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2021年03月20日(土) | ♯609 三石・花編②
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[+10] >>

2021年02月13日(土) |  ♯604 新札幌乳業編 ①
森結有花アナウンサー
「大丸札幌店にやってきました。
 今回は札幌に根差した乳製品に注目します!
 “新札幌乳業”というメーカーがありまして
 札幌や札幌近郊の牧場で搾った生乳も使って
 乳製品などをつくっているそうなんです!」

森崎博之リーダー
「色んなスーパーとかでそこの製品が並んでいて
 うわ~って喜んで買い求めることもあるんです!」

森アナ
「大丸の乳製品コーナーには新札幌乳業の製品が
 豊富にそろっているとのことで見に行きましょう」

ということで早速、乳製品売り場へ案内して頂きます。

大丸札幌店 グロッサリーコーナー担当
松本慶一さん
「よろしくお願いします!」

リーダー
「たくさん牛乳がある!馴染みの商品もあるね」

松本さん
「こちらの商品が新札幌乳業の商品で
 のむヨーグルトもそうです」

リーダー
「種類豊富じゃないですか~
 僕はこの『さわやか牛乳』よく飲ませて頂いてます」

森アナ「おいしいですか?」

リーダー
「北海道の牛乳はどれも美味しいです。
 ただやっぱり札幌の牛乳だってことで嬉しく飲んでます」

森アナ
「これだけたくさん取り扱ってるということは
 売れ行きもいいんですか?」

松本さん
「そうですね。牛乳全体の約40%の売り上げが
 新札幌市乳業さんの牛乳となっておりますので…」

リーダー「全体の40%!すごい!」

松本さん
「牛乳はかなり好調に売れております」

リーダー「人気商品ってことですよね~」

牛乳、ヨーグルトのほか、チーズやバターなど、
新札幌乳業の様々な乳製品が並ぶ中、
人気商品の一つ「のむヨーグルト」を、
特別に店内で試飲させてもらいました。

リーダー
「うーん♪口に入った瞬間からさわやかさが半端ない!」

森アナ
「あ~ほんとだ!酸味がありますね。
 でも酸味だけじゃなく
 生乳のまろやかさがしっかりあってクリーミーですね!
 このヨーグルト、小林牧場と言う風に書いてます。
 新札幌乳業さんでは小林牧場さんの製品もたくさんありますよね。
 なので今回は新札幌乳業さんの美味しさを探るべく
 こちらの小林牧場さんにお邪魔したいと思います」

ということで、江別市にある「小林牧場」へ。
林を挟んだ向こうには、札幌市厚別区の住宅街が広がっています。

リーダー
「すぐそこ札幌だそうですよ。市外っちゃ市外ですけど
 ほんの一歩市外って感じ。すごい近かったですよね」

森アナ「小林牧場の小林さんです!」

リーダー「お邪魔いたします」

小林智行さん「宜しくお願いします!」

札幌近郊に広大な牧場があるって、ちょっと意外な感じがしますが…

リーダー「どう見たって道北・道東の景色って感じがしない?」

森アナ「大きな牛舎が立ち並んでいます」

リーダー
「私たちがよく見る馴染みの風景!
 ここが札幌のすぐそばだなんて…どうしてこんな町中で?」

小林さん
「ここから500m先はもう札幌市なんですよね。
 その辺りにもみじ台団地ができる前に
 そこで酪農をしていました」

小林さん「私の祖父にあたる時代から…」

リーダー
「そうかそうか!今はたくさん人が住んでいますけど
 その前は牧場だったんですね」
小林さん
「そうなんですよね。
 その後、厚別区上野幌に移転したのですが
 そこも厚別運動競技場や高速道路ができたので…」

小林さん
「そのあとに、この場所に移ってきました!!
 うちの親父も祖父も都心の近くから
 離れない方がいいという気持ちがずっとあり
 消費者と近く、
 繋がりが深くなればなるほどいいんじゃないか
 ということで近くでやっていたと話を聞いてます

小林さん
「ここの場所からうちの生乳を加工している場所が
 新札幌乳業という場所になるんですが
 ここから10分くらいの距離なんですよ」

リーダー
「近い!!
 ここで搾った生乳が10分の場所で牛乳になる!
 それはすごいわ」

小林さん
「ほんとに搾りたての生乳がすぐ加工できます」

年間およそ2700トンもの生乳を出荷している小林牧場。
ただ、そんな大規模な酪農を、マチの近くで営むことに、
問題は無いのでしょうか。

小林さん
「いま牧場には550頭の牛さんがいます。
 その中でお乳が出る母牛が約300頭います」

リーダー「多いですよね」

小林さん
「そうなると都心近くということでニオイの問題がありました」

リーダー「ニオイとおっしゃいますが、どうですか?」

森アナ「全然しないですよね!」

リーダー
「全くしないですよね。
 ここが牧場だと言われないと分からないくらい
 ニオイがないですよ!」

小林さん
「10年前にバイオマスプラントという
 牛の糞からメタン発酵させて発電したりとか…
 そのシステムを導入してから
 ニオイを軽減することができます!!」
 
このバイオマスプラントの働きは、
発電や匂いの軽減だけではなく、
酪農そのものに重要な役割を果たしています。

小林さん
「メタン発酵させると液肥ができます。
 土づくりの中でも
 土の中の微生物を増やして改善していくやり方と
 土の表面から液体肥料で微生物を増やしていくという
 2つの方法ができるようになって
 良質なエサがとれるようになりました」

小林牧場では、
牛の寝床に敷いて糞尿が混じった麦わらを
堆肥にして、
牧草・デントコーン畑で活用しています。

それに加えて、バイオマスプラントで出来る液肥も活用。

牛の排泄物を利用して良質な肥料を作り、
エサとなる作物を育て、
それを食べて健康に育った牛が良質な生乳を出す…
という効率の良い循環型酪農を実践しています。


2021年02月13日(土) |  ♯604 新札幌乳業編 ②循環型酪農の凄さ!
森アナ「カワイイ子牛さんがいる牛舎にやってきました」

小林さん「生後2か月半までの子牛がいます!」

リーダー
「待って待って!生まれたばっかりの子牛がいるじゃない!
 パンダさんみたいな顔してるよ~カワイイわ!」

森アナ「今の段階で大事なことってあるんですか?」

小林さん
「子牛もおいしい生乳を飲ませてあげます!
 子牛を生むと5日間は生乳を出荷できないんです。 
 その濃いお乳(初乳)を子牛に飲ませています!」
 
森アナ
「なんとなくイメージだと母牛の生乳は
 (加工して)人が飲んでいるのかな?
 だから子牛には粉ミルクを飲ませているのかな?と
 思っていました」

リーダー
「確かに粉ミルクってよく聞きますよね。
 粉ミルクをお湯でといであげる… 

小林さん
「というのが普通なんですが
 うちは分娩の頭数がそれだけ多くいるので
 出荷できない生乳も多いので
 その生乳を子牛たちに飲ませているんです!」

リーダー「へえ~すごいすごい」

小林さん
「メリットというのはそれだけ栄養価が高いんです。
 免疫効果が高いので子牛にとってはいいことだらけ!
 それと粉ミルクを買わなくてもいいというメリットもあります」

リーダー
「そして初乳を捨てなくてもいいということですよね」

といったところで、自称「哺乳名人」森アナが、
哺乳のお手伝いをさせてもらいます。

森アナ「はいこっち!ハイハイハイハイ…」

リーダー「名人、体勢おかしいですよ…」

森アナ「よしよしよし…」

リーダー
「これいい角度だな!!
 卍(まんじ)マーク、出来てます!あははは」

さて卍マークの森アナを十分楽しんだところで
母牛がいる牛舎に移動してきました!

