かったら…
 これ(きたくりん)が無かった…
 ありがとうだね」

佐々木
「そうだね。
 親になる品種の存在は大きかったね。
 この子たちも優秀でなければ
 良いところは次に残せない

そんな「きたくりん」は
1999年、道南農業試験場で
開発が始まりました。

2004年、空知の中央農業試験場に移り
改良を進め、
2012年、北海道米の優良品種として
認定されます。

そして2013年の秋、全道の生産者が栽培した
「きたくりん」が食卓にデビューしています。
菅原さん
「このいもち病というのは
 ずっと昔から日本の稲作にとって
 重要な病気でした。
 いもち病に対して強いお米を作る…
 これは研究者にとって美味しいお米を
 作るのと同じぐらい、昔からずっと
 取り組まれてきたテーマなんです。
 ここに至るまでのたくさんの
 研究の積み重ねが
 あってこその品種なんです」

品種改良の大変さを学んだ後は
目と舌で品種改良を体験しよう~

ということでご用意いただいたのは
炊き立てのお米!ですが…

コウタロウ「玄米っぽい」
ユメ「あんまり白くない」
ルリ「カピカピしてそう」

んんん~?茶色い線が見えるし
全体的に茶色っぽいような…
これは正直、おいしくなさそう…
あぐり一行もなんだかけげんな表情を
浮かべてます。まずは、よく見てみよう!

アユ
「ふっくりんこの特徴を受け継いでいるとは
 思えない…」

藤尾
「ここまでの話を聞いてるものとは
 イメージが違うよね」

コウノスケ「食べるには勇気がいる」

恐る恐る食べてみると…

コウタロウ
「いつも食べてるお米より…
 甘みがなくて…さっぱりしている」

コウノスケ「ごはんだけでいける!」

森崎「コウノスケは好きなのね」

ルリ「粘り気はあんまりない…」

藤尾
そしてちょっと不機嫌な感じになりました。
 これ炊いた人初めてごはんを炊いた?
 水の加減を間違えてるな」

佐々木
「普段食べているお米と違いますか?」

みんな「ちがう…」

あぐり一行が試食しているこのご飯。
実はとっても貴重なお米だったんです!

菅原さん
「みなさんにいただいてもらったのは
 ≪赤毛≫という昔の
 お米の品種なんです」

森崎
「これきたくりんじゃないんですか!
 きたくりんを食べさせるような演出で!
 きたくりんを応援できないな…
 と思っていましたよ~」
 
赤毛の稲穂を見てみると…
「毛みないなのが長い!」
 
ルリ「髪の毛の茶髪みたい!」
コウノスケ「茶色とオレンジ混ざってる」

菅原さん
「これは赤毛という品種で1870年代のもの。
 140年前のものですね。
 この渡島・大野平野の近辺で栽培されていた
 という品種なんですけど、
 北海道で稲作が定着するきっかけとなった
 お米なんです」

森崎
「その赤毛という品種は今でも
 作っているってことですか?」

菅原さん
「道南農業試験場では品種保存をするために
 毎年、昔の品種を植えて参観に来る方に
 見てもらうために作っているお米です」


2013年10月26日(土) |  甘くてモチッ!人気のきたくりん♪
続いて試食するのはこちら!
「赤毛」に比べると、
白くてツヤもあって ふっくらしていて
なんだかとってもおいしそう♪

森崎
「これはもう箸を入れた瞬間に
 お米のやわらかさ・ふんわり具合が
 わかりました。ふんわりそして
 噛んでると甘いこと~」

アユ
「甘くて結構モチッとしていて美味しい」

藤尾「粘りは確実に強くなりましたね」

コウタロウ
「いつも食べているごはんより
 もっとモチッとした感じがある」

菅原さん「これがきたくりんです」

森崎「甘いわ。ご飯に何にもいらない」

藤尾「粘りが全然違います」

コウノスケ
「きたくりんの粘り気と甘みが
 ものすごい感じて…
 もうこれしか食べられないぐらい甘い!

