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2020年02月08日(土) | 森アナ作「越冬キャベツの歴史」紙芝居!
2020年02月08日(土) | 大胆だけど繊細な作業!
2020年02月08日(土) | バケツリレー形式でキャベツを運ぼう!
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2020年02月01日(土) | チーズ作りは力仕事!
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2020年02月01日(土) | ライバルが仲間になって美味しいチーズを作る
2020年02月01日(土) | 地元の宝!モール温泉がポイント!

[+10] >>

2010年12月11日(土) |  牛舎を走る巨大なタイヤ?

森崎
「どうして、こんなコトが
 この町では可能になったのでしょうか?」

佐藤さん
「一番最初はJA阿寒さんが会社組織にして
 やってみないかってコトで始まったんです。
 そういう働きかけがなかったら、
 ココまでならなかったと思います」

じゃーん、もんすけです。
会社を設立しようとしたとき
立ちはだかるのが複雑な事務手続き。
そんな地元の動きをサポートしたのが、
地元のJA阿寒です!

JA阿寒 井上靖之さん
「JA阿寒では地元酪農業の会社設立のサポートを
 平成4年から行っております。
 主な内容は乳牛飼育頭数や
 搾乳量などの経営計画の作成、
 機械や施設など、購入が必要な設備への
 資金融資などをお手伝いしております。

 JA阿寒のこうしたサポートによって
 平成4年に《仁成ファーム》、
 平成7年に《開新牧場》、
 平成8年には《阿寒グリーンヒルファーム》と
 これまで3つの法人が誕生し、
 合わせて年間1万2千トンの生乳が
 出荷されています」

会社組織の大規模牧場が増えることは
地元の雇用促進にも一役かっているんだって!

さてこんなに巨大な牛舎では
どのようにエサ寄せをやっているのか?

河野
「通常はこうやって離れているエサを
 スコップのようなもので
 牛さんに寄せてあげるんです。
 これがなかなか大変なんですよ~」

森崎
「重たいんだよね!発酵しているから」

河野
「それをコレだけの量をやるったら大変!」

ということで、
こちらではどのようにエサ寄せをしているのか
見せてもらうことに-

森崎
「何か来たよ!バックで来たよ!」

森崎
「タイヤが変なカタチについている!」

河野
「ええっ!タイヤが回っていますよ」

佐々木
「早い!」

タイヤを回転させながら、
あっという間にエサを寄せていきます。

河野
「すごい!寄ってる」

森崎
「牛が届くトコロまで寄せられたね!
 これは便利だね~~」

ここには日本一のスケールを
誇る設備があるのだとか!

佐々木
「牛舎の通路の先に
 面白いカタチをした建物ありますよね!」

河野
「カドが多い!四角じゃないよね」

モモカちゃん
「事務所みたいなトコロだと思う」

一風変ったカタチ、
この建物の中には何があるのか? 

いざ潜入です-


2010年12月11日(土) |  牛のメリーゴーランド!

河野
「何これ!」

森崎
「回っているよ!」

森崎
「牛のオシリ!」

森崎
「牛のオシリが回っているよ!」

佐藤さん
「これは《ロータリーパーラー》です」

河野
「メリーゴーランドみたいですね」

森崎
「コレまで色んな搾乳の現場を見たけど
 コレはないですね」

河野
「搾乳の作業をされている方が
 1ヵ所で作業できるように、
 牛さんが回っているんですね」

佐藤さん
「1周、60頭入ります」

このメリーゴーランドのような搾乳機を
高い場所なから眺めてみると-

森崎
ギュウギュウだね~!牛だけに!」

佐々木
「今、順番を待っている牛さんがいますね。
 空いている所に自ら入っていく!」

森崎
「エライですね~」

ロータリーミルキングパーラーは超高額ですが、
牛400頭をわずか4人!
3時間で搾乳できるシステムです。
1日3回搾乳を行い、12トンものミルクを出荷。
大型経営が少ない人数で出来るようになるのです。
河野
「今まさに牛が出ようとしてますね。
 オシリから出てきて…
 自分で帰っていく!
 お疲れ様でした~みたいな!賢い」

新しい酪農のカタチを目指して、
法人化へのサポートを行うJA阿寒。
個人農家の負担を減らす取り組みも
積極的に行っています。

JA阿寒 雑賀(さいが)紀行さん
「JA阿寒では牛の給食センターともいえる
 TMRセンターが活躍しています。
 コチラは栄養価を考えた安心安全な
 飼料供給を目的に平成20年に設立しました。

 酪農家の労働力軽減や栄養バランスのとれた
 飼料をつくり供給するコトで
 より高品質な生乳作りに役立っています。

 現在、地区内では2ヵ所の
 TMRセンターが稼動しており
 約40%の酪農家が加入して運営されています」
 
牛の給食センターともいえるTMRセンター。
酪農家の負担を軽減するだけでなく、
牛が好むエサを安定して供給することで、
人も牛もハッピーに暮らせるんだね!