リーダー「大きくなりましたね」

森アナ
「美味しい生乳を出す牛を育てるために
 大事なことはありますか?」

小林さん
「ストレスをかけないように育てることと
 食べるもの、エサです!!」

小林牧場では、粗飼料(そしりょう)と呼ばれる、
牛の主食となるエサは自家製のモノを使っています。

リーダー
「ここの畑で育ったもの!牧草とデントコーンですね」

森アナ「やっぱり自家製だといいんですか?」

小林さん
「そうですね!自分のところで堆肥と液体肥料を作って
 それを使って循環させているので
 基本は牛の頭数と食べる量、
 それと畑の面積は比例するので
 堆肥が余ったりとか飼料が不足するとかならない!
 うまくできてます!!」

その堆肥作りも小林牧場は徹底的なこだわりがあります。
小林さん
「堆肥というのも発酵させるのは微生物のチカラなんですよね。
 その力を使って、土壌菌…自分のところにある菌ですよね。
 その菌を使って発酵させるというやり方でやっています」

小林さん
「いい発酵をしていくと、いい分解をして
 おいしいものになります!」

リーダー「美味しい堆肥?食べるんですか?」

小林さん
「食べはしないんですけど!あはは
 植物が食べておいしい!」

良い土を作り、良い牧草を育てるのも、全ては牛の健康のため。
健康な牛から良い生乳が搾られ、
それがやがて私たちの元へ届くのです。

森アナ「搾乳をする牛舎にやってきました」

リーダー「うわ~キレイ!」

森アナ「機械がたくさん並んでいますね」

小林さん
「さっきみてきた牛がこれから入ってきます!」

森アナ「リーダー!やってきました!!」

リーダー「お邪魔してます!やっぱでかいね…」

森アナ「牛さんって高い位置にいるんですね」

小林さん
「そうです。高い位置にいるのは人の都合です。
 腰を曲げてミルカーをつけなくてもいいように
 立ったまま作業できるように…」

リーダー
「そうですよね。普通だったら…こうですもん!!!」

リーダー
「足元に潜り込まなければならないのを
 目線の高さで作業できる!
 さあミルカー装着しましたね…早い早い」

小林さん
「プロと素人の搾乳では牛のストレスが違うのですが
 このミルカーでやれば牛にとっては同じ!」

リーダー「じゃあ誰がやっても?」

小林さん「誰がやっても一緒です」

リーダー「森アナがやっても?」

小林さん「一緒です!!」

森アナ「おおおお」

ということで作業してみると…

森アナ
「うわ~分かりました!
 (ミルカーに)導かれるように…」
 
森アナ「スッと行くんですよね!!」
では搾りたての生乳をいただきます!

リーダー
「いただきます!
 うわすごい!いい香りだ…」

リーダー「うまいね~じつにうまい!!」

森アナ「お~いしい~~」

森アナ
「飲み口がサラッとしているんですよね。
 その後、ジワジワジワと出てくる味わい。
 うま味が濃いですね~」

リーダー「うま味すごいね」

森アナ「味がしっかりしてます!!」

小林さん
「牛は人がちゃんと管理してあげれば
 その分を返してくれるので一切手を抜かない!
 この循環型酪農というのは祖父の代から
 守っているやり方なので、
 ずっとそのやり方でやっていきたいと思っています」

リーダー
「本当に美味しかったです。ありがとうございました」


2021年02月13日(土) |  ♯604 新札幌乳業編 ③食べると幸せになる!
小林牧場で搾った生乳は、新札幌の中心街からすぐ近くにある、
新札幌乳業の工場で加工されます。

森アナ
「札幌市厚別区にある新札幌乳業にお邪魔しています。
 小林牧場から車で10分ほど…近かったです」
 
湖川(こがわ)さんに新札幌乳業の製品をいくつか紹介してもらいます。

リーダー
「目の前にズラリと並びました!
 小林牧場さんの名前がどんどんとありますね」

森アナ「ヨーグルトには『あつべつ』」

リーダー「牛乳にも厚別!!」

湖川さん
「我が社は厚別という地域で発足しましたので
 周りに協力していただき
 支えられながらやってきましたので
 そういう大切な思いを込めて
 地域の名称などを使って製品を作っています」 

リーダー
「地域と共にこの会社がある…
 湖川さんは(将来)偉くなる人の典型だと思います。
 『我が社』って言いました!
 やっぱりね、この会社は自分のものになるという
 大きな野心を持ってらっしゃる!」

森アナ「ほおおおお」

湖川さん「…」

森アナ
「新札幌乳業さんは会社としては長いんですか?」

湖川さん「今年で68年目になります」

リーダー
「ちゃんと頭に『我が社』って付けてくださいね!」

湖川さん「あっはい…(笑)」

新札幌乳業は、1953年に札幌市厚別酪農協同組合として発足。
1989年に組合が発展的に解散し、新札幌乳業が設立されました。
厚別区や江別市の一部の小中学校で、
新札幌乳業の牛乳やヨーグルトが、給食として出されるなど、
地域と深く関わっています。

湖川さん
「やはりうちのブランドというものを
 もっと広めたいという思いと共に
 今おいしく食べてくれている方々に
 もっと新しいものだったり
 よりおいしいものを提供していきたいと思っています」
 
