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[+10] >>

2013年10月12日(土) |  取れたてのカボチャを初めてみた!

続いて訪れた生産者さんは…

森崎
「ここにも高校生が修学旅行の一環で
 グリーンツーリズムとして農業体験してる」

佐々木「続いては…女子ですよ!」

森崎
「なんだ女子高生かあ~(笑顔)

藤尾「めっちゃ嬉しそうじゃないですか!」

森崎
「こんにちは~あれ?
 女子高生が6人もいますよ!」

藤尾
「違う!まだお母さんはわかりますけど…
 完全にオッサン!
 じゃなくてお父さんじゃないですか!」
 
2軒目に訪れた荒井一博さん・千明さんの
ところでは帝京高校の女子生徒が
ファームステイを行っています。
大石さん、山本さん、中西さん、杉浦さん。
元気いっぱいの4人です。

森崎「今何をやってるの?」

大石さん
「今はカボチャを磨いて重さを量って
 重さごとに仕分けをしています!」

森崎「これ全部やったの?」

大石さん「全部です!(笑)」

森崎「ほんと?」

荒井さん「本当ですよ!」

森崎
「このカボチャが(土がついて汚れている)
 こうなるの?磨いただけで?」

大石さん
そうそう!綺麗になるの!聞いて~

盛り上がる女子高生!
「キャキャキャ~」

藤尾
40過ぎたおじさんなので
 一応敬語使ってもらっていいですか?」

森崎
「俺は頑張れば…
 お前ぐらいの娘がいても
 おかしくない歳だぞ~~!」

女子高生「キャキャキャ~」

何でも楽しいお年頃!
現場は笑いでいっぱいです。

森崎
「みんなは初めて(出荷作業を)
 見たわけでしょ?どう思った?」

杉浦さん
「昨日初めて見た!」

森崎
「こんだけカボチャが集まってるの見て
 どう思った?」

大石さん「ビックリしたよね」
中西さん「怖いと思った!」
杉浦さん「でかい!

佐々木
まるまる1個のカボチャをみたのは?」

女子生徒「初めて!」

森崎
待って待って…
 カボチャ1個まんまを初めて見たってか…

佐々木
「今日でだいたい何個ぐらいやったの?」

荒井さん
「昨日今日で1000個です!」

女子生徒「うわっ」
みんなも改めてビックリ!

森崎「うわ~~」

ということで…
その作業の様子を見せてもらいました。

荒井千明さん
「ある程度の土を落とすんです。
 ヘタの周りは特に汚れが気になるので
 ここをよく磨きます」

機械にかける前に布をつかって
1つ1つ丁寧に汚れを落としていきます。

そのカボチャをたわしがついた機械に入れ
自動で全体的に磨きをかけます。

機械から出てきたら重さを量ります。

杉浦さん「25キロです!」

そのカボチャをある列に並べます。

荒井さん
「25キロの場所があるので(そこに置く)」


2013年10月12日(土) |  根掘り葉掘り…女子会スタート♪

カボチャの出荷作業を初めて体験している
女子高校生。

藤尾「辛くない?」

大石さん「腰が痛い…です…」

森崎「腰痛いよなあ」

荒井千明さん
「見た目は楽そうなんですけどね。
 実際やるとね…力入るから腰にくる!」

森崎
「こうやって1個1個さ手でツヤツヤ
 磨いているって思わないよね?」

大石さん
「東京だと4分の1の大きさしか
 見たことないから、
 これを磨いて食べるのと
 東京で食べるのは違うと思うし
 やっぱカボチャだけじゃなくて
 他の野菜も好き嫌いをしないで
 食べなければいけないと思った!
 昨日とか今日とかやって…
 それが感想かな」

