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[+10] >>

2012年12月15日(土) |  こだわり抜いた野菜クッキー

森崎「コレは何だ?」

あぐりっこ「クッキー!!」

そう、水上農園では野菜を使った
手作りクッキーを製造し販売しているんです。
そのこだわりを由美子さんに聞いてみよう。

由美子さん「卵も自家製です」
 
河野「もともとニワトリは飼っていた?」

由美子さん
「イヤ、飼っていないです。
 クッキーを作るためにニワトリを飼ったんです

安心で安全なものを食べてもらいたい!
という気持ちは材料選びに表れています。

卵の他にもクッキーをきっかけに
ビーツの栽培にもチャレンジ。
できるかぎり自家製にこだわりっているんです。

森崎「100%メイドイン水上ですね」

由美子さん
「100%でもないんです。
 うちはお米農家ではないので
 “ゆきひかり”という低アレルギー米を
 作っている方が栗山にいて、
 お米はそこから分けてもらっています」

「なんでクッキーにお米が必要なんですか?」

由美子さん
「小麦が食べられない子にも
 低アレルギー米といわれている
 この“ゆきひかり”を使ってみたら
 どうかな~と思って…」

森崎
小麦アレルギーの子どものために!
 じゃあお米は米粉になるんですね。
 米粉にしてお米のクッキーを出しているんだ。
 思いやりクッキーですね」

一同「チョ~かわいい!」

では水上さん自慢の野菜クッキーを食べて
アイディアの参考にしよう!
レッツ、クッキーパーティー♪

まずはビーツの赤い色が鮮やかな
こちらのクッキーから!

森崎「素朴なおいしさ!」
ユウト「美味しい!」

由美子さん
「後に口に少し残るのは
 お米のひき方によるものです。
 細かくしてしまうと実が詰まるので…」

森崎
「サラサラっと無くなりながらも
 歯ごたえが出るようにしているんですね」

由美子さん
「そういう製粉の仕方で…自家製粉なんで!」

お皿に並んだ色々なクッキー。
このクッキーは何の野菜から出来ているのか?
当ててみると…

ナナカ「これ…玉ネギのにおいする!」
森崎「あっ玉ネギだ!甘い!」

森崎
「いろんな野菜をクッキーにしますよね。
 何でもかんでも同じ作り方じゃないですよね?」

由美子さん
「玉ネギは2年ぐらいかかって
 やっと作ったんです。
 どうやって玉ネギを入れようかって
 すごく考えて…」

素材によって食感や風味が
全く違うのもが出来る
という事を学んだあぐりっこ。
忘れないようにしっかりメモをとりながら
お話を伺います。

河野
「水上さんは長ねぎ農家さんですよね。
 だけど長ねぎのクッキーが無いですいよね?」

由美子さん
「焦げ目が多くなったりですとかあって
 どうしたもんかね?って考え中です」

森崎「何年考えてるんですか?」

由美子さん「2~3年考えています!」

一同「うわ~」
美味しさの裏にある
大変さもわかってきました。


2012年12月15日(土) |  ゴボウクッキー作りを体験!

ヒイナ「他に工夫しているところはありますか」

由美子さん
「そうですね…
 素材の味を変えないこと!
 いつも同じ味にすること!
 一番難しいことだけど…」

ナツキ
「どうしてクッキーを作ろうと思ったんですか」

由美子さん
「農家と一緒に平行してやると
 農家の方がおろそかになるので、
 それで長持ちするのは何だろうと考えた時に
 クッキーが一番長持ちするんじゃないかと思い
 クッキーにしました!」
 

由美子さんがクッキーの製造販売を
始めたのは10年前。
栽培していた小麦を加工し、
付加価値をつけたものを販売出来ないか?
と思ったことがきっかけでした。
今では「くるるの杜の直売所」でも人気の商品!
毎日送られてくる売上をもとに、
JAそらち南経由で納品しています。
商品開発のヒントになるかも!
ゴボウクッキーを作ってみよう!
まずはゴボウの下ごしらえ。

由美子さん
「ちょっと大きめのみじん切りにしてください」

さてあぐりっこがお手伝い!

ごぼうの切り方も水上さんが
試行錯誤してたどり着いたもの。
風味や食感を生かせるサイズなんです。

男子チームは小麦を粉にする作業を体験!

水上さんは自家製の小麦を自分で製粉しています。
どんな風にするのかというと…

製粉機に小麦を入れてスイッチオン!