2010年12月11日(土) |  絶品ミルクレシピに感動!

ココでちょっと寄り道。 
訪れたのは道の駅に隣接する「赤いシャッポ」。
地元食材にこだわる人気のお店です。

■JA阿寒 直売所 赤いシャッポ
住所:釧路市阿寒町舌辛原野23-38
電話:0154-66-2685

森崎
「イロイロありますね。
 お土産とか海のモノ・山のモノ、
 イロイロあるけども…」

河野
「地元の牛乳とかヨーグルト!
 これなんか【あっかんべえ牛乳】って
 書いてあるよ!」

森崎
「阿寒だけにね!」

こちらは、JA阿寒が平成9年にオープン。
地元の美味しい食材を知ってほしいという、
生産者の想いが詰まったお店なのです。

早速、阿寒町自慢のミルク製品を実食!
リーダーが食べるのはソフトクリーム。

森崎
「おいしい!超なめらか!
 すっごい、おいしいんだけど、
 
 さぶっ(寒)!!」

続いてはお待ちかねのコーナー。

佐々木
「地元の牛乳を使ったお料理を
 みんなで作っちゃいましょう」

JA阿寒女性部 金子睦さん
「まずはところてん風のゼリーです」

森崎
「ええ~~ミュルン!?」

金子さん
「そうです!」

河野
「面白そう」

ということでJA阿寒女性部直伝の
レシピをたくさん教えてもらいました。

詳しい内容はレシピコーナー
見てくださいね。
酪農家ならではの、
新感覚デザートにビックリですよ!

森崎
「家族でやる酪農。
 そして今日みたような大会社での酪農。
 いろんなカタチの酪農があって
 我々がいただく牛乳っていうのは
 支えられているんですね。」

河野真也の週刊あぐりニュース。

きょうは3人のキャラクターが
北海道の食材を売り込む主役になるかも、
というお話です。

アタシはハスカップのゆう
私、アロニアのエリと申します
ぼく、シーベリーのラム。
3人でリトルベリーズ、よろしくね!

このキャラクターは、
北海道で生産されている小果実=ベリーを
売り込もうとデザインされたものです。

ハスカップ、アロニア、シーベリーは、
国内では道内産がほとんどを占め、
100種類を超える商品が作られていますが、
知名度はいまひとつ…
そこで、道や経済界で進める
食クラスター構想の一環として
キャラクターを使って
売り込むことになったのです。
デザインに協力したのが、
仮想アイドル「初音ミク」を生んだ
札幌の会社とあって、
インターネットの書き込みサイトなどで
早くも話題となっています。

インタビュー林さん
「テレビのアニメのキャラクターだとか
 子供たちに親しんでもらえる
 キャラクターを目指しています」

来年にはプロの声優に声を付けてもらうほか、
秋葉原でイベントを行う計画も立てられています。
商品、キャラクターともに成長して
北海道を、全国・海外に売り込む起爆剤になればと
関係者は夢を膨らましています。

ちなみにボクのお気に入りは
アロニアのエリちゃんです。
今までの北海道にはない発想だけに、
今後の展開に注目していきたいと思います。

以上、週刊あぐりニュースでした!また来週。


2010年12月04日(土) |  ♯122 教師のアツイ想い!遠別農業高校 編
森崎
さあ見えて来たぞ~

 遠別農業高校のみなさんです!
 
 みんな~こんにちは!」

窓から顔を出す生徒たち
「わあああ~~」
身を乗り出して手を振る!振る!振る!