藤尾「すごいやあ~」

荒井さん「あとわずかですよ~」

森崎「あと10個ないぞ~」

みんなで力を合わせて…

森崎「終わりました~終了~

藤尾「お疲れ~」

森崎「ハイタッチ~イエーイ!」

女子生徒「イエ~イ!」

とにかく明るく元気な女子高生たち。
辛い作業も笑顔で終えました…

大石さん
達成感があります。
 だってこんなにやったんですよ!
 …でも帰りたくない…正直…。
 もうちょっとやってもいいと思う!」

じゃ~ん もんすけです!
農作業を通じた貴重な体験ができる
グリーン・ツーリズム。
長沼町ではJAをはじめとした
地域全体の協力によって、
2005年に受け入れがスタート。

今では毎年およそ5000人が長沼町を訪れ、
様々な農業体験や生産者との交流を
深めています。

JAながぬま 大和田健さん
「食や農業の大切さをはじめ
 都会とは違った景観や環境など
 農村の持つ魅力や多面的な機能を伝えながら
 消費者の皆様と農業の生産現場を
 近づけたいという願いがあります。
 またながぬま農業の応援団になって欲しい
 という想いも込められているのが
 長沼町のグリーンツーリズムの
 取組となっております!」

グリーン・ツーリズムの取り組みが
もっともっと広まって、
沢山の人に農業や北海道の魅力を
知ってもらえたら良いよね~

カボチャの出荷作業を終えた
荒井さんのお宅では、
ご主人が納屋でバーベキューの準備。
一方の奥様と生徒達は、
台所でおにぎりを作るようです。

荒井千明さん
「水つけて…こうやって握る(実践して)」

杉浦さん「え~すごい!うまい」

中西さん「さすがママだ!」

大石さん「すごい慣れてるね」

荒井千明さん
「これは荒井家でとれた“ゆめぴりか”です」

ではみんなでおにぎりを握っていきましょう。
4人中3人が初めておにぎりを握るとのこと。
千明さんの指導を受けさっそくトライ!

千明さん
「出来ればこう三角に…あの…」

中西さん
「知ってるよ~なってるしょ~(笑)」

少々いびつではありますが
立派に三角おにぎりです!

中西さん「どう?」

千明さん「いい!いい!

佐々木「上手だよ~

実は農作業だけではなく
調理体験なども行って、
食への関心を高めているんです。
しかしそこは女子会♪ 
話すことと言えば…

生徒「いつも2人で農作業してるんだよね?」

千明さん「うん」

質問ケンカとかしないの?」

千明さん「ケンカ?まあ…時にはね…(笑) 」

佐々木「結婚して何年ですか?」

千明さん「28年です」

生徒「長い!」

生徒決め手って何?」

千明さん「決め??」

生徒
「だっていっぱい(他の男性が)
 いたんじゃないの?」

千明さん
「いっぱい、いたけど…」

生徒「やっぱかな?」

千明さん「う~ん…顔かも!

一同大爆笑!

しばらくの間キッチンは
女子会で大盛り上がりでした…


2013年10月12日(土) |  涙のお別れ みんなここで学んだこと…

カボチャのお手伝いをした納屋で
長沼町の名物「ジンギスカン」を頂きます。

荒井さん「どんな味?

生徒「美味しい!」

荒井さん「初めての味?」

佐々木「これ何の肉だかわかる?」

生徒「ヤギ!」「ウシ!」「ウマ!」

藤尾「きれいにになったね」

荒井さん「ヒツジ!ヒツジ!」

森崎
「ジンギスカン初めてで
 長沼のジンギスカンかあ~」

生徒「おいしい」

荒井さん
「何も味つけてないカボチャだけ」

山本さん「うん!甘い!