粗めに砕かれた小麦は一つ目の網に落ちます。
ここで粉になったものは下の容器に。
ならなかった方はもう一度ふるいにかけます。

森崎「2回ふるいにかけるんですね」

由美子さん「これをもう2回かけるんです」

森崎「まだやるんだ!」

製粉した小麦粉を触ってみると…
「うわ~~~!」

ユウト「ツブツブだったのがこうなるんだ…」
ナツキ「ずっと触っていたい!」

さあこれで準備完了です。


2012年12月15日(土) |  商品プロデュースに力強い味方が参加!

ではクッキーを作っていきましょう。
まずは卵を割りますが
あぐり一同、卵の色にビックリ!
「レモンイエロー!」

水上さん自家製の卵は
野菜の色を生かしたクッキーにするため
黄身の色が薄いんです。

それでは生地づくりスタート!
バターと砂糖を良く混ぜたものに、
卵を数回に分けて加えます。

ひたすら混ぜます…
しかも手早く混ぜます…

とココでナナカの力強い泡立て器使いに
命名されたのが「ナナカにこん棒!」

とにかく混ぜます!

次に小麦粉を加えて混ぜます。

出来た生地にゴボウを加え
さらによ~~く混ぜます。
その後、冷凍庫で2時間寝かせたらスライス。

最後にオーブンに入れて20分!

由美子さん
「焼きあがりました~~」

あぐり一同
「うわ~スゴイ!」
「ゴボウの匂いする!」「
良い匂い」

ではみんなで「いただきま~す」

「うわ~うまい!」
「おいしい!」

森崎
「言われなきゃわからない物じゃないよね。
 香りと食感・味。
 バッチリ“ゴボウ”だと判りますよね。
 野菜でクッキー作りだとしたら
 やっぱり…こうであってほしいなあ~」

素材の風味や特徴を上手く引き出している
水上農園のクッキーを食べて、
あぐり一行からあるお願いを…

森崎
「あのですね~お話した通り彼らは
 自分達で商品開発を!
 と思いながらもですね
 小学生だけでは難しいところもあります…
 色々とお手伝いいただけないでしょうか?

由美子さん「う~ん、どうしよう…」

あぐりっこ「お願いします!」

由美子さん
「どうしましょう。
お願いされますか!
 みんなで一生懸命
 一歩から考えながら作ってみようか?

河野「うわ~良かった!!」

パチパチパチパチ

さあ心強い大先輩と一緒に
小学生のあぐりっこが
商品開発に挑戦していきます。
さて一体どんな物ができるのか??

次回まで乞うご期待下さい!

こんにちは週刊あぐりニュースです。
じゃがいもの消費拡大を狙った
ユニークなホームページ
「じゃがい問題研究所」に
気になる研究レポートがアップされました!

その最新研究レポートは、
「日本のメタボはじゃがいもが救う?!」

肥満割合が上昇中の日本、
でもダイエットは難しい…
そこで「じゃがいも」が登場です。
カロリーは低く満腹感のあるじゃがいもは、
まさにダイエット向きの食材だそうです。
ホームページではダイエットレシピも公開中。
皆さんチェックしてみて下さい。

また道外では
「北海道じゃがいもフェア」が開催され、
最大8種類のじゃがいもをPRし
多くの注目を集めています。
これからも北海道産じゃがいもと
「じゃがい問題研究所」要チェックです!

HPアドレス
じゃがいも問題研究所  
http://www.jagaimondai.jp/


2012年12月08日(土) |  ♯221 世界初のメガソーラー酪農・浜中町 編

森崎
「いや見事だな~
 霧多布湿原~!!
 鮮やかな色合いだあ~」

今回のあぐり王国は晴れ渡る霧多布湿原から
スタート…と思いきや実は-

森崎
「真っ白~~!」

佐々木「冬ですからが降りました」

森崎「やっぱり寒いな~」

佐々木「今日は浜中町にやってきましたよ」

森崎
「釧路を越えてもうすぐ根室ですよ!」

佐々木
「さて今回は我々は農業分野では国内初!
 国内初のエコな酪農システムについて
 学んでいきたいと思います」

森崎「ひょよ~~」

藤尾「寒くてリアクションもおかしくなってる!」

やって来たのは道内屈指の
酪農地帯「浜中町」。
今回は“エコ”をテーマに、
国内初!の酪農システムや
環境を守る取り組みを学びます。

その前に実はあぐり王国では過去にも
浜中町を訪れたことがありました。

森崎
新規就農者への受け入れシステム
 充実した町でした」(2010年11月27日OA)