森崎
「あぐり王国がやって来たぞ~」

やって来たのは
日本最北・全校生徒55名の遠別農業高校、
通称「えんのう」。
より実践的な教育を目的に、
旭山動物園や地元のめん羊牧場と提携するなど、
次々と新しい試みを進めています。

森崎
「高校の中に入ってきました。
 なんかときめくなあ~」

河野
「すごくキレイな学校ですねえ~」

まずは菅原校長に教育方針を
お聞きしました。

菅原 修治校長
「農業を題材にして
 《命を育てる》あるいは《いただく》という、
 人間が生きていく上で大切なコトを
 体験して学んでいきます。
 農業を題材にした教育が、
 《教育の原点》だと思っています」

森崎
「農業高校ではこういった命のことを
 直接学べる!本当に意義がある授業ですね」

農業を題材として
「命を育て命をいただくという
 《生きる力》を育む」教育方針。

そんな学校の授業とはどんなものなのか?
早速校内を見学へ-

と、まず最初に訪れたのは実習中の温室です。

森崎
「キレイな花だねえ~」

佐々木
「お花屋さんみたい」

生徒
「全部シクラメンです」

こちらではシクラメンなど
およそ20種類の花を生徒達が栽培。
植物の仕組みや生育方法、
さらに販売までも手掛けているのです。

「草花」科目担当 
伊藤直人先生
「《遠農マルシェ》というモノがありまして
 敷地内に建物がありまして、
 そこで販売をこの間からやっています」

河野
「学校の敷地内にマルシェがあるんだ!」

生徒が作った製品を販売する
アンテナショップ「遠農マルシェ」。
初めての開催となった11月6日には
500人が訪れ、大盛況でした。
そして明日は2回目の開店日なのです。

森崎
「自分で作ったモノが売られるって
 どんな気持ちかな?」

生徒
「1年通してみんなでやってきたので、
 売られたときは、うれしいです!」 
 

さあ続いては向った場所は…


2010年12月04日(土) |  商品づくりから販売まで・・・一貫して学べる!

森崎
「これは何の授業ですか?」

「食品製造」科目担当 
阿部 俊孝先生
「食品製造の授業です。
 明日の遠農マルシェで販売をする
 ソーセージの包装の授業をやっています」

森崎
「生徒がソーセージも作って、
そして売ってしまう!」

阿部先生
「昨日作ったソーセージを
 1本1本に切ります。
 それを軽量して袋に詰め、
 真空包装にかけます」

森崎
「こうして立派な商品になって
 明日マルシェに並ぶわけですね」

生徒
「自分たちの勉強した成果が
 他の人の笑顔につながれば、
 うれしいなと思います」

河野
「すごいですね~」

ソーセージの他にも
ベーコンや羊のハム作りなどを学びます。
特にクリスマス前に作るスモークチキンは、
300個があっという間に売り切れるほど、
高い評価を受けています。

早速手作りソーセージをいただくことに-

森崎
「うまいっ!」

佐々木
「すごい味がしっかりしている!」

学校の特色は授業だけではないとか…
放課後三人は、とある教室へ-

森崎
「みなさん何をしている人たちですか?」

生徒
「農生会です!」

農業高校の生徒会「農生会」。
こちらの学校は生徒会活動や
課外活動が盛んです。

知識・技術を競い合う農業高校生の甲子園
「農業クラブ全国大会」へも毎年出場。

卓球部・陸上部は全道大会への常連なのです。

熱心な取り組みは学校だけにとどまりません。

河野
「学校終わってから家に帰って、
 牛舎で牛のお世話しているの?」

2年生 草刈 春香さん
「ハイ!」

佐々木
「私…見に行ってもいい?」

春香さん
「どうぞ!」

というコトで佐々木とリーダーは
草刈さんのご自宅に、
河野は男子寮にお邪魔することになりました。

午後6時30分。 
こちらは草刈春香さんのご自宅「草刈牧場」。 
毎日帰宅後、牛舎でお手伝いしているのです。

エサやりをする春香さん。
子牛たちはうれしそう。

森崎
「春香ちゃん、
 学校から帰ってきて良かったね!」

佐々木
「待ってたんだね、きっと」

草刈家は3人家族。
子供のころから両親の働く姿を見てきた
春香さんは酪農が大好きなのだとか。

春香さん
「動物と触れ合うと心が温まるというか、
 落ち着くんですよね」


2010年12月04日(土) |  真っ直ぐな気持ちに・・・佐々木アナ号泣・・・
春香さん
「一緒にお手伝いをさせてもらっているウチに
 命の大切さを学んだり
 そういう経験ってなかなか出来ないと
 思うんですよね。
 やりがいを感じています」