森アナ
「さあ私たちは新札幌にある
 地下バルCheers(チアーズ)にお邪魔しています!
 こちらでは新札幌乳業のチーズを使った
 お料理が並んでいますよ!」

ご夫婦で店を営んでいる齋藤さん。

新札幌乳業のオリジナルブランド、
「小林牧場物語」のチーズを使ったメニュー、
3品を用意して頂きました。

森アナ
「奥さまの奈々さんですけども
 実は先ほどお世話になった
 小林牧場の小林さんの娘さんなんです!!」

リーダー
「えっ!!!!こう言っちゃなんですけど
 全然、似ても似つかない!!
 めっちゃ美人じゃないですか!」

森アナ「小林さんも素敵でしたよ」

リーダー「あのごっついお父さんが…!」

リーダー
「そしてシェフとご結婚された…
 そしてご自身の実家の生乳のチーズを使っている!
 すごい6次化ですね!!」

奈々さん「幸せです!!」

リーダー「では幸せな気分でいただきま~す」

小林牧場チーズのシーザーサラダをいただきます。

リーダー
「うんめっちゃうまい。これチーズなんですか?
 コリッコリと。確かに噛むとチーズの味してきます!」

森アナ
「おっ!カリッカリ!ザクザクなんですけど
 あとからふわふわっとチーズのうま味とコクが出てくる!
 そのチーズの香りやうま味が野菜によく絡む!」

森アナ
「食感も味も楽しい!」

森アナ
「それを全部チーズが
 演出してくれているなあという感じがします」

リーダー
「すごい…グルメライターみたいなコメントですね。
 文章に書いてあるような…」

リーダー
「ゴーダチーズのスライスをどんと乗せたペペロンチーノ!
 オイル感と鷹の爪のピリリと辛さ。
 そこにチーズがまろやかに包んでくれる!!」

森アナ
「チーズと合う!!おいしい~
 味はペペロンチーノなんですけど
 そこにチーズの塩味やあとコショウの辛さが
 よく効いてますね」

最後はトマトソースのパスタ!

齋藤さん「これはカマンベールが乗っています」

リーダー「う~~~ん♪」

森アナ
「かみしめますねえ…泣いちゃうじゃないですか?」

リーダー「実にうまいな」

齋藤さん
「神奈川出身でずっと料理人をしていたのですが
 妻と出会って北海道に来るうちに牧場に一目惚れをして
 北海道で頑張りたいと思いました」

奈々さん
「自慢の牛乳などが食べられる場所を
 提供できるのが嬉しいし
 それを作っているのが夫というのも
 個人的にはすごい幸せです!!」

リーダー
「とても嬉しくてハッピーなお料理でした。
 ありがとうございました!!」
みなさん、こんにちは!
今日は食育授業のお知らせだよ~!

三笠市立・萱野中学校では
北海道教育委員会、北海道教育大学、北海道コンサドーレ札幌、
JAグループ北海道が、協力して配信している動画を使って
食育の授業を全校生徒に向けて行ったんだって~!
日本や北海道の食料自給率をクイズで答えたり、
食品ロスなどについて話し合ったりして、
生徒のみんなは、食の大切さに興味津々でした!

以上、もんすけの週刊あぐりニュースでした。

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2月6日のクイズ
「あんをしっとりフワフワの生地で挟むお菓子は、
 ナニ焼きっていたかな~?」

正解は「どら焼き」でした。


2021年02月06日(土) |  ♯603 千歳市・あん編①
和菓子の主役「あん」。
原材料の違いなどによって様々な種類がありますが、
おなじみの赤い「あん」は、
主に小豆・砂糖・水から出来ています。

ところで小豆は、抗酸化作用のあるポリフェノールや
食物繊維が豊富。
食物繊維は、あんにすることで、およそ1.5倍に増加します。

一方、砂糖は、脳のエネルギー源となる
ブドウ糖を多く含んでいます。
砂糖を食べると血糖値が上がりますが、
小豆のポリフェノールがそれを抑制します。

あんは、甘いから太る…などと誤解されがちですが、
実のところ、美味しい上に優れた健康食品でもあるんですね。

ということで今回のあぐり王国ネクストは、
北海道産の原料にこだわった「あん」に注目します!

森結有花アナウンサー
「千歳市にある菓子メーカー
『もりもと本店』にやってきました!」

森崎博之リーダー
「こちらが本店なんですね。
 札幌市内にもありますよね!
 この間は千歳空港でも寄らせていただいて…
 私、大好きなお菓子があるもんで!!」

森アナ
「さて今回は『あん』に注目していきます」


『もりもと 千歳本店』
住所:千歳市千代田町4丁目
電話:0123-26-0218
リーダー
「あんこと言えば小豆じゃないですか。
 北海道は小豆生産が盛んで日本全体の約9割!
 9割ですよ~。
 小豆と一緒に砂糖が混ざってあんこになりますけど
 この砂糖は北海道のてんさい(ビート)がメインになりまして
 てんさいは北海道100%になりますから!
 北海道てんさいと北海道の小豆であんこになるんです!」

森アナ
「今回はもりもとさんで
 オール北海道のあんこがどれだけ美味しいのか?
 そしてどのように作られているのか?
 学んでいこうと思います!!」
ということで早速、店内へおじゃまします!
店長の遠山理香さんにお話を伺います。

リーダー「本店は昔からこの場所にあるんですか?」

遠山さん「そうです!1949年からあります」

森アナ
「もりもとさんって札幌にもお店があるじゃないですか?
 何店舗あるんですか?」

遠山さん
「現在は北海道内で28店舗展開しております」

リーダー
「色々と見覚えのあるお菓子…
 個人的には『雪鶴(ゆきづる)』が大好きです!」

遠山さん
「当店でも人気のロングセラー商品となっております」

森アナ
「もりもとさんってケーキも美味しいしパンも美味しいし…
 商品はどれくらいあるんですか?」

遠山さん「約300種類ほどあります」

リーダー
「北海道の農産物を大事に扱ってくださってる!
 ありがとうございます」

遠山さん「いえいえ…」

リーダー「全農業を代表してお礼申し上げます」

遠山さん
「ありがとうございます。
 こちらこそ農家のみなさんのおかげです」

森アナ「生産者さんも嬉しいですよね」

リーダー
「生産者を代表して喜びを伝えたい!
 あとは農産物の代表でもありますから…
 小豆を代表してお礼申し上げます」

遠山さん「ありがとうございます…」

もりもとでは、原材料に可能な限り道産食材を使い、
多種多様な商品を製造、販売しています。

リーダー
「あんこを取材したいんですけど
 もりもとさんで“あん”の商品と言うと?」

遠山さん「こちらのどら焼きになります!」

森アナ
「種類が多いですよね?何が違うんですか?」

遠山さん
「中に入っている“あん”がそれぞれ違います!」

リーダー
「これがもりもとさんとホクレンのコラボ商品でして
 すごく生産者さんとも近い関係ですよね?」

遠山さん
「そうですね。農家のみなさまのチカラもあって
 北海道の素材を使った商品を販売することが出来ています」

森アナ
「こちらでどらやきを作っているところを見せて頂けるんですか?」

遠山さん「こちらへどうぞ・・・!」

今回は特別に間近で見せていただきました。

森アナ「まさに和菓子職人さんって感じですね!」

リーダー
「今まさにどらやきの生地が…!!」

森アナ
「これって焼き立てを食べることはできるんですか?」

遠山さん
「できます!少しお時間をいただきますが
 タイミングが合えば可能です!」

リーダー「すげー」

リーダー
「さあ返します!!うわ~いい色!美しい!
 手焼きだから形は不ぞろいだけど…」

森アナ「それが手作り感があっていいですね!!」

リーダー「不ぞろいっていうのが良さですよね!」

リーダー「あんこが入りますよ」

森アナ「あんこ、もりもりですね!」

リーダー「うわ~多くね?」

森アナ「おはぎくらいのあんこだ!」

遠山さん「ずっしりと重量感があります!」

さて、もりもと本店の中にある「北のアトリエカフェ」で、
自慢のお菓子をいただきます。

先程見た、焼きたてのどら焼きと…

リーダー
「僕は大好物の光黒大豆のどらやき!
 豆ちがいでどらやきをいただきます!」

森アナ
「私は黒糖まんじゅうにしました!
 リーダーは豆ちがいですけど、
 どら焼きはつぶあんなので
 おまんじゅうはこしあんを食べます。
 作り方の違いでどういう風に
 あんこの味が変わるのかを楽しみたいと思います」

