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2011年03月19日(土) |  人形劇から「食の未来」を考えよう!
芽室町の生産者
黒田さん
「ボクたちが農業を営んでいる
 十勝のエリアは小麦をはじめ
 ジャガイモ・カボチャ・豆などの
 大生産地であります。
 十勝で作っている作物の多くは
 “原料作物”と呼ばれていて、
 誰が生産しているのか、
 消費者にわかりずらい
 そういう作物をつくっています。
 こういうモノは安く入ってくる海外モノと
 差別化がものスゴク難しくて、
 どのようにボクらの作ったものが
 みなさんのところに届くようになるのか
 本当に心配な状況です。
 この様な厳しい状況の中で農業を
 続けられなくなって、
 食料を届けることを断念せざるを得ない
 生産者も出てきてしまうのかな・・・という
 本当に危機的な状況だと思っています」
日本の中でも特に北海道への影響が
大きいとされるTPPへの参加。
北海道農政部では米や小麦など
7品目での影響を試算しています。
北海道全体だと毎年、
経済的打撃が2兆1千億円も!
さらに、こんな予想も・・・
北海道庁 農政部農政課
山根 敏史さん
「北海道の畑作地帯のある町の例を
 調べたものです。
 町内の従業者が約1万人のこの町では、
 21%の方が農業に従事しています。
 またこの町にある製造業の54%は
 この町の農産物を加工する食品製造などです。
 この他にも運送業・卸売り・小売業・建設業など
 農業に関わりのある仕事に従事する方がおり、
 合わせると従業者の47
 農業に関係する仕事に従事している方
 となります。
 このように農村は農業を中心に
 たくさんの仕事と人が関連して成り立っており 
 農業が衰退することになれば、
 地域の崩壊につながりかねないというコトは
 容易におわかりいただけると思います」
 
なるほど~。 
TPPへの参加は生産者だけの
問題ではないんだね。
みんなで良く考えないといけないよね。

さてあぐり一行はとある場所にやってきました。

佐々木
「我々は人形劇場にやってきました。
 今日は麦チェンとか麺ができるトコロとか
 地産地消ってコトを学んだよね。

 これからは人形劇で生産者と消費者の
 お話を見せてもらいます!」

■札幌市こども人形劇こぐま座
住所:札幌市中央区中島公園1-1
電話:011-512-6886

佐々木
「お隣にいる方々がお手伝いをしてくれる
 ぱぺっとグースのみなさんです」

ぱぺっとグース
「よろしくお願いしま~す」

では、はじまりはじまり~

ウクライナの寓話
「小さい白いニワトリの話」
はじまりはじまり~

春、小さい白いニワトリが、
みんなにむかって言いました。 
「この麦、誰が撒きますか?」

ブタ 「いやだ!」
サル 「いやだ!」
ウサギ 「いやだ!」

小さい白いニワトリは、
ひとりで麦をまきました。

そして収穫の秋、
小さい白いニワトリが、
みんなにむかって言いました。
「この麦、誰が刈りますか?」

ブタ・サル・ウサギ
「いやだ」「いやだ」「いやだ」

小さい白いニワトリは、
ひとりで麦を刈りました。

収穫後、
小さい白いニワトリが、
みんなにむかって言いました。
「誰が粉をひきますか?」

ブタ・サル・ウサギ
「いやだ」「いやだ」「いやだ」 

小さい白いニワトリは、
ひとりで粉をひきました。
 
小さい白いニワトリが、
みんなにむかって言いました。
「誰がパンを焼きますか?」

ブタ・サル・ウサギ
「いやだ」「いやだ」「いやだ」 

小さい白いニワトリは、
ひとりでパンを焼きました。

おいしいパンが出来上がりました。
小さい白いニワトリが、
みんなにむかって言いました。
「このパン、誰が食べますか?」

ブタ 「食べる!」
サル  「食べる!」
ウサギ  「食べる!」

・・・おしまい・・・

★人形劇の全編をあぐりエンタメニュースで
 ご覧いただけます。

森崎
「みんなどうだったかな?」

ミサトちゃん
「消費者に置き換えると、
 作ってもらっている立場だから
 残しちゃいけないなと思いました」

コウヘイ君
「ブタたちは礼儀があまり
 わからなかったと思います」


2011年03月19日(土) |  作る側・食べる側だけじゃない!一緒に支え合おう

今のお話を踏まえて、もうひとつ
興味深い人形劇を見せていただきます。

ウクライナの民話をアレンジしたのは
食のコーディネーター・近江正隆さん。
大阪の修学旅行生を十勝に招いて
農場体験を行うなど、
生産者と消費者のかけ橋となる活動を
展開しているのです。

近江さん
「普段の農家さんの生活の中に入ってもらって
 感謝の気持ちを育んでもらう取組をしてます」

今の人形劇をみてどう思ったでしょうか?

