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2020年04月18日(土) | ♯565 むかわ町・春レタス編
2020年04月18日(土) | 乳草のワケとは…?
2020年04月18日(土) | リーダーのレタスうんちくが炸裂!
2020年04月18日(土) | レタスはサラダだけじゃない!
2020年04月18日(土) | レタスが漬物にもなる!
2020年04月18日(土) | 絶品レタス料理をいただきましょう!
2020年04月11日(土) | ♯564 真狩村・雪下ニンジン編
2020年04月11日(土) | 今日の食材は…えーい!!
2020年04月11日(土) | まるでフルーツのようなニンジン♪
2020年04月11日(土) | 青ちゃんクッキング♪ニンジンピラフ!
2020年04月11日(土) | ニンジンみじん切り対決!

[+10] >>

2013年03月30日(土) |  みんなと取材したことは宝物だ!

続いては卒業生を代表して
浦田瑠々ちゃんと石田光君から
あぐりっこが手作りした
「あるもの」の贈呈です。

森崎「うわ~すごい!」

河野「え~いつ作ったの?」

ルル「さっきみんなで作りました!」

森崎「でかい手いるね?誰この手?

会場シーーーーン

森崎「いない人??」

河野「怖い!」

藤尾「メチャクチャ怖いよ」

河野
「手の数ひとつ多いみたいになってるの?」

番組のスローガン
「生きることは食べること!」
中央に書かれている旗。

式の前に手形を押し完成させました。
あぐりっことして
力を合わせて作り上げる作業も、これが最後。
あぐりっこからのプレゼントに
心が温まったところで
リーダーから最後のメッセージです。

森崎
「本当にみなさん、卒業なんですね。
 実は僕は今日が嫌でした。
 こうしてみなさんと会っていると
 色んな事がよみがえってきちゃって…
 
 みんなと北海道いろいろ行きました。
 たくさんの思い出があります。
 みんなと一緒に各地を巡って取材したこと
 全部が全部、宝物です。
 ここに来てない子供たちとも同じように
 宝物がいっぱいあります。
 広大な北海道の畑だったり
 ものすごく大きな牛のオッパイだったり、
 みんなで楽しく取材させて頂きました。
 あれもみんな北海道の宝です。
 
 みんなは僕らと一緒にその宝物を
 見てくれました。
 みんなが大人になって子供ができて
 その子供が小学生になるまで…
 ぼく達は北海道の農業を応援し続けます。
 だから今度はみんなが
 お父さんお母さんになって
 子供をあぐり王国北海道のロケに
 参加させてください。
 小学生で得たものを大切に
 美味しく楽しく愉快に頂いて下さい。
 卒業おめでとう!」 

さて最後にあぐりっこにプレゼントが!
なんとあぐり王国北海道のテーマ曲
【泣いて笑ってハラへって】を
歌っているバンド・月光グリーン
お祝いに駆けつけてくれました。

最後にみんなで歌いましょう!

泣いて笑ってハラへって/月光グリーン
作詞:森崎博之 作曲:テツヤ

♪バンザーイ!感謝しています! 
 ごちそうさま ありがとう~

♪不思議だね こんな小さな
 種を蒔いたら いのちが育つ
 太陽を 目指して背筋 
 ピンと伸ばして すくすく育つ
 あああ僕らはみんな空見上げて
 笑うため うまれて来た

 そうだ負けるな雨ニモ風ニモ!
 腹が減っては前には進めない!
 お手て洗って声を張り上げて(せーのお)
 いただきます!(いただきまーす)

♪今日も炊きたて御飯が旨いぞ 
 肉も野菜も何でも食べるぞ
 そしてモリモリファイトがみなぎる
 パワーが満タン!
 バンザイ!感謝しています!
 ごちそうさま ありがとう!

あぐり王国に参加してくれた
全ての6年生のみなさん。
ご卒業おめでとうございます!

でっかい北海道の懐に飛び込んで
たくさん学んだあぐりっこたち。

これから中学校に行っても
あぐり王国北海道で見せてくれた
チャレンジ精神や探究心、
底なしに楽しむユーモアを忘れずに…

これからも続く
「食べる事は生きることだ~!」

あぐり王国で学んだ事を
率先して中学校でも実践していってね!