佐々木
「関西から来られて家族で酪農を
 やっている方にお会いしましたよね」

森崎
「そして今回は国内初のエコな取り組み?
 浜中町って色々取り組んでいるなあ~!」

では一緒にお勉強していくあぐりっこをご紹介。
小学6年生のユメちゃんとサヤカちゃん。
そして同じく小学6年生のリク君と
初参加の小学5年生コウタ君の4名です。

さてここでみんなに質問です。

佐々木「エコってみんな聞いたことある?」

あぐりっこ「あります!」

森崎
「じゃあ“エコ”ってなんだろう?」

リク
エネルギーを節約して、
 なるべく使わないようにすること!」

コウタ「リサイクル」

ユメ「地球に優しい活動」

サヤカ「資源を大切にすること」

佐々木
「“エコ”というのは
  英語のエコロジーという
 単語がもとになっています。
 みんなが言ってくれたことは
 もちろん含まれていますね!」

藤尾
「そういう考えにのっとった
 日本で初めての新しい酪農システム
 この浜中町にはあるってことですね」

佐々木
「まさにその通りで、
 太陽光で電気を作っている
 エコな酪農システム。
 しかも国内初がこの町にあるんです!
 どんな取り組みなんでしょうか?」
 
自然エネルギーの「太陽光」を利用した、
エコな酪農に取り組む浜中町。
さっそく一行は生産者のもとへ。


2012年12月08日(土) |  巨大な太陽光パネルから生み出されるパワーは?

お話を伺うのは佐々木隆雄さん。
太陽光を利用した酪農経営で、
およそ150頭の乳牛を飼育しています。

ではエコなシステムを探してみましょう。

森崎
「“太陽光”と聞いて何を探しているか
 想像がつくかな??」

あぐりっこ「…できない!」

と、ここでリクが何かを発見!

近づいてみると…

佐々木さん
「これが太陽光発電です」

森崎「でっかい!ほぼ家じゃん!」

奥行き3メートル、幅18メートルという
巨大なパネル。
太陽の光が48枚にも及ぶ
特殊なパネルに当たることで電流が流れ、
電気を起こす仕組みの発電装置。
一般的には「ソーラーパネル」と
言われるものですが、
国内初というのは
その大きさではないんです…

佐々木さん
「こういう太陽光パネルは最近
 それぞれ取り入れてると思います。
 ただ浜中町は全体で105戸の酪農家
 取り入れたんです。
 それで全部が牛乳生産の動力電源
 使われているんですね。
 全体でいくと約1メガワットの発電量!」

森崎「1メガワット??」

佐々木アナ「わからなくなっていますね…」

 

農業分野では国内初、
町内105戸の酪農家に設置された太陽光発電。
1戸当たりの瞬間最大発電量は
10キロワットアワー、全戸を合わせると
1メガワットアワーを超える
という膨大な自然エネルギーが
作られているんです。
その発電量を家電製品の消費電力と
比べてみると…

佐々木アナ
「一般家庭の消費電力で見てみましょう。
 1時間あたり使ったときの電気の量が
 これぐらいです!」

藤尾
「テレビ100台くらいを1時間くらい
 動かせる電力なんですね…」

藤尾
「ちなみに関西人なんで…
 どれくらいの電気代
 まかなえているのかな?」

森崎
いやらしい事をきくなあ~そんな…
 ちなみにいかほど?

佐々木さん
年間20万ぐらいですね」

佐々木アナ
「でもそれが105戸集まると…
 けっこな金額になるんじゃないですか?」

森崎
「105戸って言ったら…2000万ですよ。
 町全体で2000万ぐらいの
 電気料金の節約になったということですね」

藤尾「それはスゴイですね…」

リク「フェラーリ2台買える!」

藤尾「なんでフェラーリ?」
森崎「小学生ってそんな事いうのっ?」

それだけスゴイ節約ってことですね!


2012年12月08日(土) |  エコ発電が酪農業を支える動力に!