みんなが握ったおにぎりも登場。

生徒「美味しい!」

佐々木「品種なんだっけ?お米の」

生徒「ゆめぴりか!」

限られた時間の中で、
様々な体験を行った生徒達。
初めて訪れた長沼町の魅力と
生産者の温かさに触れた4人は、
この2泊3日で何を感じたのでしょうか。

森崎「みんなは今日は?」

生徒「もう一泊します!」

森崎「ここが最後か」

生徒「次は札幌と小樽…」

森崎「じゃあ農作業は主に今日で終わり?」

荒井さん「はい…もっと居てほしかったね…」

生徒「小樽行かないでここに残ろう!」

佐々木
「実際に家族みたいに密着してやる
 2日間の農業体験はどうでしたか?」

中西さん
正直あんまり楽しみにしてなかったけど
 思った以上に楽しいし…
 もうここに暮らしたいなみたいな!
 この家に(荒井さん宅)!
 いやこの場所もです!北海道も!」

杉浦さん
「(東京と比べて)
 人があたたかいなって…」

みんなも「あ~!」と納得の声が-

杉浦さん
「どっか行くと“こんにちは”って
 挨拶をみんなでしていて
 羨ましいなって思った」
 
森崎「すごいですね充実していて…」

荒井さん
「授業の食育として食の大切さとか
 どう感じてもらうかも勿論大事だけど
 本当に『来てよかった』楽しかった』
 『また来たい』と言ってくれるのが
 嬉しいかなあ」

森崎「彼女らが大人になって彼氏と来てねえ」

荒井さん
「結構聞くんですよ。
 (過去に体験した生徒が)
 子供生まれたから見せに来たって!」

森崎「へええ~うわ~」

藤尾
「ご夫婦同士で変わったなという変化は?」

千明さん
「なんか(夫は)常に楽しそうです。
 鼻の下伸ばして!」

生徒「キャハハハハ…」

藤尾「それは問題ありですよ!」

帝京高校のグリーンツーリズム最終日。
生産者と生徒達が最後の交流を深める
解散式が行われました。

窪田さんと荒井さんにお世話になった生徒達も
いよいよお別れの時を迎えます。

あんなにワイワイはしゃいでいた
元気印の女子高生たちも
泣き出してしまいました…

千明さん「いやだ~もう…」

最後はみんな抱き合って
別れを惜しみます。

農業を学ぶだけではなく、
人間としての豊かな心も養ってくれる
グリーン・ツーリズムの取り組み。

荒井さん「したっけね~!」

最後まで手を振って見送る農家の皆さん。

荒井千明さん「ああ~大騒ぎだった(笑)」

荒井さん「泣かされるね!」

来年もまた若者と生産者の絆を深める
かけがえのない出会い
待っていることでしょう!

週刊あぐりニュースの時間です。
 
JR札幌駅で空知のおいしい食べ物を
紹介するイベントが開かれています。

現在行われている「空知フェア」。
これは空知地方の生産者や
JA・食品業者がこだわりの農産物や加工品を
販売しているイベントです。

会場となったJR札幌駅西コンコース1階の
「北海道どさんこプラザ札幌店」には
空知でとれたお米や野菜、
自慢の農産物から作られた加工品が
1日から2日交代で並んでいます。
行くたびに違う物を発見できるイベントですよ。

この「空知フェア」は今月29日(火曜日)の
午前8時半から午後8時まで開かれています。

食欲の秋、空知のおいしいものを
見つけてみませんか?

以上、週刊あぐりニュースでした。

≪空知フェア≫
日時:10/2(水)~29(火) 8:30~20:00
場所:北海道どさんこプラザ札幌店
   (JA札幌駅西コンコース1階)
問い合わせ:
   北海道どさんこプラザ札幌店
   TEL011-213-5053


2013年10月05日(土) |  ♯261 米作りを学ぶ収穫適期判定・稲刈りを体験編

森崎
「いや~育ったね。実ったね

河野「素晴らしい景色ですね」

森崎
「美唄市と言いながら
 『美市(びまい・し)』と名付けたい!
 日本は美しいなあ

佐々木
「いつものあぐりっこを呼びましょう」

あぐりっこ~~

「は~~い」 

河野
「ここ走るのも何回目やろなあ」 

夏の田んぼでいろいろな生き物に
目を輝かせていた後藤海斗(カイト)君。
初めての田植えでハイテンションだった
杉上水涼(みすず)ちゃん。
何度転んでも田植えを頑張っていた
山口航生(コウキ)くん。
いつも美味しそうにご飯を食べていた
桑折侑寿(ユズ)ちゃんです!