今までありがとう!

あぐりっこが「番組に参加して学んだ事」を
テーマに作文を書いてくれました。
エンタメ情報で全文紹介しています。
ぜひご覧下さい!


2013年03月23日(土) |  ♯235 周年栽培される新篠津村の花卉を学ぶ編

様々な空間を華やかに彩ってくれる「花」。
その美しさは季節や場所を問わず、
多くの人々に安らぎを与えてくれます。
ですが皆さんは花の産地まで気にかけて
購入したことはありますか?

こちらは道内で流通される
花の月別取り扱い金額を示すグラフ。
冬場の花は、
ほとんどが道外産という現状ですが、
厳しい寒さの中でも、
道内での花生産は行われています! 

その冬場の道内生産を支え、
花の出荷量トップクラスを誇っているのが、
米どころで知られる新篠津村なんです。

ということで今回のあぐり王国は、
新篠津村で1年を通して出荷される
花の栽培に注目します!

森崎
「久しぶりですね新篠津村!
 以前、水田のお勉強をしましたね。
 田植えから稲刈りまで…
 お米のイメージが強いですよ」

佐々木
「米どころとして有名な町でもあります!
 が今日はお・は・な!

藤尾
「新篠津で花って言うのもビックリですけど
 この雪ですよ! 」

藤尾「この真冬ですか??」

森崎「まだ雪深いよね!」

佐々木
「こんな中でも花が育っているんです

さて一緒にお勉強していくあぐりっこ紹介!
今回は全員小学5年生。
スポーツ大好きソウタ君、
趣味は昆虫採集!トシヒト君、
野菜が大好き!イブキちゃん、
特技はピアノ!ヒナコちゃん以上の4名です。

佐々木
「まずみなさんコチラをご覧下さい」

森崎「読めるかな?」

トシヒト「かべん??」

ソウタ「はなびら?」

森崎「おまえ~詩人だなあ~!」

佐々木
「どう読むかと言いますと…
 花卉(かき)!
 観賞用として栽培される植物のことを 
 こういう言い方をします」

森崎
「我々がよく見ている花ですね!
 “牡蠣(かき)”とか“柿”だったら
 食べられたんだけどね!」

佐々木
「どんなお花を勉強していくかと言うと
 新篠津村の主力品種でもありまして…」

森崎
「ちょっと待った!みんな何だと思う?」

ヒナコ「冬だけど『ヒマワリ』!

イブキ「『すずらん』とか?」

佐々木
「正解は“アルストロメリア”という花!」

森崎「聞いたコトある?」

あぐりっこ「ない!!」

佐々木
「どんな花か想像つかないかもしれないけど
 冠婚葬祭など様々な用途で使われていて
 新篠津では1年を通じて
 作られているんです」

藤尾
「春だけじゃなくて
 寒い冬も1年通じてつくられている!」

佐々木
「では生産者さんに会いに行きましょう!」

森崎
「さあ~行くぞ~!
 (リーダー気合いれて…)
 アルストロメリア~(ポーズ決まった!)」

キョトンとするあぐりっこ…
 
藤尾「面倒くさいロケになりそうだ…」

森崎
「(冷静に)やらないと始まらないよ!


2013年03月23日(土) |  ハウスの中はすっかり春??

さて生産者さんのもとへ移動してきました。
その道中…

藤尾「スゴイですよ」
佐々木「すごいですね」
森崎「雪深いな新篠津」

道路脇の雪は2メートル以上!!
そんな中どうやってアルストロメリアが
栽培されているのでしょうか?

新篠津村の名産花アルストロメリアを
生産している吉田利幸さん。
一行はさっそく栽培されているハウスを
見せて頂きます!

森崎「大きいハウスだね」

藤尾「でっかい換気扇が付いているよ」

森崎「では扉を開けてください!」

あぐりっこハウスの扉をオープン!