森崎
「もう赤毛には戻れない!」

コウノスケ「戻れない!」

菅原さん
「このきたくりんの食味ですが
 特に粘りそしてやわらかさが評価が高くて
 ななつぼしと同等からやや優る!と
 そういう評価をうけています」

菅原さん
「これからはこのきたくりんのように
 美味しいのはもとより
 より生産者のみなさんが
 作りやすい品種

 病気に強い品種や寒さに強い品種など
 そういったものをこれからも
 開発していけたらと思います」

佐々木「北海道米ってすごい!」
森崎「進化していますね」

菅原さん
「さらに高みを目指して
 品種改良は続いていきます」

じゃーん、もんすけです!
環境に配慮した品種であり、
食味も良い「きたくりん」。
実際に今年栽培した生産者さんは
どう思っているのかな?

森 隆志さん
「きたくりんはいもち病に非常に強い
 と言うことで我々も興味を持って栽培しました。
 やっぱりいもち病はみえませんでした。
 非常に強い品種だと思いました。
 安全安心なお米と言うことで
 消費者のみなさんに食べてもらいたです」

そして函館で米屋を営んで3代目、
お米マイスターでもある
名久井修平さんにどんなお米が人気か
聞いてみたよ!

名久井さん
「最近は粘りがあってモチッとした感じが
 おいしいというイメージが広がって
 そういうお米を求める方が
 多くなってきていますね。
 いもち病に強く
 その分農薬がかからないとなれば
 ただでさえ北海道は農薬が少ないので
 今のニーズには合っていると思います」
 
来月からは北斗市の小中学校の給食に
使われることが決まっている「きたくりん」
大注目だね!

≪米の名久井≫
住所:函館市松陰町28-23
℡0138-51-3097(定休日:日・祝日)

さて今日1日きたくりんを学んで…

コウタロウ
「名前は百何十号って名前だけど
 売られてないお米も親のお米も
 食べてみたいと思った」

コウノスケ
「きたくりんだけじゃなくて
 他のお米も色んなお米と組み合わせて
 出来ている関係がすごい面白いなあ!」

品種改良を学んだあぐりっこに
ご褒美!きたくりん100%のいかめし!

いかは近海、しょう油も北海道産の大豆に
こだわったいかめし。

アユ「おいしい!」

森崎「イカとごはん最高!」

さて振り返って…

森崎
「北海道米はさらにドンドン進化していく。
 まだまだ品種改良される!
 もっともっと美味しくなるんだなって
 未来が切り開けた!」

最後にJA新はこだてさんからご報告。
明日27日(日)は函館競馬場で野菜と新米の
即売会を行います。
もちろん「きたくりん」もお披露目します。
ぜひ来てくださいね。

週刊あぐりニュースの時間です。

北海道の安全安心な農業のシンボル
クリーン農業のイメージキャラクターができました。

四角い顔に北海道のカタチをした帽子が
チャームポイントのハタケダ博士と
ハタケダ博士の頭の上に乗って、
クリーン農産物を目指す「くりーんだね」は、
先月、北海道のクリーン農業を
より多くの人に知ってもらおうと誕生しました。

クリーン農業は化学肥料や農薬などを
できるだけ使わずに
安全で安心な農作物を作る農業です。

クリーン農業のひとつに「YES!clean」という
北海道独自の取り組みがあります。
これは「北海道クリーン農業推進協議会」が認めた
農薬や化学肥料の使用基準をクリアした農作物に
YES!cleanマークをつけるというものです。

人と環境にやさしい農業の取組みを
これからもハタケダ博士から
たくさんの人へ伝えてもらいたいですね!
以上、週刊あぐりニュースでした。


2013年10月19日(土) |  ♯263 村を挙げての特産品づくり!

河野「左!」 あぐりっこ「ブー!」

河野「はあ~?」 あぐりっこ「ブー!」

森崎
「ものすごく成績の悪い視力検査
 行われております…」

近頃疲れ目の河野くん。
そんな河野くんにオススメなのが
目の健康に効果があるとされる
アントシアニン!

改めてどんな成分なのかというと…

天使大学看護栄養学部 荒川義人教授
アントシアニンという色素が特に
 目の働きを良くしてくれる!ということで
 注目をされています。しかし今は
 それ以外にも動脈硬化の予防に繋がるとか
 臓器を酸化から守ってその働きを高めるなど
 以外のいろんな働きも分かってきています」

そうなんです!
アントシアニンは現代人の強い味方!
大人と子どもも積極的に
摂取したほうがいいみたい。

そんなアントシアニン。
ブルーベリーぶどうなどに
含まれているということは
皆さんもご存知ですよね?