佐々木
「前回、何やったか覚えているかな?」

ミスズ
「いつ稲刈りができるか計算した!」

佐々木
「今日は9月8日です。
 稲刈り予定日は何日だった?」

あぐりっこ「9日!」

佐々木「そうなんです9日です」

森崎「これは行けるんでないかい?」

無事に稲刈りできるのか…?

さっそく通い慣れた
あの場所へ行ってみましょう!

河野「絶景でございます…」

よ~く稲穂を観察してみると…

森崎
「前回、虫取りした時に
 上を向いていた稲穂も
 今は頭が重たいもんだから
 お辞儀をしている 
  ような感じですね」

今回もお世話になるのは
中村地区お米生産者の伊藤範明さんです。

森崎
「きましたね~この季節が!
 ここに向けて種もみの時からですよ…
 育てて育てて苗にして、
 田植えとか虫取り
 とかさせて頂きました」

佐々木
「出穂期(しゅつぼき=穂が出た日)から
 平均気温を足して
 合計温度が943℃を超えると
 収穫が出来る!ということでしたが…
 昨日までの積算温度を聞きました!
 その温度というのが…934.2℃です」

森崎「あら…」

あぐりっこ「達してない!」

森崎「達してないけど…」

佐々木
「今日の平均気温が8.8℃以上あれば…」

森崎
「今日943℃に達成?今何℃ある?」

カイト「20℃?」
(※この日はとっても暑かったんです)

河野「20℃台はいってるな!これは!」

森崎「ということは943℃に達成?」

伊藤さん
「そうですね!達成したと思います!」

森崎「ヤッタ~~」

河野「すごい!ちょうど今日この日!」

しかーし喜ぶのはまだ早かった!
計算で出たのはあくまでも予定日。
確信は持てません。
そして今年はある問題が…


2013年10月05日(土) |  収穫適期調査をしよう~

伊藤さん
「転向がちょっと思わしくなくて…
 8月中旬かたずっと雨ばかりで…」

通常は収穫の1か月前には
田んぼの水を抜き土を乾かします。
 
しかし今年は保温効果がある
水を抜くタイミングが難しかったこと、
そして8月の長雨の影響で、
田んぼが全く乾いていないのです。

森崎
「収穫適期日に達したというのに
 収穫しないとどうなるんですか?」

伊藤さん
「刈り遅れということで
 白い米が茶色っぽくなってしまう。
 収穫適期には刈りたいんですけど…
 最終的な判断をするところです」

佐々木
「実際に収穫できるのかどうか
 調べる方法ってあるんですか?」

伊藤さん
「圃場(ほじょう)の何点かのサンプルを採って
 それを乾かし実際に(もみ殻を)むいて
 米の色を見て判断しています。
 これは適期調査といって
 実際に粒をみているんです」
 
収穫予定日が近づくと
ほとんどのお米生産者が行う適期調査。
田んぼの状態がよくない今年は特に重要!
ということで収穫適期を調べよう!

適期調査に使うのは玄米。
まずは千歯こきを使って
稲穂から‘もみ’をとります。

伊藤さん「ぐっと力を入れて!」

千歯こきの間に稲穂を入れて引っ張ると
ザザザッともみが取れます。

コウキ「気持ち良い~♪」

ユズ
「ぷちぷちをギューって押してるみたいで
 ぷちぷちぷち…ってなってるみたいで
 気持ち良かった!

さて玄米を取るための脱穀が終わりました。

伊藤さん
「この後は乾燥させます。電子レンジで!

森崎「やっていいんですか?」

伊藤さん
「急ぎでサンプルを見たいときは
 電子レンジを使って水分を下げます。
 試しに1分ほど加熱して様子をみましょう」

収穫したてのもみには
水分がたっぷり含まれています。
もみを「玄米」「もみ殻」に分けるには、
もみに含まれている水分を
低くしなければいけません。

そこで熱を加え水分を飛ばすのです!