するとモワッと温かい空気が
冷たい体を包み込んでいきます。

森崎「うわ~春だあ~ 」

佐々木「温かい!」

藤尾
「中からの風が温かい。
 春のにおいがしますね!」

吉田さん
「ここにある全部がアルストロメリア!
 全部で448本ありますよ」」

森崎「北海道みたいな寒い場所あってる?」

吉田さん
「暑いより寒い方がいいんですよ」

アルストロメリアは
南アメリカ原産の花で、
その品種の数は野生種を含めると
100品種以上あるとも言われています。

佐々木
「こちらは新篠津村で栽培されている
 主なアルストロメリアです」

森崎「これで一部??」

吉田さん「30種類ぐらいあります」

佐々木「その中の一部ですね」

森崎
「へえ~すごい!本当に花の町なんだね」

佐々木
「しかも1年を通して様々な色の
 アルストロメリアが栽培されているんです」

新篠津村のアルストロメリアは、
4月から7月の間が出荷の最盛期となり、
年間およそ150万本
生産されているんです。

森崎
「北海道は暑い時も寒い時もありますよね。
 どういう工夫で年中出荷が可能なんですか?」

吉田さん
「まず夏の暑い時は送風機をつけて
 風を循環させて、中の暑い空気を抜いて、
 冷えるようにしています

森崎「冬は?」
 
吉田さん
「ハウスの中は12度ぐらいに設定しています。
 温度を保つには暖房機を使用しています」

佐々木「巨大!(な暖房機)」

吉田さん
「けっこう燃料をたくので
 出荷数量と灯油代が
 あまり変わらない時もあります」

森崎「へえ~~」


2013年03月23日(土) |  ハウスも心ポカポカ…収穫体験♪

暑い夏も寒い冬も1年中
栽培しているアルストロメリア。
ここで藤尾くんが吉田さんに質問。

藤尾
「吉田さんは一人で栽培しているんですか?」

吉田さん「いいえ!奥さんと2人で!

実はハウスの影から
利幸さんを応援していた奥様。
その姿を藤尾君は見逃さなかった!

ということで奥様にもご登場頂きました!

森崎
「どうして花を作ろうと思ったんですか?」

奥様の麿弥さん
1年中夫婦で共に仕事ができるからかな!」

藤尾「いつも一緒にいたい発言!」

森崎「ラブラブですね!」

利幸さん「そうですよ~」

やはり花は人をハッピーにさせるね~!

では特別にアルストロメリアの切り取り作業を
あぐりっこが挑戦させてもらいます。
まずは花の切り取り方法を教えて頂きます。

森崎
「みんなハウスの奥に進むよ~
 お花の背丈が高い!

リーダーを軽く越えるほどの高さです。

吉田さん
「2輪ぐらい咲いたら出荷適期ですよ」

吉田さん
「製品として長さが80㎝いります。
 短くならないように切ります」

花は傾いたりしないように
ネットの間を真っ直ぐに伸びています。

そのネットに引っかからないように
カットした花を上から抜いていきます。

森崎「これは慎重にしないと…」

切り出したアルストロメリア。

イブキ「すごい!キレイ!」

収穫のコツは切り間違えないために
慎重に切ること!

さあ~あぐりっこ挑戦だ!

カットして身長より高いネットから
アルストロメリアを抜き出します。

慎重かつ丁寧に行われる花の切り取り作業。
早朝6時頃から気温が
高くなるまでの2時間ほどで、
1日およそ400本を切り取ります。
一つ一つ大切に収穫するのは、
どんな作物でも同じなんです!

続いては切り取った花の大きさや形を
選別する作業です。

ここからは奥様の麿弥さんに
教えてもらいましょう。

麿弥さん
「上から7枚ぐらい葉を残して
 下はそいでしまいます

ゴム手袋で一気に葉をそぎます。

奥行きが80センチになっているテーブルに
花をそろえてカットしていきます。

花の長さの選別基準は
2L・L…80センチ、M…70センチ、S…60センチ
となっています。

次は茎の太さを測る専用の道具を使って
選別します。

麿弥さん
「一番太いのは一番いいものなので
 2Lという商品になります」

藤尾
「お花で見分けるだけじゃないんですね!」

麿弥さん
“茎の太さ”真っ直ぐなのかで
 だいたい決まります!」

花ばかり見てましたが
こういう基準もあることがわかりました。


2013年03月23日(土) |  出荷まで生産者が責任を持つ!