近江さん
「白いニワトリがやらないと、
 誰もパンが食べられない!
 《食べる》という所に向けた
 決定権みたいなモノを実は
 白いニワトリが持っている
 それだけ生産者が
 大切な役割なんだと感じます。
 次は現代日本バージョンです。
 生産者と消費者が直面している
 問題を表現しています」

「小さい白いニワトリの話 現代版」

小さい白いニワトリが、
みんなに向かって言いました。
「今年も麦ができたので50円でどうですか?」

ブタ「高い!」
サル「高い!」
ウサギ「高い!隣の国なら30円だよ。」
 
麦はみんなの主食です。
ずっと昔は、みんなで作っていたのですが、
お金やクルマなど便利なものが登場し、
誰もが町へ出て
別の仕事をするようになったのです。

みんなは結局、
隣の国のカラスが作った麦を買い、
主食を安くあげました。

白いニワトリ 
「何を作れば売れるのかしら」
 
そこへ学者のオオカミがやってきました。

オオカミ
「ブドウはどうですか? 
ブドウなら100円で売れるよ!」
 
小さい白いニワトリは
ブドウを作ると決めました。

そして次の年。 
ブドウがたわわに実ったので、
小さい白いニワトリが、
みんなに向かって言いました。
「ブドウができたので、100円でどうですか?」

ブタ・サル・ウサギ
「いいね!」「いいね」「いいね!」

こうして小さい白いニワトリは、
麦のときよりも多くのお金を手にしました。
この年もみんなは隣の国のカラスが
作る安い麦を買いました。
一方、小さい白いニワトリは、畑の端っこで、
自分たちが食べる分の麦だけは育てていました。

さらに次の年のことでした。
再びカバがやってきて
小さい白いニワトリに言いました。
「あなたのブドウはとてもおいしいから、
今年は150円で買いますよ」

白いニワトリ 
「ありがとうございます!やった~!」
 
小さい白いニワトリはたいそう喜び、
前の年よりもたくさんお金をもらいました。
小さい白いニワトリは、
麦を作っていた昔よりも
多くのお金を手に入れて
二度と困ることはありませんでした。

けれども同じその年のこと。
隣の国のカラスがやってきて、
みんなに向かって言いました。

カラス 
「今年は天気が悪くてね。
みなさんに売る麦がありません」

ブタ・サル・ウサギ 
「それは困る」「困る」「困る」

カラス
「だけどないものは、ないんです」

カラスは一目散に逃げました。
主食が手に入らなくなって、
困ったみんなは話し合い、
小さい白いニワトリを訪ねて言いました。

ブタ・サル・ウサギ
「高くてもいいから麦を売ってください!」
  
さてさて。
小さい白いニワトリは、
みんなに何と言ったでしょう?

・・・おしまい・・・

★人形劇の全編をあぐりエンタメニュースで
 ご覧いただけます。

ヒカル君
「今の日本はカラスが
 まだ売ってくれているけど
 このお話みたいにカラスが
 売ってくれなくなったら・・・(困惑・・・)
 今の日本を反映していると思う!」

近江さん
「命の糧である食べ物を作るコトに
 誇りを持って作っている生産
 たくさんいるじゃないですか!
 そういう人たちを食べ手
 支えていかなきゃならない!
 また逆に我々も農家の人達に
 支えられているんだっていう意識を
 持っていきたい!伝えていきたい
 そういう想いをこの寓話に込めました」

森崎
「みんながそれぞれ考えてくれた!
 このコトこそ大事なコトですよね」

食の未来について真剣に考えたあぐりっこ隊。
最後に食の未来について農家の人が
どのような想いを持っているのか、
お聞きしました。

黒田さん
「僕らも本当に消費者のみなさんに
 いつも支えられていて、
 その中で一生懸命がんばっています。
 自分達は農業者として誇りを持って
 そして責任を持って、
 安全安心の農産物を消費者のみなさんに
 これからも
 ずっと作り続けていきたい思います!」