チーン(1分加熱終了)

触ってみると…「熱い!」

森崎
「ちょっと混ぜると湿気が飛んで
 いるような感じがするね」

もみが乾燥したので
「もみ殻」と「玄米」に分けていきます。
この作業を「もみすり」といいます。

さて玄米を見てみると

ミスズ「緑色の玄米が…少しある」

森崎
「伊藤さんぶっちゃけ
 この緑色の玄米ってどういう状況?」

伊藤さん
「実りきっていない未熟な米なんです!」
 
実は適期調査で重要になってくるのが
この緑色の玄米だったんです。

佐々木
「みんなの前に10グラムの玄米があります」
 
伊藤さん
「10グラム中9グラム!
 茶色の玄米があれば大丈夫!」

森崎「稲刈りが出来る!」

では緑色の玄米を取り除いていきます。
残った茶色の玄米が9グラム以上なら
本日稲刈り決行ですが
どうなるのでしょうか!

河野
「(測りを見て…)おお~余裕だ!

伊藤さん
「平均をとっても94~95%に
 いたってますので…」

森崎「ということは…」

伊藤さん
「刈り取り適期です!」

森崎「ヤッタ~稲刈りできるぞ~」

河野「長かったぜ~」

パチパチパチ!

あぐりっこもホッと一安心。
よ~し稲刈り頑張るぞ~

じゃ~ん、もんすけです!
北海道は全国でもトップクラスのお米の産地!

その北海道でどのぐらい
北海道米が食べられているか知ってますか?
1996年度は37%だったのが、
なんと2012年度には90%!

これは生産者の努力はもちろん、
積極的な販売活動の展開で
北海道米の美味しさへの評価や認知度が
アップしたから!ぼくももっと食べよう♪


2013年10月05日(土) |  いよいよ稲刈りスタート♪

佐々木
「稲刈りの前に新米“おぼろづき”で
 おにぎりをにぎろ~!」

お米生産者であり、
おにぎり屋さんの経験もある川田照子さんに
新米を使った美味しいおにぎりの握り方を
教えていただきます!

川田さん
「塩味の塩むすびを作ります!
 新米ですからお米の美味しさを
 十分に楽しんでいただきたいです」

さてここで炊き立てのお米オープン!

河野「うわ~光ってますねえ~」

佐々木
「さて今回はいつもの作り方と
 ちょっと違うんですよね」

川田さん
「先にご飯にお塩を全体にまぶして!
 そうすると全体に塩もまわって
 塩分控えめになります」

森崎「少なくて済むんだ」

さて美味しいお米の炊き方や
おにぎりの握り方はレシピコーナーを
ご覧になってくださいね!

みんなで好きな形のおにぎりを
握っていきます~
個性豊かなおにぎりが完成!
みんなで稲刈りの後にいただきますよ!

美唄市中村地区で今年の米作り企画が
スタートしたのは4月下旬。
この頃、田んぼには雪!
種をまくのはまだ先でした。

5月、しっかり成長した苗。
みんなで大笑いしながら、
なんとか田植えをしました。

8月、風にそよぐ青い稲穂。 
苗はたくましく成長し、

そして9月、時は満ちた!   

いざ収穫~~!

森崎
「みんな準備はいいか!
 じゃあレッツGO~

長雨の影響でぬかるんでいます。
田植えの時のように足を取られないよう
一歩一歩ゆっくり確実に
稲穂へと近づいていきます。

河野「カマ上げない!」

森崎「カマ気をつけるよ~」

大人からの指導と声援を受けて
なんとか黄金色の稲穂へ
歩みよるあぐりっこ。

無心で一束ずつ刈っていきます。

こうして刈った稲は地面に置かずに
後ろの人(河野君)に渡していきます。

こうしてしばらく作業すると
なんとなく要領がつかめてきたようです。

カマの持ち方さえ分からなかった
あぐりっこ達も
少しずつ慣れてきて笑顔が出てきましたよ。

ちょっと余裕が出てきたあぐりっこ。

後ろの河野君に渡す稲の量も
少しずつアップしてきました。

…ということは河野君の作業も大忙し!