しかし他の追随を許さない
含有量の作物があるのを知っていますか?

その作物とは…アロニア!

今回は伊達市大滝
未知の作物アロニアを探ります!

まずはあぐりっこをご紹介!
サッカーが得意な政氏涼(リョウ)君
いつも元気一杯な芳形武志(タケシ)君
料理が得意な今北そらちゃん
しっかりものの櫻庭萌花(ホノカ)ちゃん
以上の4名です!

お邪魔したのは藤田努さんの畑。
早速、園内を案内していただきました。

実はあぐりっこはまだ
今日の作物を知りません!
初めてみる印象は?

佐々木「さてみんなこれわかるかな?」

あぐりっこ「ブルーベリー!」

藤田さん「これがアロニアです!」

あぐりっこ「なんじゃそりゃ??」

河野「アロニア!」

あぐりっこ「……(無言)」

森崎「キョトーン」

タケシ「なんか日本にはない言葉だ」

アロニアは黒いナナカマドとも言われて
実のなり方が特徴的。

主産地のロシアではとってもポピュラーで
庭に植えている家庭も多いといいます。
なんと以前「あぐり王国」で紹介した
北海道産小果実を使った甘酒にも
使われているほど注目度が高い作物なんです。

藤田さん
「ポリフェノールが含まれている
 大変目に良いと言われる果樹です」

森崎
「果樹ということは果物?」

藤田「果物です!」

森崎
「果物ってことは“おいしい”でしょうね?」

藤田さん
「どうぞ食べてみてください」

あぐりっこ「食べてみた~い!」

森崎「果物が好き?」

あぐりっこ「好き!」

さてどんなお味かな??


2013年10月19日(土) |  苦いっ!渋っ!エグッ!本当に果樹?

まずはアロニアを収穫してみましょう。

森崎「簡単に取れました…」

河野
「ブルーベリーよりちょっと大きい!」

森崎「おっきいね!」

あぐりっこもやってみます。

森崎「どうだった?」

リョウ「簡単に取れた!」

森崎
「取ったら手に赤いものが付いたね」

河野「果汁がもう出てきてる!」

佐々木「色が特徴的ですね」

「果実」というからには糖度も重要!
ということで甘さを測る糖度計で
どのぐらい甘いのか
果汁をしぼって測ってみることに…

河野
12.4!他の果物でいうとどんなの?」

藤田さん
「おそらくイチゴと同じくらいの糖度です」

森崎「リンゴもこれくらいあるね」

河野
「イチゴやリンゴぐらいやって!やったな

森崎
「ではみんなでいただきま~す」

パクリッ!ん?んん?

あぐりっこの表情がみるみる歪んでいきます!
タケシはかわいい小学生なのに
眉間にシワが!!

河野「タケシどうした?」

タケシ「なんか変な味がする…」
リョウ「苦い… 」
ホノカ「すっぱい!
ソラ「なんか変な味…」

森崎「あれ~?甘いんだよコレ!」

河野「どんな恐怖体験したんですか?」

森崎
「ちょっと待って!あぐり王国で
 こんな感想ないよ、今まで」

ということで大人チームも一口パクリ…

すると~~

河野「エグッ あああ~」
佐々木「渋い!」

もう顔がシワクチャです。

森崎(泣きそうな顔で)
「とっても…おいしいです…」

河野「ちょっと!ばれるばれる!

藤田さん
「この渋み“えぐみ”
 目に良いといわれる
 ポリフェノールです。」

佐々木
「甘さはどこに行っちゃったんでしょうね」

藤田さん
酸味渋味がちょっと強すぎるので
 甘みが感じられないというだけど
 甘みは十分入っていますよ
 
収穫した手をみるとアントシアニンで真っ赤!

藤田さん
「1人の人が摂取する量としては
 5~6粒ぐらいで十分だと言われてます」

森崎
「じゃあ~あと3粒いただきます…」

河野
「1日分をとろうとしてる!」

森崎
「イヤ実際にね…
 嫌いではなくなってきました

河野「あら!」

森崎
「最初のインパクトはすごかったけど
 うん…慣れてきましたね」

独特の味を持つアロニア。
木をよ~っく見てみると
生え方も少し個性的なんです!