河野真也の週刊あぐりニュース。
きょうは『ごはんは玄米』という方に、
うれしいNEWSです。
あの北海道米の新品種の玄米が発売されました。

新たに発売が始まった品種とは、
そう「ゆめぴりか」。

ホクレンが行ったアンケート調査によると、
北海道の女性のおよそ7人に1人、
14%が玄米を積極的に食べているそうです。

さらに白米と混ぜて食べている方が
多数いることも調査からわかりました。

そこで白羽の矢が立ったのが「ゆめぴりか」。
粘りがあってやわらかいため、
白米と混ぜて炊いても
食感が大変良いとの高評価。

玄米は白米に比べてビタミンB1が約5倍、
ビタミンEと食物繊維が約6倍も含まれています。
この豊富な食物繊維によって
「お通じが良くなる」という声も多く
このあたりが女性に支持される
理由でもあるようです。

では私もこのゆめぴりか
「玄米」と「白米」のブレンドを
いただいてみます。甘い!うまい!
ではまた来週!!

■ホクレン玄米ゆめぴりか(3kg 1380円)
全道のホクレンパールライス取扱店にて発売中


2011年03月05日(土) |  ♯134 北海道チーズ花盛り!

酪農王国北海道!乳牛の数はおよそ83万頭。
日本一の生乳生産量を誇ります。
ミルクはそれ自体栄養たっぷりですが、
加工することでさらに
栄養満点の食品に生まれ変わります。

とろーり美味しい・・・そうチ~ズです!

天使大学 看護栄養学部
荒川 義人教授
「チーズは牛乳を濃縮した、
 牛乳の持ち味・栄養価を
 便利に効率よく取れる食べモノです」

現在国内で作られているナチュラルチーズの
なんと9割が北海道産!
そして道内には90か所以上のチーズ工房があり、
それぞれ独自に研究を重ね
切磋琢磨しているのです。
というコトで
今回やってきたのは
帯広から車で一時間、酪農の町・大樹町。
こちらには酪農家が営む
チーズ工房のパイオニアがいるんです!

森崎
「みんなチーズ好き?」

あぐりっこ
「大好き~~!」

色んなチーズを持ってきました。

藤尾
「おいしそうなチーズだあ~」

森崎
「見たコトあるのとか無いのとかあるかな?」

あぐりっこ
「見たことないな~」

まずはチーズの基礎知識をお勉強です。

佐々木
「チーズは大きく分けると2つあります。
 1つはナチュラルチーズ。
 もうひとつがプロセスチーズです」

ナチュラルチーズは牛乳を乳酸菌と酵素で固め、
水分を抜いたもの。
菌や微生物が生きているので
熟成期間によって風味や香りが変化していきます。

そしてプロセスチーズは
ナチュラルチーズを加熱し溶かして、
長期保存できるようにしたチーズの事なんです。

佐々木
「今日はナチュラルチーズをお勉強します!」

伺ったのは半田ファーム 
こちらは牛の飼育から
搾乳・チーズの製造販売まで全てを行う、
こだわりいっぱいの牧場なんです。

■半田ファーム
住所:大樹町下大樹198
電話:01558-6-3182

と、現れたのは・・・

森崎
「スゴイ、キャラのある方
 待っていますけど!」

一同
「半田さん、ヨロシクお願いしま~す!」


2011年03月05日(土) |  牛さんへのこだわりタップリ!!

佐々木
「私たちが牧場に入る前に大事なコトが
 あるんですよね!」

酪農家 半田司さん
「人間と牛が同じような病気を
 持っているコトがありますので、
 外から来た人は必ず消毒をして入る!
 そして帰る時も菌をもっていかない!

牛さんと接する前に念入りに消毒です。
手はもちろん靴も石灰で消毒します。

半田さん
「靴の裏に菌をつけて持ってくるっていうのが
 ほどんどなんですね!」

北海道でナチュラルチーズ工房が盛んになる
きっかけを作った半田さん。
牛にはどんなモノを食べさせているのでしょうか?