すると案の定…


2013年10月05日(土) |  今年も…Mrコンバイン登場♪

バランスを崩して
ぬかるんでいる田んぼに
ドボーン!

あぐり一行「きゃー」「早いよ~」

河野「(ここからの眺め)めっちゃ良い!」

河野
「めっちゃ良い画だわ~
 イエエイ~~」

慣れないカマに気をつけつつも、
呑み込みが早いあぐりっこ。
刈り取るペースがどんどん速くなってきて…

森崎「なんだか忙しいな!ことし」

河野「ハア~ハア~」

刈り取った稲穂は
乾燥させるためにある程度まとめておきます。
こっちの作業も急ピッチ!

とここで気になるあの人が…

佐々木
「リーダー!あの~
 今年もあの人が見たい
 ですけど…」

森崎
会いたいかい?
カマ持ってこいよ!!」

河野
「今年も登場!Mr.コンバイン!」

森崎
「刈っちゃうよ!よいしょ~」

河野「何株いっしょにいってる?」

Mr.コンバインの稲刈りは
目にもとまらぬ早業!
6~7株をひとまとめにし
カマで一気に引き抜いて刈っていきます。

森崎
「よしょ~
 今年もいっぱい刈ったぞ~
みんなで泥んこになって
稲刈りが無事終了しました…

伊藤さん
「足場の悪い所を刈っていただいて
 本当申し訳ないです…」

森崎
「申し訳ないどころかですね
 本当はこの天候に一番やきもき
 されていたのは伊藤さんはじめ
 お米農家のみなさんだと思います。
 消費者に一番いい状態で
 お米を届けようと色んな調査・工夫、
 試行錯誤をしながら、
 一番いい状態を探っている…と」

撮影日の翌日から、
中村地区のおぼろづきの収穫がスタート。
コンバインで収穫されたお米は
「乾燥調整施設」に集めたあと、
しっかり精米され袋詰め。

今年も美味しいおぼづきが
食卓に届けられます。


2013年10月05日(土) |  この体験から得たこと…故郷はすごかった!
森崎
「これ!河野君の横にあるの…
 みんながさっきの時間で刈った
 全ての稲です。そりゃ~疲れたろ。
 けど自分たちでおにぎり握ったから
 食べようよ~」
なんと女性部の皆さんが
手作りみそを使って豚汁を
作ってくれました。ということで
この黄金コンビを頂きます!

「いただきま~す」

ユズ「(もぐもぐもぐ)」

森崎「疲れた体にどうですか?」

ミスズ「いい!」

森崎「いい!よねえ~」

コウキ
「自分で作ったっていうのもあるし…
 おいしいです!

カイトは、もう止まりません…

森崎「塩の量ちょうど良い!」

河野「味噌も麹もすごい美味しい」

ユズ「めちゃくちゃ…うまい!

この半年の間、米作りを学んで
あぐりっこが感じたこととは…

ユズ
「顔も知らない人たちと一緒に仲良くなって
 農業体験できるのがすごいと思うし…」

森崎
「自分の住んでる町はどんな所だった?」

ユズ
「おいしいお米もいっぱいあるし
 野菜もいっぱいあるし…
 なんかとってもいい町だと思う!」

森崎「いい町だなあ~」

森崎
「虫とりは大活躍だったなあ~
 カイトの虫の詳しさにはビックリした!」

カイト
「農家とかそういう人の
 大切に大切に作ったお米
 残すのはもったいないなあということが
 今わかった…体験の中で!」

佐々木
「地元に住んでいる子供が
 改めてこういうことを感じてくれて…」

伊藤さん
「本当にありがたい話ですね」

ミスズ
「一番印象に残っていることは田植えで
 どろんこにね…みんなでなったのが
 すっごく楽しかった!