続いて、その電力が実際に
使われているという牛舎を拝見します。

森崎
「こちらはフリーストール牛舎ですね」

すると目の前にまるでUFOのような
不思議な物体が…

佐々木さん
「これは牛のエサを押す機械ですよ」

佐々木アナ
「牛さんがエサを食べやすいように
 この機械が寄せてくれるんですね」

実際に動かしてみると…
通路に広がったエサを牛さんに側に
寄せていっています。

佐々木さん
「人が押さなくても自動でやってくれますから
 これは本当に楽ですね!」

藤尾
「電力も太陽光発電から得た電力なんですね」

佐々木アナ
「こういう所に使われているんですね」

このほか牛舎内に設置された扇風機や
搾乳をする機械など、
様々な動力に太陽光の電力が使用されています。

藤尾
「使っているエネルギーも
 自然のエネルギーですから本当にエコですね」

佐々木さん
「地域のみんながそういう意識を持って
 去年からやっているということなんです」

じゃ~ん もんすけです!
自然エネルギーの太陽光を利用した
エコな酪農システム。この取り組みは
浜中町の豊かな自然環境を守りたい」という
地元の人達の思いから始まったんだよ!

JA浜中町 宮崎義幸さん
「開拓時代から牧草地にしていった環境から
 やっぱり農業生産をしていくには
 自然というものがすごく大事で、
 昔の自然環境にできるだけ
 近づけていきたいという思いがありました」

宮崎さん
「その中で環境対策として
 動物が行き来できるような
 『緑の回廊』という取り組みや、
 魚が川に戻って遡上できるような
 『魚道』の設置を行ったり
 酪農家さんも一緒になって取り組んできている!
 また先に一歩進んだ取り組みとした
 エコな生乳生産を実現したいという思いから
 この太陽光パネルを設置して
 クリーンなエネルギーで生産が
 できているんでないかと思っています」
 
環境保全への意識が高い町・浜中町。
太陽光を利用した酪農は、
そんな人々が住む町だからこそ生まれた
取り組みなんだね~

森崎
「エコを取り入れてますよね。
 どういうふうに酪農を取り巻く町づくり…
 変わっていけばいいですか?」

佐々木さん
「やっぱり環境に優しい酪農というのは
 一番大事だと思いますね。
 特にフン尿の問題というのは
 河川を汚したり海も汚したりしますから…
 フン尿を溜める施設もあるんですよ。
 だいたい皆さん作っています。
 有名な霧多布湿原の保全!
 そういう取り組みはずっとやっていかなければ
 ならないと思っています!」

太陽光を利用したエコな酪農システムを
学んだ一行が続いてやって来たのは
「霧多布湿原センター」。
浜中町そして北海道を代表する大自然の一つ
「霧多布湿原」を体感できる施設です。
まずはガイドさん阪野真人さん
(霧多布湿原ナショナルトラスト)と
展望台からの眺めを満喫!

阪野さん
「さあコチラが湿原ですよ」

森崎「うわ~広~~い!」

阪野さん
「さてここで問題です!霧多布湿原は
 札幌ドーム何個分でしょうか??」

リク「50個分!」

阪野さん「ちいさいね~まだまだ~」

リク「100個分!」

阪野さん「小さいよ~~!!」

あぐり一同「ええ~~!」

藤尾「どこからどこまでが霧多布湿原??」

阪野さん「見える範囲です!」

阪野さん
「正解はだいたい600個分です!」

あぐり一同「へえ~~」


2012年12月08日(土) |  霧多布湿原ネイチャーツアーだ!
水分を多く含んだ湿地帯が広がる
雄大な霧多布湿原。
希少な鳥や野生動物のすみかとしても
守られている大切な自然環境です。
阪野さん
「ここの環境は厳しくって
 なかなか人が入って来られなかったから
 残ったというのもあります。
 また湿原ってものすごい水分の多い所が多くて
 その湿原にしか咲かない花があったり
 貴重な花が多かったり…
 自然て大事だよねって思う人が沢山いますよ」

霧多布湿原のお話を聞いたところで、
一行は湿原の木道を散策する
ネイチャーツアーへ!

佐々木アナ
「湿原の中に入ってるってすごくないですか?
 大自然という感じでね!」

阪野さん
「でね!ここの木道の名前って覚えてる?」

リク
「『ヤチボウズ木道』

阪野さん
「正解!そのヤチボウズっていうのが
 コレです!」

目の前にあるモコッとした草の塊
“ヤチボウズ”とのこと…

阪野さん
「湿原のことを北海道の方言で
 『ヤチ』って呼ぶんです。
 そのヤチに生えている、
 このボウズみたいなものがあるから
 『ヤチボウズ』ってなったんです」

湿原にだけ生息する珍しい植物
「ヤチボウズ」を見学し、
一行は木道をさらに奥へ。

すると雪原に現われたのは…

カエル…!!