森崎
「8種類のエサを食べているんですね。
 干草はわかりますが、
 隣の牧草、これは何かな?」

臭いを嗅ぐと-

あぐりっこ
「湿っぽい臭いする!」

半田さん
「この牧草、甘酸っぱい臭いしないかい?」

半田さん
「この牧草の中にも、みんなには見えないけど
 乳酸菌がイッパイいるんです!
 乳酸菌が酸っぱいモノを出して貯蔵性を高めて
 1年中保存食として食べられるように
 してくれているだよ」

お次は「しょう油カス」
森崎
「しょう油の香りしますね!」

半田さん
「食べて食べれないコトはないよ!」

良質なタンパク質や塩分を与えるため、
発酵食品であるしょう油カスを
エサに加えています。
他にも砂糖をつくった後のビートを
固めたビートパルプや、麦の外皮など、
牧草だけでは足りない栄養を補っているんです。
牛さんはこれらを一日に20キロも食べるんです。

半田さん
「牛さんたちは、
 みんなが食べられないモノを食べて
 最高に美味しい牛乳にしたり、
 チーズにしたりしてくれる、
 我々の最高の友達なんだよ!

それでは今朝搾りたての牛乳を
味わってみましょう!

ハヤテ君
「クリーミー!」

ケイヤ君
「甘くておいしい!!」

そもそも、酪農家である半田さんが、
チーズを作り販売するまでになった理由とは?

佐々木
「ここがスゴイぞ!半田ファーム
 ということでフリップをご用意しました。
 まずは《牛10頭から始めた!!》
 もともとお父様は畑作を中心に
 やられていたそうで」

半田さん
「20~30年先は間違いなく
 酪農畜産主流になっていくってコトで、
 専門の学校に行って、コチラに戻り
 牛10頭から始めたんです」

森崎
「なんと先見の明があったんでしょうか!」

佐々木
「そして次が
《最先端の飼育方法を導入!》

実はこれには半田さんの
情熱が溢れているんです。


2011年03月05日(土) |  逆境でこそ攻める!

半田さんが三十年前に導入したのは
牛を鎖でつながず、
食べたいときにエサを食べられる
「フリーストール牛舎」と、
搾乳時に牛を専用の部屋に移動させ
ミルクを絞る「ミルキングパーラー」。

今ではどちらも多くの牧場で導入されていますが、
当時はかなり珍しかったということなんです!

さらに~!!?

森崎
「これ自分で作ったんですか?」

半田さん
「そうそう!」

佐々木
嘘でしょ?
 と思われるかもしれませんが
 ココに写真があります!」

森崎
「古い写真だなあ~」

森崎
「白黒写真だよ~~」

藤尾
「スゴイ!現場の基礎みたいなコトから
 コンクリート入れたりとかまで・・・」

藤尾
「コレ何ですか?」

森崎
「ロン毛ですね~!」

佐々木
「20年前の半田さんです!」

当時はフリーストール牛舎を
建てられる人がいませんでした。
そこで半田さんは英語の資料を読みあさり、
試行錯誤で作業。
親戚の力も借りながら
一年で作り上げたのです。

森崎
「変わり者だなと思われませんでしたか?」

半田さん
「いや~どうでしょうね~
 普通だったらパッと建てて、
 すぐミルク絞り始めるでしょうね~。
 
 けど自分の生涯の仕事だから
 納得してやらないと!」

牧場経営は順調そのもの!
ところがその頃の北海道は、
牛乳の生産が過剰で、
価格が下がってしまう状況。
そこで、牛乳に付加価値を付け、
酪農家として生き残る道を考えだしました。

それが、ナチュラルチーズ作りだったんです。

佐々木
「そして《逆境のなかチーズ工房をつくる!》

半田さん
「ミルクを生産するだけでは、
 自分の将来の牧場を維持していくには
 経営的に難しい・・・と。
 違うモノをつくって収入を得ていく
 場所をつくらなきゃいけないなっと。
 消費者に直接【売る】というコトね」

森崎
「牛乳が余るならチーズにして
 売ればイイじゃないか!と。
 
 メッチャ攻めですね!」
森崎
「半田さん、戦ってるよ!
 だから、プロレスラーみたいな
 かんじなんだね~~」

2011年03月05日(土) |  ナチュラルチーズづくり体験!

さて、半田さんと一緒に
「大樹町地場産品研究センター」に
やって来ました。

大樹町は《24時間チーズを
作り続けるチーズマラソン》
というイベントが行われるほど
チーズ作りが盛んなんです。

そして、この施設は半田さんとも
深~い関係がある場所なんです。

半田さん
「私もココで学ばせてもらったんです」

佐々木
「学んだ人が・・・お隣の山岸さんです!」

酪農大学で食品について学んだ山岸さん。
半田さんと二人三脚!
このセンターでナチュラルチーズ作りを
研究してきました。

大樹町地場産品研究センター
山岸 真さん
「あのときのエサは?牛の体質はどうだった?
 とか全部繋がってきますから、チーズ作りは」

では早速チーズ作りにチャレンジです!