ではリーダーが選別作業に挑戦です。
まずは葉っぱを削いでいきますが…

森崎
「うわおお~なんかね!
 ズボンとパンツが一緒に脱げたような
 すごい気持ちいい錯覚になる」

茎の太さを確認しました…

森崎「2L(ツーエル)です!」

藤尾「星3つっみたいな感じ!」

あぐりっこも挑戦します。
長さ・茎の太さからLと判断しようとすると…

吉田さん
「ちょっと曲がりがありますね…」

森崎「曲がりがある?」

藤尾「ちょっとですけどね…」

森崎「これで何ランク?」

吉田さん「LからMですね」

森崎「花の可憐さは変わらないのにね~」

厳しい選別作業を終えた花は、
品種ごとで10本の束にしてラッピング。
そして箱に詰めて出荷場へと運ばれるんです。

佐々木
「丁寧に作業しているのよく判ったよね」

森崎
「これからは野菜や果物と同じように
 この花を育ててくれた人がいる、
 大切に扱ってくれた人がいるという事が
 この作業を見て判るようになったね!」

じゃ~ん もんすけです!
1年を通して行われる新篠津村の花卉栽培。
昭和58年に7戸の農家で栽培がはじまり、
今では26戸でおよそ30品種の
アルストロメリアを生産。
さらには養護施設と連携した
独自の生産も行っているんです。

JA新しのつ 農産部農産園芸課
杉本淳次さん
「社会福祉法人『みのりの苑』さんでは
 アルストロメリアの生産・出荷も
 行っていますが、毎年各種苗メーカーより
 新品種の試験栽培の依頼がありまして
 そうした試験栽培を一括して行ってもらい
 生育状況や集荷本数の比較をもとに
 各生産者が新たな導入品種の選定を行う
 といった全国的にも珍しい取り組みを
 行っています」
 
そのほか新規就農者への花卉栽培講習会や
海外視察なども行ったり、
品質向上への取り組みを積極的に行っています。
生産者が丹誠込めて育てる
新篠津村のアルストロメリア。
お花屋さんで探してみよっと!

さてここからあぐり一行は
出荷場にやってきました。
すでにたくさんの車が来て
荷おろししてます。

森崎
「箱にアルストロメリアって書いてる!」

吉田さん
「全て生産者である自分達がやっているんです」

森崎
「自分達で持ち込んで自分達で梱包して
 自分達で出荷する?」

吉田さん
「トラックの積み込みもみんなでやります!
 最後の最後まで…
 そこまで責任があるということです

新篠津村では、日曜・火曜・木曜の週3回、
生産者自らが箱詰めや
トラックへの積み込みまでを行っています。
病害虫の問題や栽培方法など、
情報交換の場としても
重要な役割を果たしているんです。

そしてさらに新篠津村ならでは工夫が!

吉田さん
「箱を見てください!」

出荷する箱には花が立って固定されるように
半円状の溝がついてます。

森崎
「水のついた袋ごと花を箱に入れます」

箱に花を置き、
さらに輪ゴムで花を固定していきます。

森崎
「色んな仕掛けが出てきましたね」

お花をセットしたらあとは立たせます。
すると袋に入った水が
花瓶変わりになりました!

藤尾「計算されてる~」

吉田さん
「こうすることで鮮度が保たれるのと
 立てることで花の傷みが少ないんです!」

森崎
「こういうふうに工夫されて
 出荷されているんだね!どう思う?」

イブキ
「ひとつひとつの花に
 手間がいっぱいかかっているから
 花を買う時はちゃんと見て
 選びたいと思いました!」

2013年03月23日(土) |  アノ人、喜んでくれる?ブーケ作り体験
生産者直伝のフラワーアレンジメント体験!
アルストロメリアを使ったブーケ作りに
挑戦します。
教えてくださるのは窪田寧子さんです。
佐々木
「今日はたくさんのアルストロメリアを
 ご用意いただきました。
 ご覧下さい!
 これは全部新篠津村で作っている
 アルストロメリアです!」