リーダー「いただきます!」

まずは焼き立ての「手づくりどら焼き」を…

リーダー
「うーん!
 どらやきの皮がもっちりしていて
 噛んで歯が入っていく感じ!
 それにあんこが噛むたびにフワンフワンと
 あま味を発している!
 いやいや焼き立てのどら焼きの皮…おいしいのお~♪」

森アナも「手づくりどら焼き」を…

森アナ
「うわ美味し~!!あんこ、おいしいですねえ」

リーダー「あま味感・砂糖感より豆感を感じません?」

森アナ「豆の香りとうま味!」

リーダー
「農産物をしっかり噛んで食べてるなって感じするね」

続いて、大豆のあんが入った「光黒大豆」の
どら焼きをいただきます。

リーダー
「粒がしっかりしている!
 硬い…あの納豆の固さですよ!
 歯ごたえがしっかりしていますよね」

森アナ「豆好きにはたまらないですね」

森アナ
「じゃあ私はこしあんをいただきます!
 あっ!美しい…
 いただきます!なめらか…
 ものすごくくちどけがいいですね。
 さっき豆感が強かったですけど
 こちらは豆や砂糖が1つになって
 キレイにまとまってる感じですね」

リーダー
「こういう甘いお菓子ていうのも
 もともと農産物…畑の恵みからきてるんだって
 より強く感じさせてくれるんだって思いました」

遠山さん
「会社として【北海道と共に生きるもりもと】ということで
 北海道産の素材にこだわった商品をご提供して
 取り組んでおります」


2021年02月06日(土) |  ♯603 千歳市・あん編②黒・うぐいす・黄色…!
森アナ
「ここからは<あん>について教えていただきます」

あんを作り続けて30年余り。
細江さんに「あん」について詳しく教えて頂きます。

リーダー
「あんと言っても色々ございますよね。
 一部ですけど…こんなにあるんですよね~」

森アナ
「ご用意いただきました。詳しくみて行きましょう」

細江さん
「原料による違いでは…
 一番多く使われるのは『小豆』の小豆あん。
 白あんは白インゲン豆。
 そしてウグイスあんは青エンドウ豆。
 とりあえず3種類に分けてみました」
 
あんは、小豆以外にも様々な豆から作られ、
それぞれ、その原料ならではの風味が生まれます。

森アナ
「いまは原料による違いについて教えて頂きましたが
 製造法による違いもあります」

細江さん
「基本的にはつぶあん、もしくはこしあん。
 この2つに分かれます」

リーダー
「つぶつぶが残っているか、残っていないか…。
 こしあんって言いますから、こしてる?」

細江さん
「小豆の皮を取って、
 あんにしたものがこしあんです」

森アナ
「つぶあん、こしあんはよく聞きますが小倉あんとは?」

細江さん
「小倉あんもつぶあんと言っても過言ではないです」

森アナ「ちょっと粒が残ってますよね」

細江さん
「粒をこしあんに入れているんです」

リーダー
「こしあんの中に小豆の粒を入れる!」

森アナ
「こしあん寄りのつぶあん、みたいな感じですか?」

細江さん「そうですね!」

リーダー
「いいとこどりじゃないですか。こしとつぶ…。」

森アナ
「なるほど。こしの滑らかさと、粒のつぶ感!
 ハイブリット的な!!」

リーダー「そういうことです!」

リーダー「…ね、いいですか?今の説明で?」

細江さん「はい!」

リーダー「大丈夫?無理やり言わせた感?」

細江さん「いえ大丈夫です(笑)」

森アナ「その他いろいろってありますが…」

細江さん
「これは卵あんなんです。
 白インゲンで白あんを作って、
 その中に卵黄を入れると色が出てくるんです」

森アナ「きれいですね」

細江さん
「豆の素材に対して配合を考えて作ります」

これはほんの一例。
あんは、作り方の違いによっても、
多種多様な味わいが生まれます。

卵あんをいただきました。

リーダー
「卵の香りする!すごい!
 うーん…うまい!まろやかで優しい。
 ちょっとあま味の強い卵焼きを食べているみたい」

続いて、ウグイスあんをいただきます。

森アナ
「あーいい香り!豆の青々とした香りがしますね。
 おいしい~です。
 この香りのおかげなのか他のあんと違って
 あっさりしている感じがします」

ではいいとこどりの小倉あんを!

リーダー
「そうですね!
 こしあんのなめらかさと粒の食感が残っていて
 なんか両方の顔を持つ!」

リーダー
「昼と夜の顔を持つ『小倉くん』…」
森アナ「ステキッ!」  
森アナ
「昼はあんなに優しかったのに
 夜は意外と…みたいな…」

????



森アナ
「ちょちょっと…なんか…なんか変な感じ!!」

リーダー
「森さん、何をおっしゃっるの」

森アナ「そういう事じゃない!!」」

森アナが、あんの何を学習したのかはさておき、
続いては、小豆のこしあんの作り方を教えて頂きます。



2021年02月06日(土) |  ♯603 千歳市・あん編③あんこって簡単に作れる!
では小豆ののつぶあんの作り方の行程をみていきましょう。

細江さん
「そんなにてまひまはかからないので
 途中途中のポイントを押さえて頂ければ大丈夫です」

細江さん
「こちらの水洗いした小豆に水を入れます。
 水はだいたい小豆の2倍。これを煮ます」

森アナ「水にうるかしたり…?」

細江さん
「しないです!
 一晩、水にうるかす方法もあるんですけど
 何が違うかというと
 直に煮ることで香りが強くなるんです」

リーダー「そうなんだ!」

リーダー
「40分くらい煮込みました。
 豆が大きくなりました。
 比べてみると…全然違うぜ!!」

細江さん
「これに落とし蓋を乗せて
 豆が躍らないように中火でたいていきます」

小豆の皮が軟らかくなるまで、煮込んでいきます。
生の状態から1時間から1時間半くらいが目安です。

細江さん「これは煮汁を捨てたものです」

リーダー
「さっきの小さい粒からすごく膨らんだね」

たきたてのお豆をいただいてみると…

リーダー
「甘いです!皮の切れ具合もいい!
 ホロホロって口の中でなくなっていくの!」

続いて、砂糖を煮詰めて蜜(みつ)を作ります。

細江さん
「砂糖と水をよく混ぜて。放っておくと焦げるので」

森アナ「だんだん透明になってきましたね」

リーダー「白さがなくなりましたね!」
 
リーダー
「ここで名人が動きだしました!」

蜜の中に小豆を加えました。

森アナ「甘いいい香りがしてきました」

リーダー
「ここまでさ…
 特に色んな事してる訳じゃないじゃない??
 水で小豆をたきました。砂糖を水でたきました。
 それを合わせてたきました。
 これだけの作業をみなさん利便性を求めてやらなくなって
 どんどんみんなの手から離れて行った…」