まずは20リットルの牛乳を殺菌します。
温度を上げ過ぎると成分が壊れてしまうので
湯せんでじっくり72度まで温めていきます。

森崎
「20リットルの牛乳をつかって
 どれくらいチーズができるんですか?」

山岸さん
「20kgから2kgになっちゃいます。
 ほとんどは水。
 ホエーという言い方しますよね」

つまりチーズは牛乳のオイシイところを
ギュッと濃縮したものなんです!

殺菌が終わったら水に入れ、
34度まで冷やして
《乳酸菌》を投入します!

山岸さん
「乳酸菌が大好きな状態を作りました。
 悪い菌もさっきみんな殺菌しましたよね。
 なので乳酸菌が大喜びで増えてるんですよ」

一時間かけて乳酸菌を増やします
なんと100万倍にも増えると言われているんです。

お次は牛乳を固めるための酵素・レンネット。

こちらを加え、待つこと20分・・・

牛乳が固まってきました!

さてスプーンですくってみると・・・

森崎
「プルンプルンだよ!」

山岸さん
「すくい上げた部分がカード。
 液体のトコロがホエーと言います」

お次はカードとホエーを分けていく作業。
カードを細かく切るとホエーが出やすくなり、
チーズの仕上がりは固くなります。
今回は固いゴーダーチーズなので
一センチ角にします。

そしてなんとこの後
45分混ぜ続けるんです! 

混ぜづつけることでカードから自然に
ホエーが抜け出ていくのです。
3000種類以上あると言われる
ナチュラルチーズ。

作る材料や行程はほとんど変わりませんが、
カードの大きさやホエーを出す量などを
少しずつ変えることで
いろんなチーズが出来るんです。

45分経過しましたが、まだまだ混ぜます!

出てきたホエーを捨て、お湯を加えることで、
さらにホエーを出していきます。

そして続けて混ぜること15分-
やっと型枠に詰めていきます。

重りを乗せながらホエーをきり、
形を整えます。
この後三カ月間、熟成庫に入れると
食べごろのチーズが完成です!

2011年03月05日(土) |  生きてるチーズ!変化する味を体感

チーズがどのようにできるのか
体験したあぐりっこ隊。
続いては半田ファームに戻って
奥深いチーズの「熟成」について体験です!

まずはお皿に並んだ4種類のチーズ。
これらはすべて同じ種類。
ただただ「熟成期間」が違うだけなんです!

右下の真っ白なモノができたて「一週間以内」
その左隣が「3週間~1ヵ月」で食べごろです。
その上が「1ヵ月~1ヵ月半」。
そのお隣、なんとも言えない色になって
シワシワになっているのが「2ヵ月~3ヵ月」。

それぞれ試食して、違いを実感!
最後は熟成3ヵ月のオールドチーズ!

半田さん
「熟成が済んじゃったんで
 中がトロトロになっちゃったよ」

森崎
「うわーチャッポンチャッポンだよ~」

オールドチーズをパンにつけて食べると-

森崎
「もっとつけたい!うまい!!」

キョウカちゃん
「ちょっと苦手な感じ・・・

アイカちゃん
「おいしかったけど、苦かったかな・・・

森崎
「将来大好きになるよ!」

半田ファームのチーズ作りは
毎朝搾乳が行われる
朝の6時にスタートします。
一番搾りの牛乳を使い、
その日の気温やミルクの状態を
慎重に確認しながら作るんです。
ほぼ一日かけて形成されたチーズは、
その後、熟成庫へ。 
チーズの種類や菌によって
部屋が分けられていて、
ここでも湿度や温度に気を使い
じっくり熟成させるのです。

牛舎を建てるところから始まった
半田ファームのチーズ作り。
看板商品の3つのチーズには、
牧草の名前を付けています。
さらにご飯に合う
【みそ漬けのチーズ】の商品化など、
30年経った今でも
攻めの姿勢は変わりません!