藤尾「これ全部!?」

森崎「こんなに並んでたらどう?女子?」

ヒナコ「すごい!」もうニッコニコです。

森崎「ですね」

窪田さん
「色が映えるように作ることができます!」

まずはブーケ全体の色合いを考えながら、
好みの色のアルストロメリアを8本選びます。

森崎「どうだ、この作業?」

ヒナコ「めちゃ楽しい!」

森崎
「さあ8本選んだよ。ポイントは?」

トシヒト「薄い色を集めました!」

森崎「淡い色でまとめましたね」

色のバランスを考えて
思い思いのアルストロメリアを選んだら、
花びらより下の余分な葉を全て落とします。

窪田さん
「次に1本、芯になる花を選んでください。
 そして上から20センチぐらいの所を持って
 花を足していきます。
 添えるときにらせん状に組み立てていきます

森崎
「ぐるぐると回りながら足していく…」

色合いのアクセントにかすみ草なども加えて
その根元をしっかりゴムでまとめます。
最後にブーケを包むための
ラッピングをしたら完成です!

森崎「完成しました~~!」

佐々木
「あぐりっこもどれも個性があってね~」

森崎「キレイ。みんなキレイだよ!」

みんなのどんなテーマで作ったのかな?

ソウタ
赤っぽいのを集めて明るい色にしました」

森崎
「あげるとしたら誰にあげたいですか?」

ソウタ「やっぱりお母さんかな?

森崎「あげたいよね~~」

ヒナコ
「真ん中に赤を入れて
 そこからピンク薄ピンク黄色って
 いうように薄くしていきました」

佐々木「なんか情熱的な感じ!」

森崎
「確かに!この情熱を誰にプレゼント?」

ヒナコ「家族にあげて家に飾ってほしい!」

白一色の北海道の冬。
そこにあふれ出した、
色とりどりのアルストロメリア…
暮らしを彩るだけでなく
安らかで幸せな気持ちにさせてくれる
アルストロメリアに大満足の1日でした。

こんにちは週刊あぐりNEWSです。
今日は番組でよく訪れている「くるるの杜」から
春休みの体験プログラム満載のお知らせです。

いちごの収獲体験に
オリジナルソーセージ作り体験、
今しかできない雪の中から
野菜を掘り出す体験など、
わくわくするプログラムが目白押し!

北広島市にある「ホクレン食と農のふれあい
ファームくるるの杜」では
通常、土日祝日が中心の体験プログラムが
春休みは特別に3月28日と29日の平日も
行なわれます。

スケジュールや参加料金は、くるるの杜の
ホームページをチェックしてみてください。

待ちにまった「春」はすぐそこ。

ご家族で農業体験してみてはいかがでしょうか?
以上、週刊あぐりNEWSでした。 
《くるるの杜 体験プログラム 
 ~春休み拡大スペシャル~》

■3月28日(木)~29日(金)
 ビニールハウスでのイチゴ収穫体験
 オリジナルソーセージ作り体験
     
■3月30日(土)~31(日)
 雪中野菜の収穫体験  
 ジューシー肉まん作り体験
 いちご収穫体験

場所:北広島市大曲377-1
問い合わせ:011-377-8701
ホームページ
http://www.shokuiku-hokuren.jp/

※来週3月30日の放送は
 午後4時30分から
 スタートです!ご了承くださいませ…


2013年03月16日(土) |  ♯234 JA伊達市 震災から2年目の復興の姿編

今回あぐり一行が訪れているのは、
北の湘南とも言われる「伊達市」の物産館。
店内には町の特産品が所狭しと並んでいます。

なかでも今回取り上げるのは…イチゴ。
しかし、ただのイチゴではなく-

佐々木
「東日本大震災で津波の被害を受けた
 宮城県亘理町の皆さんが
 姉妹都市である伊達市に移り住んで
 この土地で作った“イチゴ”が並んでいます」

森崎
「ここに飾ってある皆さんの写真、
 懐かしいねえ~」
 
あぐり王国では去年、海を越えて
北海道の伊達市でイチゴ栽培を始めた
生産者を取材しました。
気候や栽培方法の違いに
戸惑いを隠せない皆さんでしたが
あれから一年、
新しい一歩を踏み出したというのです。