藤田さん
小さな木が生えて毎年増えていくんです」

森崎
「え~こんなに出てくるの~!」

毎年出る芽の中で良いものだけ残し、
大きくしていきます。
アロニアは樹齢10年以上でも
幹はそれほど太くなりません。
直径は4センチ前後。しかし、
これらの幹は全て一本の根でつながっていて
苗木を植えた翌年から実をつける
パワフルな果実なのです!


2013年10月19日(土) |  苦難を乗り越え生産量日本一へ!

河野
「アロニアってここ以外でも栽培されている?」

藤田さん
「全道各地で多少ですが栽培されています。
 ただ一番栽培されているのが大滝です。
 生産量は日本一です!」

森崎
「日本一ポリフェノールが
 集まっている地域ですね」

伊達市大滝が日本一の
アロニア産地になったのには、
この地域だからこその理由がありました。

大滝の冬は長く厳しいもので
国の「特別豪雪地帯」に認められています。
11月に降り積もった雪は
5月中旬までは溶けません。

さらに農耕地の平均標高は450メートル。
作物を栽培する期間が短く、
栽培に向いているものも限られてしまいます。

そんな大滝で栽培している主な作物は
長芋・大根・カボチャなど。
これらの重量野菜
収穫などで体力を使うため
高齢の生産者が農業を続けていくのは
とても大変なのです。

そこで大滝の気象条件に合い、
高齢者でも栽培しやすい作物を探していた所、
地元にあった会社がアロニア
注目したのです!

藤田さん
「日本ではそんなに栽培されていない
 作物だったので、
 マニュアルがない状態だった…
 風で粒が落ちたり鳥に実を食べられたり…
 全滅した年もありました」

森崎「え~全滅!」

河野「これだけいっぱい育てて?」

藤田さん「そうです」

藤田さん
「こういう光ものを下げたり
 外周を囲っているネットは
 シカよけのネットです」
 
森崎「ここシカ来るの?」

藤田さん
「今時期になると実を食べに来ます!」

森崎
「シカが健康になってるじゃないですか~」

2000年、6戸の生産者で始まった
アロニア栽培は今では21戸に増えました。
生産者の平均年齢は69.4歳。
なんと現役の生産者の最高年齢は92歳!

栽培のノウハウを積み重ね、
去年は34トンも収穫しました。
今では日本一のアロニア産地として
全国から視察が来るほど注目されています。

森崎
「アロニアは何に変わるんですか?」

藤田さん「一番多いのはサプリです」

森崎
「すごいじゃん!
 じゃあこのままだと生の栄養剤だ!
 ではあと200粒ほどください…」

河野「なんでなんでなんで~!」

佐々木「止まりませんね…」

収穫されたアロニアはどこに行くのかな?

早速JAとうや湖大滝集出荷所に
やってきました。

とここでリーダーに大変化が!

森崎「目が良くなった!(シャキーン)」

リーダーの顔つきがいつもと違いますよ~

河野
「一重が二重になることって
 あるんでしょうか?」

ちょっと目力(めじから)を強調したリーダー
まだ目を見開きながら…
「効果には個人差があります!」

さてここからはJAとうや湖の大沼健さんに
案内していただきます。

森崎
「ほとんどサプリになるって聞いたんです。
 だとしたらですよ…
 少し未熟なものが入っていても
 良いんじゃいですか?」

大沼さん
「未熟なものは糖度が低かったり
 成分的な部分で劣りますので
 そういったものは取り除いて
 出荷しなけれがならないんです」

森崎「この人、厳しい!

ではその厳しい選果のルールを
教えてもらおう!


2013年10月19日(土) |  目が回る…厳しい選別作業に挑戦!

