佐々木「おっと~~っ」
森崎「すごいモノ作ってるなあ~」
こちらのグループの試作品は…?
生徒さん 「『シャリッとさん』の形をした 肉まんです」
シャリッとさんとは 斜里町のご当地キャラです!
佐々木「カワイイ~♪」
女子生徒ならではの可愛らしい アイデア料理ですが、 さてその味は…
河野「中を割っていますね…」
モグモグモグ…
河野「おいしい!」
生徒「ヤッタ~」
河野「すごいサケを感じます」
森崎 「味はとっても良い! この見栄えからは想像できないほど!」
河野「生地がすごいシッカリしてます」
地産地消を考える斜里高校ならではの授業。 地元食材を知り触れるなかで 高校生達が感じたものとは…
生徒 「それぞれ農家さんや漁師さんから 食材を揃えていけるものが いっぱいあったので、 改めて斜里町の素晴らしさを知ったし 自分の住んでいる所がとても食材豊かで 斜里町に改めて愛情を感じた! とても良い所に住んでると実感した」
森崎 「地産地消=地元への愛 ということじゃないですか。 素晴らしい授業ですね」
学生A「楽しかったです…」
学生B「楽です!」
学生A「お前~っ」
河野「言い方、変えたほうがいいよ」
森崎「字は一緒だけど、なっ(笑)」
こんにちは週刊あぐりNEWSの時間です。 石狩市の特産品 「長イモ・ゴボウ即売会」のお知らせです。 今月15日(土)16日(日)の2日間、 石狩市にある JAいしかり地物市場とれのさとで 【長イモ・ゴボウ即売会】が開かれます。
石狩産の「長イモ」は粘りが強く甘味があり、 歯ごたえがいいのが特徴で、 一度食べたらやみつきという逸品!
そして石狩の強い風のなかで育ったゴボウは、 肉質が細かく、こちらも大評判なんです。 会場では贈答用に喜ばれる10キロの箱売りや 4キロの袋売りなどの販売もありますよ。
生産者が愛情を込めて作った長イモとゴボウ。 私も食べてみたいな~ 以上、週刊あぐりニュースでした。
【長イモ・ゴボウ即売会】 日時:11月15(土)16(日) 9:30~17:00 場所:JAいしかり地場市場 とれのさと 石狩市樽川20番地3
問い会わせ: JAいしかり地場市場とれのさと TEL:0133-73-4500
佐々木 「みんなが使っている野菜は みんなが作った野菜なんだよね。 特に頑張って作った野菜は何ですか?」
子供『タマネギ~!』
藤尾「みんな玉ネギ育てたんだ…」
佐々木 「実は栄南小学校と玉ネギは 深い関わりが あるんですよ!」
藤尾 「小学校と玉ネギが深い関わり??」
佐々木 「そうなんです…みんな玉ネギ大好き??」 子供『だいすき♪』
栄南小学校が取り入れている玉ネギの授業とは? 今回は栄南小学校のみんなを追いかけました。
佐々木 「日本で初めて玉ネギが作られた場所は?」
子供たち一斉に『東区!』
そうなんです! 実は日本のタマネギ栽培発祥の地は 札幌市東区。
そこで栄南小学校では 「総合的な学習の時間」という授業で 玉ネギ作りに取り組んでいるんです。
玉ネギを通して様々な事を学んでいるという事で 詳しい話を3年2組の担任 坂本恵美先生に聞いていこう。
森崎 「この学校では総合的な学習の時間で 玉ネギを選んだということですか?」
坂本先生 「そうですね。食や環境などに対する 子供たちの意識を高めていくことも もちろん狙いではあるんですけど…」
ここで栄南小学校の取り組みを 少し振り返ってみましょう。 実は佐々木アナウンサーは この玉ネギ作りの様子を見学していました。
7月15日。この日、栄南小学校では 玉ねぎの授業が行われていました。
これが3年生79人で管理している畑。 「札幌黄(さっぽろき) & きたもみじ2000」 という品種を育てているんです。
順調に育っているように見えますが、 生徒のみんなには心配事があるようで…
『なんか青虫のオレンジっぽいのがいた…』 『虫がいっぱいいて玉ネギがダメになっちゃいそう』 『玉があまり育っていないから心配…』
確かによ~っく見てみると 虫に食べられた痕が見つかりました。
そこで3年生のみんなは問題を解決するために 玉ネギの苗を作ってくれた生産者のところへ 相談に行ったんです!