チーズのご購入は-
■半田ファームホームページへ
http://www11.ocn.ne.jp/~michina/Homepage.htm
お問合せ)01558-6-3182

チーズを楽しく食べるならこれ!
半田ファームオススメのチーズメニュー、
まずは「ラクレット」です。
小さなフライパンで一人分のチーズを溶かし、
上の鉄板で焼けた野菜と食べます。
スイスの伝統料理ラクレットです。

アイカちゃん
「ネギとチーズを一緒にした!
 とってもおいしい~~」

藤尾
「うんめーーーー!」

★半田ファーム「ティールーム」では
1.600円(要予約・2名より)で提供してます。

お次は半田さんの奥様・芳子さんが
15年作り続けているチーズケーキ。

ハヤテ君
「ウマイ!!!」

佐々木
「甘さも酸味もちょうど良いバランス!」

半田さん
「訪ねてくれたあぐりっこ達の時代が、
 次、始まるワケですよね!
 可能性がイッパイあるってコトですよ!
 農業は、終わりじゃないんです!
 これからドンドン行けるよってコトを
 あぐりっこの彼ら・彼女たちが
 表現してくれることを期待したいね!
 
 大丈夫!北海道は!
 農業はなくなりっこない!!」

森崎
「絶対ないです!ソレは!!」

半田さんの優しくアツイ情熱に触れ、
心もお腹も大満足の一日でした!

河野真也の週刊あぐりニュース。
こんにちは。週刊あぐりNEWSの時間です。
きょうは倶知安町から、
季節を先取り、あたたか~な話題が届きました。

店舗の入り口に「ゆきだるま」
その名も「くっちゃんマルシェゆきだるま」
こちらは倶知安町の国道5号線沿いにある
農産物直売所なんです。

この季節やっぱり一番人気は
地元特産の「じゃがいも」。
「男爵」や「シャドークイーン」など
人気の種類が勢ぞろいしています。

これらのほかにも、
倶知安農業高校の生徒たちが育てた
「シクラメン」などのお花が並び、
店内は季節を先取りといった雰囲気です。

また地域のお祭りがあると活躍するのが、
JAようてい女性部・倶知安支部の皆さん。
地元特産のじゃがいもを使った料理を出品。
温かくておいしい手料理でイベントを盛り上げます。

倶知安周辺は外国からのスキー客も多いため、
身振り手振りで地元の美味しいじゃがいもを
PRしているそうです。

国道5号線沿い、
くっちゃんマルシェゆきだるま、
人間ゆきだるま、コト
河野信也も行きたいと思っております!
以上、週刊あぐりNEWSでした。

【くっちゃんマルシェ ゆきだるま】
住所:倶知安町字琴平131-5
電話:0136-22-6641
営業:5月~10月⇒9時~18時
   11月~4月⇒9時~17時(年中無休)


2011年02月26日(土) |  ♯133 JAたいせつエリア 冬場の栽培とは 編

佐々木
「こんにちは!あぐり王国です。
 さて河野さんの前に炊飯ジャーがあります。
 ソチラの蓋をオープンしてください」

河野
「いいですか?オープン!!

一同
「うわーーい!!」

佐々木
「旭川と鷹栖で育てられている
 《JAたいせつ米》です」

お味のほうは?

森崎&河野
「うまいっ!」

今回やって来たのは、
米どころとして有名な旭川市と鷹栖町。
実は冬のこの時期に、
あるフルーツが育てられていたのです!

早速、冬の田んぼに向った一行。

森崎
「キレイだね~イイですね~」

佐々木
「一面銀世界!しかもコチラは
 すべて“田んぼ”なんですよ!
 水田でございます!」
 
河野
「雪に覆われると、より広さを感じるね」

さあ、ここからはあぐりっこも一緒参加です!

佐々木
「水田の隣にあるハウスの前にやって参りました」

森崎
「ビニールハウスが並んでますね」

佐々木
「それではココであぐりっこにクイズを出します」

田んぼが雪に覆われるこの時期に、
こちらのハウスではある物が
育てられているのです。
ヒントは、
ジャムにしてもおいしい真っ赤なフルーツ。

さて、なーんだ?

森崎
「正解は何でしょう?せ~のっ!」

あぐりっこ
「イチゴ~~」

森崎
「正解!何でわかった?」

イブキちゃん
「だって看板があるから~!!」

森崎
「あれれ大ヒントだしちゃった」

河野
「何でわざわざココでクイズ出したん?」

お米の栽培が盛んな、旭川と鷹栖町。
お米農家の中には
冬場“イチゴ”や“ホウレンソウ”などの
栽培を行っている人もいるのです。

ではハウスの中を覗いてみましょう!