春香さん
家族から学んだり、遠別農業高校に通って
 たくさんいろんなコトを学んで、
 酪農後継者として
 働けたらイイなと思います」

森崎
「立派だね~~!」

お父さんの忠和さん
酪農を継いでもらうのも
 すばらしいコトだと思うし…
 を守ってくれるコトもありがたいですし!」

佐々木
「(震える声で-)
 すごい…がんばって…欲しいとおもった…」

感極まる佐々木アナ

森崎
「泣くほど応援しています!」

佐々木
そうなの…すごいなって(グスングスン)」

森崎
「ダレよりも気持ちが暴走しちゃって!」

一方そのころ河野は
遠方から来た生徒達が暮らす、
男子寮を訪問しました。
寮には18名が在籍。
遠方から入学する生徒のために
寮費の3分の1を補助する制度もあります。

寮生
「親元から離れて暮らしているので
 みんな仲が良いところがいいですよ」

さて取材二日目。
今日は遠農マルシェ開催日。
ここからはあぐりっこも参加です!

まず今日最初に訪ねるのは牧場です。

命の教育に力を入れる遠農で、
大切に育だてられている
アイドルがいるのだとか!それは…

男性の太い声で「おいで!おいで!」

メエ~~

男性についていく14頭の羊たち

佐々木
「かわいい~~整列してる~」

そのアイドルとは「羊」。
こちらでは羊の世話を生徒達が行っているのです。

畜産担当
中島 和輝先生
「これはサフォーク種といって、
 みんなが普段食べているような
 ジンギスカンなどの肉に加工される品種です」

「命を育て、命を頂く」を教育方針とする遠農。
生徒は羊を育てるだけでなく、
その羊の肉を加工して、食べものにする
ところまで授業で学ぶのです。

森崎
「ヒツジへの愛情が芽生えますよね…
 でも出荷してお肉になって帰ってくる。
 ちょっと残酷な気がしますけれども…」

中島先生
「そうなんです!生徒には《生きるため》に、
 色んなコトを学んでほしいんです。
 生徒たちにはこれから生まれてくるヒツジを
 太らせて出荷するまで担当してもらってます」

森崎
「大切な授業をされてるんですね」

エサをあげたり、
モッコモコの毛をさわったり…

あぐりっこも
羊さんとのスキンシップに大満足!


2010年12月04日(土) |  命の重みを知るキッカケ
お次は小屋に集めれらた羊の体重を測定。
2月には出産を控えているとあって、
こうした健康管理は大切な日課です。

2~3人がかりで体重計に羊を乗せます。

森崎
「入った!」

生徒
「89.2kg」

佐々木
「けっこうありますね~」

森崎
「かわいがっている羊を
 人間がいただくじゃないですか…
 結構リアルな現実ですよね」

中島先生
「農業高校に来た生徒たちは
 常日頃からそういったコトを考えているので
 なるべく残さないで食べるコトを心がけたりとか、
 そういうコトをしてくれると嬉しいです」

カナちゃん
「かわいい羊が殺されて自分達の命になるから
 その命を無駄にしないで
 大切に食べたいなと思いました」
生徒
「育ててきたので…やっぱ寂しいんですよね
 かわいがってきたんで…
 やっぱ、小っちゃい時って、
 スッゴイめんこいんで
 出荷するとき…悲しかったっすね…」

森崎
「農業高校に入る前は考えることあった?」

生徒
「いや全然」

生徒
「食べていて当たり前だったんで…
 高校入ってこういうコト学べて
 価値観とかそういうの、
 ガラッと変わりましたね」
 
農業高校だからこそ
生徒が直面する
「食べること」「生きること」の意味。
そんな教育現場のドラマが、
遠別から全国に発信されようとしています。

お次は図書館に移動して、ちょっと朗読です…

佐々木
「-なんでだよ!
 エイジは突然自分が抑えられなくなり
 枕を壁に思いきりたたきつけた。

 エイジたちは、大人になるために生きている。
 大人になるってことは、すごいことのはずだ。

 だけど、
 羊は食べられるために、殺されるために
 大きくならなきゃならない。

 生まれたときからもう、そう決められている命。

 -なんでだよ!
 そんなこと、誰が決めたんだよ!!」

森崎
「重たいね。生かしていただいているのは
 こういくコトがあってなんだね」

サヤカちゃん
「聞いてたらスゴク悲しくなった…」

佐々木
「実はこれは来年の1月に
 店頭に並ぶ予定の本なんです」


2010年12月04日(土) |  命を学ぶ学校にあぐりっこも感動!
「羊に名前をつけてしまった少年」。
実はこちら、遠農で国語を教える
樋口かおり先生が書き下ろした小説なのです。