リーダー
「…って、誰か聞いてます?僕の話!!!!」

細江さん
「こがさないように、鍋の底をなでる…」

リーダー
「豆同士が潰れないように気を付けながら…」

ここで水あめをいれます。

細江さん
「水あめをいれることで保水性がでて
 あんこが乾かないようになってツヤもでます」

森アナも混ぜてみますよ。

森アナ
「ここ特等席です!ものすごくいい香りがします」

リーダー
「どんどん香りが立ってきました!」

森アナ
「潰さないって…力加減が難しいですよね」

リーダー
「これまでほとんどの農産物を潰してきてますからね…」

森アナ「失礼なこと言わないでくださいよ!」

細江さん
「ここで塩水を入れます。
 塩水をいれることで甘さを締める!
 砂糖だけだとボケた味になるので。
 とくにこのどら焼きのあんこは
 甘さを控えて仕上げるので…これで完成ですね」

ではたきたてのあんこをいただきます。

森アナ
「おいし~~い!
 ものすごくふっくら!おいしい~」

続いて、もりもと本店で食べたどら焼きの皮を、
同じレシピで焼いてもらいます。
生地の材料を、全てお見せすることはできませんが、
とっておきのものを一つ教えてくれました。

細江さん
「もち米なんです!もち米の粒が入っているんです」

リーダー
「確かに食べたときにふわふわのもちもちの食感!」

リーダー
「これを入れていたんだ…
 いいんですか?そんな企業秘密…?」

細江さん
「さあ~あとで怒られるかもしれません…(笑)」

森アナ
「責任取れませんよ、こっちも!」

細江さん「さてこれを一気にいれちゃいます!」

リーダー「こんなに入るの?」

細江さん「こんなに入るんです」

森アナ
「これは本店の焼き立てのどら焼きだけなんですか?」

細江さん
「そうです!これは焼き立てでも
 柔らかく仕上げるために考えました。
 焼き立てでもしっとり・もっちりして固くならず
 そして口どけもいいです!」

鉄板で焼いていきます。

リーダー
「こう見るとすごいごはんのツブツブ感あるね」

森アナ
「お米が入っているから
 キレイな丸って言うより、ちょっと…」

細江さん「いびつになりますね!」

さああっという間に完成です。

細江さん「好きなだけあんこをどうぞ!」

リーダー「出来ました!焼き立てのどらやき!」

森アナ
「それでは出来立てのどらやきをいただきましょう」

細江さん
「当社の雪鶴という商品のバタークリームを用意しました。
 あんこと合うんです!!」

リーダー
「僕大好きなやつです!雪鶴のバタークリーム大好きです」

ではいただきま~す!

リーダー
「これ…めっちゃもち米入ってますわ。
 やわらかくてモチモチした食感!
 ホントに美味しくてあんことよく合います~」

森アナ
「最高ですね!
 ふわ・もち・しっとり…
 本当に上品な甘さ。
 お豆のおいしさを感じますね」

そしてここで、バタークリームを投入。

リーダー
「これも北海道の乳製品でしょ。
 これは禁断お食べ物だわ。
 いただきます!」

リーダー
「うわ!バターがうまい!!
 あんバター最高!!」
森アナ
「あっこれ美味しいですね。
 バターの塩味があんこの甘さを引き立てますね。
 すごくあんこをクリーミーにしてくれます。
 最高の組み合わせですね」

リーダー
「やべー俺今日どら焼き何個食った??」

細江さん
「北海道の大自然が作った食材!
 いい素材を活かして美味しいお菓子を作って
 お客様に笑顔と元気を届けられるように
 これからも精進していきたいと思っています」

リーダー
「いつまでも北海道の顔であり
 私たちが本州の人たちに
 これ北海道のおいしいものです!って渡せる
 存在であって欲しいです!
 今日はごちそうさまでした。
 ありがとうございました!!」

みなさん、こんにちは!
今日はJAグループ北海道
オンライン合同採用説明会のお知らせだよ!

JAグループ北海道では、
2022年に卒業する学生のみんなを対象に、
オンライン合同採用説明会を開催するんだって!
全道各地のJAが集まる、最初で最後のチャンスだし、
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以上、もんすけの週刊あぐりニュースでした。

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1月30日のクイズ
「豆腐の原料になる豆は、
 なんて名前の豆だったかな~?」

正解は「大豆」でした。


2021年01月30日(土) |  ♯602 手稲区の豆腐編①
北海道が生産量全国1位の大豆。

その大豆から作られる代表的な食品、豆腐。
みそ汁の具材などとして、日々の食卓を彩ってくれています。
ところで、豆腐を作る過程で生まれるのが、豆乳やおからなど。
豆腐をさらに加工して作られるのが、油揚げや厚揚げなど。
これはほんの1例。
豆腐、ひいては大豆には、とても奥深い世界が広がっているのです。

今回のあぐり王国ネクストは、
札幌市手稲区で造られている豆腐に注目します!
札幌の豆太さんにお邪魔しました!
森崎博之リーダー
「おはようございます!朝の札幌市内ですね」

森結有花アナウンサー
「今回はお豆腐に注目します!」

リーダー
「お豆腐大好きです!
 豆腐は健康的な良質なタンパク源ですね。
 冷たくも温かくも食べられますし大好きです!」

森アナ
「私達は札幌市手稲区の【豆太】というお店に来ています」


【北海道 北のおとうふ 豆太】
住所:札幌市手稲区富丘2-5-9-30
電話:011-691-8318
リーダー
「豆太さん私好きですよ!
 スーパーとかでも並んでて買って食べると
 豆の風味・あま味が違いますね」

森アナ
「やはりこだわっているということで
 北海道産の大豆を使っているそうなんです。
 しかも全国的な豆腐の品評会で金賞を受賞するなど
 こだわりが高い評価を得ているんです!」