オープン!!

「うわ~~~!」

佐々木
「何がなってる?」

あぐりっこ
「イチゴ!」

ミユ君
「いきなり夏になった!!」


2011年02月26日(土) |  ぽかぽかハウスにイチゴが10万個!?

ハウスの中はポッカポカ。

かわいいイチゴを見てみると・・・

森崎
「真っ赤なイチゴちゃ~~ん!」

河野
「幸せ~!」

森崎
「イチゴは何粒あるんだろう?」

河野
「このハウスで株はどのくらいあるんですか?」

イチゴ生産者
大田雅一郎さん
「2100株になります!」

タイキ君
「3万粒あると思う」

ミユ君
「少なくとも2万5千くらい?」

森崎
「刻んだよ、コレ!」

森崎
「もっとじゃない?10万粒とか?」

大田さん
当たりですね~10万5千ぐらいです! 」

森崎
「10万5千粒!?スゲー」

大田さんのハウスでは、
11月下旬から7月中旬までの8ヶ月間、
イチゴを地元市場に出荷、
各方面で販売されています。

お米の収穫が終わった後、
春までの大切な収入源となっているのです。

河野
「イチゴが地面じゃなくて、
高い所にありますね!」

大田さん
「高設(こうせつ)栽培って言いますね」

森崎
「これだと、どんなイイことがあるかな?」

あぐりっこ
「採りやすい!」

森崎
「他にどんな長所がありますか?」

大田さん
「水の管理がしやすいです」

森崎
「確かに!すごくキレイだよね、ハウスの中」

河野
「銀色のシートは何?」

大田さん
「冬場は日照量が足りないでしょ!
 ソレを補うのに銀の反射材を使って 
 イチゴに光を集めているんです」

高品質なイチゴを育てるための工夫。
シートを使い太陽の恵みを効率よく当てことで、
全体がより赤く、糖度も増すのです。

さてここで収穫方法を教えてもらいました。

大田
「イチゴをつまんで、ひねって!」

ポロン!

河野
「うわっカンタン!」

森崎
「直接引っ張らないんですね」

大田さん
「ひねるような感じでやると
 楽にとれますよ」


2011年02月26日(土) |  真冬でも葉野菜が豊富な直売所

こちらの品種は、
九州の佐賀県で盛んに
育てられている“さがほのか”。
酸味が少なくて甘みが強いのが
特徴なんです。

では早速いただいてみましょう!

マオちゃん
「甘いっ」

ミウ君
「甘くておいしい!」

森崎
「甘いのと酸味とバランスがすばらしいですね」

森崎
「栽培は大変だと思うんですけど、
 それでもイチゴをつくろうって
 やっているコトは、何なんでしょうね?」

大田さん
「やっぱり食べてくれる人が
 おいしそうな顔をすること!喜んでくれる!
 これが農家のイチバンの励みになるんですよ」

最後に特別にご許可をいただいて
みんなで“イチゴ狩り”をさせてもらいました。

もうみんな大盛り上がりでした!

さて続いてあぐりっこ隊が訪れたのは、
農産物の直売所。
地元の採れたてイチゴが販売されています。

【たいせつ農産物直売所】
住所:旭川市東鷹栖1条3丁目
電話:0166-57-2141

森崎
「うわ~スゴイ野菜がイッパイ!
 イチゴがあるね!
 “大田さんちの”って書いてあるじゃん!
 僕らがさっき食べたヤツだ!」

河野
「あの・・・冬ですけど葉モノとかもありますよ
 この小松菜も大田さんとこだ!」

森崎
「イチバン北海道が雪が多くて寒い2月ですよ。
 こんな青々した野菜がある。
 ありがたいコトだよね」

こちらでは、イチゴやホウレンソウ、
豆やタマネギなど地元の生産者41軒が提供する
様々な農産物が販売されているのです。

森崎
「コチラはお米ですね。
 何て書いてある?」

あぐりっこ
「JAたいせつ米!」

森崎
「先ほどJAたいせつ米をいただいて
 大変おいしかったんです!
 これはどういうお米なんですか?」

JAたいせつ
池田修さん
「このお米は地元・大雪山の伏流水で作られた
 大自然のミネラルをたっぷり含んだ、
 おいしいお米なんですよ」

森崎
「水が違うんだ」

池田さん
「大雪山からの雪どけ水ですね」

森崎
「だから美味しかったんだ!」




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