伺ったのは大畑さんの畑。 60年間タマネギを作り続けている名人です。
名人の玉ネギをみた子供たちは… 『でけえ』 『(学校の玉ネギより)すごいでかい!』
佐々木「色は?」
子供『濃い!』『元気よく育ちそう』
『雑草がない』 『キレイ』 『機械を使っているんじゃない?』
『絶対、機械だ!』
子供たちは疑問に思った事を 大畑さんに直接聞きます。
子供 『ここら辺、何で雑草がないんですか?』
大畑さん 「雑草は取っているから」
子供『機械で取っているんですか?』
大畑さん「いや…手で取る!」
子供『ええっすげえ』
子供 『(雑草を)1個取れば 出てくるまで1週間ぐらいかかる』
『雑草を抜く本数を増やしたり 雑草を毎日抜いたりするのも良いと思う』
みんなの観察ノートには 大畑さんの畑で見て聞いた事が しっかりまとめられていました。
よ~っく見てみると 長い葉っぱの枚数の違いや 土の柔らかさなど いろいろな事を発見したみたい。
大畑さんの畑から学校に戻った 昼休みの雑草取りの時間…
子供 『根っこまで取らないと 完全にやったとはいえないな』
少しでも大畑さんの畑に近づくようにと この日の雑草取りには熱が入っていました。 改めてクラスのみんなが 一致団結を誓った日になりました。
森崎 「地域の人とともに、まわりの人が 子供たちの授業を手伝ってくれる… これ素晴らしいことですよね」
坂本先生 「ありがたいことです。 だんだん自分たちの玉ネギになるにつれて 目の色が変わってきて 雨が降ると“玉ネギどうなっただろう”って 気になったり、子供たちがどんどん 変わっていくのが私自身すごくうれ嬉しかった!」
森崎 「生きた授業って感じがしますね」
佐々木 「実はこの取り組みは3年生だけじゃなくと 他の学年も関わっていいるんですよね」
坂本先生 「そうなんです。 玉ネギを植えている畑なんですが 実はすごい良い“たい肥”が 入っているんです。 落ち葉を使ったたい肥作りを4年生が 取り組んでいるんです」
佐々木「どう葉っぱ?」
子供『あつい!』『柔らかい』
佐々木「この作業たのしい?」
子供『楽しい~』
慣れた手つきで作業を進める四年生 作り方を見てみると…
子供 『長かったり(枝)固いものをよける…』
ビニールの上にまず落ち葉を集め 長い枝や固いものなどを取り除きます。
ビニールごと持って移動して 落ち葉に肥料を混ぜ合わせます。
佐々木「楽しい~」
袋を上下に振ってかき混ぜます。
子供『重い…』
そうして肥料と落ち葉を混ぜたものは 1か所に集め発酵させます。
普段はなかなか出来ない作業とあって 4年生のみんなはとっても楽しげ!
佐々木「この作業楽しい?」
子供 『肥料を入れて揺らして 混ぜるところが楽しい!』 『投げるのが結構重くて大変だけど楽しい』
佐々木 「これらがちゃんと使われているのは 知っている?」
子供 『去年は知らなかったけど 先生から4年生になったら たい肥作りをすると聞いてビックリした』
去年玉ネギ栽培を体験した4年生。 たい肥がどれほど重要なのか分かった上で、 たい肥づくりに取り組んでいます。 玉ネギ栽培は3年生と4年生が タッグを組んでこそ成功するものなんです!
坂本先生 「毎年4年生が作ったたい肥を 3年生のために畑に入れてあげて、 3年生は知らない間に使わせてもらって 後で『4年生が作ったたい肥が入ってる』 と知るんですね」
森崎 「なにそのバトン~すごく好き♪」
坂本先生「繋がっているんです」
子供 『うわ~すげえ~』『大きい』 『私は小さい気がする…』
大きいのや小さいの… サイズは様々ですが無事に収穫完了! この後、収穫したタマネギは教室に運びます。 なぜかというと…
子供『めっちゃ痛い!』
教室では愛情込めて育てた玉ネギに 泣かされている子が続出! それでも負けずに料理を続けます…
今日のカレー作りには みんなのお父さんやお母さんも 参加されていました。
森崎 「学校で子どもたちと一緒に 料理を作るのはどんな気分?」
お父さん 『嬉しいですね~ でも友達と一緒にやるのが楽しいみたい!』
お父さんお母さんに教えてもらいながら 初めてのカレー作りに取り組むみんな。 美味しく食べるため味付けを工夫する グループもありました。
子供『隠し味ははちみつ』
子供『(うちのこだわりは)バター』
とここでリーダー、味見を頼まれました。
ひと口食べてみると…
森崎「まろやかで美味しいよ!」
じゃ~ん、もんすけです。 カレーができるまでの間、 札幌とタマネギの歴史について ちょっと詳しくなっちゃおう。 ということで「札幌村 郷土記念館」の 玉井晶子さんにお話を聞いていきます。
中に進むと…うわ~古い農具がいっぱい! 馬のはく製もある…
玉井さん 「ここにあるのが昔の玉ネギの農道具です。 札幌市の有形文化財にもなっています。 こちらは玉ネギの種まき機になります。 この中央から入れまして サイド2列になって出てきます」
は種(しゅ)した後は…
玉井さん 「次に土をかけた後、 “踏み下駄”というもので踏んでいく。 玉ネギ作業の1番最初の作業になります」
当時はもちろん、これらの道具も 手作りだったんだって! ところで玉ネギ栽培が始まったのはいつ?