リーダー
「手稲区の閑静な住宅街の中に
 日本一に輝いた豆腐店があるということ?」

森アナ「そうなんです!」

ということでまずは直売所におじゃまします。
リーダー&森アナ
「お邪魔しま~す!いっぱい並んでる」

岡内さんに、豆太(まめた)の商品を紹介して頂きます。

岡内さん
「札幌市内のスーパー・デパートで
 主に取り扱っていただいてます」
豆腐と言っても色々あるぞ!
リーダー
「スゴイスゴイ!何種類くらいあるんですか?」

岡内さん
「豆腐・揚げ関係で30種類くらいです」

リーダー
「30種類、作り方とかすべて配合を変えたりして作っている?」

岡内さん「そうですね!」
リーダー「ちょっと変わり物もありますね」

森アナ「スイーツ??」

リーダー「ドーナツ・シフォンケーキ・ヨーグルト…」

岡内さん「最近販売し始めた商品です!」

リーダー
「これはお豆腐由来のスイーツですか?」

岡内さん
「そうです!すべて大豆でおから・豆乳からできていて
 基本的には植物性のもののみで作っています」

リーダー
「こちらにも大豆がいっぱい!
 豆太の名に偽りなしですよ!!」
そしてこちらが、今日の主役である豆腐。
ん…この豆腐、よく見ると―

森アナ
「お値段が普通のお豆腐より少し高め…ですよね?」

リーダー「コレッお値段のことそんなに…」

森アナ
「スーパーなどで1丁が100円しないものもあるじゃないですか。
 ただ豆太さんは安いものでも180円ですし、
 上とうふは1丁300円ですからね!」
リーダー
「あら森さん!
 これくらいちゃんと作ると、これくらいかかるの!
 これは真っ当な豆腐の料金なんです」
リーダー「ねえ社長~!!」

岡内さん
「そうです!!(笑)
 20年ほど前に会社を作ったのですが
 本当においしいものを適正価格で出したいと思ったら…
 適正な価格がこの値段だった…」
 
リーダー
「安く仕上げることはどこでも出来る!
 だから世の中には安く求めやすいものが多いですが
 しっかりと生産者への感謝や
 農産物への思いを含めてしっかりつくり、
 余計なものは排除して豆のうま味を立てる!
 そうすると…この値段は真っ当な価格なんです!」
森アナ「どっちが社長ですか?」

リーダー
「次期社長を狙っております!
 豆太の森崎です!!」
お豆腐を味わってみよう!
そんなこだわりの豆腐を特別に店内で試食させてもらいます。

岡内さん「上きぬ豆腐と上木綿豆腐です」

リーダー「ちょっとお高いやつよ…」

森アナ「いいやつですよ…」

上とうふ(上きぬ)をいただきます。

リーダー
「フワフワっと溶ける…
 口の中にフワ~っと豆の甘い優しさが伝わってくる!
 本当にまろやかな甘さで
 豆のコクがすごい広がっていく!!
 うわ~余韻が長いぞ~!!」

お次は上とうふ(上木綿)をいただきます。

森アナ
「しっかりしてますね…
 いただきます!!うんおいしい!
 しっかりしている分、あま味がジュワジュワっと出てくる!」
森アナ
「これは300円、納得です!!
 高級豆腐…お値段もそうですけど味も高級!
 格別ですね」
 
岡内さん「ありがとうございます」
森アナ
「やっぱりここまで違うのは素材なんですか?」

岡内さん
「そうですね!北海道産の大豆、
 伊豆大島の海水から作ったそのまんまのにがり。
 そして札幌手稲の伏流水だけで作ったいるのが
 最大の特徴です!」

森アナ
「この後はこの美味しい豆腐がどうやってできているか?
 工場の中で教えていただきます!」

豆腐工場を見学しよう!
豆太のお店に併設されている工場におじゃまします。
森アナ
「いい香りがしますね!
 さてここからは豆腐がどのように出来るか
 教えていただきます」

森アナ
「まず大豆です!これはどのような大豆ですか?」

岡内さん
「両方とも北海道十勝産の大豆ですが
 見て頂いて分かると思うんですが
 緑色と黄色の大豆、2種類をブレンドして作っています」

岡内さん
「黄色の大豆は一般的に豆腐に使われやすい
 『とよまさり』という品種で、
 芽の部分が白いのが特徴です」

リーダー「芽まで真っ白!」

岡内さん「こちらは比較的新しい品種です」

リーダー
「『とよまさり』だと真っ白だから白い豆腐を作りやすい!」

岡内さ「そうですね。あとタンパクの含有量もやや多めです」

岡内さん
「緑色の大豆は『音更大袖振(おとふけおおそでふり)』という品種!」

リーダー
「こっちは緑色っぽかったり芽が黒かったり色がある」

岡内さん
「こちらはあま味とコクが強いので
 お菓子に使われることが多い大豆です」

リーダー
「なるほど…
 私達が感じた強いあま味としっとりとしたコクは
 この音更大袖振のものなんだね。これをどうするの?」
岡内さん「このように水でうるかします」
リーダー
「一晩うるかすんですね。
 うるかすと大豆はどうなるんですか?」

岡内さん
「このように大きくなります!」

リーダー
「分かる森さん?
 さっきまん丸の粒だったのが形変わってませんか」

森アナ
「本当ですね。枝豆みたいですね!」
リーダー
「ぷくーっと長くなります。
 粒自体が2~3倍くらいになります」

2021年01月30日(土) |  ♯602 手稲区の豆腐編②豆腐ができるまで!
一晩水に浸しされた大豆は、次の工程へ。
岡内さん
「機械の中に大豆が落ちてきています。
 ここに手稲山系の伏流水を加えていきます」
岡内さん「水を加えながらすりつぶします」

リーダー
「出てきています出てきています!もう美味しそう!」

森アナ「豆腐を崩したものみたいですね」

リーダー「おぼろ豆腐にみえる!」
…ということで今回、製造過程で気になるものは、
味見させてもらいます。

リーダー「すごくおいしそうだよね!」
リーダー「いただきます!」

と、食べた途端…渋い表情に!
リーダー
「まだ青臭いし…苦みというかえぐいですね!」
森アナ「あっ!苦いというよりイヤだ…」

岡内さん
「すりつぶすことでサポニンという苦味成分が出てくるんです。
 青臭みとか苦みとか…」

森アナ「でもこれがおいしい豆腐になるんですね」
すりつぶした大豆を煮沸(しゃふつ)と煮込みの
2段階に分けて加熱します。そして…
リーダー「うわ~いっぱい出てます」