阪野さん
「この辺に一番多い種類の
 『エゾアカガエル』と言います」

近づいて…
リク「こんにちわ!」

阪野さん
「雪の上のカエルは初めて見ました!」

森崎「すごいよ~」

そして先頭を歩いていたリーダーに異変が-

森崎
「うわっうわっおお~っ~
 デッカイのいた!デッカイの!」

動揺するリーダー!

阪野さん
「えっ?どんなんですか??」

森崎
大きくて~
 黒くて~
 なんか…
 素早かったです!うえ~ん
 (驚きのあまり泣き出すリーダー)」

藤尾「泣かないで!」
そして阪野さんも「泣かないで!」

残念ながらリーダーが遭遇した
野生動物は確認できませんでしたが、
霧多布湿原の大自然を肌で感じる
貴重な体験となりました。

2012年12月08日(土) |  エコとは未来への道を作ること…

阪野さん
「上からみると広大な景色が楽しめるし
 下に下りてくると身近に感じることが
 たくさんありますよね。
 だから僕らは木道を作って最終的には
 好きになってもらって、
 “守りたいな”という気持ちが
 育まれればいいなと思って木道を作っています」

森崎
「何か僕らにも出来ることってありますか?」

阪野さん
「この木道は旅行に来た人はもちろん、
 浜中町内の子ども達が
 環境を勉強するためにも歩いたりします。
 今歩いているこの木道も
 誰かが作ってくれた木道です。
 みんなにもちょっと木道を作ってもらって
 次の人のために作業をしてもらいたい
 と思います」

一行が続いてやって来たのは、
霧多布湿原の中にある散策路
「ジャブジャブコース」。
ここに木の板を設置して簡単な木道を作ります。

阪野さん
「まずここに1枚板をおいてみましょう!」

ジャブジャブコースに足を取られながらも
なんとか板を設置しました。

お次は杭打ちです。

リーダーが湿地に杭を打ちます。
するとドンドン地面に吸い込まれていきます。

藤尾
「湿地帯だからメチャメチャ中まで
 入っていきますね。
 奥の方までゆるい地層なんですね」

そして木道が流されてしまわないように
しっかりと杭に結びつけたらできあがり!
さらに、このコース一番の
ジャブジャブゾーンにも設置します。

がココでトラブル発生!

藤尾くんと佐々木アナが
見事にジャブジャブコースに 
はまりました!

藤尾「やっても~た!」
佐々木「キャーちょっと~~」

動けば動くほど“ぬかるみ”にはまる
2人でしたが、
なんとかジャブジャブから脱出!

このあとも霧多布湿原を存分に体感しながら
全員で力を合わせて
「ジャブジャブコース」の木道が完成!

森崎
「みんなで作った木道が
 完成しました~

あぐり一同「ヤッタ~!」

森崎「正直大変でした」

阪野さん
「こうすると達成感もあって
 『自分の木道だぞ』という思い出も残って
 すごくいい経験ができたと思います!」

豊かな自然環境を大切にしている浜中町では、
自然エネルギーを使ったエコな生乳生産のほかに、
新たな取り組みも行っています!

平成21年にJA浜中町と地元企業が中心となって
国内のJAで初めての農協出資型酪農生産法人
「酪農王国」を設立。
およそ390ヘクタールの大規模牧場経営で
生乳の大量生産、酪農家の担い手の育成など、
地域経済の活性化を目的にした会社なんだ。
JA浜中町は様々なな取り組みを積極的に
行っているんだね。

ミルクをたっぷり使ったエコなお手軽料理を
JA浜中町女性部の岩松明美さんと
新井功仁恵さんに教えて頂きました。
※詳しい内容はレシピコーナーをご覧下さい!

2012年12月01日(土) |  ♯220 美味しい牛乳は健康な牛から!削蹄師編

今回あぐり一行は北見市にやって来ました。
札幌からおよそ320キロ!
美味しいミルクの産地でも
あるこのエリアで注目するものは???

そのヒントをあぐりっこに
絵に描いてもらいました。

森崎「お~みんな上手だね」

今回のあぐりっこは
札幌からはユウト(小6)、カイト(小5)、
地元北見からはアヤカ、
お隣津別町からミクが初参加してくれました。

カイト
「ボクはギザギザしていると思って!」

森崎「バリカンのような!」

あぐりっこが描いてくれたのは牛の【足】!
普段注目したことのないパーツで苦戦した様子。

と突然、藤尾君の雄たけびが!