こちらがアロニアを選果するレーンです。

森崎
「色が違うものとかがありますね」

大沼さん
「完熟していないものやシワのひどいもの、
 軸がついたものなどを取り除いていきます。
 収穫するときも光の当たり方によって
 見え方が違うので生産者の方も
 かなり苦労されて収穫しています」

アロニアの里・伊達市大滝。
糖度13度以上になったアロニアは収穫後、
町の選果場内にある冷蔵庫に集まります。

選果の順番が来たら
コンテナごとコンベアーに移し、
葉っぱなど不要なものを風で飛ばします。

そのあと決められたサイズよりも小さいものを
振るいながら落としていきます。

そうして残った実を人の目で
ひと粒ひと粒チェックしていくのです。

ふるいにかけられたアロニアが
レーンに流れてきます。

佐々木「意外とスピードが速いですね」

森崎「ドレドレドレ???」

あぐりっこ「あっこれ!」「リーダーこれ!」

森崎
えっえっ!(ついて行けずオーバーヒート)」

リーダーは早くもリタイア!
この続きはあぐりっこに
頑張ってもらいましょう。
未熟な実や傷がついたものを取り除こう~

森崎
「軸は見つけやすいんだけど…色になると
 注意をしていないと分からない!」

真剣に取り組むあぐりっこですが、
こういう作業それぞれの性格が出るよう…

物怖じしないリョウくんは
かなり積極的に実を見つけ捨てています。

しかし、やんちゃなタケシくん、
選果ではとても慎重派。

河野「ソラちゃんベテランの動きに見える!」

去年の生産量34トンのうち、
選果を通って出荷したのは
およそ8割の27トン。アロニアは
厳しい基準で選果されているのです。

さてもくもくと作業すること30分…

大人チーム「お疲れ様でした~」

森崎
「約30分やった顔を見せてください!」

森崎
表情ってものがなくなっている。
 リョウは年取った…」

作業してみた感想は?

ホノカ
「色の違いが分からなくてすごい難しかった

さてあぐりっこをサポートしてくださった
地元の方に聞いてみると…
「最初は(規格外のアロニアも)流れてきたけど
 だんだん良くなって少なくなっていったよ」

森崎「最初すごく忙しそうでしたよね」

さあ選果したアロニアをみてみましょう。

佐々木「選別したら本当にツヤッツヤ!

森崎「確かにブラックパールだね。キレイ」

 

さてここで一番肝心なこと…
森崎
「実はあぐりっこは今のところ
 まだアロニアを好きになれていないんです

大沼さん
「アロニアはジュースジャム
 それ以外にも色々な料理がありますよ!」

タケシ「ジュースなら飲めそう!」

森崎「飲めそう?美味しくなってたらいいね」

河野「あの“えぐみ”そのままだったりして!」

タケシ「(イヤ~~ンと引いてしまう)」

河野「どんだけ嫌いなの!」


2013年10月19日(土) |  加工すると絶品スイーツに変身♪

ということでお邪魔したのは
「花カフェ アイバレー」
こちらのお店では大滝産のアロニアを
使った様々なメニューが食べられるんです。

■花Cafe Aivalley(アイバレー)
住所:伊達市大滝区優徳町103
℡:0142-68-663
※11月中旬~4月末まで営業休止

目の前には美味しそうなスイーツが!

石川淳子さん
「アロニアと少し乳製品が入った
 グラニータという氷菓子のスイーツ。
 上に乗っているのがゼリーです」

河野「すごいキレイ!」

ではいただきま~す。

森崎「どうだ?甘いか苦いか渋いか?」

リョウ「甘くておいしい!」
ソラ「すごい美味しい」
ホノカ「ぜんぜん甘い!」

森崎
「渋みは感じませんけど
 後味にアロニア感じますね。
 爽やかな酸味!なんかときめいちゃうね…
 乙女な部分が出てくるね」

渋みを感じないのは石川さんお手製の
「酵素シロップ」を使っているから!
アロニアにハチミツなどを加えて作るシロップは
だいたい一週間ほど漬け込み完成します。

森崎「大変だねえ~」

石川さん「えっ?作るのにですか?」

森崎「だって手間かかるしょ?」

石川さん
「それだけ手間かけて(生産者さんが)
 収穫されていますからね

さらに石川さんがデザインした
「アロニーちゃん」の形をしたクッキーは、
道産の材料にこだわったオーガニックのもの。

タケシ「香ばしい匂いがする!」

リョウ「美味しい味しかしない!」

ソラ
「アロニアの香りとかが口の中に広がって
 アロニアの味もすごい美味しいです」

石川さん
「これか完熟した実を煮詰めて
 その果汁で作ってます」
 
河野「えぐみとか苦味とかないですね」

石川さん
「火にかけたり焼いたりすることで
 食べやすくなる」

じゃーん、もんすけです。
アロニアのスイーツ美味しそうだなあ。
アロニアについてもっと知りたい!