そこで…

河野
「これから皆さんに会いに行くんですね!」

佐々木「1年ぶりです」

森崎「再会ですね。嬉しいですね!」

北海道に移住し伊達市でイチゴ栽培に
奮闘する生産者さんたち。

「伊達市をイチゴの産地に!」

今回は生産者さんが踏み出した
一歩を紹介します。

ロケ地
■道の駅だて歴史の杜 伊達市観光物産館
住所:伊達市松ヶ枝町34-1

今回のあぐりっこは、
宮城県亘理町編の放送回にも
参加してくれたタクヤ君。

一年前の伊達市のイチゴの回に
参加してくれたレン君。

そして宮城県亘理町の回と
1年前の伊達の回の両方に参加してくれた 
ワカナちゃんの3名です。

1年前に訪れたイチゴハウスの前で
待ち合わせ…すると遠くに皆さんの姿が!

佐々木「お久しぶりで~す」

森崎「お久しぶり!1年ぶりです~

走るあぐり一行。

森崎「お久しぶりです~」

生産者さん「こんにちは~」

温かく迎えてくれた皆さんに、
ちょっとした変化が…

森崎
「お久しぶりなんて挨拶しましたが
 初めてお会いする方も 
 いらっしゃいますね…」

 

佐藤長市さん
「人恋しくなったんだか…あの…
 追っかけてきました!

そうです!佐藤さんの奥様の恵里子さんが
去年4月から伊達市に移住
されてきたのです。

森崎「北海道の印象は?」

恵里子さん「雪が毎日降るんで…(驚)」
 
森崎
「今年は雪がスゴイですねって
 去年も言いました(笑)」

そして鈴木秋衛(あきえ)さんの奥さん、
和子さんは去年6月に伊達市に移住。
離れ離れだった期間は約1年でした。

和子さん
「何より2人でいるのが一番楽しいです!」

森崎「あら~~ヒューヒュー♪

秋衛さん「オレは憂鬱だ!」

森崎「またあ~」

照れ屋の秋衛さん特有のごまかし術。
でもとっても良い顔してますよっ♪


2013年03月16日(土) |  営農スタート!伊達にイチゴを根付かせる…

宮城県亘理町のイチゴ生産者が
伊達市に移住する決意をしたのは、
2011年3月11日
「東日本大震災」がきっかけでした。
冬場、北海道で消費されるイチゴの
およそ60%を担ってきた亘理町を
大きな津波が襲ったのです。

そしてイチゴ生産者のほとんどが
生活の糧を失いました。

そこで復興の兆しがまだ見えなかった
その年の5月。
亘理町と姉妹都市だった伊達市
亘理町のイチゴ生産者に
伊達市への移住を提案-

将来的には「伊達市をイチゴ産地にする」
という構想を掲げ、亘理町で培った
栽培技術を普及してもらいたい…
そしてなによりイチゴ生産者としての
生活を送ってもらいたい…
ということからでした。

森崎
「実は先日、亘理町に行ってきました。
 まさに津波を被った場所にもお邪魔しまして
 かなり塩の被害があったという事でしたが
 少しずつですが復興してきて
 イチゴが育っている…
 そのイチゴが北海道のスーパーにも
 並びだしているという事を取材しました」

ワカナちゃん
「(海の)塩がいっぱいあって
 除塩するにも時間がかかるし
 大変だなって事がすごくわかった

佐々木
「改めて現場にいくと、この先もっと
 時間のかかるものなのかなって感じましたが
 その中で砂地を利用したイチゴ栽培を
 やっていこう!という生産者さんもいらして
 勇気をもらいましたね」

森崎
「あの砂地で農産物が育っているのを
 僕も農業番組5年近くやっているんですけど
 初めて見て印象的でした!

秋衛さん「勉強不足!」

森崎
「勉強不足??秋衛さん!
 一言も二言も余計だよ~

みんなでお腹を抱えて大笑い!