玉井さん 「玉ネギ栽培は明治4年(1871)と言われています」 1955年ごろまでは玉ネギを栽培していた このエリアは札幌村って呼ばれてたんだって! ここで生活するために当時の人達は 大きな木が生えた森のような場所を 開拓して畑にしたんだってさ~
およそ9年もの間、試行錯誤を続け やっと出来たタマネギでしたが、 当時はまだまだ新しい野菜。
東京まで販売に行きましたが 全く売れずに捨ててきた…という 悲しい事もありました。 しかし当時の人達はめげませんでした!
玉井さん 「これはロシアに輸出した時のパスポート。 北海道から一番近いロシアに売った ということもお話の中に残っています」
今ではとっても身近な野菜の一つ玉ネギ。 そんな存在になるまでには、 当時の人達の苦労とガッツがあったんだね! 《札幌村郷土記念館》 住所:札幌市東区北13東16 電話:011-782-2294 ※10時~16時 入館無料
3年2組のみんなは栽培のコツを伺った タマネギ生産者の大畑さんを招待していました。
ではみんなで「いただきま~す」
さてお味は?
森崎「玉ネギおいしいです!甘い」
子供 『給食にでるカレーより美味しい!』
佐々木「点数つけるとしたら?」
子供『860点!』
保護者のお母さん 「玉ネギを切っていると目がしみるのは 『硫化アリル』のせいだとか… 調べたことを言ってくれる!」
森崎「お母さんは知っていました?」
お母さん「教えてもらいました」
佐々木「これで何杯目?」
子供『3杯目!』
佐々木 「気になっていた玉ネギの味はどう?」
子供『おいしい!』
大畑さん 「大変おいしかったですよ。 子供たちが一生懸命頑張った 味を味わいました」
みんな大満足のカレーパーティーでした。
実は3年2組のみんなは 玉ネギ栽培を始める前に 《玉ネギってどうやって出来るのか?》の 予想図を書いていました。
まだ玉ネギに興味を持つ前に 想像で描いた玉ネギが実る画。 なかなか独創的な画がたくさんありました…
まずは原田くん!
森崎 「素晴らしい予想図だね。 アルファベットのMのような…」
みんな大爆笑です。
森崎 「でも今はもう分かってるんだよね~」
原田くん「生えてなってる!」
森崎「そうだそうだ!」
河合君は立派な根っこを書いてましたよ。
森崎 「これは日本地図かな?」
河合君 「実際に見たらすごい短かったよ」
森崎 「関原さんは絵がとっても上手! トマトのような感じですかね。 自分の予想図をみてどうかな?」
関原さん 「なんか変だなって…」
予想が当たっていた子も そうじゃない子も 自分達が学んだ事の大きさを再確認できました。
森崎 「僕たちから質問です! 玉ネギを育てた中で1番大変だったことは?」
小野寺くん 「芋虫みたいな虫が 玉ネギにくっついて大変だった! ピンセットみたいなやつで取って捨てた」
河合くん 「大量に雑草があったときに 抜くことが大変だった」
岸本くん 「水やりをあまりしなくて良いと言われても でもみんなしちゃったから ちょっと枯れたのもあった…」
森崎 「逆に面白かったぞってことは?」
櫻井くん「食べるの!」
森崎「それはそうだ!」
中野さん 「何で長ネギのような苗なのか 分からなかったけど、 植えるのは楽しかったです」
佐々木 「玉ネギについて何か月も学びました。 この場所についてはどう思いますか?」
河合くん 「東区に生まれて良かったです。 玉ネギが最初に作られたところだし 玉ネギがすごいおいしい所だったからです」
森崎「自慢することが1個ふえたね!」
坂本先生 「今年は大畑さんをはじめ 地域の方と繋がって、 みんながその繋がった人たちに 感謝をしながら勉強できたことが なにより1番だったと思います」
こんにちは週刊あぐりNEWSの時間です。 「エキサイティング イノベーション フォトコンテスト」のお知らせです。
このコンテストは、これからの日本の農業を 引き継いでいくために 消費者と生産者が共通の認識を深め、 行動するためのコミュニケーションの 一環として開かれるものです。
今年のテーマは【いただきます】 みなさんそれぞれの【いただきます】を 写真におさめて応募してみてください。
また最優秀賞には賞金3万円分の商品券、 そして副賞としてお米60キロ 入賞作品は来年1月末ごろまでに 「日本農業新聞北海道版」で発表します。
詳しくは、コンテスト事務局まで、 電話011-232-6417までお問い合わせください。
応募〆切りは今月末までとなりますので どしどし応募してみてください。
以上、週刊あぐりニュースでした!!
《エキサイティングイノベーション フォトコンテスト》 詳しくはJA北海道中央会 農業振興部 地域振興課 ℡011-232-6417