藤尾
「あぐりっこ見て!
 すごい集団が近づいてきたよ~!」

森崎「あらあら…カッコイイ!

藤尾「すごい威圧感…」

はるか彼方の道の上より登場したのは…

手ぬぐいでグイと頭髪を縛り上げ、
眼光鋭く、足には見慣れぬサポーター
揃いの着流しに…
いやいや
ジャンパーを着て颯爽と現われたのは…

ジャパニーズカーボーイ!
ではなく…

佐々木
「牛のネイリスト集団です!」

藤尾「ええっ!男性ばっかりですけど!」

この集団は一体何者!?
現場は牛舎! 道具は刃物!
さてどんな風に仕事をするのでしょうか?

では早速
お仕事のようすを覗いてみますが…

あぐりっこ
「なんか打ってる??」
「トンカチみたいので…」

カンカンカン…

牛舎にトンカチのような音も響きます。

藤尾「牛を打ってる??」

あぐりっこ「何だろうアレ?」

あの謎の集団は一体?
こちらの牧場主の神田典廣さんに
聞いてみましょう。

森崎
「中では何が行われているのですか?」

神田さん
「今は牛の“ツメ”を切っている ところで
 《削蹄(さくてい)》と言います」

森崎
「さくてい?わかるみんな?」

あぐりっこ「わかんない」

神田さん
“ひづめ”を削って形を整えている!」

あぐりっこ
「(まだキョトンとしつつ)
 へえ…
 (理解はできていません…)」

森崎
「あぐり王国5年目の番組ですけど
 牛の“ひずめ”に着目するのは初めて!
 ですし、なかなかこういう番組
 ないです!!」

許可を頂き、牛舎の中へ…
病原菌などを持ち込まないように
靴底を消毒して準備万端!いざ牛舎へ!


2012年12月01日(土) |  まるで大工さん?力仕事のツメ切り!
森崎
「もう作業中です。確かに…
 牛の後ろ足ですね!後ろ足を持ち上げて…
 (ツメを削る様子を見て)
 うわああ~~~
 これは“ツメ”を切っている所でしょうか?」

大きな道具を使ってツメを削っています。

藤尾「豪快ですね~~」

あぐりっこ「うわ~~」

私達人間はツメを切っても痛くありません。
当然「牛も痛くないはず…」と思っていますが、
その豪快さや鋭い道具、
響き渡るトンカチの音に
あぐりっこも大人たちもかなりビックリ!

何がどうなっているのか…
あぐりっこ、言葉が見つかりません。

牛の“ひづめ”をケアする
「削蹄師(さくていし)」集団のボス、
この道28年の片山正幸さんに、
謎だらけの「さくてい」について聞いてみよう!

森崎「3人でやっているんですね?」
片山さん「そうです」
森崎
「1人は牛の足を脇にしっかり抱え、
 もう1人は尻尾を持ち、
 後ろには『落ち着けよ、大丈夫だよ』
 言っている方がもう1人います」

片山さん
「牛はもともと怖がりな動物なんで
 なるべくストレスをかけないように
 作業を進めることが大事なんです」

まずは牛のヒヅメに注目!
どんな形をしてるんだろ!?
  
片山さん
「“かかと”みたいな部分は“副てい”です」

ひづめの長さは7~8cmです。

片山さん
1トン近くになる牛もいるんですよ。 
 その体重を支えている“ひづめ”は
 とても大事な部分ですよね」

では削蹄作業を見せていただこう!
まずはナタとハンマーを使って
伸びた外周部分のツメを整えていきます。

あぐりっこ「すご~い」

片山さん
「牛はツメで立っているので
 体重を支えている面を
 平らに削っていきます。
 これが一番大事な作業です」

早速、前足の裏側を削る作業に入ります。
すると慣れた手つきで足をクッと折り曲げて
自分のひざの上に乗せました。

森崎
「うわっ自分のヒザを
 置き台にしているよっ!」

するとヒザの上に“ひづめ”を置いて
直てい刀(ちょくていとう)と言われる道具と
ハンマーを使って蹄を削りだしました。

カンカンカン…

ハンマーで直てい刀を叩くと
キレイにツメがはがれていきます。

佐々木
「これは技術がいりますね…」

削てい前後を見比べてみると
ご覧の通り!キレイになってますね。
一つのヒヅメにかかる時間は
およそ3分ほどでした。



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