佐々木
「この半年間はどんな期間でしたか?」

ミスズ
「やっぱりみんなで農業体験が
 出来ることはないから
 とっても大切な思い出にしたいなって思う!」

佐々木
「みんなで作物を追いかけて
 過ごした時間ってあっという間だもんね」

森崎
「1つの目標に向かって進むチームだった。
 良い4人のチームだった。素晴らしい!
 忘れないでくれよ

コウキ
「給食とか…ご飯とか何でも
 おかわりが出来るようになった!
 よく食べるようになった!」

森崎
「そうか!豚汁おかわりする?」

コウキ
「もらう(笑)」

最後に生産者の伊藤さんからメッセージ

伊藤さん
「今回こうやって子供たちに来てもらって
 農家の変わった作業まで
 お手伝いしてもらって
 いい経験をしてもらえたと思います。
 自分たちで良いと思って
 作ってるんですけど
 やっぱり食べてもらって
 『おいしい』って声が一番ありがたいです」

森崎
「本当に本当にありがとうございました!
 それでは満を持してですね…
 おかわりを頂きます」

「おかわり~」「おかわり~」

半年間みなさんありがとうございました!

最後にJAびばいさんからお知らせです。
「びばい産のおぼろづきは粘りが強く
 噛めば噛むほど甘みやうまみが増す
 美味しいお米です。ぜひ一度お試しください。
 JAびばいのホームページから送料無料で
 お取り寄せできます。
 みんな!米くお~ぜ~」

JAびばい www.ja-bibai.or.jp

週刊あぐりニュースの時間です。
北海道産牛肉のアイデアメニューが
味わえるイベントのご案内です。

「学生シェフ週末カフェレストラン」は
道産の牛肉をもっと食べてもらおうと、
今年初めて開かれます。

会場の北広島市くるるの杜の多目的ハウスには
札幌市内の調理師学校の学生たちが考えた
道産牛肉を使った料理が登場します。

ローストビーフサンド・プチスイーツ付きや
道産野菜たっぷり牛丼(ハーブ風味)
きゅっコロ野菜カレーの3品が
どれもワンコイン500円です。

このイベントは
今月12日と13日、19日と20日、
いずれも土日の午前11時から午後2時までの
期間限定で行われます。

秋の1日、調理師の卵たちが考えた
おいしい料理を味わいに行きませんか?
以上、週刊あぐりニュースでした。

≪学生シェフ週末カフェレストラン≫
日時:10月12(土)13(日)/19(土)20(日)
   午前11時~午後2時
会場:ホクレンくるるの杜(多目的ハウス)
問い合わせ:
ホクレン畜産販売部ビーフ課
TEL011-218-1755


2013年09月21日(土) |  ♯260 クリーン農業で消費者のニーズを掴め編

およそ107万トン!
これは一昨年のある野菜の国内収穫量。

さらに、こちらはその野菜の
一人当たりの年間購入量。ここ数十年間、
常にトップ5に入ってるのです。
つまり常備野菜の代名詞的な野菜! 

様々な料理に入っていて
人気者のはずなのですが…

ある食品メーカーが行った
子どもの好き嫌い野菜ランキングでは
「好きランキング」10位圏外…

さらに「食べてくれないランキング」
10位圏外…
つまり‘好きでも嫌いでも…ない’野菜?
 
しかし和洋中いろいろな料理に入っていて
無いとさみしい…その野菜とは!? 

タマネギ~~!

森崎「ちょっと見て!タマネギ~」

佐々木「圧巻です!」

森崎
「これなんだよな~
 これがオレの思う北海道の景色なんですよ。
 沖縄行ったら海をバックに写真撮ります。
 京都に行ったらお寺をバックに写真を撮る。
 北海道はこれを背景に
 写真を撮ってほしい!