天使大学 看護栄養学部 荒川義人教授
「生で食べようとしても結構難しい。
 それで色々な加工品があるんです。
 加工してもアロニアの特徴である
 アントシアニンの成分は変化しにくい。
 いろんなタイプのもので取ってみては!」

へ~もっと積極的に食べたいね!

とここで信じられない食べ物が…
石川さん「アロニアのおにぎりです

河野「ええっ!これはダメでしょう」

生産者ならではのアロニアおにぎり。
今回は藤田さんの奥さん裕子さんお手製の
「アロニアおにぎり」を
特別にお店まで持ってきていただきました。

森崎「自信はいかがですか?」
裕子さん「あります!」

あぐりっこガブッ!
あれ?ニコニコ食べ続けます!

リョウ
「渋さとかなくて一気に食べれる味で
美味しい

ホノカ
「酸っぱさとかもごはんと合っていて
 すごく美味しい!」

藤田裕子さん
「炊くときにアロニアの実をつぶして
 入れてるんです!」
 
河野「へえ~」

石川さん
「コーヒーとか他の商品を食べて頂く時に
 サービスして(アロニアスイーツを)
 出しているんです。
 そうするとアロニアを注文していなくても
 食べて『アロニアって美味しかったね』って」

森崎「それって草の根活動ですよね」

石川さん
「食べてもらわないと分からないので。
 一度は食べてもらいたい!

森崎「それって素晴らしいと思う!」

日本一のアロニアの里・伊達市大滝。
町の特産品であるアロニアは
地元の人々が手間をかけ、
工夫をして守っているものでした。

佐々木「ちなみにのほうは?」

おもむろにメガネをはずす河野
「あれっ?めっちゃ見えますね…

 すっごい笑っている視聴者の方も
 いっぱい見えます…」

リーダーと佐々木アナ
失笑!

みなさんも大滝のアロニア。
一度召し上がってみてくださいね。

週刊あぐりニュースの時間です。
秋の味覚が大集合!
毎年たくさんの人で賑わう催しのご紹介です。

あさって21日(月)から
札幌三越本館10階の催事場で
2013ホクレン大収穫祭が開催されます。

今年もじゃがいもや玉ねぎ、
新米やりんごなどこの秋の実りが大集合。
もちろん豆の量り売りやチーズ・海産物のほか
全道各地の特産品も登場します。

注目はホテルオークラ札幌との
コラボレーション企画
「ホクレン 豆スイーツコンテスト」の
優秀作品を限定販売。 おいしそうですね。

そのほかサラダコーナーなど、
初出品の商品も盛りだくさん!

期間はあさって21日から27日までの一週間。
今年の秋の味覚を堪能してみてはいかがですか?
以上、週刊あぐりニュースでした。

≪2013 ホクレン大収穫祭≫

開催期間:10月21日(月)~27日(日)
     午前10時~午後7時 
     ※最終日は午後6時にて閉場

開催場所:札幌三越 本館10階 催事場
     (札幌市中央区南1西3)

問合先:札幌三越 TEl011-271-3311


2013年10月12日(土) |  ♯262 長沼町グリーンツーリズムの取り組み編

先月の9月10日。
札幌から車で1時間の長沼町に、
東京の『帝京高校』の修学旅行生、
およそ240人がやって来ました。

長沼町の生産者のところで、
2泊3日の農村体験を行う
『グリーン・ツーリズム』という
取り組みに参加する為なんです。

帝京高等学校(東京)
針谷忠昌先生
農家の皆様の苦労と丹精
 自分たちで実感して欲しい。
 北海道の修学旅行をきっかけに
 これからの食生活ややってきた事を
 見つけ直してもらって、
 ひいては進路を自分たちで考え出していく
 そういうきっかけになれば…と思ってます」

『グリーン・ツーリズム』とは、
都会に住む人達が
生産者の仕事を体験するほか、
現地の人々との交流やその土地の文化に
触れるなどして、農村が持つ魅力
存分に体感できる取り組みです。

今回は『グリーン・ツーリズム』を
積極的に行っているという長沼町を訪れ、
その魅力に迫ります!