佐々木
「さてみなさんは新しいことを
 スタートしていると聞いたのですが…」

佐藤さん
「今月いっぱいで私達はここを独立して
 自分達のハウス“すずあかね”という
 夏採りのイチゴ栽培を再開します」

佐藤さんたちは伊達市に移住してから
試験栽培用のハウスで、
伊達市の気候に合う品種を見つけるための
テスト栽培を行うなど、
本格生産に向けての準備を
みんなで行っていました。

そして今年の4月からは
生産者ごとのハウス
でイチゴを栽培し、
自分たちが育てたイチゴで
生計を立てていくことになるのです。

佐々木「この1年間どうでしたか?」

小野彰吾さん
「あまりにも忙しすぎて
 記憶が飛んでいるんです!夏場の!

佐々木
「そんなに忙しかったんですか?」

雪が降り積もる中でのハウスの設立作業、
イチゴの収穫サイクルの違いや
病気などのトラブル…
亘理町とは全く違う環境で
数々の試練が襲いかかる中、
それでも伊達市に残り
生産者としての道を歩む事にしたのには
理由(ワケ)がありました…
小野さん
「メーカーからのサポートや
 選果場や出荷場のサポートがあって
 今まで教えてもらったし
 やはり伊達市にイチゴを
 根付かせていこう
 という気持ちです!」 

鈴木博之さん
「触ったことのない品種を育てて
 自分の営農にむけてのシュミレーションが
 しっかりできたので
 ありがたい環境だと思います」

奥様の志野さん
「復興が終わったから“帰ろう”というのは
 簡単だと思うんですが、
 その気持ちだけだと
 亘理町で『行っておいで』って
 言って下さった方にも、
 それから伊達市で迎え入れて下さった
 皆様にも本当に申し訳ないんじゃないか
 と思うんです。
 頑張ってきた時間があるので
 その成果を出せるように
 まずはここでしっかり頑張ると考えてます」

秋衛さん
「プレッシャーなんて全然感じてないよ!
 必ずいい物ができる自信があるから!

森崎「でかいっすね!」
河野「力強い!」


2013年03月16日(土) |  営農ハウスでお手伝い♪ベット作り挑戦

続いてお邪魔したのは今年の4月から
皆さんがそれぞれ経営をしていく営農ハウス。
各世帯それぞれ3棟から8棟のハウスを
管理することになります。

森崎「新しいハウスですよね」

丸子裕人さん「出来立てホカホカです」

森崎「まるで新居のよう!」

これがこイチゴを栽培する高設栽培の
土が入ってない状態です。

丸子さん
「このパイプ(赤)が培地暖房の管です。
 水を温めてそれを通します。
 そして培地を温めたら戻ってきます(青)
 
森崎
「ここに全部土をいれるんだよ~」

ピートモスを高設栽培のベッドに
入れるのですが、
重要なポイントがあるのです。

丸子さん
「モコモコしているので手でならします。
 押したら分かるですけど、
 土って均一じゃないんですよね。
 なので端っことか土を補充してならす!」

丸子さん
「去年あまり補充とかしなかったんです。
 そうすると生育にムラが出たり
 水の流れが良くなかったので、 
 それをふまえた上で自分のハウスで
 やってみようと思います」

ではここで-
チームに分かれてお手伝い~~!

イチゴの苗がすくすく育つベッドを作ろう。
スピードではなく、
いかにいいベッドを作れたかが勝負!
判定は丸子さんご夫婦にお願いしま~す。

リーダーチームと河野チームに分かれて
まずは重たいピートモスをベットに入れます。
たったコレだけでも大仕事…どうなるかな?

じゃ~ん もんすけです!
丸子さんたちイチゴ生産者は、
今年の2月26日に「いちご部会」を発足。
4月からは「いちご部会」のイチゴとして
共同販売していくんだって!
さらに…

JA伊達市 佐々木康行さん
「“野菜集出荷貯蔵施設”の中に
 新たにイチゴの棟を建てまして
 重量選果機”や“冷蔵庫”を整備して
 そこで共同選果をやろうと思ってます。
 選果は労力がかかるので農協が引き受けて
 生産に集中してもらうことです!」
 
皆さんが販売するいちごは
伊達いちごってネーミング!早く食べたいな~

あぐりっこは作業を続行中。
いよいよ終盤にさしかかりました!