森アナ「おから?」

岡内さん
「これがおからです!大豆を煮たものが
 スクリューで“おから”と“豆乳”に分かれます」
リーダー「これはこれで商品ですよね?」

岡内さん
「商品分はすでに取ってあるので
 最終的にこのおからは十勝の農家さんに渡って
 牛・豚などのエサになっています」

リーダー「それは素晴らしい!」

森アナ「十勝に帰っていくんですね」

リーダー「喜ばれるでしょうね」

リーダー
「じゃあ牛や豚のエサをいただきましょう!
 いただきま~す!!」

パクッ…

リーダー「うっあっほっ…ちょっと待って…」

森アナ「どうしました?」

岡内さん
「何か飲み物が必要だと思います」

森アナ「パサパサッてこと?しゃべれなくなる?」

リーダー
「ものすごい!
 おしゃべりの俺がしゃべれなくなる!
 水分、全部もっていかれた!
 でもお豆の優しい甘さが残っていて美味しいよ!」
森アナ
「おからと豆乳に分かれるということで
 豆乳もいただきましょう!
 大好きなんです!豆乳大好き」

リーダー
「豆乳ってすごく良いって言われてますよね」
リーダー
「いただきます!うまい!クリーミー
 甘くてトロトロでフワ~っと幸せなまろやかさ!
 さっき感じたえぐ味とかは一切ないですね」

森アナ
「うわっおいしい~!まろやかですね!
 まろやかで優しいあま味!!
 大豆のチカラってすごいですねえ」

リーダー
「ただ水で煮ただけでこんなにおいしい旨みがでるんですね」

この豆乳が、やがて豆腐になります。
リーダー
「箱の中に豆乳が投入されております…」

森アナ「へへへへ…豆腐ギャグですね」
岡内さん
「この後、あちらの機械に移動してにがりを混ぜます」
リーダー
「豆乳とにがりが合わさりますよ!」

が…あまり見えません!

リーダー「あの中で何があるんだああああ」

森アナ「中で何が起こっているの」

リーダー
「にがりが合わさって、ここから凝固が始まるんですね」

岡内さん
「もうすでに固まり始めています」

リーダー
「流通している安価帯の商品は
 ここで凝固剤で固めていますが
 (豆太の商品は)昔本来の豆乳とにがりだけで
 固めているんですね」
「あの霧吹きって何をかけているんですか?」

岡内さん「あれは水です!泡をつぶすだけです!」

リーダー
「ジャーッと混ぜると気泡がでます。
 その泡を消すのに、さっと一吹き!!」
森アナ「おおおおおお~」

リーダー
「さっと一吹きで何と泡が消えちゃいました!
 これがただの水なんです」
リーダー
「消泡剤をかけているワケではなく
 普通の水で泡をつぶしている!」

岡内さん
「消泡剤は一般的に大豆を“する”工程で
 水と一緒に入れて、
 煮る時に泡を出ないように使われています」

リーダー「へ~」

一般的に豆腐は、凝固剤や消泡剤を使い、
効率よく作られていますが、
豆太では、大豆とにがりと水以外は使わないことに、
こだわっています。
さて固める工程にいきましょう!

岡内さん
「今、この中を型箱にいれた豆乳が流れています。
 蒸気が温めて、この中を熟成させています」

リーダー
「ゆっくり豆腐たちがトンネルをくぐってます。
 出てきた~うわあ~キレイ!!!」
 これはもう固まっているんですか?」

岡内さん
「もう固まってます。
 ちなみに絹豆腐はこのままカットしたものです」

森アナ「木綿は??」

ということで木綿豆腐づくりをみてみると…
 
リーダー「(絹豆腐を)崩していますよ!!」
リーダー
「何やってるんですか?
 せっかく固まったのに!社長に見つかりますよ!!!」

絹豆腐を一度崩してから、木綿でくるみ水分を搾って、
それを固めたモノが木綿豆腐。

リーダー
「うわ~出来立ての木綿豆腐!いただきます!
 ああああ~まだ温かくてやさしい…
 なんだこれは!!超甘いぞ!!」
森アナ
「あ~おいしい!!お豆のいい香り!
 あま味も香りも強いですね~」

リーダー
「こうしたいけてる加工品をつくることで
 原材料となるお豆を作る農業者の喜びにもなる!」
岡内さん
「その年その年で出来が良かったり悪かったり…
 いろんなことはあると思うんです。
 特に十勝とかも冷害があってうちも大変だったこともあります。
 そういった中でも(生産者は)いいものを作ってくれるから…
 でないと私たちもおいしい商品を作れないので
 そこは本当に感謝していますね!」

2021年01月30日(土) |  ♯602 手稲区の豆腐編③豆腐料理をいただこう
森アナ
「ここからは豆腐の料理をいただきましょう!
 作ってくださったのは青ちゃんでおなじみ、
 フードプロデューサーの青山さんです!」

リーダー「青ちゃーん」

青山さん「宜しくお願いします!!」
リーダー
「すごい麻婆豆腐!豆腐料理と言えば麻婆豆腐!」

青山さん
「それと信田巻き(しのだまき)といいまして
 油揚げを使って巻いてます」


※詳しいレシピはこちら
森アナ
「今回は豆太の製品を使って作って頂いたのですが
 この麻婆豆腐は豆腐の他にも
 豆太の製品が使われているんです!」

リーダー「社長わかります?」

岡内さん
「ひき肉ですね!
 大豆を原料としたうちで試作しているひき肉なんです」
青山さん
「これが大豆ミートですね!
 おからにちょっと似た感じはしますが
 しっかりと水分が締まっているので食感は弾力があります!」

ではいただきま~す!!

まずは麻婆豆腐をいただきます!!

岡内さん
「美味しいです!本当に美味しいです!」

森アナ
「今、開発段階ということですがどうですか?」

岡内さん
「これだったら十分出せますね!」

リーダー「うまい!これひき肉入ってますよね?」

青山さん「入ってないです!」

リーダー「これひき肉ですって」

青山さん
「入ってないです!気が付かないですよね。
 この状態で出されたら!」

リーダー「めっちゃうまい!」

森アナ
「このように調理しても豆太さんの豆腐は美味しいですね」

リーダー「豆腐がうまいね!」
ではお次は信田巻き。
森アナ「うん美味しい!」

青山さん「これも大豆ミートを使ってます」
森アナ
「ビックリします。本当にお肉使ってないのって思います。
 ジューシーさがありますよね。
 食感といい旨みといい、完璧ですよね」

リーダー「うん!超おいしい!」
さて、食後のデザートに、豆乳から作ったヨーグルト。
小麦粉を使わずおからを使ったシフォンケーキに、
豆乳のホイップクリームをトッピングしていただきます。
リーダー
「うわ…ヨーグルトだ!すごいまろやかだ。
 あっでも豆の風味ありますね。
 お豆の優しさ…豆乳飲んだ時の感じ!
 でもこれ自体、本当に美味しいヨーグルトです」

シフォンケーキもいただきます!