佐々木
「今回は長沼町で積極的に行っている 
 グリーン・ツーリズムです。
 農家に都会の子供たちが泊まって
 農業のことを学んだりするものです」

森崎
「あれ?どこか…
 あぐり王国にちょっと似てませんか?」

佐々木
「そうですね。今回は高校生ですが
 こちらをご覧ください。この取り組みは
 北海道でいろんなところで
 グリーンツーリズムをやってるんです」

森崎「これだけ色んな場所で!」

佐々木
「今回は東京の高校生がうかがっています」

森崎
「東京の高校生?
 都心であればこういった光景
 テレビとか写真とかしか見たことが
 ないでしょうね。
 実際自分たちの目で見てどうなんだろうね」

佐々木
見て体験するのがだいご味ですから!
 では実際にグリーンツーリズムで
 どういった事をやっているのかを
 見に行きましょう!」

早速あぐり一行は生産者さんと所へ―

佐々木「みなさんもう作業されてますよ」

森崎
「こんにちは~みなさん高校生ですか」

男性「ハイ!私も高校生(笑)」

森崎「明らかに違うな!」

佐々木
「生産者の窪田さんですね」

窪田さん「ハイそうです!」

窪田さん「おい!みんな来い!」

畑かダッシュで駆け寄る男子生徒。

森崎
「t担任の先生みたな!焼けてるなあ~」

窪田秀治さんのところでは帝京高校の
男子生徒がファームステイを行っています。
班長の越川君、一澤君、西本君、榊原君。
体育会系の部活動仲間の4人です。

2013年10月12日(土) |  汗を流して労働するからわかること…

森崎「北海道に何泊するの?」

越川君「4泊5日です」

森崎「ずっと農業するの?」

越川君「2日間です」

森崎
「お前たち…結構大変だな」

佐々木
「今はどんな作業をしてたんですか?」

窪田さん
“こも”で包んだ長ネギを
 (等間隔に)置いてもらっています」

帝京高校では修学旅行の一環として
生徒が3日間にわたって農業を体験。

4人の男子生徒は長ネギの収穫のほか
選別した長ネギを束ねて
出荷用に箱詰めする作業も行っています。

ここで彼らの仕事ぶりを見学!

森崎
「はあ~軽トラに(ネギを)立ててる!」

藤尾
「すごい!慣れたもんですね」

森崎「どうだ?重いか?」

榊原君「重い!」

森崎
「そんな難しい作業ではないけど重いよ!」

佐々木
「なんか…たくましく見えますね!」

普段は体験することのできない農作業。
東京で生活する彼らにとっては、
かけがえの無い時間となったようです。

森崎
「みんなが収穫してトラックに乗せて
 こうやって作業したネギが
 どこかのお店に並ぶんだよ!」

西本君
「ぜひ食べてほしいですね!
 いろんな人に!

森崎
「学校行事でこうしたことを
 させてもらっているって
 素晴らしいと思うよ」

一澤くん
「一度はこういうことを体験してみないと
 普通に食べている食べ物のこととか
 考えられないと思う。
 苦手や野菜とか多いんですけど
 (苦労して)作ってもらっているから
 しっかり残さず食べたい!

森崎
「そうね!やっぱり体験しないと
 なかなか分かんない想いとかありますよね」

窪田さん
「高校生が卒業して
 『昔こういうことをやったな』
 思い出してくれたらいいかなと思って。
 そしてちょっとスーパーとかに行った時
 ネギを見てくれたりとかしてくれたら
 それでいいかなって、やっています!」

森崎
「一度こういうのを見たら
 野菜を見る目が変わりますよね」

窪田
「これでまた作業を続けると
 別な感情がでるかも…」

佐々木
「毎日この作業を続けたら…
 ネギ収穫して縛ってってね…」

窪田さん「ちょっと大変かもしれない」

森崎「毎日できるか?」

一澤君「…きびしいです…(笑)」




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