JAきたみらいは生産量、全国一位!
やってきたのは訓子府町。

しかーし、タマネギの葉が枯れている
この畑どうなっているんでしょうか?
みんなでお勉強していきましょう。

ではいつものあぐりっこを
呼んでみましょう!

「あぐりっこ~~」 「はーい!」

かなり離れた所からダッシュ!

さて今回のあぐりっこは全員6年生。
いつも元気な山崎雅姫(マサキ)ちゃん
農作業が楽しみな高木颯汰(ソウタ)君
好奇心旺盛な滝吉琴乃(コトノ)ちゃん
地元北見市から初参加の小坂瞬(シュン)君
以上の4名です。

森崎「シュンはどこから来たの?」
シュン「北見です」

藤尾「今回が初めてだもんね」
シュン「はい」

藤尾
「どうしてあぐりっこになろうと思ったの?」

シュン「オクラホマに会いたかったから!」

森崎(少々かぶり気味に)
「そうなんだへえ~(と、そっぽ向く)」

藤尾「ちょっと~~」

森崎
「シュンはオクラホマに憧れて
 あぐり王国に出てきたって…
 本当にね気を使える良い子です!」

藤尾
「いやいや…そうなの?

ではタマネギをみてみましょう。


2013年09月21日(土) |  有機栽培のタマネギとは?
お話を伺うのは
タマネギを栽培して19年の福田裕治さん。
様々な方法でタマネギ栽培を行っています。

森崎
「JAきたみらいのタマネギの生産量って
 どのくらいなの?」

佐々木
「年間で23万トン生産しています」

マサキ「待って…(頭を抱える)」

藤尾「数字踊ってるぞ」

佐々木
「タマネギを1個1個並べると
地球2周分!」

藤尾「すごいね」

佐々木「ポカーンって感じですよね」

JAきたみらいエリアは
全国一のタマネギ産地!
年間約23万トンも生産していて、
これは道内生産量の約40%も
占めているんです。

ひろ~いタマネギ畑ですが
ちょっと見た目に違いがあるようです…

福田さん
「こちらにあるのは一般栽培のタマネギです」

福田さんをはじめJAきたみらいエリアの
数名のタマネギ生産者は、
様々な方法でタマネギを栽培しています。

1つが化学肥料や農薬を地域によって
定められた基準の半分で育てる
「特別栽培」という方法。

さらに一番手間がかかるのが…

福田さん「“有機栽培”です」

森崎「聞いたことあるかな?」

マサキ「なんとなく…」

佐々木
「有機栽培とは化学的に合成された
 肥料・農薬を避け
 堆肥などによる
 土づくりを行った畑
 作物を栽培する方法!」

佐々木
「さきほどの畑は安全基準にのっとって
 年に何回か(化学的な)農薬・肥料をまくが
 有機栽培のタマネギは化学的な農薬肥料は
 避けて育てられているんです」

森崎「みんな堆肥って何だ?」

マサキ「動物のフンとか?」

森崎「そうだね」

福田さん
なたねカス・米ぬか・魚粉・鶏糞などを
 混ぜたものを使っています」
 
化学的な農薬や肥料を避け、
堆肥で地力を高めた畑で作物を作る
「有機栽培」。
環境に配慮した方法として、
近年、注目されているんです。

福田さん
「葉っぱをみてもらったら分かるんですが
 (有機栽培は)“根切り”をしたので
 葉っぱがほとんどないですよね。
 これは農薬がかかってない証拠なんです!」

森崎
「“根切り”ってわかるかな?
 タマネギにはながーい根っこがあり
 上には長ネギのような葉っぱが生えてる。
 これを収穫前に根っこを切る!
 根っこを切らないと…」

福田さん
“割れたり”“皮がむけたり”する」

福田さん
「農薬をかけていると
 根切りをしても多少の葉っぱは残りますが
 有機栽培は農薬を一切かけていないので
 溶けてなくなっちゃうんです

森崎
「葉っぱが枯れてしまうのも
 大きな特徴なんですね」




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