丸子さん
「もともと(ピートモスは)フワフワなので
 もっと圧縮してもらわないと…」

森崎「なるほどね…」

あぐりっこ、真剣にベットを作ります。

さて作業終了~~!
各チームのベットをみてみましょう。

まずコチラがワカナ・タクヤのベットです。
出来栄えは?

タクヤ「大丈夫だと思います」

佐々木「リーダーのアドバイスはどう?」

ワカナ
「人生のアドバイスをされて
 イチゴのアドバイスが無かった!

そうなんです!振り返ってみると-

森崎
「1つの事に絞るにはまだ若い!」
「見たもの触れたもの全てチャレンジ!」

あれれ~大丈夫かなあ?

こちらは河野チーム。レン君が作りました。

レン「台形にするのがいいって…あっ! 」

河野
言ったらアカン!
 それコッソリ教えてもらったん…
 間違いなく、勝ちました!」

では丸子さんにジャッジしてもらいましょう。
土の入れ方が良いのは~?


2013年03月16日(土) |  イチゴを食べ比べ♪

丸子さん
「こちらで!(リーダーチーム)」

リーダーチーム「やった~~!」

丸子さん
「(リーダーチーム)
 土量が足りないぐらいなんです。
 (河野チームは)
 もう少し土を押してほしかったかな!」

ということでリーダーチームの勝ち!
しかし両チームとも真剣に取り組んでくれた
ということで、
丸子さんが別なハウスに案内してくれました。

森崎「じゃ~~ん」

ハウスの扉を開くと…
真っ赤なイチゴがズラリ! 

あぐりっこ「うわ~~!」

丸子さん
「こちらのイチゴを食べてもらおうと思って」

ワカナ「すっごく嬉しい!」

丸子さん
「丸い果実の“さがほのか”、
 少し細長い“あきひめ”の2種類を
 食べ比べてみてください!」

完熟の“さがほのか”を収穫。
ハサミで丁寧に収穫しました。

レン「美味しい!」

ワカナ「おいしい!甘い」

森崎「甘い!ジュースタップリ」

お次は“あきひめ”を試食。

タクヤ「さっきよりジューシー!」

丸子さん
「道の駅で販売するときは
 みなんさんこれが美味しいって言って
 買っていく方が多いですね」

森崎
甘みと酸味が両立しているので
 次々食べちゃいたい!」

森崎
「では改めて…試験栽培期間が終わって
 4月から営農が始まります。想いは?」

丸子さん
「これから独立して自分で経営して
 いかなきゃいけないので
 “頑張るぞ”という強い気持ちではいますが
 不安材料も無くなった訳ではないので
 手放しに喜べないんですけど、
 その不安材料は亘理から一緒に来た方や
 伊達の農家さんの栽培技術を聞きながら
 一緒にやっていければと思います

奥様
「新しいことをいっぱい吸収して
 毎日楽しく頑張っていきたいと思います
 
今年の4月以降、いちご部会の皆さんは
自らの経営と新規就農者や
試験栽培ハウスのアドバイザーとして
生活をしていくことに…
伊達市で実ったイチゴは、
市内の物産館で販売されている他、
道内の菓子店でも使われています。

そして市内のお店でも
あるものに変身しているんです!

とココで美味しい物には目がない河野くんだけ、
あま~い香りのする場所…

河野「美味しい臭いする…ハハハハ」

河野くんが匂いを嗅ぎつけてやってきたのは、
伊達市内にあるパン屋さん。

河野
「おいしそうなパンいっぱいありますよ」

河野
「スゴイ!見渡す限りイチゴになってる!」

パンの店コスモス 篠原雅之さん
「商工会議所から試験栽培のイチゴを使った
 商品開発をしてみないかと話をいただいて
 2月から伊達市民のみなさんに提供してます」

さてこのパン、どうなるのかな?

■パンの店 コスモス
住所:伊達市松ヶ枝町59-4




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