小説を書いた
樋口かおり先生
「本当にヒツジに名前をつけてしまった
 高校生がいまして、その生徒が出荷のとき
 非常に心を痛めてツラかった!という
 エピソードがあったんですね。実際に…。

 私たちが食べ物を食べることの意味を
 考えるきっかけになるように
 エピソードを濃縮して物語にしてます」

遠農で実際にあった話をもとに
書き下ろされたフィクション。
実は先ほどの中島和輝先生が主人公のモデルなのです。

表紙に描かれた羊は、
北海道在住の絵本作家、あべ弘士さんの作品。
「命を学ぶ」という遠農の教育を伝える小説。
来年1月に発売の予定です。

■「羊に名前をつけてしまった少年」
  著/樋口かおり 出版/ブロンズ新社 
  1400円(予定価格・税抜)
  ※2011年1月初旬発売予定

お次の授業は-

「作物」科目担当
岩佐 進先生
「生徒が育てたもち米と
 黒大豆と金時豆があるんですが
 それを選別したり磨いたりして
 商品にするための準備をしています」

森崎
「まもなく開催するという
 マルシェで売るためのモノを
 パック詰めしているんですね」

佐々木
「これがこの後、マルシェに並ぶんですね」


マルシェオープンまでの間、
あぐりっこ一行は羊毛を使った
マスコット「フェルトボール作り」に挑戦!

佐々木
「開店10分前になりました!」

遠農の人気のアンテナショップ「マルシェ」。
開店直前となりお客さんも大勢集まっています。 
店内の様子は・・・

森崎
「わー焼きあがったぜピザ!!うまそ~」

生徒達が育てたお米や豆・ジャガイモ・長ネギなど
様々な加工製品がびっしり並び準備万端。

佐々木
「ただ今、マルシェオープンです!」

河野
「もち米うれてますね!
 ピザもすごい買っていってますよ~」

食品製造科目担当
高林 央明先生
「今日はピザ、100枚、焼きます」

100人もの方が訪れ大盛況。
マルシェの運営は、
生徒がお客さまと直接対話することで、
生産者の責任を自覚することが目的なのです。

森崎
「今は農業がブームだから
 全国から農業高校に注目が集まって
 いくんじゃないかなって思いました。
 もっと我々も農業高校に目を向けたいです」

サヤカちゃん
「高校生になったらココに通いたい!」

カナちゃん
「小学校ではこういう農作業がないけど
 高校ではこういうのがあるから、
 私もココの学校に行きたいなと
 思いました」

中島先生
「もう!待ってますんで!!」

■遠農高マルシェ 次回の営業は
 12月20日(月)13:00~
 
 詳しくは遠別農業高等学校
 TEL 01632-7-2551 
 HP  http//www.enbetsunougyou.hokkaido-c.ed.jp/

佐々木佑花の週刊あぐりニュース。

今日は牛になりきって食育に取り組む
お母さんグループの話題です。

こちらは道北の豊富町にある豊富小学校。
家庭科室で子供たちが作っているのは
乳製品を使ったお料理です。

先生はホルスタインの模様の
エプロンに身を包んだ
JA北宗谷女性部のメンバー、
酪農家のお母さんたちです。

牛乳やバターを使った料理を作りながら
牛が生まれてから死ぬまで、
どうやって人の役に立っているかなどを
子供たちに説明します。

この日作ったのは、
バター牛乳と
ポテトを餃子の皮に包んだスイートポテチ。
そして牛乳にデンプンを入れた牛乳もち
どちらも
この家族代々伝わるレシピだそうです。

このお母さんたちが
明日行われる豊富町歳末チャリティーショーで
ユニークなショーを見せてくださるそうです。

明日は牛乳の無料配布も実施。
近くの方はぜひ、足を運んでみてください。

■歳末芸能チャリティーショー
日時:12月5日(日)11:00~
場所:豊富町民センター
問い合わせ:豊富町社会福祉協議会
TEL:0162-82-1690


さらに明日は食育の催しがもうひとつ!
北見市のサンドーム北見では
「オホーツク農業祭 
食べよう学ぼう体験しよう
オホーツクの農業」が開かれます。

このイベントは、
オホーツクエリアの15のJA青年部が協力して実施。
バター作り、トラクターの試乗、
そして料理の試食などを通して
子どもたちに地域の農業について
もっと知ってもらおうというものです。

この番組のテーマも「食育」。
仲間としてこうした取り組みを
どんどん応援していきます!