リーダー
「どっちも大豆由来ですか…
 うーん!うまいよ!
 従来のシフォンより軽い感じですよ。
 口どけがよく滑らかで
 このクリームにちゃんともったりした旨みがあるので
 合わせて食べるとすごくおいしい!」

リーダー
「うんおいしい。イチゴのせましょう!
 ないですか?大豆で作ったイチゴ!?」

岡内さん
「あはは。そこは難しいですね…」

最後に岡内さんに豆腐にかける想いをお聞きしました。

岡内さん
「当社の“理念で大豆で世の中をビックリさせる!”
 というのがありまして、
 大豆でこんなものができるのか?とか
 こんなにおいしく食べられるのか?など
 そういうビックリしてもらえるものを
 作っていきたいと思います」

リーダー
「大豆食品がここまで進化してるんだって
 入口を見せてもらいました。
 これから楽しみですね!期待しています!
 ありがとうございました!」
週刊あぐりニュース!
みなさん、こんにちは!
今日は、「国消国産」に関するお知らせだよ!

新型コロナウイルスの影響で
マスクが買えない時期があったけど、
これが食料だったら恐ろしいよね…。
JAグループは、自分の食べ物は自分の国で作る、
「国消国産」の大切さを知ってもらうため、
特設WEBサイトを作ったんだって~!
サイトでは乃木坂46のメンバーと楽しめるクイズもあるよ~
チェックしてみてね~!

以上、もんすけの週刊あぐりニュースでした!

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1月23日のクイズ
「今回番組の舞台となったミカンの産地は、
ナニ県だったかな~?」

正解は「愛媛県」でした。



2021年01月23日(土) |  ♯601 農業の働き方の多様化・愛媛編①
前回、富良野を訪れた、あぐり王国一行!
そこで日本各地からやってきた、
農作業ヘルパーと出会いました!

リーダー「どちらからお越しですか?」

伊藤さん「静岡県です」

田中さん「埼玉県出身です!」

松山さん「大阪府です」
その背景には、JAふらの・JAにしうわ・JAおきなわが連携して、
リレー方式で働き手を確保しているシステムがありました!

森アナ「この後はどこに行くんですか?」

伊藤さん「愛媛県に行きます」

農作業ヘルパーたちは、富良野が忙しい時期を過ぎたら、
ミカン生産の最盛期を迎える愛媛へ!
そんな農作業ヘルパーを追って、あぐり一行も愛媛上陸!
すると空港で早くも、かんきつ王国の洗礼が!

リーダー「美味しい~!なんでこんなに美味しんだろう?」

OrangeBar 稲井恒香さん「愛媛のミカンだからです!!」

今回のあぐり王国ネクストは、放送600回突破記念!
舞台は愛媛県!注目する作物はミカンです!
森結有花アナウンサー
「愛媛県西宇和郡にやってきました!」

森崎博之リーダー
「やってきましたー!あったかいね~」

森アナ
「ここ西宇和郡は四国で一番西に位置していまして、
 日本屈指のみかん産地なんです。
 その西宇和郡の中でも
 特に有名なのが真穴(まあな)地区!」
 
リーダー
「真穴のミカンって言ったら有名ですよね!」

森アナ「全国的にもブランドになっているんです」
リーダー
「札幌のスーパーでも真穴みかんって売っているよ!」

森アナ「えっ!本当ですか?」

リーダー
「真の穴でしょ?買ったことある!
 味が濃くて美味しかった!ここなんだ~
 真穴みかんの場所に来たんだ…
 ここに来るまで海~♪ミカ~ン♪
 しりとりだったらあっという間に終わってる場所!」

森アナ
「これから行く選果場には富良野で出会った
 農作業ヘルパーのみなさんがいらっしゃるので
 新しい働き方についても学んでいきましょう」

リーダー
「そうか…もういらっしゃるんだ。会いたいね」

森アナ「では601回目もよろしくお願いします!」

リーダー「ルンルンルン…」

森アナ「うかれてるー!!」

真穴ミカンの選果場へ!
ということでまずは、
真穴(まあな)地区のミカン共同選果場へー

副共選長の井上さんに愛媛のミカンについて教えて頂きます。

リーダー
「ここからもう見えますもん。段々畑!
 昔っからあるんでしょ?」

井上さん
「昔の人は1つずつ海岸から石を運んだり
 畑で出た石を手作業で運んで段々畑を作ったんですよ」
井上さん
「西宇和全体で言うと2000ヘクタールのミカン!
 見当つかないですよね?(笑)
 そして約55000トンの収穫量があります」
リーダー
「約55000トン?
 そんなに私たち日本人ミカンを食べてるんですかね」

井上さん「食べてるんですね~」

リーダー
「(生産量が)約55000トンなら1トンくらい食べたいなあ」
井上さん
「今年はね特にミカンの仕上がりがいいんで!
 近年になくおいしい仕上がりなんで
 後ほどたくさん食べていただきたいですね」

リーダー「楽しみ~」

森アナ
「約55000トンのミカン全てがここに集まる?」

井上さん
「西宇和には10か所の共選があって
 そのうちの1つが真穴共選です!」

リーダー「ちょっと待って!10か所もあるんですか!」

森アナ「(共選場の)稼働時期は?」

井上さん「11~12月いっぱいです!」

井上さん「今が1番の最盛期です」

リーダー「じゃあ他の10か月は稼働していないってこと?」

井上さん「動いていないです!」
リーダー
「じゃあこの2か月に作業が集中するから
 ヘルパーさんが必要なんですね」
真穴共選は、1日最大200トンものミカンを
選別する能力があります。
収穫シーズンになると生産者たちから
ひっきりなしにミカンが運ばれてきます。

リーダー「すごい量だ!ほんとにすごい!」

森アナ
「コンテナ1つ1つにミカンが入っているんですよね」
井上さん
「コンテナにミカン20キロありますね」

リーダー「どんどん積んでいってるね!」
ビックリ!!ミカンを温める??
ミカンを生産者から届けられた後、
選別作業に入る前に、ある工程が…。

井上さん
「一晩、温風を当ててミカンの色づきを良くする!
 だいたい部屋の中が21度」
井上さん
「農家さんもご家庭で選果されるんですけど
 どうしても見逃した傷があるんです…。
 こういうのを温風を当てることで腐る状態になるんです」

森アナ「あ~」

井上さん
「買ったミカンにこういうの入っていたらショックですよね。
 ですから腐るミカンを分かりやすくするために
 わざと腐らせてるんです」

リーダー
「わざと!!腐れてる選別しやすくしてる!なるほどおお」
 
井上さん
「残ったミカンは温風をあてることで
 余分な水分が蒸発するので、
 逆に残ったミカンは腐りにくくなるんです!」

リーダー
「傷みにくくなるんだ~。へええええ。
 えっこれはどこのミカンもそうやってる?」

井上さん「たぶんやっていると思います」

リーダー
「そうなんだ~知らなかった~
 こんなに知らなかったこと、あるか~!!」
一晩温風に当てられたミカンは、
倉庫の上のフロアにある選別所へ運ばれます。



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