■オホーツク農業祭
 食べよう!学ぼう!体験しよう!
 オホーツクの農業!
日時:12月5日(日)10:00~
場所:サンドーム北見
問い合わせ:オホーツク農協青年部協議会
TEL:0157-23-6151 


2010年11月27日(土) |  ♯121 浜中町の酪農家・担い手育成 編

河野
「すごいキレイな場所ですねえ、ドコでしょう?」

佐々木
「今回やってきたのは道東の浜中町ですよ。
 浜中町は人口が6000人なんですが…
 ここでチョット問題です!」

突然ですがクイズを出題!
【23,000】
これは浜中町のあるものの数ですが、
何だか分かりますか?
ヒントは牧草が大好物!

さあ、あぐりっこと一緒に考えて見ましょう!

モモカちゃん
「ウシの数だ!」

森崎
「ウシの数、どうだろう」

佐々木
「正解~~!」

河野
「人口が6000人で
 牛が23000!?」

佐々木
「浜中町では人口の数より
 多い牛さんたちがいるんですよ」

15000ヘクタールの広大なエリアに
乳牛23000頭!
年間9万トンを超えるミルクを供給する浜中町。

全国的に深刻な後継者不足の中、
浜中町では15%
新規就農者だというのです。
全国からルーキーが集う浜中町。
その先進的な取り組みに今回は注目です!

河野
「さあ牧場にやってきました」

佐々木
「私達が移動してきたのは
 【浜中町就農者研修牧場】です」

森崎
「新規就農者のみなさんが、
 酪農業を営む準備をする場所なんですね」
新規就農者とは新たに農業を仕事にして
頑張っていこうという方々。
そんな皆さんをサポートしている、
こちら施設について
長岡さんに教えていただきましょう。

JA浜中町 営農コンサルテーション室長
長岡 茂美さん
「ここは今まで全然農業の経験がない方が
 トレーニングする施設ですよ」

森崎
「まったく経験がいらない?」

長岡さん
「今来ている人はほとんど経験がないですよ」

こちらは酪農の町を活性化しよう
と平成3年に誕生。
19年間で13組の方が酪農家として巣立ちました。
人気の研修牧場ですが、
ここで学ぶには条件があります。
それは・・・「夫婦で頑張れること」

森崎
夫婦であれば条件は問わない?」

長岡さん
「そうです!あとは健康ヤル気です!」


2010年11月27日(土) |  学べる条件は・・・夫婦の絆!

現在は4組の研修生が酪農修行中とのこと。

早速、研修中のご夫婦を直撃取材!
まず1組目は兵庫県からやってきた
森田浩二さん・史(ふみ)さんご夫婦です。
研修3年目の森田さんご夫婦にとって酪農とは?

佐々木
「結婚してどれくらいですか?」

森田さん
「8年かな?」

河野
「奥さまも元々、牛のお世話はしていたんですか?」

史さん
「いや してないです!」

河野
「まったくゼロですか?」

史さん
「ハイ・・・ゼロです!」

河野
「実際やってみてどうですか?」

森田さん
「朝起きるのがツライんじゃない?」

史さん
「そう!そうです…」

森田さん
「チカラ仕事っていうのが
 一番ツライでしょうね。
 ただ子牛が生まれて、
 子牛の顔を見ているのが楽しいですよ」

森崎
「これはから酪農家を目指すというコトですか?」

森田さん
「そうですね!浜中町で!」

森崎
「あらっ!ようこそ!ウェルカム!」

河野
「あなた浜中町在住ではないですよね!」

こちらの施設では
およそ200頭の牛を飼育し、
酪農の基礎から実践的な技術・知識までを
3年~5年で習得。
研修生には給与が支給されるうえ、
牧場に隣接する住居も完備。
様々な角度から研修に集中できるよう
サポートが行われているのです。

ゴゴゴゴゴゴ~~

突然、トラクターの音!

河野
「わあ~すごい迫力ですね~
 何をしているトコロなんですか?」

JA浜中町 長岡さん
「搾乳している牛に食べさせる
 エサをつくっているんです」

ここではエサづくりも学びます。

もちろんこのエサを作っているのも-
研修生のご夫婦なんです!




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